JPH10179510A - 内視鏡のチャンネル - Google Patents

内視鏡のチャンネル

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JPH10179510A
JPH10179510A JP8356412A JP35641296A JPH10179510A JP H10179510 A JPH10179510 A JP H10179510A JP 8356412 A JP8356412 A JP 8356412A JP 35641296 A JP35641296 A JP 35641296A JP H10179510 A JPH10179510 A JP H10179510A
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JP
Japan
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distal end
passage
tip
opening
suction
Prior art date
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Application number
JP8356412A
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English (en)
Inventor
Yuichi Torii
雄一 鳥居
Haruo Akiba
治男 秋庭
Hirotaka Kawano
裕隆 川野
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先端硬質部に設けた吸引用の通路の先端を絶
縁キャップの先端面から側面に至るように開口させて、
この通路を吸引通路として利用する場合に、体腔内等の
吸引をより効率的に行える。 【構成】 先端硬質部20bは先端部本体30にキャッ
プ31を嵌着してなり、先端部本体30に形成した挿通
路34の先端側の開口部は、先端部本体30の先端面に
おける通路部34bと側面における切り欠き部34cと
から構成され、キャップ31の導出路35は、円形部3
1aに形成され、挿通路34の通路部34bの延長部分
である先端側開口35aと、切り欠き部34cの延長部
分となり、円形部31a側から周胴部31bにかけて形
成した側面側開口35bとし、先端硬質部20bの先端
面から側面にかけての2つの方向から体液等を吸引す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用等として用
いられる内視鏡の挿入部において、吸引通路等として用
いられる内視鏡のチャンネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療用等として用いられる内視
鏡は、図8に示した構成となっている。同図に示したよ
うに、内視鏡は挿入部1と、本体操作部2と、ユニバー
サルコード3とから大略構成される。挿入部1は本体操
作部2への連設側から大半の部分は軟性部1aで、この
軟性部1aの先端部にはアングル部1bが連設され、さ
らにアングル部1bには先端硬質部1cが連結して設け
られる。先端硬質部1cの先端面には、図9に示したよ
うに、照明窓10,観察窓11が設けられ、また処置具
導出用開口12が開口し、さらに観察窓11に向けるよ
うにして洗浄用ノズル13が装着されている。アングル
部1bは先端硬質部1cを所望の方向に向けるために、
本体操作部2に設けたアングルノブ4を操作することに
より遠隔操作で湾曲できるようになっている。
【0003】先端硬質部1cは、図10に示したよう
に、先端部本体5を有し、この先端部本体5は構造部材
であるから金属で形成されている。内視鏡の観察手段と
して、先端部本体5にCCD等の固体撮像装置を用いた
電子内視鏡の場合には、先端部本体5に固定されている
固体撮像装置に通電されることから、また内視鏡の検査
を行った時に患部等が発見されると、適宜の処置具を内
視鏡をガイドとして挿入して、所要の処置を施すが、こ
れら処置具として高周波電流を流す、所謂高周波処置具
を用いることもあるので、金属からなる先端部本体5が
外部に露出しないようにするために、先端部本体5には
合成樹脂等からなるキャップ6が嵌着されている。キャ
ップ6は先端部本体5の先端面を覆う円形部6aに周胴
部6bを連設してなるものであって、円形部6aは先端
部本体5の先端面に当接しており、周胴部6bは先端部
本体5に嵌着される。そして、周胴部6bの端部はアン
グル部1bの外皮層7と接合されており、これによって
金属からなる先端部本体5は完全に電気絶縁物で覆われ
る。
【0004】従って、照明窓10,観察窓11,処置具
導出用開口12及び洗浄用ノズル13はキャップ6の円
形部6aに形成されている。そして、照明窓10には、
図示は省略するが、ライトガイドの出射端が臨み、ライ
トガイドは挿入部1から本体操作部2を経てユニバーサ
ルコード3にまで延在されている。ユニバーサルコード
3を光源装置に接続すると、照明光をライトガイドに伝
送させて、体腔内に向けて照射できる。また、観察窓1
1には対物レンズを含む光学ユニット14が臨み、この
光学ユニット14の対物レンズの結像位置には固体撮像
素子等の撮像手段15(またはイメージガイド)が臨ん
でいる。
【0005】キャップ6の円形部6aに設けた処置具導
出用開口12は、先端部本体5に穿設した透孔16に連
なり、この透孔16には連結パイプ17が挿入・固定さ
れている。連結パイプ17は、透孔16内への挿入部分
からアングル部1b側に所定の長さ突出しており、この
突出部分には可撓チューブ18が嵌合されて、接着剤等
で固着されている。可撓チューブ18は挿入部1から本
体操作部2にまで延在されており、本体操作部2に設け
た処置具導入部8に接続されている。従って、処置具導
出用開口12,透孔16及び連結パイプ17と、連結パ
イプ17に連結した可撓チューブ18とにより、処置具
等を挿通するためのチャンネル、即ち処置具挿通チャン
ネル19が構成される。ここで、処置具挿通チャンネル
19は処置具を挿通させるためのものであるから、その
内径は全長にわたってほぼ均しいものとなっており、従
って処置具導出用開口12の口径は可撓チューブ18の
内径と実質的に同じ寸法に形成される。
【0006】処置具導入部8に鉗子や高周波処置具等の
処置具を導入すると、この処置具導入部8から処置具挿
通チャンネル19を構成する可撓チューブ18内に導か
れて、透孔16を通って処置具導出用開口12から外部
に導出させることができる。これによって、細胞の採取
や止血等といった適宜の処置を行えることになる。処置
具挿通チャンネル19は、処置具の挿通経路となるもの
であるが、処置具を挿通させる以外にも、吸引通路とし
ても利用される。このために、処置具挿通チャンネル1
9には処置具導入部8への接続部から吸引通路が分岐し
て設けられており、この吸引通路をユニバーサルコード
3内に挿通させて、吸引源に着脱可能に接続できるよう
に構成している。そして、本体操作部2には吸引ボタン
9が設けられており、この吸引ボタン9を操作すること
によって、体腔内から体液等を吸引できる。なお、この
吸引を可能にするために、処置具導入部8には処置具を
挿入できるが、体液等が処置具導入部8から溢出するの
を防止する逆止弁(図示せず)が設けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、内視鏡の挿入部1は、体腔内等への挿入操作性や
患者の苦痛軽減等のために細径化が図られてきており、
それに応じて処置具挿通チャンネル19も細くなる傾向
にある。この処置具挿通チャンネル19を吸引通路とし
て利用するに当っては、内部を負圧にして、この負圧に
よる吸引力で体液等を吸い込むようにするが、先端硬質
部1cのキャップ6における円形部6aに形成されてい
る処置具導出用開口12は、処置具挿通チャンネル19
の内径に依存することから、この処置具挿通チャンネル
19を細くすると、この処置具導出用開口12の開口面
積も小さくなる。吸引すべき体液等としては、粘稠なも
の等があるから、このような小さな開口面積しか得られ
ないと、粘稠な体液等のように吸引条件の悪いものを効
率的に吸引できないという欠点がある。また、処置具導
出用開口12は先端硬質部1cの先端面にしか開口して
いないことから、吸引方向が限定されてしまい、条件に
よっては十分な吸引を行うことができない場合も生じ
る。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、体腔内等の吸引をよ
り効率的に行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明は、内視鏡の挿入部の先端部分に形成さ
れ、少なくとも吸引用として用いられる通路を、その挿
入部の先端面から側面にかけて開口させる構成としたこ
とをその特徴とするものである。そして、この開口を構
成する壁部のうち、少なくとも側面に位置する壁部を曲
面形状とすることによって、エッジが生じないようにす
るのが好ましい。挿入部の先端部分を、先端部本体に絶
縁キャップを装着した先端硬質部として構成する場合に
は、絶縁キャップの先端面から側面にかけて通路の開口
を形成する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。而して、図面において、図
1は内視鏡の挿入部の先端部分の断面を、また図2には
その正面図を、図3には外観を、さらに図4にはキャッ
プと先端部本体とを分離した状態の外観を、図5には図
1のX−X断面をそれぞれ示す。これらの図において、
20は挿入部であって、この挿入部20の先端部分の構
成としては、図示しない軟性部に連設したアングル部2
0aと、このアングル部20aに連設した先端硬質部2
0bとから構成される。先端硬質部20bには照明窓2
1,観察窓22,洗浄用ノズル23と共に処置具挿通チ
ャンネル24が開口している。そして、処置具挿通チャ
ンネル24は、従来技術で説明したと同様、処置具を導
出ガイドするために用いられるだけでなく、吸引通路と
しても用いられるものである。なお、処置具挿通チャン
ネルとは独立に吸引用のチャンネルが設けられる場合に
は、この吸引用のチャンネルを以下のように構成する。
【0011】先端硬質部20bは、金属からなる先端部
本体30と、この先端部本体30に連結した電気絶縁性
部材からなるキャップ31とから構成される。キャップ
31は、円形部31aと、この円形部31aに連なる周
胴部31bとから構成され、さらに周胴部31bの端部
は薄肉部31cとなっている。これに対して、先端部本
体30は、その先端側が縮径されて円環状の段差面30
aが形成されている。従って、キャップ31は、その円
形部31aが先端部本体30の先端面に当接し、かつ先
端部本体30の周胴部はキャップ31bの周胴部31b
及び薄肉部31cで覆われており、周胴部31bと薄肉
部31cとの間の段差壁は先端部本体30の段差面30
aに当接している。
【0012】処置具挿通チャンネル24は、基端側から
順に可撓チューブ32と、この可撓チューブ32が嵌合
される連結パイプ33と、先端部本体30に穿設され、
連結パイプ33の先端側の部位が所定長さ挿嵌された通
路34と、キャップ31に形成され、通路34に連な
り、先端硬質部20bにおける処置具導出用開口を構成
する導出路35とから構成される。ここで、連結パイプ
33はアングル部20b内において、最先端のアングル
リングにほぼ当接する状態にして延在されて、撮像手段
25の配設部より基端側の位置でアングルリングから離
間する方向に湾曲させて、この湾曲部分に可撓チューブ
32を嵌合させている。以上の構成を有する処置具挿通
チャンネル24において、可撓チューブ32は所定の内
径を有し、また連結パイプ33の内径も可撓チューブ3
2の内径と実質的に同じ寸法となっている。ただし、先
端部本体30に形成した挿通路34及びキャップ31に
設けた導出路35は均一な孔径とはなっておらず、以下
に示す構成となっている。
【0013】まず、先端部本体30に形成した挿通路3
4のうち、連結パイプ33が挿入されている部位は、こ
の連結パイプ33の外径寸法とほぼ同じ寸法となってお
り、連結パイプ33はほぼ密嵌状態に挿入されて、接着
剤等を用いて固定されたパイプ挿嵌部34aとなってい
る。そして、このパイプ挿嵌部34aより先端側の部位
は、ほぼ連結パイプ33の厚みに相当する分だけ縮径さ
れた通路部34bとなっている。これによって、連結パ
イプ33から挿通路34に至る経路は、ほぼ段差がなく
均一な断面を有することになる。ここで、通路部34b
のうち、完全な円形となっている部位はパイプ挿嵌部3
4aへの連設側から僅かな長さであり、それより先端側
は、先端部本体30の側面において所定の幅にわたって
開口する切り欠き部34cが形成されている。従って、
挿通路34の先端側の開口部としては、先端部本体30
の先端面における通路部34bと、側面における切り欠
き部34cとから構成される。
【0014】一方、キャップ31に形成された導出路3
5は、円形部31aに形成され、挿通路34の通路部3
4bの延長部分を構成する先端側開口35aと、切り欠
き部34cの延長部分を構成し、先端側開口35aに連
なるように円形部31a側から周胴部31bにかけて開
口する側面側開口35bとなっている。ただし、周胴部
31bにおける側面側開口35bは先端部本体34の切
り欠き部34cが形成されている部位の手前の位置に止
められており、これにより先端部本体34の切り欠き部
34cの端面部はキャップ31の周胴部31bで覆われ
た状態となる。従って、先端硬質部20bに形成した導
出路35は、先端面だけでなく、側面側にも開口した状
態となり、しかもこのように側面側にも開口させている
にも拘らず、先端硬質部20bのうち、体腔壁に触れる
可能性のある部位は、電気絶縁部材で構成されているキ
ャップ31だけであり、金属からなる先端部本体30
は、体腔内に挿入した時に、直接体腔壁に触れない状態
に保持される。
【0015】さらに、導出路35は、先端硬質部20b
の先端面から側面にかけて開口しているから、この開口
部分、特にキャップ31の周胴部31bに形成されてい
る側面側開口35bにエッジが生じないようにしなけれ
ばならない。このために、キャップ31の外面側におけ
る側面側開口35bの周囲は、その全体にわたって曲面
形状としており、この側面側開口35bに連なる先端側
開口35aの周囲も面取りを形成している。これによっ
て、キャップ31の外面側における導出路35の全体に
エッジが生じないようになる。
【0016】以上のように構成することによって、挿入
部20を体腔内に挿入した状態で、患部等の処置を施す
場合には、処置具挿通チャンネル24に所要の処置具を
挿入して、導出路35から所定の長さ突出させた状態
で、適宜の操作を行うことによって、必要な処置を施す
ことができる。また、体液等の吸引を行うには、処置具
挿通チャンネル24から分岐している吸引通路に吸引源
を接続した状態で、本体操作部に設けた吸引ボタンを操
作することによって、導出路35から吸引を行って、処
置具挿通チャンネル24から吸引通路を介して吸引物を
排出することができる。
【0017】ここで、処置具挿通チャンネル24内に挿
通される処置具は、鉗子であれ、高周波スネア等の高周
波処置具であれ、これら以外の処置具であれ、挿入部2
0が体腔内に挿入されて、検査や診断を行っている間
に、必要に応じて処置具挿通チャンネル24内に挿入さ
れるために、処置具のコード部分は、可撓性を有するも
のの、かなりの腰を持たせて、円滑かつ迅速に処置具挿
通チャンネル24内に挿通できるようにしている。従っ
て、先端において、側面側開口35bが設けられて、導
出路35近傍で部分的に処置具をガイドする壁が欠落し
ていても、処置具は確実に先端硬質部20bの軸線方向
に延在させることができ、格別不安定になるようなこと
はなく、処置具の狙撃性が悪くなるようなことはない。
即ち、処置具を挿通させた時に、この処置具が導出され
る開口は、実質的にキャップ31における円形部31a
における先端側開口35aの連結パイプ33からの延長
線の部位に限定され、側面側開口35b方向に処置具が
変位することはない。
【0018】一方、処置具挿通チャンネル24を吸引通
路として用いる場合にあっては、導出路35の全体、即
ちキャップ31における先端側開口35aから側面側開
口bにかけての広い開口を吸引口として利用でき、しか
も吸引方向としては、先端硬質部20bの軸線方向だけ
でなく、軸線とほぼ直交する方向の2つの方向から吸引
できることになる。そこで、図6に示したように、先端
硬質部20bを、その導出路35における側面側開口3
5bの部位を体腔内壁に近接する位置に配置して吸引を
行うことによって、同図に矢印で示したように、2方向
から体液等が吸引されるので、ほぼ完全に、しかも効率
的な吸引除去が可能となる。従って、挿入部20の先端
部分が挿入できる位置であれば、体腔内の状態がどのよ
うになっていたとしても、確実に吸引を行える。
【0019】また、吸引物としては、流動性のあるもの
だけでなく、粘稠な体液等も吸引できるようになってい
なければならない。処置具挿通チャンネル24の通路断
面積は極めて細いものであり、従って吸引口がこの処置
具挿通チャンネル24の内径と同じ形状の小さな開口と
なっていると、粘稠物を吸引口から処置具挿通チャンネ
ル24に取り込むのは極めて困難である。然るに、導出
路35は先端硬質部20bの先端面から側面のコーナの
部分を含む広い開口面積を有することから、このコーナ
の部分から粘稠物を円滑かつ確実に取り込むことができ
る。そして、粘稠物が処置具挿通チャンネル24の内部
に取り込まれると、負圧吸引力により処置具挿通チャン
ネル24から吸引通路側に向けて円滑に進行する。
【0020】以上のように、導出路35は先端硬質部2
0bの先端面から側面にかけて開口しており、挿入部2
0を体腔内に挿入する際には、先端硬質部20bは体腔
内壁と摺接しながら所定の位置まで送り込まれる。従っ
て、先端面はともかく、側面に開口している部位にエッ
ジがあると、体腔内壁を傷付けるおそれがある。しかし
ながら、側面側開口35bの周壁部分は全て曲面形状と
なっており、またこの側面側開口35bに連なる先端側
開口35aの周壁も面取りが施されているから、安全な
挿入が可能になる。
【0021】また、電子内視鏡として構成した場合にお
ける固体撮像装置における電流の漏れや、高周波処置具
を用いる際等のために、安全確保の観点から、金属から
なる先端部本体30は直接体腔内壁に触れないようにし
なければならない。前述したように、先端硬質部20に
おける外側に位置するのは実質的にキャップ31であ
る。ここで、キャップ31には側面側開口35bが形成
されているが、先端部本体30における挿通路34の内
壁は側面側開口35bに対して奥まった位置にあるか
ら、この挿通路34の内壁が体腔内壁と当接するおそれ
はない。
【0022】前述した挿通路34の内壁を絶縁するに
は、例えば先端部本体30の全体またはその挿通路34
の内壁部分を絶縁コーティングすれば良い。また、より
先端部本体をより完全に絶縁部材で覆うには、図7に示
したように構成すれば良い。即ち、キャップ31′に、
先端部本体30′の挿通路34′における通路部34
b′を覆う絶縁壁40を連設するようになし、また通路
部34b′の孔径はこの絶縁壁40が挿嵌される分だけ
大径化させ、かつ絶縁壁40を連結パイプ33の内径と
同じ曲率半径となるように形成する。これによって、先
端部本体30は、実質的に完全に絶縁部材からなるキャ
ップ31′で覆われた状態になる。ただし、連結パイプ
33を挿通路34′内の所定の位置に位置決めする必要
があり、このためには先端部本体30の段差に当接させ
るのが好ましい。このためには、通路部34b′に、パ
イプ挿嵌部34a′と通路部34b′との間の位置に連
結パイプ33の内径と同じ内径となった円環状突条34
d′を形成すれば良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、少なく
とも吸引を行うための通路の先端を、先端硬質部の先端
面から側面に至るように開口させるように構成したか
ら、体腔内等の吸引をより効率的かつ確実に行える等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す内視鏡の挿入部の
先端部分の断面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の外観図である。
【図4】キャップと先端部本体とを分離した状態の外観
図である。
【図5】図1のX−X断面図である。
【図6】処置具挿通チャンネルで吸引を行う状態を示す
作用説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す内視鏡の挿入部
の先端部分の断面図である。
【図8】内視鏡の全体構成図である。
【図9】内視鏡の挿入部の先端部分の構成を示す外観図
である。
【図10】従来技術における内視鏡の挿入部の先端部分
の断面図である。
【符号の説明】
20 挿入部 20b 先端硬質
部 24 処置具挿通チャンネル 30,30′ 先
端部本体 31,31′ キャップ 32 可撓チュー
ブ 33 連結パイプ 34,34′ 通
路 34a,34a′ パイプ挿嵌部 34b,34b′
通路部 34c 切り欠き部 35 導出路 35a 先端側開口 35b 側面側開
口 40 絶縁壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の挿入部の先端部分に形成され、
    少なくとも吸引用として用いられる通路を、その挿入部
    の先端面から側面にかけて開口させる構成としたことを
    特徴とする内視鏡のチャンネル。
  2. 【請求項2】 前記開口を構成する壁部のうち、少なく
    とも側面に位置する壁部を曲面形状としたことを特徴と
    する請求項1記載の内視鏡のチャンネル。
  3. 【請求項3】 前記挿入部の先端部分を、先端部本体に
    絶縁キャップを装着した先端硬質部となし、この絶縁キ
    ャップの先端面から側面にかけて前記通路の開口を形成
    する構成としたことを特徴とする内視鏡のチャンネル。
JP8356412A 1996-12-26 1996-12-26 内視鏡のチャンネル Pending JPH10179510A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017217269A1 (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 オリンパス株式会社 内視鏡

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017217269A1 (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 オリンパス株式会社 内視鏡
JP6315874B1 (ja) * 2016-06-14 2018-04-25 オリンパス株式会社 内視鏡

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