JPH10185521A - 変位計測装置 - Google Patents

変位計測装置

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Publication number
JPH10185521A
JPH10185521A JP35726296A JP35726296A JPH10185521A JP H10185521 A JPH10185521 A JP H10185521A JP 35726296 A JP35726296 A JP 35726296A JP 35726296 A JP35726296 A JP 35726296A JP H10185521 A JPH10185521 A JP H10185521A
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JP
Japan
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light
light receiving
receiving
receiving surface
point
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Application number
JP35726296A
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Inventor
Masao Nakano
政夫 中野
Hiroto Tani
弘人 谷
Isamu Iwamoto
勇 岩本
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ADOUIN KK
Original Assignee
ADOUIN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の課題は、計測現場の環境に左右されず
高精度の変位計測が容易に且つ確実に行え、且つ連続的
な計測が可能で、更に小型化・軽量化及び製作費のコス
トダウンが図れる変位計測装置を提供する。第2の課題
は、レール面・床面・路面等連続的に延びる計測箇所の
変位計測を高精度で容易に且つ確実に計測出来ることと
する。 【解決手段】 投光器2から離れた位置に置かれる受光
器台8に投光器2からの光が当たった受光点17が発光
する受光面6を設け、受光器台8に受光面6を撮像する
ビデオカメラ5を設け、ビデオカメラ5で記録したデー
タを読み込んで受光面6で発光する受光点17の位置を
検出する受光位置検出部と、受光位置検出部で検出され
た受光面6における受光点17の基準点からの変化量を
計算してその変化量を投光器2と受光器4との位置の相
対変位に換算して変位量とする計測部とを兼ねたパソコ
ン16を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は門形クレーン・天井
クレーン等のガーダ・走行レールの歪み・沈下及び重荷
重の吊下げによるこれらの歪み計測、橋梁の歪み、各種
鉄骨・大型部材の歪み、構造物の揺れ又は経年変化によ
る微傾斜、舗装道路の路面の傾斜・起伏、発電所に設置
される大型タービン等の大型の駆動装置を設置するフロ
アの床面の傾斜・起伏、振動する物の振幅・周期等幅広
い変位の計測に適用する変位計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】門形クレーンの走行レールを走行するガ
ーダの歪みの変位計測を例にとって説明する。従来は、
門形クレーンのガーダの中央に目盛りの付いた標識を取
付け、地上に設置する計測用の望遠鏡の視線を標識の基
準点に合わせる。又、ガーダに沿って走行するトロリか
ら下方へ延びるワイヤー下端のフックに定格荷重が40
t程の重荷重物を吊下げ、そのままトロリをガーダに沿
って走行させる。作業者は、望遠鏡で標識を目視しトロ
リの走行による望遠鏡の視線と標識の基準点とのずれを
目視で計測し、ガーダの歪みを計測している。このよう
に作業者の目視による計測では、微妙な差を計測しづら
く計測誤差が生じ易い。又、目視による計測では、トロ
リの走行に伴って連続的に変化する変位の計測を行うこ
とは出来ない。更に標識の基準点に望遠鏡の視線を合わ
せる作業に手間がかかるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、計測
現場の環境に左右されず高精度の変位計測が容易に且つ
確実に行え、且つ連続的な計測が可能で、更に小型化・
軽量化及び製作費のコストダウンが図れる変位計測装置
を提供することにある。第2の課題は、投光器又は受光
器台のいずれかを移動可能とし、レール面・床面・路面
等連続的に延びる計測箇所の変位計測を高精度で容易に
且つ確実に計測出来ることとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 投光器から離れた位置に置かれる受光器台に前記
投光器からの光が当たった受光点が発光する受光面を設
け、前記受光面を離れた位置から撮像し且つ撮像したデ
ータを取り出し可能な記録媒体に記録する撮影機を前記
受光器台に設け、同撮影機から取り出した前記記録媒体
のデータを読み込んで、前記受光面で発光する受光点の
位置を検出する受光位置検出部を前記撮影機から離した
位置に設け、同受光位置検出部で検出された前記受光面
における受光点の基準点からの変化量を計算してその変
化量を前記投光器と前記受光器との位置の相対変位に換
算して変位量とする計測部を備えたことを特徴とする変
位計測装置 2) 投光器から離れた位置に置かれる受光器台に前記
投光器からの光が当たった受光点が発光する受光面を設
け、前記受光面を離れた位置から撮像し且つ撮像したデ
ータを記録する撮影機を前記受光器台に着脱自在に取り
付け、前記受光器台から取り外した前記撮影機に接続し
て記録された前記データを読み込んで前記受光面で発光
する受光点の位置を検出する受光位置検出部を前記撮影
機から離した位置に設け、同受光位置検出部で検出され
た前記受光面における受光点の基準点からの変化量を計
算してその変化量を前記投光器と前記受光器との位置の
相対変位に換算して変位量とする計測部を備えたことを
特徴とする変位計測装置 3) 投光器から離れた位置に置かれる受光器台に前記
投光器からの光が当たった受光点が発光する受光面を設
け、前記受光面を離れた位置から撮像し且つ撮像したデ
ータを記録する撮影機を前記受光器台に固定し、前記撮
影機に接続して記録された前記データを読み込んで前記
受光面で発光する受光点の位置を検出する受光位置検出
部を前記撮影機から離した位置に設け、同受光位置検出
部で検出された前記受光面における受光点の基準点から
の変化量を計算してその変化量を前記投光器と前記受光
器との位置の相対変位に換算して変位量とする計測部を
備えたことを特徴とする変位計測装置 4) 撮影機を受光器台に着脱自在に取付けた前記1)
記載の変位計測装置 5) 投光器又は受光器のいずれかを移動可能とした前
記1)〜4)いずれか記載の変位計測装置 6) 投光器又は受光器のいずれかに自走装置を備えて
移動可能とした前記5)記載の変位計測装置 7) 受光面としてくもりガラスを用い、撮影機を前記
くもりガラスの後方に配置した前記1)〜6)いずれか
記載の変位計測装置 8) 撮影機としてビデオカメラを用いた前記1)〜
7)いずれか記載の変位計測装置 9) 受光面を略垂直に立設した前記1)〜8)いずれ
か記載の変位計測装置 10) 受光器台に高さ調整用ネジ脚を設け、前記受光
器台に水準器を設けた前記1)〜9)いずれか記載の変
位計測装置にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、門形クレーン・天井クレーン
等の走行レールの歪み・沈下、橋梁の歪みや風圧による
横倒れ、各種鉄骨・大型部材の歪み、高い構造物の風に
よる振れ(煙突等)、舗装道路の路面や床面の傾斜、起
伏、大型タンクの床面の形状の計測等連続的に広がる計
測箇所を連続的に計測していく場合と、門形クレーン・
天井クレーン等のガーダを重荷重物の吊下げによる歪み
計測や、構造物の傾斜・歪みの計測や、振動の計測等の
計測を行う場合とでは、本発明の投光器と受光器台との
設置状態が多少異なる。
【0006】前者の計測を行う場合は、投光器又は受光
器台のいずれか一方を計測箇所を移動する部材の上に載
置若しくは固定するか、投光器又は受光器台に自走装置
を備え、投光器又は受光器台のいずれか一方を計測箇所
の上面に沿って移動させていく。又、移動可能とならな
い投光器又は受光器台は、移動可能となる投光器又は受
光器台と対向するように設置して、投光器の光を受光器
台の受光面に当てて受光点を発光させる。初期設定で受
光面で発光する受光点の位置が受光点の基準点となる。
受光点が発光する受光面は、撮影機により撮像してデー
タを記録する。請求項1記載の発明での撮影機では撮像
したデータを取り出し可能な記録媒体に記録していく。
請求項2、3記載の発明での撮影機では撮像したデータ
を撮影機内に記録していく。移動可能な側を移動しない
側の投光器又は受光器台側から徐々に離していくか、逆
に離した位置から徐々に近づけていくかして、移動可能
な側の投光器又は受光器台を計測箇所の上を移動させて
いく。移動中に計測箇所の歪み・変形箇所を通過すれば
投光器と受光器台とが縦・横・斜方向へ相対的な動きと
なり、受光面で発光する受光点が移動する。この受光点
の変化は撮影機によって記録されたデータに含まれてい
るので、このデータを受光位置検出部に読み込ませて受
光点の位置を逐次検出する。その後受光位置検出部で検
出した受光点を基に受光点の基準点からの変化量を計測
部で計算してその変化量を投光器と受光器台との位置の
相対変位に換算して変位量を自動計測していく。撮影機
によって記録されるデータは、撮影機から取り出し可能
な記録媒体に記録する場合と、撮影機に直接記録する場
合とがある。前者の取り出し可能な記録媒体に記録する
場合は、記録媒体を撮影機から取り出して撮影機から離
れた位置に設けられた受光位置検出部に運んで記録媒体
に記録されたデータを受光位置検出部に読み込ませる。
後者の撮影機に直接記録させる場合においては、撮影機
を受光器台に着脱自在に取付ける場合と、固定させる場
合とがあり、撮影機を着脱自在に取付けた場合は、撮影
機を受光器台から取り外して離れた位置に設けられる受
光位置検出部まで運び、撮影機を受光位置検出部に接続
して記録したデータを受光位置検出部に読み込ませる。
又撮影機を受光器台に固定させた場合は、受光器台を受
光位置検出部まで運び、撮影機を受光位置検出部に接続
して記録したデータを読み込ませる。
【0007】後者の計測を行う場合は、投光器又は受光
器台のいずれか一方をクレーンのガーダ・構造物・振動
物等の計測箇所に固定し、他方は、ガーダ・構造物・振
動物等以外の位置又は振動物の振動が伝わらない位置に
載置又は固定する。当然投光器の光が受光器台の受光面
に当たり発光するように互いを対向させておく。これに
より、クレーンのガーダの歪みや風による構造物の揺れ
や、振動物の振動等により、受光面で発光する受光点の
移動又はブレを前記同様にして撮影機で記録し、その
後、記録したデータを前記同様にして受光位置検出部と
計測部とによって変位量を自動的に計測する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明での受光面は受光器台に垂
直に設けることが一般的であるが、投光器からの光が受
光面と直交するように設けることが望ましく受光面を傾
斜させる場合もある。受光面はフラット面が一般的であ
るが、弯曲面の場合もある。受光面としては、一般的に
白く濁ったガラスが使用されるが、半透明のプラスチッ
ク製プレートや布材を用いてもよい。又はこれらの他に
透明体の表面又は裏面に投光器の光の当りでその部分が
発光するような加工処理したものを使用する場合もあ
る。更に非透光性の部材を用いてもよい。又、受光面で
発光する受光点が可視点である場合と非可視点である場
合とがある。撮影機としては、データを取り外し可能な
記録媒体に記録出来るものが望ましく、一般的に人手が
容易な家庭用のビデオカメラが使用される。又、記録媒
体としては、テープ、フロッピー等がある。撮影機は受
光器台に着脱自在に取付ける場合と固定する場合とがあ
る。又撮影機は受光面が透過性があり受光面の裏面側に
受光点が発光する場合は、受光面の後方に設置すること
が一般的であるが、受光面の斜め前に設置してもよい。
受光面が非透過性の場合は当然受光面の斜め前に設置さ
れる。投光器はレーザー光線を投光するものが望ましい
が、普通光をスポット状に投光するものを使用してもよ
い。投光器又は受光器台に備える移動装置は、自走式と
することが望ましい。この自走式となる移動装置の操作
はリモコン式が遠隔操作に適し望ましい。受光器台には
水準器や高さ調整用ネジ脚を設けることが望ましい。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜7に示す実施例1は、撮影機としてビデオカ
メラを使用し、このビデオカメラは受光器台に着脱自在
に取付けた例で、記録媒体となるテープにデータを記録
していく例である。図8に示す実施例2は、記録媒体と
なるテープを内蔵しこのテープの取り外しが出来ない撮
影機を用い、この撮影機を、受光器台に着脱自在に取付
けた例である。図9に示す実施例3は前記実施例2で用
いた撮影機を受光器台に固着した例である。図10,1
1に示す実施例は受光器をリモコン操作で走行する移動
台に設置して計測箇所の舗装道路を走行させ、路面の歪
みの変位を計測する例である。図12は受光面が傾斜し
た他の受光器の例を示す。
【0010】図1は実施例1での計測状況を示す説明
図、図2は実施例1での受光器の内部構造及び投光器と
計測部となるパソコンとを示す説明図、図3は実施例1
でのビデオカメラに記録したデータをパソコンに読み込
ませていく状態を示す説明図、図4は実施例1で変位を
計測していく処理の流れを示すフローチャート、図5は
実施例1での画像処理の流れを示すフローチャート、図
6は実施例1での計測した縦方向の変位グラフ、図7は
実施例1で計測した横方向の変位グラフ、図8は実施例
2でのビデオカメラに記録したデータをパソコンに読み
込ませていく状態を示す説明図、図9は実施例3でのビ
デオカメラに記録したデータをパソコンに読み込ませて
いく状態を示す説明図、図10は実施例4での計測状況
を示す説明図、図11は実施例4での受光器と投光器と
計測装置とを示す説明図、図12は他の受光器の例であ
る。
【0011】;実施例1(図1〜7参照) 図1〜7中1は変位計測装置、2はレーザー光線2aを
50m〜100mまで照射可能な投光器、2aは同投光
器2から投光されるレーザー光線、4は前面・後面が開
放された高さ120mm・幅120mm・長さ300m
m程の箱形の受光器台8の前面に白濁ガラスを立設して
受光面を形成し、且つ受光面6の後方の受光器台8の位
置に撮影機として用いたビデオカメラ5を着脱自在に取
付けた構造の受光器、5は撮影機として用いたテープ5
aが取り出し可能なバッテリー内蔵のビデオカメラ、5
aは記録媒体となるテープ、6は白濁ガラスを用いた受
光面、8は受光器4の受光器台、8aはビデオカメラ5
を着脱自在に取付ける設置台、9は同受光器台8の下面
の四隅に設けた高さ調整用ネジ脚、12は取手、13は
受光器台8の上面に設置したT型の水準器、15は小型
TV、16は受光位置検出部と計測部とを兼ねたパソコ
ン、17は投光器2からのレーザー光線2aが受光面6
に当って映し出された受光点、18は初期設定時に受光
面6に映し出された受光点17を基準とする受光点17
の基準点、19はビデオカメラ5の出力端子と小型TV
15の入力端子とに接続して互いを接続する接続ケーブ
ル、20は同門形クレーン、21は同門形クレーン20
の走行レール、22は同走行レール21を走行するガー
ダ、24はワイヤ、25は同ワイヤ24の下端に設ける
フック、26は門形クレーン20の点検路である。
【0012】図1〜7に示す実施例1では、変位計測装
置1で門形クレーン20の走行レール21の歪み・変形
の変位を計測する。変位計測装置1は、図1に示すよう
に、門形クレーン20の走行レール21に沿ってレーザ
ー光線2aを投光するように投光器2を門形クレーン2
0の点検路26に設置する。又、受光器4は、水準器1
3を見ながら高さ調整ネジ脚9を調整し、門形クレーン
20のガーダ22の上に水平に設置し、且つ受光器4の
受光面6の中央に投光器2のレーザー光線2aが直交し
て当るように投光器2に対向させる。受光面6に映し出
された受光点17の位置を検出する受光点位置検出部及
び受光点17の基準点18からの変位を計測する計測部
を兼ねるパソコン16や、小型TV15等は地上に設置
しておく。
【0013】門形クレーン20の走行レール21の変位
の計測を行う場合、門形クレーン20のガーダ22を投
光器2付近まで移動させておいて、秒速0.1m程の速
度でガーダ22を走行レール21に沿って移動させ、投
光器2と受光器4との間を徐々に離していく。ガーダ2
2が歪みや変形した箇所を通過する際には、ガーダ22
が上下左右にずれ込み、受光器4の受光面6の中央に映
し出された受光点17がその都度連続的に縦・横・斜め
方向へ移動していく。この受光点17の移動状況は受光
面6の後方のビデオカメラ5によってテープ5aに記録
されていく。受光面6に映し出された受光点18の位置
を一端ビデオカメラ5にて録画して、終了後撮影に用い
たビデオカメラ5を受光器台8の設置台8aから取り外
して地上の小型TV15の位置まで運び出す。ビデオカ
メラ5の出力端子と小型TV15の入力端子とに接続ケ
ーブル19を接続して互いを接続し、撮影に用いたビデ
オカメラ5でもってテープ5aを再生し、テープ5aに
記録したデータを小型TV15を介してパソコン16へ
出力する。これにより、テープ5aに記録されたデータ
を読み込んだパソコン16が、受光面6に映し出された
受光点17の位置を逐次検出すると共に、受光点17の
基準点18からの変位を計測して受光点17の移動状況
に応じて走行レールの変位を計測していく。
【0014】又、パソコン16によって連続的に算出さ
れる走行レール21の変位はグラフ化されパソコン16
の画面上に表示される。このグラフは、受光面6を図2
中に示すようにX軸とY軸の座標軸によって逐次受光面
6上の受光点17の中心点の位置の座標検出を行ったデ
ータを基に、図6に示す縦方向(Y軸)の変位のグラフ
と図7に示す横方向(X軸)の変位のグラフに分けて表
示している。又、パソコン16にはガーダの移動速度を
秒速0.1mと予め入力しており、ガーダ22の移動距
離はガーダ22の速度に計測時間をかけて算出すること
で、パソコン16で算出される変位の計測箇所が算出さ
れる。処理の流れは、図4に示すフローチャートに示し
ている。又図4中の画像処理の詳細な処理の流れを図5
に示すフローチャートに示している。この図5中のフロ
ーチャートでの細線化及び座標検出によって受光点の中
心点を算出している。
【0015】;実施例2(図8参照) 図8に示す実施例2は、前記実施例1で用いたビデオカ
メラ5を受光器台8の設置台8aに固着し、撮影が終了
した後は受光器台8を地上の小型TV15とパソコン1
6の位置まで運び出す。その後、受光器台8内に取付け
たままのビデオカメラ5を前記実施例1と同様にして接
続ケーブル19で小型TV15に接続して前記実施例1
同様にパソコン16で変位量を計測していく。その他の
符号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0016】;実施例3(図9参照) 図9中28はビデオを内蔵したビデオ内蔵小型TVであ
る。図9に示す実施例3は、前記実施例1で用いたビデ
オカメラ5を、受光器台8の設置台8aに固着し、撮影
が終了した後はビデオカメラ5からテープ5aを抜き取
り、テープ5aだけを地上のビデオ内蔵小型TV28と
パソコン16の位置まで運ぶ。運んだテープ5aは、ビ
デオ内蔵小型TVに内蔵されたビデオに挿入して再生し
て、テープ5aに記録されたデータをビデオ内蔵小型T
V28を介してパソコン16へ出力し、前記実施例1同
様にパソコン16で変位量を計測していく。その他の符
号・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0017】;実施例4(図10,11参照) 図10,11中、30はリモコン操作で走行する移動
台、30aは車、31はリモコン、32は移動台30か
ら延びるアンテナ、33は路面、34は作業者である。
図10,11に示す実施例3は、舗装道路の路面33の
歪みの変位を計測する例であり、前記実施例1での受光
器4を移動台30の上面に固定し、作業者34のリモコ
ン31による操作により路面33に載置した投光器2か
ら受光器4を徐々に離していくようにして計測箇所の路
面上を移動させ、路面の傾斜・起伏の変位を計測してい
く。その他の符号・構成や作用・効果は前記実施例1と
同じである。
【0018】;他の受光器の例(図12参照) 図12に示す他の受光器の例は、白濁ガラスを受光器台
8の後方位置に前方へ傾斜させた状態で立設して傾斜し
た受光面6を形成し、ビデオカメラ5を受光面6の前方
へやや離した位置の受光器台8に設け、受光点17が映
し出される受光面6の前面をビデオカメラ5で撮像して
いく例である。この場合の受光面6は、受光面6として
用いた白濁ガラスに代えて非透光性の部材を用いること
が出来る。又白濁ガラスに代えて鏡面体を使用してもよ
い。その他の符号・構成や作用・効果は前記実施例2と
同じである。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、投光器からの光を受光
器台の受光面に当てて発光させ、この発光する受光点の
移動から変位量を計測していくという構成であるので、
変位計測が高精度で容易に且つ確実に行えるものとなっ
た。又受光器台は受光面と撮影機とを設けただけの大変
シンプルな構成であるので、小型化及び軽量化が図れ、
且つ製作費のコストダウンが図れた。更に、撮影機で記
録したデータは有線によって受光位置検出部と計測部へ
出力されるので、データが伝送不能となったりせず確実
に出力出来、計測現場の環境に関係なく高精度な計測が
確実に行える。しかも投光器又は受光器台のいずれかを
移動させていけば門形クレーンのガーダ・走行レール・
舗装道路の路面・床面等計測箇所が連続的に延びている
場所でも容易に且つ確実に連続的な計測が高精度で行え
るものとなり、計測用途が幅広く汎用性に優れたものと
なった。請求項8記載の発明では、撮影機としてビデオ
カメラを用いているので、小型化・軽量化が図れ取り扱
い易いものとなり、作業性の向上が図れる。又容易に且
つ安価に入手出来るビデオカメラの使用で構成のシンプ
ル化が図れ製作費のコストダウンが図れるものなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1での計測状況を示す説明図である。
【図2】実施例1での受光器の内部構造及び投光器と計
測部となるパソコンとを示す説明図である。
【図3】実施例1でのビデオカメラに記録したデータを
パソコンに読み込ませていく状態を示す説明図である。
【図4】実施例1で変位を計測していく処理の流れを示
すフローチャートである。
【図5】実施例1での画像処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】実施例1での計測した縦方向の変位グラフであ
る。
【図7】実施例1で計測した横方向の変位グラフであ
る。
【図8】実施例2でのビデオカメラに記録したデータを
パソコンに読み込ませていく状態を示す説明図である。
【図9】実施例3でのビデオカメラに記録したデータを
パソコンに読み込ませていく状態を示す説明図である。
【図10】実施例4での計測状況を示す説明図である。
【図11】実施例4での受光器と投光器と計測装置とを
示す説明図である。
【図12】他の受光器の例である。
【符号の説明】
1 変位計測装置 2 投光器 2a レーザー光線 3 欠番 4 受光器 5 ビデオカメラ 5a テープ 6 受光面 7 欠番 8 受光器台 8a 設置台 9 高さ調整用ネジ脚 10 欠番 11 欠番 12 取手 13 水準器 14 欠番 15 小型TV 16 パソコン 17 受光点 18 基準点 19 接続ケーブル 20 門形クレーン 21 走行レール 22 ガーダ 23 欠番 24 ワイヤ 25 フック 26 点検路 27 欠番 28 ビデオ内蔵小型TV 29 欠番 30 移動台 30a 車 31 リモコン 32 アンテナ 33 路面 34 作業者

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光器から離れた位置に置かれる受光器
    台に前記投光器からの光が当たった受光点が発光する受
    光面を設け、前記受光面を離れた位置から撮像し且つ撮
    像したデータを取り出し可能な記録媒体に記録する撮影
    機を前記受光器台に設け、同撮影機から取り出した前記
    記録媒体のデータを読み込んで、前記受光面で発光する
    受光点の位置を検出する受光位置検出部を前記撮影機か
    ら離した位置に設け、同受光位置検出部で検出された前
    記受光面における受光点の基準点からの変化量を計算し
    てその変化量を前記投光器と前記受光器との位置の相対
    変位に換算して変位量とする計測部を備えたことを特徴
    とする変位計測装置。
  2. 【請求項2】 投光器から離れた位置に置かれる受光器
    台に前記投光器からの光が当たった受光点が発光する受
    光面を設け、前記受光面を離れた位置から撮像し且つ撮
    像したデータを記録する撮影機を前記受光器台に着脱自
    在に取り付け、前記受光器台から取り外した前記撮影機
    に接続して記録された前記データを読み込んで前記受光
    面で発光する受光点の位置を検出する受光位置検出部を
    前記撮影機から離した位置に設け、同受光位置検出部で
    検出された前記受光面における受光点の基準点からの変
    化量を計算してその変化量を前記投光器と前記受光器と
    の位置の相対変位に換算して変位量とする計測部を備え
    たことを特徴とする変位計測装置。
  3. 【請求項3】 投光器から離れた位置に置かれる受光器
    台に前記投光器からの光が当たった受光点が発光する受
    光面を設け、前記受光面を離れた位置から撮像し且つ撮
    像したデータを記録する撮影機を前記受光器台に固定
    し、前記撮影機に接続して記録された前記データを読み
    込んで前記受光面で発光する受光点の位置を検出する受
    光位置検出部を前記撮影機から離した位置に設け、同受
    光位置検出部で検出された前記受光面における受光点の
    基準点からの変化量を計算してその変化量を前記投光器
    と前記受光器との位置の相対変位に換算して変位量とす
    る計測部を備えたことを特徴とする変位計測装置。
  4. 【請求項4】 撮影機を受光器台に着脱自在に取付けた
    請求項1記載の変位計測装置。
  5. 【請求項5】 投光器又は受光器のいずれかを移動可能
    とした請求項1〜4いずれか記載の変位計測装置。
  6. 【請求項6】 投光器又は受光器のいずれかに自走装置
    を備えて移動可能とした請求項5記載の変位計測装置。
  7. 【請求項7】 受光面としてくもりガラスを用い、撮影
    機を前記くもりガラスの後方に配置した請求項1〜6い
    ずれか記載の変位計測装置。
  8. 【請求項8】 撮影機としてビデオカメラを用いた請求
    項1〜7いずれか記載の変位計測装置。
  9. 【請求項9】 受光面を略垂直に立設した請求項1〜8
    いずれか記載の変位計測装置。
  10. 【請求項10】 受光器台に高さ調整用ネジ脚を設け、
    前記受光器台に水準器を設けた請求項1〜9いずれか記
    載の変位計測装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103776373A (zh) * 2014-01-21 2014-05-07 上海工程技术大学 一种起重机轨道检测装置
CN104142132A (zh) * 2013-05-06 2014-11-12 普乐福尼克·迪特·布什股份公司 用于确定机械部件位置的装置
JP2014219394A (ja) * 2013-05-06 2014-11-20 プリューフテクニーク ディーター ブッシュ アーゲー 機械要素の位置を求める装置
CN105059317A (zh) * 2015-07-16 2015-11-18 苏州金牛精密机械有限公司 轨道移动质检机构

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