JPH10180472A - レーザ溶接装置 - Google Patents

レーザ溶接装置

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JPH10180472A
JPH10180472A JP8345527A JP34552796A JPH10180472A JP H10180472 A JPH10180472 A JP H10180472A JP 8345527 A JP8345527 A JP 8345527A JP 34552796 A JP34552796 A JP 34552796A JP H10180472 A JPH10180472 A JP H10180472A
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welding
work
laser
laser beam
robot
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JP8345527A
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Iwao Maruyama
磐男 丸山
Kenji Makihara
賢治 牧原
Kazuo Isogai
一雄 磯貝
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Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/14Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using a fluid stream, e.g. a jet of gas, in conjunction with the laser beam; Nozzles therefor
    • B23K26/1462Nozzles; Features related to nozzles
    • B23K26/1464Supply to, or discharge from, nozzles of media, e.g. gas, powder, wire
    • B23K26/147Features outside the nozzle for feeding the fluid stream towards the workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/082Scanning systems, i.e. devices involving movement of the laser beam relative to the laser head
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K37/00Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups
    • B23K37/04Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups for holding or positioning work
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度な溶接加工処理を極めて効率的に行うこ
とができるとともに、溶接工程に対する設備投資やスペ
ースの確保等を必要最少限のものとすることのできるレ
ーザ溶接装置を提供する。 【解決手段】搬送機構18により溶接ステーションに搬
送されたワークWを位置決め機構20、22によって基
準位置に対して位置決め固定した後、溶接ロボット1
2、14の先端部に設けられたスキャンヘッド82、8
4をワークWの内部に挿入する。所定位置までスキャン
ヘッド82、84が挿入された後、前記スキャンヘッド
82、84のみを駆動することで、レーザビームLによ
り近接する複数の溶接部位に対する溶接作業を遂行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの複数の溶
接部位に対して、レーザビームを用いて効率的に溶接作
業を行うことのできるレーザ溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車車体(ボディ)の内板部
材と外板部材とを溶接する際、従来から抵抗スポット溶
接ロボットが用いられている。この抵抗スポット溶接ロ
ボットは、所定の溶接ステーションに搬送されたボディ
の各溶接部位に対して、溶接ガンを移動させながら溶接
作業を行う。
【0003】ところで、前記抵抗スポット溶接ロボット
の場合、比較的重量のある溶接ガンを溶接部位毎に移動
させているため、その移動にかなりの時間を要し、従っ
て、効率的な作業が望めないという不具合がある。そこ
で、例えば、溶接ロボットの台数を増加させることで処
理時間の短縮を図ることが考えらえれる。
【0004】しかしながら、単に溶接ロボットの台数を
増加させただけでは、設備投資が増大し、また、溶接ロ
ボットのスペースの関係から、ライン長を長くせざるを
得ないという不具合が発生してしまう。さらに、抵抗ス
ポット溶接ロボットでは、溶接ガンを構成する溶接チッ
プをボディに接触させて作業を行うため、溶接チップの
張り付きや磨耗といった事態を考慮する必要が生じる。
すなわち、溶接チップの張り付きを常時監視し、張り付
きが発生した際には、ラインを停止させて所定の処置を
施す必要がある。また、溶接チップを定期的にドレッシ
ングし、最適な溶接条件が維持できるようにしなければ
ならない。
【0005】そこで、前述したような抵抗スポット溶接
ロボットの欠点を解消するため、レーザビームを用いて
ボディの溶接を行うものが提案されている(特開平4−
220187号公報)。この従来技術では、溶接ロボッ
トの先端部に装着されたレーザビーム照射ヘッドをボデ
ィの溶接部位近傍まで移動させることにより、所望の溶
接作業を行うようにしている。この場合、溶接チップの
張り付きや磨耗といった事態は発生しない。
【0006】しかしながら、レーザビーム照射ヘッドを
溶接ロボットの移動によって所定の溶接部位近傍に設定
しているため、前記レーザビーム照射ヘッドの高速移動
動作を実現することは不可能である。また、溶接の対象
物であるボディが前記溶接ロボットに対して正確に位置
決めされている保証がなく、従って、高精度な溶接作業
を行える確証が得られるものではない。
【0007】一方、特公平4−36792号公報に開示
された従来技術では、複数の溶接ヘッドをワークの溶接
部位近傍に配設し、平面鏡の角度を調整することで所望
の溶接ヘッドを選択し、選択された前記溶接ヘッドを介
してレーザビームをワークの溶接部位に照射することに
より溶接を行うようにしている。この場合、複数の溶接
部位に対する溶接作業を比較的短時間で行うことができ
る。
【0008】しかしながら、この従来技術では、溶接ヘ
ッドがワークに対して固定されているため、溶接部位に
スポット溶接を行うことはできても、連続溶接であるシ
ーム溶接を行うことは不可能である。また、前記溶接ヘ
ッドが各溶接部位毎に必要となるため、装置自体が高価
になるだけでなく、ワークの種類に応じて溶接ヘッドの
位置および台数を変更しなければならず、そのための処
理が煩雑となる不具合がある。さらに、溶接ヘッドが溶
接部位近傍に配置されるため、溶接時に生じるスパッタ
によって溶接ヘッドが汚れ、加工精度が低下する不具合
が生じてしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高精
度な溶接加工処理を極めて効率的に行うことができると
ともに、溶接工程に対する設備投資やスペースの確保等
を必要最少限のものとすることのできるレーザ溶接装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明では、溶接ステーションに搬入されたワー
クを位置決め機構によって基準位置に位置決めした後、
溶接ロボットを動作教示データに従って動作させること
により、スキャンヘッドをワークの複数の溶接部位を溶
接可能な位置まで移動させる。その後、前記溶接ロボッ
ト自体は固定させ、前記スキャンヘッドのみを走査させ
ることにより、レーザ出力部より出力されたレーザビー
ムを所望の複数の溶接部位に照射し、溶接作業を行う。
前記の複数の溶接部位に対する溶接作業が完了すると、
溶接ロボットを次の複数の溶接部位を溶接可能な位置ま
で移動させ、再び、前記と同様にしてスキャンヘッドを
走査させて溶接作業を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本実施形態の
レーザ溶接装置10の側面構成図および正面構成図を示
す。
【0012】レーザ溶接装置10は、所定の溶接ステー
ションに配置される2台の溶接ロボット12、14と、
前記溶接ロボット12、14に対してレーザビームLを
供給するレーザ発振器16と、前記溶接ステーションに
自動車車体(ボディ)であるワークWを搬送する搬送機
構18と、前記ワークWの両側部に配置され、前記溶接
ステーションに搬送されたワークWを基準位置に対して
位置決め固定する位置決め機構20、22とを備える。
なお、ワークWは、複数のクランパ24を有する搬送台
車26に載置された状態で溶接ステーションに搬送され
る。
【0013】溶接ロボット12、14は、図3に示すよ
うに構成される。すなわち、溶接ステーションの上面部
に設けられた天板28には、ガイドレール30、32が
配設されており、各ガイドレール30、32に対して第
1スライド部材34、36が係合する。この場合、溶接
ロボット12を構成する第1スライド部材34の端部に
は、シフトミラー38を保持する筺体40が設けられ、
溶接ロボット14を構成する第1スライド部材36の端
部には、反射ミラー42を保持する筺体44が設けられ
る(図1参照)。また、前記各第1スライド部材34、
36には、第2スライド部材46、48が係合する。第
1スライド部材34、36は、ガイドレール30、32
に沿って矢印X方向に移動し、第2スライド部材46、
48は、第1スライド部材34、36に沿って矢印Y方
向に移動する。
【0014】第2スライド部材46、48には、軸受5
0、52を介して矢印θ方向に回動する筺体54、56
が軸部材51、53によって軸支される。筺体54、5
6の中には、反射ミラー58、60が保持される。筺体
54、56の下部には、第1円筒体62、64が固定さ
れており、前記第1円筒体62、64の下部には、第2
円筒体66、68が係合する。第1円筒体62、64と
第2円筒体66、68とは、ボールねじ70、72を介
して連結される。ボールねじ70、72は、一端部が第
1円筒体62、64の外周部に固定されたステッピング
モータ74、76に連結し、他端部が第2円筒体66、
68の外周部に固定されたナット部材78、80に螺合
する(図1参照)。第2円筒体66、68は、ステッピ
ングモータ74、76の回転に伴って矢印Z方向に移動
する。
【0015】第2円筒体66、68の下部には、図4に
示すように構成されるスキャンヘッド82、84が固定
される。スキャンヘッド82、84は、第2円筒体6
6、68の下端部に固定される筺体86と、前記筺体8
6に対して矢印α方向に旋回可能に連結される筺体88
とを備える。筺体86の中には、反射ミラー90が保持
される。筺体88に連結される筺体86の端部外周部に
は、ウォームホイール92および回転ガイド93が固定
されている。このウォームホイール92には、筺体88
に固定されたブラケット94により支持されたウォーム
96が噛合する。なお、前記ウォーム96は、ステッピ
ングモータ98によって回転する。また、ブラケット9
4には、回転ガイド93が係合する。
【0016】一方、筺体88の中には、反射ミラー10
0、102が保持される。また、前記反射ミラー102
によって反射されたレーザビームLの光路上には、放物
面ミラー104と、2枚の反射ミラー106、108
と、楕円面ミラー110と、走査ミラー112と、走査
ミラー114とを備える。反射ミラー106、108
は、互いに所定の角度を維持して枠体116に保持され
ており、この枠体116に連結されるステッピングモー
タ118を介して矢印A方向に進退自在である。走査ミ
ラー112、114は、図示しないサーボモータによっ
て矢印β、γ方向に偏向自在である。
【0017】位置決め機構20、22は、溶接ステーシ
ョンにおける搬送機構18の両側部に配置されており、
基台120、122に沿って矢印Y方向に移動するコラ
ム124、126と、各コラム124、126に装着さ
れ、ワークWを位置決め固定する複数のクランパ12
5、127とを備える。
【0018】溶接ステーションには、さらに、図5およ
び図6に示す構造からなる複数のクランパ機構128が
設けられる。このクランパ機構128は、溶接対象であ
る2枚のワークWを支持するワーク受け治具130と、
前記ワーク受け治具130と共同してワークWを挟持す
るクランパ132とを備える。クランパ132は、L字
状に折曲する部分がワーク受け治具130に固定された
ブラケット134に軸支されるとともに、端部には、ワ
ーク受け治具130に軸支されたシリンダ136のロッ
ド138が軸着する。また、クランパ132には、図6
に示すように、上部および両側部に開口するガス通路1
40が形成されており、このガス通路140には、上部
に連結されたチューブ142を介してArガス等の不活
性ガスが導入される。
【0019】本実施形態のレーザ溶接装置10は、基本
的には以上のように構成されるものであり、次に、その
動作について説明する。
【0020】先ず、複数のクランパ24によって搬送台
車26に固定されたワークWは、搬送機構18によって
溶接ステーションに搬入される。次いで、前記溶接ステ
ーションに搬入されたワークWに対して、両側部に配設
された位置決め機構20、22が基台120、122に
沿って矢印Y方向に近接移動することで、コラム12
4、126に装着された複数のクランパ125、127
がワークWの所定部位をクランプし、これによってワー
クWが基準位置に対して位置決め固定される。ワークW
が位置決め固定された後、溶接部位近傍が図5に示すク
ランパ機構128によって保持される。すなわち、例え
ば、外板部材および内板部材からなる2枚のワークW
は、溶接部位近傍がワーク受け治具130によって支持
され、シリンダ136の駆動作用下にロッド138を介
してクランパ132が回動変位することで挟持固定され
る。
【0021】次に、溶接ステーションの所定位置に前記
のようにしてワークWが位置決め固定された後、溶接ロ
ボット12、14が動作教示データに従って所定位置ま
で移動し、ワークWに対する溶接作業が開始される。
【0022】すなわち、各溶接ロボット12、14は、
スキャンヘッド82、84をワークWの開口部、例え
ば、フロントウインドウ開口部およびリアウインドウ開
口部よりワークWの内部に挿入させる。この場合、第1
スライド部材34、36がガイドレール30、32に沿
って矢印X方向に移動し、第2スライド部材46、48
が前記第1スライド部材34、36に沿って矢印Y方向
に移動する。また、スキャンヘッド82、84がそれを
支持する筺体54、56、第1円筒体62、64、第2
円筒体66、68とともに軸部材51、53を中心とし
て矢印θ方向に回動する。さらに、レーザビームLをワ
ークWの所定の溶接部位に照射すべく、ステッピングモ
ータ74、76によってナット部材78、80に螺合す
るボールねじ70、72が回転し、第2円筒体66、6
8が第1円筒体62、64に対して矢印Z方向に変位し
ながらスキャンヘッド82、84に設けられたステッピ
ッグモータ98が駆動され、ウォームホイール92に噛
合するウォーム96が回転することにより、筐体88が
矢印α方向に回動する。この結果、スキャンヘッド8
2、84は、ワークWの内部の所定の位置に位置決めさ
れ、溶接準備完了となる。レーザ発振器16より出力さ
れたレーザビームLは、溶接ロボット12を構成する第
1スライド部材34の端部に設けられた筺体40に保持
されたシフトミラー38によって反射され、孔部55を
介して筺体54内の反射ミラー58に導かれる。反射ミ
ラー58によって反射されたレーザビームLは、第1円
筒体62および第2円筒体66を介してスキャンヘッド
82内に導かれる。スキャンヘッド82内に導かれた前
記レーザビームLは、反射ミラー90、100、102
を介して放物面ミラー104により反射集光された後、
反射ミラー106、108を介して楕円面ミラー110
に導かれる。次いで、レーザビームLは、前記楕円面ミ
ラー110によって集光されつつ走査ミラー112、1
14のβ、γ方向への回動制御とビームスポットの焦点
位置合わせのための反射ミラー106、108のA方向
への移動制御を同時に行いながら、予めティーチングさ
れた複数の溶接点の溶接を完了させる。次に、前記レー
ザビームLは、前記シフトミラー38をレーザ光軸から
退避させることにより溶接ロボット14を構成する第1
スライド部材36の端部に設けられた筐体44に保持さ
れた反射ミラー42によって反射され、孔部57を介し
て筐体56内の反射ミラー60に導かれ、以下、前述の
ようにスキャンヘッド84を走査し、一連の溶接動作を
実施する。
【0023】ここで、溶接部位であるワークWのP点の
近傍は、図5および図6に示すように、クランパ機構1
28によってクランプされており、クランパ132に設
けられたガス通路140を介して前記P点にArガス等
の不活性ガスが供給されている。従って、溶接部位は、
前記不活性ガスによって酸化が阻止された状態で好適に
溶接されることになる。なお、スキャンヘッド82、8
4に収納された走査ミラー112、114の回動制御と
反射ミラー106、108の移動制御を同時に行いなが
ら溶接作業を行うことにより、スポット溶接だけではな
く、連続溶接であるシーム溶接として丸、四角等の各種
パターン形状の溶接を行うことができる。1つの溶接部
位に対する溶接作業が完了すると、スキャンヘッド8
2、84を次の溶接部位に移動させるべくX、Y、θ、
Z、α軸を制御し、再度、β、γ、A軸をティーチング
データによって制御しながら該溶接部位の溶接点の溶接
を完了させる。この場合、スキャンヘッド82、84の
全体を移動させる必要がないため、該当する溶接部位の
複数の溶接点の溶接作業を極めて効率的に行うことがで
きる。
【0024】なお、これらの溶接作業において、光学系
を含むスキャンヘッド82、84は、溶接部位から十分
に離れた位置に配設して溶接作業を行うことができるた
め、溶接によって発生するスパッタの影響を受けること
なく、良好な状態で溶接作業を遂行することができる。
しかも、レーザビームLを用いた溶接であるため、抵抗
スポット溶接のように、溶接チップの張り付きといった
事態が生じることがなく、また、ドレッシング等のメン
テナンスを行う必要もない。従って、極めて効率的に溶
接作業を行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、溶接ス
テーションに搬送されたワークを位置決め機構により基
準位置に対して位置決め固定しているため、溶接ロボッ
トによる溶接作業を高精度に遂行させることができる。
また、スキャンヘッド全体は動かさないでスキャンヘッ
ド内に組み込まれた走査ミラーおよび焦点調整ミラーの
みを制御するだけで約800mm×800mmの溶接範
囲を極めて効率的に溶接することができる。なお、レー
ザビームを用いた溶接であるため、チップの張り付きや
磨耗といった抵抗溶接における不具合は一切生じない。
さらに、一台の溶接ロボットにより複数の溶接部位の溶
接作業を行うことができるため、溶接工程に投入される
溶接ロボットを必要最少限のものとすることができる。
これにより、設備投資および溶接工程が占有するスペー
スの低減を実現することができるとともに、溶接ロボッ
トに対する動作教示の手間も削減されることになる。さ
らにまた、スキャンヘッドを光偏向光学系および集光光
学系により構成することで、ワークの溶接部位から十分
に離間した地点よりレーザビームを照射することがで
き、これによって、スパッタの影響を回避することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のレーザ溶接装置の側面構成図であ
る。
【図2】本実施形態のレーザ溶接装置の正面構成図であ
る。
【図3】溶接ロボットの構成説明図である。
【図4】溶接ロボットに装着されたスキャンヘッドの構
成説明図である。
【図5】クランパ機構の構成図である。
【図6】クランパ機構およびその近傍における溶接部位
の溶接作業の説明図である。
【符号の説明】
10…レーザ溶接装置 12、14…溶
接ロボット 16…レーザ発振器 18…搬送機構 20、22…位置決め機構 26…搬送台車 82、84…スキャンヘッド 128…クラン
パ機構 W…ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接ステーションに搬入されたワークを基
    準位置に対して位置決め固定する位置決め機構と、 前記ワークの溶接部位に対して照射されるレーザビーム
    を出力するレーザ出力部と、 前記レーザビームを複数の前記溶接部位に導くスキャン
    ヘッドを有し、前記スキャンヘッドを動作教示データに
    従って前記複数の溶接部位を溶接可能な位置に移動させ
    る溶接ロボットと、 を備え、前記スキャンヘッドのみを走査させることで前
    記複数の溶接部位に対する溶接作業を行うことを特徴と
    するレーザ溶接装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記スキャンヘッドは、前記レーザビームを所定の溶接
    部位に導く光偏向光学系と、前記レーザビームを前記所
    定の溶接部位に対して集光させる集光光学系とを備える
    ことを特徴とするレーザ溶接装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、 前記溶接ステーションには、ワークの溶接部位近傍を挟
    持するクランプ機構が配設され、前記クランプ機構は、
    前記溶接部位に対して不活性ガスを供給するガス供給手
    段を備えることを特徴とするレーザ溶接装置。
JP8345527A 1996-12-25 1996-12-25 レーザ溶接装置 Pending JPH10180472A (ja)

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JP8345527A JPH10180472A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 レーザ溶接装置
US08/992,574 US6153853A (en) 1996-12-25 1997-12-17 Laser beam welding apparatus
CA002225265A CA2225265C (en) 1996-12-25 1997-12-19 Laser beam welding apparatus
GB9824685A GB2326835B (en) 1996-12-25 1997-12-24 Laser beam welding apparatus
GB9727260A GB2320698B (en) 1996-12-25 1997-12-24 Laser beam welding apparatus

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