JPH10174498A - 可変速発電電動装置の制御装置 - Google Patents

可変速発電電動装置の制御装置

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JPH10174498A
JPH10174498A JP8340401A JP34040196A JPH10174498A JP H10174498 A JPH10174498 A JP H10174498A JP 8340401 A JP8340401 A JP 8340401A JP 34040196 A JP34040196 A JP 34040196A JP H10174498 A JPH10174498 A JP H10174498A
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JP
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torque
signal
waterway
characteristic
command signal
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JP8340401A
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Masahiro Sakamoto
匡大 坂本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ水車のトルクの急変が抑えられ速度信
号の変動が抑制できる。 【解決手段】 補正信号生成手段30は、速度信号Nと
有効落差信号Heとガイドベーン開度信号GVとを取り
込み、トルク特性に基づき設定された関数によりポンプ
水車2の定常状態のトルク信号を演算し、この信号に水
路特性の伝達関数を乗じて、過渡状態のトルク信号を演
算し、この信号に相当する電流信号が、トルクの変動状
態を打ち消すように補正信号としてトルク電流指令信号
iq2aに加算手段31により加算され補正後のトルク
電流指令信号iq2bが電流制御手段13へ出力し巻線
形誘導機1およびポンプ水車2の回転速度の変動を抑え
るように励磁電流を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ水車および
巻線形誘導機を有する可変速発電電動装置の制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】可変速発電電動装置は、巻線形誘導機の
回転子の回転速度および位相を検出して、巻線形誘導機
の二次側を低周波の交流で励磁する周波数変換器の出力
周波数および位相を制御することにより、巻線形誘導機
の回転速度が同期速度でなくても、一次側を系統に常に
同期させることができる。すなわち、系統並列中に回転
速度を変化させることができるので、運転中は、ポンプ
水車が常に高効率運転となるように有効電力、ガイドベ
ーン開度、回転速度を操作することができる。
【0003】図11は、従来の可変速発電電動装置の制
御装置のブロック図である。
【0004】図中、巻線形誘導機1の回転子laとポン
プ水車2とは直結し、これらがガイドベーン3からの流
水によって回転する。また、回転子laは周波数変換器
4により交流励磁される一方、交流励磁電流が電流検出
器5によって検出され、回転速度が速度検出器6によっ
て検出されている。
【0005】巻線形誘導機1の固定子lbは、並列遮断
器7を介して系統8に接続され、系統8には有効電力検
出器9が接続されている。
【0006】制御手段100内に設ける有効電力制御手
段10は、有効電力指令設定手段11の出力である有効
電力指令信号Paと有効電力検出器9の出力である有効
電力信号Pと有効落差信号Heとから、ポンプ水車2が
高効率で運転するようにガイドベーン開度指令信号Kと
速度指令信号Naを出力する。
【0007】加減算手段14は、速度指令信号Naと速
度検出器6の出力である速度信号Nの偏差分を計算し速
度偏差信号ΔNを速度制御手段12へ出力する。速度制
御手段12は、加減算手段14からの速度偏差信号ΔN
をもとに制御演算して、巻線形誘導機1の速度信号Nが
速度指令信号Naとなるように、トルク電流指令信号i
q2aを電流制御手段13へ出力する。電流制御手段1
3は、トルク電流指令信号iq2aと、周波数変換器4
の出力電流を検出する電流検出器5の電流検出信号iq
とから周波数変換器4の出力電流を制御する。
【0008】図12は、図11における速度制御手段1
2の詳細図である。
【0009】図中、PI制御手段15は、加減算手段1
4において出力される信号をトルク電流指令信号iq2
aに変換し発電運転時には、ガイドベーン3の開閉によ
る流量調整によって、ポンプ水車2の入力を変化させ
て、巻線形誘導機1からの発電量を系統8へ出力する。
また、揚水運転時には、巻線形誘導機1が系統から入力
した有効電力によって、ポンプ水車2を回転させて揚水
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11およ
び図12に示す可変速発電電動装置の制御装置では、ガ
イドベーン3を急開あるいは急閉したとき過渡的な外乱
によってポンプ水車2に結合する巻線形誘導機1の回転
子laの速度信号Nが急変動してポンプ水車2と巻線形
誘導機1とに機械的な負担を与えるという問題がある。
【0011】例えば、図13に示すように発電運転時に
ガイドベーン開度信号GVが時刻t1に急に増加を始め
ると、過渡的に水路水圧が降下し、有効落差が減少す
る。これにより、速度信号N、有効電力信号Pは過渡的
に減少した後増加して行く(図示a,b)、その後に時
刻t2になると正常に戻る。なお、図示鎖線a1,b1
は正常時の動作を示している。また、発電時の急停止に
よってガイドベーン開度信号GVが急減少を始めると、
水路特性により一時的に水路水圧が上昇し、有効落差が
増加する。これにより、速度信号N、有効電力信号P
は、ガイドベーンの動作とは逆に一時的に増加し、その
後減少していくという現象が生じる。
【0012】かかる、制御系に外乱が生じる要因につい
て、図14に基づいて説明すると、電流制御手段13
は、周波数変換器4の出力電流を制御している。そし
て、ポンプ水車モデル22は、トルク特性24と水路特
性25とトルク電流特性26とから得られる信号igb
が周波数変換器4の励磁電流iq2に対して加算手段2
7で加算され、加算手段27で得られる信号に基づく動
力によって慣性体28を回転させて速度信号Nが得られ
る。
【0013】ここで、トルク特性24は速度信号N、ガ
イドベーン開度信号GV、有効落差信号Heと定常状態
のトルク信号Tsとの関係を表し、水路特性25は一般
に進み遅れの要素を持った次の式(1)の伝達関数で表
わされる。
【0014】
【数1】 ここで、α,β,Twは水路によって決定される定数で
ある。
【0015】上記式(1)にてガイドベーン3が定常状
態のとき、水路も定常状態で、G(s)=1となり水路
特性25を加味した過渡状態のトルク信号Ttは定常状
態のトルク信号Tsと等しくなる。一方、上記式(1)
にてガイドベーン3が過渡的に変化して水路が過渡状態
となるとG(s)=1とならず、Tt=Tsとならな
い。これによって、水路特性25を加味した過渡状態の
トルク信号Ttはトルク電流特性26によりiqb相当
の外乱となる信号が加算手段27へ入力される。
【0016】このように図12に示す巻線形誘導機1の
制御装置の速度制御手段12は、速度フィードバックの
みをもとに周波数変換器4へトルク電流指令信号iq2
aを作成しているため、水路が過渡状態のトルク信号T
tによる外乱を抑えることができず、速度信号Nが変動
する。
【0017】そこで、本発明は、水路状態が急変しても
速度信号の急変動を抑える可変速発電電動装置の制御装
置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一次
巻線が電力系統に接続され、二次巻線が交流励磁される
巻線形誘導機と、該巻線形誘導機の二次巻線を交流励磁
する周波数変換器と、巻線形誘導機の回転軸に結合され
たポンプ水車と、発電運転時にポンプ水車へ供給する水
量を調節する一方、揚水運転時にポンプ水車から揚水す
る量を調節するガイドベーンとからなる可変速発電電動
装置の制御装置において、有効電力指令信号と落差信号
と電力系統側の有効電力検出信号とに基づいて速度指令
信号とガイドベーンの開度を増減するガイドベーン指令
信号とを出力する有効電力制御手段と、巻線形誘導機の
速度信号が速度指令信号となるようにトルク電流指令信
号を生成する速度制御手段と、ガイドベーンの開度や有
効落差が急増あるいは急減したときポンプ水車のトルク
の過渡的な急変を阻止するように補正信号を生成してト
ルク電流指令信号を増減する補正信号生成手段と、交流
励磁する量がトルク電流指令信号となるように周波数変
換器を制御する電流制御手段とを設けるようにしたもの
である。この手段によれば、ガイドベーンの開度や有効
落差が急変したとき水路の過渡状態を加味してトルクの
急変を阻止するように補正信号が生成され、この補正信
号によってトルク電流指令信号が増減される。これによ
り、ポンプ水車および回転子のトルクの急変が抑えられ
速度信号の変動が抑制される。従って、ポンプ水車や回
転子の軸系に余計な力が作用するのを回避できる。
【0019】請求項2の発明は、請求項1記載の可変速
発電電動装置の制御装置において、補正信号生成手段
は、ポンプ水車の速度信号と有効落差信号とガイドベー
ン開度信号とから予め定められた関係式に基づいて前記
ポンプ水車の定常状態のトルクを演算するトルク特性関
数演算手段と、このトルク特性関数演算手段により得ら
れた定常状態のトルクと予め定められた水路特性情報と
に基づき水路の過渡状態のときのトルクを演算する水路
特性演算手段と、この水路特性演算手段により得られた
過渡状態のトルクに基づきトルク電流指令信号を増減さ
せる補正信号を生成し出力するトルク電流変換手段とを
設けるようにしたものである。この手段によれば、速度
信号と有効落差信号とガイドベーン開度信号とから定常
状態のトルクが演算され、このトルクと水路特性情報と
に基づきトルク電流指令信号を補正する補正信号が生成
される。これにより、水路の過渡的変化に起因するポン
プ水車の軸のトルクの急変が抑えられ速度信号の急変を
抑止し軸系へ余計な力を与えることが回避できる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1記載の可変速
発電電動装置の制御装置において、補正信号生成手段
は、すべり信号と有効落差信号とガイドベーン開度信号
とから予め定められた関係式に基づいてポンプ水車の定
常状態のトルクを演算するトルク特性関数演算手段と、
このトルク特性関数演算手段により得られた定常状態の
トルクと予め定められた水路特性情報とに基づき水路の
過渡状態のときのトルクを演算する水路特性演算手段
と、この水路特性演算手段により得られた過渡状態のト
ルクに基づきトルク電流指令信号を増減させる補正信号
を生成し出力するトルク電流変換手段とを設けるように
したものである。この手段によれば、すべりと有効落差
信号とガイドベーン開度信号とから定常状態のトルクが
演算され、このトルクと水路特性情報とに基づきトルク
電流指令信号を補正する補正信号が生成される。これに
より、水路の過渡的変化に起因するポンプ水車の軸のト
ルクの急変が抑えられ速度信号の急変を抑止し軸系へ余
計な力を与えることが回避できる。
【0021】請求項4の発明は、請求項1記載の可変速
発電電動装置の制御装置において、補正信号生成手段
は、ポンプ水車のトルクを検出し、トルク検出信号に基
づきトルク電流指令信号を増減させる補正信号を生成し
出力するトルク電流変換手段を設けるようにしたもので
ある。この手段によれば、トルクが直接検出され、この
トルクに基づきトルク電流指令信号を補正する補正信号
が生成される。これにより、水路の過渡的変化に起因す
るポンプ水車の軸のトルクの急変が抑えられ速度信号の
急変を抑止し軸系へ余計な力を与えることが回避でき
る。
【0022】請求項5の発明は、請求項2または請求項
3記載の可変速発電電動装置の制御装置において、水路
特性情報は、発電運転時の水路伝達関数で表したものを
用いて発電運転時における水路の過渡状態のときのトル
クを演算するようにしたものである。この手段によれ
ば、発電運転時の水路伝達関数を用いて水路の過渡状態
のときのトルクが演算されるので発電運転時のトルクの
急変による速度信号の変動が抑制される。
【0023】請求項6の発明は、請求項2または請求項
3記載の可変速発電電動装置の制御装置において、水路
特性情報は、揚水運転時の水路伝達関数で表したものを
用いて、揚水運転時における水路の過渡状態のときのト
ルクを演算するようにしたものである。この手段によれ
ば、揚水運転時の水路伝達関数を用いて水路の過渡状態
のときのトルクが演算されるので揚水運転時のトルクの
急変による速度信号の変動が抑制される。
【0024】請求項7の発明は、請求項2または請求項
3記載の可変速発電電動装置の制御装置において、水路
特性情報として発電運転時の水路伝達関数を用いて発電
運転時の過渡的なトルクを演算する第1水路特性演算手
段と、水路特性情報として揚水運転時の水路伝達関数を
用いて揚水時の過渡的なトルクを演算する第2水路特性
演算手段と、発電運転時に第1水路特性演算手段により
演算された過渡的なトルクに基づきトルク電流指令信号
を増減させる補正信号を生成する一方、揚水運転時に第
2水路特性演算手段により演算された過渡的なトルクに
基づきトルク電流指令信号を増減させる補正信号を生成
するように切替える切替手段とを設けるようにしたもの
である。この手段によれば、発電運転時には発電運転時
の水路伝達関数によって水路の過渡状態を加味したトル
クが演算され、トルク電流指令信号が補正され、揚水運
転時には揚水運転時の水路伝達関数によって水路の過渡
状態を加味したトルクが演算され、トルク電流指令信号
が補正される。従って、発電運転時および揚水運転時の
いずれかの場合にもガイドベーン開度または有効落差の
急変に対してトルクが急変することなく、安定して追従
し、ポンプ水車の速度信号が急変するのが抑制される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の第1実施の形態を示す可
変速発電電動装置の制御装置の構成図である。
【0027】図1において、従来技術を示す図11と同
一符号は同一部分または相当部分を示し、図1は、図1
1に補正信号生成手段30と加算手段31とを設けて、
ガイドベーン3の開度や有効落差が急変したとき水路の
過渡特性を加味してトルク電流指令信号を補正してポン
プ水車2のトルクの急変を阻止する点に特徴を有する。
【0028】ここで、補正信号生成手段30は、図2に
示すように、トルク特性関数演算手段16と水路特性演
算手段17とトルク電流変換手段18とから構成されて
いる。トルク特性関数演算手段16は、速度信号Nと有
効落差信号Heとガイドベーン開度信号GVとを取り込
み、トルク特性に基づき設定された関数によりポンプ水
車2の定常状態のトルク信号Tsを演算するものであ
る。水路特性演算手段17は、トルク特性関数演算手段
16において出力される定常状態のトルク信号Tsに水
路特性の伝達関数を乗じて、過渡状態のトルク信号Tt
を演算するものである。トルク電流変換手段18は、過
渡状態のトルク信号Ttに相当する電流信号に変換する
ものである。
【0029】次に、第1実施の形態の作用を説明する。
【0030】まず、速度信号Nと有効落差信号Heとガ
イドベーン開度信号GVが検出され、これらがトルク特
性関数演算手段16へ入力される。トルク特性関数演算
手段16では、ポンプ水車2の定常状態のトルク信号T
sが演算される。次に、水路特性演算手段17により定
常状態のトルク信号Tsに水路特性の伝達関数を乗じて
過渡状態のトルク信号Ttが演算される。そして、トル
ク電流変換手段18により、過渡状態のトルク相当の電
流信号に変換される。この電流信号が、トルクの変動状
態を打ち消すように補正信号としてトルク電流指令信号
iq2aに加算手段31により加算され補正後のトルク
電流指令信号iq2bが電流制御手段13へ出力され
る。この結果、巻線形誘導機1およびポンプ水車2の回
転速度の変動を抑えるように励磁電流が制御される。
【0031】これにより、図3に示すように、ガイドベ
ーン開度信号GVが時刻t1に急増加したとき、従来の
図示鎖線c1,d1の動に対して図示実線c,dの動き
がされ、時刻t1後の水路が過渡状態の間は、有効電力
信号Pが減少される方向に励磁電流を補正され、有効電
力信号Pの減少分に見合って速度信号Nを増加させ、速
度信号Nを安定に増加させて時刻t2に定常状態に移行
させる。
【0032】このように第1実施の形態によれば、速度
信号と有効落差信号とガイドベーン開度信号とから定常
状態のトルクが演算され、このトルクと水路特性情報と
に基づきトルク電流指令信号を補正する補正信号が生成
される。これにより、水路の過渡的変化に起因するポン
プ水車の軸のトルクの急変が抑えられ速度信号の急変を
抑止し軸系へ余計な力を与えることが回避できる。
【0033】図4は本発明の第2実施の形態を示す可変
速発電電動装置の制御装置の構成図である。
【0034】図4において、従来技術を示す図11と同
一符号は同一部分または相当部分を示し、図4は、図1
1に補正信号生成手段30Bと加算手段31とを設けて
ガイドベーン3の開度や有効落差が急変したときすべり
信号Sと有効落差信号Heとガイドベーン開度信号GV
に基づきトルク信号を演算し、水路の過渡特性を加味し
てトルク電流指令信号を補正してポンプ水車2のトルク
の急変を阻止する点に特徴を有する。
【0035】ここで、補正信号生成手段30Bは、図5
に示すように、トルク特性関数演算手段16Bと水路特
性演算手段17とトルク電流変換手段18とから構成さ
れ、第1実施の形態と異なる点は、補正信号生成手段3
0Bが速度信号Nの代わりにすべり信号Sを用いている
点である。
【0036】すべり検出器20は、巻線形誘導機1のす
べりを検出してすべり信号Sを出力するものである。ト
ルク特性関数演算手段16Bは、すべり検出器20によ
って検出されたすべり信号Sと有効落差信号Heとガイ
ドベーン開度信号GVを取り込み、トルク特性に基づき
設定された関数によりポンプ水車2の定常状態のトルク
信号Tsを演算するものである。
【0037】水路特性演算手段17は、トルク特性関数
演算手段16により出力される定常状態のトルク信号T
sに水路特性の伝達関数を乗じて過渡状態のトルク信号
Ttと演算出力するものである。トルク電流変換手段1
8は、過渡状態のトルク信号Ttを電流信号に変換する
ものである。
【0038】次に、第2実施の形態の作用を説明する。
【0039】まず、すべり検出器20により検出された
すべり信号Sと有効落差信号Heとガイドベーン開度信
号GVとがトルク特性関数演算手段16Bへ入力されて
定常状態のトルク信号Tsが演算される。定常状態のト
ルク信号Tsが水路特性演算手段17によって水路の過
渡状態を加味した過渡状態のトルク信号Ttが演算され
る。
【0040】そして、トルク電流変換手段18によって
過渡状態のトルク相当に見合う電流信号iqbに変換さ
れ、加算手段31へ入力される。加算手段31では、ト
ルク電流指令信号iq2aと電流信号iqbとが加算さ
れトルク変動を抑制するようにトルク電流指令信号iq
2aを増減してトルク電流指令信号iq2bが電流制御
手段13へ出力される。
【0041】このように第2実施の形態によれば、すべ
りと有効落差信号とガイドベーン開度信号とから定常状
態のトルクが演算され、このトルクと水路特性情報とに
基づきトルク電流指令信号を補正する補正信号が生成さ
れる。これにより、水路の過渡的変化に起因するポンプ
水車の軸のトルクの急変が抑えられ速度信号の急変を抑
止し軸系へ余計な力を与えることが回避できる。
【0042】図6は本発明の第3実施の形態を示す可変
速発電電動装置の制御装置の構成図である。
【0043】図6において、従来技術を示す図11と同
一符号は同一部分または相当部分を示し、図6は、図1
1にトルク検出器21と補正信号生成手段30Cと加算
手段31とを設けて、ポンプ水車2のトルクを直接トル
ク検出器21により検出してトルク検出信号の急変を補
正する点に特徴を有する。
【0044】ここで、補正信号生成手段30Cは、図7
に示すトルク検出器21からのトルク検出信号Tを入力
してトルク相当に見合う電流信号へ変換するトルク電流
変換手段18を設けるものである。
【0045】次に、第3実施の形態の作用を説明する。
【0046】まず、トルク検出器21によって検出され
たトルク検出信号Tが補正信号生成手段30Cへ入力さ
れる。補正信号生成手段30Cでは、トルク電流変換手
段18によってトルク相当に見合う電流信号iqbに変
換され加算手段31へ入力される。加算手段31では、
トルク電流指令信号iq2aと電流信号iqbとが加算
される。この結果、増減するトルク相当に見合う電流信
号iqbがトルク変動を抑制するようにトルク電流指令
信号iq2aを増減させて、トルク電流指令信号iq2
bとして電流制御手段13へ出力される。
【0047】このように第3実施の形態によれば、トル
クが直接検出され、このトルクに基づきトルク電流指令
信号を補正する補正信号が生成される。これにより、水
路の過渡的変化に起因するポンプ水車の軸のトルクの急
変が抑えられ速度信号の急変を抑止し軸系へ余計な力を
与えることが回避できる。
【0048】図8は、本発明の第4実施の形態を示す可
変速発電電動装置の制御装置に備える補正信号生成手段
の構成図である。
【0049】図8において、第1実施の形態を示す図2
と同一符号は同一部分または相当部分を示し、図8は、
補正信号生成手段30Dに発電運転時の水路伝導関数を
設定する水路特性演算手段17Dを設けて、発電運転時
のトルク変動を抑制する点に特徴を有する。
【0050】ここで、補正信号生成手段30Dは、トル
ク特性関数演算手段16と水路特性演算手段17Dとト
ルク電流変換手段18とから構成されている。
【0051】トルク特性関数演算手段16は、速度信号
Nと有効落差信号Heとガイドベーン開度信号GVによ
って定常状態のトルク信号Tsを演算するものである。
水路特性演算手段17Dは、トルク特性関数演算手段1
6により出力される定常状態のトルク信号Tsに発電運
転時の水路特性の伝達関数を乗じて過渡状態のトルク信
号Ttと演算出力するものである。トルク電流変換手段
18は、過渡状態のトルク信号Ttを電流信号に変換す
るものである。
【0052】次に、第4実施の形態の作用を説明する。
【0053】まず、速度信号Nと有効落差信号Heとガ
イドベーン開度信号GVとが補正信号生成手段30Dの
トルク特性関数演算手段16へ入力されて定常状態のト
ルク信号Tsが演算される。
【0054】発電運転時の水路特性演算手段17Dに
は、発電運転時に定常状態のトルクTsから過渡状態の
トルクTtを演算するために次の式(2)で示す分岐水
路系の特性を示した伝達関数Gqが設定されている。
【0055】
【数2】 ただし、Twは水路の時定数である。
【0056】この伝達関数により、発電運転時の過渡状
態のトルク信号Ttが出力される。
【0057】そして、トルク電流変換手段18によって
過渡状態のトルク相当に見合う電流信号iqbに変換さ
れ加算手段31へ入力される。加算手段31では、トル
ク電流指令信号iq2aと電流信号iqbとが加算され
トルク変動を抑制するようにトルク電流指令信号iq2
aを増減してトルク電流指令信号iq2bが電流制御手
段13へ出力される。
【0058】このように第4実施の形態によれば、発電
運転時の水路伝達関数を用いて水路の過渡状態のときの
トルクが演算されるので発電運転時のトルクの急変によ
る速度信号の変動が抑制される。
【0059】図9は本発明の第5の実施の形態を示す可
変速発電電動装置の制御装置に備える補正信号生成手段
の構成図である。
【0060】図9において、第1実施の形態を示す図2
と同一符号は同一部分または相当部分を示し、図9は、
補正信号生成手段30Eに揚水運転時の水路伝導関数を
設定する水路特性演算手段17Eを設けて揚水運転時の
トルク変動を抑制する点に特徴を有する。
【0061】ここで。補正信号生成手段30Eは、トル
ク特性関数演算手段16と水路特性演算手段17Eとト
ルク電流変換手段18とから構成されている。
【0062】トルク特性関数演算手段16は、速度信号
Nと有効落差信号Heとガイドベーン開度信号GVによ
って定常状態のトルク信号Tsを演算するものである。
水路特性演算手段17Eは、トルク特性関数演算手段1
6により出力される定常状態のトルク信号Tsに揚水運
転時の水路特性の伝達関数を乗じて過渡状態のトルク信
号Ttと演算出力するものである。トルク電流変換手段
18は、過渡状態のトルク信号Ttを電流信号に変換す
るものである。
【0063】次に、第5実施の形態の作用を説明する。
【0064】まず、速度信号Nと有効落差信号Heとガ
イドベーン開度信号GVとが補正信号生成手段30Dの
トルク特性関数演算手段16へ入力されて定常状態のト
ルク信号Tsが演算される。揚水運転時の水路特性演算
手段17Eには、揚水運転時に定常状態のトルクTsか
ら過渡状態のトルクTtを演算するために伝達関数が内
蔵され伝達関数Gpの一例として、分岐水路系の特性の
次の式(3)が設定されている。
【0065】
【数3】 ただし、Twは水路の時定数である。
【0066】この伝達関数により、過渡状態のトルク信
号Ttが演算出力される。そして、トルク電流変換手段
18によって過渡状態のトルク相当に見合う電流信号i
qbに変換され加算手段31へ入力される。加算手段3
1では、トルク電流指令信号iq2aと電流信号iqb
とが加算されトルク変動を抑制するようにトルク電流指
令信号iq2aを増減してトルク電流指令信号iq2b
が電流制御手段13へ出力される。
【0067】このように第5実施の形態によれば、発電
運転時には発電運転時の水路伝達関数によって水路の過
渡状態を加味したトルクが演算され、トルク電流指令信
号が補正され、揚水運転時には揚水運転時の水路伝達関
数によって水路の過渡状態を加味したトルクが演算さ
れ、トルク電流指令信号が補正される。従って、発電運
転時および揚水運転時のいずれかの場合にもガイドベー
ン開度または有効落差の急変に対してトルクが急変する
ことなく、安定して追求し、ポンプ水車の速度信号が急
変するのが抑制される。
【0068】図10は、本発明の第6の実施の形態を示
す可変速発電電動装置の制御装置に備える補正信号生成
手段の構成図である。
【0069】図10において、第1実施の形態を示す図
2と同一符号は、同一部分または相当部分を示し、図1
0は、補正信号生成手段30Fに発電運転時の水路特性
演算手段17F1と揚水運転時の水路特性演算手段17
F2とを設け、信号切替手段23によって切替える点に
特徴を有する。
【0070】補正信号生成手段30Fは、トルク特性関
数演算手段16と発電運転時の水路特性演算手段17F
1と揚水運転時の水路特性演算手段17F2とトルク電
流変換手段18と信号切替手段23とから構成されてい
る。トルク特性関数演算手段16は、速度信号Nと有効
落差信号Heとガイドベーン開度信号GVとから定常状
態のトルク信号Tsを演算出力するものである。
【0071】水路特性演算手段17F1には、第4実施
の形態と同様の伝達関数が内蔵され、発電運転時に定常
状態のトルクTsから過渡状態のトルクTtgを演算す
る。水路特性演算手段17F2には、第5実施の形態と
同様の伝達関数が内蔵され、揚水運転時に定常状態のト
ルクTsから過渡状態のトルクTtpを演算するための
伝達関数が内蔵されている。
【0072】信号切替手段23は、発電運転時の過渡状
態のトルク信号Ttgと揚水運転時の過渡状態のトルク
信号Ttpとを発電運転時、揚水運転時に応じてで切り
替える。トルク電流変換手段18は、過渡状態のトルク
信号Ttを電流信号に変換するものである。
【0073】次に、第6実施の形態の作用を説明する。
【0074】まず、速度信号Nと有効落差信号Heとガ
イドベーン開度信号GVとがトルク特性関数演算手段1
6へ入力されて定常状態のトルク信号Tsが演算され
る。
【0075】次に、発電運転時には信号切替手段23に
よって接点23aがONされ、発電運転時の水路特性演
算手段17F1によって発電運転時伝達関数によって過
渡状態のトルク信号Ttqが演算出力される。一方、揚
水運転時には信号切替手段23によって接点23bがO
Nされ、揚水運転時の水路特性演算手段17F2によっ
て揚水運転時伝達関数によって過渡状態のトルク信号T
tpが演算出力される。
【0076】そして、トルク電流変換手段18によって
過渡状態のトルク相当に見合う電流信号iqbに変換さ
れ加算手段31へ入力される。加算手段31では、トル
ク電流指令信号iq2aと電流信号iqbとが加算され
トルク変動を抑制するようにトルク電流指令信号iq2
aを増減してトルク電流指令信号iq2bが電流制御手
段13へ出力される。
【0077】このように第6実施の形態によれば、発電
運転時には発電運転時の水路伝達関数によって水路の過
渡状態を加味したトルクが演算され、トルク電流指令信
号が補正され、揚水運転時には揚水運転時の水路伝達関
数によって水路の過渡状態を加味したトルクが演算さ
れ、トルク電流指令信号が補正される。従って、発電運
転時および揚水運転時のいずれかの場合にもガイドベー
ン開度または有効落差の急変に対してトルクが急変する
ことなく、安定して追求し、ポンプ水車の速度信号が急
変するのが抑制される。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、ガイドベーンの開度や有効落差が急変したとき水
路の過渡状態を加味してトルクの急変を阻止するように
補正信号を生成して、この補正信号によってトルク電流
指令信号を増減するので、水路の過渡的変化に起因する
ポンプ水車の軸のトルクの急変が抑えられ速度信号の急
変を抑止し軸系へ余計な力を与えることが回避できる。
【0079】請求項2の発明によれば、速度信号と有効
落差信号とガイドベーン開度信号とから定常状態のトル
クを演算し、このトルクと水路特性情報とに基づきトル
ク電流指令信号を補正するので、水路の過渡的変化に起
因するポンプ水車の軸のトルクの急変が抑えられ速度信
号の急変を抑止し軸系へ余計な力を与えることが回避で
きる。
【0080】請求項3の発明によれば、すべりと有効落
差信号とガイドベーン開度信号とから定常状態のトルク
を演算し、このトルクと水路特性情報とに基づきトルク
電流指令信号を補正するので、水路の過渡的変化に起因
するポンプ水車の軸のトルクの急変が抑えられ速度信号
の急変を抑止し軸系へ余計な力を与えることが回避でき
る。
【0081】請求項4の発明によれば、トルクを直接検
出し、このトルクに基づきトルク電流指令信号を補正す
るので、水路の過渡的変化に起因するポンプ水車の軸の
トルクの急変が抑えられ速度信号の急変を抑止し軸系へ
余計な力を与えることが回避できる。
【0082】請求項5の発明によれば、発電運転時の水
路伝達関数を用いて水路の過渡状態のときのトルクが演
算されるので、発電運転時のトルクの急変による速度信
号の変動が抑制される。
【0083】請求項6の発明によれば、揚水運転時の水
路伝達関数を用いて水路の過渡状態のときのトルクが演
算されるので、揚水運転時のトルクの急変による速度信
号の変動が抑制される。
【0084】請求項7の発明によれば、発電運転時には
発電運転時の水路伝達関数によって水路の過渡状態を加
味したトルクを演算してトルク電流指令信号を補正し、
揚水運転時には揚水運転時の水路伝達関数によって水路
の過渡状態を加味したトルクを演算してトルク電流指令
信号を補正するので、発電運転時および揚水運転時のい
ずれかの場合にもガイドベーン開度または有効落差の急
変に対してトルクが急変することなく、安定して追従
し、ポンプ水車の速度信号が急変するのが抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す可変遠発電電動
装置の制御装置のブロック図である。
【図2】図1における補正信号生成手段を示す詳細図で
ある。
【図3】本発明の第1実施の形態においてガイドベーン
開度が変化したときの有効電力、回転速度の変化を示す
タイミングチャートである。
【図4】本発明の第2実施の形態を示す可変速発電電動
装置の制御装置のブロック図である。
【図5】図4における補正信号生成手段を示す詳細図で
ある。
【図6】本発明の第3実施の形態を示す可変速発電電動
装置の制御装置のブロック図である。
【図7】図6における補正信号生成手段を示す詳細図で
ある。
【図8】本発明の第4実施の形態の補正信号生成手段を
示す詳細図である。
【図9】本発明の第5実施の形態の補正信号生成手段を
示す詳細図である。
【図10】本発明の第6実施の形態の補正信号生成手段
を示す詳細図である。
【図11】従来例を示す可変速発電電動装置の制御装置
のブロック図である。
【図12】図10における速度制御手段の詳細図であ
る。
【図13】従来例においてガイドベーン開度が変化した
ときの有効電力、回転速度の変化を示すタイミングチャ
ートである。
【図14】ポンプ水車モデルを示す説明図である。
【符号の説明】
1 巻線形誘導機 2 ポンプ水車 3 ガイドベーン 4 周波数変換器 5 電流検出器 10 有効電力制御手段 11 有効電力指令設定手段 12 速度制御手段 13 電流制御手段 14 加減算手段 15 PI制御手段 16 トルク特性関数演算手段 17 水路特性演算手段 17D 発電運転時の水路特性演算手段 17F 揚水運転時の水路特性演算手段 18 トルク電流変換手段 20 すべり検出器 21 トルク検出器 30A〜30E 補正信号生成手段 31 加算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02P 9/10 H02P 5/408 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線が電力系統に接続され、二次巻
    線が交流励磁される巻線形誘導機と、該巻線形誘導機の
    二次巻線を交流励磁する周波数変換器と、前記巻線形誘
    導機の回転軸に結合されたポンプ水車と、発電運転時に
    ポンプ水車へ供給する水量を調節する一方、揚水運転時
    にポンプ水車から揚水する量を調節するガイドベーンと
    からなる可変速発電電動装置の制御装置において、 有効電力指令信号と落差信号と前記電力系統側の有効電
    力検出信号とに基づいて速度指令信号と前記ガイドベー
    ンの開度を増減するガイドベーン指令信号とを出力する
    有効電力制御手段と、 前記巻線形誘導機の速度信号が前記速度指令信号となる
    ようにトルク電流指令信号を生成する速度制御手段と、 前記ガイドベーンの開度や有効落差が急増あるいは急減
    したとき前記ポンプ水車のトルクの過渡的な急変を阻止
    するように補正信号を生成して前記トルク電流指令信号
    を増減する補正信号生成手段と、 前記交流励磁する量が前記トルク電流指令信号となるよ
    うに前記周波数変換器を制御する電流制御手段とを備え
    ることを特徴とする可変速発電電動装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記補正信号生成手段は、 前記ポンプ水車の速度信号と有効落差信号とガイドベー
    ン開度信号とから予め定められた関係式に基づいて前記
    ポンプ水車の定常状態のトルクを演算するトルク特性関
    数演算手段と、 このトルク特性関数演算手段により得られた定常状態の
    トルクと予め定められた水路特性情報とに基づき水路の
    過渡状態のときのトルクを演算する水路特性演算手段
    と、 この水路特性演算手段により得られた過渡状態のトルク
    に基づき前記トルク電流指令信号を増減させる補正信号
    を生成し出力するトルク電流変換手段とを設けることを
    特徴とする請求項1記載の可変速発電電動装置の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補正信号生成手段は、 すべり信号と有効落差信号とガイドベーン開度信号とか
    ら予め定められた関係式に基づいて前記ポンプ水車の定
    常状態のトルクを演算するトルク特性関数演算手段と、 このトルク特性関数演算手段により得られた定常状態の
    トルクと予め定められた水路特性情報とに基づき水路の
    過渡状態のときのトルクを演算する水路特性演算手段
    と、 この水路特性演算手段により得られた過渡状態のトルク
    に基づき前記トルク電流指令信号を増減させる補正信号
    を生成し出力するトルク電流変換手段とを設けることを
    特徴とする請求項1記載の可変速発電電動装置の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記補正信号生成手段は、 前記ポンプ水車のトルクを検出し、トルク検出信号に基
    づき前記トルク電流指令信号を増減させる補正信号を生
    成し出力するトルク電流変換手段を設けることを特徴と
    する請求項1記載の可変速発電電動装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記水路特性情報は、発電運転時の水路
    伝達関数で表したものを用いて発電運転時における前記
    水路の過渡状態のときのトルクを演算することを特徴と
    する請求項2または請求項3記載の可変速発電電動装置
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記水路特性情報は、揚水運転時の水路
    伝達関数で表したものを用いて、揚水運転時における前
    記水路の過渡状態のときのトルクを演算することを特徴
    とする請求項2または請求項3記載の可変速発電電動装
    置の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記水路特性情報として発電運転時の水
    路伝達関数を用いて発電運転時の過渡的なトルクを演算
    する第1水路特性演算手段と、 前記水路特性情報として揚水運転時の水路伝達関数を用
    いて揚水時の過渡的なトルクを演算する第2水路特性演
    算手段と、 発電運転時に前記第1水路特性演算手段により演算され
    た過渡的なトルクに基づき前記トルク電流指令信号を増
    減させる補正信号を生成する一方、揚水運転時に前記第
    2水路特性演算手段により演算された過渡的なトルクに
    基づき前記トルク電流指令信号を増減させる補正信号を
    生成するように切替える切替手段を設けることを特徴と
    する請求項2または請求項3記載の可変速発電電動装置
    の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013005503A1 (ja) * 2011-07-06 2013-01-10 株式会社日立製作所 可変速発電電動機の運転制御装置および運転制御方法
JP2016039683A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 株式会社東芝 可変速制御装置の試験装置、試験方法、および試験システム
CN116088296A (zh) * 2023-04-06 2023-05-09 西安热工研究院有限公司 抽蓄储能水电机组建模方法、装置及存储介质

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