JPH10179837A - スノ−ボ−ド用ブ−ツホルダ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】スノ−ボ−ドに靴を固定する場合、くるぶし部
が左右には自由に動きながら踵は前後及上下に固定して
押えることができ且スノ−ボ−ドに操作上の加重伝達を
スム−スに行なえるブ−ツホルダ−を得ること。 【構成】ブ−ツホルダ−１の左右側面に、左右には柔軟
であるが前後には剛性を有するピラ−２を設け、該ピラ
−２の上部に足首ベルト４を構成する。、然る後爪先ベ
ルト５、センタ−ベルト６、ヒ−ルベルト７を組み合わ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はスノ−ボ−ドに靴を
固定するために利用されているブ−ツホルダ−におい
て、スノ−ボ−ドをより効果的に操作するための足から
の力の伝達をスム−スに行なうためのものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、スノ−ボ−ドはブ−ツホルダ−を
ネジで取り付け、そのブ−ツホルダ−に靴をベルトで固
定する方法が一般的であった。その場合ヒ−ルサポ−ト
等と呼ばれる踵を後ろ方向に対し押えるための部品と、
前方向に対し押えるベルトとの組み合わせにより、踵を
固定する方法が取られていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】スノ−ボ−ドに対する
靴の左右の角度は、滑走時の条件により大きく変化する
が、従来の踵の固定方法では、角度の変化を自由にする
ことはヒ−ルサポ−トの性質上相反する目的であり不可
能なことであった。

【０００４】即ちヒ−ルサポ−トが踵を押える役と、操
作の為の力の伝達役とを兼ねているためであり、踵を固
定するためには角度にたいしても固定する必要があり、
角度を自由にするためには踵の固定を緩くすることが必
要な為である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の不便さを解決する
ための本発明のブ−ツホルダ−は、踵を固定する機能部
品とスノ−ボ−ドに操作上の力の伝達をする為の機能部
品を基本的に分離し、操作力を伝達するためのピラ−２
を、左右方向には柔軟で前後方向には剛性を有する性質
を形状又は材質による工夫で達成し、踵を強力に固定し
ながら、左右には自由に角度の変えられることを特徴と
するものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】ブ−ツホルダ−は本実施例におい
てはブ−ツホルダ−ベ−ス１、ピラ−２、足首ベルト
４、足首ベルト４の背凭れ部４´、爪先ベルト５、セン
タ−ベルト６、ヒ−ルベルト７、より構成される。本発
明において最も特徴となる部分は足首ベルト４に加えら
れた荷重はピラ−２を経てブ−ツホルダベ−ス１に伝達
され結果としてスノ−ボ−ドに伝えられる事である。ピ
ラ−２はブ−ツが左右にくるぶし部で曲げられても、そ
の方向には柔軟なため、動きを妨げることはない。

【０００７】ピラ−２はステンレスバネ材を用いること
ガ有効であり、その場合底部をビス止めにより組み合わ
される。又ビスの位置や数によりピラ−２が前方向にた
いして全く倒れない状態にも倒れる状態にも構成でき、
倒れる場合は収納に便利となる。

【０００８】又、ピラ−２は下部に蝶ばん３を設けるこ
とも有効である、この場合バネ材と組み合わされること
も当然であるが、これにより左右の自由度がより高めら
れる。

【０００９】各ベルトに関してはその材質、方法等は多
くのものがあり周知のものであり、何れを利用するかは
本発明の本質に触れることではない。又センタ−ベルト
６、ヒ−ルベルト７の支点はピラ−２の一部に取ること
も考えられるが前記同様発明の本質には触れないもので
ある。

【００１０】足首ベルト４は背凭れ部４´のみにするこ
ともスノ−ボ−ドの乗り手の好みにより選ばれることが
あるが、その場合ピラ−２を通しての操作力の伝達は後
方のみに限られる。またこのときピラ−２と、ブ−ツホ
ルダ−１の連結部を図１の様にしてかつピンをピンＡの
みにすることによりピラ−２は前方向に倒すことが可能
になり、収納に便利となる。

【００１１】しかし、多くは前方向に対してもピラ−２
を介した操作力の伝達を好むが、その場合、ピンＢを着
脱自在にすることより前記の効果が得られる。

【発明の効果】本発明により、スノ−ボ−ドの操作性が
非常に高まった。

【図面の簡単な説明】

【図１】側面図

【図２】側面図

【図３】側面図

【符合の説明】

１ ブ−ツホルダー ２ ピラ− ３ 蝶ばん ４ 足首ベルト ４´足首ベルトの背凭れ部 ５ 爪先ベルト ６ センタ−ベルト ７ ヒ−ルベルト Ａ 連結ピン Ｂ 連結ピン

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ブ−ツホルダ−１に、形状または材質によ
   って前後方向には剛性を有し、左右方向には柔軟なピラ
   −２をブ−ツホルダ−１の左右に垂直に一対構成し、該
   ピラ−２の上部に足首ベルト４を構成したことを特徴と
   するスノ−ボ−ド用ブ−ツホルダ−。
2. 【請求項２】ピラ−２を板バネとした事を特徴とする特
   許請求の範囲第１項のスノ−ボ−ド用ブ−ツホルダ−。
3. 【請求項３】ピラ−２とブ−ツホルダ−１とを蝶ばん３
   で連結した事を特徴とする特許請求の範囲第１項のスノ
   −ボ−ド用ブ−ツホルダ−。
4. 【請求項４】ピラ−２の下部におけるブ−ツホルダ−１
   との連結部を１本のピンで構成し、ピラ−２が前方向に
   のみ倒れるべく構成し、かつピラ−２の上部の足首ベル
   ト４を、背凭れ状に構成した事を特徴とする特許請求の
   範囲第１項のスノ−ボ−ド用ブ−ツホルダ−。
5. 【請求項５】ピラ−２の下部におけるブ−ツホルダ−１
   との連結部を２本のピンで構成し、片方のピンを簡単に
   手で抜き取る事により、ピラ−２が前後方向に倒れるべ
   く構成した事を特徴とする特許請求の範囲第１項のスノ
   −ボ−ド用ブ−ツホルダ−。