JPH10184810A - 歯付きベルト - Google Patents

歯付きベルト

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Publication number
JPH10184810A
JPH10184810A JP34733796A JP34733796A JPH10184810A JP H10184810 A JPH10184810 A JP H10184810A JP 34733796 A JP34733796 A JP 34733796A JP 34733796 A JP34733796 A JP 34733796A JP H10184810 A JPH10184810 A JP H10184810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
canvas
edge parts
yarn
competitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34733796A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Itsushiki
重洋 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitta Co Ltd
Original Assignee
Unitta Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Unitta Co Ltd filed Critical Unitta Co Ltd
Priority to JP34733796A priority Critical patent/JPH10184810A/ja
Publication of JPH10184810A publication Critical patent/JPH10184810A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真正品であって不良なものか、不正競争者の
劣悪品なのかを確実に識別できる歯付きベルトを提供す
ること。 【解決手段】 ベルト歯面側に帆布が付着されているベ
ルトであって、前記帆布は、帯状体の両端部相互を導電
性を有する糸で接合するようにして円筒状に形成して成
る。他方、ベルト歯面側に帆布が付着されているベルト
であって、前記帆布は、帯状体の両端部相互をカラー糸
で接合するようにして円筒状に形成して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯付きベルトに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】多量の商品に一定の商標を継続的に使用
すると、その商標に業務上の信用が化体し、その信用は
有形財産と同様に経済的価値を生ずる。したがって、商
標使用者(正当製造・販売者をいう)は自己の商標に細
心の注意を払い、不正製造・販売者の混同行為を排除し
ようと努力する。
【0003】しかしながら、不正製造・販売者は商標使
用者の努力にもかかわらず劣悪品を製造し、正当製造・
販売者と同一の商標を付して真正品より安価に販売す
る。よって、需要者は安価な劣悪品を真正品と信じて購
入するような事態が生じることになるが、使用時におい
て品質の劣悪さに気がつき「不良品」として正当製造・
販売者に保証を求める。
【0004】上述したような事態は商標が登録されてい
ると否とにかかわらず発生することであるが、わが社と
しては、保証を求めてきた商品が、わが社の商品であっ
て不良のものなのか、又は不正競争者の商品なのかを明
確に識別できるようにしたいという願望がある。何故な
らば、わが社の優れた商品(主として歯付きベルト)は
正規な販売ルートでなければ購入できないことを指導す
ると共に、需要者が被害を被らないようにするためであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、真正品であって不良なものか、不正競争者の劣悪品
なのかを確実に識別できる歯付きベルトを提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1記載の発明)この歯付きベルトは、ベルト歯
面側に帆布が付着されているベルトであって、前記帆布
は、帯状体の両端部相互を導電性を有する糸で接合する
ようにして円筒状に形成して成る。
【0007】よって、帆布のベルト歯面部分に露出する
帯状体の両端部相互を接合する糸をテスター等の探知器
でチェックすれば導電性を有する糸を有するか否かを調
べることができる。探知器によるチェックで、導電性を
有する糸を有することが確認できれば真正品であり、確
認できなければ劣悪品であることが判る。また、帆布の
ベルト歯面部分に露出する帯状体の両端部相互を接合す
る糸を詳細に調べれば目視で同等の判別をすることがで
きる。 (請求項2記載の発明)この歯付きベルトは、ベルト歯
面側に帆布が付着されているベルトであって、前記帆布
は、帯状体の両端部相互をカラー糸で接合するようにし
て円筒状に形成して成る。
【0008】よって、帆布のベルト歯面部分に露出する
帯状体の両端部相互を接合する糸を目視により詳細に調
べればカラー糸を有するか否かの確認ができる。この検
査で、カラー糸の確認ができれば真正品であり、確認で
きなければ劣悪品であることが判る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0010】わが社が製造販売する真正品のはす歯ベル
ト(図1〜図4に示すベルト)と、不正競争者が製造販
売する劣悪品のはす歯ベルトについて説明し、続いて識
別用印が如何に機能するかについて説明する。〔真正品のはす歯ベルトについて〕 図1は、真正品はす
歯ベルトの外観斜視図であり、当該ベルトは基本的には
ベルト主体1と、前記ベルト主体1に埋設された芯線2
と、前記ベルト主体1の歯面側に貼設された帆布3とか
ら構成されている。 (主体1の構成について)主体1は、図1に示すよう
に、背面1aや歯面1bを形成するゴム弾性体であり、
前記ゴム弾性体は水素添加ニトリルゴム(HNBR)、
クロロプレンゴム(ネオプレン)、スチレンブタジエン
ゴム、エピクロロヒドリンゴム、ポリウレタンゴム等か
ら成りベルトの使用目的に適した公知のゴム配合物で形
成される。ここで、この実施形態ではベルト歯10の形
成線(以下、ベルト歯すじ10aという)は図2に示す
ように、ベルト走行方向の基準線L1と直角の基準線L
2に対してα°(10°)だけ右上がり左下がりに傾斜
したものに設定してある。 (芯線2の構成について)芯線2は、S撚りの繊維糸が
使用され、アラミドコードとしてある。なお、この実施
形態では、芯線2は図2に示すように、基準線L1に対
してベルト歯すじ10aと反対方向にβ°(7°)だけ
左上がり右下がりになるべく傾斜させた態様で埋設して
ある。なお、芯線2としては、S撚り、Z撚り単体若し
くは混合でもよく、材質は公知のグラスコード及びスチ
ールワイヤーコード等も使用できる。 (帆布3の構成について)帆布3は、綾織布等の織物に
より構成され、織物の経糸、緯糸は用途に応じて例えば
6ナイロン、66ナイロン、アラミド、テトロン、綿、
レーヨン、テフロン系の材質の糸若しくは混合糸を単独
または組合わせたものを使用できる。ここで、この実施
形態では帆布3の布目30aの傾きは図2に示すよう
に、ベルト歯すじ10aと反対方向にγ°(10°)だ
け左上がり右下がりになるべく傾斜させた態様としてあ
る。
【0011】ここで、この発明の課題を解決するために
は以下のの帆布3の構成のうちから選択すればよ
い。 .図3に示す如く帯状体の両端部相互を導電性を有す
る糸31で接合するようにして円筒状の帆布3を形成す
る。 .帯状体の両端部相互をカラー糸で接合するようにし
て円筒状の帆布3を形成する。 (このはす歯ベルトの機能について)このはす歯ベルト
は上記の如く構成してあるから、ベルト歯すじ10aの
傾斜により発生するスラスト力は芯線2及び帆布3から
発生するスラスト力により打ち消され、このため、鍔付
きの歯付きプーリに架け渡して回転駆動させた場合にお
いても歯付きプーリの鍔部との擦れが起因となって生じ
る振動を大きく抑制できることになる。
【0012】よって、このはす歯ベルトをプリンタキャ
リッジの駆動システムに採用した場合、印刷部の色ムラ
や濃淡がほとんどないものとなり、近年の高精度の要求
を満たすことが可能になる。
【0013】また、このはす歯ベルトを切削工具の切削
刃の送り機構システムに採用した場合、振動による切削
模様ができることを回避できる。すなわち、高精度の切
削加工が可能となる。〔不正競争者の製造する劣悪品のはす歯ベルトについ
て〕 ベルトにわが社が商標登録している商標を印刷して
おり、主体1、芯線2、帆布3について劣悪な材質のも
のを使用していると共に、スラストを打ち消す機能をほ
とんど有していない。〔需要者が不正競争者の劣悪品を真正品と信じて起こる
問題とわが社の対処法〕 需要者は安価な劣悪品を真正品
と信じて購入し、使用時において品質及び機能の劣悪さ
に気がついた場合、通常、「不良品」としてわが社にそ
の商品を郵送すると共にその保証を求めてくる。
【0014】わが社としては、課題を解決するための手
段の欄に記載したように探知器または目視により検査す
る。これにより、真正品であって不良なものか、不正競
争者の劣悪品なのかを確実に識別できる。
【0015】したがって、わが社は需要者にその旨を伝
えると共に、正規な販売ルートでなければ購入できない
ことを指導する。これにより、わが社及び需要者が被害
を被ることを回避できる。〔他の実施形態〕 上記実施形態ではこの発明をはす歯ベ
ルトに施すようにしたが、すぐ歯ベルト、両歯ベルト、
及び歯を有していない摩擦伝導用のベルトに施した場合
でも同様に効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。
【0017】発明の実施の形態の欄の記載内容から明ら
かなように、真正品であって不良なものか、不正競争者
の劣悪品なのかを確実に識別できる歯付きベルトを提供
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるはす歯ベルトの外観
斜視図。
【図2】前記はす歯ベルトにおける、ベルト歯の歯すじ
の傾き方向、芯線の傾き方向、帆布の布目の傾き方向、
撚りの方向を示す図。
【図3】前記はす歯ベルトの斜視図。
【符号の説明】
1 主体 2 芯線 3 帆布 31 糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト歯面側に帆布が付着されているベ
    ルトであって、前記帆布は、帯状体の両端部相互を導電
    性を有する糸で接合するようにして円筒状に形成して成
    ることを特徴とする歯付きベルト。
  2. 【請求項2】 ベルト歯面側に帆布が付着されているベ
    ルトであって、前記帆布は、帯状体の両端部相互をカラ
    ー糸で接合するようにして円筒状に形成して成ることを
    特徴とする歯付きベルト。
JP34733796A 1996-12-26 1996-12-26 歯付きベルト Pending JPH10184810A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34733796A JPH10184810A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 歯付きベルト

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JP34733796A JPH10184810A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 歯付きベルト

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Publication Number Publication Date
JPH10184810A true JPH10184810A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18389549

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34733796A Pending JPH10184810A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 歯付きベルト

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JP (1) JPH10184810A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010276081A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Bando Chem Ind Ltd 歯付ベルト
US9829066B2 (en) 2014-04-07 2017-11-28 Gates Corporation Electrically conductive power transmission belt

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JP2010276081A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Bando Chem Ind Ltd 歯付ベルト
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Effective date: 20051205