JPH10185187A - フレームロッド異常状態検知方法 - Google Patents

フレームロッド異常状態検知方法

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JPH10185187A
JPH10185187A JP35568896A JP35568896A JPH10185187A JP H10185187 A JPH10185187 A JP H10185187A JP 35568896 A JP35568896 A JP 35568896A JP 35568896 A JP35568896 A JP 35568896A JP H10185187 A JPH10185187 A JP H10185187A
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Takeshi Sato
健 佐藤
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昌克 長橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハード的にはシンプルで、かつ構成素子の定
数設定が自由に決定できる構成としたフレームロッド異
常状態検知方法を提供する。 【構成】 フレームロッドと充放電部、マイコンを備え
るフレームロッド異常状態検出手段において、前記マイ
コンが異常状態を検出するための上限基準値と下限基準
値とを記憶し、所定回数上限値と下限値を超えた場合に
フレームロッドが異常状態であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼機器の炎検知に使用
されるフレームロッドの異常状態検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃焼機器の炎検出手段にはフ
レームロッドが広く使用されている。しかしながらこの
フレームロッドは炎中に備えられるために、フレームロ
ッド本体の故障、或いは異常状態を検知するために、燃
焼機器に、フレームロッド異常状態検知手段を備えてい
る。このようなフレームロッド異常状態検知手段の一例
として、特開平7−260138号に示すような炎検出
装置が提案されている。この特開平7−260138号
におけるフレームロッドの異常状態検出手段は、フレー
ムロッドから出力される信号波形として、直流電流分と
交流電流分とをそれぞれ独立して取り出し、この両信号
波形をマイコンに入力し、比較、処理することでフレー
ムロッドの絶縁不良を検出し、この結果から異常状態を
検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
のフレームロッド異常状態検知手段では交流/直流変換
器や挙動増幅器等のハード的な構成部品が多く、部品点
数の増加に伴う設計自由度の低下およびコスト高が生じ
ている。
【0004】また、別のフレームロッド異常状態検知手
段として、フレームロッド異常時に電極間が短絡(ショ
ート)状態になるので、このショート時に直流分として
0V一定が取り出せるように構成素子の定数を決定する
こともできるが、例えば排気筒外れ検知等の他の負荷と
なる異常状態検知との関係上、このような定数設定が実
現できないものとなっている。
【0005】本発明はこのような課題に鑑み、ハード的
にはシンプルで、かつ構成素子の定数設定が自由に決定
できる構成としたフレームロッド異常状態検知方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、フレームロッドと充放電部、マイコンを
備えるフレームロッド異常状態検出手段において、前記
マイコンが異常状態を検出するための上限基準値と下限
基準値とを記憶し、所定回数上限値と下限値を超えた場
合にフレームロッドが異常状態であると判断することを
特徴としたフレームロッド異常状態検出方法とする。上
記上限値と下限値は、使用期間により予め記憶された値
に変動可能なものとしてもよい。
【0007】
【実施例】本発明のフレームロッド異常状態検知方法の
実施例を図1に示す。図1において、炎中に置かれるフ
レームロッド10の検出部が抵抗24とコンデンサ22とで構
成される充放電部20に接続され、この出力部が分圧抵抗
32と34とで構成される分圧部30を通って、抵抗44とコン
デンサ42とで構成されるフィルタ部40に接続され、この
出力がマイコン50に接続されている。
【0008】上記構成の各点における電圧波形図を図2
に示す。図2に示すAからDは図1に示す各AからD部
分に相当している。上述した図1と図2により、本発明
のフレームロッド異常状態検知方法を説明する。
【0009】まず正常な場合を説明する。フレームロッ
ド10には、商用電源(AC100V:図示なし)が接続
されており、A点はAC100Vの交流正弦波形が供給
されている。次にフレームロッド10が炎中に置かれると
周知の如くB点には炎の整流作用によりA点の正方向の
波形を残した整流波形が現れる。この整流波形Bが抵抗
24とコンデンサ22とで構成される充放電部20に送られる
ことで、C点にはほぼ直線的な電圧波形が現れ、この波
形が後段のマイコン50に入力される。このC波形は、前
述したように抵抗やコンデンサ等の定数により0V付近
にも設定できるが、他の負荷との関係上、本実施例では
0V付近には設定できないものとなっている。また前記
のC波形は、マイコン50が処理しやすいように分圧部30
により適当な値付近の波形Dのように成形されている
が、この波形CとDの波形は、炎の強さが強い場合には
電圧値の高い波形(高位置)に、逆に炎が弱い場合には
電圧値の低い波形(低位置)になるのはいうまでもな
い。
【0010】次にフレームロッド10がショート状態すな
わち異常状態の場合について説明する。正常時同様フレ
ームロッド10には、商用電源が接続されており、A点は
AC100Vの交流正弦波形が供給されている。ここで
フレームロッド10がショート状態であれば、炎による整
流作用は得られず、A点における正弦波形がそのままB
点に出力されることになる。これが図2のC’に示す波
形であり、直線的であった正常時の電圧波形と比較し
て、明らかに違う正弦波形が後段のマイコン50に入力さ
れることになる。
【0011】次に本発明の実施例に使用するマイコン50
の動作を以下に述べる。このマイコン50には異常状態検
出用の2つの基準電圧が記憶されており、これら基準値
をそれぞれ上限基準値と下限基準値とする。ここで、マ
イコン50は1ミリ秒ごとに常にD点からの電圧波形を監
視している。そして、このD点の電圧値が規定時間内に
所定時間下限基準値より下回り、かつこの後に上限基準
値を超えた場合について、フレームロッド10が異常状態
(ショート状態)であると判断し、異常時の処理を行う
ことになる。本実施例では、特に下限基準値を下回る時
間を3ミリ秒間以上とし、この後に1ミリ秒間以上の上
限基準値を上回る場合、さらに1秒間の猶予期間として
同様に下限基準値と上限基準値を超える波形が出力して
いるかを監視し、前回同様に下限基準値と上限基準値を
超える波形が出力された場合についてフレームロッド10
が異常であるという処理を行うものとしている。この1
秒間は前記「規定時間」に相当するものとなっており、
この規定時間は、例えば電気回路へのノイズの侵入等に
より、一時的に下限基準値や上限基準値を超える電圧が
重畳乗されることがあり、この誤検出を防止するための
対策としてこのような処理としている。以上の動作をマ
イコン50の動作フローチャートとして図3に示す。
【0012】なお本実施例では、下限基準値および上限
基準値を越える時間や異常検知を確実なものとする猶予
期間の時間をそれぞれ決定しているが、これらの時間は
適宜変更できるものであり、機器による炎の強さ等で決
定するものである。また上限基準値と下限基準値とに大
きな差がある場合等によっては上記猶予期間を設定する
ことなく、上限基準値と下限基準値の条件を1度でも満
たせば異常処理を行うように設定してもよい。また上記
実施例に使用した規定時間(1秒)や所定時間(数ミリ
秒)については適宜変更できるものである。
【0013】また上記上限値と下限値は、使用状態や使
用期間(経年期間)により変動可能なものとして、例え
ばマイコン50等に変動内容を記憶させることで、数年と
いった長期間の使用でフレームロッドの状態が変化して
も、常に最適の状態でフレームロッドの異常状態の検出
が行えるものである。
【0014】
【発明の効果】上記構成により、交流/直流変換器や挙
動増幅器等のハード的な構成部品を増やすことなく、且
つ他の負荷制御に影響を与えることなくフレームロッド
の異常検知が行えるので、回路設計が容易になると共
に、コストを抑えたフレームロッド異常状態検出手段が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレームロッド異常状態検出手段を示
す回路図である。
【図2】図1の各点における電圧波形図を示す。
【図3】マイコン50の動作フローチャートを示す
【符号の説明】
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 10 フレームロッド 20 充放電部 30 分圧部 40 フィルタ部 50 マイコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームロッドと充放電部、マイコンを
    備えるフレームロッド異常状態検出手段において、前記
    マイコンが異常状態を検出するための上限基準値と下限
    基準値とを記憶し、規定時間内に所定回数上限値と下限
    値を超えた場合にフレームロッドが異常状態であると判
    断することを特徴としたフレームロッド異常状態検出方
    法。
  2. 【請求項2】 フレームロッドと充放電部、マイコンを
    備えるフレームロッド異常状態検出手段において、前記
    マイコンが異常状態を検出するための上限基準値と下限
    基準値とを記憶し、繰り返して規定時間内に所定回数上
    限値と下限値を超えた場合にフレームロッドが異常状態
    であると判断することを特徴としたフレームロッド異常
    状態検出方法。
  3. 【請求項3】 上限値と下限値は、使用期間により予め
    記憶された値に変動可能なものとした請求項1もしくは
    請求項2に記載のフレームロッド異常状態検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019074291A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 アズビル株式会社 フレームロッドの状態判定装置

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