JPH10185889A - Bスコープ画像における連結領域抽出方法 - Google Patents
Bスコープ画像における連結領域抽出方法Info
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- JPH10185889A JPH10185889A JP8347392A JP34739296A JPH10185889A JP H10185889 A JPH10185889 A JP H10185889A JP 8347392 A JP8347392 A JP 8347392A JP 34739296 A JP34739296 A JP 34739296A JP H10185889 A JPH10185889 A JP H10185889A
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- G—PHYSICS
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- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/04—Analysing solids
- G01N29/07—Analysing solids by measuring propagation velocity or propagation time of acoustic waves
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- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
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- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射エコーのBスコープ画像上での伝播時間
方向に広がりを持つ連結領域を一つの連結領域として抽
出し、レールなどの傷判定を高速化し、かつ、正確に行
う。 【解決手段】 超音波探触器11から表示装置14まで
の構成を有し、同一のパルスの放射位置では伝播時間が
短い方から、反射エコーが順次検出される度に位置を算
出する。既に使用されている割付番号を最後に割り付け
た反射エコーの位置を一端とし、既に使用した割付番号
を最後に割り付けた反射エコーと同一の放射位置で検出
されて既に使用した割付番号を割り付けた反射エコー中
の、最初に既に使用した割付番号を割り付けた反射エコ
ーの位置を他端とする領域と、検出反射エコーの位置と
の距離が所定の範囲内であるとき、検出反射エコーに既
に使用した割付番号を割り付ける。この条件によって、
検出反射エコーに既に使用した割付番号が割り付けられ
なかった場合に、検出反射エコーに未使用の割付番号を
割り付ける。
方向に広がりを持つ連結領域を一つの連結領域として抽
出し、レールなどの傷判定を高速化し、かつ、正確に行
う。 【解決手段】 超音波探触器11から表示装置14まで
の構成を有し、同一のパルスの放射位置では伝播時間が
短い方から、反射エコーが順次検出される度に位置を算
出する。既に使用されている割付番号を最後に割り付け
た反射エコーの位置を一端とし、既に使用した割付番号
を最後に割り付けた反射エコーと同一の放射位置で検出
されて既に使用した割付番号を割り付けた反射エコー中
の、最初に既に使用した割付番号を割り付けた反射エコ
ーの位置を他端とする領域と、検出反射エコーの位置と
の距離が所定の範囲内であるとき、検出反射エコーに既
に使用した割付番号を割り付ける。この条件によって、
検出反射エコーに既に使用した割付番号が割り付けられ
なかった場合に、検出反射エコーに未使用の割付番号を
割り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波レール探傷
車で鉄道レールなどの傷の判定を行う際の超音波やマイ
クロ波又はミリ波の反射エコーからBスコープ画像の連
結領域を抽出するBスコープ画像における連結領域抽出
方法及び装置に関する。
車で鉄道レールなどの傷の判定を行う際の超音波やマイ
クロ波又はミリ波の反射エコーからBスコープ画像の連
結領域を抽出するBスコープ画像における連結領域抽出
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波レール探傷車などにおける
レール傷判定では、反射エコーのBスコープ画像上で互
いに連結関係にある反射エコーありの画素の集合を一つ
の領域として抽出する処理を行っている。すなわち、連
結領域の抽出が行われる。図6は、このような従来の鉄
道などのレール(被検査材)を超音波で探傷する際の計
測状態を示す斜視図であり、図7は図6中の超音波探傷
装置の構成を示すブロック図である。
レール傷判定では、反射エコーのBスコープ画像上で互
いに連結関係にある反射エコーありの画素の集合を一つ
の領域として抽出する処理を行っている。すなわち、連
結領域の抽出が行われる。図6は、このような従来の鉄
道などのレール(被検査材)を超音波で探傷する際の計
測状態を示す斜視図であり、図7は図6中の超音波探傷
装置の構成を示すブロック図である。
【0003】図6及び図7において、この例では、探傷
対象のレール(被検査材)1上を、超音波探傷装置2と
接続されるケーブル3の先端に設けられた超音波探触子
4を移動させてレール1の探傷を行っている。図7に示
す超音波探傷装置2では、超音波探触子4がレール1上
を接触して移動する。この際、送信部2aから一定周期
で出力する送信信号が超音波探触子4に入力され、内部
の図しない振動子からの超音波パルスがレール1に放射
される。この超音波パルスがレール1の傷で反射し、こ
の反射波が超音波探触子4内の振動子で受信される。
対象のレール(被検査材)1上を、超音波探傷装置2と
接続されるケーブル3の先端に設けられた超音波探触子
4を移動させてレール1の探傷を行っている。図7に示
す超音波探傷装置2では、超音波探触子4がレール1上
を接触して移動する。この際、送信部2aから一定周期
で出力する送信信号が超音波探触子4に入力され、内部
の図しない振動子からの超音波パルスがレール1に放射
される。この超音波パルスがレール1の傷で反射し、こ
の反射波が超音波探触子4内の振動子で受信される。
【0004】この受信波信号が受信部2bに入力され、
ここで増幅などを行って信号処理部2cに入力される。
信号処理部2cでは、ここに設けられたゲート回路によ
って所定のビーム路程範囲のみを検出する。さらに、信
号処理部2cで検出したアナログ信号をデジタル信号に
変換し、受信信号レベルを判定レベルと比較して反射エ
コーを検出する。この検出した反射エコーデータと図示
しない移動距離センサからの移動量データに基づいて、
レール1の傷の位置や、その重大性の判定を行い、この
結果データをブラウン管(CRT)などの表示部2dで
画面表示している。また、記録部2eのメモリなどに記
憶して保存し、さらに、必要に応じて記録紙に印刷して
出力している。
ここで増幅などを行って信号処理部2cに入力される。
信号処理部2cでは、ここに設けられたゲート回路によ
って所定のビーム路程範囲のみを検出する。さらに、信
号処理部2cで検出したアナログ信号をデジタル信号に
変換し、受信信号レベルを判定レベルと比較して反射エ
コーを検出する。この検出した反射エコーデータと図示
しない移動距離センサからの移動量データに基づいて、
レール1の傷の位置や、その重大性の判定を行い、この
結果データをブラウン管(CRT)などの表示部2dで
画面表示している。また、記録部2eのメモリなどに記
憶して保存し、さらに、必要に応じて記録紙に印刷して
出力している。
【0005】このような超音波レール探傷車における傷
の測定にあって、連結領域の抽出処理は、例えば、ラベ
リングと呼ばれる画像処理手法を用いて行うことが出来
る。このラベリングについては、例えば「コンピュータ
画像処理入門」(田村監修、総研出版、1985年)に
記載があり、これは連結領域ごとにラベル(番号)を割
り付ける処理である。
の測定にあって、連結領域の抽出処理は、例えば、ラベ
リングと呼ばれる画像処理手法を用いて行うことが出来
る。このラベリングについては、例えば「コンピュータ
画像処理入門」(田村監修、総研出版、1985年)に
記載があり、これは連結領域ごとにラベル(番号)を割
り付ける処理である。
【0006】また、ラベリング処理の問題点を解決した
例として、反射エコーのBスコープ画像における連結領
域の抽出を高速で行い、かつ、反射エコーの多少の欠落
を必要に応じて許容できる、当出願人が提案した「Bス
コープ画像の連結領域抽出方法及び装置(特願平8−0
75501号)」に記載の方法を用いることが出来る。
例として、反射エコーのBスコープ画像における連結領
域の抽出を高速で行い、かつ、反射エコーの多少の欠落
を必要に応じて許容できる、当出願人が提案した「Bス
コープ画像の連結領域抽出方法及び装置(特願平8−0
75501号)」に記載の方法を用いることが出来る。
【0007】図8は、このような連結領域の抽出を説明
するための図である。図8において、この連結領域抽出
方法は、超音波探触子又はマイクロ波やミリ波のアンテ
ナ等が移動又は回転しながらパルスを放射して、その反
射エコーが検出されるごとに、パルスの放射位置(又は
角度)と伝播時間で規定される反射エコーのBスコープ
画像上での位置を求めている。
するための図である。図8において、この連結領域抽出
方法は、超音波探触子又はマイクロ波やミリ波のアンテ
ナ等が移動又は回転しながらパルスを放射して、その反
射エコーが検出されるごとに、パルスの放射位置(又は
角度)と伝播時間で規定される反射エコーのBスコープ
画像上での位置を求めている。
【0008】この検出された反射エコーのBスコープ画
像上の位置と、既に使用されている割付番号を最後に割
り付けられた反射エコーのBスコープ画像上での位置と
を比較して、両者の距離が所定の範囲内であるとき、す
なわち、連結している際に、検出した反射エコーに、既
に使用した割付番号を割り付けている。また、これらの
条件によって検出された反射エコーにすで使用した割付
番号が割り付けられなかった場合に、検出された反射エ
コーに未使用の割付番号を割り付けている。この手順に
よって、Bスコープ画像上での連結領域ごとに異なる割
付番号が割り付けられて、連結領域が抽出されることに
なる。
像上の位置と、既に使用されている割付番号を最後に割
り付けられた反射エコーのBスコープ画像上での位置と
を比較して、両者の距離が所定の範囲内であるとき、す
なわち、連結している際に、検出した反射エコーに、既
に使用した割付番号を割り付けている。また、これらの
条件によって検出された反射エコーにすで使用した割付
番号が割り付けられなかった場合に、検出された反射エ
コーに未使用の割付番号を割り付けている。この手順に
よって、Bスコープ画像上での連結領域ごとに異なる割
付番号が割り付けられて、連結領域が抽出されることに
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな連結領域の抽出方法では、伝播時間方向に広がりを
持つ連結領域については、一つの連結領域として抽出す
ることができなかった。図9は、この伝播時間方向に広
がりを持つ連結領域を説明するための図であり、図10
は連結領域の抽出結果を説明するための図である。
うな連結領域の抽出方法では、伝播時間方向に広がりを
持つ連結領域については、一つの連結領域として抽出す
ることができなかった。図9は、この伝播時間方向に広
がりを持つ連結領域を説明するための図であり、図10
は連結領域の抽出結果を説明するための図である。
【0010】図9において、パルスの放射位置がX方向
へ移動する際に、例えば、位置aの反射エコーが検出さ
れて割付番号1が割り付けられる。続いて、同一の放射
位置で伝播時間の短い順次に位置bまでの反射エコーが
検出される。これらは連結しており、位置a〜bの間に
割付番号1が割り付けられる。次に、位置cの反射エコ
ーが検出されるが、このとき、割付番号1が最後に割り
付けられた反射エコーは、位置bであり、位置cと位置
bとの連結関係が調べられる。この際、両者は連結して
いないので、位置cには新たな割付番号2が割り付けら
れる。以下、同様にして割付番号が割り付けられ、最終
的に、図10に示す連結領域の抽出結果が得られる。
へ移動する際に、例えば、位置aの反射エコーが検出さ
れて割付番号1が割り付けられる。続いて、同一の放射
位置で伝播時間の短い順次に位置bまでの反射エコーが
検出される。これらは連結しており、位置a〜bの間に
割付番号1が割り付けられる。次に、位置cの反射エコ
ーが検出されるが、このとき、割付番号1が最後に割り
付けられた反射エコーは、位置bであり、位置cと位置
bとの連結関係が調べられる。この際、両者は連結して
いないので、位置cには新たな割付番号2が割り付けら
れる。以下、同様にして割付番号が割り付けられ、最終
的に、図10に示す連結領域の抽出結果が得られる。
【0011】このように、伝播時間方向に広がりを持つ
連結領域については、放射位置ごとに異なる割付番号が
割り付けられてしまい、一つの連結領域抽出が得られな
いという欠点がある。本発明は、このような欠点を解決
するものであり、反射エコーのBスコープ画像における
伝播時間方向に広がりを持つ連結領域についても、一つ
の連結領域として抽出することが出来るようになり、例
えば、超音波レール探傷車などにおけるレール傷判定
が、高速化され、かつ、正確に可能になるBスコープ画
像における連結領域抽出方法を提供する。
連結領域については、放射位置ごとに異なる割付番号が
割り付けられてしまい、一つの連結領域抽出が得られな
いという欠点がある。本発明は、このような欠点を解決
するものであり、反射エコーのBスコープ画像における
伝播時間方向に広がりを持つ連結領域についても、一つ
の連結領域として抽出することが出来るようになり、例
えば、超音波レール探傷車などにおけるレール傷判定
が、高速化され、かつ、正確に可能になるBスコープ画
像における連結領域抽出方法を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明はパルスを放射して得られた反射エコーのB
スコープ画像から連結領域の抽出を行うBスコープ画像
における連結領域抽出方法にあって、パルスの放射位置
の変化における同一のパルスの放射位置では伝播時間が
短い方から、反射エコーが順次検出される度に、この検
出反射エコーのBスコープ画像上の位置を算出し、既に
使用されている割付番号を最後に割り付けられた反射エ
コーの位置を一端とし、既に使用した割付番号を最後に
割り付けた反射エコーと同一の放射位置で検出されて、
既に使用した割付番号を割り付けた反射エコー中の、最
初に既に使用した割付番号を割り付けた反射エコーの位
置を他端とする領域と、検出反射エコーの位置との距離
が、所定の範囲内であるとき、検出反射エコーに既に使
用した割付番号を割り付け、この条件によって、検出反
射エコーに既に使用した割付番号が割り付けられなかっ
た場合に、この検出反射エコーに未使用の割付番号を割
り付けている。
に、本発明はパルスを放射して得られた反射エコーのB
スコープ画像から連結領域の抽出を行うBスコープ画像
における連結領域抽出方法にあって、パルスの放射位置
の変化における同一のパルスの放射位置では伝播時間が
短い方から、反射エコーが順次検出される度に、この検
出反射エコーのBスコープ画像上の位置を算出し、既に
使用されている割付番号を最後に割り付けられた反射エ
コーの位置を一端とし、既に使用した割付番号を最後に
割り付けた反射エコーと同一の放射位置で検出されて、
既に使用した割付番号を割り付けた反射エコー中の、最
初に既に使用した割付番号を割り付けた反射エコーの位
置を他端とする領域と、検出反射エコーの位置との距離
が、所定の範囲内であるとき、検出反射エコーに既に使
用した割付番号を割り付け、この条件によって、検出反
射エコーに既に使用した割付番号が割り付けられなかっ
た場合に、この検出反射エコーに未使用の割付番号を割
り付けている。
【0013】このような本発明のBスコープ画像におけ
る連結領域抽出方法では、既に使用されている割付番号
を最後に割り付けた反射エコーだけでなく、同一の放射
位置で検出された反射エコーのいずれかと、Bスコープ
画像上での距離が所定の範囲内であるとき、その割付番
号が割り付けられることになる。したがって、反射エコ
ーのBスコープ画像における伝播時間方向に広がりを持
つ連結領域についても、一つの連結領域として抽出する
ことが出来るようになる。この結果、例えば、超音波レ
ール探傷車などにおけるレール傷判定が高速化され、か
つ、正確に可能になる。
る連結領域抽出方法では、既に使用されている割付番号
を最後に割り付けた反射エコーだけでなく、同一の放射
位置で検出された反射エコーのいずれかと、Bスコープ
画像上での距離が所定の範囲内であるとき、その割付番
号が割り付けられることになる。したがって、反射エコ
ーのBスコープ画像における伝播時間方向に広がりを持
つ連結領域についても、一つの連結領域として抽出する
ことが出来るようになる。この結果、例えば、超音波レ
ール探傷車などにおけるレール傷判定が高速化され、か
つ、正確に可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明のBスコープ画像に
おける連結領域抽出方法を図面を参照して説明する。図
1は本発明のBスコープ画像における連結領域抽出方法
が適用される装置構成のブロック図である。図1におい
て、この例は、高速走行する超音波レール探傷車に適用
されるものであり、傷の検査対象であるレール10を超
音波探触器11が接触して移動するようになっている。
おける連結領域抽出方法を図面を参照して説明する。図
1は本発明のBスコープ画像における連結領域抽出方法
が適用される装置構成のブロック図である。図1におい
て、この例は、高速走行する超音波レール探傷車に適用
されるものであり、傷の検査対象であるレール10を超
音波探触器11が接触して移動するようになっている。
【0015】さらに、この超音波探触器11に超音波を
放射し、かつ、超音波探触器11で受信した反射エコー
の反射信号を増幅、デジタル信号化等の受信処理を行う
超音波探傷装置12が設けられている。この超音波探傷
装置12は超音波信号を送出する図示しない送信部及び
反射エコーの反射信号を増幅、デジタル信号化等の受信
処理を行う受信部とから構成されている。
放射し、かつ、超音波探触器11で受信した反射エコー
の反射信号を増幅、デジタル信号化等の受信処理を行う
超音波探傷装置12が設けられている。この超音波探傷
装置12は超音波信号を送出する図示しない送信部及び
反射エコーの反射信号を増幅、デジタル信号化等の受信
処理を行う受信部とから構成されている。
【0016】また、超音波探傷装置12が出力する受信
データからBスコープ画像を生成して、伝播時間方向に
広がりを持つ連結領域を一つの連結領域として抽出する
Bスコープ画像処理装置13及び、この処理データを画
面表示する表示装置14が設けられている。図2は図1
中に示すBスコープ画像処理装置13及び表示装置14
の構成を示すブロック図である。図2において、このB
スコープ画像処理装置13は、装置を制御するCPU2
1、CPU21が生成したBスコープ画像データを記憶
する画像メモリ22、制御プログラムや割付番号を記憶
するROM23及びワーキング用のRAM24からな
る。
データからBスコープ画像を生成して、伝播時間方向に
広がりを持つ連結領域を一つの連結領域として抽出する
Bスコープ画像処理装置13及び、この処理データを画
面表示する表示装置14が設けられている。図2は図1
中に示すBスコープ画像処理装置13及び表示装置14
の構成を示すブロック図である。図2において、このB
スコープ画像処理装置13は、装置を制御するCPU2
1、CPU21が生成したBスコープ画像データを記憶
する画像メモリ22、制御プログラムや割付番号を記憶
するROM23及びワーキング用のRAM24からな
る。
【0017】また、Bスコープ画像処理装置13は超音
波探傷装置12が出力する受信データを取り込むための
I/O回路25、画面表示を制御するCRTコントロー
ラ26及び外部の記憶媒体での記憶データを送出するI
/O回路27からなる。さらに、デバイスを接続するた
めのデバイスアダプタ28、各部が接続されるバスライ
ン29及び座標入力操作を行うためのマウス30が設け
られている。さらに、機能選択などの入力操作を行うた
めのキーボード31、処理データをI/O回路27を通
じて記憶し、かつ、記憶データを送出する外部記憶装置
32及び処理データを画面表示するCRTモニタ33を
有している。
波探傷装置12が出力する受信データを取り込むための
I/O回路25、画面表示を制御するCRTコントロー
ラ26及び外部の記憶媒体での記憶データを送出するI
/O回路27からなる。さらに、デバイスを接続するた
めのデバイスアダプタ28、各部が接続されるバスライ
ン29及び座標入力操作を行うためのマウス30が設け
られている。さらに、機能選択などの入力操作を行うた
めのキーボード31、処理データをI/O回路27を通
じて記憶し、かつ、記憶データを送出する外部記憶装置
32及び処理データを画面表示するCRTモニタ33を
有している。
【0018】図3はBスコープ画像処理装置13内のC
PU21によるBスコープ画像における連結領域を抽出
する機能ブロック図である。この連結領域抽出の機能
は、Bスコープ画像を生成するBスコープ画像生成処理
部40及び連結領域の抽出を処理する連結領域抽出処理
部41からなる。図4は、連結領域抽出処理部41の機
能ブロック図であり反射エコー検出部50、位置算出部
51、連結判定部52、第一の割付番号割付部53及び
第二の割付番号割付部54で構成される。
PU21によるBスコープ画像における連結領域を抽出
する機能ブロック図である。この連結領域抽出の機能
は、Bスコープ画像を生成するBスコープ画像生成処理
部40及び連結領域の抽出を処理する連結領域抽出処理
部41からなる。図4は、連結領域抽出処理部41の機
能ブロック図であり反射エコー検出部50、位置算出部
51、連結判定部52、第一の割付番号割付部53及び
第二の割付番号割付部54で構成される。
【0019】位置算出部51は反射エコー検出部50で
反射エコーが順次検出される度に、検出反射エコーのB
スコープ画像上での位置を算出する。連結判定部52
は、既に使用されている割付番号を最後に割り付けられ
た反射エコーの位置を一端とし、既に使用した割付番号
を最後に割り付けた反射エコーと同一の放射位置で検出
されて、既に使用した割付番号を割り付けた反射エコー
中の、最初に既に使用した割付番号を割り付けた反射エ
コーの位置を他端とする領域と、検出反射エコーの位置
との連結関係を判定する。
反射エコーが順次検出される度に、検出反射エコーのB
スコープ画像上での位置を算出する。連結判定部52
は、既に使用されている割付番号を最後に割り付けられ
た反射エコーの位置を一端とし、既に使用した割付番号
を最後に割り付けた反射エコーと同一の放射位置で検出
されて、既に使用した割付番号を割り付けた反射エコー
中の、最初に既に使用した割付番号を割り付けた反射エ
コーの位置を他端とする領域と、検出反射エコーの位置
との連結関係を判定する。
【0020】また第一の割付番号割付部53は、連結判
定部52で連結していると判定された既に使用されてい
る割付番号を、検出された反射エコーに割付ける。更
に、第二の割付番号割付部54は、第一の割付番号割付
部53で、検出された反射エコーに既に使用した割付番
号が割り付けられなかったとき、新たな割付番号を検出
された反射エコーに割り付ける。
定部52で連結していると判定された既に使用されてい
る割付番号を、検出された反射エコーに割付ける。更
に、第二の割付番号割付部54は、第一の割付番号割付
部53で、検出された反射エコーに既に使用した割付番
号が割り付けられなかったとき、新たな割付番号を検出
された反射エコーに割り付ける。
【0021】次の本発明の装置動作を説明する。図1の
装置動作としては、まず超音波探触器11からレールの
傷の発生部位と方向性を考慮した超音波を放射して、そ
の反射エコーを受信する。即ち超音波探触器11には、
超音波探傷装置12の送信部から超音波が入力され、か
つ、受信部が超音波探触器11で受信した反射エコーの
反射信号を増幅、デジタル信号化等の受信処理を行っ
て、Bスコープ画像処理装置13に出力する。
装置動作としては、まず超音波探触器11からレールの
傷の発生部位と方向性を考慮した超音波を放射して、そ
の反射エコーを受信する。即ち超音波探触器11には、
超音波探傷装置12の送信部から超音波が入力され、か
つ、受信部が超音波探触器11で受信した反射エコーの
反射信号を増幅、デジタル信号化等の受信処理を行っ
て、Bスコープ画像処理装置13に出力する。
【0022】図2に示すBスコープ画像処理装置13で
はCPU21がI/O回路25及びバスライン29を通
じて反射エコーのデータを取り込み。ROM23から読
みだした制御プログラムに基づいて、図3及び図4に示
す連結領域抽出の機能ブロックによるデータ処理が行わ
れる。すなわち、超音波探傷装置12から取り込んだ受
信データから反射エコーのBスコープ画像を生成し、こ
のBスコープ画像から伝播時間方向に広がりを持つ連結
領域を、一つの連結領域として高速かつ高精度で抽出す
る。
はCPU21がI/O回路25及びバスライン29を通
じて反射エコーのデータを取り込み。ROM23から読
みだした制御プログラムに基づいて、図3及び図4に示
す連結領域抽出の機能ブロックによるデータ処理が行わ
れる。すなわち、超音波探傷装置12から取り込んだ受
信データから反射エコーのBスコープ画像を生成し、こ
のBスコープ画像から伝播時間方向に広がりを持つ連結
領域を、一つの連結領域として高速かつ高精度で抽出す
る。
【0023】この際、処理データがワーキング用のRA
M24に一時的に記憶して行われ、また、この処理デー
タがCRTモニタ33に画面表示される。さらに、処理
データがI/O回路27を通じて外部記憶装置32に記
憶される。この処理の指示操作がデバイスアダプタ28
に接続されるマウス30及びキーボード31で行われ
る。
M24に一時的に記憶して行われ、また、この処理デー
タがCRTモニタ33に画面表示される。さらに、処理
データがI/O回路27を通じて外部記憶装置32に記
憶される。この処理の指示操作がデバイスアダプタ28
に接続されるマウス30及びキーボード31で行われ
る。
【0024】次に、Bスコープ画像における連結領域抽
出処理を説明する。図4において、連結領域抽出処理部
41では、位置算出部51が反射エコー検出部50で反
射エコーを検出する毎にBスコープ画像上での位置
(x,y)を算出する。この場合、パルスの放射位置の
変化における同一のパルスの放射位置では伝播時間が短
い方から、反射エコーが順次検出される度に、検出され
た反射エコーの位置を算出する。
出処理を説明する。図4において、連結領域抽出処理部
41では、位置算出部51が反射エコー検出部50で反
射エコーを検出する毎にBスコープ画像上での位置
(x,y)を算出する。この場合、パルスの放射位置の
変化における同一のパルスの放射位置では伝播時間が短
い方から、反射エコーが順次検出される度に、検出され
た反射エコーの位置を算出する。
【0025】位置算出部51で算出された反射エコーの
位置は連結判定部52に与えられ、連結判定部52にお
いて、既に使用されている割付番号を最後に割り付けら
れた反射エコーの位置を一端とし、既に使用した割付番
号を最後に割り付けた反射エコーと同一の放射位置で検
出されて、既に使用した割付番号を割り付けた反射エコ
ー中の、最初に既に使用した割付番号を割り付けた反射
エコーの位置を他端とする領域との連結関係が判定され
る。
位置は連結判定部52に与えられ、連結判定部52にお
いて、既に使用されている割付番号を最後に割り付けら
れた反射エコーの位置を一端とし、既に使用した割付番
号を最後に割り付けた反射エコーと同一の放射位置で検
出されて、既に使用した割付番号を割り付けた反射エコ
ー中の、最初に既に使用した割付番号を割り付けた反射
エコーの位置を他端とする領域との連結関係が判定され
る。
【0026】連結判定部52で連結していると判定され
たときは、第一の割付番号割付部53により、連結して
いると判定された既に使用されている割付番号を、検出
された反射エコーに割付ける。また連結判定部52で連
結していると判定されず、第一の割付番号割付部53に
より既に使用されている割付番号が割付けられなかった
ときは、第二の割付番号割付部54によって新たな割付
番号を検出された反射エコーに割り付ける。
たときは、第一の割付番号割付部53により、連結して
いると判定された既に使用されている割付番号を、検出
された反射エコーに割付ける。また連結判定部52で連
結していると判定されず、第一の割付番号割付部53に
より既に使用されている割付番号が割付けられなかった
ときは、第二の割付番号割付部54によって新たな割付
番号を検出された反射エコーに割り付ける。
【0027】図5はBスコープ画像における本発明の連
結領域抽出動作の処理手順を示すフローチャートであ
る。尚、以下の説明で、nは次に使用する未使用の割付
番号、(x,y)は検出された反射エコーのBスコープ
画像上での位置、(xi,yi2)、(xn,yn2)
は、それぞれ割付番号i,nを最後に割り付けた反射エ
コーのBスコープ画像上での位置である。また(xi,
yi1)、(xn,yn1)は、それぞれ割付番号i,
nを最後に割り付けた反射エコーと同一の放射位置で、
最初にその割付番号を割り付けた反射エコーのBスコー
プ画像上での位置である。更に、N(x,y)はBスコ
ープ画像上の点(x,y)に割り付けた割付番号であ
る。図5において、最初に、処理を開始する時点で、次
に使用する未使用の割付番号nを1とし(ステップS
1)、以下の処理を繰り返す。
結領域抽出動作の処理手順を示すフローチャートであ
る。尚、以下の説明で、nは次に使用する未使用の割付
番号、(x,y)は検出された反射エコーのBスコープ
画像上での位置、(xi,yi2)、(xn,yn2)
は、それぞれ割付番号i,nを最後に割り付けた反射エ
コーのBスコープ画像上での位置である。また(xi,
yi1)、(xn,yn1)は、それぞれ割付番号i,
nを最後に割り付けた反射エコーと同一の放射位置で、
最初にその割付番号を割り付けた反射エコーのBスコー
プ画像上での位置である。更に、N(x,y)はBスコ
ープ画像上の点(x,y)に割り付けた割付番号であ
る。図5において、最初に、処理を開始する時点で、次
に使用する未使用の割付番号nを1とし(ステップS
1)、以下の処理を繰り返す。
【0028】反射エコーが検出されると(ステップS
2)、このBスコープ画像上での位置(x,y)を算出
する(ステップS3)、Bスコープ画像は、パルスの放
射位置と伝播時間とを、例えば、それぞれ横軸、縦軸と
する画像であるから、その場合、x=a・(放射位
置)、y=b・(ビーム路程)として算出される。ただ
し、a,bは定数である。
2)、このBスコープ画像上での位置(x,y)を算出
する(ステップS3)、Bスコープ画像は、パルスの放
射位置と伝播時間とを、例えば、それぞれ横軸、縦軸と
する画像であるから、その場合、x=a・(放射位
置)、y=b・(ビーム路程)として算出される。ただ
し、a,bは定数である。
【0029】続いて、既に使用されている割付番号(1
〜n−1で、n=1のときは使用されている割付番号は
存在しない)を対象として(ステップS4,S5,S
7)、検出された反射エコーのBスコープ画像上での位
置(x,y)と割付番号iを最後に割り付けられた反射
エコーのBスコープ画像上での位置(xi,yi2)及
び、これと同一の放射位置で、最初に割付番号iを割り
付けた反射エコーのBスコープ画像上での位置(xi,
yi1)を両端とするBスコープ画像上の領域とが連結
関係にあるか否かを判定する(ステップS6)。ここ
で、連結関係にあると判定する条件としては、例えば、
|x−xi|≦pかつy≧yi1−qかつ≦yi2+r
とすれば良い。
〜n−1で、n=1のときは使用されている割付番号は
存在しない)を対象として(ステップS4,S5,S
7)、検出された反射エコーのBスコープ画像上での位
置(x,y)と割付番号iを最後に割り付けられた反射
エコーのBスコープ画像上での位置(xi,yi2)及
び、これと同一の放射位置で、最初に割付番号iを割り
付けた反射エコーのBスコープ画像上での位置(xi,
yi1)を両端とするBスコープ画像上の領域とが連結
関係にあるか否かを判定する(ステップS6)。ここ
で、連結関係にあると判定する条件としては、例えば、
|x−xi|≦pかつy≧yi1−qかつ≦yi2+r
とすれば良い。
【0030】ただし、p,q,rは所定の正の値であ
る。ここで連結関係にあると判定された場合は、Bスコ
ープ画像上の点(x,y)に割付番号iを割り付ける
(ステップS8)。また、xとxiが等しいか否かを判
定し(ステップS9)、等しくないとき、すなわち、
(x,y)が新たな放射位置で割付番号iが割り付けら
れときには、(xi,yi1)を(x,y)に置き換え
る(ステップS10)。さらに(xi,yi2)を
(x,y)に置き換える(ステップS11)。
る。ここで連結関係にあると判定された場合は、Bスコ
ープ画像上の点(x,y)に割付番号iを割り付ける
(ステップS8)。また、xとxiが等しいか否かを判
定し(ステップS9)、等しくないとき、すなわち、
(x,y)が新たな放射位置で割付番号iが割り付けら
れときには、(xi,yi1)を(x,y)に置き換え
る(ステップS10)。さらに(xi,yi2)を
(x,y)に置き換える(ステップS11)。
【0031】(x,y)と、(xi,yi1)及び(x
i,yi2)を両端とする領域とが連結関係にある割付
番号iが存在しない場合には、Bスコープ画像上の点
(x,y)に新たな割付番号nを割り付け(ステップS
12)、(xn,yn1)及び(xn,yn2)を
(x,y)として(ステップS13,S14)次に使用
する未使用の割付番号nの値を1増加する(ステップS
15)。
i,yi2)を両端とする領域とが連結関係にある割付
番号iが存在しない場合には、Bスコープ画像上の点
(x,y)に新たな割付番号nを割り付け(ステップS
12)、(xn,yn1)及び(xn,yn2)を
(x,y)として(ステップS13,S14)次に使用
する未使用の割付番号nの値を1増加する(ステップS
15)。
【0032】以上の処理によって、個々の割付番号を最
後に割り付けられた反射エコーの位置を一端とし、それ
と同一の放射位置で最初に、その割付番号を割り付けた
反射エコーの位置が他端として常に記憶され、それを両
端点とする領域と新たに検出された反射エコーの位置と
の連結関係が調べられて割付番号の割り付けが行われ
る。この処理を繰り返すことによって、伝播時間方向に
広がりを持つ連結領域であっても、連結領域ごとに異な
る割付番号が割り付けられ、連結領域抽出が行われるこ
とになる。
後に割り付けられた反射エコーの位置を一端とし、それ
と同一の放射位置で最初に、その割付番号を割り付けた
反射エコーの位置が他端として常に記憶され、それを両
端点とする領域と新たに検出された反射エコーの位置と
の連結関係が調べられて割付番号の割り付けが行われ
る。この処理を繰り返すことによって、伝播時間方向に
広がりを持つ連結領域であっても、連結領域ごとに異な
る割付番号が割り付けられ、連結領域抽出が行われるこ
とになる。
【0033】次に、図9に示したBスコープ画像を対象
とした場合の具体的な連結領域の抽出処理について説明
する。パルスの放射位置がx方向に移動し、かつ、同一
の放射位置では伝播時間が短いから、反射エコーが順次
検出されていくとき、最初に検出される反射エコーは位
置aであり、まず、割付番号1が割り付けられる。この
とき割付番号1を最後に割り付けた反射エコー及び、こ
れと同一の放射位置で最初に割付番号1を割り付けた反
射エコーは、両方ともに位置aとなる。
とした場合の具体的な連結領域の抽出処理について説明
する。パルスの放射位置がx方向に移動し、かつ、同一
の放射位置では伝播時間が短いから、反射エコーが順次
検出されていくとき、最初に検出される反射エコーは位
置aであり、まず、割付番号1が割り付けられる。この
とき割付番号1を最後に割り付けた反射エコー及び、こ
れと同一の放射位置で最初に割付番号1を割り付けた反
射エコーは、両方ともに位置aとなる。
【0034】その後、同一の放射位置で反射エコーがb
点まで検出されるが、この間、割付番号1を最後に割り
付けられた反射エコーを一端とし、それと同一の放射位
置で最初に割付番号1を割り付けた反射エコーの位置を
他端とする両端点の領域と、検出された反射エコーの位
置は連結している(実際には、割付番号1を最後に割り
付けられた反射エコーと連結している)ので、検出され
た反射エコーには割付番号1が割り付けられ、さらに、
割付番号1を最後に割り付けられた反射エコーが更新さ
れる。
点まで検出されるが、この間、割付番号1を最後に割り
付けられた反射エコーを一端とし、それと同一の放射位
置で最初に割付番号1を割り付けた反射エコーの位置を
他端とする両端点の領域と、検出された反射エコーの位
置は連結している(実際には、割付番号1を最後に割り
付けられた反射エコーと連結している)ので、検出され
た反射エコーには割付番号1が割り付けられ、さらに、
割付番号1を最後に割り付けられた反射エコーが更新さ
れる。
【0035】したがって、位置bの反射エコーが検出さ
れ、この検出反射エコーに割付番号1を割り付けた時点
で、割付番号1を最後に割り付けた反射エコーは位置b
で、同一の放射位置で最初に割付番号1を割り付けた反
射エコーが位置aとなる。次に、位置cの反射エコーが
検出されるが、位置cは位置aと連結しており、したが
って、位置aと位置bを両端とする領域とは連結してい
るから、割付番号1が割り付けられる。また、位置cは
位置aや位置bと放射位置が異なるので、割付番号1を
最後に割り付けた反射エコー及び、この反射エコーと同
一の放射位置で最初に割付番号1を割り付けた反射エコ
ーの両方が位置cとなる。
れ、この検出反射エコーに割付番号1を割り付けた時点
で、割付番号1を最後に割り付けた反射エコーは位置b
で、同一の放射位置で最初に割付番号1を割り付けた反
射エコーが位置aとなる。次に、位置cの反射エコーが
検出されるが、位置cは位置aと連結しており、したが
って、位置aと位置bを両端とする領域とは連結してい
るから、割付番号1が割り付けられる。また、位置cは
位置aや位置bと放射位置が異なるので、割付番号1を
最後に割り付けた反射エコー及び、この反射エコーと同
一の放射位置で最初に割付番号1を割り付けた反射エコ
ーの両方が位置cとなる。
【0036】以下、同様にして割付番号の割り付けが行
われ、結局すべての反射エコーに割付番号1が割り付け
られる。尚、本発明の連結領域抽出方法は、上記の実施
形態に示した装置構成及び機能ブロック構成による限定
は受けない。
われ、結局すべての反射エコーに割付番号1が割り付け
られる。尚、本発明の連結領域抽出方法は、上記の実施
形態に示した装置構成及び機能ブロック構成による限定
は受けない。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のBスコープ画像における連結領域抽出方法によれば、
既に使用した割付番号を最後に割り付けた反射エコー
と、この反射エコーと同一の放射位置で検出された反射
エコーのいずれかと、Bスコープ画像上での距離が所定
の範囲内の、その割付番号が割り付けられる。この結
果、反射エコーの伝播時間方向に広がりを持つ連結領域
でも一つの連結領域として抽出することが出来るように
なり、例えば、超音波レール探傷車などにおけるレール
傷判定が高速化され、かつ、正確に可能になる。
のBスコープ画像における連結領域抽出方法によれば、
既に使用した割付番号を最後に割り付けた反射エコー
と、この反射エコーと同一の放射位置で検出された反射
エコーのいずれかと、Bスコープ画像上での距離が所定
の範囲内の、その割付番号が割り付けられる。この結
果、反射エコーの伝播時間方向に広がりを持つ連結領域
でも一つの連結領域として抽出することが出来るように
なり、例えば、超音波レール探傷車などにおけるレール
傷判定が高速化され、かつ、正確に可能になる。
【図1】本発明のBスコープ画像における連結領域抽出
方法が適用される装置構成のブロック図
方法が適用される装置構成のブロック図
【図2】図1中に示すBスコープ画像処理装置及び表示
装置の構成を示すブロック図
装置の構成を示すブロック図
【図3】実施形態にあってBスコープ画像上の連結領域
を抽出する機能ブロック図
を抽出する機能ブロック図
【図4】図3中の連結領域抽出処理部の詳細な機能ブロ
ック図
ック図
【図5】本発明のBスコープ画像における連結領域抽出
方法の処理手順を示すフローチャート
方法の処理手順を示すフローチャート
【図6】従来例にあって鉄道レールなどを超音波で探傷
する際の計測状態を示す斜視図
する際の計測状態を示す斜視図
【図7】図6中の超音波探傷装置の構成を示すブロック
図
図
【図8】従来例にあって連結領域の抽出を説明するため
の図
の図
【図9】伝播時間方向に広がりを持つ連結領域を説明す
るための図
るための図
【図10】連結領域の抽出結果を説明するための図
10:レール 11:超音波探触器 12:超音波探傷装置 13:Bスコープ画像処理装置 14:表示装置 40:Bスコープ画像生成処理部 41:連結領域抽出処理部 50:反射エコー検出部 51:位置算出部 52:連結判定部 53:第一の割付番号割付部 54:第二割付番号割付部
Claims (1)
- 【請求項1】パルスを放射して得られた反射エコーのB
スコープ画像から連結領域の抽出を行うBスコープ画像
における連結領域抽出方法にあって、 パルスの放射位置の変化における同一のパルスの放射位
置では伝播時間が短い方から、反射エコーが順次検出さ
れる度に、この検出反射エコーの位置を算出し、既に使
用されている割付番号を最後に割り付けられた反射エコ
ーの位置を一端とし、既に使用した割付番号を最後に割
り付けた反射エコーと同一の放射位置で検出されて、既
に使用した割付番号を割り付けた反射エコー中の、最初
に既に使用した割付番号を割り付けた反射エコーの位置
を他端とする領域と、検出反射エコーの位置との距離
が、所定の範囲内であるとき、検出反射エコーに既に使
用した割付番号を割り付け、この条件によって、検出反
射エコーに既に使用した割付番号が割り付けられなかっ
た場合に、この検出反射エコーに未使用の割付番号を割
り付けることを特徴とするBスコープ画像における連結
領域抽出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347392A JPH10185889A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | Bスコープ画像における連結領域抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347392A JPH10185889A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | Bスコープ画像における連結領域抽出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10185889A true JPH10185889A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18389922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8347392A Pending JPH10185889A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | Bスコープ画像における連結領域抽出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10185889A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106197331A (zh) * | 2015-05-07 | 2016-12-07 | 上海通用汽车有限公司 | 超声波检测系统 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8347392A patent/JPH10185889A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106197331A (zh) * | 2015-05-07 | 2016-12-07 | 上海通用汽车有限公司 | 超声波检测系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |