JPH10174970A - 浄水器の原水温度調節装置 - Google Patents

浄水器の原水温度調節装置

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JPH10174970A
JPH10174970A JP33595896A JP33595896A JPH10174970A JP H10174970 A JPH10174970 A JP H10174970A JP 33595896 A JP33595896 A JP 33595896A JP 33595896 A JP33595896 A JP 33595896A JP H10174970 A JPH10174970 A JP H10174970A
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raw water
temperature
water temperature
heater
adjusting apparatus
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Fui Ton Chung
フイ トン チュン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冬季の原水温度の低下によるメンブレンの機
能低下を防止するための浄水器の原水温度調節装置を提
供することである。 【解決手段】 沈澱フィルターに流入される原水の温度
を感知する原水温度感知手段と、前記原水温度感知手段
で感知された温度の入力を受け これを設定された温度
と比較し、その結果を原水加熱制御信号を印加する制御
手段都、前記制御手段の原水加熱信号に応じてヒーター
を動作させて原水を適正値の温度まで上昇させるヒータ
ー駆動手段とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は逆浸透圧浄水器に関
するもので、特に冬季の原水温度の低下によるメンブレ
ンの機能低下を防止するための浄水器の原水温度調節装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、逆浸透圧浄水器に使用されるメ
ンブレンはその気孔の大きさが0.0001μm程度で
あり、前記気孔は温度変化に非常に敏感に反応するた
め、入水される水(原水)の温度条件によって生産水
(浄水される水)の量を変化させる。
【0003】即ち、最初、メンブレンの生産時、摂氏温
度25℃、そして稼働時の条件は廃水と生産水の比率が
5:1に設定されて製作されるが、外部温度が急激に降
下する冬季にはその気孔の大きさが縮小して、自然に、
気孔を通過する生産水量は著しく減少(約85%減少)
する反面、廃水量は相対的に増加する現象が誘発され
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これにより、冬季の気
温変化による気孔収縮は、多量の廃水を放流させると共
にメンブレン前端フィルター、つまり沈澱フィルター、
先カーボンフィルターの寿命を夏季に比べて1/5〜1
/10程度まで短縮させることは勿論であり、その他の
多くの装置の長時間稼働による寿命短縮も共に促進させ
る問題点を内在していた。
【0005】本発明は、前記のような問題点を解決する
ために創出されたもので、その目的は冬季に流入される
原水の温度を一定に維持する装置を沈澱フィルターの前
端部に備えて、メンブレンの温度変化から保護し、メン
ブレンの機能を最大限に発揮させることにより、多くの
フィルターの寿命短縮の防止を図れるようにした浄水器
の原水温度調節装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、沈澱フィルターに流入される原水の温度を
感知する原水温度感知手段と、前記原水温度感知手段で
感知された温度の入力を受け、これに設定された温度と
比較し、その結果に基づいて原水加熱制御信号を印加す
る制御手段と、前記制御手段の原水加熱制御信号に応じ
てヒーターを動作させて原水を適正値の温度まで上昇さ
せるヒーター駆動手段とから構成されることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態1】以下、添付図面に基づいて本発
明の好ましい実施形態の一例を詳細に説明する。図1
は、本発明の浄水器の系統図、図2は、本発明の原水温
度の調節のための実施形態の一例を示す詳細回路図、図
3は図2の制御流れ図である。
【0008】本発明の浄水器は、図1に示すように、所
定水圧を有する原水を沈澱フィルター10により、原水
に包含された浮遊物を沈澱させ、沈澱フィルター10を
通過した原水を原水バルブ11を介して昇圧ポンプ70
に供給する。前記昇圧ポンプ70は昇圧水を先カーボン
フィルター20に供給し、先カーボンフィルター20を
通過した昇圧水はメンブレン40を介して後カーボンフ
ィルター30に伝達され、メンブレン40を通過した廃
水は廃水バルブ60を介して排出される。前記後カーボ
ンフィルター30を通過した昇圧水は貯蔵タンク50に
貯蔵される。
【0009】これにより、複数のフィルターを通過しな
がら汚染物が除去されたきれいな生産水が貯蔵タンク5
0に貯蔵される。
【0010】前記のような浄水器の通常の構成の他に、
本発明の原水温度調節装置は、沈澱フィルター10の前
の所定水圧を有する原水が供給される位置に温度センサ
ーであるサーミスター91を設置すると共に、原水を加
熱させるヒーター101を設置し、前記サーミスター9
1及びヒーター101を総括制御する制御手段80に連
結して構成する。
【0011】図2は、原水温度調節装置の詳細回路図
で、符号90はサーミスター91及び抵抗R1及びR2
で構成されて、沈澱フィルター10に流入される原水の
温度を感知して後述する制御手段80の入力ポートPI
1に入力させる原水温度感知手段であり、80は入力ポ
ートPI1〜PI2と出力ポートPO1を備えると共
に、内部に原水温度調節プログラムを内装し、入力ポー
トPI1に入力された温度を設定温度と比較し、その結
果によって原水加熱制御信号を出力ポートPO1に印加
する制御手段であり、100は前記制御手段80の原水
加熱制御信号によりターンオンされるトランジスタQ1
と、このトランジスタQ1のターンオンにより通電され
るリレーRYとから構成され、リレーRYの通電により
電源ACが通電して、ヒーター101の発熱により、メ
ンブレン40に流入される原水の温度を適当に維持させ
るヒーター駆動手段である。
【0012】又、110はプールアップ抵抗RO及びス
イッチSW1で構成され、前記制御手段80の原水温度
調節プログラムを使用者の選択により活性化又は非活性
化させる入力手段である。
【0013】ここで、前記適正温度は摂氏25℃に設定
することがその動作上好ましい。未説明符号Dはサージ
吸収用ダイオードである。
【0014】このように構成された本発明の作用を図3
に基づいて説明すると次の様である。先ず、本発明は、
制御手段80の原水温度調節プログラムが使用者の選択
により活性化され(S1)、つまり平時気温が正常な状
態である場合、入力手段110のスイッチSW1をオフ
すると、プールアップ抵抗ROを通過した“高電位”が
入力されて、制御手段80は内装された駆動プログラム
を活性化させなかった状態で通常の浄水作用を実行する
反面(S2)、冬季のように外部温度が急降下する場
合、使用者の選択によりスイッチSW1がオンされる
と、プールアップ抵抗ROを介して電圧Vccが設置側
に流れ、“低電位”が制御手段80の入力ポートPI2
に印加され、これにより制御手段80はプログラム活性
化命令と認識して入力ポートPI1及び出力ポートPO
1を制御する。
【0015】ここで、入力手段110の構成は、製品の
出荷時、使用者の選択によるプログラム活性化/非活性
化の区分なしに画一的に設定してもかまわない。
【0016】前記のプログラム活性化入力命令により原
水温度調節プログラムが活性化されると、初期に制御手
段80は原水温度感知手段90から原水温度(A)の入
力を受ける(S3)。その具体的な動作において、原水
温度の変化によって可変値を有するサーミスター91
と、このサーミスター91に直列連結されて電圧Vcc
を分圧する抵抗R1とにより可変電圧値が制御手段80
の入力ポートPI1に印加され、この可変電圧値により
制御手段80が温度を感知することになる。
【0017】以後、制御手段80は感知された温度
(A)と予め設定された温度25℃とを比較し(S
4)、その結果により出力ポートPO1を制御し、この
際に、感知された温度が適正温度以下であると判断され
ると、制御手段80は出力ポートPO1に原水加熱信号
を印加して、順次トランジスタQ1をターンオン、リレ
ーRYを駆動オンさせることにより 電源ACをヒータ
ー101に印加して原水加熱を進行させる(S5)。
【0018】前記加熱進行が続けられて原水温度が設定
温度に到達したと判断されると、制御手段80は出力ポ
ートPO1に原水加熱制御信号(オフ信号)を印加して
順次トランジスタQ1をターンオフ、リレーRYを駆動
オフさせて、電源ACがヒーター101にさらに印加さ
れないようにすることにより、適正温度である25℃で
原水加熱の進行が停止される(S6)。
【0019】従って、冬季等のように外部温度が急降下
する時にも、常に原水温度がメンブレン40の最適温度
に合うように調節されることになる。
【0020】以上の説明は、逆浸透圧浄水器以外の浄水
器にも採用することができ、又、本発明の構成要件の範
囲内でいくらでも変更可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、冬季に
もメンブレンに流入される原水の温度が一定に維持され
るようにして、温度変化に敏感なメンブレンの気孔の大
きさを常に最適に合わせることができるので、メンブレ
ンの機能が最大限発揮される利点があるだけでなく、多
くのフィルターの寿命短縮の促進を防止し得る効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄水器の系統図である。
【図2】本発明の原水温度調節のための一実施例を示す
詳細回路図である。
【図3】図2の制御流れ図である。
【符号の説明】
10 沈澱フィルター 11 原水バルブ 20 先カーボンフィルター 30 後カーボンフィルター 40 メンブレン 50 貯蔵タンク 60 廃水バルブ 70 昇圧ポンプ 80 制御手段 90 原水温度感知手段 91 サーミスター 100 ヒーター駆動手段 101 ヒーター 110 入力手段 R1,R2 抵抗 RO プールアップ抵抗 PI1、PI2 入力ポート PO1 出力ポート Q1 トランジスタ RY リレー AC 電源 SW1 スイッチ D サージ吸収用ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沈澱フィルターに流入される原水の温度を
    感知する原水温度感知手段と、前記原水温度感知手段で
    感知された温度の入力を受け、これを設定された温度と
    比較し、その結果に基づいて原水加熱制御信号を印加す
    る制御手段と、前記制御手段の原水加熱制御信号に応じ
    てヒーターを動作させて原水を適正値の温度まで上昇さ
    せるヒーター駆動手段とから構成されることを特徴とす
    る浄水器の原水温度調節装置。
  2. 【請求項2】原水温度を総括制御する前記制御手段のプ
    ログラムを使用者の選択により活性化させる入力手段が
    さらに包含されることを特徴とする請求項1記載の浄水
    器の原水温度調節装置。
  3. 【請求項3】前記適正温度は25℃に設定されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の浄水器の原水温
    度調節装置。
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