JPH10181688A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH10181688A
JPH10181688A JP8355414A JP35541496A JPH10181688A JP H10181688 A JPH10181688 A JP H10181688A JP 8355414 A JP8355414 A JP 8355414A JP 35541496 A JP35541496 A JP 35541496A JP H10181688 A JPH10181688 A JP H10181688A
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Yoshiaki Tasaka
嘉章 田阪
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 ピボット軸におけるスプラッシュの上昇
を阻止することができるとともに、シフトロッドの連結
作業が容易で、かつ、見栄えの良い船外機を提供する。 【解決手段】 船外機の本体は、取り付けブラケット
(18)に回動自在に設けられている中空のピボット軸
(25)にロワーマウントハウジング(31)を介して
固定されている。そして、船外機本体の下部の前端部
は、ピボット軸の下方においてピボット軸よりも前方に
張り出して張出部(5)が形成されており、ピボット軸
の下端の開口の前側において水流案内部(26)が、ロ
ワーマウントハウジングまたはピボット軸に一体成形さ
れて下方に突出している。この水流案内部は、左右の幅
が船外機本体の張出部の左右の幅よりも小さく、かつ、
その下端が張出部の上面よりも上方に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モーターボート、
ヨットや漁船などの小型船舶に装着される船外機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の船外機について、図6および図7
を用いて説明する。図6は船舶に装着されている従来の
船外機の側面図である。図7はスプラッシュ阻止板が取
り付けられている船外機の説明図で、(a)が船外機の
要部側面図、(b)が(a)のb-b断面図である。図6
において、船外機が装着される船舶01は、通常、設計
の際に、船外機の特性を考慮して、船型やトランサム高
さが決定されている。この様にして設計された船舶01
は、二点鎖線で図示されており、船尾や船外機などから
発生する水のはねあげ、いわゆるスプラッシュ02は、
船外機の第1スプラッシュプレート03で抑えられてい
る。
【0003】しかしながら、船外機の特性などを考慮せ
ずに、船舶を製造し、この船舶に船外機を装着すること
がある。この様な場合には、図6の実線で図示するよう
に、トランサム高さが低く、かつ、船底が丸形形状など
になることがあり、船尾や船外機などから発生するスプ
ラッシュ06は、船外機の第1スプラッシュプレート0
3よりも上方で発生し、第1スプラッシュプレート03
では抑えられないことがある。そして、スプラッシュ0
6は、アッパーケーシング05の張出部05aとロワー
マウントハウジング09との間の空間を通過して、中空
のピボット軸07の内部08を通って上昇し、カウリン
グ011に達し、さらに、カウリング011の下面に沿
って前方に流れて船舶01内に侵入することがある。ま
た、カウリング011に達したスプラッシュ06が、ガ
イドワイヤなどの穴やシーリング部などからカウリング
011内に侵入してエンジン012や電装品などに当た
り、エンジントラブルや電装品の損傷などを発生させる
ことがある。
【0004】そこで、図7に図示するスプラッシュ阻止
板014がロワーマウントハウジング09にボルト締め
され、アッパーケーシング05の張出部05aとロワー
マウントハウジング09との間の空間の前部の前面およ
び側面を覆っている。そして、スプラッシュ06がピボ
ット軸07の内部08に流れることを、この板金製のス
プラッシュ阻止板014で阻止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロワーマウ
ントハウジング09に外付けされているスプラッシュ阻
止板014は、船外機の外観を損ない、見栄えが悪く、
購買客の評判が良くない。また、スプラッシュ阻止板0
14は板金製で製造コストが高い。さらに、ピボット軸
07の内部08には、シフトロッド024が上下方向に
配置されているが、このシフトロッド024は上部シフ
トロッド026と下部シフトロッド027とで構成さ
れ、ピボット軸07の直ぐ下方において、連結具028
で連結されている。したがって、ピボット軸07の下部
に取り付けられているスプラッシュ阻止板014が、連
結具028の前側および両サイドを上下方向にわたって
覆い、上部シフトロッド026と下部シフトロッド02
7とを連結具028で連結する際に、スプラッシュ阻止
板014が邪魔になって、アッパーケーシング05の張
出部05aとロワーマウントハウジング09との間の空
間に前側から手などを入れることが困難となり、労力お
よび時間がかかっている。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、ピボット軸におけるスプラッシュの上昇を
阻止することができるとともに、シフトロッドの連結作
業が容易で、かつ、見栄えの良い船外機を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の船外機の本体
は、取り付けブラケット(18)に回動自在に設けられ
ている中空のピボット軸(25)にロワーマウントハウ
ジング(31)を介して固定されている。そして、船外
機本体の下部の前端部は、ピボット軸の下方においてピ
ボット軸よりも前方に張り出して張出部(5)が形成さ
れており、ピボット軸の下端の開口の前側において水流
案内部(26)が、ロワーマウントハウジングまたはピ
ボット軸に一体成形されて下方に突出している。この水
流案内部は、左右の幅が船外機本体の張出部の左右の幅
よりも小さく、かつ、その下端が張出部の上面よりも上
方に位置している。
【0008】また、水流案内部の最下端部の後端が、ピ
ボット軸の軸心の延長線よりも前方に位置している場合
がある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明における船外機の実
施の一形態を図1ないし図5を用いて説明する。図1は
本発明における船外機の側面図である。図2はロワーマ
ウントハウジングが取り付けられている状態でのピボッ
ト軸支持パイプおよびピボット軸の説明図で、(a)が
実施の形態の断面図、(b)が(a)の b-b断面図、
(c)が変形例の断面図である。図3はロワーマウント
が取り付けられている部分付近の横断面図である。図4
はロワーマウントが取り付けられている部分付近の平断
面図である。図5はロワーマウントハウジングの正面図
である。
【0010】船外機は、上側から順番にアッパーカウリ
ング1、ロワーカウリング2、アッパーケーシング3お
よびロワーケーシング4からなるハウジングで覆われて
いる。これらアッパーカウリング1、ロワーカウリング
2、アッパーケーシング3およびロワーケーシング4は
船外機本体の外郭を構成しており、船外機本体の下部で
あるアッパーケーシング3の下端部の前端部は、前方に
張り出して、張出部5が形成されている。この張出部5
の上面は略水平でかつ平坦に形成されている。また、ア
ッパーケーシング3の下端部付近には、第1スプラッシ
ュプレート6が一体に形成されており、また、ロワーケ
ーシング4の上端部付近には、第1スプラッシュプレー
ト6よりも小さな補助的なスプラッシュプレート7が一
体に形成されている。そして、アッパーカウリング1お
よびロワーカウリング2からなるカウリング内にエンジ
ン9が設けられ、エンジン9の出力軸はドライブシャフ
ト10に連結されている。ドライブシャフト10はアッ
パーケーシング3の内部を上下方向に貫通し、その下端
はロワーケーシング4の下部に達しており、傘歯車など
の伝達機構を介して、後端部にプロペラ12が取り付け
られているプロペラシャフト14を回転駆動している。
【0011】船外機を小型船舶に装着するための取り付
けブラケット18は、前端部にクランプ19を具備し、
このクランプ19で小型船舶のトランサム20などに締
めつけて固定されている。また、取り付けブラケット1
8の後部には、ピボット軸支持パイプ24が設けられ、
このピボット軸支持パイプ24にステンレスなどの金属
などからなるピボット軸25が回動可能に挿入されると
ともに、ピボット軸25の上下両端部はピボット軸支持
パイプ24から外に突出している。このピボット軸25
は中空で軸線方向に空洞が貫通しており、上下端部に開
口が形成されているとともに、内部に複数の絞りとして
の絞り壁25aが形成されている。
【0012】また、ピボット軸25の下端の前半分から
下方に突出して形成されている水流案内板26は、その
下端が張出部5の上方に位置しているとともに、水平に
カットされて、水平面が形成されている。この水流案内
部である水流案内板26は、ピボット軸25の下端開口
の前側に位置しているとともに略円弧状をしており、ピ
ボット軸25の本体に一体成形されている。水流案内板
26の円弧の中心角度は上端部が略180°で、下端に
行くほど小さくなっており、水流案内板26の横幅は上
端部よりも下端が小さくなっている。言い換えると、水
流案内板26は断面略円形の半筒状をし、その左右両側
面が、図3に図示するように円弧状に切り欠かれた形状
をしており、水流案内板26の下端部の後端は、ピボッ
ト軸25の軸心よりも前方に位置している。そして、水
流案内板26の上端部は、左端がピボット軸25の下端
開口の左端よりも左側に位置し、右端がピボット軸25
の下端開口の右端よりも右側に位置している。また、水
流案内板26の左右の横幅は船外機本体の張出部5の左
右の横幅よりも小さく形成されている。さらに、水流案
内板26の前面は下方に行くほど後側になるように傾斜
している。
【0013】また、ピボット軸25の内部にはシフトロ
ッド27が配設されており、このシフトロッド27の下
端は、船外機本体の張出部5を貫通して、ロワーケーシ
ング4内に達している。そして、図示しないチェンジレ
バーなどでシフトロッド27の上部を操作すると、シフ
トロッド27の下部が作動して、ドライブシャフト10
の回転力をプロペラシャフト14に伝達する伝達機構を
前進、中立や後進などに切り換えている。このシフトロ
ッド27は上部シフトロッド27aおよび下部シフトロ
ッド27bを具備しており、この上部シフトロッド27
aおよび下部シフトロッド27bは、ピボット軸25下
方の張出部5とピボット軸25との間において、連結具
27cで連結されている。
【0014】そして、ピボット軸25の上端部は、後方
に突出して、弾性体であるゴム製のアッパーマウント2
9を介して、アッパーケーシング3上に固定されている
ガイドエキゾースト(図示せず)に取り付けられてい
る。このガイドエキゾーストはロワーカウリング2内に
配置され、ガイドエキゾーストにエンジン9が載置され
ている。
【0015】また、ピボット軸25の下端部に取り付け
られるロワーマウントハウジング31は、左右に分割さ
れて、左右一対のハウジングパーツ32,33で構成さ
れている。左側のハウジングパーツ32と右側のハウジ
ングパーツ33とは略同一構造であり、左側のハウジン
グパーツ32が上下反転すると、右側のハウジングパー
ツ33となる。この一対のハウジングパーツ32,33
の外側面(すなわち左右何れかの一側面および前面)に
は、上下方向の略真ん中において、第2スプラッシュプ
レートとしての略水平な補助スプラッシュプレート34
が一体に突出して形成されている。この一対のハウジン
グパーツ32,33の前部には、ボルト孔35が4個形
成されている。そして、ピボット軸25の下端部を左右
のハウジングパーツ32,33で左右両側から挟み込
み、ボルト36をボルト孔35に挿入し、ボルト36の
先端部にナット37を螺合してハウジングパーツ32,
33を締め付け、ハウジングパーツ32,33でピボッ
ト軸25を挟持し固定している。
【0016】そして、アッパーケーシング3の下部前側
の左右両側面には各々、凹部40が形成されており、こ
のロワーマウント取り付け部としての凹部40に、ブロ
ック形式のゴム製のロワーマウント41が嵌まってい
る。この様にしてロワーマウント41が凹部40に取り
付けられることで、ロワーマウント41がアッパーケー
シング3に対して上下および前後に移動することが阻止
されている。また、ハウジングパーツ32,33の後部
には、ロワーマウント取り付け部としての凹部45が形
成され、この凹部45が、弾性を有するロワーマウント
41の外側に嵌まっており、ロワーマウント41がハウ
ジングパーツ32,33に対して上下および前後に移動
することを、ハウジングパーツ32,33の凹部45が
阻止している。
【0017】アッパーケーシング3の凹部40の前方に
は、サイドに突出する突出部47が形成されている。一
方、ロワーマウント41の前部には段部41aが形成さ
れ、段部41aが凹部40,45の前壁40a,45a
の後面に係合し、段部41aから前側に突出して形成さ
れている前端部41bが前壁40a,45aよりも前側
に突出して、アッパーケーシング3の突出部47の後面
に対向している。
【0018】さらに、ロワーマウントハウジング31に
おけるピボット軸25を挟持している部分の後面には、
凹部51が形成されており、このフロントマウント取り
付け部としての凹部51に、ゴム製の弾性を有するフロ
ントマウント53が嵌め込まれ、このフロントマウント
53の後面がアッパーケーシング3の前端と対向して当
接している。
【0019】そして、ロワーマウント41およびフロン
トマウント53は、ボルト36とナット37でハウジン
グパーツ32,33を締め付ける前に、前もってハウジ
ングパーツ32,33とアッパーケーシング3との間に
嵌め込まれている。そして、ボルト36とナット37と
の締め付けで、ロワーマウントハウジング31をピボッ
ト軸25に固定するとともに、ロワーマウント41およ
びフロントマウント53の取り付けが行われている。こ
の様にして、ピボット軸25の下端部に、ロワーマウン
トハウジング31の前部が固定されており、また、この
ロワーマウントハウジング31の後部は左右に分岐し
て、各ロワーマウント41の外側を覆って係合してい
る。そして、ロワーマウントハウジング31の分岐の付
け根の部分には、フロントマウント53が配設され、こ
のフロントマウント53の後面が、船外機本体であるア
ッパーケーシング3の先端に対向している。
【0020】この様にして、ピボット軸25に船外機本
体が取り付けられており、船外機本体は、ピボット軸2
5を中心として、ピボット軸25と一体となって回動す
る。したがって、ピボット軸25が、取り付けブラケッ
ト18のピボット軸支持パイプ24に対して回動する
と、ピボット軸25と一体となって回動する船外機本体
が、取り付けブラケット18に対して回動し、操舵され
る。
【0021】そして、船外機本体の重量やプロペラ12
の推力は、アッパーマウント29、ロワーマウント41
やフロントマウント53により、アッパーケーシング3
から取り付けブラケット18に伝達されている。ところ
で、ロワーマウント41では、通常は、凹部40,45
に嵌まっている部分で力が伝達されている。しかしなが
ら、船外機の下端部が海底の突出物たとえば岩などに衝
突すると、大きな後ろ向きの力がアッパーケーシング3
に加わる。この様な場合には、アッパーケーシング3の
突出部47からロワーマウント41の前端部41bなど
を介して取り付けブラケット18に大きな力が伝達され
て、取り付けブラケット18の図示しないはね上げ機構
により、船外機の下部が持ち上がり、はね上がる。
【0022】なお、図においては、ピボット軸25の軸
心が略垂直に図示されているが、船外機の取り付けられ
ている船舶のトリムや、船外機本体と取り付けブラケッ
ト18との取り付け角度などにより、ピボット軸25の
軸心は傾斜することがある。そして、ピボット軸25の
傾斜の想定範囲内においては、水流案内板26の下端S
が、ピボット軸25の後側の下端Tよりも常に下方に位
置するように、水流案内板26の突出量などを設定する
ことが好ましい。たとえば、船舶のトリムが船尾トリム
(船尾側の喫水が船首側の喫水よりも深い状態)で、か
つ、船外機の取り付け角度が最大のトリムイン(船外機
の下端が前側に変位している状態)においても、水流案
内板26の下端Sが、ピボット軸25の後側の下端Tよ
りも下方に位置する様に、水流案内板26の突出量を設
定することが好ましい。
【0023】この様に構成されている船外機において、
第1スプラッシュプレート6よりも上方にスプラッシュ
がかかると、ロワーマウントハウジング31の補助スプ
ラッシュプレート34によりスプラッシュが上方に飛散
することを防止している。また、船外機本体の張出部5
とロワーマウントハウジング31との間の空間に流れ込
んだスプラッシュは、水流案内板26によりピボット軸
25に侵入することを阻止され、そして、張出部5の上
面すなわちピボット軸25の下方を勢い良く後方に流
れ、この流れによりピボット軸25内の空間に侵入した
水を後方に導き出している。しかも、水流案内板26の
前面は、下端に行くほど後側となるように傾斜している
ので、水流案内板26の前面に当接した水は、下方に流
れて、スプラッシュの上昇を抑えており、スプラッシュ
がピボット軸25の空間に侵入することを防止すること
ができる。
【0024】さらに、万一、ピボット軸25内の空間に
水が流入しても、ピボット軸25の内部の空間には、水
流上昇阻止部材である絞り壁25aが形成されているの
で、スプラッシュの上昇が絞り壁25aで阻止される。
【0025】また、ロワーマウントハウジング31の前
部と張出部5との間の隙間に、手などを入れることがで
き、かつ、水流案内板26の横幅も狭いので、下部シフ
トロッド27bなどを前側から掴むことができる。した
がって、上部シフトロッド27aと下部シフトロッド2
7bとを連結具27cで連結する作業を、従来よりも簡
単に行うことができる。しかも、水流案内板26の側面
が切り欠かれて、水流案内板26の最下端部の後端が、
ピボット軸25の軸心の延長線よりも前方に位置してい
るので、ピボット軸25の軸心の延長線の左右両サイド
が開放しており、連結具27cの両サイドが露出してい
る。したがって、スパナーなどの工具を連結具27cな
どに簡単に係合させることができ、より連結作業が楽に
なる。
【0026】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、水流案内板26はピボッ
ト軸25の下端に一体に成形されているが、図2(c)
に図示するように、水流案内板61をロワーマウントハ
ウジング31のハウジングパーツ32,33に一体に成
形し、ロワーマウントハウジング31の前部の下面から
下方に突出させることも可能である。
【0027】(2)実施の形態においては、ロワーマウ
ントハウジング31は2個のハウジングパーツ32,3
3で構成されているが、必ずしも2個のハウジングパー
ツで構成する必要はなく、たとえば、1個の部材で構成
したり、3個以上のハウジングパーツで構成することも
可能である。 (3)実施の形態においては、水流案内板26,61の
前面は傾斜しているが、略垂直に形成することも可能で
ある。
【0028】(4)実施の形態においては、張出部5
は、アッパーケーシング3の下端部に形成されている
が、ロワーケーシング4の上端部などに形成することも
可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ピボット軸の下端の開
口の前側において水流案内部が、ロワーマウントハウジ
ングまたはピボット軸に一体成形されて下方に突出し、
そして、この水流案内部は、左右の幅が船外機本体の張
出部の左右の幅よりも小さく、かつ、その下端が張出部
の上面よりも上方に位置している。この様に、水流案内
部がロワーマウントハウジングまたはピボット軸に一体
に成形されているので、部品点数が減少するとともに、
組み立て作業が楽になる。また、水流案内部は幅が張出
部の幅よりも狭く、かつ、下端が張出部の上面よりも上
方に位置しているので、ロワーマウントハウジングおよ
びピボット軸と、張出部との間の空間に手などを入れや
すく、部品の取り付け作業、たとえば、上部シフトロッ
ドと下部シフトロッドとの連結作業が容易となる。さら
に、この水流案内部は、従来のスプラッシュ阻止板01
4よりも小さく、船外機の見栄えが良好となる。しか
も、水流案内部などで流れが変更された水流は、張出部
の上面すなわちピボット軸の下方を流れ、ピボット軸の
内部空間に入った水を導き出す作用をなし、ピボット軸
の空間を水流が上昇することを防止することができる。
【0030】また、水流案内部の最下端部の後端が、ピ
ボット軸の軸心の延長線よりも前方に位置している場合
には、ピボット軸の軸心の延長線の左右両サイドが開放
し、たとえば、上部シフトロッドと下部シフトロッドと
の連結部の左右両サイドが露出する。したがって、水流
案内部で部品の取り付け作業が妨げられることがより減
少し、部品の取り付け作業がより簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における船外機の側面図である。
【図2】図2はロワーマウントハウジングが取り付けら
れている状態でのピボット軸支持パイプおよびピボット
軸の説明図で、(a)が実施の形態の断面図、(b)が
(a)の b-b断面図、(c)が変形例の断面図である。
【図3】図3はロワーマウントが取り付けられている部
分付近の横断面図である。
【図4】図4はロワーマウントが取り付けられている部
分付近の平断面図である。
【図5】図5はロワーマウントハウジングの正面図であ
る。
【図6】図6は船舶に装着されている従来の船外機の側
面図である。
【図7】図7はスプラッシュ阻止板が取り付けられてい
る船外機の説明図で、(a)が船外機の要部側面図、
(b)が(a)の b-b断面図である。
【符号の説明】
5 張出部 18 取り付けブラケット 25 ピボット軸 26 水流案内板(水流案内部) 31 ロワーマウントハウジング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り付けブラケットに回動自在に設けら
    れている中空のピボット軸にロワーマウントハウジング
    を介して船外機本体が固定されている船外機であって、 前記船外機本体の下部の前端部は、前記ピボット軸の下
    方においてピボット軸よりも前方に張り出して張出部が
    形成されており、 ピボット軸の下端の開口の前側において水流案内部が、
    ロワーマウントハウジングまたはピボット軸に一体成形
    されて下方に突出しており、 この水流案内部は、左右の幅が船外機本体の張出部の左
    右の幅よりも小さく、かつ、その下端が前記張出部の上
    面よりも上方に位置していることを特徴とする船外機。
  2. 【請求項2】 前記水流案内部の最下端部の後端が、ピ
    ボット軸の軸心の延長線よりも前方に位置していること
    を特徴とする請求項1記載の船外機。
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