JPH10175495A - エアバッグを内蔵した自動車用ドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用ドアに内蔵したエアバッグが膨張展
開された際に、ドアトリムアッパの上部が破損したり変
形したりしないようにする。 【解決手段】 ドアトリムアッパ１１は車室側に面する
室壁部１１ｂとその下縁からドア本体１８に向かって延
びて先端部がドア本体に固定された下壁部１１ａよりな
るものとし、ドアトリムベース１５はドアトリムアッパ
の下壁部に形成したＵ字溝１３に上縁１５ａが挿入され
てドア本体に取り付ける。エアバッグリッド２０は下縁
部をドアトリムベースに屈曲開閉可能に取り付け、上縁
部はＵ字溝に挿入されるドアトリムベースの上縁部に離
脱可能に取り付ける。バッグ３２は、インフレータ３５
からのガスにより膨張した際に、その押圧力によりエア
バッグリッドの上縁部をドアトリムベースから離脱させ
て押し開き、車室内の上方に飛び出して乗員の側方に展
開される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、衝突などの際に乗
員の側面を保護するエアバッグを内蔵した自動車用ドア
の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種のエアバッグを内蔵した自動車用
ドアには、例えば特開平５−３３８５１３号公報及び特
開平７−３２９６８２号公報に示すようなものがある。
これはドア本体の内側に取り付けたドアトリムの乗員の
側方となる位置に開口を形成し、この開口にエアバッグ
リッドを離脱可能に係止すると共にこれと対応してドア
本体に取り付けたバックアッププレートにバッグを取り
付け、インフレータからのガスによりバッグが膨張すれ
ばその押圧力によりエアバッグリッドを押し開き、車室
内の上方に飛び出して乗員の側方に展開されるようにし
たものである。これらの従来技術では、バッグの展開時
にエアバッグリッドが室内に飛散するのを防止するため
に、エアバッグリッドをドア本体側に連結するベルトを
使用している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、エアバッグリッドをドア本体側に連結するベルト及
びそのための部品が必要となり、またこれらの組み付け
にも手間がかかるという問題がある。また、このような
バッグはドアトリムの開口から主として上方に飛び出し
て膨張し、開口の上側となるドアトリムの上部と乗員の
肩部との間に展開して乗員の側面を保護するものである
が、この展開の際に開口の上縁に上向きの大きな力が加
わるので開口の上側となるドアトリムの上部が破損して
飛散し、バッグを受け止める部分であるドアトリム上部
がこのように破損するのでエアバッグの機能が充分に発
揮できないおそれがある。

【０００４】また、ドアトリムは内装の装飾性を高める
ために上半部のドアトリムアッパと下半部のドアトリム
ベースに分割して、ドアトリムアッパにバッグのための
開口を設けることが多い。このような場合のドア本体に
対するドアトリムアッパの通常の取付方法は、上部の前
後部はクリップ等によりドア本体に係止し、下部の前後
部はねじ止めしているが、上縁の中間部分はドア本体に
上側から差し込んでいるので、上向きに加わる力に対す
る強度は必ずしも充分ではない。このためバッグの膨張
展開により前述したような上向きの大きな力が加わる
と、ドアトリムアッパは上部が破損するだけでなく、中
央部が変形して上方に外れ、このためエアバッグの機能
の発揮が一層低下するおそれがある。本発明は、ドアト
リムアッパ及びエアバッグリッドの取付構造を改良し
て、このような各問題を解決することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によるエアバッグ
を内蔵した自動車用ドアは、ドア本体の内側に取り付け
られたドアトリムと、乗員の側方となる位置においてド
アトリムに解放可能に取り付けられたエアバッグリッド
と、このエアバッグリッドの内側に取り付けられインフ
レータからのガスにより膨張した際にその押圧力により
同エアバッグリッドを押し開き車室内の上方に飛び出し
て乗員の側方に展開されるバッグを備えてなるエアバッ
グを内蔵した自動車用ドアに関するものである。ドアト
リムは、車室側に面する室壁部とその下縁からドア本体
に向かって延びその先端部が同ドア本体に固定された下
壁部よりなりこの下壁部に沿って下向きのＵ字溝が形成
されたドアトリムアッパと、このドアトリムアッパのＵ
字溝に上縁が挿入されてドア本体に取り付けられたドア
トリムベースよりなり、エアバッグリッドはその下縁部
をドアトリムベースに屈曲開閉可能に取り付けると共に
その上縁部をＵ字溝に挿入されるドアトリムベースの上
縁部に離脱可能に取り付けている。

【０００６】バッグがインフレータからのガスにより膨
張すればエアバッグリッドは内側から押圧され、上縁部
がドアトリムベースの上縁部から離脱され、下縁部が曲
がって開かれ、バッグは車室内の上方に飛び出して乗員
の側方に展開される。この際にドアトリムアッパの下壁
部と室壁部の境界部付近には上向きの大きな力が加わる
が、下壁部はその先端部がドア本体に固定されているの
で、ドアトリムアッパが破損したり、あるいはその中央
部が上方に外れたりすることはない。またエアバッグリ
ッドは開かれた状態では、その下縁部を介してドアトリ
ムベース側と連結されている。

【０００７】前項のエアバッグリッドは可撓性のあるオ
ーナメント基材を柔軟な表皮により覆ったものとし、こ
のオーナメント基材と表皮の下縁部をドアトリムベース
に屈曲開閉可能に取り付けると共に表皮の上縁部をドア
トリムアッパのＵ字溝に挿入されるドアトリムベースの
上縁に取り付け、表皮の上縁部にはＵ字溝に挿入される
部分に沿って多数の破断用スリットを長手方向に連続し
て形成することが好ましい。このようにすれば、膨張す
るバッグにより押圧された際に、エアバッグリッドはこ
の多数の破断用スリットの間の表皮が引き裂かれて開か
れる。

【０００８】また前各項のドアトリムベースの上部には
その上縁に接近して乗員の側方となる位置に開口を形成
し、バッグは開口と対応する位置においてドア本体に取
り付け、エアバッグリッドはその下縁部を開口の下縁に
沿ってドアトリムベースに屈曲開閉可能に取り付けるこ
とが好ましい。

【０００９】また前各項のエアバッグリッドの下縁部は
ドアトリムベースとこれに取り付けられるアームレスト
の間に挟み込んで取り付けることが好ましい。

【００１０】また前各項の表皮は加飾性の高い素材より
なるものとし、あるいは前各項のオーナメント基材と表
皮の間にシート状の柔軟なパッドを設けることが好まし
い。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下に本発明によるエアバッグを
内蔵した自動車用ドアを、図１〜図４に示す実施の形態
により説明する。図１及び図２に示すように、ドア本体
のドアインナパネル１８に取り付けられるドアトリム１
０は、ドアトリムアッパ１１とその下側に連結されて下
方に延びるドアトリムベース１５よりなり、ドアトリム
ベース１５にはオーナメントの機能を備えたエアバッグ
リッド２０及びアームレスト１７などが取り付けられて
いる。

【００１２】ドアトリムアッパ１１は合成樹脂により成
形され、その断面形状は図２に示すように車室側に面す
る室壁部１１ｂとその下縁からドアインナパネル１８に
向かって延びる下壁部１１ａよりなり、車室側から見た
室壁部１１ｂの下縁の輪郭は、図１に示すように後部の
高い水平部と、これになだらかに連続して前下がりとな
る曲線部と、その前端から前方に延びる低い水平部とか
らなる形状である。下壁部１１ａにはその全長にわた
り、ドアトリムベース１５の上縁１５ａを挿入する下向
きのＵ字溝１３が形成されている。このドアトリムアッ
パ１１のドア本体に対する取付は、ウエザストリップ１
９を設けた上縁は従来と同じようにドアインナパネル１
８の上縁に上側から差し込み、上部の前後部はクリップ
等により取り付け（図示省略）、前部はボルト１４ａに
より固定し、前部を除く下縁は下壁部１１ａの先端に円
弧状に突出して形成した４箇所の取付部１２に通したボ
ルト１４をドアインナパネル１８に設けたナット１８ｂ
にねじ込むことにより固定している。

【００１３】ドアトリムベース１５は木質あるいは合成
樹脂により成形された基材の表面を手触り及び装飾性に
富む表皮材により覆ったもので、その上縁１５ａはドア
トリムアッパ１１の下壁部１１ａに沿った形状であり、
上方に延びた後部には乗員の側方となる位置にバッグ３
２を室内に展開するための開口１６が形成されている。
このドアトリムベース１５は、その上縁１５ａを次に述
べるエアバッグリッド２０の表皮２３と共にドアトリム
アッパ１１のＵ字溝１３に下側から挿入し、前後部及び
下部はクリップ等によりドアインナパネル１８に取り付
けられる。アームレスト１７も合成樹脂成形品であり、
開口１６の下縁付近に沿って前後方向に延びるよう、タ
ッピンねじ１７ｂによりドアトリムベース１５に締め付
け固定されている。アームレスト１７の裏側中央部に
は、グリップとなる切欠き部１７ａが形成されている。

【００１４】主として図２〜図４に示すように、エアバ
ッグリッド２０は、互いに重合接着されたオーナメント
基材２１、パッド２２及び表皮２３により構成されてい
る。オーナメント基材２１は、例えば厚さ２mmの折曲げ
可能な可撓性のあるポリプロピレン樹脂発泡ボードで、
ドアトリムベース１５に取り付けた状態において下縁部
がドアトリムベース１５とアームレスト１７の間に入り
込み、上縁がドアトリムベース１５の上縁１５ａの多少
下側に沿って延びるような形状である。パッド２２は、
例えば厚さ５〜１０mmの柔軟なウレタン発泡体のシート
よりなり、下縁がアームレスト１７に多少かかる程度に
短くなっている点を除きオーナメント基材２１とほゞ同
一形状でその上に接着されている。更にその上に接着さ
れる表皮２４は、本革、ファブリック、塩化ビニルレザ
ーなどの加飾性の高い柔軟な素材よりなり、下縁はオー
ナメント基材２１と同一輪郭形状であり、後縁は図４に
示すようにオーナメント基材２１の裏面に折り返して接
着されている。次に述べるようにドアトリムベース１５
の上縁１５ａに取り付けられる表皮２３の上縁部には、
図２及び図３に示すように、Ｕ字溝１３に多少挿入され
た部分に沿って、長さＡの多数の破断用スリット２４が
隙間Ｂをおいて長手方向に連続して形成されている。

【００１５】このエアバッグリッド２０は、下縁部のオ
ーナメント基材２１と表皮２３がドアトリムベース１５
とアームレスト１７の間に挟み込んでタッピンねじ１７
ｂにより取り付けられ、上縁部はドアトリムベース１５
の上縁１５ａを巻き込むようにかぶせて接着またはタッ
カ等により取り付けられ、後縁は図４に示すように、開
口１６の後側となるドアトリムベース１５の表面に当接
される。エアバッグリッド２０を取り付けるドアトリム
ベース１５の上部は、ドアトリム１０とドアトリムベー
ス１５とエアバッグリッド２０の室内側表面がほゞ連続
されるように多少凹ませ、前述の開口１６はこの部分に
形成されている。

【００１６】エアバッグモジュール３０は、バッグ３
２、インフレータ３５及びこれらを収納するケース３１
を主要な構成部材とするもので、ドアトリムベース１５
の開口１６と対応する位置となるようにドアインナパネ
ル１８に取り付けられる。バッグ３２は開口部が取付枠
３３を介してボルト３４によりケース３１に取り付けら
れて折り畳み収納され、ケース３１はブラケット３１
ａ，３１ｂ及びボルト３６を介して、ドアインナパネル
１８に形成した収納凹部１８ａに固定されている。イン
フレータ３５は側方などからの衝突による衝撃に基づい
て作動する着火装置により内蔵したアジ化ナトリウムが
爆発的に燃焼して窒素ガスを発生し、バッグ３２を膨張
させるものである。

【００１７】この実施の形態のエアバッグリッド２０
は、通常は図２の実線に示すように、エアバッグリッド
２０の下縁部がドアトリムベース１５とアームレスト１
７の間に挟まれ、表皮２３の上縁部がドアトリムベース
１５の上縁１５ａに取り付けられて開口１６を覆ってい
る。このように、開口１６はエアバッグリッド２０によ
り完全に覆い隠されおり、エアバッグリッド２０は上縁
部がドアトリムアッパ１１のＵ字溝１３に差し込まれ、
下縁部がドアトリムベース１５とアームレスト１７に挟
まれて目立たず、また表皮２３は加飾性の高い素材より
なっているので、好い外観品質のドアトリム１０が得ら
れる。この状態では、エアバッグリッド２０のオーナメ
ント基材２１は開口１６の外周辺においてドアトリムベ
ース１５の外表面に当接されて開口１６を外側から覆っ
ているので、人力により外側から押した程度では相当な
剛性があり、開口１６を感じることはない。

【００１８】側方からなどの衝突によりケース３１内に
折り畳まれていたバッグ３２が膨張し、開口１６を通し
てエアバッグリッド２０を内側から押圧すれば、その押
圧力により各破断用スリット２４の間の表皮２３が引き
裂かれると同時にドアトリムベース１５に取り付けられ
た下縁部が曲がってエアバッグリッド２０は二点鎖線２
０Ａに示すように開かれる。それまで折り畳まれていた
バッグ３２は、これにより開かれた開口１６を通して二
点鎖線３２Ａに示すように乗員の側方に膨らんで展開さ
れ、乗員を保護する。エアバッグリッド２０は各破断用
スリット２４の間の表皮２３が引き裂かれることにより
開かれるので、この表皮２３の厚さ及び材質と破断用ス
リット２４の長さＡ及び隙間Ｂなどの配置を管理するだ
けで展開荷重は安定したものとなる。また可撓性のある
オーナメント基材２１の下縁部が曲がって開かれるの
で、割れて飛散するおそれはない。

【００１９】以上に述べた実施の形態では、ドアトリム
ベース１５の上部のエアバッグリッド２０により覆われ
る部分に開口１６を設け、これと対応してドアインナパ
ネル１８にバッグ３２を取り付けているので、バッグ３
２の支持が確実になる。しかし本発明はこのような構造
に限らず、ドアトリムベース１５の開口１６に相当する
位置に設けた収納凹部内にバッグ３２を取り付けて実施
することもできる。

【００２０】

【発明の効果】上述のように、本発明によれば、展開し
たバッグを受け止める部分であるドアトリムアッパが破
損したり、あるいは全体として上方に外れたりすること
がないので、エアバッグの機能は常に完全に発揮でき、
衝突等の際の乗員の側面の保護が不充分になるおそれは
ない。またエアバッグリッドは、開かれた状態では下縁
部を介してドアトリムアッパ側と連結されているので、
連結のための特別な部品や組立の手間は必要であり、従
って製造コストを低下させることができる。

【００２１】Ｕ字溝に挿入される部分に沿って表皮に多
数の破断用スリットを形成したものによれば、エアバッ
グリッドは各破断用スリットの間の表皮が引き裂かれる
ことにより開かれるので、この表皮の材質と破断用スリ
ットの配置を管理するだけで展開荷重を安定したものと
してエアバッグ安全装置の作動の確実性を高めることが
できる。

【００２２】また、ドアトリムベースの上部に開口を形
成したものによれば、この開口と対応してバッグをドア
本体に取り付ければよいので、バッグの支持が確実にな
る。

【００２３】また、エアバッグリッドの下縁部を、ドア
トリムベースとこれに取り付けられるアームレストの間
に挟み込んで取り付けるようにすれば、ドアトリムに対
するエアバッグリッドの下縁部の取付部が目立たなくな
り、ドアトリムの外観品質は向上する。

【００２４】また、表皮として加飾性の高い素材のもの
を使用すれば、エアバッグリッドのオーナメントとして
の機能を高めることができる。オーナメント基材と表皮
の間に柔軟なパッドを設ければ、エアバッグリッドの触
感が柔らかくなってオーナメントとしての機能を更に高
めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるエアバッグを内蔵した自動車用
ドアの１実施形態におけるドアトリムの正面図である。

【図２】 図１の２−２線に沿った部分拡大断面図であ
る。

【図３】 図１に示す実施形態のエアバッグリッドの部
分拡大斜視図である。

【図４】 図１の４−４線に沿った部分拡大断面図であ
る。

【符号の説明】

１０…ドアトリム、１１…ドアトリムアッパ、１１ａ…
下壁部、１１ｂ…室壁部、１３…Ｕ字溝、１５…ドアト
リムベース、１５ａ…上縁、１６…開口、１７…アーム
レスト、１８…ドア本体（ドアインナパネル）、２０…
エアバッグリッド、２１…オーナメント基材、２２…パ
ッド、２３…表皮、２４…破断用スリット、３２…バッ
グ、３５…インフレータ。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドア本体の内側に取り付けられたドアト
   リムと、乗員の側方となる位置において前記ドアトリム
   に解放可能に取り付けられたエアバッグリッドと、この
   エアバッグリッドの内側に取り付けられインフレータか
   らのガスにより膨張した際にその押圧力により同エアバ
   ッグリッドを押し開き車室内の上方に飛び出して乗員の
   側方に展開されるバッグを備えてなるエアバッグを内蔵
   した自動車用ドアにおいて、 前記ドアトリムは、車室側に面する室壁部とその下縁か
   ら前記ドア本体に向かって延びその先端部が同ドア本体
   に固定された下壁部よりなりこの下壁部に沿って下向き
   のＵ字溝が形成されたドアトリムアッパと、前記Ｕ字溝
   に上縁が挿入されて前記ドア本体に取り付けられたドア
   トリムベースよりなり、 前記エアバッグリッドはその下縁部を前記ドアトリムベ
   ースに屈曲開閉可能に取り付けると共にその上縁部を前
   記Ｕ字溝に挿入される前記ドアトリムベースの上縁部に
   離脱可能に取り付けたことを特徴とするエアバッグを内
   蔵した自動車用ドア。
2. 【請求項２】 前記エアバッグリッドは可撓性のあるオ
   ーナメント基材を柔軟な表皮により覆ったものとし、こ
   のオーナメント基材と表皮の下縁部を前記ドアトリムベ
   ースに屈曲開閉可能に取り付けると共に前記表皮の上縁
   部を前記ドアトリムアッパのＵ字溝に挿入される前記ド
   アトリムベースの上縁部に取り付け、前記表皮の上縁部
   には前記Ｕ字溝に挿入される部分に沿って多数の破断用
   スリットを長手方向に連続して形成したことを特徴とす
   る請求項１に記載のエアバッグを内蔵した自動車用ド
   ア。
3. 【請求項３】 前記ドアトリムベースの上部にはその上
   縁に接近して乗員の側方となる位置に開口を形成し、前
   記バッグは前記開口と対応する位置において前記ドア本
   体に取り付けられ、前記エアバッグリッドはその下縁部
   を前記開口の下縁に沿って前記ドアトリムベースに屈曲
   開閉可能に取り付けたことを特徴とする請求項１または
   請求項２に記載のエアバッグを内蔵した自動車用ドア。
4. 【請求項４】 前記エアバッグリッドの下縁部は前記ド
   アトリムベースとこれに取り付けられるアームレストの
   間に挟み込んで取り付けたことを特徴とする請求項１〜
   請求項３の何れか１項に記載のエアバッグを内蔵した自
   動車用ドア。
5. 【請求項５】 前記表皮は加飾性の高い素材よりなる請
   求項２〜請求項４の何れか１項に記載のエアバッグを内
   蔵した自動車用ドア。
6. 【請求項６】 前記オーナメント基材と表皮の間にシー
   ト状の柔軟なパッドを設けてなる請求項２〜請求項５の
   何れか１項に記載のエアバッグを内蔵した自動車用ド
   ア。