JP3241901B2 - 安全ベルトスリング - Google Patents

安全ベルトスリング

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JP3241901B2
JP3241901B2 JP27250393A JP27250393A JP3241901B2 JP 3241901 B2 JP3241901 B2 JP 3241901B2 JP 27250393 A JP27250393 A JP 27250393A JP 27250393 A JP27250393 A JP 27250393A JP 3241901 B2 JP3241901 B2 JP 3241901B2
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safety belt
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通弘 小河原
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明大株式会社
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/18Grommets
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/24Ropes or cables with a prematurely failing element
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2401/00Aspects related to the problem to be solved or advantage
    • D07B2401/20Aspects related to the problem to be solved or advantage related to ropes or cables
    • D07B2401/2005Elongation or elasticity

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に重量物の吊り上
げ、例えば製鉄所におけるホットコイル(鉄板コイル,
5〜20ton程度)等の吊り上げに適した安全ベルトスリン
グに関する。
【0002】
【従来の技術】従来10〜20tの高重量物の吊上げはワイ
ヤロープであったが、ワイヤロープ自体が重くて作業性
が悪い難点があった。そこで最近では合成繊維を帯状に
織成したベルトスリングが使用されている。繊維製のベ
ルトスリングの構造としては通常、図6に示したよう
に、ベルト本体11を2本の平行なベルト重ねとしたもの
の両端に吊り下げアイ部12,12を形成している。アイ部1
2は図7のように、アイ部ベルトの一方の縁部が内側
に、他方の縁部が外側になるように巻き込んで、細幅に
し、使用中にその形状が保たれるように縫製すると共
に、布13等の被覆がなされている。
【0003】このような繊維製のベルトスリングには、
破壊(破断)に至る前に使用を止めるように、安全対策と
して、使用限界が分かるようになっている。通常使用に
よって表面が摩耗してくるが、それがある程度進行する
と内部の異なる色の糸が見えてくるようにするとか、ベ
ルト本体の端面は幅方向の1/10の切断及び厚さ方向は1/
5の切り傷のとき破断荷重の80%以上がJISにおいて
規定され、そのことが分かるようにベルト本体11の内部
に色の異なる繊維を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような安全対策
のための基準は、あいまいな上に視覚に頼るため使用を
やめる時期が不明瞭となり、場合によっては危険を伴う
ことすらある。そこで、更に安全なベルトスリングを提
供する必要がある。
【0005】また、上記のような従来のものは、荷重が
掛ったときアイ部が荷重方向に直角な方向へ広がり扁平
になろうとして、荷重が全体に均一に掛らず、部分的に
高荷重の掛る部分が生じ、繰返し使用していると損傷す
る難点があった。この点も解決してベルトスリング全体
として安全なものを提供しようとするものである。
【0006】本発明は、トを複数重ねとし、両端に
吊り下げアイ部を形成したベルトスリングにおいて、本
ベルト1及び安全ベルト4からなる複数重ねの両端と
アイ部2との間にベルトの一体縫着部3があり、前記本
体ベルト1と安全ベルト4とは個々に切り離し、かつ、
吊り下げ物体の外側ベルトを安全ベルト4とし、内側ベ
ルトを本体ベルト1とし、該安全ベルト4は、本体ベル
ト1の長さより若干長くして全荷重を受けないように
てなる安全ベルトスリングである。なお、内側ベルト及
び外側ベルトはそれぞれ荷重の程度によって一本のみで
構成されたものでもよいし、高荷重に耐えるよう複数本
にしてもよい。内側ベルトが複数重ねの場合、ベルト間
は従来のように縫った構造であってもよい。
【0007】また、アイ部を改良するために、アイ部2
のベルトを外側へ折り返して両縁を突合せると共に、カ
バー5を被せてその両縁を自由状態にするか、あるいは
アイ部の中央をカバー5と共に縫着するか又は接着する
構造としたのである。
【0008】
【作用】ベルトスリングの荷重を受ける内側ベルトの長
さに対して、それよりも長い安全ベルト4をこれらと縫
着することなく自由状態に設けたので、安全ベルト4は
通常荷重状態では内側ベルトが緊張状態にあっても少し
弛みを持った状態で、荷重に関わりのない状態あるいは
分担荷重が内側ベルトより少ない状態にある。したがっ
て使用中は常に内側ベルトよりも疲労劣化が少なく、よ
り長期の使用に耐える。そのため、内側ベルトに破断等
の異常が生じると、外側の安全ベルト4が荷重を受け、
安全が保たれる。内側ベルトの破断が分かるので、使用
中止の判断が直ちにでき、かつ、その瞬間までの使用に
不安がない。
【0009】アイ部2のベルトを外側へ折り返して両縁
を突合せ、中央をカバー5と共に縫着したので、前記両
縁はカバー内で自由状態にあって、荷重が掛ったときア
イ部が荷重方向に直角な方向へ広がった状態にあるの
で、荷重が全体に均一に掛かり長期の繰返し使用に耐え
ることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の第1実施例のベルトスリング
の正面図、図2はコイルを吊ったときの要部拡大断面図
である。この例では本体ベルト1が2本のベルトを重ね
た状態にあり、その両端付近は一体縫着部3があり、両
端に吊り下げアイ部2を形成したベルトスリングであ
る。このベルトスリングにおいて、中央部は全ベルトを
個々に切り離し、かつ、吊り下げ物体10(この例ではコ
イル)の外側ベルトの1本は内側ベルト1a,1bの長さより
荷重時に図2にみられるように若干長くしている。全荷
重を受けない安全ベルト4が設けられているのである。
安全ベルト4以外の本体ベルト1の全体を縫着一体化す
ることもできるが、一般には縫着する必要がない。
【0011】なお、本体ベルトは図5に第2実施例を示
すように1本のみでもよいし、3本以上で構成してもよ
い。また、ベルトの耐久性を高めるためにカバーで安全
ベルトを含む全体を覆ってもよい。カバーとベルト本体
との止め方はカバーの両端とベルト本体との間にゴムテ
ープを介して行なうと、移動の自由度を保ちながらカバ
ーを保持することができるので好ましい。カバーはベル
ト素材がアラミド繊維のように高強力ではあるが、耐光
性に若干劣るような場合、光を遮断して光劣化を防ぐ意
味でも特に効果がある。
【0012】アイ部2は、図3のように、ベルトを外側
へ折り返して両縁を突合せ、カバー5を被せてベルトの
両縁を自由状態にし、中央をカバー5と共に縫着してい
る。したがって、従来のように固定されて固くなること
もなく、かつ全体が扁平な形状になっている。
【0013】このような構造のベルトスリングの引張り
試験を行なった。試験条件は下記表1の通りである。
【0014】
【表1】
【0015】その結果、表2及び図9にみられるよう
に、荷重の負荷によって主スリングの破壊最大荷重Aを
過ぎると、安全ベルト4によってBで荷受けができ、こ
れにより更にCまでの荷重に耐えることができるように
なっており、安全の確保と新品への取替えが確実に行な
われることとなる。
【0016】
【表2】
【0017】表2において、一般に使用する繊維による
ベルト本体の破断の伸度が異なり、ポリアリレートの場
合4〜6%、アラミドの場合5〜7%、ナイロンでは15
〜24%であるので、その上限及び下限近くのXの長さで
行なった。下限付近では使用時の分担荷重が大きくはな
るが、十分本発明の目的が達成されている。
【0018】
【発明の効果】本発明のベルトスリングは本体ベルトの
切断によって取替えの確認が可能であり、しかも、吊っ
た重量物はそのまま落下事故を起こすこともなく作業で
きる。また、高荷重の繰返し使用にも拘わらずアイ部が
頑丈で、長期の使用を可能とした。したがって、本体ベ
ルトの切断時まで長期間の使用が安定にできて経済効果
が大となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のベルトスリングの正面図である。
【図2】第1実施例のベルトスリングのコイルを吊った
ときの要部拡大断面図である。
【図3】同ベルトスリングのアイ部の製作過程の斜視図
である。
【図4】完成された同アイ部の斜視図である。
【図5】第2実施例のベルトスリングの正面略図であ
る。
【図6】(a)(b)共に従来例のベルトスリングの正面略図
である。
【図7】従来のベルトスリングのアイ部の正面図であ
る。
【図8】引張り試験の概要を示す正面図である。
【図9】荷重と伸びの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 本体ベルト 2 アイ部 3 ベルトの一体縫着部 4 安全ベルト 5 カバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トを複数重ねとし、両端に吊り下げ
    アイ部を形成したベルトスリングにおいて、本体ベルト
    及び安全ベルト4からなる複数重ねの両端とアイ部2
    との間にベルトの一体縫着部3があり、前記本体ベルト
    1と安全ベルト4とは個々に切り離し、かつ、吊り下げ
    物体の外側ベルトを安全ベルト4とし、内側ベルトを本
    体ベルト1とし、該安全ベルト4は、本体ベルト1の長
    さより若干長くして全荷重を受けないようにしてなる
    ベルトスリング。
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