JPH08280176A - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
- Publication number
- JPH08280176A JPH08280176A JP7924495A JP7924495A JPH08280176A JP H08280176 A JPH08280176 A JP H08280176A JP 7924495 A JP7924495 A JP 7924495A JP 7924495 A JP7924495 A JP 7924495A JP H08280176 A JPH08280176 A JP H08280176A
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- JP
- Japan
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- current
- input
- circuit
- value
- abnormality
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 昇圧型力率改善回路を内蔵するスイッチング
電源において、昇圧型力率改善回路の障害により、入力
電流がコンデンサインプット型となり、高調波成分が大
となることを検出可能とする。 【構成】 コンデンサインプット型の電流が流れると、
そのピ−ク値は正常時の正弦波電流のピ−ク値に比し大
となる。そこで、コンデンサインプット電流検出回路5
にてこの大なるピ−ク値を検出してアラ−ム信号発生回
路6からアラ−ム信号を発生させ、外部へ異常を報告す
る。
電源において、昇圧型力率改善回路の障害により、入力
電流がコンデンサインプット型となり、高調波成分が大
となることを検出可能とする。 【構成】 コンデンサインプット型の電流が流れると、
そのピ−ク値は正常時の正弦波電流のピ−ク値に比し大
となる。そこで、コンデンサインプット電流検出回路5
にてこの大なるピ−ク値を検出してアラ−ム信号発生回
路6からアラ−ム信号を発生させ、外部へ異常を報告す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源装置に関し、特に昇
圧型力率改善回路を入力部に有するスイッチング電源装
置の異常電流検出方式に関するものである。
圧型力率改善回路を入力部に有するスイッチング電源装
置の異常電流検出方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、昇圧型力率改善回路を内蔵するス
イッチング電源装置がある。この種の装置の例として
は、特開昭53−5755号公報に開示されている。こ
の種の回路では、入力交流電圧の最大値が昇圧型力率改
善回路の出力電圧よりも高くなった場合や、出力電圧設
定値が低下した場合には、昇圧型力率改善回路は動作し
なくなり、入力電流がコンデンサインプット型電流とな
る。
イッチング電源装置がある。この種の装置の例として
は、特開昭53−5755号公報に開示されている。こ
の種の回路では、入力交流電圧の最大値が昇圧型力率改
善回路の出力電圧よりも高くなった場合や、出力電圧設
定値が低下した場合には、昇圧型力率改善回路は動作し
なくなり、入力電流がコンデンサインプット型電流とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンデンサインプット
型では、入力電流が高調波含有率の高い突入電流となる
ために、歪率が低下し総合力率が低くなり、また高調波
により周辺へ障害電力を発生するために、電力系統に重
大な障害を及ぼすという欠点がある。
型では、入力電流が高調波含有率の高い突入電流となる
ために、歪率が低下し総合力率が低くなり、また高調波
により周辺へ障害電力を発生するために、電力系統に重
大な障害を及ぼすという欠点がある。
【0004】この様な悪影響の発生原因であるコンデン
サインプット型の電流が流れているかどうかは、実際に
測定してみなければ判らないために、コンデンサインプ
ット型電流による高調波電流の上述した悪影響の発生に
迅速に対処できないという問題がある。
サインプット型の電流が流れているかどうかは、実際に
測定してみなければ判らないために、コンデンサインプ
ット型電流による高調波電流の上述した悪影響の発生に
迅速に対処できないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、昇圧型力率改善回路の異
常等により、入力電流がコンデンサインプット型の電流
となって高調波成分を多く含む様になったことを検出す
ることができる電源装置を提供することである。
常等により、入力電流がコンデンサインプット型の電流
となって高調波成分を多く含む様になったことを検出す
ることができる電源装置を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、コンデンサイプット
型の電流入力を検出して異常告知をなすことが可能な電
源装置を提供することである。
型の電流入力を検出して異常告知をなすことが可能な電
源装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、昇圧型
力率改善回路を入力部に有するスイッチング電源装置で
あって、このスイッチング電源装置の入力電流値をモニ
タしてこの入力電流値が所定値を超えたことを検出する
電流値検出手段と、この検出結果に応答して異常告知を
なす異常告知手段とを含むことを特徴とする電源装置が
得られる。
力率改善回路を入力部に有するスイッチング電源装置で
あって、このスイッチング電源装置の入力電流値をモニ
タしてこの入力電流値が所定値を超えたことを検出する
電流値検出手段と、この検出結果に応答して異常告知を
なす異常告知手段とを含むことを特徴とする電源装置が
得られる。
【0008】
【作用】コンデンサインプット型の入力電流が生ずれ
ば、突入電流のピ−ク値は通常電流のそれよりも大とな
るので、このピ−ク値検出によりコンデンサインプット
型の入力電流を検出してアラ−ムを生成し異常告知をな
すようにしている。
ば、突入電流のピ−ク値は通常電流のそれよりも大とな
るので、このピ−ク値検出によりコンデンサインプット
型の入力電流を検出してアラ−ムを生成し異常告知をな
すようにしている。
【0009】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【0010】図1は本発明の実施例のブロック図であ
る。交流入力電圧は整流回路1により全波整流され、昇
圧型力率改善回路2により昇圧される。この昇圧出力は
DC−DCコンバ−タ3へ入力されて電圧変換され図示
せぬ負荷へ供給される。
る。交流入力電圧は整流回路1により全波整流され、昇
圧型力率改善回路2により昇圧される。この昇圧出力は
DC−DCコンバ−タ3へ入力されて電圧変換され図示
せぬ負荷へ供給される。
【0011】昇圧型力率改善回路2は入力ラインに直列
に挿入されたチョ−クコイル2と、ダイオ−ドDと、入
力ラインに並列に挿入されたスイッチSと、コンデンサ
Cとからなる周知の構成である。また、昇圧型力率改善
回路制御回路4は昇圧型力率改善回路2の入出力間の電
圧差を監視してこの電圧差に応じてスイッチSのオンオ
フ時間の割合いであるデュ−ティを制御して、当該入出
力間電圧差が一定になる様にしている。
に挿入されたチョ−クコイル2と、ダイオ−ドDと、入
力ラインに並列に挿入されたスイッチSと、コンデンサ
Cとからなる周知の構成である。また、昇圧型力率改善
回路制御回路4は昇圧型力率改善回路2の入出力間の電
圧差を監視してこの電圧差に応じてスイッチSのオンオ
フ時間の割合いであるデュ−ティを制御して、当該入出
力間電圧差が一定になる様にしている。
【0012】更に、本発明ではコンデンサインプット電
流検出回路5が設けられており、入力交流電流のピ−ク
値を常時監視してこのピ−ク値が予め定められた設定値
を超えると、コンデンサインプット型電流が流れたもの
とみなして、アラ−ム信号発生回路6へ検出信号を出力
する。アラ−ム信号発生回路6では、この検出信号を受
けて外部へ異常告知をなすべくアラ−ム信号を出力す
る。
流検出回路5が設けられており、入力交流電流のピ−ク
値を常時監視してこのピ−ク値が予め定められた設定値
を超えると、コンデンサインプット型電流が流れたもの
とみなして、アラ−ム信号発生回路6へ検出信号を出力
する。アラ−ム信号発生回路6では、この検出信号を受
けて外部へ異常告知をなすべくアラ−ム信号を出力す
る。
【0013】昇圧型力率改善回路2の障害等に起因して
入力電流がコンデンサインプット型の電流となると、図
2(A)に示した正常時の正弦波電流から図2(B)の
如き突入電流波形となる。この突入電流のピ−ク値は正
常時の正弦波電流のそれよりも大となることから、コン
デンサインプット電流検出回路5はこのピ−ク値と設定
値VT+やVT-とをレベル比較器によりレベル比較し、こ
の比較結果によりピ−ク値がVT+やVT-を超えるとアラ
−ム信号発生回路6へこれを通知するのである。
入力電流がコンデンサインプット型の電流となると、図
2(A)に示した正常時の正弦波電流から図2(B)の
如き突入電流波形となる。この突入電流のピ−ク値は正
常時の正弦波電流のそれよりも大となることから、コン
デンサインプット電流検出回路5はこのピ−ク値と設定
値VT+やVT-とをレベル比較器によりレベル比較し、こ
の比較結果によりピ−ク値がVT+やVT-を超えるとアラ
−ム信号発生回路6へこれを通知するのである。
【0014】このレベル比較は正極性と負極性の少くと
も一方のピ−クレベルの比較を行えば良く、レベル比較
器の前段にピ−クホ−ルド回路を設けてピ−クホ−ルド
出力と設定値との比較を行うようにしても良い。
も一方のピ−クレベルの比較を行えば良く、レベル比較
器の前段にピ−クホ−ルド回路を設けてピ−クホ−ルド
出力と設定値との比較を行うようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、回路
入力電流のコンデンサインプット型電流による異常を自
動的に検出することができ、かつ直ちにアラ−ムを外部
へ発行することができるので、高調波電流による種々の
悪影響に迅速に対処可能となるという効果がある。
入力電流のコンデンサインプット型電流による異常を自
動的に検出することができ、かつ直ちにアラ−ムを外部
へ発行することができるので、高調波電流による種々の
悪影響に迅速に対処可能となるという効果がある。
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図1のブロックの入力電流波形例を示し、
(A)は正常時、(B)は異常時の各波形図である。
(A)は正常時、(B)は異常時の各波形図である。
1 整流回路 2 昇圧型力率改善回路 3 DC−DCコンバ−タ 4 昇圧型力率改善回路制御回路 5 コンデンサインプット電流検出回路 6 アラ−ム信号発生回路
Claims (3)
- 【請求項1】 昇圧型力率改善回路を入力部に有するス
イッチング電源装置であって、このスイッチング電源装
置の入力電流値をモニタしてこの入力電流値が所定値を
超えたことを検出する電流値検出手段と、この検出結果
に応答して異常告知をなす異常告知手段とを含むことを
特徴とする電源装置。 - 【請求項2】 前記電流値検出手段は、前記入力電流の
ピ−ク値と前記所定値とを比較する比較手段からなるこ
とを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項3】 前記異常告知手段は、前記比較手段の比
較結果により前記ピ−ク値が前記所定値を超えた時にア
ラ−ムを生成して外部へ導出するよう構成されているこ
とを特徴とする請求項2記載の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7924495A JPH08280176A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7924495A JPH08280176A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08280176A true JPH08280176A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13684451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7924495A Pending JPH08280176A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08280176A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100466433C (zh) * | 2004-06-01 | 2009-03-04 | 精工电子有限公司 | 具有升压电路的电子仪器 |
CN106124858A (zh) * | 2016-07-12 | 2016-11-16 | 大连理工大学 | 一种基于粒子滤波的电力系统谐波检测方法 |
WO2018061796A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 株式会社村田製作所 | 電源システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02241365A (ja) * | 1989-03-13 | 1990-09-26 | Fujitsu Ltd | 電源回路 |
JPH02280670A (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-16 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 電源装置 |
JPH02280669A (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-16 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 電源装置 |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP7924495A patent/JPH08280176A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02241365A (ja) * | 1989-03-13 | 1990-09-26 | Fujitsu Ltd | 電源回路 |
JPH02280670A (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-16 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 電源装置 |
JPH02280669A (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-16 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 電源装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100466433C (zh) * | 2004-06-01 | 2009-03-04 | 精工电子有限公司 | 具有升压电路的电子仪器 |
CN106124858A (zh) * | 2016-07-12 | 2016-11-16 | 大连理工大学 | 一种基于粒子滤波的电力系统谐波检测方法 |
WO2018061796A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 株式会社村田製作所 | 電源システム |
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