JPH10176946A - 溶融物のレベル計測装置 - Google Patents

溶融物のレベル計測装置

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Publication number
JPH10176946A
JPH10176946A JP35380996A JP35380996A JPH10176946A JP H10176946 A JPH10176946 A JP H10176946A JP 35380996 A JP35380996 A JP 35380996A JP 35380996 A JP35380996 A JP 35380996A JP H10176946 A JPH10176946 A JP H10176946A
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JP
Japan
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melting furnace
melt
level
electrode
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Pending
Application number
JP35380996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Maki
宏 牧
Tetsuo Akashi
哲夫 明石
Hirotsugu Suguro
洋次 勝呂
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融炉内の溶融物の上面レベル計測装置にお
けるレベル計測専用の電源を不要とすることにより、コ
ストを低減し、保守を容易化する。 【解決手段】 焼却灰を溶融炉1内に収容し、溶融炉1
内に設けられた電極2間に焼却灰を介して通電を行うこ
とにより発生するジュール熱で焼却灰を溶融する溶融炉
1内の溶融物10の上面レベルを計測する装置におい
て、溶融物10の上面に対して接離自在に溶融炉1外で
案内支持される検出部材3を有し、少なくとも一つの電
極2と検出部材3とが溶融炉1外で電流検出計7を介し
て接続され、検出部材3が降下して先端にて溶融物10
に接触した際の、電流検出計7に流れる電流の検出時に
検出部材3の高さ方向の位置を計測する計測装置8を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極間に通電して
焼却灰を溶融する溶融炉内の溶融物の上面レベルを計測
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融炉では、炉内の溶融物の上面レベル
を計測して知る必要がある。その理由の一つは、例え
ば、溶融炉の内壁が全て耐熱材で被覆されているわけで
はなく、上部が被覆されていないので、レベルが所定以
上に上がらないようにするためである。
【0003】溶融物のレベル計測装置として、従来、例
えば特開平7−12621号公報に開示されたもの(以
下、従来例と称する)が知られている。この溶融物のレ
ベル計測装置は、溶融炉内に昇降自在に配置された二本
の棒状の検出部材と、この二本の検出部材の間を炉外で
接続したケーブル上に設けられた電源と抵抗と電流検出
計とから構成されている。
【0004】この従来例では、次のようにしてレベルを
計測する。
【0005】二本の検出部材を降下させ、溶融物に接触
させて、二本の検出部材間が溶融物を介して電気的に接
続される。これにより、一方の検出部材、溶融物、他方
の検出部材、ケーブル、一方の検出部材からなる閉回路
が形成される。この閉回路に電源の電流が流れ、その電
流を電流検出計が検出する。その電流検出時の検出部材
の高さ方向の位置からレベルを計測する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例によると、レベル計測装置に専用の電源が特別に必
要なので、コスト、保守などの点で好ましくない。
【0007】本発明は、このような従来例の問題点を解
消するためなされたものである。
【0008】本発明の目的は、レベル計測専用の電源を
不要とすることにより、コストを低減し、また保守を容
易化したレベル計測装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、焼却灰を溶融炉内に収容し、該溶融炉内
に設けられた電極間に上記焼却灰を介して通電を行うこ
とにより発生するジュール熱で焼却灰を溶融する溶融炉
内の溶融物の上面レベルを計測する装置において、溶融
物の上面に対して接離自在に溶融炉外で案内支持される
検出部材を有し、少なくとも一つの電極と上記検出部材
とが溶融炉外で電流検出計を介して接続され、検出部材
が降下して先端にて溶融物に接触した際の、上記電流検
出計に流れる電流の検出時に検出部材の高さ方向の位置
を計測する計測装置を備えている。この溶融物のレベル
計測装置は、溶融用の電極と検出部材との間に流れる電
流の電源として、既存の電源、すなわち溶融用の電極に
電気を供給する電源を用いる。
【0010】検出部材を降下して溶融物に接触すると、
この検出部材と溶融用の電極との間に溶融物を介して電
流が流れて、それが電流計により検出される。その際の
検出部材の高さ方向の位置から溶融物の上面レベルを計
測する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を添付図面を参照して説明する。
【0012】図1には、本発明の溶融物のレベル計測装
置の一実施形態が示されている。
【0013】この溶融物のレベル計測装置は、溶融炉1
内の焼却灰をジュール熱で溶融する電極2と、溶融物1
0の上面に対して接離自在に溶融炉1外で案内支持され
た一本の検出部材3と、電極2と検出部材3とを溶融炉
1外で接続したケーブル4上に設けられたブレーカ5と
抵抗6と電流検出計7と、検出部材3の高さ方向の位置
を計測する計測装置8とを備えて構成されている。
【0014】ここで、溶融炉1は、本発明では、焼却炉
(図示省略)で生じた焼却灰を溶融処理することに用い
る。さらに本発明の溶融炉1は、電気溶融方式、つまり
複数本の電極2の間に焼却灰を介して通電し、ジュール
熱で焼却灰を溶融する型のものをいう。
【0015】この溶融用の電極2に供給される電流とし
て、本実施形態では、三相交流を用いている。電極2
は、三相の各相ごとに一本、計三本が真上からみて周方
向に等間隔で配置されている(図1には、そのうち1本
だけが示されている)。これら三本の電極2は、三相交
流の電源(図示省略)に電気的に接続されている。本発
明では、この溶融用の電極2に電気を供給する電源をレ
ベル計測用に利用している。
【0016】しかしながら、本発明において、電極2の
電源は本実施形態の三相交流に限らず、その他の交流、
あるいは直流でもよい。
【0017】また、検出部材3は、駆動機構9により、
鉛直高さ方向に降下または上昇可能に駆動されるように
なっている。検出部材3は、導電性素材からなり、電極
2との間で溶融物10を介して通電可能となっている。
検出部材3は、本実施形態では、鋼管からなる。また特
に、中空室(図示省略)が形成され、その中に冷却水を
収容して水冷し、耐熱性をもたせている。
【0018】駆動機構9は、本実施形態では、エア圧に
より検出部材3を上下動するようになっている。駆動機
構9は、検出部材3を把持すると共に鉛直方向に案内さ
れて上下動可能に設けられた昇降部材11と、この昇降
部材11をエア圧を用いて上下方向に移動させる作動部
12とからなる。作動部12は、上動ソレノイド13と
下動ソレノイド14とが設けられている。これら上動ソ
レノイド13と下動ソレノイド14は、検出部材3の上
動または下動の切換えを行うものである。検出部材3の
駆動方式は、エア圧に限定されず、適宜選択すればよ
い。
【0019】また、ケーブル4は、操作盤15を横切っ
て設けられている。操作盤15の中で、ケーブル4は、
ブレーカ5と、抵抗6と、電流検出計7とが接続されて
いる。操作盤15の中には、この他に、電流検出計7が
所定以上の電流が流れたことを検出するとONする電流
計接点16と、この電流計接点16がONすると点灯す
る表示灯17とが設けられている。
【0020】ブレーカ5は、ケーブル4を入または切す
るものである。
【0021】電流検出計7は、ケーブル4に所定以上の
電流が流れたことを検出することにより、検出部材3が
溶融物10に接触したことを検知するようになってい
る。検出部材3と電極2とは一方でケーブル4を介して
電気的に接続されており、検出部材3が降下して溶融物
10の上面に接触すると、検出部材3と電極2との間が
溶融物10を介して電気的に接続される。すると、電極
2、溶融物10、検出部材3、ケーブル4、電極2とい
う閉回路が形成される。この閉回路に電極2から電流が
流れる。
【0022】操作盤15には、この他に、上動接点18
および下動接点19が設けられており、検出部材3の駆
動機構9に上動信号または下動信号を供給するようにな
っている。この上動接点18および下動接点19は、ケ
ーブル4とは別系統に設けられているので、ブレーカ5
が切となっても、それとは無関係に動作する。また、上
動接点18と下動接点19とが共にOFFとなると、検
出部材3は停止する。
【0023】また、計測装置8は、本実施形態では、ス
ケールを兼ねた検出部材3からなる。検出部材3は、長
さ方向に目盛り(図示省略)が表示され、スケールとな
っている。
【0024】溶融物10の上面レベル値を知る方法とし
て、本実施形態では機械式のスケールとしたが、これに
限らず、例えば検出部材3の変位量を電気量に変換して
から表示する電気式としてもよい。
【0025】本レベル計測装置の動作は、原則としてシ
ーケンス制御される。しかしながら、検出部材3が溶融
物10の上面に接触して停止し、操作員が検出部材3の
変位量をスケールで確認した後に検出部材3を上動する
上動接点18のON動作は、手動で行うようになってい
る。これは、操作員の目視によるスケール確認動作を間
違いなく行うようにするためである。
【0026】上述した溶融物のレベル計測装置による
と、次に述べるように、溶融物10の上面レベル値を計
測する。
【0027】ブレーカ5を入に切り換えて、検出部材3
を降下させる。検出部材3の先端が溶融物10の上面に
接触すると、検出部材3と電極2との間が溶融物10を
介して電気的に接続される。したがって、電極2、溶融
物10、検出部材3、ケーブル4、電極2という閉回路
が形成される。この閉回路に、電極2から電流が流れ
る。その結果、電流検出計7に所定以上の電流が流れ
て、電流計接点16をONする。電流計接点16がON
すると、表示灯17が点灯すると共に、検出部材3が停
止する。操作員は、表示灯17の点灯を確認すると、目
視で検出部材3のスケールを読み取り、溶融物10の上
面レベルを知る。次いで、操作員は、手動により上動接
点18をONし、検出部材3を上動させ、溶融物10の
上方に引き上げる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明の溶融物のレベル計
測装置によると、溶融物の上面に接触した検出部材と溶
融用の電極との間に溶融物を介して電流が流れる際の検
出部材の高さ方向の位置から溶融物の上面レベルを計測
する。
【0029】すなわち、溶融用の電極に電気を供給する
電源をレベル計測に用いる。したがって、レベル計測専
用の電源を不要とでき、コストを低減でき、また保守を
容易化できる。
【0030】また、溶融用の電極が一方の検出部材を兼
ねるので、この点でも、構造を簡素化でき、コスト低減
と保守の容易化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融物のレベル計測装置の一実施形態
を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 溶融炉 2 電極 3 検出部材 4 ケーブル 7 電流検出計 8 計測装置 9 検出部材の駆動機構 10 溶融物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却灰を溶融炉内に収容し、該溶融炉内
    に設けられた電極間に上記焼却灰を介して通電を行うこ
    とにより発生するジュール熱で焼却灰を溶融する溶融炉
    内の溶融物の上面レベルを計測する装置において、溶融
    物の上面に対して接離自在に溶融炉外で案内支持される
    検出部材を有し、少なくとも一つの電極と上記検出部材
    とが溶融炉外で電流検出計を介して接続され、検出部材
    が降下して先端にて溶融物に接触した際の、上記電流検
    出計に流れる電流の検出時に検出部材の高さ方向の位置
    を計測する計測装置を備えていることを特徴とする溶融
    物のレベル計測装置。
JP35380996A 1996-12-18 1996-12-18 溶融物のレベル計測装置 Pending JPH10176946A (ja)

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JPH10176946A true JPH10176946A (ja) 1998-06-30

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