JPH10175047A - 溶融金属連続鋳片の温度を制御しかつ温度プロフイルを均一にする方法 - Google Patents
溶融金属連続鋳片の温度を制御しかつ温度プロフイルを均一にする方法Info
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- JPH10175047A JPH10175047A JP9369696A JP36969697A JPH10175047A JP H10175047 A JPH10175047 A JP H10175047A JP 9369696 A JP9369696 A JP 9369696A JP 36969697 A JP36969697 A JP 36969697A JP H10175047 A JPH10175047 A JP H10175047A
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 出湯ノズルにおける温度低下及び出湯ノズル
を通つて流れる溶湯の不均一な温度プロフイルを回避す
る。 【構成】 冶金容器にある出湯ノズルを通つて流れる際
溶融金属連続鋳片特に鋼連続鋳片の温度を制御しかつ温
度プロフイルを均一にする方法において、出湯ノズルの
範囲にある連続鋳片を、交番電磁界による出湯ノズル及
び／又は連続鋳片の電磁誘導結合によつて加熱し、かつ
空間的に可変な少なくとも１つの電磁界による連続鋳片
の誘導結合によつて撹拌する。
を通つて流れる溶湯の不均一な温度プロフイルを回避す
る。 【構成】 冶金容器にある出湯ノズルを通つて流れる際
溶融金属連続鋳片特に鋼連続鋳片の温度を制御しかつ温
度プロフイルを均一にする方法において、出湯ノズルの
範囲にある連続鋳片を、交番電磁界による出湯ノズル及
び／又は連続鋳片の電磁誘導結合によつて加熱し、かつ
空間的に可変な少なくとも１つの電磁界による連続鋳片
の誘導結合によつて撹拌する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冶金容器にある出湯ノ
ズルを通つて流れる際溶融金属連続鋳片特に鋼連続鋳片
の温度を制御しかつ温度プロフイルを均一にする方法に
関する。
ズルを通つて流れる際溶融金属連続鋳片特に鋼連続鋳片
の温度を制御しかつ温度プロフイルを均一にする方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第４４２
８２９７号明細書には、冶金容器から金属溶湯を鋳込む
方法が記載されている。冶金容器の底内には誘導子及び
出湯スリーブが設けられている。出湯スリーブの加熱及
び／又は鋳込み開始のため誘導子が付勢され、それによ
り出湯スリーブが誘導加熱される。鋳込み運転中誘導子
は引続き動作することができる。出湯ノズルにおける溶
湯の温度プロフイルの均一化及び誘導子の電磁界への溶
湯の誘導結合は意図されていない。
８２９７号明細書には、冶金容器から金属溶湯を鋳込む
方法が記載されている。冶金容器の底内には誘導子及び
出湯スリーブが設けられている。出湯スリーブの加熱及
び／又は鋳込み開始のため誘導子が付勢され、それによ
り出湯スリーブが誘導加熱される。鋳込み運転中誘導子
は引続き動作することができる。出湯ノズルにおける溶
湯の温度プロフイルの均一化及び誘導子の電磁界への溶
湯の誘導結合は意図されていない。
【０００３】書籍″Ｍｅｔａｌｌｕｒｇｉｅ ｄｅｓ
Ｓｔｒａｎｇｇｉｅｓｓｅｎｓ″，Ｓｔａｈｌ−Ｅｉｓ
ｅｎ，１９９２，Ｋ・Ｓｃｈｗｅｒｄｔｆｅｇｅｒ，Ｄ
ｕｅｓｓｅｌｄｏｒｆ，Ｓ．４４９以降には、連続鋳造
の際の電磁撹拌が記載されている。溶湯の撹拌により凝
固過程が影響を受けて、樹枝状組織が中断され、球状組
織が優先的に得られる（４７２ページ参照）。撹拌機は
空間的に可変な電磁界を生ずる。前記の書籍から回転磁
界撹拌機、直線移動磁界撹拌機及びねじ面撹拌機が公知
である（４７３ページ以降参照）。これらの撹拌機は鋳
込み方向内又は鋳込み方向で鋳型の下に設けられてい
る。
Ｓｔｒａｎｇｇｉｅｓｓｅｎｓ″，Ｓｔａｈｌ−Ｅｉｓ
ｅｎ，１９９２，Ｋ・Ｓｃｈｗｅｒｄｔｆｅｇｅｒ，Ｄ
ｕｅｓｓｅｌｄｏｒｆ，Ｓ．４４９以降には、連続鋳造
の際の電磁撹拌が記載されている。溶湯の撹拌により凝
固過程が影響を受けて、樹枝状組織が中断され、球状組
織が優先的に得られる（４７２ページ参照）。撹拌機は
空間的に可変な電磁界を生ずる。前記の書籍から回転磁
界撹拌機、直線移動磁界撹拌機及びねじ面撹拌機が公知
である（４７３ページ以降参照）。これらの撹拌機は鋳
込み方向内又は鋳込み方向で鋳型の下に設けられてい
る。
【０００４】文献ＩＳＩＪ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａ
ｌ，Ｖｏｌ．３６（１９９６），Ｎｏ．５，ｐｐ．４８
７〜４９２には多周波数撹拌機が記載されている。
ｌ，Ｖｏｌ．３６（１９９６），Ｎｏ．５，ｐｐ．４８
７〜４９２には多周波数撹拌機が記載されている。
【０００５】ドイツ連邦共和国特許出願公開第１９５０
０１２号明細書には、回転子及び固定子で動作する冶金
容器用制御兼閉鎖装置（管−内−管閉鎖装置）が記載さ
れている。回転子の材料選択に応じて、回転子又はこれ
を通つて流れる溶湯が誘導子の電磁界に結合する。
０１２号明細書には、回転子及び固定子で動作する冶金
容器用制御兼閉鎖装置（管−内−管閉鎖装置）が記載さ
れている。回転子の材料選択に応じて、回転子又はこれ
を通つて流れる溶湯が誘導子の電磁界に結合する。
【０００６】水平連続鋳造装置では、１つ又は複数の出
湯スリーブが溶湯容器の側壁へはまつている。出湯スリ
ーブは鋳型にフランジ結合されているので、溶湯は水平
に出湯スリーブを通つて鋳型へ流入する。冶金容器（分
配器）内には必然的にある程度の温度勾配が現われる。
これにより、出湯スリーブを通つて流れる溶融金属内に
いわゆる温度束又は″黒い縞″、従つて均一でない温度
プロフイルが生じ、その結果鋼製品の品質が低下する。
湯スリーブが溶湯容器の側壁へはまつている。出湯スリ
ーブは鋳型にフランジ結合されているので、溶湯は水平
に出湯スリーブを通つて鋳型へ流入する。冶金容器（分
配器）内には必然的にある程度の温度勾配が現われる。
これにより、出湯スリーブを通つて流れる溶融金属内に
いわゆる温度束又は″黒い縞″、従つて均一でない温度
プロフイルが生じ、その結果鋼製品の品質が低下する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、出湯
ノズルにおける温度低下及び出湯ノズルを通つて流れる
溶湯の不均一な温度プロフイルを回避することである。
ノズルにおける温度低下及び出湯ノズルを通つて流れる
溶湯の不均一な温度プロフイルを回避することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、出湯ノズルの範囲にある連続鋳片を、
交番電磁界による出湯ノズル及び／又は連続鋳片の電磁
誘導結合によつて加熱し、かつ空間的に可変な少なくと
も１つの電磁界による連続鋳片の誘導結合によつて撹拌
する。ここで″連続鋳片″とは、鋳型を出て凝固する連
続鋳片を意味せず、冶金容器の流出口範囲を流れかつ水
平連続鋳造では水平に鋳型へ入る溶湯を意味する。
本発明によれば、出湯ノズルの範囲にある連続鋳片を、
交番電磁界による出湯ノズル及び／又は連続鋳片の電磁
誘導結合によつて加熱し、かつ空間的に可変な少なくと
も１つの電磁界による連続鋳片の誘導結合によつて撹拌
する。ここで″連続鋳片″とは、鋳型を出て凝固する連
続鋳片を意味せず、冶金容器の流出口範囲を流れかつ水
平連続鋳造では水平に鋳型へ入る溶湯を意味する。
【０００９】加熱により、出湯ノズルにおける連続鋳片
の温度プロフイルが場合によつては冶金容器から流出口
へ入る場合のように不均一にならないようにことができ
る。更に加熱により、出湯ノズルにおける連続鋳片の温
度が全く又はあまり低下しないようにすることができ
る。連続鋳片自体が交番電磁界に誘導結合しかつ／又は
出湯ノズルが誘導結合し、熱伝導及び／又は熱放射によ
り熱を連続鋳片へ伝達することによつて、連続鋳片の加
熱を行うことができる。
の温度プロフイルが場合によつては冶金容器から流出口
へ入る場合のように不均一にならないようにことができ
る。更に加熱により、出湯ノズルにおける連続鋳片の温
度が全く又はあまり低下しないようにすることができ
る。連続鋳片自体が交番電磁界に誘導結合しかつ／又は
出湯ノズルが誘導結合し、熱伝導及び／又は熱放射によ
り熱を連続鋳片へ伝達することによつて、連続鋳片の加
熱を行うことができる。
【００１０】連続鋳片の電磁撹拌により、その出湯ノズ
ル内における温度プロフイルが均一になつて、 連続鋳
片の断面にわたつて見てすべての個所にほぼ同じ温度が
存在する。
ル内における温度プロフイルが均一になつて、 連続鋳
片の断面にわたつて見てすべての個所にほぼ同じ温度が
存在する。
【００１１】上述した措置は、特に連続鋳造製品の表面
の改善によつて品質を改善する。
の改善によつて品質を改善する。
【００１２】本発明の有利な構成は、従属請求項及び実
施例の以下の説明から明らかになる。
施例の以下の説明から明らかになる。
【００１３】
【実施例】内部空間２を持つ冶金容器の側壁１にある穴
あきれんが３内には誘導子４が設けられている。誘導子
４は管路１３を介して水及び／又は空気で冷却されてい
る。図１によれば、誘導子４は２つの誘導子範囲に分割
され、一方の誘導子範囲は端子１４，１５を介して変流
器又は変圧器５Ｔに接続され、他方の誘導子範囲は端子
１６，１７を介して別の変流器又は変圧器５Ｒに接続さ
れている。変流器又は変圧器５Ｔ及び５Ｒの周波数Ｆ及
び電力Ｌは調節可能である。
あきれんが３内には誘導子４が設けられている。誘導子
４は管路１３を介して水及び／又は空気で冷却されてい
る。図１によれば、誘導子４は２つの誘導子範囲に分割
され、一方の誘導子範囲は端子１４，１５を介して変流
器又は変圧器５Ｔに接続され、他方の誘導子範囲は端子
１６，１７を介して別の変流器又は変圧器５Ｒに接続さ
れている。変流器又は変圧器５Ｔ及び５Ｒの周波数Ｆ及
び電力Ｌは調節可能である。
【００１４】誘導子４は、出湯スリーブ９の熱絶縁及び
導入に役立つ中間スリーブ６の周りに設けられている。
出湯スリーブ９は、保持装置８により、冶金容器に付属
する鋳型７に交換可能にフランジ結合されている。図に
は１つの出湯スリーブ９のみが示されている。同じよう
に鋳型７に取付けられる別の出湯スリーブは、場合によ
つては図の面の後にある。図では、鋳型７により保持さ
れる出湯スリーブ９は、鋳型７の水平な運動により中間
スリーブ６へ差込まれている。パテ層１０は出湯スリー
ブ９と中間スリーブ６との間の密封に役立つ。
導入に役立つ中間スリーブ６の周りに設けられている。
出湯スリーブ９は、保持装置８により、冶金容器に付属
する鋳型７に交換可能にフランジ結合されている。図に
は１つの出湯スリーブ９のみが示されている。同じよう
に鋳型７に取付けられる別の出湯スリーブは、場合によ
つては図の面の後にある。図では、鋳型７により保持さ
れる出湯スリーブ９は、鋳型７の水平な運動により中間
スリーブ６へ差込まれている。パテ層１０は出湯スリー
ブ９と中間スリーブ６との間の密封に役立つ。
【００１５】閉鎖部材である出湯スリーブ９は炭素結合
されかつ粘土を含むセラミツク材料から成り、この材料
は誘導子４の電磁界に誘導結合している。出湯スリーブ
９は、冶金容器の内部空間２から鋳型７へ流入する鋼溶
湯用の流通断面１１を形成している。流通は水平な方向
Ｈに行われる。１２で出湯スリーブ９の肉厚が示されて
いる。
されかつ粘土を含むセラミツク材料から成り、この材料
は誘導子４の電磁界に誘導結合している。出湯スリーブ
９は、冶金容器の内部空間２から鋳型７へ流入する鋼溶
湯用の流通断面１１を形成している。流通は水平な方向
Ｈに行われる。１２で出湯スリーブ９の肉厚が示されて
いる。
【００１６】図１による実施例では、変流器又は変圧器
５Ｔに接続される誘導子範囲は、鋳込みの前及び鋳込み
の際における出湯スリーブ９の加熱と、流通断面１１を
通つて流れる溶融連続鋳片特に鋼連続鋳片の加熱又は温
度調整とに用いられる。この誘導子範囲は変流器又は変
圧器５Ｔから交流を供給されて、適当な交番電磁界を発
生し、出湯スリーブ９をコイル状に包囲している。
５Ｔに接続される誘導子範囲は、鋳込みの前及び鋳込み
の際における出湯スリーブ９の加熱と、流通断面１１を
通つて流れる溶融連続鋳片特に鋼連続鋳片の加熱又は温
度調整とに用いられる。この誘導子範囲は変流器又は変
圧器５Ｔから交流を供給されて、適当な交番電磁界を発
生し、出湯スリーブ９をコイル状に包囲している。
【００１７】変流器又は変圧器５Ｒに接続される誘導子
範囲は、流通断面１１内の溶湯の撹拌に用いられる。こ
の誘導子範囲は、変流器又は変圧器５Ｒの適当な制御に
より、流通断面１１内の連続鋳片に、撹拌効果を生ずる
空間的に可変な磁界を発生する。この直線移動磁界撹拌
機範囲を１つ又は復数のコイルから構成し、これらのコ
イルを出湯スリーブ９の周囲に分布させることができ
る。この誘導子範囲は、最初にあげた書籍に記載されて
いるように、なるべく回転磁界撹拌機又は直線移動磁界
撹拌機又はねじ面撹拌機として構成されている。この誘
導子範囲は、内部空間２から出湯スリーブ９へ入る金属
溶湯Ｓが渦を巻いて、出湯スリーブ９にわたつてできる
だけ均一な温度プロフイルが連続鋳片に生ずるようにし
ている。
範囲は、流通断面１１内の溶湯の撹拌に用いられる。こ
の誘導子範囲は、変流器又は変圧器５Ｒの適当な制御に
より、流通断面１１内の連続鋳片に、撹拌効果を生ずる
空間的に可変な磁界を発生する。この直線移動磁界撹拌
機範囲を１つ又は復数のコイルから構成し、これらのコ
イルを出湯スリーブ９の周囲に分布させることができ
る。この誘導子範囲は、最初にあげた書籍に記載されて
いるように、なるべく回転磁界撹拌機又は直線移動磁界
撹拌機又はねじ面撹拌機として構成されている。この誘
導子範囲は、内部空間２から出湯スリーブ９へ入る金属
溶湯Ｓが渦を巻いて、出湯スリーブ９にわたつてできる
だけ均一な温度プロフイルが連続鋳片に生ずるようにし
ている。
【００１８】図１による実施例では、変流器又は変圧器
５Ｒに接続される撹拌誘導子範囲は、流れ方向Ｈにおい
て、変流器又は変圧器５Ｔに接続される加熱誘導子範囲
の前に設けられている。これは有利である。なぜなら
ば、既に撹拌された連続鋳片が再加熱されるからであ
る。しかし逆の配置も可能である。
５Ｒに接続される撹拌誘導子範囲は、流れ方向Ｈにおい
て、変流器又は変圧器５Ｔに接続される加熱誘導子範囲
の前に設けられている。これは有利である。なぜなら
ば、既に撹拌された連続鋳片が再加熱されるからであ
る。しかし逆の配置も可能である。
【００１９】図１による構成では、変流器又は変圧器５
Ｒに接続される誘導子範囲は、変流器又は変圧器５Ｒの
周波数及び／又は電力を適当に調節する場合、鋳込み開
始の際出湯スリーブ９の加熱にも使用することができ
る。
Ｒに接続される誘導子範囲は、変流器又は変圧器５Ｒの
周波数及び／又は電力を適当に調節する場合、鋳込み開
始の際出湯スリーブ９の加熱にも使用することができ
る。
【００２０】図２による実施例では、電力及び周波数を
調節可能な変流器又は変圧器５ＴＲに端子１４，１５を
介して接続される１つの誘導子４のみが示されている。
誘導子４は変流器又は変圧器５ＴＲにより制御されて、
連続鋳片の撹拌及び連続鋳片の加熱という機能を引受け
る。これは、変流器又は変圧器５ＴＲを周期的に撹拌周
波数、撹拌電力と加熱周波数、加熱電力とに切換えるこ
とによつて行うことができる。これは、最初にあげた文
献に記載されているように、多周波数交流を誘導子へ供
給する変流器又は変圧器５ＴＲを使用することによつて
行うこともでき、複数の周波数は重畳されている。周波
数又は電力の適当な調節によつて、鋳込み開始のため出
湯スリーブ９を予熱することも可能である。
調節可能な変流器又は変圧器５ＴＲに端子１４，１５を
介して接続される１つの誘導子４のみが示されている。
誘導子４は変流器又は変圧器５ＴＲにより制御されて、
連続鋳片の撹拌及び連続鋳片の加熱という機能を引受け
る。これは、変流器又は変圧器５ＴＲを周期的に撹拌周
波数、撹拌電力と加熱周波数、加熱電力とに切換えるこ
とによつて行うことができる。これは、最初にあげた文
献に記載されているように、多周波数交流を誘導子へ供
給する変流器又は変圧器５ＴＲを使用することによつて
行うこともでき、複数の周波数は重畳されている。周波
数又は電力の適当な調節によつて、鋳込み開始のため出
湯スリーブ９を予熱することも可能である。
【００２１】両方の実施例では、連続鋳片の撹拌は連続
鋳片の加熱よりなるべく低い周波数で行われる。加熱及
び撹拌のための電磁界は時間的及び／又は空間的に重畳
可能である。
鋳片の加熱よりなるべく低い周波数で行われる。加熱及
び撹拌のための電磁界は時間的及び／又は空間的に重畳
可能である。
【００２２】流通断面１１において連続鋳片は、冶金容
器の内部空間２の温度差のため、そのずつと上より低い
温度を持つている。加熱の際これを防止するため、なる
べく誘導子４、又は図１の実施例において変流器又は変
圧器５Ｔに接続される誘導子範囲は、流通断面１１の中
心軸線Ｈより下では中心軸線Ｈより上より、この中心軸
線から小さく離れている。
器の内部空間２の温度差のため、そのずつと上より低い
温度を持つている。加熱の際これを防止するため、なる
べく誘導子４、又は図１の実施例において変流器又は変
圧器５Ｔに接続される誘導子範囲は、流通断面１１の中
心軸線Ｈより下では中心軸線Ｈより上より、この中心軸
線から小さく離れている。
【００２３】動作態様は大体において次の通りである。
遅くとも鋳型７が、まだ空の冶金容器において出湯スリ
ーブ９を図に示す位置へもたらされた後、変流器又は変
圧器５Ｔ又は５ＴＲにより誘導子４が、出湯スリーブ９
を運転温度に加熱するため付勢される。変流器又は変圧
器により、出湯スリーブ９を必要な場合金属溶湯のほぼ
溶融温度までもたらす周波数及び電力が設定される。続
いて金属溶湯Ｓが冶金容器の内部空間２へ充填される。
金属溶湯は液状連続鋳片として出湯スリーブ９を通つて
鋳型７へ流入する。その際出湯スリーブ９が適当な高温
に加熱されているので、溶湯が出湯スリーブ９の所で凝
固することがない。鋳込み開始後液状鋼の鋳造のため、
電磁界が出湯スリーブ９の肉厚１２を貫通して、連続鋳
片に撹拌作用及び加熱作用するように、変流器又は変圧
器５Ｔ，５Ｒ又は変流器又は変圧器５ＴＲの周波数が調
節される。その際加熱作用は、電磁界中で加熱される出
湯スリーブ９が熱を連続鋳片へ伝達することによつて、
間接的にも行うことができる。
遅くとも鋳型７が、まだ空の冶金容器において出湯スリ
ーブ９を図に示す位置へもたらされた後、変流器又は変
圧器５Ｔ又は５ＴＲにより誘導子４が、出湯スリーブ９
を運転温度に加熱するため付勢される。変流器又は変圧
器により、出湯スリーブ９を必要な場合金属溶湯のほぼ
溶融温度までもたらす周波数及び電力が設定される。続
いて金属溶湯Ｓが冶金容器の内部空間２へ充填される。
金属溶湯は液状連続鋳片として出湯スリーブ９を通つて
鋳型７へ流入する。その際出湯スリーブ９が適当な高温
に加熱されているので、溶湯が出湯スリーブ９の所で凝
固することがない。鋳込み開始後液状鋼の鋳造のため、
電磁界が出湯スリーブ９の肉厚１２を貫通して、連続鋳
片に撹拌作用及び加熱作用するように、変流器又は変圧
器５Ｔ，５Ｒ又は変流器又は変圧器５ＴＲの周波数が調
節される。その際加熱作用は、電磁界中で加熱される出
湯スリーブ９が熱を連続鋳片へ伝達することによつて、
間接的にも行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】水平連続鋳造装置の鋳型の所に２つの誘導子範
囲を持つ冶金容器の一部の断面図である。
囲を持つ冶金容器の一部の断面図である。
【図２】水平連続鋳造装置の鋳型の所に１つの誘導子を
持つ冶金容器の図１に対応する断面図である。
持つ冶金容器の図１に対応する断面図である。
４ 誘導子 ５Ｒ，５Ｔ，５ＴＲ 変流器又は変圧器 ９ 出湯スリーブ
Claims (9)
- 【請求項１】 出湯ノズルの範囲にある連続鋳片を、交
番電磁界による出湯ノズル及び／又は連続鋳片の電磁誘
導結合によつて加熱し、かつ空間的に可変な少なくとも
１つの電磁界による連続鋳片の誘導結合によつて撹拌す
ることを特徴とする、冶金容器にある出湯ノズルを通つ
て流れる際溶融金属連続鋳片の温度を制御しかつ温度プ
ロフイルを均一にする方法。 - 【請求項２】 複数の誘導子又は１つの誘導子の複数の
誘導子範囲の電磁界を、連続鋳片の加熱及び／又は撹拌
のために使用することを特徴とする、請求項１に記載の
方法。 - 【請求項３】 重畳される複数の電磁界を持つ誘導子を
連続鋳片の加熱及び撹拌のために使用することを特徴と
する、請求項１に記載の方法。 - 【請求項４】 連続鋳片の中心軸線に対する誘導子又は
誘導子範囲の異なる間隔により、加熱に影響を及ぼすこ
とを特徴とする、請求項１ないし３の１つに記載の方
法。 - 【請求項５】 水平連続鋳造の際連続鋳片を、その下部
範囲においてその上部範囲におけるより強く加熱するこ
とを特徴とする、請求項４に記載の方法。 - 【請求項６】 回転磁界撹拌機又は直線移動磁界撹拌機
により撹拌を行うことを特徴とする、請求項１ないし５
の１つに記載の方法。 - 【請求項７】 ねじ面撹拌機により撹拌を行うことを特
徴とする、請求項１ないし５の１つに記載の方法。 - 【請求項８】 撹拌のために、加熱のためより低い周波
数を使用することを特徴とする、請求項１ないし７の１
つに記載の方法。 - 【請求項９】 流体で冷却される誘導子及び／又は撹拌
機の使用 を特徴とする、請求項１ないし８の１つに記
載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19651531.9 | 1996-12-11 | ||
| DE19651531A DE19651531C2 (de) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | Verfahren zur Regelung der Temperatur und zur Vergleichmäßigung des Temperaturprofils eines schmelzenflüssigen, metallischen Stranges |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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