JPH10175100A - プレス機械のブレークスルー緩衝装置 - Google Patents

プレス機械のブレークスルー緩衝装置

Info

Publication number
JPH10175100A
JPH10175100A JP35419096A JP35419096A JPH10175100A JP H10175100 A JPH10175100 A JP H10175100A JP 35419096 A JP35419096 A JP 35419096A JP 35419096 A JP35419096 A JP 35419096A JP H10175100 A JPH10175100 A JP H10175100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
piston
hydraulic fluid
cylinder
press machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35419096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Horiguchi
堀口幸弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aida Engineering Ltd filed Critical Aida Engineering Ltd
Priority to JP35419096A priority Critical patent/JPH10175100A/ja
Publication of JPH10175100A publication Critical patent/JPH10175100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で、かつ取り付け調整が容易な、プ
レス機械に適用される緩衝装置を提供する。 【解決手段】ねじ部の抵抗及びねじ部の隙間を通過する
圧油の所謂管路抵抗とを利用して、ブレークスルーを抑
制する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械の打ち
抜き加工時に発生するブレークスルーを抑制するプレス
機械のブレークスルー緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機械により材料の打ち抜き
加工を行う際、加工荷重によりプレス機械のスライド駆
動系とフレーム等に生じる弾性変形のエネルギは、ほぼ
打ち抜き加工終了時点で解放され、この反動でスライド
に取り付けた上型が瞬間的に下型に食い込み、振動及び
騒音を引き起こし、所謂ブレークスルーが発生する。
【0003】このブレークスルーを抑制するための従来
の技術には、ボルスタとスライドの間に油圧シリンダを
設け、ブレークスルーの起こる瞬間をねらってプレス機
械のスライドに、この油圧シリンダを当接させる構成の
ブレークスルー緩衝装置が使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術で
は、ブレークスルーが起こる瞬間に油圧シリンダを作用
させる必要があり、そのタイミング調整が容易ではなか
った。
【0005】本発明の目的は、緩衝装置の構造が簡単
で、かつ取り付け調整が容易な緩衝装置を提供すること
にある。すなわち、緩衝装置が作動している状態にあれ
ば、どこでブレークスルーが起こっても対応出来、抑制
出来る装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、ねじ部の摩擦による抵抗及びねじの隙
間を通過する圧油の所謂絞り抵抗を利用して、ブレーク
スルーを抑制する構成とした。摩擦による抵抗は、緩衝
装置に作用する負荷に比例したものになり、絞り抵抗の
大きさは当該部材の移動速度で左右される。
【0007】すなわち、シリンダ内周部に雌ねじを設
け、この雌ねじに係合する雄ねじを形成したピストンを
設け、圧油あるいは、ばねでこの雄ねじを軸方向に付勢
させる。雌ねじと雄ねじとの間に隙間を設け、この隙間
から圧油を逃がす構成にする。このシリンダ装置をボル
スタとスライドの間に介在させる。ねじの摩擦による抵
抗、あるいは圧油の流出時の抵抗によってブレークスル
ーが抑制される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1から図3に、本発明の第1実
施例を示す。図1において、プレス機械1のスライド
3、ボルスタ2には上型5、下型4がそれぞれ装着され
ている。下型4には材料6が供給され、プレス機械1に
よって打ち抜き加工が行われる。
【0009】同図において、プレス機械1のボルスタ2
にシリンダ7、ピストン8等で構成されたシリンダ装置
23が組み込まれている。スライド3には、ピストン8
に対向させて突き当て部材3aが設けられている。
【0010】図2において、シリンダ7の内周部に雌ね
じ7aが形成され、この雌ねじ7aはピストン8の雄ね
じ8aと噛み合っている。
【0011】雌ねじ7aと雄ねじ8aとの噛み合いは、
例えば角ねじの場合、ねじのリード角をθとし、ねじ面
の摩擦係数をμとして、tanθ>μを満足する関係に
して、ピストン8が自重によって自然に落下する程度に
するのが好ましい。換言すれば、ねじ面の摩擦係数が
0.1の場合、ねじのリード角を10°前後にするのが
好ましい。
【0012】雌ねじ7aと雄ねじ8aとの噛み合い部に
は圧油が通過出来る隙間が設けられている。シリンダ7
には、雄ねじ8aの上下部に第1油室9と第2油室とが
設けられている。第1油室9と第2油室10は油圧装置
18に連結されている。
【0013】図2において、油圧装置18は、油圧ポン
プ11、逆止弁15、リリーフ弁12、冷却器13、及
びタンク14で構成されている。圧油を供給する第1油
路16は第1油室に、圧油を回収する第2油路17は第
2油室10にそれぞれ接続されている。
【0014】図3には、プレス機械1で打ち抜き作業を
行った場合のスライド3の変位が示されている。図中A
は、パンチ5aの先端が材料6の上面にタッチした時点
を示している。この位置から若干遅れる位置で、ピスト
ン8と突当部材3aが当接するように前記シリンダ装置
23をセットすれば良い。
【0015】ピストン8と突当部材3aが当接し、さら
にスライド3が下降するとピストン8は押し下げられ、
第1油室9の圧油は雌ねじ7aと雄ねじ8aとの間を通
過して第2油室に移る。この際、ねじ部の抵抗及び圧油
の所謂絞り抵抗によってブレークスルーが抑制される。
無論、ねじ部の隙間の大小によって絞り抵抗は変わる。
第2油室10の圧油は、第2油路17を通りタンク14
に戻る。途中、冷却器13を通過するので圧油は冷却さ
れる。
【0016】なお、本実施例では、ブレークスルー緩衝
装置をスライドとボルスタ間に設けたが、ダイセットに
設けてもよい。さらに、シリンダ装置23の上下を逆に
して組み付けてもよい。
【0017】図4には、第2の実施例が示されている。
第2の実施例においては、第1の実施例の圧油の代わり
に、ばね19を用いている。
【0018】同図において、シリンダ7には冷却溝20
が、ピストン8には冷却穴22がそれぞれ設けられてい
る。冷却溝20と冷却穴22は冷却油を供給、回収する
冷却装置21に連結されている。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、シリンダ装置23の組み付け調整が容易、す
なわち緩衝のタイミング合わせが容易である。さらに、
ブレークスルー以外の所では、スライド3の速度が比較
的小さいので、シリンダ装置23により発生する反力は
小さい。従って、いたずらにエネルギを消耗させること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における全体の正面図
【図2】同じく、要部の説明図
【図3】同じく、スライドの変位を示す説明図
【図4】本発明の第2の実施例における要部の説明図
【符号の説明】
1はプレス機械、2はボルスタ、3はスライド、3aは
突当部材、4は下型、5は上型、5aはパンチ、6は材
料、7はシリンダ、7aは雌ねじ、8はピストン、8a
は雄ねじ、9は第1油室、10は第2油室、11は油圧
ポンプ、12はリリーフ弁、13は冷却器、14はタン
ク、15は逆止弁、16は第1油路、17は第2油路、
18は油圧装置、19はばね、20は冷却溝、21は冷
却装置、22は冷却穴、23はシリンダ装置、である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス機械のブレークスルー緩衝装置にお
    いて、シリンダ(7)の内面に雌ねじ(7a)を設け、
    この雌ねじ(7a)に噛み合う雄ねじ(8a)が形成さ
    れているピストン(8)を設け、前記ピストン(8)を
    軸方向に付勢する付勢手段を設け、前記シリンダ
    (7)、ピストン(8)で構成されたシリンダ装置(2
    3)をプレス機械(1)に組み込み、前記シリンダ装置
    (23)をプレス機械(1)のスライド(3)で直接、
    あるいは間接に押圧する構成にしたことを特徴とするプ
    レス機械のブレークスルー緩衝装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、付勢手段を圧油とする
    ことを特徴とするプレス機械のブレークスルー緩衝装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1において、付勢手段をばねとする
    ことを特徴とするプレス機械のブレークスルー緩衝装
    置。
JP35419096A 1996-12-17 1996-12-17 プレス機械のブレークスルー緩衝装置 Pending JPH10175100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35419096A JPH10175100A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 プレス機械のブレークスルー緩衝装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35419096A JPH10175100A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 プレス機械のブレークスルー緩衝装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10175100A true JPH10175100A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18435897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35419096A Pending JPH10175100A (ja) 1996-12-17 1996-12-17 プレス機械のブレークスルー緩衝装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10175100A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1516717A1 (fr) 2003-09-19 2005-03-23 Adiapress Procédé et dispositif amortisseur d'énergie pour machines utilisant la transformation d'énergie adiabatique
CN100457313C (zh) * 2006-11-22 2009-02-04 湖州机床厂有限公司 冲压机上置式缓冲装置
CN106734474A (zh) * 2016-12-08 2017-05-31 无锡市彩云机械设备有限公司 一种金属制品冲压机
DE102017105708A1 (de) * 2017-03-16 2018-09-20 Thomas Roos Schnittschlagkompensator und Presseneinrichtung
CN111230019A (zh) * 2020-03-11 2020-06-05 夏喜明 一种煤矿液压支架缸筒专用锻压设备

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1516717A1 (fr) 2003-09-19 2005-03-23 Adiapress Procédé et dispositif amortisseur d'énergie pour machines utilisant la transformation d'énergie adiabatique
FR2859935A1 (fr) * 2003-09-19 2005-03-25 Adiapress Procede et dispositif amortisseur d'energie pour machines utilisant la transformation d'energie adiabatique
CN100457313C (zh) * 2006-11-22 2009-02-04 湖州机床厂有限公司 冲压机上置式缓冲装置
CN106734474A (zh) * 2016-12-08 2017-05-31 无锡市彩云机械设备有限公司 一种金属制品冲压机
DE102017105708A1 (de) * 2017-03-16 2018-09-20 Thomas Roos Schnittschlagkompensator und Presseneinrichtung
CN111230019A (zh) * 2020-03-11 2020-06-05 夏喜明 一种煤矿液压支架缸筒专用锻压设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7562642B2 (en) Adjustment device for a variable compression ratio engine
CN104669657A (zh) 一种压力机
WO2011147190A1 (zh) 一种固链式发动机制动装置
TWI243093B (en) Mechanical punching device
JPH10175100A (ja) プレス機械のブレークスルー緩衝装置
JP5412146B2 (ja) パンチ金型
CN104669673A (zh) 一种用于压力机的滑块部件
JPH106096A (ja) 液圧によるプレスシャットハイト制御
JP2913142B2 (ja) 機械プレスのスライド装置
CN100493899C (zh) 液压机冲裁主动减振控制装置
JPH09303463A (ja) ガス封入緩衝部材
CN101173713A (zh) 缸体装置
US3163105A (en) Pivotal drive connection
CN102168695A (zh) 液压机落料缓冲装置的液压系统原理
US7024991B2 (en) Overload safety device in a press
JPS6330120B2 (ja)
CN104153836A (zh) 机械式启动和承载的发动机辅助气门驱动系统
JP2949327B2 (ja) 打ち抜き加工方法
CN2171035Y (zh) 液压缓冲器
JPH0579137U (ja) 弁軸構造
US20070246877A1 (en) Power clamp with kinetic energy control
JP2007506555A (ja) 液圧スリュープレス
JPS6021832B2 (ja) プレス騒音自動の防止方法とその装置
CN219570716U (zh) 阻尼阀阀体及轨道车辆油压减振器用阻尼阀
KR200294089Y1 (ko) 파인블랭킹 너클프레스