JPH10184009A - Pcストランドの巻付装置およびこれを用いた施工法 - Google Patents

Pcストランドの巻付装置およびこれを用いた施工法

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JPH10184009A
JPH10184009A JP34882796A JP34882796A JPH10184009A JP H10184009 A JPH10184009 A JP H10184009A JP 34882796 A JP34882796 A JP 34882796A JP 34882796 A JP34882796 A JP 34882796A JP H10184009 A JPH10184009 A JP H10184009A
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strand
drum
boom
wound
temporary
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JP34882796A
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Hajime Ouchi
一 大内
Koichi Tanaka
浩一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PCストランドを巻回したドラムを、PCス
トランドを巻き付けようとする対象物の上方に位置決め
した状態で、該ドラムから繰り出されるPCストランド
の巻付けを可能とすることにより、仮設台の構造を大幅
に簡単化する。 【解決手段】 主筋群16を挟んで一対の仮設台22,
22aを対峙し、それぞれの上端間に跨がって支持架台
24を取付ける。支持架台24に、主筋群16の直上に
位置して支軸28を垂設し、支軸28にドラム30を回
転自在に取付ける。ドラム30から繰り出したPCスト
ランド12を、水平方向に突設したブーム32先端部の
シーブ32aを周回して下方に案内する。ブーム32の
基端部を支軸28の外周に取付け、回転装置34によっ
て支軸28およびブーム32を回転する。シーブ32a
から垂下するPCストランド12を主筋群16の外側に
沿って案内する。回転装置34の回転速度を制御するリ
モートコントローラ40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
で構築される柱状体の鉄筋を補強するために、上下方向
に配置された主筋の外周を囲繞するPCストランドの巻
付装置およびこれを用いた施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート製の橋脚等の柱
状体を構築する際、上下方向に配置される主筋群の外側
に帯状筋を巻付けて補強し、その後コンクリートを打設
するようにしていたが、近年では前記帯状筋に代えてP
Cストランドを上記主筋群の外側に螺旋状に連続して巻
付けるようにしたものが提案され、このようにPCスト
ランドを用いることにより靭性に優れた構造となること
が確かめられている。
【0003】上記PCストランドは、上述したように主
筋群の外側に螺旋状に連続して巻付けられるため著しく
長くなり、必然的に該PCストランドを巻回した状態
で、逐次繰り出しつつ巻付けることになる。このため、
従来では各種のPCストランドの巻付装置、例えば特開
平8−158652号公報(Int.Cl.E04G 21/12 )によ
って提案されている。
【0004】即ち、従来のPCストランドの巻付装置
は、該PCストランドを巻き付けようとする主筋群の外
周を囲繞して環状の仮設台を組立てると共に、この仮設
台の上面にレールを敷設し、その上にPCストランドを
巻回したドラムを載せた台車を自走させるようになって
いる。従って、前記ドラムからPCストランドを繰り出
しつつ台車を走行させることにより、この台車は前記主
筋群の外周を旋回してPCストランドを該主筋群の回り
に巻付けることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のPCストランドの巻付装置にあっては、上述した
ようにPCストランドを巻回したドラムを載せた台車
が、環状に設置された仮設台の上面に敷設したレール上
を走行するようになっているが、PCストランドを巻回
したドラムは重量が著しく嵩むため、台車全体が著しく
重くなる。このため、重量が大きな台車を前記仮設台の
上側で走行させるためには、この仮設台の強度を、単に
台車の重量およびレールの重量のみならず、台車走行時
の振動をも考慮して著しく増大する必要がある。従っ
て、前記仮設台を主筋群の外側に環状に囲繞して長く形
成することと相俟って、該仮設台の仮設,撤去作業が長
期化すると共に多大な労力を必要とし、延いては、仮設
費用が大幅に嵩んでしまうという課題があった。
【0006】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、PCストランドを巻回したドラムを、PCストラン
ドを巻き付けようとする対象物の上方に位置決めした状
態で、該ドラムから繰り出されるPCストランドの巻付
けを可能とすることにより、仮設台の構造を大幅に簡単
化してPCストランドの巻付けの効率化を図るようにし
たPCストランドの巻付装置およびこれを用いた施工法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1に示す本発明のPCストランドの巻付装置
は、PCストランドを巻付けようとする対象物を挟んで
対峙する一対の仮設台と、前記一対の仮設台に跨がって
前記対象物の上方に所定の間隔をもって取付けられる支
持架台と、前記支持架台に取付けられてPCストランド
を巻回したドラムと、前記支持架台に回転可能に取付け
られ、前記ドラムから繰り出されるPCストランドを前
記対象物の外側に案内するブームと、前記ブームを水平
方向に回転する回転装置と、前記回転装置の回転速度
を、前記対象物にPCストランドを巻付ける速度に応じ
て制御する回転制御装置と、を備えることにより構成す
る。また、請求項2に示す本発明のPCストランドの巻
付装置を用いた施工法は、PCストランドを巻付けよう
とする対象物を挟んで対峙する一対の仮設台が設けら
れ、かつ、これら一対の仮設台に跨がって前記対象物の
上方に所定の間隔をもって取付けた支持架台に、PCス
トランドを巻回したドラムが取付けられており、該ドラ
ムから繰り出すPCストランドを、前記支持架台に取付
けたブームで案内すると共に、該ブームを回転装置によ
って水平方向に回転しつつ、ブームから案内されたPC
ストランドを人手によって前記対象物に巻付け、この人
手によるPCストランドの巻付け速度に応じて前記回転
装置による回転速度を制御する。かかる請求項1のPC
ストランドの巻付装置の作用は、一対の仮設台に跨がっ
て取付けられた支持架台は、PCストランドを巻き付け
ようとする対象物の上方に所定の間隔をもって位置して
おり、該支持架台に取付けられるドラムは該対象物の上
方に配置できる。そして、対象物の上方に位置する前記
ドラムからPCストランドを繰り出して、これをブーム
で該対象物の外側に案内し、該ブームを回転装置によっ
て回転することにより、PCストランドは対象物の外側
に巻付けられる。このとき、回転制御装置によって前記
回転装置の回転速度が制御されることにより、対象物の
外側形状に沿ってPCストランドをむら無く巻付けるこ
とができる。従って、PCストランドを巻回した前記ド
ラムは、前記支持架台の一定位置に取付けた状態で、該
ドラムから繰り出すPCストランドを対象物の外側に巻
付けることができるため、該ドラムを移動する必要が無
くなる。このため、前記仮設台はこれを一対設けて、前
記支持架台の両端部を支持すればよく、前記対象物の外
周を囲繞して環状に設ける必要が無くなる。
【0008】また、請求項2のPCストランドの巻付装
置を用いた施工法の作用は、前記請求項1に示したと同
様の作用となるが、特に本施工法では前記ブームから案
内されたPCストランドを人手によって前記対象物に巻
付けたので、この巻付け作業にコストの高い装置を用い
ること無く、精度良く巻き付けることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1,図2は本発明のP
Cストランドの巻付装置およびこれを用いた施工法の一
実施形態を示し、図1は巻付装置の正面図、図2は巻付
装置の平面図である。
【0010】即ち、図1に示すように本実施形態のPC
ストランドの巻付装置10は、PCストランド12を巻
付けようとする対象物として、鉄筋コンクリート製の橋
脚14を構築する際の主筋群16を適用した場合を例に
とって以下述べる。該主筋群16は、基礎18から上下
方向に立設する複数の主筋16a,16a…を備え、こ
れら主筋16a,16a…は、前記橋脚14内に埋設さ
れるようにして、該橋脚14の矩形状となった断面形状
に沿って配置される。また、前記主筋16a,16a…
間には、前記PCストランド12が巻付けられる前に、
上下方向に適宜間隔をもって複数のたが筋20,20…
が仮組みされている。
【0011】前記主筋群16の両側には、該主筋群16
を挟んで対峙するように一対の仮設台22,22aが仮
設される。これら仮設台22,22aは足場用枠組みが
用いられ、前記主筋群16の高さ以上に積み重ねられ
る。そして、前記仮設台22,22aの上端間に跨がっ
て支持架台24が取付けられる。このとき、支持架台2
4と仮設台22,22aとの間には、架台反力を仮設台
22,22aに伝達するための受桁26が配置されると
共に、前記支持架台24と前記主筋群16の上端との間
には所定の間隔Sが設けられる。
【0012】前記支持架台24の中央部下側には、前記
主筋群16の直上に位置して支軸28が垂設され、該支
軸28にPCストランド12を巻回したドラム30が、
支軸28の下端から着脱可能に取付けられる。そして、
支軸28に取付けられた状態でドラム30は該支軸28
を中心に回転自在となっており、該ドラム30の回転に
よってPCストランド12は自由に繰り出される。前記
ドラム30から繰り出されたPCストランド12は、ド
ラム30の上面に沿って水平方向に突設されたブーム3
2の先端部に設けたシーブ32aを周回して下方に案内
される。前記ブーム32の基端部は前記支軸28の外周
に取付けられ、該支軸28とブーム32とは一体に回転
される。
【0013】前記支持架台24の上側には、前記支軸2
8の上方に位置して図外の電動モータを内臓した回転装
置34が設けられ、該回転装置34によって支軸28が
回転され、延いては、前記ブーム32が水平方向に回転
される。前記ブーム32は伸縮可能となっており、前記
主筋群16の外側形状に応じてシーブ32aと支軸28
との間の距離が変化される。つまり、主筋群16の外側
間の幅が小さくなった部分では前記ブーム32を短縮す
る一方、幅が大きくなった部分で該ブーム32を伸長す
ることにより、シーブ32aから下方に垂下されるPC
ストランド12が主筋群16の外側に沿って案内される
ようになっている。
【0014】ところで、前記ドラム30は支軸28に回
転自在に取付けたが、該支軸28を二重軸構造として、
内方軸によってドラム30を図外の駆動装置によって回
転して、PCストランド12を強制的にドラム30から
引き出すようにしてもよい。前記回転装置34は基礎1
8に設置した電源36にケーブル38を介して接続され
ると共に、該回転装置34の回転速度を制御する回転制
御装置としてのリモートコントローラ40が設けられ
る。また、前記リモートコントローラ40では前記ブー
ム32の伸縮制御も行うことができるようになってい
る。
【0015】かかる構成になるPCストランドの巻付装
置10を用いた施工法では、ドラム30に巻回されたP
Cストランド12は該ドラム30の回転により繰り出さ
れて、ブーム32先端部のシーブ32aを周回して下方
に案内される。そして、下方に案内されたPCストラン
ド12は、前記ブーム32の回転およびブーム32の伸
縮を伴って主筋群16の外周に案内される。主筋群16
の外周に案内されたPCストランド12は、2人の作業
員42,42aの手作業によって主筋群16の下方から
上方に向かって螺旋状に巻付けられる。
【0016】一方の作業員42は、前記PCストランド
12を螺旋状に巻付けつつ、リモートコントローラ40
を操作して、PCストランド12を巻付ける速度に応じ
てブーム32の回転速度およびブーム32の伸縮量を制
御する。そして、他方の作業員42aは、螺旋状に巻付
けられたPCストランド12のピッチPを一定に調整し
つつ、該PCストランド12を主筋群16にクリップ止
めして行く。
【0017】従って、本実施形態のPCストランドの巻
付装置10およびこれを用いた施工法では、主筋群16
を挟んで一対の仮設台22,22aが対峙しており、こ
れら仮設台22,22aに跨がって取付けられた支持架
台24は、前記主筋群16の上方に所定の間隔Sをもっ
て位置されており、該支持架台24に取付けられるドラ
ム30を前記主筋群16の上方の所定位置に配置するこ
とができる。
【0018】そして、前記ドラム30が支軸28を中心
に回転されることにより、該ドラム30に巻回されたP
Cストランド12は繰り出され、前記ブーム32先端部
のシーブ32aで案内されると共に、該シーブ32aが
回転装置34によって回転することにより、作業員4
2,42aの手作業を伴ってPCストランド12は主筋
群16の外側に下側から順次上方に向かって螺旋状に巻
付けおよびクリップ止めされる。
【0019】このとき、手作業のためPCストランド1
2の巻付け速度に差が発生されるが、作業員42が操作
するリモートコントローラ40によって前記回転装置3
4によるブーム32の回転速度を制御することができる
ため、PCストランド12を前記主筋群16に所定のピ
ッチPをもってむら無く巻付けることができる。
【0020】このように、本実施形態の巻付装置10で
は、PCストランド12を巻回した前記ドラム30は、
前記支持架台24の一定位置に取付けた状態で、該ドラ
ム30から繰り出すPCストランド12を主筋群16の
外側に巻付けることができるため、該ドラム30を移動
する必要が無くなる。
【0021】このため、前記仮設台22,2aはこれを
一対設けて前記支持架台24の両端部を支持すればよ
く、従来のように主筋群16の外周を囲繞して環状に設
ける必要が無くなる。従って、仮設台22,22aの長
さを短縮することができ、仮設台22,22aの組立て
および撤去作業に要する時間を短縮化することができ
る。また、前記仮設台22,22aの上側にレールを設
けて、台車を走行させることが無いため、仮設台22,
22aの強度を低下できることと相俟って、仮設台2
2,22aのコストを大幅に減少することができる。
【0022】また、本実施形態では前記ブーム32から
案内されたPCストランド12を作業員42,42aに
よる人手によって主筋群16に巻付けるので、この巻付
け作業にコストの高い装置を用いること無く、精度良く
巻き付けることができる。
【0023】ところで、前記ドラム30は巻回されたP
Cストランド12を使い果たして、新たにPCストラン
ド12を巻回したドラム30と交換する場合、支軸28
の下端部からドラム30を取り外しおよび取り付けが行
われるが、この交換作業を容易にするために前記支軸2
8を支持架台24に沿って移動させ、交換しようとする
ドラム30を仮設台22,22aの一方の近傍に位置さ
せることが望ましい。図3,図4は他の実施形態を示
し、前記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重
複する説明を省略して述べる。尚、図3は巻付装置の正
面図、図4は巻付装置の平面図である。
【0024】即ち、この実施形態では支軸28の下端部
を二股状に形成し、この二股状となった両側支持部28
a,28bの下端部間に水平方向に回転軸50を設け、
この回転軸50にPCストランド12を巻回したドラム
30を支持させてある。そして、ドラム30から繰り出
したPCストランド12を案内するブーム32を図4に
示すように二股状に形成し、二股状端部を前記回転軸5
0の両端部に支持すると共に、先端部には前記実施形態
と同様にシーブ32aが設けられる。前記ブーム32
は、これの先端部と前記支軸28の上端部との間に斜材
52を取付け、この斜材52によってブーム32を水平
状態に保持するようになっている。
【0025】ところで、この実施形態では支持架台24
が、平行配置される2本の棒状体24a,24bと、こ
れら棒状体24a,24b間に跨がって取付けられる横
部材24cとで構成され、該横部材24cに前記支軸2
0が取付けられる。そして、横部材24cに前記支軸2
8が回転可能に取付けられるようになっており、この支
軸28は回転装置としてのモータ54で回転される。勿
論、モータ54は回転制御装置としてのリモートコント
ローラ40で回転速度が制御できるようになっている。
【0026】従って、この実施形態では前記実施形態と
同様にドラム30から繰り出されたPCストランド12
は、ブーム32の先端部のシーブ32aに周回されて下
方に案内され、かつ、モータ54駆動によりブーム32
が回転されることにより、前記PCストランド12は主
筋群16の外周に沿って巻付けられる。勿論、この実施
形態にあっても図外の作業員によりPCストランド12
が所定のピッチをもって螺旋状に巻付けられると共に、
1人の作業員によりリモートコントローラ40が操作さ
れるようになっている。また、前記ブーム32が水平方
向に回転される際に、前記ドラム30も該ブーム32と
一体となって回転される。
【0027】ところで、本実施形態ではドラム30の回
転軸50を水平方向に配置したので、このドラム30か
ら繰り出されたPCストランド12をブーム32先端部
のシーブ32aで案内する際に、このPCストランド1
2が捩じれるのを防止することができる。また、この実
施形態にあってもPCストランド12を繰り出す際に、
前記ドラム30を図外の駆動装置で回転させることによ
り、PCストランド12の取り出しを容易にすることが
できる。
【0028】ところで、上述した各実施形態ではPCス
トランド12を巻付ける対象物として主筋群16を用い
た場合を開示したが、これに限ることなく上方にドラム
30を配置することができるスペースを有する構造体で
あれば、これを対象物として本発明を適用することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示すPCストランドの巻付装置にあっては、一対の仮設
台に跨がって取付けた支持架台に、PCストランドを巻
回したドラムを取付けて、このドラムをPCストランド
を巻き付けようとする対象物の上方に配置し、かつ、こ
のドラムから繰り出すPCストランドを、水平方向に回
転するブームで案内しつつ前記対象物の外側に巻付ける
ようにしたので、該ドラムを一定位置に取付けた状態で
PCストランドの巻付けを可能とする。このため、前記
ドラムを対象物の周囲に移動させる必要が無くなること
から、前記仮設台はこれを一対設けて前記支持架台の両
端部を支持すればよく、この仮設台を前記対象物の外周
を囲繞して環状に設ける必要が無くなる。従って、前記
仮設台の長さを短縮することができ、この仮設台の組立
ておよび撤去作業に要する時間を短縮化することができ
る。また、前記仮設台の上側にレールを設けて台車を走
行させることが無いため、仮設台の強度を低下できるこ
とと相俟って、仮設台のコストを大幅に削減することが
できる。
【0030】また、本発明の請求項2に示すPCストラ
ンドの巻付装置を用いた施工法では、前記請求項1に示
した巻付装置のドラムから繰り出すPCストランドを前
記ブームで案内し、該ブームを回転装置によって水平方
向に回転しつつ、ブームから案内されたPCストランド
を人手によって前記対象物に巻付け、この人手によるP
Cストランドの巻付け速度に応じて、前記回転装置によ
るブームの回転速度を制御するようにしたので、前記巻
付装置の作用効果を発揮しつつ、前記ブームから案内さ
れたPCストランドを前記対象物に精度良く巻き付ける
ことができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す巻付装置の正面図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態を示す巻付装置の平面図で
ある。
【図3】本発明の他の実施形態を示す巻付装置の正面図
である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す巻付装置の平面図
である。
【符号の説明】
10 巻付装置 12 PCストランド 16 主筋群(対象物) 22,22a 仮設台 24 支持架台 28 支軸 30 ドラム 32 ブーム 34 回転装置 40 リモートコントローラ(回転制御装置) 54 モータ(回転装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCストランドを巻付けようとする対象
    物を挟んで対峙する一対の仮設台と、 前記一対の仮設台に跨がって、前記対象物の上方に所定
    の間隔をもって取付けられる支持架台と、 前記支持架台に取付けられてPCストランドを巻回した
    ドラムと、 前記支持架台に回転可能に取付けられ、前記ドラムから
    繰り出されるPCストランドを前記対象物の外側に案内
    するブームと、 前記ブームを水平方向に回転する回転装置と、 前記回転装置の回転速度を、前記対象物にPCストラン
    ドを巻付ける速度に応じて制御する回転制御装置と、を
    備えたことを特徴とするPCストランドの巻付装置。
  2. 【請求項2】 PCストランドを巻付けようとする対象
    物を挟んで対峙する一対の仮設台が設けられ、かつ、こ
    れら一対の仮設台に跨がって前記対象物の上方に所定の
    間隔をもって取付けた支持架台に、PCストランドを巻
    回したドラムが取付けられており、該ドラムから繰り出
    すPCストランドを、前記支持架台に取付けたブームで
    案内すると共に、該ブームを回転装置によって水平方向
    に回転しつつ、ブームから案内されたPCストランドを
    人手によって前記対象物に巻付け、この人手によるPC
    ストランドの巻付け速度に応じて前記回転装置による回
    転速度を制御することを特徴とするPCストランドの巻
    付装置を用いた施工法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106836826A (zh) * 2017-01-21 2017-06-13 浙江中南建设集团钢结构有限公司 一种设置双轨道进行顶推累积滑移工装及其施工方法

Cited By (2)

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CN106836826A (zh) * 2017-01-21 2017-06-13 浙江中南建设集团钢结构有限公司 一种设置双轨道进行顶推累积滑移工装及其施工方法
CN106836826B (zh) * 2017-01-21 2019-01-18 浙江中南建设集团钢结构有限公司 一种设置双轨道进行顶推累积滑移工装及其施工方法

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