JPH10182500A - 外用医薬品及び化粧料 - Google Patents

外用医薬品及び化粧料

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JPH10182500A
JPH10182500A JP8343425A JP34342596A JPH10182500A JP H10182500 A JPH10182500 A JP H10182500A JP 8343425 A JP8343425 A JP 8343425A JP 34342596 A JP34342596 A JP 34342596A JP H10182500 A JPH10182500 A JP H10182500A
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JP
Japan
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hydrocarbon
candelilla wax
cosmetic
carbon atoms
components
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Application number
JP8343425A
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English (en)
Inventor
Kimitoku Hirai
公徳 平井
Tsutomu Matsuo
力 松尾
Masami Iida
正美 飯田
Shigesada Momose
重禎 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON NACHIYURARU PROD KK
YOKOZEKI YUSHI KOGYO KK
Kose Corp
Original Assignee
NIPPON NACHIYURARU PROD KK
YOKOZEKI YUSHI KOGYO KK
Kose Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の炭素数を有する炭化水素から構成された
キャンデリラワックスを配合することにより、経時安定
性、成形性、形状保持性に優れ、使用感の良好な外用医
薬品及び化粧料を提供する。 【解決手段】炭素数28〜33の炭化水素を65重量%
以上含有し、且つ該炭化水素中に占める炭素数31の炭
化水素の割合が60重量%以上であるキャンデリラワッ
クスを含有する外用医薬品、及び該キャンデリラワック
スと、IOB値が1.0以下の油分とを含有する化粧
料、さらには該キャンデリラワックスと、揮発性シリコ
ーンとを含有する液状化粧料または乳化固形化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外用医薬品及び化
粧料に関し、更に詳細には、特定の炭素数を有する炭化
水素で構成されたキャンデリラワックスを含有すること
により安定性、形状保持性、使用性、官能特性等に優れ
た外用医薬品及び化粧料に関する。
【0002】
【従来技術】従来、外用医薬品や化粧料において、油性
成分として各種の固形油剤が配合されている。例えば、
キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ミツロ
ウ、鯨ロウ等の植物性又は動物性ロウ類、パラフィンワ
ックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス等の
炭化水素類、セタノール、ステアリルアルコール等の直
鎖高級アルコール類、パルミチン酸、ステアリン酸等の
直鎖高級脂肪酸類、ミリスチン酸ミリスチル等の高級脂
肪酸と高級アルコールとのエステル類等が挙げられる。
これらの固形油剤は、製品の融点を上昇させるため形状
保持性や耐温度性の向上や増粘作用、耐水皮膜形成性の
付与、感触の改良等に用いられている。上記固形油剤に
おいて、キャンデリラ植物の茎より採取されるキャンデ
リラワックスは、口紅やマスカラ等の化粧料に使用され
ており、前述した効果に加えて光沢を向上させる効果も
有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来使
用しているキャンデリラワックスは、ヘントリアコンタ
ン(炭素数31の炭化水素)を主とする炭化水素50〜
51%、エステル28〜29%、遊離アルコール、ステ
リン及び中性樹脂12〜14%及び遊離酸7〜9%から
なり、炭化水素ワックスの他にエステル、樹脂分等が混
在している。そして、これらの混在物に起因して経時的
な安定性や形状保持性に問題があり、またこれらの混在
物に基づいて淡褐色〜淡黄色の外観を呈するため製品形
態にしたときに鮮明な発色を得にくい問題点があり、更
に特有の臭いを有するために製品形態にしたときに官能
特性上好ましくないという欠点があった。また極性の低
い液状油分に対して溶解性が低いため配合上の制約があ
った。
【0004】このような事情から、安定性及び形状保持
性に優れ、使用感や官能特性の良好なキャンデリラワッ
クス並びにそれを配合した化粧料の開発が望まれてい
た。そこで本発明者等は、先に、炭素数28〜33の炭
化水素ワックス3〜30重量%と揮発性シリコーン5〜
50重量%を含有する油性固形化粧料を提案した(特願
平7−188186号)。本発明は、上記の要望に応え
るべく、また先に提案した発明に関連してなされたもの
で、安定性に優れ経時的な黄変や分離が低減され、生地
臭も低減された外用医薬品、更に使用感にも優れた化粧
料を提供し、油性固形化粧料以外に液状化粧料や乳化固
形化粧料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、特定の炭素数を有する炭化水素を特定割合含有
するように精製加工したキャンデリラワックスを配合す
ることにより、上記課題を解決し得ることを見出し本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明は、炭素数2
8〜33の炭化水素を65重量%以上含有し、且つ該炭
化水素中に占める炭素数31の炭化水素の割合が60重
量%以上であるキャンデリラワックスを含有することを
特徴とする外用医薬品である(請求項1)。また、炭素
数28〜33の炭化水素を65重量%以上含有し、且つ
該炭化水素中に占める炭素数31の炭化水素の割合が6
0重量%以上であるキャンデリラワックスと、IOB値
が1.0以下の油分とを含有することを特徴とする化粧
料である(請求項2)。また、炭素数28〜33の炭化
水素を65重量%以上含有し、且つ該炭化水素中に占め
る炭素数31の炭化水素の割合が60重量%以上である
キャンデリラワックスと、揮発性シリコーンとを含有す
ることを特徴とする液状化粧料であり(請求項3)、更
に、炭素数28〜33の炭化水素を65重量%以上含有
し、且つ該炭化水素中に占める炭素数31の炭化水素の
割合が60重量%以上であるキャンデリラワックスと、
揮発性シリコーンとを含有することを特徴とする乳化固
形化粧料である(請求項4)。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるキャンデリラ
ワックスは、炭素数28〜33の炭化水素の割合が65
重量%(以下、「重量%」を単に「%」と記す)以上、
好ましくは80%以上であり、且つ、該炭化水素中に占
める炭素数31の炭化水素の割合が60%以上、より好
ましくは70%以上含有するものである。本発明で用い
るキャンデリラワックス中の炭化水素は、直鎖状の飽和
炭化水素を主成分とするが、分岐状又は不飽和結合を有
する炭化水素が少量含まれていても良い。
【0007】本発明で用いるキャンデリラワックスは、
キャンデリラ植物の茎から採取した粗キャンデリラワッ
クスを精製して製造する。この精製は、例えば、粗キャ
ンデリラワックスを水酸化カリウムなどのアルカリの存
在下でケン化分解した後、石油エーテルで抽出処理し、
石油エーテル層を集め、無水硫酸ナトリウムで脱水処理
し、その後エバポレーターにより石油エーテルを減圧蒸
留して留去して固形物となす。そして、該固形物をn−
ヘキサンに溶解して、これをシリカゲルを充填したカラ
ムに通液して、n−ヘキサンで溶離展開し、各フラクシ
ョンに分ける。このフラクションを、例えば第1フラク
ションから第10フラクションまでというように適宜に
集めることによって精製したキャンデリラワックスを得
ることができる。
【0008】本発明で用いる炭素数28〜33の炭化水
素を65重量%以上含有し、且つ該炭化水素中に占める
炭素数31の炭化水素の割合が60重量%以上であるキ
ャンデリラワックスは、酸価が10以下、ケン化価が2
0以下、ヨウ素価が15以下である。本発明で用いる精
製加工したキャンデリラワックスは、従来のキャンデリ
ラワックスと比較して、遊離脂肪酸量及びエステル分並
びに不飽和分が著しく低減されたものである。
【0009】このように精製加工したキャンデリラワッ
クスは、外用医薬品への配合物に適する。すなわち、薬
効成分と該キャンデリラワックスとを配合して、軟膏
剤、スティック型塗布剤、貼付剤等の外用医薬品を調製
することができる。外用医薬品におけるキャンデリラワ
ックスの配合量は特に限定されないが、好ましくは、
0.1〜40%である。従来のキャンデリラワックス使
用の外用医薬品に比し、経時的安定性がよく、経時的な
黄変や分離現象がない。
【0010】また、このように精製加工したキャンデリ
ラワックスは化粧料の素材にも有効で、特定物質と配合
することによって優れた化粧料を得ることができる。す
なわち、IOB値が1.0以下の油分は化粧料の素材と
して有用であるが、従来のキャンデリラワックスはIO
B値1.0以下の油分と相溶性がよくないため、両者を
混用することは困難であり、混用すると経時的な分離を
起こし良質な製品が得られ難かった。しかし、本発明で
用いる特定の精製加工した上記のキャンデリラワックス
はIOB値1.0以下の油分と相溶性がよく、そのため
経時的に分離することがない。そして、該キャンデリラ
ワックスとIOB値が1.0以下の油分とを配合するこ
とによって、成形性、経時安定性、外観がよく、使用感
に優れた生地臭のない化粧料を得ることができる。
【0011】ここでいうIOB値(Inorganic Organic
Balance)とは、藤田穆の有機概念図(「化学の領
域」、11−10、719〜729頁参照)によるもの
で、無機性及び有機性の値の比である。これは有機化合
物の極性の指標であり、この数値が高くなるほど極性が
高くなる。上記特定IOB値の油剤は、例えば、流動パ
ラフィン、ジメチルポリシロキサン、ひまし油、ミリス
チン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ラノ
リン、ミリスチン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキ
サン酸セチル、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド
等のグリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリルイソステ
アレート等のジグリセリン脂肪酸エステル、ジカプリン
酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪
酸エステル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、オ
レイン酸、オレイルアルコール、等が挙げられ、これら
の一種又は二種以上を適宜選択して用いることができ
る。
【0012】本発明の化粧料に用いられるキャンデリラ
ワックスとIOB値1.0以下の油分の化粧料への配合
量は特に限定されないが、好ましくは、前者が0.1〜
40%、後者が0.1〜99%である。この化粧料とし
ては、化粧水、乳液、クリーム等のスキンケア化粧料、
ファンデーション、アイシャドウ、口紅、マスカラ等の
メイクアップ化粧料、シャンプー、リンス、整髪剤等の
毛髪化粧料等が挙げられる。
【0013】また、上記の精製加工したキャンデリラワ
ックスと揮発性シリコーンとを併用して液状化粧料及び
乳化固形化粧料の素材とすることができる。揮発性シリ
コーンは肌に与える感触が軽く、撥水性があるため化粧
料の素材に用いられている。揮発性シリコーンとしては
粘度が10cSt以下のものが用いられる。例えば、下
記一般式(1)で示される低分子量のジメチルポリシロ
キサンや、下記一般式(2)で示される環状シリコーン
であるオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。一般式
(1)で示される低分子量のジメチルポリシロキサンの
粘度は5cSt以下であり、一般式(2)で示される環
状シリコーンの粘度は10cSt以下である。
【0014】
【化1】
【0015】
【化2】
【0016】従来のキャンデリラワックスは揮発性シリ
コーンとは相溶性が悪く、これらを混用した製品は揮発
性シリコーンの性能を十分発揮させることが難しかった
が、本発明の上記特定のキャンデリラワックスは上記の
揮発性シリコーンと相溶性が良く、優れた製品を得るこ
とが出来る。本発明の液状化粧料及び乳化固形化粧料に
用いられるキャンデリラワックス並びに揮発性シリコー
ンの配合量は特に限定されないが、好ましくは、前者が
0.1〜40%、後者が0.1〜50%である。粘度1
0cSt以下の揮発性シリコーンと併用することによっ
て、良好な化粧持ち機能及び高い安全性が得られる。本
発明の液状化粧料は、オイル状、乳液状、クリーム状等
粘性を有するものも含み、スキンケア化粧料、メイクア
ップ化粧料、毛髪化粧料として用いることができる。ま
た、本発明の乳化固形化粧料としては、ペンシル状、ス
ティック状、ペースト状等に成形して用いることができ
る。
【0017】本発明の化粧料、液状化粧料及び乳化固形
化粧料には、上記した必須成分の他に通常の化粧料に使
用される成分、例えば、液状油、半固形状油、固形油、
有機粉末、パール剤、白色顔料、体質顔料、無機あるい
は有機の着色顔料、これらの粉体の処理物(シリコーン
処理、フッ素樹脂処理等)、アクリル系やシリコーン系
の樹脂、染料、界面活性剤、高分子化合物、ゲル化剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、多価アルコール
類、水、香料、美容成分等を本発明の効果を損なわない
範囲で適宜選択して用いることができる。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳述す
る。なお、これらは本発明を何等限定するものではな
い。
【0019】参考例1 粗キャンデリラワックス10gをフラスコに入れ、N/
2エタノール性水酸化カリウム200mlを加えて、冷
却管を取り付け、2時間リフラックスしてケン化分解を
行った後、フラスコ内容物を分液ロートに移し、フラス
コを蒸留水100mlで洗浄して分液ロートに加える。
次いで、石油エーテル250mlで2回抽出を行い、石
油エーテル層を集め、無水硫酸ナトリウムで脱水処理し
て、エバポレーターによりエーテルを減圧蒸留して留去
し、8gの固形物を得た。この固形物3gを200ml
のn−ヘキサンに溶解して、これをシリカゲル300g
を充填した内径50mm、長さ650mmのカラムに通
液して、n−ヘキサンで10ml/分の通液速度で溶離
展開し、50mlづつのフラクションに分けた。第1フ
ラクションから第10フラクションまでを集め、エバポ
レーターによりn−ヘキサンを留去して0.6gのキャ
ンデリラワックスを得た。得られたキャンデリラワック
スをガスクロマトグラフィーにより分析したところ、炭
素数28〜33の鎖状炭化水素を95%含有し、且つ該
炭化水素中に占める炭素数31の鎖状炭化水素は90%
であった。
【0020】参考例2 上記の製造法において、第1フラクションから第16フ
ラクションまでを集め、エバポレーターによりn−ヘキ
サンを留去して1.0gのキャンデリラワックスを得
た。得られたキャンデリラワックスをガスクロマトグラ
フィーにより分析したところ、炭素数28〜33の鎖状
炭化水素を92%含有し、且つ該炭化水素中に占める炭
素数31の鎖状炭化水素は85%であった。
【0021】参考例3 上記の製造法において、第1フラクションから第20フ
ラクションまでを集め、エバポレーターによりn−ヘキ
サンを留去して1.2gの固形物を得た。得られた固形
物をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、炭
素数28〜33の鎖状炭化水素を88%含有し、且つ該
炭化水素中に占める炭素数31の鎖状炭化水素は81%
であった。
【0022】参考例4 上記の製造法において、第1フラクションから第24フ
ラクションまでを集め、エバポレーターによりn−ヘキ
サンを留去して1.4gの固形物を得た。得られた固形
物をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、炭
素数28〜33の鎖状炭化水素を85%含有し、且つ該
炭化水素中に占める炭素数31の鎖状炭化水素は78%
であった。
【0023】参考例5 上記の製造法において、第1フラクションから第28フ
ラクションまでを集め、エバポレーターによりn−ヘキ
サンを留去して1.6gの固形物を得た。得られた固形
物をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、炭
素数28〜33の鎖状炭化水素を82%含有し、且つ該
炭化水素中に占める炭素数31の鎖状炭化水素は75%
であった。
【0024】参考例6 上記の製造法において、第1フラクションから第32フ
ラクションまでを集め、エバポレーターによりn−ヘキ
サンを留去して1.8gの固形物を得た。得られた固形
物をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、炭
素数28〜33の鎖状炭化水素を75%含有し、且つ該
炭化水素中に占める炭素数31の鎖状炭化水素は68%
であった。
【0025】参考例7 上記の製造法において、第1フラクションから第40フ
ラクションまでを集め、エバポレーターによりn−ヘキ
サンを留去して2.2gの固形物を得た。得られた固形
物をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、炭
素数28〜33の鎖状炭化水素を68%含有し、且つ該
炭化水素中に占める炭素数31の鎖状炭化水素は60%
であった。
【0026】上記参考例で得られたキャンデリラワック
スの各種性状を評価した。 評価例1 酸価、ケン化価及びヨウ素価 参考例2により得られたキャンデリラワックスの外観
色、原料臭、酸価、ケン化価及びヨウ素価について、従
来のものと比較した。その結果を、下記表1に示す。こ
の結果から明かな如く、本発明品のキャンデリラワック
スは、従来の市販品に比較し遊離脂肪酸、エステル分及
び不飽和脂肪酸分が低減されているため、酸化安定性に
優れたものである。
【0027】
【表1】
【0028】評価例2 溶解性試験 参考例2により得られたキャンデリラワックスと従来の
キャンデリラワックスについて、IOB値の低い油分と
の溶解性を比較した。ビーカーにキャンデリラワックス
と下記表に示す油分を各50g秤量し、湯浴にて75℃
まで加熱しながら混合して溶解性を観察した。その結果
を、下記表2に示す。この結果から明かな如く、本発明
品のキャンデリラワックスは、IOB値の低い油分との
相溶性が良好であり、経時的に分離等を生じることなく
安定性に優れたものである。
【0029】
【表2】
【0030】実施例1 外用医薬品(軟膏剤) 下記表3に示す軟膏剤を製造し、経時安定性を評価し
た。
【0031】
【表3】
【0032】(製法) A:成分1〜8を加熱溶解して、70℃とする。 B:成分9〜10を加熱溶解して、70℃とする。 C:BにAを添加して乳化し、冷却して軟膏剤を得た。 得られた軟膏を40℃の恒温槽に1カ月間放置し、経時
安定性を観察した。その結果、本発明品1は、安定性が
良好であった。それに対し、比較例1は、黄変並びに分
離が観察された。
【0033】実施例2 化粧料(リップクリーム) 下記表4に示す化粧料(リップクリーム)を製造し、成
形性、経時安定性、外観、生地臭及び使用感を評価し
た。
【0034】
【表4】
【0035】(製法) A:成分1〜10を均一に加熱混合する。 B:Aを口紅用カプセルに溶融充填し、冷却後、カプセ
ルを除去してリップクリームを得た。
【0036】(成形性試験)上記リップクリームを各2
0本カプセルに充填した。冷却後、カプセルを除去した
時の成形不良(カプセルへの付着、折れ等)本数を計数
して、下記基準より5段階評価した。 [評価] [内容] ◎ :成形不良なし。 ○ :成形不良が1〜3本。 △ :成形不良が4〜6本。 × :成形不良が7〜9本。 ××:成形不良が10本以上。
【0037】(経時安定性)得られたリップクリームを
50℃の恒温槽に1カ月間放置し、発汗等の表面状態を
観察して、下記基準より5段階評価した。 [評価] [内容] ◎ :全く異常なし。 ○ :ほとんど異常なし。 △ :やや異常の傾向が見られる。 × :異常が見られる。 ××:著しい異常が見られる。
【0038】(外観)得られたリップクリームの明度
(L値)を日本電色色差計SZ−Σ90にて測定し、明
度の高いものから低いものまで◎〜××の5段階評価し
た。
【0039】(生地臭)得られたリップクリームの生地
臭を専門香料パネルが下記基準にて5段階評価した。 [評価] [内容] ◎ :全く匂わない。 ○ :ほとんど匂わない。 △ :やや匂いの兆候がある。 × :匂いがある。 ××:著しい匂いがある。
【0040】(使用感)女性評価パネル25名で使用テ
ストを行い、使用感良好と判定した人数から下記基準に
より5段階評価した。 [評価] [内容] ◎ :20名以上。 ○ :15〜19名。 △ :10〜14名。 × :5〜9名。 ××:4名以下。 上記各試験により得られた結果を表4に併せて示す。得
られた結果から明かな如く、本発明にかかわる化粧料
は、成形性及び経時安定性に優れ、着色度合い、生地臭
も低減されたものであり、使用感も良好であった。
【0041】実施例3 液状化粧料(クリーム) 下記表5に示す液状化粧料(クリーム)を製造した。そ
して、実施例2と同じ方法で経時安定性、外観、生地臭
及び使用感を評価した。その結果も表5に併せて記載す
る。得られた結果から明かな如く、本発明に係わる液状
化粧料は、経時安定性に優れ、着色度合い、生地臭も低
減されたものであり、使用感も良好であった。
【0042】
【表5】
【0043】(製法) A:成分1〜10を加熱混合する。 B:成分11〜13を加熱混合し、これにAを添加して
乳化混合する。 C:Bを冷却して、クリームを得た。
【0044】実施例4 乳化固形化粧料(乳化型リップ
スティック) 下記表6に示す乳化固形化粧料(乳化型リップスティッ
ク)を製造した。
【0045】
【表6】
【0046】(製法) A:成分1〜11を加熱混合し、成分12〜15を添加
して均一に分散する。 B:成分16〜17を加熱混合し、これをAに添加して
乳化混合する。 C:Bを口紅用カプセルに溶融充填し、冷却後、カプセ
ルを除去して乳化型リップスティックを得た。得られた
リップスティックについて、形状保持性、経時安定性、
生地臭及び使用性を評価した。形状保持性は、リップス
ティックの応力値をレオメーターNRM−2002J
(不動工業社製)にて測定し、充分な形状保持性を有す
るものから困難なものまで◎〜××の5段階評価した。
経時安定性、生地臭及び使用性は実施例2に記載したと
同様にして評価した。その結果表7に示す。
【0047】
【表7】
【0048】得られた結果から明かな如く、本発明に係
わる乳化固形化粧料は、経時安定性に優れ、着色度合
い、生地臭も低減されたものであり、使用感も良好であ
った。
【0049】 実施例5 外用医薬品(スティック型塗布剤) (成分) (%) 1.酸化亜鉛(収斂成分) 20.0 2.流動パラフィン 3.0 3.サラシミツロウ 20.0 4.キャンデリラワックス(参考例1) 15.0 5.セスキオレイン酸ソルビタン 1.5 6.白色ワセリン 40.5 (製法)成分1〜6を均一に練り合わせて軟膏剤とし
た。得られた軟膏剤は、経時安定性並びに形状保持性に
優れ、スティック型塗布剤として用いられた。
【0050】 実施例6 外用医薬品(軟膏剤) (成分) (%) 1.ステアリン酸 18.0 2.セタノール 4.0 3.キャンデリラワックス(参考例2) 1.0 4.トリエタノールアミン 2.0 5.グリセリン 5.0 6.サリチル酸 1.0 7.精製水 69.0 (製法) A:成分4、5及び7の一部を加熱混合し、75℃に保
つ。 B:成分1〜3を加熱混合し、75℃に保つ。 C:AをBに徐々に添加して均一に乳化混合する。 D:Cを冷却し、成分7の残部で溶解した成分6を添加
混合して軟膏剤を得た。得られた軟膏剤は、経時安定性
に優れた軟膏剤であった。
【0051】 実施例7 化粧料(口紅) (成分) (%) 1.エチレンプロピレンコポリマー 5.0 2.キャンデリラワックス(参考例1) 15.0 3.セレシンワックス 2.0 4.ワセリン 5.0 5.ポリブテン(IOB値0) 5.0 6.トリイソステアリン酸ジグリセリル 10.0 7.液状ラノリン 20.0 8.トリオクタン酸セチル 残量 9.赤色201号 1.0 10.赤色202号 1.0 11.黄色4号アルミニウムレーキ 2.0 12.酸化チタン 4.0 13.黒色酸化鉄 0.5 14.雲母チタン 5.0 15.紫外線吸収剤 適量 16.美容成分 適量 17.香料 適量
【0052】(製法) A:成分1〜8を加熱溶解し、これに成分15〜17を
添加して均一に混合する。 B:成分9〜14を混合し、これをAに添加して三本ロ
ーラーで均一に分散する。 C:Bを容器に充填して、口紅を得た。得られた口紅
は、安定性、形状保持性に優れ、使用感も良好であっ
た。
【0053】 実施例8 化粧料(ファンデーション) (成分) (%) 1.パラフィンワックス 5.0 2.マイクロクリスタリンワックス 5.0 3.キャンデリラワックス(参考例1) 10.0 4.リンゴ酸ジイソステアリル 10.0 5.ジカプリン酸プロピレングリコール 10.0 6.スクワラン 5.0 7.ジメチルポリシロキサン(6cs:IOB値0) 残量 8.シリコーン処理酸化チタン 10.0 9.シリコーン処理赤色酸化鉄 1.0 10.シリコーン処理黄色酸化鉄 2.0 11.シリコーン処理黒色酸化鉄 0.5 12.ナイロンパウダー 5.0 13.テフロン処理マイカ 10.0 14.テフロン処理タルク 10.0 15.無水ケイ酸 5.0 16.美容成分 適量 17.紫外線吸収剤 適量 18.香料 適量
【0054】(製法) A:成分1〜7を加熱溶解し、これに成分16〜18を
添加して均一に混合する。 B:成分8〜15を混合し、これをAに添加して均一に
分散する。 C:Bを容器に充填して、ファンデーションを得た。得
られたファンデーションは、安定性、形状保持性に優
れ、使用感も良好であった。
【0055】 実施例9 化粧料(アイシャドウ) (成分) (%) 1.ビーズワックス 3.0 2.フィッシャートロプシュワックス 1.0 3.キャンデリラワックス(参考例1) 2.0 4.ワセリン 5.0 5.流動パラフィン(IOB値0) 15.0 6.トリオクタン酸グリセリル 15.0 7.酢酸液状ラノリン 10.0 8.シリコーン処理マイカ 残量 9.シリコーン処理タルク 10.0 10.シリコーン処理ナイロンパウダー 5.0 11.赤色226号 1.0 12.雲母チタン 10.0 13.酸化鉄処理雲母チタン 10.0 14.美容成分 適量 15.紫外線吸収剤 適量 16.香料 適量
【0056】(製法) A:成分1〜7を加熱溶解し、これに成分14〜16を
添加して均一に混合する。 B:成分8〜13を混合し、これをAに添加して均一に
分散する。 C:Bを容器に充填して、アイシャドウを得た。得られ
たアイシャドウは、安定性、形状保持性に優れ、使用感
も良好であった。
【0057】 実施例10 液状化粧料(クリーム) (成分) (%) 1.ステアリン酸 5.0 2.セタノール 5.0 3.ポリオキシエチレン(20)セチルアルコールエーテル 3.0 4.ワセリン 1.0 5.キャンデリラワックス(参考例3) 2.0 6.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 7.スクワラン 5.0 8.1,3−ブチレングリコール 5.0 9.精製水 残量 10.トリエタノールアミン 1.0 11.防腐剤 適量 12.酸化防止剤 適量 13.紫外線吸収剤 適量 14.香料 適量
【0058】(製法) A:成分1〜7を加熱混合する。 B:成分8〜10を加熱混合した後、これにAを添加し
て乳化混合する。 C:Bを冷却し、成分11〜14を添加混合してクリー
ムを得た。得られたクリームは、経時安定性に優れ、使
用性が良好であった。
【0059】 実施例11 液状化粧料(乳液) (成分) (%) 1.セタノール 1.0 2.キャンデリラワックス(参考例3) 1.0 3.オクタメチルシクロテトラシロキサン 7.0 4.流動パラフィン 3.0 5.ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 6.グリセロールモノステアリン酸 1.0 7.精製水 残量 8.グリセリン 5.0 9.赤色104号アルミニウムレーキ 0.1 10.エタノール 5.0 11.防腐剤 適量 12.美容成分 適量 13.香料 適量 14.メチルセルロース水溶液(1%) 15.0
【0060】(製法) A:成分1〜6を加熱混合する。 B:成分7〜9を加熱混合した後、これをAに添加して
乳化混合する。 C:Bを冷却し、成分10〜14を添加混合して乳液を
得た。この乳液は、経時安定性に優れ、使用性が良好で
あった。
【0061】 実施例12 液状化粧料(リキッドファンデーション) (成分) (%) 1.ステアリン酸 3.0 2.イソヘキサデシルアルコール 5.0 3.モノステアリン酸グリセリン 3.0 4.キャンデリラワックス(参考例1) 3.0 5.デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 6.流動パラフィン 2.0 7.モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0 8.プロピレングリコール 10.0 9.トリエタノールアミン 1.0 10.精製水 残量 11.キサンタンガム水溶液(1%) 10.0 12.シリコーン処理タルク 3.0 13.シリコーン処理酸化チタン 5.0 14.シリコーン処理赤色酸化鉄 0.5 15.シリコーン処理黄色酸化鉄 1.5 16.シリコーン処理黒色酸化鉄 0.1 17.防腐剤 適量 18.紫外線吸収剤 1.0 19.美容成分 0.1 20.香料 適量
【0062】(製法) A:成分1〜6を加熱混合し、これに成分12〜16を
添加して均一に分散する。 B:成分7〜10を加熱混合した後、これをAに添加し
て乳化混合する。 C:Bを冷却し、成分11及び17〜20を添加混合し
てリキッドファンデーションを得た。得られたリキッド
ファンデーションは、経時安定性に優れ、使用性が良好
であった。
【0063】 実施例13 液状化粧料(リキッドルージュ) (成分) (%) 1.キャンデリラワックス(参考例1) 5.0 2.デキストリン脂肪酸エステル 1.0 3.トリオクタン酸グリセリル 20.0 4.ジカプリン酸プロピレングリコール 残量 5.デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 6.ジメチルポリシロキサン 20.0 7.テフロン処理酸化チタン 5.0 8.テフロン処理赤色226号 2.0 9.テフロン処理雲母チタン 10.0 10.無水ケイ酸 1.0 11.酸化防止剤 適量 12.紫外線吸収剤 適量 13.香料 適量
【0064】(製法) A:成分1〜6を加熱混合し、成分7〜10を添加して
均一に分散する。 B:Aに成分11〜13を添加混合してリキッドルージ
ュを得た。得られたリキッドファンデーションは、経時
安定性に優れ、使用性が良好であった。
【0065】 実施例14 液状化粧料(リキッドアイライナー) (成分) (%) 1.ポリエチレンワックス 3.0 2.キャンデリラワックス(参考例5) 3.0 3.シリコーン樹脂 残量 4.オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 5.デカメチルシクロペンタシロキサン 25.0 6.デキストリン脂肪酸エステル 5.0 7.シリコーン処理黒色酸化鉄 20.0 8.酸化防止剤 適量 9.紫外線吸収剤 適量 10.香料 適量 (製法) A:成分1〜6を加熱混合し、成分7を添加して均一に
分散する。 B:Aに成分8〜10を添加混合してリキッドアイライ
ナーを得た。このリキッドアイライナーは、経時安定性
に優れ、使用性が良好であった。
【0066】 実施例15 乳化固形化粧料(ファンデーション) (成分) (%) 1.シリコーン処理マイカ 5.0 2.シリコーン処理タルク 5.0 3.テフロン処理チタン 10.0 4.テフロン処理黄色酸化鉄 1.0 5.テフロン処理赤色酸化鉄 0.5 6.テフロン処理黒色酸化鉄 0.1 7.キャンデリラワックス(参考例1) 8.0 8.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 9.流動パラフィン 2.0 10.紫外線吸収剤 1.0 11.ポリエーテル変性シリコーン 5.0 12.精製水 残量 13.モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.1 14.1,3−ブチレングリコール 5.0 15.防腐剤 適量 16.美容成分 適量
【0067】(製法) A:成分1〜6を均一に混合する。 B:成分12〜16を加熱混合し、これにAを添加して
均一に分散する。 C:成分7〜11を加熱混合し、これをBに添加して乳
化混合する。 D:Cを容器に充填し、冷却固化して乳化固形ファンデ
ーションを得た。この乳化固形ファンデーションは、形
状保持性及び高温安定性に優れ、使用性、化粧持ちが良
好であった。
【0068】 実施例16 乳化固形化粧料(アイシャドウ) (成分) (%) 1.シリコーン処理マイカ 5.0 2.シリコーン処理タルク 5.0 3.テフロン処理雲母チタン 5.0 4.テフロン処理酸化鉄雲母チタン 5.0 5.テフロン処理赤色酸化鉄 0.5 6.テフロン処理赤色202号 0.5 7.キャンデリラワックス(参考例1) 10.0 8.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 9.オクタメチルシクロペンタシロキサン 10.0 10.スクワラン 2.0 11.紫外線吸収剤 1.0 12.ポリエーテル変性シリコーン 5.0 13.精製水 残量 14.モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.1 15.1,3−ブチレングリコール 5.0 16.防腐剤 適量 17.美容成分 適量
【0069】(製法) A:成分1〜6を均一に混合する。 B:成分7〜12を加熱混合し、これにAを添加して均
一に分散する。 C:成分13〜15を加熱混合し、これをBに添加して
乳化混合する。 D:Cに成分16〜17を添加混合後、容器に充填し、
冷却固化して乳化固形アイシャドウを得た。この乳化固
形アイシャドウは、形状保持性及び高温安定性に優れ、
使用性、化粧持ちが良好であった。
【0070】 実施例17 乳化固形化粧料(アイブロウペンシル) (成分) (%) 1.酸化チタン 10.0 2.赤色酸化鉄 10.0 3.黄色酸化鉄 10.0 4.黒色酸化鉄 10.0 5.タルク 5.0 6.キャンデリラワックス(参考例6) 7.0 7.マイクロクリスタリンワックス 5.0 8.モノステアリン酸グリセリン 3.0 9.ラノリンワックス 5.0 10.ジメチルポリシロキサン 5.0 11.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 12.流動パラフィン 5.0 13.ポリオキシエチレン(25)ポリオキシプロピレン 1.0 (20)2−テトラデシルエーテル 14.精製水 残量 15.グリセリン 5.0 16.紫外線吸収剤 1.0 17.酸化防止剤 適量 18.美容成分 適量 19.香料 適量
【0071】(製法) A:成分1〜5を均一に混合する。 B:成分6〜13を加熱混合し、これにAを添加して均
一に分散する。 C:成分14〜15を加熱混合し、これをBに添加して
乳化混合する。 D:Cに成分16〜19を添加混合後、容器に充填し、
冷却固化して乳化固形アイブロウペンシルを得た。得ら
れた乳化固形アイブロウペンシルは、形状保持性及び高
温安定性に優れ、使用性、化粧持ちが良好であった。
【0072】
【発明の効果】本発明の外用医薬品は、安定性に優れ、
経時的な黄変や分離が低減されたものである。また、本
発明の化粧料及び液状化粧料並びに乳化固形化粧料は、
成形性、形状保持性及び経時安定性に優れ、着色度合
い、生地臭も低減されたものであり、使用感も良好なも
のであった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【表1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【表2】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 7/035 A61K 7/035 (72)発明者 平井 公徳 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内 (72)発明者 松尾 力 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内 (72)発明者 飯田 正美 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内 (72)発明者 百瀬 重禎 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素数28〜33の炭化水素を65重量%
    以上含有し、且つ該炭化水素中に占める炭素数31の炭
    化水素の割合が60重量%以上であるキャンデリラワッ
    クスを含有することを特徴とする外用医薬品。
  2. 【請求項2】炭素数28〜33の炭化水素を65重量%
    以上含有し、且つ該炭化水素中に占める炭素数31の炭
    化水素の割合が60重量%以上であるキャンデリラワッ
    クスと、IOB値が1.0以下の油分とを含有すること
    を特徴とする化粧料。
  3. 【請求項3】炭素数28〜33の炭化水素を65重量%
    以上含有し、且つ該炭化水素中に占める炭素数31の炭
    化水素の割合が60重量%以上であるキャンデリラワッ
    クスと、揮発性シリコーンとを含有することを特徴とす
    る液状化粧料。
  4. 【請求項4】炭素数28〜33の炭化水素を65重量%
    以上含有し、且つ該炭化水素中に占める炭素数31の炭
    化水素の割合が60重量%以上であるキャンデリラワッ
    クスと、揮発性シリコーンとを含有することを特徴とす
    る乳化固形化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001213723A (ja) * 2000-01-31 2001-08-07 Tokiwa Corp 棒状化粧料
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JP2006342141A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Nippon Shikizai Inc 油性固形化粧料
JP2007112727A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Nippon Shikizai Inc 油性固形化粧料
JPWO2006087968A1 (ja) * 2005-02-17 2008-07-03 角治 東條 眼科用固形外用薬剤
JP2020050612A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 株式会社アリミノ 毛髪用バーム
JP2020050613A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 株式会社アリミノ 毛髪用バーム

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