JPH10175558A - パワーステアリング制御弁 - Google Patents

パワーステアリング制御弁

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JPH10175558A
JPH10175558A JP9338632A JP33863297A JPH10175558A JP H10175558 A JPH10175558 A JP H10175558A JP 9338632 A JP9338632 A JP 9338632A JP 33863297 A JP33863297 A JP 33863297A JP H10175558 A JPH10175558 A JP H10175558A
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orifice
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Daniel J Strong
ダニエル・ジェイ・ストロング
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    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/08Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used
    • B62D5/083Rotary valves
    • B62D5/0837Rotary valves characterised by the shape of the control edges, e.g. to reduce noise
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
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    • Y10T137/86638Rotary valve
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーステアリング装置用油圧流体制御弁の
コア及びスリーブのランド及び溝が構成するオリフィス
を通る油圧流体が発生するノイズを減少する。 【解決手段】 パワーステアリング装置(10)用の油
圧流体制御弁(18)は、相対的に回転自在の第1及び
第2の弁部材(60、62)を有し、これらの弁部材
は、これらの弁部材(60、62)の間に油圧流体を差
し向けてこれを入口ポート(78)から戻しポート(1
08)まで流す。弁部材(60、62)は、これらの弁
部材(60、62)が中立位置から相対的に回転したと
きに拡大するオリフィス(110)及び制限するオリフ
ィス(110)を構成するための手段を有する。一対の
制限オリフィス(110b、110c)が入口ポート
(78)と戻しポート(108)との間に並列に配置さ
れている。これらのオリフィス(110b、110c)
は、弁部材(60、62)が中立位置から相対的に回転
したとき、制限を同時に開始し、その後、食い違った時
間に、完全制限状態又は実質的完全制限状態に達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーステアリン
グ装置用油圧流体制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のパワーステアリング装置用油圧流
体制御弁は、弁スリーブ内で回転自在の弁コアを有す
る。コア及びスリーブは、ポンプと、リザーバと、油圧
モータの両側の一対の流体チャンバとの間で弁を通って
流れる油圧流体の圧力を制御する。コア及びスリーブが
中立位置にあるとき、両側の流体チャンバ内の油圧流体
の圧力は等しい。コア及びスリーブを中立位置から回転
させると、コア及びスリーブの複数のランド及び溝が協
働し、両側の流体チャンバのうちの一方のチャンバ内の
油圧流体の圧力を上昇し、これによってステアリング装
置で油圧式パワーステアリング補助を提供する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コア
及びスリーブのランド及び溝が構成するオリフィスを通
る油圧流体が発生するステアリング装置のノイズを減少
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、装置
は、相対的に回転自在の第1及び第2の弁部材を有し、
これらの弁部材は、その間に油圧流体を差し向けてこれ
を入口ポートから戻しポートまで流す。弁部材は、これ
らの弁部材が中立位置から相対的に回転したときに拡大
するオリフィス及び制限するオリフィスを構成する。
【0005】一対の制限オリフィスが入口ポートと戻し
ポートとの間に並列に配置されている。これらのオリフ
ィスは、弁部材が中立位置から相対的に回転したとき、
制限を同時に開始し、その後、食い違った時間に、完全
制限状態又は実質的完全制限状態に達する。
【0006】本発明に従って形成された弁は、油圧流体
がオリフィスを通って流れるとき、比較的低レベルのノ
イズを発生する。ノイズは、特定のオリフィスが本発明
に従って可変速度で制限を行うことによって、比較的低
レベルに維持される。
【0007】本発明のこの他の特徴は、以下の説明を添
付図面を参照して読むことにより、本発明が属する技術
分野の当業者に更に明らかになるであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例を構成す
る油圧式パワーステアリング装置10を図1に示す。ス
テアリング装置10は、ハウジング12、細長いステア
リングラック14、及び入力シャフト16含む油圧補助
ラックアンドピニオンステアリング装置である。図1に
概略に示すように、ステアリング装置10は、ハウジン
グ12内に収容された油圧流体制御弁18を更に有す
る。
【0009】ラック14は、ハウジング12の下部分2
0を通って長さ方向に水平方向軸線21に沿って延びて
おり、ハウジング12に対して軸線21に沿って移動す
るように支持されている。ステアリング装置10を車輛
に設置するとき、ステアリング装置10を車輛の一対の
操舵可能なホイールに連結するステアリングリンクにラ
ックの両端(図示せず)を連結する。
【0010】入力シャフト16は、ハウジング12の上
部分22から別の軸線23に沿って外方に突出してお
り、車輛のハンドルの回転に応じて軸線23を中心とし
て回転できる。ステアリング装置10は、軸線23を中
心とした入力シャフトの回転に応じてラック14を軸線
21に沿って移動するように作動する。かくして、ステ
アリング装置は、ハンドルの回転に応じてステアリング
リンクを動かし、車輛のホイールの操舵を行う。
【0011】ステアリング装置10のこの他の部品に
は、ピニオンギヤ24及びピストン26が含まれる。ピ
ニオンギヤ24は、トーションバー28によって入力シ
ャフト16に連結されており、ラック14の一列のラッ
ク歯30と噛み合い係合した状態で軸線23を中心とし
て回転するように支持されている。下ハウジング部分2
0の管状区分32はパワーシリンダとして機能する。ピ
ストン26は、パワーシリンダ32内のラック14に固
定されている。一対の可変容積油圧流体チャンバ34及
び36がパワーシリンダ32内でピストン26の両側に
配置されている。
【0012】弁18は、第1二方向導管40を通してパ
ワーシリンダ32の第1チャンバ34と連通している。
弁18は、更に、第2二方向導管42を通してパワーシ
リンダ32の第2チャンバ36と連通している。図1に
概略に示すように、弁18は、油圧流体を入口導管48
を通してリザーバ44及びポンプ46から受け入れる。
ポンプ46は、流れを変化させる(flow-varying)ポン
プでよく、電動モータ又は車輛のエンジンで駆動でき
る。出口導管50は、油圧流体を弁18からリザーバ4
4に排出する。
【0013】弁18は、車輛のハンドルによる入力シャ
フト16の回転に応じて作動する。入力シャフト16を
ハンドルで軸線23を中心として第1方向に回転させた
とき、入力シャフトはピニオンギヤ24に対して僅かに
回転する。トーションバー28が撓み、ピニオンギヤ2
4に対する入力シャフト16のこのような回転が可能と
なる。弁18は、結果的な回転変位に対し、この弁18
を通って入力導管48から第1二方向流れ導管40まで
延びる油圧流体流路を開放することによって、応答す
る。弁18は、これと同時に、第2二方向流れ導管42
から弁18を通って出口導管50まで延びる油圧流体流
路を開放する。このようにして、弁18は、ポンプ46
をパワーシリンダ32の第1チャンバ34と連通させて
第1チャンバ34を加圧すると同時に、パワーシリンダ
32の第2チャンバ36をリザーバ44と連通し、第2
チャンバ36を排液する。この結果発生したポンプ46
からの油圧流体の流れ、及びピストン26の前後に作用
する油圧流体圧力差により、ピストン26及びラック1
4を軸線21に沿って図1で見て右方に移動する。これ
により、ステアリングリンクが車輛のホイールを第1方
向に操舵する。
【0014】ラックがピストン26とともに軸線21に
沿って移動するとき、ピニオンギヤ24がラック歯30
と噛み合い係合した状態で回転する。かくして、ピニオ
ンギヤ24は入力シャフト16に対して軸線23を中心
として追従的に回転し、ピニオンギヤ24と入力シャフ
ト16との間の回転変位を相殺する。弁18は、前に開
放していた油圧流体流路を閉鎖することによって応答す
る。これにより、ピストン26に作用するパワーシリン
ダ32の第1及び第2のチャンバ34及び36内の油圧
流体圧力が均衡し、軸線21に沿ったピストン26及び
ラック14の移動が停止する。
【0015】車輛のホイールを反対方向に操舵しようと
する場合には、入力シャフト16をハンドルで軸線23
を中心として反対方向に回転する。この場合も、トーシ
ョンバー36が撓んだときに入力シャフト16がピニオ
ンギヤ24に対して僅かに回転する。弁18は、第2チ
ャンバ36を加圧すると同時に第1チャンバ34を排液
することによって応答する。この場合、ピストン26及
びラック14は、図1で見て左方に軸線方向に移動す
る。その結果、ピニオンギヤ24が入力シャフト16に
対して追従的に回転することによって、弁18が、この
場合も、パワーシリンダ32の二つのチャンバ34及び
36内の油圧流体の圧力を均衡させる。かくして、ステ
アリング装置10は、ハンドル及び入力シャフト16の
回転方向及び回転量と対応する方向及び量で車輛のホイ
ールを操舵する。
【0016】図2に示すように、弁18は弁コア60及
び弁スリーブ62を有する。コア60及びスリーブ62
は、両方とも、軸線23上に中心を持つ全体に円筒形形
状を有する。コア60は、入力シャフト16(図1参
照)の一区分によって構成される。スリーブ62は、ピ
ニオンギヤ24(図1参照)の上端に連結されている。
従って、コア60及びスリーブ62は、入力シャフト1
6及びピニオンギヤ24を互いに対して回転するとき、
互いに対して回転する。以下に詳細に説明するように、
コア60及びスリーブ62は、このとき、弁18を通過
する流路を特定の流路が相対的に制限されるように変化
させる。これによって、図1を参照して上文中に説明し
たように、加圧油圧流体の流れを、弁18を通して、ポ
ンプ46とパワーシリンダ32のチャンバ34及び36
との間に差し向ける。
【0017】スリーブ62は、コア60の周りで周方向
に延びる半径方向内周64を有する。スリーブ62の内
周64は、周方向に間隔が隔てられた複数のランド及び
溝が構成する凹凸のある輪郭を有する。特定的には、ス
リーブ62は、軸線23を中心として互いから周方向に
等間隔に離間された6個のランド71、72、73、7
4、75、及び76を有する。スリーブ62は、更に、
6個の溝81、82、83、84、85、及び86を有
し、これらの溝の各々は、対をなした隣接したランド間
で周方向に配置されている。
【0018】スリーブ62を通って半径方向内方に延び
る3つの入口ポート78が、第1ランド71、第3ラン
ド73、及び第5ランド75のところに配置されてい
る。図2に概略に示すように、入口ポート78は、油圧
流体をポンプ46から受け取る。
【0019】更に、図2に概略に示すように、スリーブ
62の溝81−86は、パワーシリンダ32の流体チャ
ンバ34及び36と連通している。第1溝81、第3溝
83、及び第5溝85は、ピストン26の図2で見て右
側のチャンバ36と連通している。第2溝82、第4溝
84、及び第6溝86は、ピストン26の左側にある他
方のチャンバ34と連通している。
【0020】コア60もまた、複数のランド及び溝が構
成する凹凸のある輪郭を有する。これらは、6個のラン
ド91−96及び6個の溝101−106を含む。コア
60のランド91−96は、スリーブ62の溝81−8
6と半径方向に向き合って配置されている。コア60の
溝101−106は、スリーブ62のランド71−76
と半径方向に向き合って配置されている。従って、ラン
ド71−76及び91−96の隣接した隅部が溝81−
86と溝101−106との間にオリフィス110を構
成する。コア60の溝102、104、及び106は、
コア60内の戻りポートシステム108の対応する枝管
を通してリザーバ44(図1参照)と連通している。
【0021】操舵操作が行われていない場合には、コア
60及びスリーブ62は図2に示す中立位置に配置され
ている。この場合、油圧流体は入口ポート78から、溝
101−106、溝81−86、及びオリフィス110
を通って戻しポートシステム108に流入する。この流
れは、ポンプ46とリザーバ44との間の圧力降下によ
る。しかしながら、操舵操作が行われていない場合に
は、パワーシリンダ32のチャンバ34と36との間に
は圧力差がない。従って、右チャンバ36と連通した溝
81、83、及び85からなる組と左チャンバ34と連
通した溝82、84、及び86からなる組との間には圧
力差がない。
【0022】車輛のハンドル及び入力シャフト16(図
1参照)を右に廻すと、コア60が弁スリーブ62に対
して図2及び図3で見て時計廻り方向に回転する。この
場合、12個のオリフィス110のうちの6個が拡大
し、他の6個のオリフィスが制限される。これにより、
パワーシリンダ32の右チャンバ36と連通した溝8
1、83、及び85からなる組内の油圧流体圧力を上昇
させると同時に左チャンバ34と連通した溝82、8
4、及び86からなる組内の油圧流体圧力を低下させ
る。かくして、入口ポート78から戻しポートシステム
108まで延びる油圧流体流れの小さな部分が溝81、
83、及び85を通って右チャンバ36に変向される。
これと同時に、油圧流体の同じ流れが左チャンバ34か
ら他方の溝82、84、及び86に排液される。この
際、ピストン26及びラック14が図3で見て左方に移
動する。これによって、車輛の操舵可能なホイールをス
テアリングリンクで右方に廻す。
【0023】図4の拡大図に示すように、拡大する一つ
のオリフィスは、コア60を図2の中立位置から図3の
シフト位置まで回転させたときに制限される二つのオリ
フィス110から区別される。特定的には、拡大オリフ
ィスの1つに図4で参照番号110aが附してある。隣
接した対をなす制限オリフィス110には、参照番号1
10b及び110cが附してある。これらの制限オリフ
ィス110b及び110cは、入口ポート78と戻しポ
ートシステム108との間に並列に配置されている。本
発明によれば、コア60のランド91及び92は、コア
60を図2の中立位置から図3のシフト位置まで回転し
たとき、制限オリフィス110b及び110cが、制限
を同時に開始し、その後、完全制限状態に時間的にずれ
て到達するように形成されている。
【0024】第4図の第1制限オリフィス110bを図
5に拡大し且つ詳細に示す。この図では、コア60及び
スリーブ62は中立位置で示してある。オリフィス11
0bは、コア60の第1ランド91とスリーブ62の第
2ランド72との間の隙間である。
【0025】図5に示すように、コア60の第1ランド
91は、円筒形表面120を有する。円筒形表面120
は、回転軸線23上に中心を持つ円形の半径方向輪郭を
持ち(図2、図3、及び図4参照)、隣接した溝102
の側方のランド91の隅部122から周方向に延びてい
る。
【0026】図4の第2制限オリフィス110cを図6
に更に拡大し且つ詳細に示す。この図では、コア60及
びスリーブ62は、中立位置で示してある。オリフィス
110cは、コア60の第2ランド92とスリーブ62
の第3ランド73との間の隙間である。
【0027】コア60の第2ランド92もまた、軸線2
3上に中心を持つ円形の半径方向輪郭を持つ円筒形表面
130を有する。しかしながら、第2ランド92は、円
筒形表面130から半径方向内方に傾斜した平らなエッ
ジ面即ち切子面132を更に有する。この切子面は、円
筒形表面130から、隣接した溝103の側方にあるラ
ンド92の隅部134まで延びている。かくして、オリ
フィス110cの側方の第2ランドのテーパした輪郭
は、オリフィス110bの側方の第1ランド91のテー
パしていない輪郭とは異なっている。これを、第1ラン
ド91の輪郭を第2ランド92と重ねて示す破線120
で図6に示す。同様に、図5には、第2ランド92の輪
郭を示す破線138が第1ランド91と重ねて描いてあ
る。
【0028】オリフィス110b及び110cは、コア
60の第1及び第2のランド91及び92がスリーブ6
2に対して図5及び図6に示す矢印140及び142の
方向に移動を開始すると同時に制限を開始する。これ
は、上文中に説明したように、コア60を図2の中立位
置から図3のシフト位置に向かって回転させるときに生
じる。このような回転の最初の量中にランド91及び9
2の隅部122及び134が図5及び図6で見て下方
に、これらの隅部と向き合ったスリーブ62の隅部14
4及び146に向かって夫々移動し、これらの隅部を越
える。
【0029】第1ランド91の隅部122がスリーブ6
2の隅部144の側方を移動するとき、オリフィス11
0bは完全制限状態に達し、コア60が同じ方向に連続
的に移動し続け、第1ランド91の円筒形表面120が
隅部144を通って移動するとき、オリフィス110b
はこれ以上の制限を行わない。これは、好ましくは、コ
ア60を軸線23を中心として約1°回転させた場合に
起こる。しかしながら、この時、第2ランド92(図6
参照)の円筒形表面130は、スリーブ62の向き合っ
た隅部146に到達していない。従って、オリフィス1
10cは、第2ランド92の切子面132がスリーブ6
2の隅部146を通って移動するときに連続的に制限す
る。これは、好ましくは、コア60の同じ方向への約
2.2°の連続回転に亘って続く。次いで、第2ランド
92の円筒形表面130がスリーブ62の隅部146の
側方を移動するとき、オリフィス110cは完全制限状
態に達する。円筒形表面130が隅部146を越えて移
動するとき、オリフィス110cはこれ以上の制限を行
わない。かくして、図5のオリフィス110bは、コア
60をスリーブ62に対して中立位置から回転したと
き、図6のオリフィス110cがその完全制限状態に達
する前にその完全制限状態に達する。本発明のこの特徴
により、弁18は、入力シャフト16(図1参照)のト
ルクとピストン26の前後に作用する圧力差との間の関
係を図14に示すように線型にできる。これは、このよ
うな線型の関係が望ましい場合に行われる。
【0030】更に図5及び図6に示してあるように、隅
部122と隣接した第1ランド91の輪郭には、参照符
号Aが附してある。同様に、隅部134と隣接した第2
ランド92の輪郭には、参照符号Bが附してある。図7
は、輪郭A及びBがコア60の周囲に亘って繰り返され
る好ましい位置を示す。詳細に述べると、コア60のラ
ンド91−96は、ランドの一方の側にA輪郭を有し、
ランドの周方向反対側にB輪郭を有する。この構成で
は、入口ポート78と出口ポートシステム108との間
に並列に配置された対をなした制限オリフィス110
は、本発明によれば、時間的にずれて完全制限状態に達
する。
【0031】図8は、図5のA輪郭の変形例を図6のB
輪郭と重ねたものを示す。本発明のこの変形例では、A
輪郭の一部が平らな切子面150で構成されており、こ
の切子面は、図8の重ねた図では、B輪郭の対応する切
子面132と平行であり、切子面132から半径方向外
方に間隔が隔てられており、切子面132よりも小さ
い。かくして、A輪郭の円筒形表面152は、対応する
隅部154から間隔が隔てられているが、この間隔はB
輪郭の対応する間隔よりも小さい。従って、A輪郭のオ
リフィスは、本発明によれば、B輪郭のオリフィスより
も早く完全制限状態に達する。これらのA輪郭及びB輪
郭は、好ましくは、図7に示すA輪郭及びB輪郭と同じ
位置を弁コア上で有する。
【0032】図9は、更に、図5及び図6のA輪郭及び
B輪郭に対する変形例として使用できる別の態様の輪郭
C及びDからなる重なり対を示す。C輪郭は、一部が円
筒形表面160によって構成されており、一部が円筒形
表面160から対応する隅部166まで連続的に延びる
一対の平らな切子面162及び164によって構成され
ている。切子面162及び164は、両方とも、円筒形
表面160から半径方向内方に傾斜しており、第2切子
面164の方が大きく半径方向内方に傾斜している。
【0033】同様に、図9のD輪郭は、円筒形表面17
0及びこの円筒形表面170から対応する隅部176ま
で連続的に延びる一対の平らな切子面172及び174
によって構成される。切子面172は、円筒形表面17
0と交差する。即ち切子面172は、図9に示す重なり
関係において、切子面162が同心の円筒形表面160
と交差する位置から周方向に間隔が隔てられた所定の位
置で、円筒形表面170の輪郭から離れる。その結果、
本発明によれば、C輪郭は、D輪郭がその対応するオリ
フィスを完全制限状態に至らしめる前に、関連したオリ
フィスを完全制限状態に至らしめる。更に、図9のC輪
郭及びD輪郭は、弁18で発生するノイズの量を減少す
るのに役立つ。
【0034】図10もまた、本発明に従って使用できる
変形例の輪郭E及びFからなる重なり対を示す。F輪郭
は、円筒形表面180及びこの円筒形表面180から対
応する隅部184まで延びる平らな切子面182によっ
て構成されている。E輪郭は、円筒形表面180と同心
の円筒形表面190及びこの円筒形表面190から対応
する隅部196まで連続的に延びる一対の平らな切子面
192及び194によって構成されている。
【0035】切子面182及び192は、これらの切子
面の対応する円筒形表面180及び190と図10の重
なり図の同じ点で交差する。従ってE輪郭及びF輪郭
は、対応するオリフィスを同時に完全制限状態にする。
しかしながら、E輪郭の二つの切子面192及び194
の接合部198は、重なった円筒形表面180及び19
0の円弧に沿って投影した円形の線199とほぼ隣接し
ている。かくして、二つの切子面192及び194の接
合部198は、接合部198が対応するオリフィス20
0を完全に制限する位置から半径方向内方に非常に小さ
な距離しか離れていない。従って、接合部198が、向
き合った隅部202の側方を図10に矢印204で示す
方向に移動するとき、この間のオリフィス200がほぼ
完全に制限されるが、F輪郭のオリフィスは、後に円筒
形表面180が対応する隅部の側方を移動するまで、完
全制限状態又は実質的完全制限状態に達しない。接合部
198は、好ましくは、オリフィス200を実質的制限
状態にするのに十分小さな距離だけ円形の線199から
間隔が隔てられており、この距離は、二つの輪郭E及び
Fが構成する二つのオリフィスの大きさの和の10%乃
至25%の範囲内の大きさをオリフィスに与えるごとき
ものである。E輪郭及びF輪郭もまた、ノイズの減少に
役立つ。
【0036】図11は、図9に示す実施例と同様の本発
明の実施例を示す。詳しくは、図11の輪郭G及びH
は、これらの輪郭の夫々の一部が、対応する対をなした
平らな切子面間に配置された円弧状表面220及び22
2によって構成されているという点で図9の輪郭C及び
Dと異なっている。図11の輪郭G及びHは、図9の輪
郭C及びDと同様に、ノイズを低減し、弁の特性曲線を
線型にする。
【0037】図12は、本発明の別の実施例を示す。こ
の実施例は、図13に示す位置で輪郭I、J、及びKを
使用する。I輪郭は、図5のA輪郭と同じである。J輪
郭及びK輪郭は、図8のA輪郭及びB輪郭と夫々同じで
ある。かくして、図12の実施例では、三つの異なる輪
郭I、J、及びKのところにあるオリフィスが三つの対
応するずれた時間に完全制限状態に達する。
【0038】本発明の以上の説明から、当業者は、改
良、変形、及び変更を思いつくであろう。例えば、本発
明は、ランド及び溝の数が6個以上又はこれ以下の相対
的に回転自在の弁部品にも適用できる。当該技術分野の
通常の技術の範囲内のこのような改良、変形、及び変更
は、添付の特許請求の範囲によってカバーされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例を構成する装置の図で
ある。
【図2】図1の装置の部品の、特定の部品が断面で示し
てあり且つ他の部品が概略に示してある図である。
【図3】部品を異なる位置で示す図2と同様の図であ
る。
【図4】図3に示す部品の拡大部分図である。
【図5】図4に示す部品の拡大部分図である。
【図6】図4に示す部品の拡大部分図である。
【図7】図2及び図3に示す部品の図である。
【図8】本発明の第2実施例を構成する装置の部分図で
ある。
【図9】本発明の第3実施例を構成する装置の部分図で
ある。
【図10】本発明の第4実施例を構成する装置の部分で
ある。
【図11】本発明の第5実施例を構成する装置の部分図
である。
【図12】本発明の第6実施例を構成する装置の部分図
である。
【図13】本発明の第6実施例を構成する装置の部分図
である。
【図14】図1の装置の性能特性を示すグラフである。
【符号の説明】
16 入力シャフト 18 弁 23 軸線 24 ピニオンギヤ 26 ピストン 44 リザーバ 46 ポンプ 60 弁コア 62 弁スリーブ 64 半径方向内周 71−76 ランド 78 入口ポート 81−86 溝 91−96 ランド 101−106 溝 108 戻りポートシステム 110 オリフィス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回転自在の第1及び第2の弁部
    材を有し、これらの弁部材は、これらの弁部材の間に油
    圧流体を差し向けてこれを入口ポートから戻しポートま
    で流し、 前記弁部材は、これらの弁部材が中立位置から相対的に
    回転したときに拡大するオリフィス及び制限するオリフ
    ィスを構成するための手段を有し、 一対の前記制限オリフィスが前記入口ポートと前記戻し
    ポートとの間に並列に配置されており、前記対をなした
    制限オリフィスは、前記弁部材が中立位置から相対的に
    回転したとき、制限を同時に開始し、その後、食い違っ
    た時間に、完全制限状態又は実質的完全制限状態に達す
    る、ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記対をなした制限オリフィスは、夫々
    の大きさを有し、前記対をなした制限オリフィスの一方
    の大きさが、前記実質的完全制限状態での前記対をなし
    たオリフィスの大きさの和の10%乃至25%の範囲内
    にある、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記対をなした制限オリフィスは、前記
    食い違った時間に完全制限状態に達する、請求項1に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1弁部材は全体に円筒形形状を有
    し、軸線方向に延びる複数のランド及び溝を有し、前記
    ランドの各々は、第1エッジ面と第2エッジ面との間を
    周方向に延びる円筒形表面を有し、前記第1及び第2の
    エッジ面は、第1及び第2の輪郭を夫々有し、これによ
    り、前記弁部材が中立位置から相対的に回転したとき、
    対応するオリフィスが第1及び第2の対応する時間に実
    質的完全制限状態に達する、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の輪郭は、前記円筒形
    表面から半径方向内方にテーパしている、請求項4に記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のエッジ面は、隣接し
    た溝から等しくない距離だけ間隔が隔てられた位置で前
    記円筒形表面と交差する平らの切子面からなる、請求項
    4に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の弁部材は、軸線上に
    中心を持つ弁スリーブ及びこの弁スリーブ内に同心に配
    置された弁コアからなる、請求項6に記載の装置。
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