JPH10188151A - 物品監視用素子とその製造方法 - Google Patents

物品監視用素子とその製造方法

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JPH10188151A
JPH10188151A JP34898596A JP34898596A JPH10188151A JP H10188151 A JPH10188151 A JP H10188151A JP 34898596 A JP34898596 A JP 34898596A JP 34898596 A JP34898596 A JP 34898596A JP H10188151 A JPH10188151 A JP H10188151A
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wire
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逸雄 竹内
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達也 栗原
Yoshiki Ono
芳樹 小野
Hajime Arai
肇 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャンセル用外被を薄くすることができ、細
くて可撓性に富む物品監視用素子を提供する。 【解決手段】 物品監視用素子12は、磁性材料からな
りその保磁力を越える交番磁界が印加された時に急峻な
磁化反転を生じる感磁性ワイヤ20と、磁気的に硬質ま
たは半硬質な磁性材料からなる磁性金属箔21aを感磁
性ワイヤ20の外周に巻付けたキャンセル用外被21と
を具備している。キャンセル用外被21はその長手方向
に短区間ごとに複数対の磁極NSが交互に生じるように
着磁され、この着磁によって感磁性ワイヤ20の磁化反
転を阻止するバイアス磁界を得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、商品等の物品を
磁気的に監視するシステムに使用される物品監視用素子
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気式の物品監視システムは、物品のラ
ベル等に高透磁率強磁性材料などからなる感磁性素子
(switchable magnetic element )を設け、この感磁性
素子に交番磁界を与えた時に生じる磁化反転に伴うパル
ス状の出力をコイル等によって検出するようにしてい
る。従ってこの場合、検査ゲートに交番磁界発生器と、
磁化反転に伴うパルス状の出力を検出するための検出器
を設けることにより、物品の通過が監視される。感磁性
素子としては、Fe-Co-Si-B系の非晶質合金や、Ni-Fe系
合金等を用いたものが公知である。
【0003】例えば店舗において商品を監視するために
上記感磁性素子を使用する場合、商品に感磁性素子を付
しておき、商品の精算が済んだ段階で、この商品に付け
られている感磁性素子の磁化反転機能をキャンセルする
処理、すなわち検査ゲートを通っても検出信号を発生し
ないような処理を行う必要がある。
【0004】このような要望から、例えば米国特許第
3,665,449号や図15に示す従来の物品監視用
標識1のように、基材2に設けられた感磁性素子3の近
傍に硬質または半硬質のキャンセル用磁性体4を設ける
ことが提案されている。そして感磁性素子3の機能をキ
ャンセルさせる際に、外部磁界によってキャンセル用磁
性体4を磁化させ、感磁性素子3にバイアス磁界を与え
ることによって、検査ゲートにおいて交番磁界を与えて
も感磁性素子3が磁化反転を生じないようにしている。
【0005】上記のようなキャンセル機能を備えた標識
1は、感磁性素子3の近傍に感磁性素子3とは別体のキ
ャンセル用磁性体4を並べて配置するため、標識1が撓
みにくくなり、瓶や缶などの曲面に標識1を貼付けるこ
とが困難なことがある。またこのような従来の標識1
は、感磁性素子3とキャンセル用磁性体4を埋設した部
位が盛り上がるため凹凸が大きく、また、幅広くなって
外部から目立つため、検査ゲートを通る前に不正に剥が
されてしまう可能性がある。しかもこの標識1は製造コ
ストが高くつく。
【0006】そこで本発明者らは、感磁性ワイヤの外側
に磁性材料からなるキャンセル用外被を同心状に巻付け
たワイヤ状の物品監視用素子を開発した。この物品監視
用素子は上記キャンセル用外被に着磁することにより、
上記感磁性ワイヤにバイアス磁界を与えて上記感磁性ワ
イヤの磁化反転を阻止することができる。この物品監視
用素子は、キャンセル用外被の長手方向(軸線方向)の
一端側に磁極N、他端側に磁極Sが生じるように着磁さ
れていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記ワイ
ヤ状の物品監視用素子に着磁した場合、キャンセル用外
被の両端に生じる磁極NとSが互いに遠く離れすぎてい
るため、感磁性ワイヤに十分なバイアス磁界を与えにく
いという問題があった。言い換えると、十分なバイアス
磁界を与えるには、キャンセル用外被を厚くする必要が
ある。その場合、素子が太くなってしまうという問題が
あった。
【0008】従ってこの発明の目的は、キャンセル用外
被が薄くても十分なバイアス磁界を感磁性ワイヤに与え
ることができ、細くて可撓性に富む物品監視用素子と、
この素子の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に開発された本発明の請求項1に記載の物品監視用素子
は、磁性材料からなりその保磁力を越える交番磁界が印
加された時に急峻な磁化反転を生じる感磁性ワイヤと、
磁気的に硬質または半硬質な磁性材料からなる磁性金属
箔を上記感磁性ワイヤの外周に巻付けこの磁性金属箔に
着磁した時に上記感磁性ワイヤの磁化反転を阻止するバ
イアス磁界を上記感磁性ワイヤに与えるキャンセル用外
被とを具備し、上記キャンセル用外被はその長手方向に
複数対の磁極NSが交互に着磁されることを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項2に記載の物品監視用素子
の場合、上記キャンセル用外被はその長手方向に所定の
間隔で複数の孔または切欠きが形成されており、互いに
隣り合う上記孔または切欠きを境にして複数対の磁極N
Sが交互に着磁されることを特徴とする。
【0011】本発明の物品監視用素子は、検査ゲート等
において上記感磁性ワイヤの保磁力を越える交番磁界が
印加された時に、大バルクハウゼン効果(大バルクハウ
ゼンジャンプ)によって、急峻な磁化反転を生じる。従
ってこの磁化反転に伴なう磁界変化を検出コイル等の検
出器によってとらえることにより、パルス状の出力が検
出される。そして上記パルス状出力を所定の基準データ
等と比較することにより、この素子に着磁処理がなされ
ているか否か、つまり感磁性ワイヤにバイアス磁界が与
えられているか否かを判別することができる。
【0012】必要に応じて上記キャンセル用外被に着磁
することにより、上記感磁性ワイヤにバイアス磁界を与
えれば、この感磁性ワイヤの磁化反転を阻止することが
できる。こうすれば感磁性ワイヤの磁化反転機能がキャ
ンセルされ、検査ゲート等において交番磁界が印加され
てもパルス状の出力は検出されなくなる。
【0013】本発明の物品監視用素子は、キャンセル用
外被の長手方向に磁極NとSが交互に着磁されるため、
磁極間の距離が短くなるとともに、キャンセル用外被の
長手方向の中間部にも磁極が存在する。このため、感磁
性ワイヤの機能をキャンセルする際に強いバイアス磁界
を感磁性ワイヤに与えることができ、交番磁界が印加さ
れてもパルス出力を生じないようにすることができる。
キャンセル用外被に対する着磁(バイアス磁界)が弱い
場合には、上記交番磁界が感磁性ワイヤの保磁力を越え
ることがある。その場合には感磁性ワイヤが磁化反転を
生じることになるが、その磁化反転は感磁性ワイヤの各
短区間ごとに交互に時間的にずれるために、鋭いパルス
出力を生じないようにすることができる。
【0014】請求項3に記載した物品監視用素子のよう
に、Si濃度が6〜7重量%のFe−Si合金からなる
感磁性ワイヤを用いた場合、このワイヤは磁化反転時に
磁歪をほとんど生じないため、このワイヤの外周にキャ
ンセル用外被を密着した状態で巻付けても磁化反転時の
出力に影響がでない。これに対し従来の万引き防止用ラ
ベルなどに使用されている非晶質強磁性線は磁化反転時
の磁歪が大きいため、外被などによって拘束してしまう
と出力が極端に低下してしまう。
【0015】請求項4に記載した物品監視用素子のよう
に、感磁性ワイヤが非晶質強磁性金属からなる場合に
は、感磁性ワイヤの外周面とキャンセル用外被の内周面
との間に感磁性ワイヤがある程度移動できるような隙間
を設けることにより、感磁性ワイヤの磁歪を拘束しない
ようにすれば、磁化反転時に必要な磁歪を生じさせるこ
とができる。
【0016】本発明の物品監視用素子は、薄く構成され
たキャンセル用外被が感磁性ワイヤと一体化し、あたか
も1本の細い線のようになっているから、商品ラベル等
に埋設した場合にラベル表面の凹凸が少ないため外観上
目立つことがなく、ラベルを薄く構成でき、ラベル表面
に印刷等を行うことも可能である。また、ラベルの可撓
性が損なわれないため、曲面のある商品にも本発明の物
品監視用素子を設けたラベル等を容易に貼付けることが
できる。
【0017】上記物品監視用素子は、請求項5に記載し
た製造方法のように、磁性材料からなりその保磁力を越
える交番磁界が印加された時に急峻な磁化反転を生じる
感磁性ワイヤをダイスに向って連続的に供給しながら上
記感磁性ワイヤを上記ダイスの孔に通すとともに、磁気
的に硬質または半硬質な磁性材料からなりかつその長手
方向に所定間隔で複数の孔または切欠きが形成されたテ
ープ状の磁性金属箔を上記感磁性ワイヤに沿わせて上記
ダイスの孔に連続的に通すことにより上記金属箔を上記
感磁性ワイヤの外周に巻付けて筒状のキャンセル用外被
を形成することができる。この製造方法を適用すること
で、感磁性ワイヤと薄いキャンセル用外被とが一体化さ
れた物品監視用素子を連続的にかつ低コストで製造でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1の実施形態に
ついて図1から図6を参照して説明する。図4および図
5に示されたラベル状の標識10の一例は、商品等の物
品に貼られるラベルのように、紙あるいは合成樹脂等の
非磁性材料からなる短冊状の基材11に、物品監視用素
子12を埋設したものである。この物品監視用素子12
は必ずしも基材11の幅方向中央に設ける必要はなく、
基材11の片側に寄った位置に配されていてもよい。基
材11の材料は紙あるいは合成樹脂以外に、ガラスやセ
ラミックス等の非導電材料を用いることができる。図5
に示す基材11は複数の層11a,11bからなり、各
層11a,11bの間に物品監視用素子12を挟み込ん
だ状態で層11a,11bを接着等の固定手段により一
体化させている。
【0019】上記標識10は、物品に貼付けることがで
きるように基材11の裏面側に粘着層13が設けられて
いる。粘着層13の裏面に離型紙14が設けられてお
り、この標識10を物品に貼付ける際に離型紙14を剥
がすようにしている。ただし、標識10がタグ等の吊り
札のように物品に貼付ける必要がない形態の場合には、
粘着層13や離型紙14を省略できる。なお、基材11
の表面側に透明あるいは不透明の保護層を設けてもよ
い。
【0020】物品監視用素子12は、素子12の中心部
分に位置する高透磁率強磁性材料からなる感磁性ワイヤ
20と、感磁性ワイヤ20の外周全体に巻付けられた筒
状のキャンセル用外被21を備えた二層構造となってい
る。素子12の外径は40〜500μm程度がよい。
【0021】感磁性ワイヤ20はSi濃度が6〜7wt%
(より好ましくは、6.2〜6.7wt%)のFe−Si
合金からなる。このワイヤ20のサイズは、線径がたと
えば30〜150μm(一例として50μm前後)、長
さが線径の300〜1000倍(例えば40mm前後)
のものが推奨される。この感磁性ワイヤ20の断面形状
は円であることが望ましいが、楕円や多角形あるいは矩
形等の丸以外の断面であってもよい。
【0022】上記感磁性ワイヤ20は、非晶質合金線
(アモルファスワイヤ)に比較して、約1.2〜2.0
倍の飽和磁束密度を有している。そして上記感磁性ワイ
ヤ20は、その形状および結晶構造による磁気的な効果
によって、軸線方向に強い磁気異方性を有し、ワイヤ2
0の保磁力(例えば0.1〜1.0エルステッド)より
も大きな振幅の交番磁界が印加された時に、大バルクハ
ウゼン効果によって、きわめて急峻な磁化反転を生じ
る。
【0023】上記感磁性ワイヤ20の磁化反転を例えば
ソレノイドコイルによって検出すると、図14に示すよ
うなパルス状の出力Pが得られる。すなわち、Fe−S
i合金からなる感磁性ワイヤ20の正の保磁力をHp、
負の保磁力を−Hpとした場合、交番磁界がこれらの保
磁力Hp、−Hpを越えた瞬間に感磁性ワイヤ20に磁
化反転が生じ、この磁化反転に対応したパルス状の出力
電圧Pが検出される。このパルスの幅は10〜100μ
secと非常に小さいため出力電圧は数KHz以上の高
周波成分を多く含んでいる。上記磁化反転は、与える交
番磁界の周波数にほとんど依存せず、周波数が低い場合
でも同等のパルス状出力Pを得ることができる。
【0024】一方、キャンセル用外被21は、磁気的に
硬質または半硬質な磁性材料からなる磁性金属箔21a
を、上記ワイヤ20をかかえ込むように円筒状に成形し
てワイヤ20の外周に巻付けたものである。磁性金属箔
21aの材料は、例えば保磁力が10〜1000エルス
テッド程度の硬質あるいは半硬質の強磁性材料(例えば
Fe−Co−V,Fe−Co−Ni,Fe−Ni,Fe
−Cr−Co,Cu−Ni−Fe,Cu−Ni−Co,
Pt−Coなど)が適している。箔21aの厚さは2μ
m〜60μm程度が適している。
【0025】テープ状に連続する磁性金属箔21aを製
造するには、例えば周知の箔圧延用ロール対で箔の材料
を挟み、薄く延ばすことによりテープ状の磁性金属箔2
1aを作ってもよいし、あるいは公知の冷却用チルロー
ラを用いた単ロール式の液体急冷法を適用することによ
って磁性金属箔21aを作ってもよい。こうして製造さ
れたテープ状の磁性金属箔21aは、図示しないスリッ
ターマシン等によって所定幅(例えば感磁性ワイヤ20
の径方向の断面の周長と同等の幅)にカットされる。
【0026】図1に示すように、物品監視用素子12の
キャンセル用外被21に着磁する場合、素子12の長手
方向に短区間ごとに複数対の磁極NSが交互に生じるよ
うに着磁が行われる。この場合、図2に示されるよう
に、素子12の長手方向(軸線方向)に短区間ごとに磁
束が交互に反転する。
【0027】このような多極着磁は、図3に示すスタン
プ状の着磁用治具25を用いて行うことができる。着磁
用治具25の一例は、角形磁石の平面に複数対の磁極N
Sを交互に縞状に設けた角形多極磁石26を用いる。こ
の多極磁石26の磁気エネルギーは、キャンセル用外被
21に着磁する際にキャンセル用外被21の保磁力を越
える磁界を与えることができる強さとしている。このよ
うな多極磁石26を有する着磁用治具25をキャンセル
用外被21に接触させるか、あるいは近付けることによ
り、図1に示す磁極パターンでキャンセル用外被21に
着磁させることができる。
【0028】上記キャンセル用外被21に着磁処理を行
うと、感磁性ワイヤ20にバイアス磁界を与えることが
できる。図14中に2点鎖線Sで示すようにバイアス磁
界を与えた場合、感磁性ワイヤ20に作用する交番磁界
が保磁力(−Hp)の上方にシフトするため交番磁界を
与えても磁化反転が生じなくなり、パルス状の出力Pも
発生しなくなる。すなわち感磁性ワイヤ20はその機能
を失う。感磁性ワイヤ20の機能を復活させるには、交
流消磁器等の消磁手段によってキャンセル用外被21の
消磁を行えばよい。
【0029】上記感磁性ワイヤ20とキャンセル用外被
21とからなる物品監視用素子12は、図6に示すよう
なダイス30を有する製造装置31によって連続的に製
造することができる。製造装置31の一例は、ワイヤ供
給機構33と金属箔供給機構34と巻取機構35などを
備えている。ワイヤ供給機構33のリール33aに、未
切断の感磁性ワイヤ20が巻かれており、リール33a
を図示しないモータによって回転させることにより、感
磁性ワイヤ20をリール33aからダイス30に向って
連続的に供給するとともに、この感磁性ワイヤ20をダ
イス30の円形の孔30aに通すようにしている。
【0030】金属箔供給機構34のリール34aにはテ
ープ状に連続する磁性金属箔21aが巻かれており、図
示しないモータによってリール34aを回転させること
により、磁性金属箔21aをリール34aからダイス3
0に向って連続的に供給するとともに、磁性金属箔21
aを感磁性ワイヤ20に沿わせた状態でダイス30の孔
30aに連続的に通しながらワイヤ20と一緒にダイス
30から引き出すようにしている。
【0031】上記製造装置31は、ダイス30の孔30
aに感磁性ワイヤ20と磁性金属箔21aを一体に通す
ことにより、感磁性ワイヤ20の外周を磁性金属箔21
aが取り囲むように円筒状に巻付けることができる。こ
うして磁性金属箔21aが筒状に成形されながら、感磁
性ワイヤ20が伸線されることにより、所望の断面形状
と断面サイズの感磁性ワイヤ20とキャンセル用外被2
1を有する素子12が連続的に成形される。
【0032】こうして製造された二層構造の物品監視用
素子12は、リール35aに巻取られる。またこの物品
監視用素子12はカッタによって前述の所望長さに切断
される。この製造装置31は、ダイス30によってワイ
ヤ20の伸線加工と同時にキャンセル用外被21を被せ
る加工とキャンセル用外被21の成形を行うことができ
るので、加工に要する時間が短く、しかも加工コストが
安くてすむ。
【0033】図7は、標識10が付された物品(商品)
Mの通過を監視するための検査ゲート40を示してい
る。このゲート40は、客が通る検査領域41に交番磁
界を発生させる磁界印加手段としての発信機42と、検
査領域41における磁界の変化を出力信号として出力す
る受信手段としての受信機43を備えている。
【0034】発信機42は、発信コイル45と、この発
信コイル45にアンプ46を介して交流電流を供給する
交流発生器47を有している。発信コイル45は、交流
発生器47からアンプ46を介して供給される交流電流
に応じた交番磁界を発生し、検査領域41に印加する。
【0035】受信機43は、電磁誘導コイルとして機能
する検出コイル50と、この検出コイル50に接続され
た検出回路51を備えている。検出コイル50は、人が
通れる程度の間隔、例えば、1mの間隔をおいて発信コ
イル45と対向配置され、発信コイル45との間に検査
領域41を形成している。そして、受信手段を構成する
検出コイル50には、検査領域41における磁界に応じ
た電圧が誘起され、この電流は出力信号として検出回路
51に出力される。
【0036】検出回路51は、検出コイル50に接続さ
れたフィルタ52、アンプ53、および比較器54を備
えている。フィルタ52は、検出コイル50が受信した
出力信号のうち、感磁性ワイヤ20の急峻な磁化反転に
起因するパルス状の出力信号の高周波成分を取出すよう
にしている。上記パルス状出力は、交番磁界の正負が変
わる度に周期的に出るため、標識10の付された物品M
を交番磁界に対して相対移動させなくてもほぼ一瞬の間
に検出が行われる。
【0037】比較器54は、検出されたパルス状出力
を、予め用意された基準データと比較することにより、
パルス状の出力が生じたか否か(感磁性ワイヤ20に磁
化反転を生じたか否か)、すなわちキャンセル用外被2
1が着磁されているか否かの判別を行う。物品Mがこの
ゲート40を通る際に、キャンセル用外被21に着磁処
理がなされていないと、受信機43と検出回路51によ
ってパルス状の出力が検出される。
【0038】比較器54には、駆動部55を介して報知
手段56が接続されている。駆動部55は比較器54の
照合結果に応じて報知手段56を作動させる。報知手段
56は、例えば警告灯や報知音などの表示手段によっ
て、ゲート40の管理者(店員等)に照合結果を知らせ
るようになっている。
【0039】次に上記構成の標識10の作用について説
明する。商店等において商品を監視するために標識10
を用いる場合、予め商品に標識10を取付けておく。ま
た、店の出口、例えば精算所(いわゆるレジ)の出口側
に検査ゲート40を設置する。精算所にはキャンセル用
外被21に着磁処理を行うための磁界発生器(図示せ
ず)を設けておく。この精算所において客が商品の代金
を支払うと、商品に付けられている標識10のキャンセ
ル用外被21に上記磁界発生器によって着磁処理を行う
ことにより、前述のバイアス磁界を与え、感磁性ワイヤ
20の機能をキャンセルする。
【0040】このため、精算済みの商品が検査ゲート4
0を通る際には、感磁性ワイヤ20が磁化反転を生じな
いから、この商品が検査ゲート40から出ることが許可
される。これに対し、未精算の商品が検査ゲート40を
通ろうとすると、商品に付けられている標識10の感磁
性ワイヤ20が磁化反転を生じる。このためパルス状の
出力がコイル50によって検出され、検出回路51が駆
動部55を介して報知手段56を作動させる。
【0041】上記実施形態では感磁性ワイヤ20の全周
にキャンセル用外被21が設けられているため、感磁性
ワイヤ20のごく近傍に高い密度でキャンセル用外被2
1が存在することになる。しかもこの物品監視用素子1
2は、キャンセル用外被21の長手方向に短区間ごとに
磁極N,Sが交互に存在するため、磁極間の距離が短く
なるとともに、キャンセル用外被21の長手方向の中間
部にも磁極N,Sが存在する。
【0042】このため上記実施形態の物品監視用素子1
2は、従来の素子に比較してキャンセル用外被21が薄
くても十分に有効なキャンセル用バイアス磁界を感磁性
ワイヤ20に与えることができる。このため、標識10
の厚さを従来の標識に比較して薄くすることができる。
また、素子12を紙にすき込んで普通の商品ラベルのよ
うに見せかけることができるなど、種々の形態で素子1
2を物品に付加することができる。
【0043】上記物品監視用素子12は細く柔軟である
から、平坦な表面を有する物品は勿論のこと、瓶、缶等
の湾曲した表面をもつ物品にも容易に設けることができ
る。また、物品の湾曲した表面に沿って標識10を湾曲
させた状態で設けることもできる。従来の非晶質強磁性
線や、Ni−Fe合金線にキャンセル用磁性体を配置し
たものは、硬く、可撓性がないため、湾曲した表面に設
けることは難しく、強力に固定すると磁歪が妨げられる
ことにより、出力が低下してしまう。また上記実施形態
の物品監視用素子12は、書籍の裏表紙などに入れるこ
ともできる。
【0044】次に、この発明の第2の実施形態につい
て、図8から図11を参照して説明する。図8に示すよ
うにこの実施形態の物品監視用素子12は、前述の第1
の実施形態のものと同様の材料および寸法の感磁性ワイ
ヤ20と、感磁性ワイヤ20の外周に巻付けられた筒状
のキャンセル用外被21を備えた二層構造である。ただ
しキャンセル用外被21には、この素子12の長手方向
に所定間隔で複数の孔70が形成されている。それ以外
の構成は第1の実施形態と共通である。
【0045】図9はキャンセル用外被21に使われる磁
性金属箔21aを示している。磁性金属箔21aの幅W
は100μm〜1500μm(例えば300μm)、孔
70の径Dはφ50μm〜1200μm(例えば200
μm)、孔ピッチPは2mm〜25mmの範囲(例えば
5mm)、厚さTは2μm〜60μm(例えば15μ
m)のものが推奨される。
【0046】磁性金属箔21aに孔70をあける手段と
して、エッチングやプレス加工、ドリルによる穿孔、レ
ーザによる孔加工などを適用できる。図示例の孔70は
円形であるが、孔70は角形あるいは楕円形であっても
よい。また、予め所定幅に切断された磁性金属箔21a
に孔70をあけてもよいし、あるいは幅の広いシート状
の磁性金属箔21aに孔70をあけてから、スリッター
マシンなどによって所定幅に切断するようにしてもよ
い。
【0047】この第2実施形態(図8)の物品監視用素
子12も、図6に示すようなダイス30を有する製造装
置31によって第1実施例と同様の製造工程によって連
続的に製造することができる。すなわち図10に示すよ
うに、ダイス30の孔30aに感磁性ワイヤ20と磁性
金属箔21aを一体に通すことによって、感磁性ワイヤ
20の外周に磁性金属箔21aを巻付ける。
【0048】この第2実施形態の物品監視用素子12に
着磁させるには、図11(A)あるいは(B)に示すよ
うに一定方向の磁界を発生する電磁コイル71とコア7
2を有する着磁器73を用いる。この着磁器73は、キ
ャンセル用外被21の保磁力を越える磁界を与えること
ができるものである。この着磁器73が発生する磁束F
中に物品監視用素子12を通すと、図8に示すように、
キャンセル用外被21の孔70の近傍に磁極NとSが交
互にあらわれる。
【0049】これにより、各々の孔70を境にして複数
対の磁極NSが交互に着磁される。よってこの物品監視
用素子12も第1の実施形態と同様に、必要に応じて感
磁性ワイヤ20の機能をキャンセルすることができる。
感磁性ワイヤ20の機能を復活させるには、交流消磁器
等の消磁手段によってキャンセル用外被21の消磁を行
えばよい。
【0050】この第2実施形態によれば、物品監視用素
子12を着磁器73の磁界F中に通すだけで、キャンセ
ル用外被21の長手方向に短区間ごとに複数対の磁極N
Sを交互に着磁させることができる。この場合には、着
磁器73に対して物品監視用素子12を離した状態で非
接触で着磁処理を行えるから、店舗等の精算所などにお
いて価格表示用バーコードを読取るためのバーコード読
取り装置の近傍に着磁器73を設置しておけば、精算済
みの商品に対する感磁性ワイヤ20のキャンセル処理を
能率良く行うことができる。
【0051】なお図12に示すような永久磁石75を用
いた着磁器73を使用してもよい。また、キャンセル用
外被21に形成する孔70の代わりに、図13に示すよ
うな切欠き76が採用されてもよい。
【0052】上記感磁性ワイヤ20の材料に非晶質強磁
性金属やNi−Fe合金を用いた場合、磁化反転を生じ
るためには比較的大きな磁歪を生じる。従ってその場合
には感磁性ワイヤ20の外周面とキャンセル用外被21
の内周面との間に、感磁性ワイヤ20が径方向に移動す
ることを許容する隙間を確保するとよい。このような隙
間を設ければ、磁化反転時に感磁性ワイヤ20の磁歪が
拘束されないため、所望の磁化反転を生じさせることが
できる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、感磁性ワイヤとキャン
セル用外被が一体化したことにより、NSを交互に着磁
した素子全体を1本の細い線状に構成することができ、
このため感磁性ワイヤ自体が細く柔軟であること、およ
びキャンセル用外被を薄くできることとあいまって、素
子の可撓性を損なうことがなく、平坦な表面を有する物
品は勿論のこと、瓶、缶等の湾曲した表面をもつ物品に
も容易に取付けることができる。また、この素子が埋設
されるラベル等の表面の凹凸を少なくすることができる
ので、素子の埋設箇所が目立たず、印刷も容易である。
【0054】従来のキャンセル手段では感磁性素子とキ
ャンセル用磁性体が離れていたためラベル状にする必要
があったが、本発明ではワイヤ状の物品監視用素子がキ
ャンセル機能をもつため、監視すべき物品の任意の位置
に埋設することも容易に行えるし、物品とラベルとの間
に挟み込むなど種々の形態をとることができる。しかも
低コストで実施できる。
【0055】請求項2に記載した物品監視用素子は、キ
ャンセル用外被の着磁に際して一方向の磁界中にこの物
品監視用素子を通すだけで素子の長手方向に短区間ごと
に複数の磁極N,Sを着磁させることができるので、感
磁性ワイヤの機能をキャンセルする処理を能率よく行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す物品監視用素子の
斜視図。
【図2】 図1に示された物品監視用素子のキャンセル
用外被の磁束を示す概略図。
【図3】 着磁用の治具を示す斜視図。
【図4】 図1に示された物品監視用素子を備えた標識
の斜視図。
【図5】 図4中のV−V線に沿う断面図。
【図6】 図1に示された物品監視用素子の製造装置の
概略を示す側面図。
【図7】 物品監視用素子の検出を行う検査ゲートの構
成を示す斜視図。
【図8】 本発明の他の実施形態を示す物品監視用素子
の一部の正面図。
【図9】 図8に示された物品監視用素子に使われる磁
性金属箔の斜視図。
【図10】 図8に示された物品監視用素子を製造する
装置の一部を断面で示す斜視図。
【図11】 電磁コイルを用いた着磁器の概略図。
【図12】 永久磁石を用いた着磁器の概略図。
【図13】 キャンセル用外被の変形例を示す斜視図。
【図14】 物品監視用素子の励起磁界とパルス出力と
の関係を示す図。
【図15】 従来の標識の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
10…標識 12…物品監視用素子 20…感磁性ワイヤ 21…キャンセル用外被 21a…磁性金属箔 30…ダイス 70…孔 76…切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 肇 神奈川県横浜市金沢区福浦3丁目10番地 日本発条株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性材料からなりその保磁力を越える交番
    磁界が印加された時に急峻な磁化反転を生じる感磁性ワ
    イヤと、 磁気的に硬質または半硬質な磁性材料からなる磁性金属
    箔を上記感磁性ワイヤの外周に巻付けこの磁性金属箔に
    着磁した時に上記感磁性ワイヤの磁化反転を阻止するバ
    イアス磁界を上記感磁性ワイヤに与えるキャンセル用外
    被と、を具備し、 上記キャンセル用外被はその長手方向に複数対の磁極N
    Sが交互に着磁されることを特徴とする物品監視用素
    子。
  2. 【請求項2】磁性材料からなりその保磁力を越える交番
    磁界が印加された時に急峻な磁化反転を生じる感磁性ワ
    イヤと、 磁気的に硬質または半硬質な磁性材料からなる磁性金属
    箔を上記感磁性ワイヤの外周に巻付けこの磁性金属箔に
    着磁した時に上記感磁性ワイヤの磁化反転を阻止するバ
    イアス磁界を上記感磁性ワイヤに与えるキャンセル用外
    被と、 を具備し、 上記キャンセル用外被はその長手方向に所定の間隔で複
    数の孔または切欠きが形成されており、互いに隣り合う
    上記孔または切欠きを境にして複数対の磁極NSが交互
    に着磁されることを特徴とする物品監視用素子。
  3. 【請求項3】上記感磁性ワイヤがSi濃度6〜7重量%
    のFe−Si合金からなり、この感磁性ワイヤの外周に
    上記キャンセル用外被を密着した状態で巻付けたことを
    特徴とする請求項1または2記載の物品監視用素子。
  4. 【請求項4】上記感磁性ワイヤが非晶質強磁性金属から
    なり、この感磁性ワイヤの外周面と上記キャンセル用外
    被の内周面との間に上記感磁性ワイヤが径方向に移動す
    ることを許容する隙間が設けられていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の物品監視用素子。
  5. 【請求項5】磁性材料からなりその保磁力を越える交番
    磁界が印加された時に急峻な磁化反転を生じる感磁性ワ
    イヤをダイスに向って連続的に供給しながら上記感磁性
    ワイヤを上記ダイスの孔に通すとともに、磁気的に硬質
    または半硬質な磁性材料からなりかつその長手方向に所
    定間隔で複数の孔または切欠きが形成されたテープ状の
    磁性金属箔を上記感磁性ワイヤに沿わせて上記ダイスの
    孔に連続的に通すことにより上記金属箔を上記感磁性ワ
    イヤの外周に巻付けて筒状のキャンセル用外被を形成す
    ることを特徴とする物品監視用素子の製造方法。
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JP2012229507A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Fuji Xerox Co Ltd 用紙
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