JPH10188316A - ディスク装置およびその記録パワーのキャリブレーション方法 - Google Patents

ディスク装置およびその記録パワーのキャリブレーション方法

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JPH10188316A
JPH10188316A JP8347728A JP34772896A JPH10188316A JP H10188316 A JPH10188316 A JP H10188316A JP 8347728 A JP8347728 A JP 8347728A JP 34772896 A JP34772896 A JP 34772896A JP H10188316 A JPH10188316 A JP H10188316A
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recording
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recording power
disk
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JP8347728A
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Kenji Yamazaki
健二 山崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリブレーション時の記録パワーの設定を簡
単、かつ迅速に行う。 【解決手段】キャリブレーション時に、まずWORMデ
ィスクの複数の記録領域のうちの基準記録領域ARRF
2Tのマークを記録し、このマークより再生信号を得、
この再生信号のピーク・ツー・ピーク値(P−P値)を
検出することを、記録パワーをP1〜Pmまで変化させた
状態で行って、P1〜Pmの記録パワーに対応するP−P
値を得る(ST14〜ST20)。次に、P−P値が最大となる
記録パワーPsを定数倍して領域ARRFの記録パワーの
設定値Ps′を得る(ST21)。次に、設定値Ps′が異常
でないとき、領域ARRFの記録パワーの設定値Ps′に
対してその他の記録領域にそれぞれ対応した係数を掛算
し、外周側の記録領域ほど記録パワーが大きくなるよう
に、他の記録領域の設定値を求める(ST23)。そして、
テーブル(メモリ)の記録パワーの設定値を新たなデー
タに書き換える(ST24)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば追記型デ
ィスク装置等に適用して好適なディスク装置およびその
記録パワーのキャリブレーション方法に関する。詳しく
は、データを書き込む際に光学ヘッドよりディスク媒体
に照射されるレーザ光のパワー(記録パワー)を設定す
るキャリブレーション時に、レーザ光のパワーを複数段
階に変化させた状態でディスク媒体に記録された一定マ
ーク長のマークからの再生信号の振幅に基づいて適切な
記録パワーを設定することによって、記録パワーの設定
を簡単、かつ迅速に行おうとしたディスク装置およびそ
の記録パワーのキャリブレーション方法に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスク等のディス
ク媒体にデータを書き込む際、光学ヘッドよりディスク
媒体に照射されるレーザ光のパワー(記録パワー)が適
切でない場合、読み出し時にエラーレートが大きくな
り、冗長語であるECC(ErrorCorrection Code)を付
加してデータの書き込みを行っていてもエラー訂正がで
きず、データを正しく読み出せなくなる。
【0003】従来、記録パワーを適切に設定するため
に、記録パワーのキャリブレーションが行われている。
この記録パワーのキャリブレーションは、アシンメトリ
のパワー依存性を利用して適切な記録パワーの設定値を
得るものであった。すなわち、ディスク媒体に例えば2
Tおよび6Tのマーク(Tは1チャネルビットの時間
長)を記録し、それらのマークからの再生信号よりアシ
ンメトリを算出することを、記録パワーを複数段階に変
化させた状態で行って複数のアシンメトリの算出結果を
得、その複数のアシンメトリの算出結果に基づき、例え
ばアシンメトリが15%となる記録パワーを設定値とし
ていた。
【0004】図11は、WORM(Write Once Read Ma
ny type)ディスクにおける記録パワーと、アシンメト
リ、エラーレートおよび信号振幅(P−P値:ピーク・
ツー・ピーク値)との関係を示している。この図におい
て、実線aはアシンメトリを示し、実線b1は書き込み
直後のエラーレートを示し、破線b2は数時間〜40時
間程度の時間経過後のエラーレートを示し、さらに実線
cは再生信号の信号振幅を示している。
【0005】アシンメトリAsymは、2Tのマークの再
生信号の上下のエンベロープより求められる中心レベル
a、6Tのマークの再生信号の上下のエンベロープより
求められる中心レベルbおよびピーク・ツー・ピーク値
cより、(1)式に示すように算出される。 Asym=(b−a)/c×100[%] ・・・(1)
【0006】図12A〜Cは、2T,6Tのマークの再
生信号S2T,S6Tの再生信号を概略的に示したものであ
る。図12Aは、記録パワーが低く、アシンメトリが負
となるときの再生信号、図12Bは記録パワーがほぼ適
正であって、アシンメトリが0となるときの再生信号、
さらに図12Cは記録パワーが高く、アシンメトリが正
となるときの再生信号を示している。
【0007】エラーレートが低くなって正しくデータの
読み出しを行い得る記録パワーの領域(マージン)の中
心はアシンメトリが0となる位置ではなくアシンメトリ
が10〜20%となる位置にある。そのため、通常、記
録パワーの設定値としてアシンメトリが10〜20%、
例えば15%となる記録パワーが用いられる。
【0008】なお、記録パワーが低く、アシンメトリが
例えば−30%〜−10%となる領域ARでは、書き込
み直後には正しく読み出せたデータが、数時間〜40時
間程度の時間経過後にはエラーレートが高くなって(図
11の破線b2参照)、読み出しが不可能となるおそれ
がある。
【0009】このようにエラーレートが高くなって読み
出しが不可能となる理由は、以下のように考えられる。
すなわち、例えば穴開け方式による場合、低めの記録パ
ワーでデータの書き込みを行うと、WORMディスクに
形成される穴の周囲は相変化状態にとどまっており、こ
の部分が時間経過に伴って元の状態に戻っていき、マー
ク長が短くなるためと考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録パワーのキ
ャリブレーションは、アシンメトリのパワー依存性を利
用して適切な記録パワーの設定値を得るものである。し
かし、上述したように、アシンメトリは、2Tのマーク
の再生信号S2Tの上下のエンベロープより求められる中
心レベルa、6Tのマークの再生信号S6Tの上下のエン
ベロープより求められる中心レベルbおよびピーク・ツ
ー・ピーク値cを得た後、(1)式によって算出する必
要がある。したがって、キャリブレーション時に取り扱
うデータ量および計算量が多く、記録パワーの設定動作
が複雑であり、記録パワーを迅速に設定することができ
なかった。
【0011】そこで、この発明では、記録パワーの設定
を簡単、かつ迅速に行うことができるディスク装置およ
びその記録パワーのキャリブレーション方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
装置は、ディスク媒体にデータに対応したマークを光学
ヘッドを使用して記録することによってデータの書き込
みを行うデータ書き込み手段と、ディスク媒体に記録さ
れたマークより光学ヘッドによって再生信号を得る信号
再生手段と、光学ヘッドよりディスク媒体に照射される
レーザ光のパワーを制御するレーザパワー制御手段と、
レーザパワー制御手段によってレーザ光のパワーを複数
段階に変化させた状態でディスク媒体の所定領域にデー
タ書き込み手段によって記録された一定マーク長のマー
クよりそれぞれ信号再生手段で得られた複数の再生信号
の振幅を検出し、この複数の再生信号の振幅の検出結果
に基づいてデータの書き込みを行う際のレーザ光のパワ
ーの設定値を得る記録パワーのキャリブレーション手段
とを備えるものである。
【0013】また、この発明に係るディスク装置の記録
パワーのキャリブレーション方法は、ディスク媒体にデ
ータに対応したマークを光学ヘッドを使用して記録する
ことによってデータの書き込みを行うデータ書き込み手
段と、ディスク媒体に記録されたマークより光学ヘッド
によって再生信号を得る信号再生手段と、再生信号の振
幅を検出する振幅検出手段と、光学ヘッドよりディスク
媒体に照射されるレーザ光のパワーを制御するレーザパ
ワー制御手段とを備えるディスク装置において、データ
の書き込みを行う際のレーザ光のパワーの設定値を得る
際に、まず、データ書き込み手段によってディスク媒体
に一定マーク長のマークを記録し、このマークより信号
再生手段で再生信号を得、この再生信号より振幅検出手
段で振幅を検出することを、レーザパワー制御手段によ
ってレーザ光のパワーを複数段階に変化させた状態で行
って複数の振幅の検出結果を得、次に、複数の振幅の検
出結果に基づいて最大振幅の再生信号に対応するレーザ
光のパワーを得、そのレーザ光のパワーを定数倍にして
レーザ光のパワーの設定値を得るものである。
【0014】データの書き込み時には、ディスク媒体に
データに対応したマークが光学ヘッドを使用して記録さ
れる。例えば、WORMディスクに穴開け方式でマーク
エッジ記録される。データの読み出し時には、ディスク
媒体に記録されたマークより光学ヘッドによって再生信
号が得られ、この再生信号に対して2値化、復調、誤り
訂正などの処理が行われて読み出しデータが得られる。
【0015】データの書き込みを行う際のレーザ光のパ
ワー、つまり記録パワーを適切に設定するために、記録
パワーのキャリブレーションを行うことができる。この
キャリブレーションは再生信号の振幅を利用して適切な
記録パワーの設定値を得るものである。
【0016】すなわち、記録パワーを複数段階に変化さ
せた状態でディスク媒体の所定領域、例えば交替領域に
記録された一定マーク長のマークよりそれぞれ得られた
複数の再生信号の振幅が検出され、この複数の再生信号
の振幅の検出結果に基づいて記録パワーが設定される。
例えば、最大振幅の再生信号に対応する記録パワーはエ
ラーレートが低くなって正しくデータの読み出しを行い
得る記録パワーの領域(マージン)の下限付近にあるこ
とから、最大振幅の再生信号に対応する記録パワーが定
数倍され、マージンの中心となるような記録パワーが設
定値として得られる。
【0017】なお、ディスク媒体が半径方向に分割され
た複数の記録領域を有するものであるときは、例えば複
数の記録領域のうちのひとつ記録領域に対してキャリブ
レーションによる記録パワーの設定が行われ、その他の
記録領域に対する記録パワーはそのひとつの記録領域の
設定値を利用して設定される。例えば、ディスク媒体が
角速度一定で回転する場合、外周側ほど線速度が速くな
ることから、ひとつの記録領域の設定値に対してその他
の記録領域にそれぞれ対応した係数が掛算され、外周側
の記録領域ほど記録パワーが大きくなるように設定され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としてのWORMディスク装置10の構成を示してい
る。
【0019】このディスク装置10は、WORMディス
ク11を角速度一定で回転駆動するためのスピンドルモ
ータ12を有している。WORMディスク11は、例え
ばユーザデータが1024バイト/セクタである130
mmのWORMディスクである。
【0020】図2は、そのユーザデータが1024バイ
ト/セクタである130mmのWORMディスクのセク
ターフォーマットを示している。このセクターフォーマ
ットは、63バイトのヘッダ部、18バイトのフラグ
部、1309バイトのデータ部および20バイトのバッ
ファから構成される。
【0021】ヘッダ部は各セクタのディスク上の物理的
な番地(physical block address)を表す領域であり、
予め基板上にピットによってプリフォーマットされてい
る。フラグ部は、セクタ内のデータの状態を示すフラグ
を書き込むための領域である。データ部は、ユーザデー
タを書き込むための領域である。バッファは、ディスク
回転変動マージン用の領域であり、記録時に回転ジッタ
等によるずれが生じたとしても、データとアドレスが重
なってしまうことがないように設けられている。
【0022】ヘッダ部は、SM(Sector Mark)と呼ば
れる先頭パターンから始まり、実際に回転しているディ
スクの回転位相を与えるVFO(Variable Frequency O
scillator)と、アドレスデータの開始位置を与えるA
M(Address Mark)と、識別信号としてのトラックナン
バーおよびセクタナンバーの入ったID(Identifer)
との組み合わせよりなるアドレス情報パターンが2回繰
り返され、PA(Postamble)で終わっている。
【0023】ここで、2個のID(ID1,ID2)に
は、それぞれ同一の識別信号が繰り返し書かれている。
各IDには、トラックナンバーおよびセクタナンバーの
識別信号の他に、その誤りを検出するためのCRC(Cyc
lic Redundancy Check)コードも書かれている。
【0024】フラグ部には、書き込みが行われたことを
示すFLAGの他に、レーザーパワーのレベルを調整す
るためのテスト部であるALPC(Automatic Laser Po
werControl)等がある。
【0025】データ部には、PLLロック用の連続デー
タパターンであるVFO(VariableFrequency Oscillat
or)を書き込む領域と、データ部の同期信号であるSY
NCを書き込むための領域の他に、ユーザデータなどを
書き込むための領域としてのデータフィールドがある。
データフィールドには、ユーザデータの他に、本来書き
たいセクタが欠陥であるとき交替セクタに書く処理、い
わゆる欠陥処理をするためのコントロールバイト、誤り
訂正用の冗長語であるECC(Error Correction Cod
e)、誤り検出をするためのCRC(Cyclic Redundancy
Check)コード、同期用の特殊コードパターンであるR
esyncが書き込まれる。
【0026】また、図3は、WORMディスク11の各
ゾーンのレイアウトを示している。外周側より、リード
インゾーン(Lead-in Zone)111、制御トラック情報
を記録するためのアウターコントロールトラックSFP
ゾーン(Outer Control Track SFP Zone)112、メデ
ィア製造業者がテストを行うことができるアウターマニ
ュファクチュアラーゾーン(Outer Manufacturer Zon
e)113、ユーザゾーン(User Zone)114、メディ
ア製造業者がテストを行うことができるインナーマニュ
ファクチュアラーゾーン(Inner Manufacturer Zone)
115、制御トラック情報を記録するためのインナーコ
ントロールトラックSFPゾーン(Inner Control Trac
k SFP Zone)116、制御トラック情報を記録するため
のコントロールトラックPEPゾーン(Control Track
PEP Zone)117、リフレクティブゾーン(Reflective
Zone)118が配されている。なお、リフレクティブ
ゾーン118の内周側に、クリアランスゾーン(Cleara
nce Zone)119およびクランピングゾーン(Clamping
Zone)120がある。
【0027】さらに、図4は、初期化後のユーザゾーン
114のレイアウトを示している。すなわち、ユーザゾ
ーン114は、ユーザエリアの構成および欠陥管理の情
報を含む欠陥管理領域DMA1〜DMA4と、WORM
ゾーン(ユーザエリア)から構成されている。そして、
WORMゾーンは、半径方向に0〜33の連続した記録
領域(グループ)に分割されている。各記録領域は、デ
ータエリアとプライマリーリザーブエリア(第1交替領
域)に分割されており、さらにバンド33はセコンダリ
ーリザーブエリア(第2交替領域)を含んでいる。
【0028】また、図1に戻って、ディスク装置10
は、レーザダイオード、対物レンズ、光検出器、プリア
ンプ等から構成される光学ヘッド13と、この光学ヘッ
ド13のレーザダイオードを駆動するためのレーザ駆動
回路14とを有している。この場合、レーザ駆動回路1
4には、光学ヘッド13よりレーザパワー検出出力SDP
が供給されると共に、後述する信号処理回路のDSP
(digital signal processor)よりパワー制御信号SPC
が供給され、光学ヘッド13のレーザダイオードより出
力されるレーザ光のパワーが記録時および再生時のそれ
ぞれで最適パワーとなるように制御される。
【0029】レーザ駆動回路14には、データ書き込み
時に、後述するチャネルエンコーダ/デコーダより記録
データRDが供給される。そのため、光学ヘッド13の
レーザダイオードは、データ書き込み時には、記録デー
タRDに対応してレーザパワーが変化するようにレーザ
駆動回路14で駆動される。これにより、WORMディ
スク11のデータ部に記録データRDに対応するマーク
が記録される。この場合、マークエッジ記録が採用さ
れ、マークは穴開け方式で記録される。
【0030】光学ヘッド13からは、記録時および再生
時には、WORMディスク11からの再生信号Saが出
力されると共に、従来周知の検出方法で得られるトラッ
キングエラー信号ETおよびフォーカスエラー信号EF
出力される。
【0031】また、ディスク装置10は、CPU(cent
ral processing unit)を備えるサーボ回路15を有し
ている。サーボ回路15には光学ヘッド13より出力さ
れるエラー信号ET,EFが供給される。サーボ回路15
の動作は後述するシステムコントローラによって制御さ
れる。このサーボ回路15によって、トラッキングコイ
ルやフォーカスコイル、さらには光学ヘッド13をラジ
アル方向に移動させるためのリニアモータを含むアクチ
ュエータ16が制御され、トラッキングやフォーカスの
サーボが行われ、また光学ヘッド13のラジアル方向へ
の移動が制御される。さらに、サーボ回路15によっ
て、スピンドルモータ12の回転が制御され、WORM
ディスク11が角速度一定で回転するようにされる。
【0032】また、ディスク装置10は、CPUを備え
るシステムコントローラ(以下、「シスコン」という)
17と、データを連続的に入力して離散的に出力あるい
はその逆の動作をさせるために必要なバッファメモリ1
8とを有している。シスコン17はシステム全体を制御
するためのものである。ディスク装置10は、このシス
コン17を通じてホストコンピュータ(図示せず)に接
続される。
【0033】また、ディスク装置10は、ホストコンピ
ュータからシスコン17およびバッファメモリ18を通
じて供給される書き込みデータに対して誤り訂正符号の
付加処理を行うと共に、後述するチャネルエンコーダ/
デコーダより供給される読み出しデータに対して誤り訂
正処理を行うためのECC(error correction code)
エンコーダ/デコーダ19を有している。このECCエ
ンコーダ/デコーダ19より出力される読み出しデータ
は、シスコン17およびバッファメモリ18を通じてホ
ストコンピュータに供給される。
【0034】また、ディスク装置10は、ECCエンコ
ーダ/デコーダ19で誤り訂正符号が付加された書き込
みデータに対してディジタル変調処理をして記録データ
RDを得ると共に、後述する信号処理回路より出力され
る再生データDaに対してディジタル復調処理をして読
み出しデータを得るためのチャネルエンコーダ/デコー
ダ20と、光学ヘッド13より出力される再生信号Sa
を処理して再生データDaを得るための信号処理回路2
1とを有している。
【0035】また、ディスク装置10は、WORMディ
スク11のヘッダ部(図2参照)の再生信号Saに対応
して信号処理回路21より出力される再生データDaよ
りアドレスデータADを得るためのアドレスデコーダ2
2を有している。このアドレスデコーダ22より出力さ
れるアドレスデータADは、シスコン17に供給され、
データ書き込み時やデータ読み出し時におけるアクセス
制御に利用される。
【0036】図5は、信号処理回路21の構成を示して
いる。この信号処理回路21は、例えば6Tのマークか
らの再生信号Saの振幅レベルが一定となるようにゲイ
ンが調整されるゲイン制御アンプ(GCA)31と、こ
のゲイン制御アンプ31の出力信号に対して波形等化処
理および高域ブースト処理を行うためのフィルタ部32
とを有している。波形等化処理は、再生信号Saの周波
数特性を補償するために行われる。一方、高域ブースト
処理は、光学系のMTF(Modulation Transfer Functi
on)特性による高域信号の振幅劣化を補償するために行
われる。
【0037】図6は、WORMディスクのMTF特性を
示しており、周波数の高い信号ほど振幅が小さくなって
いる。図7の曲線aは、フィルタ部32における通常の
高域ブーストの特性を示している。なお、フィルタ部3
2の周波数特性はシスコン17によって制御され、デー
タ書き込み直後に書き込まれたデータを正しく読み出せ
るか否かをチェックするベリファイ時には、図7の曲線
bに示すように、高域のブースト量が通常よりも大きく
される。ここで、曲線bのブーストピークの周波数fb
は曲線aのブーストピークの周波数faの1.17倍程
度とされ、データ部のVFO3の再生信号が選択的にブ
ーストされる。
【0038】また、図5に戻って、信号処理回路21
は、フィルタ部32の出力信号を2値化して再生データ
Daを得るための2値化回路33と、この2値化回路3
3に2値化を行うためのスライスレベルLsを供給する
ためのエンベロープディテクタ34と、記録パワーのキ
ャリブレーション時に、シスコン17の制御のもと、上
述したユーザゾーンの複数の記録領域の記録パワーを設
定してテーブル(メモリ)に記憶しておくと共に、レー
ザ駆動回路14にパワー制御信号SPCを供給するDSP
(digital signal processor)35とを有している。
【0039】以上の構成において、再生信号Saはゲイ
ン制御アンプ31で増幅された後にフィルタ部32に供
給されて波形等化処理および高域ブースト処理が行われ
る。そして、フィルタ32の出力信号が2値化回路33
に供給され、ディテクタ34より供給されるスライスレ
ベルLsによって2値化されて再生データDaが得られ
る。
【0040】ディテクタ34では、ゲイン制御アンプ3
1の出力信号より上下のエンベロープ信号が検出され、
その上下のエンベロープ信号が加算平均されて中心レベ
ルが得られると共に、その上下のエンベロープ信号が減
算されてピーク・ツー・ピーク値が得られる。データの
読み出し時には、シスコン17よりDSP35を介して
ディテクタ34にデータ部のVFO3の再生信号を示す
タイミング信号が供給され、VFO3の再生信号Saの
中心レベルが上述したスライスレベルLsとして出力さ
れる。
【0041】また、記録パワーのキャリブレーション時
に、シスコン17の制御によって、DSP35よりレー
ザ駆動回路14に供給されるパワー制御信号SPCが順次
変化するようにされる。これにより、記録パワーのキャ
リブレーション時には、記録パワーが段階的に変化した
状態で、キャリブレーションを行う基準記録領域ARRF
に2Tのマークが記録される。
【0042】また、キャリブレーション時には、各記録
パワーで記録された2Tのマークの再生信号がそれぞれ
得られ、ディテクタ34にはシスコン17よりDSP3
5を介して2Tのマークの再生タイミングを示すタイミ
ング信号が供給され、それぞれの再生信号のピーク・ツ
ー・ピーク値がDSP35に取り込まれる。DSP35
では、シスコン17の制御のもと、各記録パワーで記録
されたマークの再生信号のうち最大振幅(ピーク・ツー
・ピーク値)の再生信号に対応する記録パワーが求めら
れ、その記録パワーを定数倍して記録パワーの設定値が
得られる。ここで、最大振幅の再生信号に対応する記録
パワーを定数倍するのは、その最大振幅の再生信号に対
応する記録パワーはエラーレートが低くなって正しくデ
ータの読み出しを行い得る記録パワーの領域(マージ
ン)の下限付近にあることから、マージンの中心となる
ような記録パワーを設定値として得るためである。
【0043】さらに、DSP35では、上述した基準記
録領域ARRFで得られる記録パワーの設定値を利用し
て、その他の記録領域に対する記録領域の設定値をも得
られる。すなわち、WORMディスク11が角速度一定
で回転する場合、外周側ほど線速度が速くなることか
ら、記録領域ARRFの記録パワーの設定値に対してその
他の記録領域にそれぞれ対応した係数が掛算され、外周
側の記録領域ほど記録パワーが大きくなるように他の記
録領域の記録パワーが設定される。そして、DSP35
では、上述したように得られる各記録領域の記録パワー
の設定値が記録パワー制御信号SPCとしてテーブル(メ
モリ)に書き込まれる。
【0044】図1に示すWORMディスク装置10の動
作について説明する。
【0045】データ読み出し時の動作を説明する。光学
ヘッド13からの再生信号Saが信号処理回路21で処
理されて再生データDaが得られる。そして、この再生
データDaがチャネルエンコーダ/デコーダ20に供給
されてディジタル復調処理され、さらにECCエンコー
ダ/デコーダ19に供給されて誤り訂正処理される。そ
して、ECCエンコーダ/デコーダ19より出力される
読み出しデータはシスコン17およびバッファメモリ1
8を介してホストコンピュータに供給される。
【0046】データ書き込み時の動作を説明する。デー
タ書き込み時には、シスコン17は、図8および図9に
示すフローチャートに沿って動作する。
【0047】まず、ステップST1で、M=0に設定
し、ステップST2で、N=0に設定し、ステップST
3で、データの書き込みを実行する。この場合、ホスト
コンピュータからの書き込みデータは、シスコン17お
よびバッファメモリ18を介してECCエンコーダ/デ
コーダ19に供給されて誤り訂正符号が付加され、その
後にチャネルエンコーダ/デコーダ20に供給されてデ
ィジタル変調処理される。そして、チャネルエンコーダ
/デコーダ20より出力される記録データRDがレーザ
駆動回路14に供給される。これにより、光学ヘッド1
3のレーザダイオードより出力されるレーザ光が記録デ
ータRDに応じて光強度変調され、WORMディスク1
1のデータ部に記録データRDに対応したマークが記録
される。この場合、光学ヘッド13よりWORMディス
ク11に照射されるレーザ光のパワー、つまり記録パワ
ーは、予め設定されている初期値とされる。
【0048】次に、ステップST4で、信号処理回路2
1のフィルタ部32を制御し、通常より高域ブースト量
を大きくし(図4の曲線b参照)、ステップST5で、
ベリファイ、つまり書き込まれたデータを正しく読み出
せるか否かをチェックするために、データの読み出しを
実行する。
【0049】次に、ステップST6で、正しくデータを
読み出せたか否かをチェックする。この場合、ECCエ
ンコーダ/デコーダ19で誤り訂正処理が行われる等し
て読み出しデータが正しく得られるときは“OK”であ
るとし、それ以外には“NG”であるとする。ステップ
ST6で“OK”であるときは、ステップST7で、信
号処理回路21のフィルタ部32を制御し、高域ブース
ト量を通常に戻し(図4の曲線a参照)、ステップST
8で、データ書き込みの動作を正常終了する。
【0050】ステップST6で“NG”であるときは、
ステップST9で、N=Noであるか否かを判定する。
例えば、No=3とされる。ステップST9でN=Noで
ないときは、ステップST10で、Nをインクリメント
し、ステップST11で、データを別の領域(交替領
域)に書き込むための欠陥処理をして、データの再書き
込みを実行する。そして、ステップST5に戻って、ベ
リファイのためのデータの読み出しを実行する。
【0051】また、ステップST9で、N=Noであっ
て、No回のデータの再書き込みによっても読み出しデ
ータを正しく得ることができないときは、ステップST
12で、M=1であるか否かを判定する。ここで、キャ
リブレーションによる記録パワーの再設定が既に行われ
ているときはM=1となっており、ステップST13
で、高域ブースト量を通常に戻し、ステップST14
で、データ書き込みの動作を異常終了する。
【0052】ステップST12でM=1でないときは、
キャリブレーションによる記録パワーの再設定の処理に
移行する。すなわち、ステップST15で、n=1に設
定し、ステップST16で、信号処理回路21のDSP
35よりレーザ駆動回路14に供給されるパワー制御信
号SPCを制御し、記録パワーをPnに設定する。そし
て、ステップST17で、上述したようにWORMディ
スク11の34の記録領域(グループ)より選択された
キャリブレーションを行う基準記録領域ARRFのリザー
ブ領域(交替領域)に2Tのマークを所定量だけ記録す
る。
【0053】次に、ステップST18で、データの読み
出しを実行し、ステップST17で記録された2Tのマ
ークの再生信号を得るようにする。そして、ステップS
T19で、DSP35を介してディテクタ34にタイミ
ング信号を供給し、2Tのマークの再生信号のピーク・
ツー・ピーク値をディテクタ34よりDSP35に取り
込む。そして、ステップST20で、n=mであるか否
かを判定する。ここで、mは記録パワーのキャリブレー
ションで段階的に変化させていく記録パワーの個数を示
している。
【0054】ステップST20でn=mでないときは、
ステップST21で、nをインクリメントした後にステ
ップST16に戻り、上述したと同様の動作をする。そ
して、n=mとなるまで、ステップST16〜ST19
の動作を繰り返し実行する。これにより、DSP35に
は、P1〜Pmの記録パワーにそれぞれ対応するピーク・
ツー・ピーク値が取り込まれることとなる。
【0055】ステップST20でn=mであるときは、
ステップST22で、DSP35に取り込んだP1〜Pm
の記録パワーにそれぞれ対応するピーク・ツー・ピーク
値に基づいて、基準記録領域ARRFの記録パワーを設定
する。つまり、DSP35では、ピーク・ツー・ピーク
値が最大値となる記録パワーを定数倍して基準記録領域
ARRFの記録パワーの設定値が得られる。
【0056】例えば、図11において、○印がP1〜Pm
の記録パワーにそれぞれ対応するピーク・ツー・ピーク
値を表し、記録パワーPsに対応するピーク・ツー・ピ
ーク値が最大であるとする。この場合、その記録パワー
Psが定数倍されて基準記録領域ARRFの記録パワーの
設定値Ps′が得られる。図示のように、記録パワーPs
はエラーレートが低くなって正しくデータの読み出しを
行い得る記録パワーの領域(マージン)の下限付近にあ
るが、上述したように記録パワーPsを定数倍すること
で、マージンの中心となるような記録パワーPs′が設
定値として得られることとなる。
【0057】次に、ステップST23で、設定値Ps′
が異常であるか否かを判定する。設定値Ps′が異常で
あるときは、ステップST13で、高域ブースト量を通
常に戻し、ステップST14で、データ書き込みの動作
を異常終了する。一方、ステップST23で、設定値P
s′が異常でないときは、ステップST24で、上述し
た34の記録領域(グループ)のうち基準記録領域AR
RFを除く他の記録領域の記録パワーの設定値を求める。
周知のように、WORMディスク11が角速度一定で回
転する場合、外周側ほど線速度が速くなる。そのため、
DSP35では、基準記録領域ARRFの記録パワーの設
定値Ps′に対してその他の記録領域にそれぞれ対応し
た係数が掛算され、外周側の記録領域ほど記録パワーが
大きくなるように他の記録領域の設定値がそれぞれ求め
られる。
【0058】次に、ステップST25で、各記録領域の
記録パワーの設定値(記録パワー制御信号SPC)が書き
込まれているDSP35の図示しないテーブル(メモ
リ)のデータを、上述したように求められる各記録領域
の記録パワーの設定値に書き換える。そして、ステップ
ST26で、Mをインクリメントした後、ステップST
27で、データが書き換えられたテーブルを参照して、
データの書き込みをすべき領域に対応したパワー制御信
号SPCをDSP35よりレーザ駆動回路14に供給し、
記録パワーの再設定をする。その後、ステップST2に
戻り、データの書き込みのリトライをする。
【0059】このように本実施の形態においては、デー
タ書き込み時の動作において、書き込まれたデータを正
しく読み出せるか否かをチェックするベリファイ時に
は、信号処理回路21のフィルタ部32が制御されて通
常より高域ブースト量が大きくされる。そのため、記録
パワーが低く、数時間〜40時間程度の時間経過後にエ
ラーレートが高くなって読み出しが不可能となるおそれ
があるデータの書き込みをベリファイ時にNGとでき、
ベリファイの精度を高めることができる。
【0060】すなわち、図10の実線は記録パワーが低
く、高域ブースト量が通常である場合のデータ部のVF
3およびデータフィールドの再生信号を示している。
記録パワーが低い場合には、データフィールドの再生信
号はマーク端でレベルが急峻には変化せず、いわゆる肩
が下がった状態となる。高域ブースト量が通常である場
合には、VFO3の再生信号のピーク・ツー・ピーク値
は小さく、2値化回路33におけるスライスレベルLs1
はデータフィールドの再生信号のスペース(ランド)側
のレベルに近いところとなる。そのため、データフィー
ルドの再生信号よりマーク長に対応した再生データDa
を得ることができる。
【0061】これに対して、高域ブースト量が通常より
大きくなると、図10の破線に示すように、VFO3
再生信号のピーク・ツー・ピーク値が大きくなり、2値
化回路33におけるスライスレベルLs2はデータフィー
ルドの再生信号のスペース側のレベルより離れる方向に
変化する。そのため、データフィールドの再生信号より
マーク長に対応した再生データDaを得ることが困難と
なり、エラーレートが悪化し、データを正しく読み出せ
なくなり、ベリファイ時にNGとできる。
【0062】また、本実施の形態においては、記録パワ
ーのキャリブレーション時に、記録パワーを複数段階に
変化させた状態でWORMディスク11に記録された2
Tのマークからの再生信号Saのピーク・ツー・ピーク
値に基づいて適切な記録パワーを設定するものであり、
従来のようにアシンメトリを利用するものでないことか
ら、記録パワーの設定を簡単、かつ迅速に行うことがで
きる。
【0063】なお、上述実施の形態においては、記録パ
ワーのキャリブレーション時に、WORMディスク11
に2Tのマークを記録するものであるが、その他の一定
マーク長のマークを記録するようにしてもよい。ただ
し、マーク長が長くなると、記録パワーの変化に対する
再生信号のピーク・ツー・ピーク値の変化が小さくな
る。
【0064】また、上述実施の形態においては、この発
明をWORMディスク装置に適用したものであるが、こ
の発明は光磁気ディスク装置等のその他のディスク装置
にも同様に適用することができる。
【0065】
【発明の効果】この発明によれば、データを書き込む際
に光学ヘッドよりディスク媒体に照射されるレーザ光の
パワー(記録パワー)を設定するキャリブレーション時
に、レーザ光のパワーを複数段階に変化させた状態でデ
ィスク媒体に記録された一定マーク長のマークからの再
生信号の振幅に基づいて適切な記録パワー設定するもの
であり、記録パワーの設定を簡単、かつ迅速に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのWORMディスク装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】ユーザデータが1024バイト/セクタである
130mmのWORMディスクのセクターフォーマット
を示す図である。
【図3】WORMディスクの各ゾーンのレイアウトを示
す図である。
【図4】初期化後のユーザゾーンのレイアウトを示す図
である。
【図5】WORMディスク装置の信号処理回路の構成を
示すブロック図である。
【図6】光ディスクのMTF特性を示す図である。
【図7】信号処理回路のフィルタ部の高域ブースト特性
を示す図である。
【図8】データ書き込み時のシステムコントローラの動
作を示すフローチャート(1/2)である。
【図9】データ書き込み時のシステムコントローラの動
作を示すフローチャート(2/2)である。
【図10】記録パワーが低い場合の再生信号を示す図で
ある。
【図11】記録パワーとアシンメトリ、エラーレート、
信号振幅との関係を示す図である。
【図12】記録パワーとアシンメトリとの関係を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10・・・WORMディスク装置、11・・・WORM
ディスク、13・・・光学ヘッド、14・・・レーザ駆
動回路、15・・・サーボ回路、16・・・アクチュエ
ータ、17・・・システムコントローラ、18・・・バ
ッファメモリ、19・・・ECCエンコーダ/デコー
ダ、20・・・チャネルエンコーダ/デコーダ、21・
・・信号処理回路、31・・・ゲイン制御アンプ、32
・・・フィルタ部、33・・・2値化回路、34・・・
エンベロープディテクタ、35・・・DSP

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体にデータに対応したマーク
    を光学ヘッドを使用して記録することによってデータの
    書き込みを行うデータ書き込み手段と、 上記ディスク媒体に記録されたマークより上記光学ヘッ
    ドによって再生信号を得る信号再生手段と、 上記光学ヘッドより上記ディスク媒体に照射されるレー
    ザ光のパワーを制御するレーザパワー制御手段と、 上記レーザパワー制御手段によって上記レーザ光のパワ
    ーを複数段階に変化させた状態で上記ディスク媒体の所
    定領域に上記データ書き込み手段によって記録された一
    定マーク長のマークよりそれぞれ上記信号再生手段で得
    られた複数の再生信号の振幅を検出し、この複数の再生
    信号の振幅の検出結果に基づいて上記データの書き込み
    を行う際の上記レーザ光のパワーの設定値を得る記録パ
    ワーのキャリブレーション手段とを備えることを特徴と
    するディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記記録パワーのキャリブレーション手
    段は、上記複数の再生信号のうち最大振幅の再生信号に
    対応する上記レーザ光のパワーを定数倍して上記レーザ
    光のパワーの設定値を得ることを特徴とする請求項1に
    記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記一定マーク長のマークは、上記ディ
    スク媒体の交替領域に記録されることを特徴とする請求
    項1に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記ディスク媒体は、追記型の光ディス
    クであることを特徴とする請求項1に記載のディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 上記ディスク媒体は半径方向に分割され
    た複数の記録領域を有し、 上記記録パワーのキャリブレーション手段は、上記複数
    の記録領域のうちのひとつの記録領域に対して上記レー
    ザ光のパワーの設定値を得ると共に、さらにこの設定値
    を利用して上記複数の記録領域のその他の記録領域に対
    する上記レーザ光のパワーの設定値を得ることを特徴と
    する請求項1に記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 上記一定マーク長のマークは、上記ひと
    つの記録領域に設けられた交替領域に記録されることを
    特徴とする請求項5に記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 ディスク媒体にデータに対応したマーク
    を光学ヘッドを使用して記録することによってデータの
    書き込みを行うデータ書き込み手段と、 上記ディスク媒体に記録されたマークより上記光学ヘッ
    ドによって再生信号を得る信号再生手段と、 上記再生信号の振幅を検出する振幅検出手段と、 上記光学ヘッドより上記ディスク媒体に照射されるレー
    ザ光のパワーを制御するレーザパワー制御手段とを備え
    るディスク装置において、 上記データの書き込みを行う際の上記レーザ光のパワー
    の設定値を得る際に、 まず、上記データ書き込み手段によって上記ディスク媒
    体に一定マーク長のマークを記録し、このマークより上
    記信号再生手段で再生信号を得、この再生信号より上記
    振幅検出手段で振幅を検出することを、上記レーザパワ
    ー制御手段によって上記レーザ光のパワーを複数段階に
    変化させた状態で行って複数の振幅の検出結果を得、 次に、上記複数の振幅の検出結果に基づいて最大振幅の
    再生信号に対応する上記レーザ光のパワーを得、そのレ
    ーザ光のパワーを定数倍にして上記レーザ光のパワーの
    設定値を得ることを特徴とするディスク装置の記録パワ
    ーのキャリブレーション方法。
  8. 【請求項8】 上記ディスク媒体は半径方向に分割され
    た複数の記録領域を有し、 上記複数の記録領域のうちのひとつの記録領域に対して
    上記レーザ光のパワーの設定値を得、さらにこの設定値
    を利用して上記複数の記録領域のその他の記録領域に対
    する上記レーザ光のパワーの設定値を得ることを特徴と
    する請求項7に記載のディスク装置の記録パワーのキャ
    リブレーション方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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