JPH1018753A - 亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機 - Google Patents

亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機

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JPH1018753A
JPH1018753A JP20403396A JP20403396A JPH1018753A JP H1018753 A JPH1018753 A JP H1018753A JP 20403396 A JP20403396 A JP 20403396A JP 20403396 A JP20403396 A JP 20403396A JP H1018753 A JPH1018753 A JP H1018753A
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JP
Japan
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counter
wedge
edge
rock
control type
Prior art date
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Pending
Application number
JP20403396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Inada
善紀 稲田
Akira Ito
昭 伊東
Minoru Nitta
稔 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAKOO KK
Nissan Construction Co Ltd
Original Assignee
KAKOO KK
Nissan Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by KAKOO KK, Nissan Construction Co Ltd filed Critical KAKOO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな損傷を受けることなく、接触する岩盤
面に加圧力を均等に加えて岩盤を亀裂破砕することを可
能とする。 【構成】 岩盤8を亀裂破砕する方向にカウンターエッ
ジ15を向けた亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機を破砕孔
11に挿入した後、十字ウエッジ5を油圧ジャッキで引
き上げ、カウンタープレート14と該カウンターエッジ
15を通じて接触する岩盤8の面に加圧力を均等に加え
て岩盤8を亀裂破砕させる機能を有することを特徴とす
る亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、亀裂誘導孔により
岩盤をブロック破砕する亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧岩盤破砕機としては、ビッカ
ー((株)山本鉄工所製造)、ダルダ(オリエント通商
(株)製造)等が知られている。又、従来の油圧岩盤破
砕機としては、特許第1968315号の油圧岩盤破砕
機も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧岩盤破砕機
のうち、ビッカー((株)山本鉄工所製造)、ダルダ
(オリエント通商(株)製造)にあっては、ウエッジを
油圧で押し込む方式を使用しており、ウエッジの破損を
防止するため、破砕孔を余掘りする必要があり、且つ自
由面の方向に割裂する破砕工法を採用せざるを得ないと
いう問題点があった。従来の油圧岩盤破砕機のうち、特
許第1968315号の油圧岩盤破砕機にあっては、そ
れぞれ間隔を置いて配置されたピストンによりエッジ加
圧板、円弧加圧板が著しく加圧され、軟岩の場合には該
エッジ加圧板、該円弧加圧板の損傷が大きいという問題
点があった。又、従来の油圧岩盤破砕機にあっては、風
化により弱体化した岩盤の表面部分に、加圧板が食い込
み、加圧され、大きい損傷を受けるという問題点があっ
た。従来の油圧岩盤破砕機にあっては、傾斜した岩盤の
表面部分に、加圧板が食い込み、加圧され、大きい損傷
を受けるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、破砕孔を余掘りする必要がなく、油圧
岩盤破砕機を挿入するための破砕孔を前もって削孔する
作業のみで、正常な機能を発揮する油圧岩盤破砕機であ
る。本発明は、特許第1968315号の油圧岩盤破砕
機のエッジ加圧板、円弧加圧板に相当するカウンターエ
ッジ、カウンタープレートを使用しており、センターホ
ールジャッキやロットを介して十字ウエッジを引上げる
際に、該カウンタープレートと該カウンターエッジを通
じて接触する岩盤面に加圧力を均等に加えて岩盤を亀裂
破砕させる機能を有する。カウンタープレートやカウン
ターエッジが大きな損傷を受けるのを避けるために、カ
ウンタープレートやカウンターエッジの位置は岩盤の表
面部分を避け、やや深い位置にある、安定した強度を有
する岩盤と対応している。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、センターホールジャッ
キ、ケース、ネジ、ロット、十字ウエッジ、押出しウエ
ッジ、ゴムシール、オイル、カウンタープレート、カウ
ンターエッジ、取付けネジ、油圧ホース、ハンドルを有
する亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機からなる。本発明の
亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機は、岩盤を亀裂破砕する
方向にカウンターエッジを向けた亀裂方向制御型油圧岩
盤破砕機を破砕孔に挿入した後、十字ウエッジを油圧ジ
ャッキで引き上げ、カウンタープレートと該カウンター
エッジを通じて接触する岩盤面に加圧力を均等に加えて
岩盤を亀裂破砕させる機能を有する。
【0006】亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機の上部に設
けられたセンターホールジャッキをケースに固着し、該
ケース内に設けられたロットを該センターホールジャッ
キに定着し、該ロットの下端を十字ウエッジに固着す
る。十字ウエッジには、2個のカウンタープレートを取
り付けた2個の押出しウエッジと、2個のカウンターエ
ッジを取り付けた2個の押出しウエッジが装着されてい
る。カウンターエッジは、下端の断面積が小さく上端の
断面積が大きい形状で構成されている。カウンターエッ
ジは、岩盤に接する面で垂直に食い込む構造からなる。
カウンタープレートやカウンターエッジの位置は、岩盤
の表面部分を避け、やや深い位置にある、安定した強度
の岩盤と対応している。センターホールジャッキ及びロ
ットを介して十字ウエッジを引上げる際に押出しウエッ
ジを加圧するため、該十字ウエッジは、下端の断面積が
大きく上端の断面積が小さい形状で構成されている。十
字ウエッジは、円錐形のものが使用されるケースもあ
る。
【0007】十字ウエッジをケース内部へセットする場
合には、該ケースの下端と固着している下蓋をネジで緩
めて取り外し、ロットと固着し一体となった該十字ウエ
ッジを該ケースの下端から該ロットを上にして挿入する
方法が望ましい。十字ウエッジと押出しウエッジは共に
ケース内に収まっており、該十字ウエッジの下端が該押
出しウエッジの下端より下蓋側になることが望ましい。
【0008】押出しウエッジとケース間にはゴムシール
が配置され、これにより該ゴムシールは押出しウエッジ
と十字ウエッジの間に充填されているオイルの流出を防
止する。オイルは、十字ウエッジと押出しウエッジの接
触面の摩擦抵抗を低減するためで、一般的に摩擦低減オ
イルを使用することが望ましい。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1に示す通り、亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機の上部に
おいて、センターホールジャッキ1をケース2にネジ3
aで固着する。ロット4と十字ウエッジ5をネジ3bで
固着する。
【0010】図2は図1のA−A断面を示す。図2に示
す通り、ケース2には押出しウエッジ6を収納するスリ
ットを設ける。十字ウエッジ5に押出しウエッジ6を装
着し、これをケース2のスリットに収める。十字ウエッ
ジ5をケース2の内部へセットする方法は、ケース2下
端にあるネジ3cで固着している下蓋10を外し、ロッ
ト4と固着して一体となっている十字ウエッジ5をケー
ス2の下端からロット4を上にして挿入した後、下蓋1
0をケース2の下端に固着する。押出しウエッジとケー
ス間にはゴムシールが配置され、該ゴムシールは押出し
ウエッジと十字ウエッジの間に充填されているオイルの
流出を防止する。
【0011】図3は、十字ウエッジ5の上に固着したロ
ット4と該十字ウエッジ5の斜視図を示す。センターホ
ールジャッキ1やロット4を介して十字ウエッジを引上
げる際に押出しウエッジ6を加圧するため、十字ウエッ
ジは、下端の断面積が大きく上端の断面積が小さい直線
形状で構成されている。
【0012】図4に示す通り、押出しウエッジ6は、形
状が同じで、用途が異なる2種類からなっている。1種
類の押出しウエッジ6は岩盤側でくさび状の先端を持つ
カウンターウエッジ15を取付けねじ16で取付け、他
種類の押出しウエッジ6は岩盤側でカウンタープレート
14を取付けねじ16で取付ける。
【0013】図5(a)(b)(c)は、亀裂方向制御
型油圧岩盤破砕機による岩盤の亀裂破砕作業行程を示す
もので、この亀裂破砕作業工程は、 (イ)第一行程(図5(a)):削孔機によって所定の
深さと孔径をもつ亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機の挿入
用の破砕孔11を削孔し、カウンターエッジ15を亀裂
誘導孔12方向に向けて、亀裂方向制御型油圧岩盤破砕
機を挿入する行程、 (ロ)第二行程(図5(b)):亀裂方向制御型油圧岩
盤破砕機を破砕孔11に挿入した後に、亀裂を誘導する
方向と直交する方向にカウンタープレート14を加圧す
る行程、 (ハ)第三行程(図5(c)):センターホールジャッ
キ1の操作により十字ウエッジ5を引上げ、十字ウエッ
ジ5でカウンタープレート14とカウンターエッジ15
を同時に加圧し、岩盤8に亀裂破砕13を発生させる行
程からなる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。従来の
油圧岩盤破砕機のうち、ビッカー((株)山本鉄工所製
造)、ダルダ(オリエント通商(株)製造)にあって
は、ウエッジを油圧で押し込む方式を使用しており、ウ
エッジの破損を防止するため、破砕孔を余掘りする必要
があり、且つ自由面の方向に割裂する破砕工法を採用せ
ざるを得ないという問題点があったが、本発明の亀裂方
向制御型油圧岩盤破砕機にあっては、この問題点を解消
した。従来の油圧岩盤破砕機のうち、特許第19683
15号の油圧岩盤破砕機にあっては、それぞれ間隔を置
いて配置されたピストンによりエッジ加圧板、円弧加圧
板が著しく加圧されるために、軟岩の場合には、エッジ
加圧板、円弧加圧板の損傷が大きいという問題点があっ
たが、本発明の亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機にあって
は、カウンタープレートやカウンターエッジが大きな損
傷を受ける恐れがなくなり、この問題点を解消した。従
来の油圧岩盤破砕機にあっては、岩盤の風化や岩盤の傾
斜により弱体化した岩盤の表面部分に、加圧板が食い込
み、加圧され、大きい損傷を受けるという問題点があっ
たが、本発明の亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機にあって
は、カウンタープレートやカウンターエッジの位置が、
岩盤の表面部分を避け、やや深い位置にある、安定した
強度を有する岩盤と対応しており、カウンタープレート
やカウンターエッジが大きな損傷を受ける恐れがなくな
り、この問題点を解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機縦側面である。
【図2】亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機のA−A断面図
である。
【図3】ロットを取り付けた十字ウエッジの斜視図であ
る。
【図4】押出しウエッジにカウンターエッジ及びカウン
タープレートの取付け状況を示す斜視図である。
【図5】亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機による岩盤の亀
裂破砕作業行程を示す図である。
【符号の説明】
1 センターホールジャッキ 2 ケース 3a ネジ 3b ネジ 3c ネジ 4 ロット 5 十字ウエッジ 6 押出しウエッジ 7 ゴムシール 8 岩盤 9 オイル 10 下蓋 11 破砕孔 12 亀裂誘導孔 13 亀裂破砕 14 カウンタープレート 15 カウンターエッジ 16 取付けネジ 17 油圧ホース 18 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 稔 東京都港区南青山1丁目2番6号 日産建 設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機の上部に設
    けられたセンターホールジャッキ(1)をケース(2)
    に固着し、ロット(4)をセンターホールジャッキ
    (1)に定着し、ロット(4)の下端を十字ウエッジ
    (5)に固着し、カウンターエッジ(15)とカウンタ
    ープレート(14)を取り付けた下端の断面積が小さく
    上端の断面積が大きい形状の押出しウエッジ(6)を、
    下端の断面積が大きく上端の断面積が小さい形状の十字
    ウエッジ(5)に装着し、岩盤を亀裂破砕する方向にカ
    ウンターエッジ(15)を向けた亀裂方向制御型油圧岩
    盤破砕機を破砕孔(11)に挿入した後、センターホー
    ルジャッキ(1)及びロット(4)を介して十字ウエッ
    ジ(5)を油圧ジャッキで引き上げ、カウンタープレー
    ト(14)とカウンターエッジ(15)で岩盤(8)を
    加圧し、岩盤(8)を亀裂破砕させる機能を有する、亀
    裂方向制御型油圧岩盤破砕機
JP20403396A 1996-07-01 1996-07-01 亀裂方向制御型油圧岩盤破砕機 Pending JPH1018753A (ja)

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