JPH10177842A - 陰極線管用蛍光面の作製方法 - Google Patents
陰極線管用蛍光面の作製方法Info
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- JPH10177842A JPH10177842A JP33860296A JP33860296A JPH10177842A JP H10177842 A JPH10177842 A JP H10177842A JP 33860296 A JP33860296 A JP 33860296A JP 33860296 A JP33860296 A JP 33860296A JP H10177842 A JPH10177842 A JP H10177842A
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- coating film
- color
- phosphor
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 超高精細なカラー蛍光面の作製を可能にす
る。 【解決手段】 パネル内面にPVA−ADC系の感光塗
膜を形成し、感光塗膜上に厚さ100Å〜300Åの金
属膜を形成する第1の工程と、金属膜に高圧を印加し、
マスクを介して電子線を照射して感光塗膜を選択的に露
光する第2の工程と、現像処理して感光塗膜による所定
パターンのレジスト層を形成する第3の工程を有するこ
とを特徴とする。
る。 【解決手段】 パネル内面にPVA−ADC系の感光塗
膜を形成し、感光塗膜上に厚さ100Å〜300Åの金
属膜を形成する第1の工程と、金属膜に高圧を印加し、
マスクを介して電子線を照射して感光塗膜を選択的に露
光する第2の工程と、現像処理して感光塗膜による所定
パターンのレジスト層を形成する第3の工程を有するこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精細度のカラー
陰極線管の蛍光面を作製するための、陰極線管用蛍光面
の作製方法に関する。
陰極線管の蛍光面を作製するための、陰極線管用蛍光面
の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー陰極線管における蛍光面、
例えば図6に示すようにパネル1の内面に赤(R)、緑
(G)及び青(B)の各色蛍光体ストライプ2R,2G
及び2Bを形成すると共に、各色蛍光体ストライプ2
R,2G及び2B間にカーボンストライプ(光吸収層)
3を形成したいわゆるブラックマトリックス型のカラー
蛍光面4は、次のようにして形成していた。
例えば図6に示すようにパネル1の内面に赤(R)、緑
(G)及び青(B)の各色蛍光体ストライプ2R,2G
及び2Bを形成すると共に、各色蛍光体ストライプ2
R,2G及び2B間にカーボンストライプ(光吸収層)
3を形成したいわゆるブラックマトリックス型のカラー
蛍光面4は、次のようにして形成していた。
【0003】まず、陰極線管のパネル1の内面に感光塗
膜、例えばPVA(ポリビニルアルコール)−ADC
(重クロム酸アンモニウム)系の感光塗膜を形成し、乾
燥後、色選別電極を光学用マスクとして紫外線露光し、
水洗等で現像処理して各色に対応した位置にストライプ
状のレジスト層を形成する。
膜、例えばPVA(ポリビニルアルコール)−ADC
(重クロム酸アンモニウム)系の感光塗膜を形成し、乾
燥後、色選別電極を光学用マスクとして紫外線露光し、
水洗等で現像処理して各色に対応した位置にストライプ
状のレジスト層を形成する。
【0004】次に、レジスト層を含む全面にカーボンス
ラリーを塗布し、乾燥後、反転現像し、即ちレジスト層
と共にその上のカーボン層をリフトオフし、所定パター
ンのカーボンストライプ3を形成する。
ラリーを塗布し、乾燥後、反転現像し、即ちレジスト層
と共にその上のカーボン層をリフトオフし、所定パター
ンのカーボンストライプ3を形成する。
【0005】次に、例えば緑色蛍光体スラリーを塗布
し、乾燥後、色選別電極を介して紫外線露光し、現像処
理して所定のカーボンストライプ3間に緑色蛍光体スト
ライプ2Gを形成し、以下同様にして、夫々他のカーボ
ンストライプ3間に青色蛍光体ストライプ2B及び赤色
蛍光体ストライプ2Rを形成して目的のカラー蛍光面4
が形成される。
し、乾燥後、色選別電極を介して紫外線露光し、現像処
理して所定のカーボンストライプ3間に緑色蛍光体スト
ライプ2Gを形成し、以下同様にして、夫々他のカーボ
ンストライプ3間に青色蛍光体ストライプ2B及び赤色
蛍光体ストライプ2Rを形成して目的のカラー蛍光面4
が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、高精
細度のカラー陰極線管の開発に伴い、高精細なカラー蛍
光面の作製が必要となってきた。従来の紫外線露光法で
は、微細パターンの形成に限界があり、特に、図6にお
けるピッチ(R,G,B3色蛍光体ストライプ2R,2
G及び2Bを組としたいわゆる1トリオピッチ)Pとし
て150μm以下の微細ピッチのカラー蛍光面を作製す
るのが困難であった。
細度のカラー陰極線管の開発に伴い、高精細なカラー蛍
光面の作製が必要となってきた。従来の紫外線露光法で
は、微細パターンの形成に限界があり、特に、図6にお
けるピッチ(R,G,B3色蛍光体ストライプ2R,2
G及び2Bを組としたいわゆる1トリオピッチ)Pとし
て150μm以下の微細ピッチのカラー蛍光面を作製す
るのが困難であった。
【0007】本発明は、上述の点に鑑み、高精細なカラ
ー蛍光面の作製を可能にした陰極線管用蛍光面の作製方
法を提供するものである。
ー蛍光面の作製を可能にした陰極線管用蛍光面の作製方
法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る陰極線管用
蛍光面の作製方法は、パネル内面にPVA−ADC系の
感光塗膜とその上に厚さ100Å〜300Åの金属膜を
形成し、金属膜に高圧を印加して電子線照射により感光
塗膜を選択的に露光する工程を有する。
蛍光面の作製方法は、パネル内面にPVA−ADC系の
感光塗膜とその上に厚さ100Å〜300Åの金属膜を
形成し、金属膜に高圧を印加して電子線照射により感光
塗膜を選択的に露光する工程を有する。
【0009】このようにPVA−ADC系の感光塗膜に
対して電子線露光を行うことにより、微線パターンの露
光が可能となり、高精細な蛍光面の作製ができる。金属
膜の膜厚を100Å〜300Åとすることにより、金属
膜の全面に均一に高圧が印加され、電子線照射でもチャ
ージアップせず、目的の位置に電子線を照射できる。同
時に、その後の水現像のときに感光塗膜側への水の浸透
が十分に行え、微細パターンの現像処理が可能となる。
対して電子線露光を行うことにより、微線パターンの露
光が可能となり、高精細な蛍光面の作製ができる。金属
膜の膜厚を100Å〜300Åとすることにより、金属
膜の全面に均一に高圧が印加され、電子線照射でもチャ
ージアップせず、目的の位置に電子線を照射できる。同
時に、その後の水現像のときに感光塗膜側への水の浸透
が十分に行え、微細パターンの現像処理が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る陰極線管蛍光面の作
製方法は、パネル内面にPVA−ADC系の感光塗膜を
形成し、この感光塗膜上に厚さ100Å〜300Åの金
属膜を形成する第1の工程と、金属膜に高圧を印加し
て、マスクを介して電子線を照射して感光塗膜を選択的
に露光する第2の工程を有する。
製方法は、パネル内面にPVA−ADC系の感光塗膜を
形成し、この感光塗膜上に厚さ100Å〜300Åの金
属膜を形成する第1の工程と、金属膜に高圧を印加し
て、マスクを介して電子線を照射して感光塗膜を選択的
に露光する第2の工程を有する。
【0011】本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法
は、上記第2の工程の後に、感光塗膜を現像処理して所
定パターンのレジスト層を形成する第3の工程と、全面
に光吸収塗膜を形成し、反転現像して所定パターンの光
吸収層を形成する第4の工程を有する。
は、上記第2の工程の後に、感光塗膜を現像処理して所
定パターンのレジスト層を形成する第3の工程と、全面
に光吸収塗膜を形成し、反転現像して所定パターンの光
吸収層を形成する第4の工程を有する。
【0012】本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法
は、上記第4の工程の後に、全面にPVA−ADC系の
感光塗膜を形成し、この感光塗膜上に厚さ100Å〜3
00Åの金属膜を形成する第5の工程と、金属膜に高圧
を印加し、マスクを介して電子線を照射して1つの色以
外の他の色に対応する位置の感光塗膜を選択的に露光す
る第6の工程と、現像処理して他の色に対応する位置に
レジスト層を形成する第7の工程と、全面に1つの色の
蛍光体スラリー塗膜を形成し、パネル外面より露光し、
反転現像する第8の工程を有して、第1色目の蛍光体層
を形成し、前記第6の工程から第8の工程までを繰り返
して第2色目及び第3色目の蛍光体層を形成する。
は、上記第4の工程の後に、全面にPVA−ADC系の
感光塗膜を形成し、この感光塗膜上に厚さ100Å〜3
00Åの金属膜を形成する第5の工程と、金属膜に高圧
を印加し、マスクを介して電子線を照射して1つの色以
外の他の色に対応する位置の感光塗膜を選択的に露光す
る第6の工程と、現像処理して他の色に対応する位置に
レジスト層を形成する第7の工程と、全面に1つの色の
蛍光体スラリー塗膜を形成し、パネル外面より露光し、
反転現像する第8の工程を有して、第1色目の蛍光体層
を形成し、前記第6の工程から第8の工程までを繰り返
して第2色目及び第3色目の蛍光体層を形成する。
【0013】以下、図面を参照して本発明による陰極線
管用蛍光面の作製方法の実施例を説明する。
管用蛍光面の作製方法の実施例を説明する。
【0014】本実施例は、前述と同様のブラックマトリ
ックス型のカラー蛍光面の作製に適用した場合である。
ックス型のカラー蛍光面の作製に適用した場合である。
【0015】図1〜図2はカーボンストライプを形成す
るまでの工程を示す。先ず、図1Aに示すように、陰極
線管のパネル11の内面にPVA−ADC系の感光塗膜
12を塗布形成し、乾燥後、図1Bに示すように、この
感光塗膜12上の全面に、金属膜、例えばAl膜13を
蒸着等により形成する。
るまでの工程を示す。先ず、図1Aに示すように、陰極
線管のパネル11の内面にPVA−ADC系の感光塗膜
12を塗布形成し、乾燥後、図1Bに示すように、この
感光塗膜12上の全面に、金属膜、例えばAl膜13を
蒸着等により形成する。
【0016】このAl膜13の膜厚tは、100Å〜3
00Åに設定される。ここで、厚さが100Åより薄く
なると、シート抵抗が大きくなりすぎて、後述の高圧を
印加したときに、全面均一に高圧を印加することが難し
くなり、電子線照射したときにチャージアップして電位
が不安定となり、電子線を目的の位置に照射することが
難しく、微細パターンの露光が出来ない。また、厚さが
300Åを越えるように厚くなりすぎると、後述の感光
塗膜12を水現像するときに水が感光塗膜12に浸透し
にくくなり、未露光部分が取り切れない。
00Åに設定される。ここで、厚さが100Åより薄く
なると、シート抵抗が大きくなりすぎて、後述の高圧を
印加したときに、全面均一に高圧を印加することが難し
くなり、電子線照射したときにチャージアップして電位
が不安定となり、電子線を目的の位置に照射することが
難しく、微細パターンの露光が出来ない。また、厚さが
300Åを越えるように厚くなりすぎると、後述の感光
塗膜12を水現像するときに水が感光塗膜12に浸透し
にくくなり、未露光部分が取り切れない。
【0017】次に、図1Cに示すように、色選別電極、
例えばアパーチャグリルをマスク14として、Al膜1
3に高圧を印加して、電子線15を照射し、赤(R)、
緑(G)及び青(B)の蛍光体ストライプを形成すべき
位置に対応した部分(斜線図示)17の感光塗膜12を
選択的に露光する(いわゆる電子線露光)。
例えばアパーチャグリルをマスク14として、Al膜1
3に高圧を印加して、電子線15を照射し、赤(R)、
緑(G)及び青(B)の蛍光体ストライプを形成すべき
位置に対応した部分(斜線図示)17の感光塗膜12を
選択的に露光する(いわゆる電子線露光)。
【0018】この電子線露光に際しては、内面に感光塗
膜12、Al膜13を形成し、且つマスク14を装着し
たパネル11を、図5に示すように、電子線露光装置4
0側のファンネル部41に気密的に配置し、内部を例え
ば10-5Torrに真空排気した後、電子銃42から電
子線15を照射し、この電子線15を偏向ヨーク43に
より水平、垂直方向に偏向させる。そして、R(赤)に
対応する電子線、G(緑)に対応する電子線、B(青)
に対応する電子線をもって露光するようになす。
膜12、Al膜13を形成し、且つマスク14を装着し
たパネル11を、図5に示すように、電子線露光装置4
0側のファンネル部41に気密的に配置し、内部を例え
ば10-5Torrに真空排気した後、電子銃42から電
子線15を照射し、この電子線15を偏向ヨーク43に
より水平、垂直方向に偏向させる。そして、R(赤)に
対応する電子線、G(緑)に対応する電子線、B(青)
に対応する電子線をもって露光するようになす。
【0019】次に、図1Dに示すように、水現像して、
露光されない部分の感光塗膜12を除去し、R(赤)、
G(緑)、B(青)の蛍光体ストライプに対応する位置
にレジスト層12Aを形成する。その後、このレジスト
層12Aに対して例えばタンニン酸溶液をかけて後、ア
ンモニアで中和する等して、硬膜処理を施す。
露光されない部分の感光塗膜12を除去し、R(赤)、
G(緑)、B(青)の蛍光体ストライプに対応する位置
にレジスト層12Aを形成する。その後、このレジスト
層12Aに対して例えばタンニン酸溶液をかけて後、ア
ンモニアで中和する等して、硬膜処理を施す。
【0020】次に、図2Eに示すように、全面にカーボ
ン塗膜18を形成し、乾燥後、図2Fに示すように、い
わゆる反転現像し、即ち、レジスト層12A、Al膜1
3と共にその上のカーボン塗膜18を除去し、所定パタ
ーンのカーボンストライプ18BLを形成する。これに
よってカーボンストライプ18BLの形成が完了する。
ン塗膜18を形成し、乾燥後、図2Fに示すように、い
わゆる反転現像し、即ち、レジスト層12A、Al膜1
3と共にその上のカーボン塗膜18を除去し、所定パタ
ーンのカーボンストライプ18BLを形成する。これに
よってカーボンストライプ18BLの形成が完了する。
【0021】図3〜図4は蛍光体ストライプを形成する
工程を示す。即ち、図3Aは上述のようにして内面に所
定パターンのカーボンストライプ18BLを形成したパ
ネル11を示す。このパネル11の内面に、図3Bに示
すように、再びPVA−ADC系の感光塗膜21を形成
し、その上に厚さ100Å〜300ÅのAl膜22を蒸
着等により形成する。
工程を示す。即ち、図3Aは上述のようにして内面に所
定パターンのカーボンストライプ18BLを形成したパ
ネル11を示す。このパネル11の内面に、図3Bに示
すように、再びPVA−ADC系の感光塗膜21を形成
し、その上に厚さ100Å〜300ÅのAl膜22を蒸
着等により形成する。
【0022】次に、図5の電子線露光装置40を用い、
図3Cに示すように、色選別電極のアパーチャグリルを
マスク14として、電子線15を照射して、例えば第1
色目のG(緑)以外の第2色目B(青)及び第3色目R
(赤)に対応する位置の部分(視線図示)23の感光塗
膜21を選択的に露光する(いわゆる電子線露光)。
図3Cに示すように、色選別電極のアパーチャグリルを
マスク14として、電子線15を照射して、例えば第1
色目のG(緑)以外の第2色目B(青)及び第3色目R
(赤)に対応する位置の部分(視線図示)23の感光塗
膜21を選択的に露光する(いわゆる電子線露光)。
【0023】次に、図3Dに示すように、水現像して、
電子線露光されない第1色目のG(緑)に対応する部分
を除去し、第2色目のB(青)及び第3色目のR(赤)
に対応する位置にレジスト層21Aを形成する。
電子線露光されない第1色目のG(緑)に対応する部分
を除去し、第2色目のB(青)及び第3色目のR(赤)
に対応する位置にレジスト層21Aを形成する。
【0024】次に、図4Eに示すように、全面に第1色
目の緑色蛍光体スラリー25を塗布し、乾燥後、パネル
11の外面から紫外線26を照射して、カーボンストラ
イプ18BL及びレジスト層21A以外の部分の緑色蛍
光体スラリー塗膜を選択的に露光する(いわゆる紫外線
による外面露光)。
目の緑色蛍光体スラリー25を塗布し、乾燥後、パネル
11の外面から紫外線26を照射して、カーボンストラ
イプ18BL及びレジスト層21A以外の部分の緑色蛍
光体スラリー塗膜を選択的に露光する(いわゆる紫外線
による外面露光)。
【0025】次に、図4Fに示すように、反転現像し、
即ちレジスト層21Aとその上の緑色蛍光体スラリー塗
膜25を除去し、第1のカーボンストライプ18BL間
に第1色目の緑色蛍光体ストライプ27Gを形成する。
そしてこの緑色蛍光体ストライプ27Gに硬膜処理を施
す。
即ちレジスト層21Aとその上の緑色蛍光体スラリー塗
膜25を除去し、第1のカーボンストライプ18BL間
に第1色目の緑色蛍光体ストライプ27Gを形成する。
そしてこの緑色蛍光体ストライプ27Gに硬膜処理を施
す。
【0026】次いで、上述の図3Bの工程から図4Fま
での工程を繰り返して、第2のカーボンストライプ18
BL間に青色蛍光体ストライプ27Bを形成し、また第
3のカーボンストライプ18BL間に赤色蛍光体ストラ
イプ27Rを形成し、図4Gに示すように目的の高精細
なカラー蛍光面28を作製する。
での工程を繰り返して、第2のカーボンストライプ18
BL間に青色蛍光体ストライプ27Bを形成し、また第
3のカーボンストライプ18BL間に赤色蛍光体ストラ
イプ27Rを形成し、図4Gに示すように目的の高精細
なカラー蛍光面28を作製する。
【0027】尚、電子線露光における露光条件は、次の
条件とすることができる。 カソード電流IK 250μA Al膜に印加する高圧HV 15KV 露光時間 カーボンストライプ作製、及び蛍光体スト
ライプ作製ともに15sec
条件とすることができる。 カソード電流IK 250μA Al膜に印加する高圧HV 15KV 露光時間 カーボンストライプ作製、及び蛍光体スト
ライプ作製ともに15sec
【0028】上述の実施例によれば、PVA−ADC系
の感光塗膜12,21を用い、電子線露光によって、微
細ピッチの所定パターンのレジスト層12A,21Aの
形成が可能となり、これによって、ピッチが150μm
以下の超高精細なカラー蛍光面28を作製することがで
きる。そしてAl膜13,22の膜厚tを100Å〜3
00Åとすることにより、Al膜13,22の全面に均
一に高圧を印加でき、電子線照射時のチャージアップを
防止して良好な微細パターンの露光を可能にすると共
に、水現象を可能とするものである。
の感光塗膜12,21を用い、電子線露光によって、微
細ピッチの所定パターンのレジスト層12A,21Aの
形成が可能となり、これによって、ピッチが150μm
以下の超高精細なカラー蛍光面28を作製することがで
きる。そしてAl膜13,22の膜厚tを100Å〜3
00Åとすることにより、Al膜13,22の全面に均
一に高圧を印加でき、電子線照射時のチャージアップを
防止して良好な微細パターンの露光を可能にすると共
に、水現象を可能とするものである。
【0029】尚、本実施例に係る電子線露光ではPVA
−ADC系感光膜が適しており、その他の例えばPVP
(ポリビニルピロリドン)−DAS(4,4′−ジアジ
トスチルベン−2,2′−ジスルホン酸ナトリウム)系
の感光塗膜等は電子線露光に不適であった。
−ADC系感光膜が適しており、その他の例えばPVP
(ポリビニルピロリドン)−DAS(4,4′−ジアジ
トスチルベン−2,2′−ジスルホン酸ナトリウム)系
の感光塗膜等は電子線露光に不適であった。
【0030】上例ではストライプ状蛍光体によるカラー
蛍光面の作製に適用しが、その他、ドット状蛍光体スト
ライプによるカラー蛍光面の作製にも適用できる。
蛍光面の作製に適用しが、その他、ドット状蛍光体スト
ライプによるカラー蛍光面の作製にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方
法によれば、PVA−ADC系の感光塗膜と、電子線露
光とを用いることにより微細パターンのレジスト層の形
成が可能となる。
法によれば、PVA−ADC系の感光塗膜と、電子線露
光とを用いることにより微細パターンのレジスト層の形
成が可能となる。
【0032】この工程を利用することにより、微細パタ
ーンの光吸収層の形成、更には微細パターンの蛍光体層
の形成が可能になる。従って、ピッチ150μm以下の
超高精細なカラー蛍光面の作製が容易に行える。
ーンの光吸収層の形成、更には微細パターンの蛍光体層
の形成が可能になる。従って、ピッチ150μm以下の
超高精細なカラー蛍光面の作製が容易に行える。
【図1】A 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法
の工程図(特にカーボンストライプの作製)である。 B 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特にカーボンストライプの作製)である。 C 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特にカーボンストライプの作製)である。 D 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特にカーボンストライプの作製)である。
の工程図(特にカーボンストライプの作製)である。 B 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特にカーボンストライプの作製)である。 C 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特にカーボンストライプの作製)である。 D 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特にカーボンストライプの作製)である。
【図2】E 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法
の工程図(特にカーボンストライプの作製)である。 F 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特にカーボンストライプの作製)である。
の工程図(特にカーボンストライプの作製)である。 F 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特にカーボンストライプの作製)である。
【図3】A 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法
の工程図(特に蛍光体ストライプの作製)である。 B 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。 C 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。 D 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。
の工程図(特に蛍光体ストライプの作製)である。 B 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。 C 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。 D 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。
【図4】E 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法
の工程図(特に蛍光体ストライプの作製)である。 F 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。 G 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。
の工程図(特に蛍光体ストライプの作製)である。 F 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。 G 本発明に係る陰極線管用蛍光面の作製方法の工程図
(特に蛍光体ストライプの作製)である。
【図5】本発明に適用される露光装置の概略図である。
【図6】ブラックマトリックス型カラー蛍光面の断面図
である。
である。
11 パネル、12,21 PVA−ADC系感光塗
膜、13,22 Al膜、14 マスク(色選別電
極)、15 電子線露光、18 カーボン塗膜、18B
L カーボンストライプ、25 緑色蛍光体スラリー、
26 紫外線露光、27G 緑色蛍光体ストライプ、2
7B 青色蛍光体ストライプ、27R 赤色蛍光体スト
ライプ
膜、13,22 Al膜、14 マスク(色選別電
極)、15 電子線露光、18 カーボン塗膜、18B
L カーボンストライプ、25 緑色蛍光体スラリー、
26 紫外線露光、27G 緑色蛍光体ストライプ、2
7B 青色蛍光体ストライプ、27R 赤色蛍光体スト
ライプ
Claims (3)
- 【請求項1】 パネル内面にPVA−ADC系の感光塗
膜を形成し、該感光塗膜上に厚さ100Å〜300Åの
金属膜を形成する第1の工程と、 前記金属膜に高圧を印加し、マスクを介して電子線を照
射して前記感光塗膜を選択的に露光する第2の工程を有
することを特徴とする陰極線管用蛍光面の作製方法。 - 【請求項2】 前記第2の工程の後、 前記感光塗膜を現像処理して所定パターンのレジスト層
を形成する第3の工程と、 全面に光吸収塗膜を形成し、反転現像して所定パターン
の光吸収層を形成する第4の工程を有することを特徴と
する請求項1に記載の陰極線管用蛍光面の作製方法。 - 【請求項3】 前記第4の工程の後、 全面にPVA−ADC系の感光塗膜を形成し、該感光塗
膜上に厚さ100Å〜300Åの金属膜を形成する第5
の工程と、 前記金属膜に高圧を印加し、マスクを介して電子線を照
射して1つの色以外の他の色に対応する位置の感光塗膜
を選択的に露光する第6の工程と、 現像処理して他の色に対応する位置にレジスト層を形成
する第7の工程と、 全面に1つの色の蛍光体スラリー塗膜を形成し、パネル
外面より露光し、反転現像する第8の工程を有して、第
1色目の蛍光体層を形成し、 前記第6の工程から第8の工程までを繰り返して第2色
目及び第3色目の蛍光体層を形成することを特徴とする
請求項2に記載の陰極線管用蛍光面の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33860296A JPH10177842A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 陰極線管用蛍光面の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33860296A JPH10177842A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 陰極線管用蛍光面の作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10177842A true JPH10177842A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18319725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33860296A Pending JPH10177842A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 陰極線管用蛍光面の作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10177842A (ja) |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP33860296A patent/JPH10177842A/ja active Pending
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