JPH10174329A - コイル用ケーブルおよびこのコイル用ケーブルを用いたモータ - Google Patents
コイル用ケーブルおよびこのコイル用ケーブルを用いたモータInfo
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- JPH10174329A JPH10174329A JP32525696A JP32525696A JPH10174329A JP H10174329 A JPH10174329 A JP H10174329A JP 32525696 A JP32525696 A JP 32525696A JP 32525696 A JP32525696 A JP 32525696A JP H10174329 A JPH10174329 A JP H10174329A
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- JP
- Japan
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- coil
- conductors
- cable
- motor
- bundle
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/04—Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
- H02K3/12—Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots
- H02K3/14—Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots with transposed conductors, e.g. twisted conductors
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K2203/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the windings
- H02K2203/15—Machines characterised by cable windings, e.g. high-voltage cables, ribbon cables
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数本の導線が束ねられたコイル用ケーブル
を取り扱う際に、導線がばらばらにならないようにす
る。 【解決手段】 導線１２を複数本束ねた状態で捩じった
コイル用ケーブル１０を作製する。捩じられているの
で、コイル用ケーブル１０を曲げたりしても導線１２が
ばらばらにならない。そして、このコイル用ケーブル１
０によりコイルを形成する場合、複数の導線１２が整列
した状態に保たれるので、導線１２の間の隙間が増える
ことがない。
を取り扱う際に、導線がばらばらにならないようにす
る。 【解決手段】 導線１２を複数本束ねた状態で捩じった
コイル用ケーブル１０を作製する。捩じられているの
で、コイル用ケーブル１０を曲げたりしても導線１２が
ばらばらにならない。そして、このコイル用ケーブル１
０によりコイルを形成する場合、複数の導線１２が整列
した状態に保たれるので、導線１２の間の隙間が増える
ことがない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁石などのコイ
ルを形成する導線、特に導線が複数本束ねられたもので
あるコイル用ケーブル、およびこのコイル用ケーブルを
用いたモータに関する。
ルを形成する導線、特に導線が複数本束ねられたもので
あるコイル用ケーブル、およびこのコイル用ケーブルを
用いたモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】モータなどのコイルを形成する方法の一
つとして、所定の本数の導線を束ねたコイル用ケーブル
を作製し、所定回数コアに巻回する方法が周知である。
このようなコイル形成方法およびコイル用ケーブルが特
開平１−３２１８３４号公報に開示されている。
つとして、所定の本数の導線を束ねたコイル用ケーブル
を作製し、所定回数コアに巻回する方法が周知である。
このようなコイル形成方法およびコイル用ケーブルが特
開平１−３２１８３４号公報に開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
コイル用ケーブルは、導線を単に束ねただけであり、コ
イル形状に巻回する際に、磁極間のスロット内におい
て、導線束がばらけて導線が整列せず導線間の隙間が大
きくなるという問題があった。この隙間の増加は、スロ
ット断面積に対する、当該スロットに納められた導線の
総断面積の比である占積率を低下させるものであり、モ
ータの性能向上の妨げとなるものである。
コイル用ケーブルは、導線を単に束ねただけであり、コ
イル形状に巻回する際に、磁極間のスロット内におい
て、導線束がばらけて導線が整列せず導線間の隙間が大
きくなるという問題があった。この隙間の増加は、スロ
ット断面積に対する、当該スロットに納められた導線の
総断面積の比である占積率を低下させるものであり、モ
ータの性能向上の妨げとなるものである。
【０００４】また、従来の導線束においては、これを順
次巻き付けていくだけであるので、巻き付けに際し内側
にある導線と外側にある導線の長さに差が生じる。この
差は電気抵抗の差となり、各導線を流れる電流にばらつ
きが発生し、電流の多く流れる導線がより発熱する。こ
の局所的な発熱によって、全体としては使用上限温度に
達していない場合であっても、局所的に上限温度を超え
てしまい、使用条件が限定されてしまうという問題があ
った。
次巻き付けていくだけであるので、巻き付けに際し内側
にある導線と外側にある導線の長さに差が生じる。この
差は電気抵抗の差となり、各導線を流れる電流にばらつ
きが発生し、電流の多く流れる導線がより発熱する。こ
の局所的な発熱によって、全体としては使用上限温度に
達していない場合であっても、局所的に上限温度を超え
てしまい、使用条件が限定されてしまうという問題があ
った。
【０００５】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、導線束すなわちコイル用ケーブルを
コイル形状に巻回するときにばらけず、整列した状態で
巻回できるコイル用ケーブルおよびこのコイル用ケーブ
ルを用いたモータを提供することを目的とする。
されたものであり、導線束すなわちコイル用ケーブルを
コイル形状に巻回するときにばらけず、整列した状態で
巻回できるコイル用ケーブルおよびこのコイル用ケーブ
ルを用いたモータを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかるコイル用ケーブルは、複数本の導
線を束ねた上で、さらに捩じられて形成されたものであ
る。捩じられて撚った状態としたことにより導線がばら
ばらになることがない。よって、導線間の隙間を少なく
することができ、占積率を高めることができる。
めに、本発明にかかるコイル用ケーブルは、複数本の導
線を束ねた上で、さらに捩じられて形成されたものであ
る。捩じられて撚った状態としたことにより導線がばら
ばらになることがない。よって、導線間の隙間を少なく
することができ、占積率を高めることができる。
【０００７】また、導線の束が捩じられているので、１
本の導線がコイルの内側、外側に交互に配置されること
となり、導線の長さが均一となる。よって、局所的な温
度上昇がなく均一な温度分布となる。
本の導線がコイルの内側、外側に交互に配置されること
となり、導線の長さが均一となる。よって、局所的な温
度上昇がなく均一な温度分布となる。
【０００８】さらに、このコイル用ケーブルを用いたモ
ータは、モータのコアのスロット内で導線が不揃いとな
ることが防止され、占積率が向上することから、小型、
高出力なものとすることができる。
ータは、モータのコアのスロット内で導線が不揃いとな
ることが防止され、占積率が向上することから、小型、
高出力なものとすることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
（以下、実施形態と記す）を図面に従って説明する。
（以下、実施形態と記す）を図面に従って説明する。
【００１０】図１（ａ）には、本実施形態のコイル用ケ
ーブル１０が示されている。コイル用ケーブル１０は、
二、三十本の導線１２が束ねられて、さらに捩じられて
撚った状態とされたものである。撚った状態を詳細に示
すために、図１（ｂ）に３本の導線１２を撚った状態が
示されている。このように導線１２を束ねた状態で捩じ
ることにより、コイル用ケーブル１０を運搬するとき
や、コイル形状に巻回するときに、一本一本の導線１２
がばらばらにならず、取扱いが容易となる。
ーブル１０が示されている。コイル用ケーブル１０は、
二、三十本の導線１２が束ねられて、さらに捩じられて
撚った状態とされたものである。撚った状態を詳細に示
すために、図１（ｂ）に３本の導線１２を撚った状態が
示されている。このように導線１２を束ねた状態で捩じ
ることにより、コイル用ケーブル１０を運搬するとき
や、コイル形状に巻回するときに、一本一本の導線１２
がばらばらにならず、取扱いが容易となる。
【００１１】また、コイル形状とするときに導線１２が
ばらばらにならず、コイル用ケーブル１０がばらけない
ので、導線１２の隙間が増加することを防止することが
できる。もし、コイル用ケーブル１０がばらけると、各
導線１２が整列した状態とならず、互いに不規則に交差
する状態となる。このような状態では、導線１２間の隙
間が大きくなり、コイルの全体の大きさに対する導線の
断面積が小さくなる。したがって、コイルの電流密度が
低下して、コイルの性能が低下する。前述のように、本
実施形態においては導線１２の隙間の増加が防止されて
いるので、コイルの性能低下が起きることがない。
ばらばらにならず、コイル用ケーブル１０がばらけない
ので、導線１２の隙間が増加することを防止することが
できる。もし、コイル用ケーブル１０がばらけると、各
導線１２が整列した状態とならず、互いに不規則に交差
する状態となる。このような状態では、導線１２間の隙
間が大きくなり、コイルの全体の大きさに対する導線の
断面積が小さくなる。したがって、コイルの電流密度が
低下して、コイルの性能が低下する。前述のように、本
実施形態においては導線１２の隙間の増加が防止されて
いるので、コイルの性能低下が起きることがない。
【００１２】図２には、図１に示すコイル用ケーブル１
０をモータのステータ１４に適用した状態が展開図によ
って示されている。ステータ１４は、磁性体で形成され
たステータコア１６と、コイル１８を含み、ステータコ
ア１６は複数の磁極２０を有しており、この磁極２０の
間にコイル１８が納められている。このコイル１８の納
められている部分がスロット２２である。図１に示すコ
イル用ケーブル１０は、磁極２０の周囲に巻回され、コ
イル１８を形成している。
０をモータのステータ１４に適用した状態が展開図によ
って示されている。ステータ１４は、磁性体で形成され
たステータコア１６と、コイル１８を含み、ステータコ
ア１６は複数の磁極２０を有しており、この磁極２０の
間にコイル１８が納められている。このコイル１８の納
められている部分がスロット２２である。図１に示すコ
イル用ケーブル１０は、磁極２０の周囲に巻回され、コ
イル１８を形成している。
【００１３】前述したように、コイル用ケーブル１０は
導線１２の束が捩じられて形成されているために、巻回
する際にスロット２２内において導線１２がばらばらに
ならず、揃った状態に維持される。よって、導線１２間
の隙間が増えることがなく、占積率の低下を防止するこ
とができる。したがって、占積率の低下を考慮してモー
タを大型化する必要がない。
導線１２の束が捩じられて形成されているために、巻回
する際にスロット２２内において導線１２がばらばらに
ならず、揃った状態に維持される。よって、導線１２間
の隙間が増えることがなく、占積率の低下を防止するこ
とができる。したがって、占積率の低下を考慮してモー
タを大型化する必要がない。
【００１４】図２には、コイル用ケーブル１０を形成す
る２本の導線１２-1，１２-2が実線および破線で示され
ている。これらの導線１２-1，１２-2は、導線の束が捩
じられているために、コイル用ケーブル１０内を螺旋状
に延びている。したがって、コイル１８の外周から内周
へ、また内周から外周へ移りながら磁極２０の周囲に巻
回されることになる。この結果、コイル用ケーブル１０
を構成する個々の導線１２の長さが均一となり、これら
を流れる電流も均一となる。したがって、導線の長さが
不均一であることに起因する局所的な発熱を防止するこ
とができる。局所的な発熱が起きると、他の部分には十
分な温度的余裕があったとしても、この部分の温度に基
づき使用限度を定める必要があり、結果として性能を落
とすこととなる。前述のように、本実施形態のコイル用
ケーブル１０を用いた場合には、温度分布が均一とな
り、使用限度を高めることが可能となる。すなわち、よ
り多くの電流をコイルに流すことができるので、モータ
の高出力化を図ることができる。
る２本の導線１２-1，１２-2が実線および破線で示され
ている。これらの導線１２-1，１２-2は、導線の束が捩
じられているために、コイル用ケーブル１０内を螺旋状
に延びている。したがって、コイル１８の外周から内周
へ、また内周から外周へ移りながら磁極２０の周囲に巻
回されることになる。この結果、コイル用ケーブル１０
を構成する個々の導線１２の長さが均一となり、これら
を流れる電流も均一となる。したがって、導線の長さが
不均一であることに起因する局所的な発熱を防止するこ
とができる。局所的な発熱が起きると、他の部分には十
分な温度的余裕があったとしても、この部分の温度に基
づき使用限度を定める必要があり、結果として性能を落
とすこととなる。前述のように、本実施形態のコイル用
ケーブル１０を用いた場合には、温度分布が均一とな
り、使用限度を高めることが可能となる。すなわち、よ
り多くの電流をコイルに流すことができるので、モータ
の高出力化を図ることができる。
【００１５】なお、本実施例のコイル用ケーブル１０
は、モータのステータのコイルのみならずモータのロー
タのコイル、さらには発電機や陰極線管のコイルに用い
ることも可能である。
は、モータのステータのコイルのみならずモータのロー
タのコイル、さらには発電機や陰極線管のコイルに用い
ることも可能である。
【図１】 本発明にかかる実施形態のコイル用ケーブル
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図２】 図１に示すコイル用ケーブルを用いたモータ
のステータの構成を示す展開図である。
のステータの構成を示す展開図である。
１０ コイル用ケーブル、１２ 導線、１４ モータス
テータ、１６ ステータコア、１８ コイル、２０ 磁
極、２２ スロット。
テータ、１６ ステータコア、１８ コイル、２０ 磁
極、２２ スロット。
Claims (2)
- 【請求項１】 巻回されることによりコイルが形成され
るコイル用ケーブルであって、前記コイル用ケーブル
は、複数本の導線を束ねた上で、さらに捩じられたもの
であるコイル用ケーブル。 - 【請求項２】 請求項１に記載のコイル用ケーブルを巻
回して形成されたコイルを有するモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32525696A JPH10174329A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | コイル用ケーブルおよびこのコイル用ケーブルを用いたモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32525696A JPH10174329A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | コイル用ケーブルおよびこのコイル用ケーブルを用いたモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10174329A true JPH10174329A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18174787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32525696A Pending JPH10174329A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | コイル用ケーブルおよびこのコイル用ケーブルを用いたモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10174329A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010074036A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | 株式会社小松製作所 | 電動機の電機子および電動機 |
| JP2012152028A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Denso Corp | 回転電機 |
| JP2014090613A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Toyota Motor Corp | セグメントコイルの製造方法 |
| JP2015527043A (ja) * | 2012-08-24 | 2015-09-10 | キャタピラー インコーポレイテッドＣａｔｅｒｐｉｌｌａｒ Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ | 回転電気機械のコイル及び固定子アセンブリ |
| DE10113831B4 (de) * | 2000-07-10 | 2016-03-10 | Mitsubishi Denki K.K. | Leiterwicklung für dynamoelektrische Maschine |
| US10170963B2 (en) | 2015-06-18 | 2019-01-01 | Hayashi Industry Co., Ltd. | Armature for electromechanical device which converts electrical energy and mechanical energy, and method for manufacturing same |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP32525696A patent/JPH10174329A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10113831B4 (de) * | 2000-07-10 | 2016-03-10 | Mitsubishi Denki K.K. | Leiterwicklung für dynamoelektrische Maschine |
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| JP2010158096A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Komatsu Ltd | 電動機の電機子および電動機 |
| US8946965B2 (en) | 2008-12-26 | 2015-02-03 | Komatsu Ltd. | Armature of electric motor and electric motor |
| JP2012152028A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Denso Corp | 回転電機 |
| JP2015527043A (ja) * | 2012-08-24 | 2015-09-10 | キャタピラー インコーポレイテッドＣａｔｅｒｐｉｌｌａｒ Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ | 回転電気機械のコイル及び固定子アセンブリ |
| US10128706B2 (en) | 2012-08-24 | 2018-11-13 | Caterpillar Inc. | Coil with twisted wires and stator assembly of a rotary electric machine |
| JP2014090613A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Toyota Motor Corp | セグメントコイルの製造方法 |
| US10170963B2 (en) | 2015-06-18 | 2019-01-01 | Hayashi Industry Co., Ltd. | Armature for electromechanical device which converts electrical energy and mechanical energy, and method for manufacturing same |
| US10447125B2 (en) | 2015-06-18 | 2019-10-15 | Hayashi Industry Co., Ltd. | Tool for holdling coil for electromechanical device for converting electrical energy and mechanical energy |
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