JPH10178917A - 育苗移植用底付き鉢体 - Google Patents

育苗移植用底付き鉢体

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JPH10178917A
JPH10178917A JP35628596A JP35628596A JPH10178917A JP H10178917 A JPH10178917 A JP H10178917A JP 35628596 A JP35628596 A JP 35628596A JP 35628596 A JP35628596 A JP 35628596A JP H10178917 A JPH10178917 A JP H10178917A
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Masashi Tanimura
正志 谷村
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Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底片とするための材料の無駄を解消した底付
き鉢体を提供する。 【解決手段】 二枚の紙シート10,11を合せて形成
され、展開することで六角筒状をなす鉢本体2の相対向
する側壁に、予めコ字形の切込を入れ、その切込により
形成された切片4,5を切起こして、それらの先端部を
耐水性接着剤6にて接合し、これを土抜け防止用の底片
3とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、展開することによ
り四角または六角筒状をなす育苗移植用鉢体に係り、特
に底部に土抜け防止用の底片を設けた底付き鉢体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙または紙のような薄膜を展
開することにより形成される四角または六角筒状の鉢体
内で育苗し、生育した苗を鉢体ごと移植することが広く
行われているが、鉢体の口径が大きい場合は、移植に際
しての取扱中に土抜けが発生し、移植後の生育に遅れを
来すことになる。
【0003】そこで従来、例えば特公平5−6号公報、
特開平7−31292号公報、特開平7−31293号
公報等には、展開することにより四角または六角筒状を
なす鉢体の相対向しまたは相隣接する側壁下に、予め延
長部を設けると共に、該延長部の先端部または側縁部同
士を耐水性接着剤で貼着し、展開に応じて該延長部を底
片とすることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報類に
記載の底付き鉢体によれば、何れも鉢体を形成する部分
以外に底片とする延長部が必要になるため、使用材料が
増加するばかりか、材料ロスが多く発生し、コスト負担
が増大するという問題があった。また、この種の鉢体
は、通常は扁平状態として取扱われるが、前記延長部の
存在により扁平状態での面積が拡大し、保管運搬にかか
るコストも増大するという問題があった。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、鉢体の形成
に必要な材料内で底片を形成し、もって使用材料の削減
並びに取扱性の向上に寄与する底付き鉢体を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、展開することにより四角または六角筒状を
なす育苗移植用鉢体において、相対向しまたは相隣接す
る側壁を高さ方向に切込んで形成した少なくとも2つの
切片の先端部同士を耐水性接着剤で貼着して、底片とす
るようにしたことを特徴とする。このように、側壁から
切起こした切片を底片として用いることで、材料的な無
駄がなくなり、しかも、底片が内部に納まるので、扁平
状態とした際の面積も縮小する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0008】図1乃至図3は、本発明の第1の実施の形
態を示したものである。これらの図において、1は、本
発明に係る底付き鉢体で、六角筒状の鉢本体2と鉢本体
2の内底部に設けられた複数の底片3とからなってい
る。底片3は、鉢本体2の相対向する側壁を切起こして
なる切片4,5の先端部同士を耐水性接着剤6で貼着し
て形成されている。切片4,5は、ここでは一つの側壁
に対して各2つ設けられおり、したがって鉢本体2の底
部は、二条の底片3を橋渡した透過構造となっている。
【0009】本第1の実施の形態において、上記底付き
鉢体1は連結片7にて相互に連結されて連続鉢8を形成
しており、その連続鉢8は、底付き鉢体1が密に集合す
るように重ね合されると共に、その相互間が水溶性接着
剤により貼着されて集合鉢9を形成している。集合鉢9
は、通常は扁平状態として保管され、使用時に左右方向
へ引張ることでハニカム状に展開し、この展開状態で各
底付き鉢体1内に培地を入れて播種することにより、集
中的に多数の苗を育成できる。一方、育苗時の灌水で水
溶性接着剤が溶解するので、育苗後、連続鉢8の一端を
引くと、図3に示すように重ね合された連続鉢8が相互
に分離して一列に引出され、適当な移植機を利用して、
底付き鉢体1を苗と一緒に連続に移植することが可能に
なる。
【0010】上記したように育苗移植に用いられる底付
き鉢体1は、その内底部に底片3を有しているので、前
記移植機に集合鉢9を移し替える際、あるいは移植機か
ら植付面に移送する際、底付き鉢体1の底から土抜けが
生じることはなく、底片3の周りの開口並びに切片4,
5の切起し跡としての開口を通じて根が伸びることと相
まって、移植された苗は順調に生長する。なお、切片
4,5の切起し跡としての開口からの土抜けは、底付き
鉢体1内に根が回っているので、ほとんど無視できる程
度となる。
【0011】ここで、上記連続鉢8は、耐腐性を有する
二枚の紙シート10,11を重ね合せて形成されてお
り、その二枚の紙シート10,11を耐水性接着剤6に
て貼着した接着部が前記連結片7として、連結片7の相
互間の非接着部が前記底付き鉢1としてそれぞれ供され
るようになっている。
【0012】上記した集合鉢9を製造するには、図4に
示すように、図示を略すロールから同期して二段に引出
した二枚の紙シート10,11に所定のピッチで一対の
コ字形切込12を入れ、前記底片3となる切片4,5を
形成する。続いて、何れか一方の紙シート10または1
1の合せ面に、所定のピッチで耐水性接着剤6を塗布し
て所定幅の塗膜面13を得、これと同時に、前記切片
4,5の先端部にも耐水性接着剤6を塗布して所定幅の
塗膜面14を得る。塗膜面13は前記連結片7に対応す
る部分、塗膜面13の相互間の非塗膜面15は底付き鉢
1に対応する部分であり、塗膜面13の一つと非塗膜面
15の一つとを一単位として、この単位を紙シート1
0,11の引出方向Aに連続に設定する。この時、所定
の単位数ごとに折返部16を設定すると共に、その折返
線16aに沿って耐水性接着剤6を塗布して狭幅の塗膜
面17を得る。
【0013】その後、二枚の紙シート10,11を重ね
合せる。この重ね合せにより、各塗膜面13、14、1
7の部分で二枚の紙シート10,11が接合し、底付き
鉢1を連結片7で連結した連続鉢8(図3)が完成す
る。次に、この連続鉢8の表面の、前記切込12を設け
た領域15′(図4)を除く部分に水溶性接着剤を塗布
し、続いてこの連続鉢8を、図5に示すように前記折返
線16aを境に左右交互に折返して積層し、積層体18
を得る。この積層体18は、集合鉢9の扁平状態を表
し、これを左右方向へ伸長すれば前記したようにハニカ
ム状に展開することになる。
【0014】なお、本第1の実施の形態における底片3
の数は任意であり、三条以上とすることができる。ま
た、この底片3を形成するための切片4,5は、鉢本体
2の相対向する側壁のみでなく、相隣接する側壁に設け
ても良いものである。
【0015】図6は、本発明の第2の実施の形態を示し
たものである。本第2の実施の形態としての底付き鉢体
21は、四角筒状の鉢本体22と鉢本体22の内底部に
設けられた複数の底片23とからなっている。底片23
は、鉢本体22の相隣接する側壁を切起こしてなる切片
24,25の先端部同士を耐水性接着剤26で貼着して
形成されている。切片24,25は、ここでは一つの側
壁に対して各2つ設けられおり、したがって鉢本体2の
底部は、二条の底片23を橋渡した透過構造となってい
る。
【0016】上記底付き鉢体21を製造するには、図7
に示すように、予めとじ代27を見込んだ一枚の紙シー
ト28を用意し、この紙シート28に前記切片24,2
5を形成するための切込29を所定のピッチで入れた
後、前記とじ代27および相対する切片24,25の先
端部に耐水性接着剤26を塗布し、その後、紙シート2
8を巻いて前記とじ代27にて袋閉じすると共に、相対
する切片24,25が重なるように扁平体30とすれば
完成する。
【0017】一方、上記した底付き鉢体21を集合させ
て集合鉢とするには、先ず図8に示すように、前記扁平
体30を1/2ピッチずつずらして水溶性接着剤を介し
て重ね合せて所定長さの連続体31となし、これとは別
に扁平体30の重ね方向を逆にした連続鉢31′を用意
する。次に、図9に示すように、扁平体30の重ね方向
を変更した連続体31および31′を交互に水溶性接着
剤を介して積層して積層体32とする。この積層体32
は、集合鉢の扁平状態を表し、これを左右方向へ引張れ
ば、前記四角筒状の底付き鉢体21(図6)が密に集合
した集合鉢(図示略)が展開することになり、底付き鉢
体21内に播種して集中的に育苗することができる。そ
して、育苗後は、水溶性接着剤の溶解により各底付き鉢
体21が容易に分離するので、底付き鉢体21ごとの移
植が可能になり、この時、底付き鉢体21の底片23が
土抜けを防ぎ、上記第1の実施の形態と同様に、移植さ
れた苗は順調に生長する。ここで、本第2の実施の形態
における底片23の数は任意であり、三条以上とするこ
とができる。
【0018】なお、上記第2の実施の形態における製造
方法をそのまま利用して、六角筒状の底付き鉢体を集合
させた集合鉢とすることができる。ただし、この場合
は、扁平体を1/3ピッチずつずらして重ね合せる必要
がある。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る底付き鉢体によれば、側壁から切起こした切片を底
片として用いるので、材料的な無駄がなくなり、しかも
底片が内部に納まるので、扁平状態とした際の面積が縮
小し、製造コストはもとより保管、輸送コストが著しく
低減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としての底付き鉢体
の構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示した底付き鉢体の平面図である。
【図3】底付き鉢体を構成要素とする連続鉢および集合
鉢の構造を示す斜視図である。
【図4】第1の実施の形態としての底付き鉢体の製造に
用いる紙シートに対する加工状態を示す平面図である。
【図5】連続鉢を積層して集合鉢とする工程を示す模式
図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態としての底付き鉢体
の構造を示す斜視図である。
【図7】図6に示した底付き鉢体の扁平状態を示す正面
図である。
【図8】図6に示した底付き鉢体を集合させて集合鉢を
得る途中工程を示す正面図である。
【図9】図6に示した底付き鉢体を集合させて集合鉢を
得る最終工程を示す模式図である。
【符号の説明】
1,21 底付き鉢体 2,22 鉢本体 3,23 底片 4,5,24,25 切片 6,26 耐水性接着剤 7 連結片 8 連続鉢 9 集合鉢

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展開することにより四角または六角筒状
    をなす育苗移植用鉢体において、相対向しまたは相隣接
    する側壁を高さ方向に切込んで形成した少なくとも2つ
    の切片の先端部同士を耐水性接着剤で貼着して、底片と
    したことを特徴とする育苗移植用底付き鉢体。
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