JPH10185751A - 気密検査工法 - Google Patents

気密検査工法

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JPH10185751A
JPH10185751A JP34380896A JP34380896A JPH10185751A JP H10185751 A JPH10185751 A JP H10185751A JP 34380896 A JP34380896 A JP 34380896A JP 34380896 A JP34380896 A JP 34380896A JP H10185751 A JPH10185751 A JP H10185751A
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JP
Japan
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pressure
gas
line
building
inspection method
Prior art date
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Pending
Application number
JP34380896A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Satake
志伸 佐竹
Tetsuo Naganuma
徹郎 長沼
Koichi Wakui
幸一 涌井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスの気密試験に共ガスを使用することで、
試験後の置換作業及び点火試験の作業時間・作業労力が
低減できる気密検査工法を提供すること。 【解決手段】 引込み管10a経路の遮断装置11を遮
断し、分岐ラインのガス栓15bのいずれか1つを共ガ
スの流入口とし、また、他のガス栓15bのいずれか1
つをライン内の圧力を検知する圧力検知口とし、さらに
その他のガス栓15bを閉塞し、上記流入口より、高圧
ガスを封入したボンベ2より流出する共ガスを、減圧機
構3を介して所要圧力に減圧して上記ライン内が所要圧
力になるまで充填し、その後に上記圧力検知口よりライ
ン内の圧力降下を検知し、ラインの気密の有無を検出す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気密検査工法に関し、
詳しくは、建物内の配管内を共ガスを使用して気密試験
を行う気密検査工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築技術の向上に伴い、鉄筋の高
層建築物が建設されている。このようなビル・マンショ
ンには、図4に示すようなガスラインの配管が施されて
いる。このようなガス配管は、道路下に埋設されている
本支管10より、引込み管10aが分岐され、該引込み
管10aが途中,遮断装置11,絶縁継手12を介して
ビル内に引込まれている。また、ビル内においては、緊
急遮断装置13よりビル内に縦ライン15が下層階から
上層階に向けて延びている。また前記縦ラインより各階
ごとに横ライン15aが分岐されており、それぞれの部
屋へのガスメータ14に連通している。
【0003】また、上記ビルにはガスの事故防止から、
各階にガス漏れ警報器16が設置されており、ガス漏れ
集中監視盤17に接続され、ガス漏れを検知した場合に
は、緊急ガス遮断装置操作器18を操作して前記緊急遮
断装置13を作動させてガスを遮断するようになってい
る。
【0004】ところで、このようにガスの保安設備が充
実しているビル・マンションに対しても、定期的にガス
漏洩の有無を検知する定期漏洩検査がガス事業法により
定められている。この漏洩検査の方法としては、まずガ
ス遮断装置11を遮断し、前記ガスメータ14の一カ所
より、コンプレッサー等を用いてライン15及びライン
15a内に空気を導入すると共に、他のガスメータ14
を閉塞してライン内の圧力を所要圧力まで昇圧させる。
そして他のガスメータ14のいずれかにライン内の圧力
を検知する検知手段を接続して、配管容積に応じた時
間、ライン内の圧力降下を監視する。そして圧力降下が
確認できない場合には、漏洩がないと判断され、また圧
力降下が確認された場合には、漏洩箇所を特定して修理
を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の漏洩
検査方法の場合、検査終了後に、ライン内に滞留する空
気と共ガスとの混合気体を排出して共ガスと置換しなく
てはならない。そのため、置換作業に多大な時間・労力
を費やされるばかりか、前記ガスの臭気が付臭されてい
る混合気体を大気に放出することから、付近の住民がガ
ス漏れの誤認を招く問題点が派生する。さらに、置換後
の点火試験にも多大な時間・労力がかかるといった問題
点も派生する。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑み、ガス
の気密試験に共ガスを使用することで、試験後の置換作
業及び点火試験の作業時間・作業労力が低減できる気密
検査工法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、本支管より分岐される引込み管が建物内
に引き込まれ、建物内において多数のラインに分岐され
ている多岐配管系の気密検査工法において、上記引込み
管経路の所要箇所を遮断し、上記分岐ラインの末端開口
部のいずれか1つを共ガスの流入口とし、また、他の末
端開口部のいずれか1つをライン内の圧力を検知する圧
力検知口とし、さらにその他の末端開口部を閉塞し、上
記流入口より、高圧ガスを封入したボンベより流出する
共ガスを、減圧機構を介して所要圧力に減圧して上記ラ
イン内が所要圧力になるまで充填し、その後に上記圧力
検知口よりライン内の圧力降下を検知し、ラインの気密
の有無を検出するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】また、上記減圧機構は、減圧器とニードル
弁とを備えていることを特徴とするものである。
【0009】さらに、上記ボンベはアルミ材で形成され
ており、150kg/cm2の圧力で4Lの共ガスが封
入されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の気密検査工法によると、流入口
より、高圧ガスを封入したボンベより流出する共ガス
を、減圧機構を介して所要圧力に減圧して上記ライン内
が所要圧力になるまで充填する。そのため、ラインを高
圧ガスで破損することなくライン内が所要圧力になるま
で共ガス適正に充填することができ、適正な気密検査を
行うことができる。その結果、試験後の置換作業が省
け、また点火試験の作業時間を短縮することが出来るこ
とから、作業性の向上が図れるようになる。
【0011】請求項2記載の気密検査工法によると、減
圧機構に減圧器とニードル弁とを備えていることから、
減圧の微調整が可能になり、ライン内充填圧(300m
mAq)を適正にすることができる。
【0012】請求項3記載の気密検査工法によると、ボ
ンベをアルミ材で形成し、150kg/cm2の圧力で
4Lの共ガスを封入することで、ボンベの軽量化が図
れ、さらには、大規模建物の充填容量にも対応すること
ができるようになる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の気密検査工法に使用する共ガス供
給装置の全体説明図で、図2はその概念図である。図
1,図2に示すように、共ガス供給装置1は、ジュラル
ミン等の持ち運びができる大きさのボックスに、高圧ガ
スボンベ2と、該高圧ガスボンベ2より流出する共ガス
を所要圧力に減圧する減圧装置3と、圧力ゲージ4と、
減圧された共ガスを流出する供給ホース5と、該供給ホ
ース5の先端に設けられガス栓等に接続するためのアダ
プタ6とで構成されている。
【0014】前記高圧ガスボンベ2は、アルミ金属でそ
の容器が形成され、内部には、150kg/cm2の圧
力で4Lの共ガスが封入されている。そのため、ボンベ
2を小型化・軽量化することができ、さらには、大型ビ
ルでライン容量が大きいものにも、容量的に十分対応す
ることができる。
【0015】前記減圧装置3は、減圧弁31とニードル
弁32とで構成され、高圧ガスボンベ2と減圧弁31と
は金属管21にて連通されている。そして、図2に示す
ように、高圧ガスボンベ2より150kg/cm2の圧
力で噴出する共ガスを、減圧弁31にて2000mmA
qまで1次減圧し、ニードル弁32にて2000mmA
qを300mmAqの圧力に減圧するようにしている。
このように2段階の減圧機構にすることで、減圧の微調
整が可能になり、ボンベ2に高圧で封入されている共ガ
スを、ライン内充填圧(300mmAq)にまで適正に
減圧することができる。この結果、充填作業におけるラ
インの圧力損傷を防止することができる。
【0016】また前記圧力ゲージ4は、ライン内の充填
圧力を確認するもので、ライン内に共ガスを300mm
Aqの圧力で充填し、前記圧力ゲージ4にてライン内圧
が300mmAqに到達した時点で、前記ニードル弁3
2を遮断し、充填作業を完了する。
【0017】次に、上述した共ガス供給装置1を使用し
て、本発明による気密検査工法を図3を用いて説明す
る。図3は、ビル内のガスラインの配管を示す図で、従
来例で説明した機材には同一符号を付して、その説明を
省略する。まず、本支管10より分岐される引込み管1
0a途中に設けられている遮断装置11を遮断し、該遮
断装置11より下流側を検査対象区間とする。次に、ビ
ル最上階のガス栓15bの一カ所を共ガス流入口とし
て、上述した共ガス供給装置1のアダプタ6を連通さ
せ、また、ビル1階のガス栓15bの1箇所を圧力検出
口として、ライン15,15a内の圧力降下を監視する
圧力監視装置7をに連通させる。そして他のガス栓15
bは全て閉塞する。ここで上記圧力監視装置7は、ライ
ン15,15aの内圧を所要時間(30分程度)の間監
視するもので、そのデータを用紙等に記録する機能を備
えているものである。
【0018】次に、共ガス供給装置1のボンベ2より共
ガスを噴出させ、減圧弁31及び二ードル弁32にて3
00mmAqまで減圧し、供給ホース5,アダプタ6を
介して共ガスをライン15,15a内に充填する。そし
て圧力ゲージ4にてライン内圧が300mmAqになっ
た時点で、ニードル弁32を遮断し、共ガス充填作業を
完了する。その後、圧力監視装置7にて所要時間(30
分程度)ライン内の圧力降下を監視し、圧力降下が確認
されない場合には、漏洩がないと判断され、また、圧力
降下が確認された場合には、漏洩箇所を特定して修理を
行う。
【0019】このように、気密検査をする気体として共
ガスを使用することで、気密検査終了後の置換作業を省
くことができ、また、点火試験の作業時間も短縮するこ
とができるようになる。
【0020】以上説明したように、本実施例において
は、共ガス供給装置1をビルの最上階、また、圧力監視
装置7をビルの1階のガス栓に連通させる構成で説明し
たが、これに限らず、ラインに連通している開口部(ガ
ス栓)では、いずれの場所でもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による気密
検査工法においては、流入口より、高圧ガスを封入した
ボンベより流出する共ガスを、減圧機構を介して所要圧
力に減圧して上記ライン内が所要圧力になるまで充填す
る。そのため、ラインを高圧ガスで破損することなくラ
イン内が所要圧力になるまで共ガス適正に充填すること
ができ、適正な気密検査を行うことができる。その結
果、試験後の置換作業が省け、また点火試験の作業時間
を短縮することが出来ることから、作業性の向上が図れ
るようになる。
【0022】請求項2記載の気密検査工法によると、減
圧機構に減圧器とニードル弁とを備えていることから、
減圧の微調整が可能になり、ライン内充填圧(300m
mAq)を適正にすることができる。
【0023】請求項3記載の気密検査工法によると、ボ
ンベをアルミ材で形成し、150kg/cm2の圧力で
4Lの共ガスを封入することで、ボンベの軽量化が図
れ、さらには、大規模建物の充填容量にも対応すること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る共ガス供給装置の全体図である。
【図2】本発明に係る共ガス供給装置の概念図である。
【図3】ビル内におけるライン配管説明図である。
【図4】ビル内におけるライン配管説明図である。
【符号の説明】
1 ガス供給装置 2 高圧ガスボンベ 21 金属管 3 減圧装置 31 減圧弁 32 ニードル弁 4 圧力ゲージ 5 供給ホース 6 アダプタ 10 本支管 10a 引込み管 11 遮断装置 12 絶縁継手 13 緊急遮断装置 14 ガスメータ 15 縦ライン 15a 横ライン 15b ガス栓 16 ガス漏れ警報器 17 ガス漏れ集中監視盤 18 ガス遮断装置操作器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本支管より分岐される引込み管が建物内
    に引き込まれ、建物内において多数のラインに分岐され
    ている多岐配管系の気密検査工法において、 上記引込み管経路の所要箇所を遮断し、上記分岐ライン
    の末端開口部のいずれか1つを共ガスの流入口とし、ま
    た、他の末端開口部のいずれか1つをライン内の圧力を
    検知する圧力検知口とし、さらにその他の末端開口部を
    閉塞し、 上記流入口より、高圧ガスを封入したボンベより流出す
    る共ガスを、減圧機構を介して所要圧力に減圧して上記
    ライン内が所要圧力になるまで充填し、 その後に上記圧力検知口よりライン内の圧力降下を検知
    し、ラインの気密の有無を検出するようにしたことを特
    徴とする気密検査工法。
  2. 【請求項2】 上記減圧機構は、減圧器とニードル弁と
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の気密検査
    工法。
  3. 【請求項3】 上記ボンベはアルミ材で形成されてお
    り、150kg/cm2の圧力で4Lの共ガスが封入さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の気密検査工
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002286579A (ja) * 2001-03-22 2002-10-03 Tokyo Gas Co Ltd ガス配管の漏洩検査方法及び漏洩検査装置
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JP2010037843A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Caterpillar Japan Ltd スクリード装置及びスクリード装置のガスシール性検査方法

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