JPH10173979A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH10173979A
JPH10173979A JP8301921A JP30192196A JPH10173979A JP H10173979 A JPH10173979 A JP H10173979A JP 8301921 A JP8301921 A JP 8301921A JP 30192196 A JP30192196 A JP 30192196A JP H10173979 A JPH10173979 A JP H10173979A
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JP
Japan
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area
monitor
component value
signal
mode
Prior art date
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Pending
Application number
JP8301921A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kikuchi
健一 菊地
Akio Kobayashi
昭男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP8301921A priority Critical patent/JPH10173979A/ja
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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 通常速度撮影モードでは、CCDイメージャ
12の全てのチャージエリアから出力されるカメラ信号
に対応する映像がモニタから出力される。また、高速撮
影モードでは、CCDイメージャ12の1/4のチャー
ジエリアから出力されるカメラ信号に対応する4つの映
像がモニタから出力される。高域輝度成分値作成回路4
2は、通常速度撮影モードで、モニタの中央から出力さ
れるべき輝度信号に基づいて高域輝度成分値を作成し、
4倍速撮影モードにおいてはモニタの1/4のエリアの
中央から出力されるべき輝度信号に基づいて高域輝度成
分値を作成する。マイコン50はこのようにして得られ
た高域輝度成分値に基づいてフォーカスモータ52を制
御し、フォーカスを制御する。 【効果】 撮影モード毎に異なる高域輝度成分値を作成
するようにしたため、フォーカスを適切に制御すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオカメラに関し、
特にたとえばCCDイメージャの全てのチャージエリア
から出力されたカメラ信号を処理してモニタに1つの映
像を表示する通常速度撮影モードと、1/4のチャージ
エリアから出力されたカメラ信号を処理してモニタに時
間的に連続する4つの映像を表示する高速撮影モード
(4倍速撮影モード)とをもつビデオカメラに適用さ
れ、フォーカス,アイリスおよび白バランスなどの画質
関連要素を調整する、ビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のビデオカメラでは、たと
えばフォーカスを自動制御するとき、モニタの中央に形
成されたフォーカスエリアから出力される映像信号に含
まれる高域輝度信号の積分値が求められ、その積分値が
最大となる位置にフォーカスレンズが移動されていた。
なお、4倍速撮影モードをもつビデオカメラの例が、昭
和63年10月18日に出願公開された特開昭63−2
50287号公報[H04N 5/225,H04N
5/30,H04N 5/335,H04N 3/0
0]および平成7年8月11日に出願公開された特開平
7−212657号公報[H04N 5/335,H0
1L 27/12]に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、フォーカスエリアは撮影モードに拘わらず
モニタの中央に形成されるため、高速撮影モードでは適
切にフォーカスを制御することができなかった。すなわ
ち、通常速度撮影モードでは図47(A)に示すように
フォーカスエリアFAがモニタの中央に形成され、主要
被写体Mを含む映像信号に基づいてフォーカス制御され
るため、フォーカスを主要被写体Mに合わせることがで
きるが、高速撮影モードでは図47(B)に示すように
フォーカスエリアFAは主要被写体Mからずれた位置に
形成されるため、フォーカスを主要被写体Mに合わせる
ことができなかった。このような問題は、アイリスおよ
び白バランスを制御するときにも生じていた。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、撮
影モードに拘わらず画質関連要素を適切に調整すること
ができる、ビデオカメラを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、CCDイ
メージャからのカメラ信号を処理して映像信号を生成す
る信号処理手段、第1モードと第2モードとを選択的に
切り換えるモード切換手段、モード切換手段によって第
1モードが選択されたときCCDイメージャの第1チャ
ージエリアからのカメラ信号に基づく第1映像信号の第
1所定成分値を生成する第1生成手段、モード切換手段
によって第2モードが選択されたときCCDイメージャ
の第2チャージエリアからのカメラ信号に基づく第2映
像信号の第2所定成分値を生成する第2生成手段、およ
び第1所定成分値および第2所定成分値のいずれかに基
づいて画質関連要素を調整する調整手段を備える、ビデ
オカメラである。
【0006】第2の発明は、CCDイメージャからのカ
メラ信号を処理して映像信号を生成する信号処理手段、
第1モードと第2モードとを選択的に切り換えるモード
切換手段、CCDイメージャの所定チャージエリアから
のカメラ信号に基づく映像信号の所定成分値を生成する
生成手段、所定成分値に基づいて画質関連要素を調整す
る調整手段、およびモード切換手段によって第2モード
が選択されたとき調整手段の動作を禁止する禁止手段を
備える、ビデオカメラである。
【0007】
【作用】第1の発明では、第1モードではCCDイメー
ジャの第1チャージエリアからのカメラ信号に基づく第
1映像信号の第1所定成分値が第1生成手段によって生
成され、その第1所定成分値に基づいて調整手段が画質
関連要素を調整する。一方、第2モードでは、CCDイ
メージャの第2チャージエリアからのカメラ信号に基づ
く第2映像信号の第2所定成分値が第2生成手段によっ
て生成され、その第2所定成分値に基づいて調整手段が
画質関連要素を調整する。
【0008】第1生成手段は、たとえば映像信号が第1
チャージエリアに相関するモニタの第1モニタエリアか
ら出力されるべき第1映像信号であるか否かを判別し、
判別された第1映像信号に基づいて第1所定成分値を生
成する。具体的には、第1生成手段は、第1メモリに格
納された第1モニタエリアの第1エリアデータと第1位
置検出手段によって検出されたモニタにおける映像信号
の出力位置とを比較し、第1エリアデータと出力位置と
が一致したとき第1所定成分値を生成する。なお、第1
モードでは、たとえばCCDイメージャの全てのチャー
ジエリアからのカメラ信号に対応する1つの画像がモニ
タに表示され、モニタには第1チャージエリアに対応す
る1つの第1モニタエリアが形成される。
【0009】第2生成手段は、映像信号が第2チャージ
エリアに相関するモニタの第2モニタエリアから出力さ
れるべき第2映像信号であるか否かを判別し、判別され
た第2映像信号に基づいて第2所定成分値を生成する。
第2モードでは、たとえば第2チャージエリアを含む一
部のチャージエリアからのカメラ信号に対応する複数の
画像がモニタに表示され、モニタには第2チャージエリ
アに対応する1つの第2モニタエリアが形成される。
【0010】第2の発明では、第1モードではCCDイ
メージャの所定チャージエリアからのカメラ信号に基づ
く映像信号の所定成分値が生成手段によって生成され、
その所定成分値に基づいて調整手段によって画質関連要
素が調整される。一方、第2モードでは、禁止手段によ
って調整手段の動作が禁止される。したがって、第1モ
ードの次に第2モードが選択されると、第1モードで調
整された画質関連要素に基づく画質が維持される。
【0011】
【発明の効果】第1の発明によれば、モードに対応する
モニタエリアからの映像信号に基づいて、画質関連要素
の調整に供する所定成分値を生成するようにしたため、
いかなるモードでも画質を適切に調整することができ
る。第2の発明によれば、第1モードに続いて第2モー
ドが選択された場合には、第1モードで調整された画質
関連要素に従って画質が調整されるため、回路構成を簡
略化できる。
【0012】この発明の上述の目的およびその他の目
的,特徴,局面および利点は、添付図面に関連して行わ
れる以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
【0013】
【実施例】図1に示すこの実施例のディジタルビデオカ
メラ10は、CCDイメージャ12を含み、このCCD
イメージャ12は、図3に示すように、複数の光電変換
用フォトダイオード14および垂直転送CCD16を含
む。垂直転送CCD16は垂直駆動回路18によって駆
動され、水平転送CCD20aおよび20bは水平駆動
回路22によって駆動される。水平転送CCD20aお
よび20bには、並列にドレイン24が配置されてい
て、このドレイン24は、高速撮影時に不要な電荷を掃
き出すために利用される。つまり、掃き出し制御ゲート
26を通して垂直転送CCD16から送られた電荷が、
ドレイン24から掃き出される。
【0014】CCDイメージャ12には、図2に示す原
色のカラーフィルタが装着され、水平転送CCD20a
および20bからは、垂直画素数480と同じライン数
の信号が読み出される。つまり、このCCDイメージャ
12は、垂直方向に隣接する2つの電荷を混合すること
なく全画素のデータを1フィールドに1回読み出すこと
により解像度の向上を図るデュアルチャネル構造となっ
ている。
【0015】第1モードとしての通常速度撮影モードに
おいては、固体撮像ユニット12は図4に示すフィール
ド蓄積モードに従って動作する。すなわち、フォトダイ
オード14に蓄積された電荷が、1フィールドに1回垂
直転送CCD16に読み出される。その後、1ラインに
2回連続して立ち上がる垂直転送パルスが垂直転送CC
D16に連続して供給され、1Hに1回、2ライン分の
電荷がそれぞれ水平転送CCD20a、20bに同時に
転送される。水平転送CCD20a、20bは水平転送
クロックに従って、それぞれ1Hに1ライン分の電荷を
出力する。すなわち、水平転送CCD20aからは、
1、3、5、…と奇数ラインの出力が第1チャネル出力
として出力され、水平転送CCD20bからは、2、
4、6、…と偶数ラインの出力が第2チャネル出力とし
て出力される。これによって、CCDイメージャ12か
らは、図13(A)に示す全てのチャージエリア12′
に含まれる全ての画素の電荷が出力される。
【0016】これに対して、図1に示すモード切換手段
としての4倍速スイッチ28によって、第2モードすな
わち高速撮影モード(4倍速撮影モード)が選択された
場合には、図5(A)に示すように、CCDの斜線で示
す左上1/4のチャージエリアの電荷が取り出されて使
用される。高速撮影モードについて詳しく述べると、こ
のモードでは、図6に示すように、電荷読み出しパルス
は1/4フィールドに1回、垂直転送CCD16に供給
される。そして、垂直転送CCD16は、1/2Hに2
個ずつかつ1/4フィールド毎の水平ブランキング期間
に240個ずつ出力される垂直転送パルスによって駆動
される。したがって、水平転送CCD20aおよび20
bには、1/2H毎に2ライン分の電荷が転送される。
つまり、水平転送CCD20aおよび20bは先の通常
速度撮影モードと同じ水平転送クロックで駆動されるた
め、1ラインの前半の電荷を転送し終わって後半の電荷
が未だ残っているときに次のラインの電荷が垂直転送C
CD16から転送されてくることになる。
【0017】他方、そのとき掃き出しパルスが供給さ
れ、この掃き出しパルスによって掃き出し制御ゲート2
6が開かれる。したがって、1ラインの後半の電荷は、
掃き出し制御ゲート26を経てドレイン24から掃き出
される。つまり、4倍速撮影モードにおいては、各ライ
ンの前半の電荷のみが水平転送CCD20aおよび20
bから出力され、各ラインの後半の電荷はドレイン24
から掃き出される。具体的には、水平転送CCD20a
からは1〜239の奇数ラインの前半の信号が出力さ
れ、水平転送CCD20bからは2〜240の偶数ライ
ンの前半の信号が出力される。
【0018】したがって、図5(B)の左側に示す画像
に対応する電荷が水平転送CCD20aから出力され、
図5(B)の右側に示す画像に対応する電荷が水平転送
CCD20から出力され、そして図5(C)に示す4つ
の映像がこのような電荷に基づいて生成される。このよ
うにして、CCDイメージャ12は、4倍速スイッチ2
8が操作されていないときには通常速度撮影モードで動
作し、4倍速スイッチ28が操作されているときは高速
撮影モードで動作する。いずれの場合にも、CCDイメ
ージャ12からのカメラ信号は、チャネル毎に信号処理
回路30aおよび30bに与えられ、AGC,アナログ
クランプ,A/D変換,ディジタルクランプ等の処理が
施される。したがって、信号処理回路30aおよび30
bからは、カラーカメラ信号が出力される。
【0019】信号処理回路30aからのカラーカメラ信
号は、そのままスイッチ132の接点132aに与えら
れるとともに、並び替え回路34aを通して、スイッチ
132の接点132bに与えられる。信号処理回路30
bからのカラーカメラ信号は、そのままスイッチ232
の接点232aに与えられるとともに、並び替え回路3
4bを通して、スイッチ232の接点232bに与えら
れる。スイッチ132および232は、4倍速スイッチ
28に連動し、4倍速スイッチ28がオフのときは接点
132aおよび232aに接続され、4倍速スイッチ2
8がオンされているとき接点132bおよび232bに
接続される。したがって、スイッチ132および232
からは、4倍速スイッチ28がオフのときには、信号処
理回路30aおよび30bからのカラーカメラ信号が出
力され、4倍速スイッチ28がオンのときには、並び替
え回路34aおよび34bからのカラーカメラ信号が出
力されることになる。
【0020】並び替え回路34aは、図7に示すよう
に、8個のメモリa1,a2,b1,b2,c1,c
2,d1およびd2と、メモリ制御回路36とを含む。
各メモリa1,a2,b1,b2,c1,c2,d1お
よびd2は、1/8画面分のメモリであり、図5(B)
に示す8個の領域A1,A2,B1,B2,C1,C
2,D1およびD2に対応するカラーカメラ信号をそれ
ぞれ記憶する。すなわち、メモリa1,a2,b1,b
2,c1,c2,d1およびd2の書き込み時には、図
8に示すように、ライトイネーブル信号に応答して、最
初の1/4フィールドではメモリa1およびa2に1/
2Hおきに交互に信号が書き込まれ、次の1/4フィー
ルドではメモリb1およびb2に1/2H毎に交互に信
号が書き込まれ、以下同様にして、全てのメモリa1,
a2,b1,b2,c1,c2,d1およびd2にカラ
ーカメラ信号が書き込まれる。
【0021】そして、読み出し時には、図9に示すよう
に、リードイネーブル信号に応答して、最初の1/2フ
ィールド期間(前半フィールド)ではメモリa1,b
1,a2およびb2の順で操り返し読み出され、次の1
/2フィールド期間(後半フィールド)ではメモリc
1,d1,c2およびd2の順で操り返し読み出され
る。なお、並び替え回路34bは並び替え回路34aと
同様に構成されているので、重複した説明を省略する。
このようにして、並び替え回路34aおよび34bか
ら、図5(C)に示す画像に対応するカラーカメラ信号
が出力される。
【0022】スイッチ132、232から出力されたカ
ラーカメラ信号は、補間処理回路100に入力される。
この補間処理回路100は図10のように構成される。
すなわち、スイッチ132を経て入力される第1チャネ
ル出力は、直接または1H遅延回路116を介してそれ
ぞれD3およびD1として選択回路118に供給され、
スイッチ232を経て入力される第2チャネル出力は、
直接または1H遅延回路117を介して、それぞれD2
およびD0として選択回路118に供給される。1H遅
延回路116および117は、入力されるCCD出力を
1H期間記憶することのできるメモリであり、この回路
を通過することにより1H遅延したCCD出力が得られ
ることになる。なお、この1H遅延回路への信号の書き
込みおよび読み出しは、水平転送CCDでの水平転送に
同期して実行される。
【0023】選択回路118は、処理対象のフィールド
が奇数フィールドであるか偶数フィールドであるかに応
じて、D0〜D3の隣接する4ライン分のディジタル信
号から、3ライン分のディジタル信号を選択する。奇数
フィールドではD1〜D3のそれぞれがL0〜L2とし
て出力され、偶数フィールドではD0〜D2のそれぞれ
がL0〜L2として出力される。
【0024】選択回路118の3出力L0〜L2は、直
接補間演算回路133に入力されるとともに遅延回路1
30に入力され、さらに遅延回路130出力が遅延回路
131に入力される。ここで、遅延回路130および1
31はともに1画素分の遅延時間をもち、両遅延回路1
30および131の出力は補間演算回路133に入力さ
れる。したがって、補間演算回路133には、隣接する
3ラインの連続する3画素、すなわち合計9画素分の信
号が、同時に補間演算回路133に入力される。
【0025】この補間演算回路133では、この実施例
のカラーフィルタでは3原色のそれぞれのフィルタがモ
ザイク状に配列されており、いずれの画素からもR、
G、Bのいずれか一つの信号しか得られないため、この
補間演算回路133によって他の2色の信号を周囲の画
素から補間している。このとき、固体撮像ユニット12
上の画素の配列と選択される画素との関係は図11のよ
うに表される。先に述べたように、奇数フィールド時に
は、Dl〜D3のライン信号が選択されるから、奇数番
目の画素のパターンは図11(b)のように表される。
また、偶数番目の画素のパターンは図11(c)のよう
になる。一方、偶数フィールド時には、D0〜D2のラ
イン信号が選択されるので、奇数番目の画素のパターン
は図11(d)のように表され、偶数番目の画素のパタ
ーンは図11(e)のように表される。なお、図11
(a)は固体撮像ユニット12上の一部の画素の配列を
模式的に示したものである。
【0026】図10から明らかなように、各種タイミン
グ信号に基づいて、処理対象のフィールドが奇数フィー
ルドおよび偶数フィールドのいずれであるか、ならびに
処理対象の画素が奇数番目および偶数番目のいずれであ
るかが決定されると、画素パターンが図11(b)〜
(e)のいずれかが決定される。したがって、補間演算
回路132は、たとえば図11(b)の場合には、中央
の画素からG信号が得られるのでG信号をそのまま出力
し、R信号は中央の縦列の上下の2画素から得られるの
でこれらの2画素の信号を平均してR信号として出力
し、B信号は中央の横列の左右の2画素から得られるの
でこれらの2画素の信号を平均してB信号として出力す
る。また、(c)の場合には、RおよびG信号は隣接す
る4画素の同色信号を平均して得られる。
【0027】このようにして処理対象の画素の欠落する
2色の色信号を周辺の同一色の画素の信号から作成して
補間することで、各画素のR、G、B信号が生成され
る。このうちG信号は直接信号処理回路40に与えられ
るが、R信号およびB信号のそれぞれは、マイコン50
から出力されるR利得制御信号およびB利得制御信号に
よって利得が制御されるR増幅回路38a,B増幅回路
38bを介して信号処理回路40に与えられる。このよ
うにR信号およびB信号の利得を制御することによって
白バランスが適切に調整される。信号処理回路40で
は、入力されたR、G、B信号に基づいて輝度信号と色
差信号R−YおよびB−Y(R−Y信号およびB−Y信
号)が生成され、これに対応する映像がモニタ55に表
示される。なお、モニタ55はビューファインダではな
く、たとえばテレビジョン受像機のディスプレイであ
る。
【0028】信号処理回路40からの輝度信号は高域輝
度成分値作成回路42および輝度成分値作成回路44に
与えられ、R−Y信号はR−Y成分値作成回路46に与
えられ、そしてB−Y信号はB−Y成分値作成回路48
に与えられる。なお、高域輝度成分値作成回路42,輝
度成分値作成回路44,R−Y成分値作成回路46およ
びB−Y成分値作成回路48のそれぞれが第1生成手段
および第2生成手段として動作する。
【0029】高域輝度成分値作成回路42では、第1判
別手段および第2判別手段としての信号判別回路56
が、入力される輝度信号がモニタ55に図12(A)ま
たは(B)に示すように形成されたフォーカスエリアF
AまたはFA′から出力されるべき輝度信号であるか否
かを判別する。また、ハイパスフィルタ58を介するこ
とによって得られた輝度信号の高域成分を、積分回路6
0が積分する。したがって、ハイパスフィルタ58と積
分回路60とが、第1所定成分値生成手段および第2所
定成分値生成手段として動作する。積分回路60によっ
て得られた積分値が高域輝度成分値すなわち第1所定成
分値および第2所定成分値となり、調整手段としてのマ
イコン50がその高域輝度成分値に基づいてフォーカス
モータ52を制御する。すなわち、画質関連要素の1つ
であるフォーカスを調整する。
【0030】また、輝度成分値作成回路44は、モニタ
55に図20(A)に示すように形成されたかつアイリ
スエリアEAを構成する分割エリアD1〜D6のそれぞ
れ、または図20(B)に示すように形成されたかつア
イリスエリアEA′を構成する分割エリアd1〜d6の
それぞれから出力されるべき輝度信号を各分割エリア毎
に積分し、その積分値を輝度成分値すなわち第1所定成
分値または第2所定成分値とする。マイコン50はこの
ようにして得られた輝度成分値に基づいてアイリスモー
タ54を制御する。すなわち、調整手段としてのマイコ
ン50が画質関連要素に含まれるアイリスを調整する。
【0031】さらに、R−Y成分値作成回路46は、モ
ニタ55に図24(A)に示すように形成されたかつ白
バランスエリアWAを構成する分割エリアA11〜A8
8のそれぞれ、または図24(B)に示すように形成さ
れたかつ白バランスエリアWA′を構成する分割エリア
a11〜a88のそれぞれから出力されるべきR−Y信
号を各分割エリア毎に積分し、その積分値をR−Y成分
値すなわち第1所定成分値または第2所定成分値とす
る。B−Y成分値作成回路48もまた、R−Y成分値作
成回路46と同様にして分割エリアA11〜A88のそ
れぞれ、または分割エリアa11〜a88のそれぞれか
ら出力されるべきB−Y信号を積分して、積分値をB−
Y成分値すなわち第1所定成分値または第2所定成分値
とする。調整手段としてのマイコン50はR−Y成分値
およびB−Y成分値に基づいてR利得制御信号およびB
利得制御信号を生成し、R増幅回路38aおよびB増幅
回路38bの利得を制御する。すなわち、マイコン50
は画質関連要素の1つである白バランスを調整する。
【0032】高域輝度成分値作成回路42に含まれる信
号判別回路56は図14に示すように構成される。すな
わち、CPU56fには垂直カウンタ56cおよび水平
カウンタ56dとテーブル56eとが直接接続され、エ
リアデータメモリ56aおよび56bがスイッチ56h
を介してCPU56fに接続される。エリアデータメモ
リ56aには図12(A)に示すフォーカスエリアFA
のエリアデータが格納され、エリアデータメモリ56b
には図12(B)に示すフォーカスエリアFA′のエリ
アデータが格納される。具体的には、フォーカスエリア
FAは、モニタ55を縦方向および横方向に8等分する
ことによって得られる64個の微小エリアのうち中央の
16個の微小エリアによって構成され、それが第1モニ
タエリアとなる。また、フォーカスエリアFA′はモニ
タ56の左上1/4のエリアを縦方向および横方向に8
等分することによって得られた64個の微小エリアのう
ち中央の16個の微小エリアによって構成され、それが
第2モニタエリアとなる。
【0033】フォーカスエリアFAは、図13(A)に
示すようにチャージエリア12′の中央に形成されたフ
ォーカス制御用チャージエリアFCAに対応し、フォー
カスエリアFA′は、図13(B)に示すようにチャー
ジエリア12′の左上1/4のエリアの中央に形成され
たフォーカス制御用チャージエリアFCA′に対応す
る。そして、フォーカス制御用チャージエリアFCAが
第1チャージエリアとなり、フォーカス制御用チャージ
エリアFCA′が第2チャージエリアとなる。
【0034】なお、図3からわかるように、水平転送C
CD20aおよび20bはCCDイメージャ12の下側
に設けられているため、チャージエリア12′には逆さ
まになった画像が照射される。したがって、フォーカス
制御用チャージエリアFCA′と後述するアイリス制御
用チャージエリアECA′および白バランス制御用チャ
ージエリアWCA′とは、実際にはチャージエリア1
2′の左下1/4のエリアに形成されるが、便宜上、左
上1/4のエリアに形成されるものとして説明する。
【0035】垂直カウンタ56cは水平同期信号によっ
てインクリメントされるとともに垂直同期信号によって
リセットされ、水平カウンタ56dは1画素毎に立ち上
がるクロックによってインクリメントされるとともに水
平同期信号によってリセットされる。また、テーブル5
6eには垂直カウンタ56cおよび水平カウンタ56d
のカウント値に対応するモニタ56の画素位置のデータ
が格納されている。すなわち、垂直カウンタ56cおよ
び水平カウンタ56dのカウント値とエリアデータメモ
リ56aおよび56bに格納されたエリアデータとの間
にはずれがあるため、そのずれをなくすためにテーブル
56eが用いられる。なお、スイッチ56hは4倍速ス
イッチ28からのモード信号によって制御され、通常速
度撮影モードにおいてエリアデータメモリ56aと接続
され、高速撮影モードにおいてエリアデータメモリ56
bと接続される。
【0036】CPU56fは図15に示すフロー図を処
理してスイッチ56gをオン/オフする。すなわち、ま
ずステップS1およびS3で水平カウンタ56dおよび
垂直カウンタ56cのカウント値を検出し、次にステッ
プS5でテーブル56eを参照して、そのカウント値を
現時点で入力されている輝度信号が出力される画素位置
に変換する。続いて、ステップS7でエリアデータメモ
リ56aまたは56bに格納されたエリアデータと画素
位置とを比較することによってその画素位置がフォーカ
スエリアFAまたはFA′内にあるかどうか判断する。
そして、“YES”であればスイッチ56gをオンし
“NO”であればスイッチ56gをオフする。
【0037】このように信号判別回路56が構成される
ことによって、通常速度撮影モードではフォーカスエリ
アFAから出力される輝度信号が第1映像信号と判別さ
れ、高速撮影モードではフォーカスエリアFA′から出
力される輝度信号が第2映像信号と判別される。なお、
エリアデータメモリ56aが第1メモリとして機能し、
エリアデータメモリ56bが第2メモリとして機能す
る。また、垂直カウンタ56c,水平カウンタ56d,
テーブル56eおよびCPU56fが第1位置検出手段
および第2位置検出手段として機能し、CPU56fが
第1比較手段,第2比較手段,第1制御手段および第2
制御手段として機能する。
【0038】マイコン50は図16〜図18に示すフロ
ー図を処理してフォーカスモータ52を制御する。すな
わち、まずステップS13で3フィールド分の高域輝度
成分値を検出し、ステップS15でその高域輝度成分値
が安定しているかどうか判断する。ここで“NO”であ
ればビデオカメラ10の姿勢が安定していないとしてス
テップS13に戻るが、“YES”であればビデオカメ
ラ10の姿勢が安定したとして、ステップS17で図1
8に示すサブルーチンを処理する。
【0039】具体的には、まずステップS43でフォー
カスモータ52のよってフォーカスレンズ(図示せず)
を1/2フィールド期間前方へ移動させ、ステップS4
5でその位置における高域輝度成分値を検出する。次
に、ステップS47でフォーカスレンズを1フィールド
期間後方へ移動させ、ステップS49でフォーカスレン
ズ移動中に高域輝度成分値を検出する。その後、ステ
ップS51でフォーカスレンズ移動後に高域輝度成分値
を検出する。このようにフォーカスレンズを移動させ
ることによって、たとえば図19(A)に示すような高
域輝度成分値〜が求められる。
【0040】その後、図16のステップS19で高域輝
度成分値が高域輝度成分値およびの平均より大き
いかどうか判断し、“YES”であれば、高域輝度成分
値〜は図19(A)に示す関係にあるとしてステッ
プS37でフォーカスレンズを1/2フィールド期間前
方へ移動させる。そして、ステップS39で高域輝度成
分値を検出し、ステップS41で前回に比べて高域輝度
成分値が変化したかどうか判断し、“YES”であれば
ステップS13に戻るが、“NO”であればステップS
39に戻る。すなわち、ステップS19で“YES”で
あれば、フォーカスレンズを合焦点に戻し、以後検出さ
れる高域輝度成分値が変化しない限りレンズの移動を中
止する。
【0041】一方、ステップS19で“NO”であれば
高域輝度成分値およびは図19(B)または(C)
に示す関係にあるとして、ステップS21で高域輝度成
分値ととを比較する。そして、図19(B)に示す
関係であれば、ステップS23でレンズ移動方向を反転
させるが、図19(C)に示す関係であれば、レンズ移
動方向を反転させることなくステップS25に移行す
る。ステップS25ではフォーカスレンズを設定された
方向に移動させ、その後ステップS27で高域輝度成分
値を検出する。ステップS29ではレンズが合焦点を通
過したかどうか判断し、“NO”であればステップS2
7に戻って引き続き高域輝度成分値を検出するが、“Y
ES”であれば、ステップS31でレンズを合焦点に戻
し、ステップS33で再び図18に示すサブルーチンを
処理する。
【0042】そして、ステップS35でステップS19
と同じ処理を行い、“NO”であればステップS21に
戻るが、“YES”であればステップS37に移行す
る。このように、撮影モードによって異なるフォーカス
エリアFAおよびFA′からの高域輝度成分値を生成す
るようにしたため、マイコン50は撮影モード毎に異な
る処理をしなくとも、図12(A)および(B)に示す
主要被写体Mに対して適切にフォーカスを合わせること
ができる。
【0043】輝度成分値作成回路44は図21に示すよ
うに構成される。すなわち、CPU44fには、4倍速
スイッチ28からのモード信号によって制御されるスイ
ッチ44jを介してエリアデータメモリ44aおよび4
4bが接続されるとともに、直接垂直カウンタ44cお
よび水平カウンタ44dとテーブル44eとが接続され
る。エリアデータメモリ44aには図20(A)に示す
ようにモニタ55に形成された分割エリアD1〜D6の
それぞれのエリアデータが格納され、エリアデータメモ
リ44bには図20(B)に示すようにモニタ55の左
上1/4のエリアに形成された分割エリアd1〜d6の
それぞれのエリアデータが格納される。分割エリアD1
〜D6によって構成されるアイリスエリアEAが第1モ
ニタエリアとなり、分割エリアd1〜d6によって構成
されるアイリスエリアEA′が第2モニタエリアとな
る。
【0044】なお、アイリスエリアEAは、図13
(A)に示すチャージエリア12′と同じ大きさのアイ
リス制御用チャージエリアECAに対応し、アイリスエ
リアEA′は図13(B)に示すようにチャージエリア
12′の左上1/4に形成されたアイリス制御用チャー
ジエリアECA′に対応する。そして、アイリス制御用
チャージエリアECAが第1チャージエリアとなり、ア
イリス制御用チャージエリアECA′が第2チャージエ
リアとなる。
【0045】垂直カウンタ44cおよび水平カウンタ4
4dは、信号判別回路56の垂直カウンタ56cおよび
水平カウンタ56dと同様に動作し、テーブル44eに
はテーブル56eと同じデータが格納されている。した
がって、垂直カウンタ44cおよび水平カウンタ44d
のカウント値をテーブル44eに格納されたデータに変
換することによって、そのカウント値と輝度信号が出力
される画素位置とのずれを直すことができる。
【0046】スイッチ44hはCPU44fによって制
御され、これによって信号生成回路44gから出力され
た読出信号および書込信号が、レジスタm1〜m6のい
ずれかに与えられる。このため、レジスタm1〜m6の
いずれかから読み出されたデータが加算器44iで輝度
信号と加算されるとともに、加算されたデータが同じレ
ジスタに書き込まれる。レジスタm1〜m6は垂直同期
信号によって初期化されるため、1フィールド毎に、分
割エリアD1〜D6のそれぞれあるいは分割エリアd1
〜d6のそれぞれから出力される輝度信号の積分値がレ
ジスタm1〜m6で得られる。
【0047】CPU44fは図22に示すフロー図を処
理することによってスイッチ44hを制御する。すなわ
ち、まずステップS53およびS55のそれぞれで水平
カウンタ44dおよび垂直カウンタ44cのカウント値
を検出し、ステップS57でテーブル44eを用いてそ
のカウント値を画素位置に変換する。その後、ステップ
S5901〜S5906で、その画素位置が分割エリア
D1〜D6または分割エリアd1〜d6のいずれにある
かを判別し、その判別結果に応答してステップS610
1〜S6106のいずれかでスイッチ44hをレジスタ
m1〜m6のいずれかに接続する。これによって、通常
速度撮影モードでは、分割エリアD1〜D6に対応する
複数の輝度信号成分値すなわち複数の第1所定成分値が
得られ、高速撮影モードでは、分割エリアd1〜d6に
対応する複数の輝度信号成分値すなわち複数の第2所定
成分値が得られる。
【0048】なお、エリアデータメモリ44aおよび4
4b,垂直カウンタ44c,水平カウンタ44d,テー
ブル44eおよびCPU44fが第1判別手段および第
2判別手段として動作する。また、垂直カウンタ44
c,水平カウンタ44d,テーブル44eおよびCPU
44fが第1位置検出手段および第2位置検出手段とし
て動作し、CPU44fが第1比較手段,第2比較手
段,第1制御手段および第2制御手段として動作する。
さらに、加算器44i,スイッチ44h,信号生成回路
44gおよびレジスタm1〜m6が第1所定成分値生成
手段および第2所定成分値生成手段として動作する。
【0049】マイコン50はその輝度成分値を受けて図
23に示すフロー図を処理する。すなわち、まずステッ
プS63でカウンタ50aのカウント値kを“1”にセ
ットし、ステップS65で重みW1〜W6を初期値にセ
ットする。ここで、重みW1〜W3は互いに同じ値であ
り重みW4〜W6もまた互いに同じ値であり、重みW1
〜W3は重みW4〜W6より大きい。続いて、ステップ
S67で分割エリアD1〜D6またはd1〜d6のそれ
ぞれに対応する輝度成分値Y1〜Y6を検出し、ステッ
プS69で輝度成分値Yk(kはカウント値)が基準値
よりもかなり大きいかどうか判断する。そして“YE
S”であれば、ステップS71で重みWkを“0”にセ
ットしステップS69に戻るが、“NO”であれば、ス
テップS73でカウント値k=6であるかどうか判断す
る。そして“NO”であれば、ステップS75でカウン
タ50aをインクリメントしてステップS69に戻る。
【0050】一方、ステップS73でカウント値k=6
であれば、ステップS77で重み付け輝度成分値の平均
値YWAVを算出し、ステップS79およびS81で平均
値YWAVと基準値との関係を判別する。そして、平均値
YWAV>基準値であれば、ステップS83で絞りを閉じ
る方向にアイリスモータ54を駆動する。また、平均値
YWAV<基準値であれば、ステップS85で絞りを開く
方向にアイリスモータ54を駆動する。さらに、平均値
YWAV=基準値であれば、ステップS87でアイリスモ
ータ54を停止する。
【0051】このように、輝度成分値作成回路44は、
モードに従って分割エリアD1〜D6または分割エリア
d1〜d6の輝度成分値を生成するため、マイコン50
は撮影モードに応じて処理を切り換えなくともアイリス
を適切に制御することができる。R−Y成分値作成回路
46は図25に示すように構成される。ただし、R−Y
成分値作成回路46は64個のレジスタn1〜n64が
設けられる点を除き、輝度成分値作成回路44とほぼ同
様であるため、重複した説明を省略する。
【0052】エリアデータメモリ46aにはモニタ55
を図24(A)に示すように縦方向および横方向に8等
分した微小エリアのエリアデータが格納され、エリアデ
ータメモリ46bにはモニタの左上1/4のエリアを図
24(B)に示すように縦方向および横方向に8等分し
た微小エリアのエリアデータが格納される。なお、図2
4(A)に示す微小エリアが分割エリアA11〜A88
となり、図24(B)に示す微小エリアが分割エリアa
11〜a88となる。そして、分割エリアA11〜A8
8によって白バランスエリアWAが構成され、分割エリ
アa11〜a88によって白バランスエリアWA′が構
成される。さらに、白バランスエリアWAが第1モニタ
エリアとなり、白バランスエリアWA′が第2モニタエ
リアとなる。“A”または“a”に付された2桁の数字
は微小エリアの位置を示している。すなわち、上位の数
字が縦方向の位置を示し、下位の数字が横方向の位置を
示す。
【0053】なお、白バランスエリアWAは、図13
(A)に示すチャージエリア12′と同じ大きさの白バ
ランス制御用チャージエリアWCAに対応し、白バラン
スエリアWA′は図13(B)に示すようにチャージエ
リア12′の左上1/4に形成された白バランス制御用
チャージエリアWCA′に対応する。そして、白バラン
ス制御用チャージエリアWCAが第1チャージエリアと
なり、白バランス制御用チャージエリアWCA′が第2
チャージエリアとなる。
【0054】スイッチ46jは通常速度撮影モードにお
いてエリアデータメモリ46aと接続され、高速撮影モ
ードにおいてエリアデータメモリ46bと接続される。
CPU46fは図26に示すフロー図を処理してスイッ
チ46hを制御する。すなわち、まずステップS89お
よびS91で水平カウンタ46dおよび垂直カウンタ4
6cのカウント値を検出し、ステップS93でテーブル
46eを用いてそのカウント値をR−Y信号が出力され
る画素位置に変換する。続いて、ステップS9501〜
S9564でその画素位置が分割エリアA11〜A88
あるいは分割エリアa11〜a88のいずれにあるかを
判別する。そしてその判別結果に応じてスイッチ46h
をレジスタn1〜n64のいずれかに接続する。
【0055】したがって、信号生成回路46gからの読
出信号および書込信号が所望のレジスタに与えられ、通
常速度撮影モードでは分割エリアA11〜A88の積分
値すなわちR−Y成分値がレジスタn1〜n64で得ら
れ、高速撮影モードでは分割エリアa11〜a88の積
分値すなわちR−Y成分値がレジスタn1〜n64で得
られる。このR−Y成分値が第1所定成分値または第2
所定成分値となる。したがって、加算器46i,スイッ
チ46h,信号生成回路46gおよびレジスタn1〜n
64が第1所定成分値生成手段および第2所定成分値生
成手段として動作する。
【0056】なお、B−Y成分値作成回路48はR−Y
成分値作成回路46と同様の構成となっているため、図
25に示すそれぞれの素子をかっこ内の参照番号で示す
ことによって、重複した説明を省略する。マイコン50
はR−Y成分値作成回路46およびB−Y成分値作成回
路48のそれぞれで作成されたR−Y成分値およびB−
Y成分値を受けて図27〜図29に示すフロー図を処理
し、R利得制御信号およびB利得制御信号を生成する。
すなわち、まずステップS101でR−Y成分値および
B−Y成分値を検出し、ステップS103で図28およ
び図29に示すサブルーチンを処理して重みを調整す
る。その後、ステップS105で平均値(R−Y)AV
よび(B−Y)AVを算出し、ステップS107でR増幅
回路38aおよびB増幅回路38bの利得の補正量を決
定する。そして、ステップS109でその補正量に応じ
たR利得制御信号およびB利得制御信号を出力する。
【0057】図28および図29に示すサブルーチンで
は、まずステップS111で変数C1およびC2のそれ
ぞれに第1閾値および第2閾値を設定し、ステップS1
13で変数xおよびyをそれぞれ“8”に設定する。こ
こで変数xおよびyはモニタ55の縦方向および横方向
における分割エリアの数を示す。次に、ステップS11
5およびS117のそれぞれでカウンタ50bのカウン
ト値jおよびカウンタ50cのカウント値iを“1”に
設定し、ステップS119で重みWi,j を“1”とす
る。
【0058】続いて、ステップS121でカウント値i
=1であるかどうか判断し、“YES”であれば、注目
する分割エリアが1番上にあり、上の分割エリアとの比
較が無理であるため、直接ステップS129に移行す
る。しかし、“NO”であれば、ステップS123およ
びS125のそれぞれで数1および数2が成立するかど
うか判断する。そしていずれか一方でも成立しなければ
直接ステップS129に移行するが、両方とも成立すれ
ば、ステップS127で重みWi,j を1/2にしステッ
プS129に移行する。このような処理をすることによ
って、上に位置する分割エリアのR−Y成分値およびB
−Y成分値と注目する分割エリアのR−Y成分値および
B−Y成分値との差が小さければ、その注目する分割エ
リアの重みが1/2にされる。
【0059】
【数1】 |(R−Y)i,j −(R−Y)i-1,j |<C1
【0060】
【数2】 |(B−Y)i,j −(B−Y)i-1,j |<C2 ステップS129ではカウント値j=1であるかどうか
判断し、“YES”であれば、注目する分割エリアが1
番左側にあり、左隣の分割エリアとの比較が無理である
ため、直接ステップS137に移行する。しかし、カウ
ント値j=1でなければ、ステップS131およびS1
33のそれぞれで数3および数4が成立するかどうか判
断する。ここでいずれか一方でも成立しなければステッ
プS137に移行するが、両方が成立すれば、ステップ
S135で重みを半分にする。すなわち、注目する分割
エリアのR−Y成分値およびB−Y成分値とその左に位
置する分割エリアのR−Y成分値およびB−Y成分値と
の差が小さければ、重みを半分にする。したがって、数
1〜数4の全てを満たせば、重みは1/4とされる。
【0061】
【数3】 |(R−Y)i,j −(R−Y)i,j-1 |<C1
【0062】
【数4】 |(B−Y)i,j −(B−Y)i,j-1 |<C2 ステップS137ではカウント値iをインクリメント
し、ステップS139でカウント値i>変数yであるか
どうか判断する。そして“NO”であればステップS1
39以降の処理を繰り返すが、“YES”であればステ
ップS141でカウント値jをインクリメントし、ステ
ップS143に移行する。ステップS143では、カウ
ント値j>変数xであるかどうか判断し、“NO”であ
ればステップS117以降の処理を繰り返すが、“YE
S”であれば処理を終了する。
【0063】このようにして各分割エリア毎に重みが調
整され、その重みを用いてステップS105で平均値
(R−Y)AVおよび(B−Y)AVが算出される。このよ
うにR−Y成分値作成回路46およびB−Y成分値作成
回路48は撮影モードに応じたR−Y成分値およびB−
Y成分値を作成するため、マイコン50は共通のフロー
図を処理して適切なR利得制御信号およびB利得制御信
号を生成することができ、これによって白バランスを適
切に調整することができる。
【0064】しかし、高速撮影モードでは、カメラ信号
は実際には図30(A)〜(C)に示すように処理され
る。すなわち、図5(C)では表示される4つの映像は
互いに接するように描かれているが、実際には水平方向
において1ライン期間の後半の電荷を掃き出すための期
間が必要となる。また、垂直方向においても1/4フィ
ールドの後半の電荷の掃き出しに要する期間が必要とな
る。そして、これらの期間では水平転送CCD20aお
よび20bの入力ゲートは閉じられているにも拘わら
ず、水平転送CCD20aおよび20bは電荷を出力し
ようと動作するため、実際には、図30(C)に示す斜
線部に出力が不定となる出力不定エリアが形成されてし
まう。具体的には、図31に示すようにモニタ55に表
示される4つの映像はそれぞれ297画素および164
ラインをもち、それぞれの映像の右端に幅が63画素の
出力不定エリアが形成され、それぞれの映像の下端に幅
が16ラインの出力不定エリアが形成される。
【0065】このような点を考慮して、他の実施例のビ
デオカメラ10では、信号判別回路56に含まれるエリ
アデータメモリ56bに図31に示すフォーカスエリア
FA′のエリアデータが書き込まれる。すなわち、モニ
タ55の左上に形成される297画素×164ラインの
エリアを水平方向および垂直方向に8等分することによ
って得られた64個の微小エリアのうち中央の16個の
微小エリアがフォーカスエリアFA′とされ、そのエリ
アデータがエリアデータメモリ56bに書き込まれる。
また、輝度成分値作成回路44のエリアデータメモリ4
4bには、図32に示すアイリスエリアEA′に含まれ
る分割エリアd1〜d6のエリアデータが格納される。
この分割エリアd1〜d6もまた、図31で説明した微
小エリアによって形成されるエリアである。さらに、R
−Y成分値作成回路46のエリアデータメモリ46bお
よびB−Y成分値作成回路48のエリアデータメモリ4
8bには、図33に示す白バランスエリアWA′に含ま
れる分割エリアa11〜a88のエリアデータが格納さ
れる。すなわち、図31で説明した微小エリアのそれぞ
れが分割エリアa11〜a88とされ、それぞれのエリ
アデータがエリアデータメモリ46bおよび48bに格
納される。
【0066】このようにフォーカスエリアFA′,アイ
リスエリアEA′および白バランスエリアWA′を形成
することによって、生成される高域輝度成分値,輝度成
分値,R−Y成分値およびB−Y成分値は出力不定エリ
アの影響を受けることがなく、高速撮影モードにおいて
適切にフォーカス,アイリスおよび白バランスを制御す
ることができる。
【0067】また、白バランスに関しては、図1実施例
と同様のエリアデータをエリアデータメモリ46bおよ
び48bに格納するようにしても、マイコン50が図3
4に示すように出力不定エリアに重なる分割エリアa1
8,a28,a38,a48,a58,a68,a7
8,a81〜a88から得られるR−Y成分値およびB
−Y成分値を除いて処理するようにすれば、高速撮影モ
ードにおいて適切な白バランス制御が可能となる。ま
た、図35に示すように高速撮影モードにおいても通常
速度撮影モードと同じエリアデータメモリ46aおよび
48aを用いてR−Y成分値およびB−Y成分値を作成
し、マイコン50が出力不定エリアに重なる分割エリア
のR−Y成分値およびB−Y成分値を除いて処理するよ
うにすれば、高速撮影モード用のエリアデータメモリ4
6bおよび48bが不要となり、回路構成を簡略化でき
る。
【0068】また、図1に示す実施例では、フォーカス
を制御するとき、マイコン50が図18のステップS4
9でレンズ移動中に高域輝度成分値を検出するが、高
速撮影モードではフォーカスエリアFA′は図13
(B)に示すようにモニタ55の左上に形成される。し
たがって、高速撮影モードでは、高域輝度成分値は図
19に示すの位置ではなくに近い位置で求められて
しまい、通常速度撮影モードに比べてフォーカス制御の
精度が落ちてしまう恐れがある。
【0069】このような点を考慮して、他の実施例のビ
デオカメラ10では、図36に示すようにモニタ55に
表示される4つの映像の全てにフォーカスエリアFA′
が形成され、そのエリアデータがエリアデータメモリ5
6bに格納される。すなわち、モニタ55には表示され
る映像と同数の第2モニタエリアが形成される。また、
図1実施例では、通常速度撮影モードにおいてモニタ5
5を図24(A)に示すように分割した分割エリアA1
1〜A88のエリアデータを図24に示すエリアデータ
メモリ46aおよび48aに格納するようにしたが、た
とえば広角で被写体を撮影するときにはこの程度のエリ
ア分割では適切に白バランス制御をできない場合があ
る。
【0070】このため、その他の実施例のビデオカメラ
10では、R−Y成分値作成回路46が図37に示すよ
うに構成される。すなわち、エリアデータメモリ46
m,46nおよび46pが増設され、エリアデータメモ
リ46b,46m,46nおよび46pが、スイッチ4
6kとスイッチ46jとを介してCPU46fに接続さ
れる。また、スイッチ46jは高速撮影モードおよび広
角撮影モード(いずれも第2モード)においてスイッチ
46kと接続され、このときスイッチ46kはCPU4
6fによって1フィールド毎に切り換えられる。さら
に、エリアデータメモリ46mには図40(B)に示す
ようにモニタ55の右上1/4のエリアに形成された分
割エリアα11〜α88のエリアデータが格納され、エ
リアデータメモリ46nには図40(C)に示すように
モニタ55の左下1/4のエリアに形成された分割エリ
アβ11〜β88のエリアデータが格納され、そしてエ
リアデータメモリ46pには図40(D)に示すように
モニタ55の右下1/4のエリアに形成された分割エリ
アγ11〜γ88のエリアデータが格納される。
【0071】CPU46fは、高速撮影モードおよび広
角撮影モードにおいて図41および図42に示すフロー
図を処理して、4フィールド期間に各分割エリア毎のR
−Y成分値を生成する。すなわち、まずステップS14
5でエリアカウンタ46rを初期化し、ステップS14
7で垂直同期信号が入力されたかどうか判断する。ここ
で“NO”であれば、直接ステップS151に移行する
が、“YES”であれば、ステップS149でエリアカ
ウンタ46rのカウント値に応じてスイッチ46kを切
り換え、ステップS151に移行する。ステップS15
1では、水平カウンタ46dのカウント値を検出し、ス
テップS153で垂直カウンタ46cのカウント値を検
出し、そしてステップS155でテーブル46eを用い
てそのカウント値をR−Y信号が出力される画素位置に
変換する。
【0072】続いて、ステップS15701〜S157
64で画素位置がいずれの分割エリアにあるかを判別す
る。そして、その判別結果に応じてステップS1590
1〜S15964のいずれかでスイッチ46hを所望の
レジスタに接続する。続いて、ステップS161で垂直
同期信号が入力されたかどうか判断し、“NO”であれ
ばステップS145に戻るが、“YES”であれば、ス
テップS163でエリアカウンタ46rをインクリメン
トする。その後、ステップS165でエリアカウンタ4
6rのカウント値が“4”であるかどうか判断し、“N
O”であればステップS149に戻るが、“YES”で
あればステップS151に戻る。
【0073】このようにCPU46fが処理することに
よって、1フィールド毎に処理に供される分割エリアが
切り換えられる。これによって、図39に示すように通
常撮影モードにおいて形成される分割エリアの4倍の分
割エリアをモニタ55に形成することができ、4倍の数
のR−Y成分値を生成することができる。このため、レ
ジスタの数を増やすことなく広角モードにおいて精度の
高い白バランス制御を行うことができる。
【0074】なお、この実施例のB−Y成分値作成回路
48もまたR−Y成分値作成回路46と同様の構成であ
るため、図37に示すそれぞれの素子をかっこ内の参照
番号で示すことによって、重複した説明を省略する。ま
た、図1実施例のR−Y成分値およびB−Y成分値の4
倍の数のR−Y成分値およびB−Y成分値を4フィール
ドかけて生成することによって、この実施例ではマイコ
ン50は図27に示すフロー図を4フィールド毎に処理
する必要があり、また図28に示すサブルーチンのステ
ップS111では変数C1およびC2として第1閾値/
4および第2閾値/4を設定し、ステップS113では
xおよびyを“16”に設定する必要がある。
【0075】図43を参照して、その他の実施例のビデ
オカメラ10では、高域輝度成分値作成回路42′,輝
度成分値作成回路44′,R−Y成分値作成回路46′
およびB−Y成分値作成回路48′は撮影モードに関係
なく常に1つの動作を行う。すなわち、高域輝度成分値
作成回路42′は図12(A)に示すフォーカスエリア
FAの高域輝度成分値のみを生成し、輝度成分値作成回
路44′は図20(A)に示す分割エリアD1〜D6の
輝度成分値のみを生成し、R−Y成分値作成回路46′
およびB−Y成分値作成回路48′は図24(A)に示
す分割エリアA11〜A88のR−Y成分値およびB−
Y成分値のみを作成する。マイコン50′はフォーカス
制御時図43に示すフロー図を処理し、アイリス制御時
図44に示すフロー図を処理し、そして白バランス制御
時図45に示すフロー図を処理する。すなわち、フォー
カス制御時は、ステップS167で撮影モードが高速撮
影モードであるかどうか判断し、“NO”であればステ
ップS171でオートフォーカス制御を実行するが、
“YES”であれば、ステップS169でオートフォー
カス制御を中止する。また、アイリス制御時は、ステッ
プS173で高速撮影モードであるかどうか判断し、
“NO”であれば、ステップS177でオートアイリス
制御を実行するが、“YES”であれば、ステップS1
75でオートアイリス制御を中止する。さらに、白バラ
ンス制御時は、ステップS179で高速撮影モードであ
るかどうか判断し、“NO”であればステップS183
でオート白バランス制御を実行するが、“YES”であ
れば、ステップS181でオート白バランス制御を中止
する。
【0076】このような制御をすることによって、高速
撮影モードではいずれの制御も実行されないが、通常
は、ユーザは通常速度撮影モードを選択した後に高速撮
影モードを選択するため、高速撮影モードに移行したと
きにはフォーカス,アイリスおよび白バランスは既に適
切に調整されている。したがって、特殊な操作をしない
限り特に問題は生じない。ただし、高速撮影モードでの
撮影中に被写体を変えたりしてフォーカス,アイリスお
よび白バランスのいずれかがずれる場合を考慮して、マ
ニュアル操作ボタン53が設けられ、これによってフォ
ーカス,アイリスおよび白バランスを調整することがで
きる。
【0077】なお、この実施例ではデュアルチャネル方
式のCCDイメージャを用いて説明したが、フィールド
毎に奇数ラインおよび偶数ラインのいずれかを選択して
出力する1チャネル方式のCCDイメージャを用いても
よいことはもちろんであり、また原色のカラーフィルタ
に代えて補色の色フィルタを用いてもよい。また、この
実施例では高速撮影モードとして4倍速撮影モードを用
いたが、1/2フィールドに1回蓄積電荷を読み出し、
そのうちCCDイメージャの下半分のみを有効として表
示する2倍速撮影モードにも用いることができることは
もちろんである。さらに、この実施例では高域輝度成分
値作成回路,輝度成分値作成回路,R−Y成分値作成回
路およびB−Y成分値作成回路のそれぞれにエリアデー
タメモリを設けるようにしたが、それぞれの撮影モード
毎に1つのエリアデータメモリを共用するようにし、生
成された高域輝度成分値,輝度成分値,R−Y成分値お
よびB−Y成分値のうち必要なものをマイコン50が処
理するようにすれば、データエリアメモリの数を減らす
ことができる。
【0078】また、この実施例では、アイリスおよび白
バランスの調整のために、図20および図24に示すよ
うに分割エリアを形成するようにしたが、この発明はこ
の場合に限定されないのはもちろんである。さらに、こ
の実施例ではフォーカスレンズを移動させることによっ
てフォーカスを合わせるようにしているが、CCDイメ
ージャを光軸方向に移動させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例に使用されるモザイク型カラーフィ
ルタの配列を示す図解図である。
【図3】図1実施例のCCDイメージャを示す図解図で
ある。
【図4】図3実施例における通常速度撮影モード(第1
モード)の動作を示すタイミング図である。
【図5】図1実施例における高速撮影モード(第2モー
ド)の動作を示す図解図である。
【図6】図3実施例における高速撮影モード(第2モー
ド)の動作を示すタイミング図である。
【図7】図1実施例の並び替え回路を示すブロック図で
ある。
【図8】図7実施例のメモリの書込動作を示すタイミン
グ図である。
【図9】図7実施例のメモリの読出動作を示すタイミン
グ図である。
【図10】図1実施例の補間演算回路を示すブロック図
である。
【図11】図10実施例の補間処理回路での補間処理を
説明するための図である。
【図12】(A)は通常速度撮影モード(第1モード)
においてモニタに表示される映像を示す図解図であり、
(B)は高速撮影モード(第2モード)でモニタに表示
される映像を示す図解図である。
【図13】(A)は通常速度撮影モード(第1モード)
においてCCDイメージャのチャージエリアに形成され
るフォーカス制御用チャージエリア,アイリス制御用チ
ャージエリアおよび白バランス制御用チャージエリアを
示す図解図であり、(B)は高速撮影モード(第2モー
ド)においてCCDイメージャのチャージエリアに形成
されるフォーカス制御用チャージエリア,アイリス制御
用チャージエリアおよび白バランス制御用チャージエリ
アを示す図解図である。
【図14】図1実施例の信号検出回路を示すブロック図
である。
【図15】図13実施例の動作の一部を示すフロー図で
ある。
【図16】図1実施例におけるマイコンの動作の一部を
示すフロー図である。
【図17】図1実施例におけるマイコンの動作の一部を
示すフロー図である。
【図18】図1実施例におけるマイコンの動作の一部を
示すフロー図である。
【図19】レンズ位置に対する高域輝度成分値を示すグ
ラフである。
【図20】(A)は通常速度撮影モード(第2モード)
においてモニタに表示される映像を示す図解図であり、
(B)は4倍速撮影モードでモニタに表示される映像を
示す図解図である。
【図21】図1実施例の輝度成分値作成回路を示すブロ
ック図である。
【図22】図21実施例の動作の一部を示すフロー図で
ある。
【図23】図1実施例のマイコンの動作の一部を示すフ
ロー図である。
【図24】(A)は通常速度撮影モード(第2モード)
においてモニタに表示される映像を示す図解図であり、
(B)は4倍速撮影モードでモニタに表示される映像を
示す図解図である。
【図25】図1実施例のR−Y成分値作成回路およびB
−Y成分値作成回路を示すブロック図である。
【図26】図25実施例の動作の一部を示すフロー図で
ある。
【図27】図1実施例のマイコンの動作の一部を示すフ
ロー図である。
【図28】図1実施例のマイコンの動作の一部を示すフ
ロー図である。
【図29】図1実施例のマイコンの動作の一部を示すフ
ロー図である。
【図30】図1実施例における高速撮影モード(第2モ
ード)の画面の構成を示す図解図である。
【図31】高速撮影モードにおいてモニタに表示される
映像を示す図解図である。
【図32】高速撮影モードにおいてモニタに表示される
映像を示す図解図である。
【図33】高速撮影モードにおいてモニタに表示される
映像を示す図解図である。
【図34】高速撮影モードにおいてモニタに表示される
映像を示す図解図である。
【図35】高速撮影モードにおいてモニタに表示される
映像を示す図解図である。
【図36】高速撮影モードにおいてモニタに表示される
映像を示す図解図である。
【図37】この発明の他の実施例におけるR−Y成分値
作成回路およびB−Y成分値作成回路を示すブロック図
である。
【図38】通常速度撮影モードでモニタに形成される分
割エリアを示す図解図である。
【図39】広角撮像モードにおいてモニタに形成される
分割エリアを示す図解図である。
【図40】広角撮像モードにおいてモニタに形成される
分割エリアを示す図解図である。
【図41】図37実施例の動作の一部を示すフロー図で
ある。
【図42】図37実施例の動作の一部を示すフロー図で
ある。
【図43】この発明のその他の実施例を示すブロック図
である。
【図44】図43実施例のマイコン50′の動作の一部
を示すフロー図である。
【図45】図43実施例のマイコン50′の動作の一部
を示すフロー図である。
【図46】図43実施例のマイコン50′の動作の一部
を示すフロー図である。
【図47】従来技術においてモニタに表示される映像を
示す図解図である。
【符号の説明】
12 …CCDイメージャ 38a …R増幅回路 38b …B増幅回路 42 …高域輝度成分値作成回路 44 …輝度成分値作成回路 46 …R−Y成分値作成回路 48 …B−Y成分値作成回路 50 …マイコン 52 …フォーカスモータ 54 …アイリスモータ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CCDイメージャからのカメラ信号を処理
    して映像信号を生成する信号処理手段、 第1モードと第2モードとを選択的に切り換えるモード
    切換手段、 前記モード切換手段によって前記第1モードが選択され
    たとき前記CCDイメージャの第1チャージエリアから
    の前記カメラ信号に基づく第1映像信号の第1所定成分
    値を生成する第1生成手段、 前記モード切換手段によって前記第2モードが選択され
    たとき前記CCDイメージャの第2チャージエリアから
    の前記カメラ信号に基づく第2映像信号の第2所定成分
    値を生成する第2生成手段、および前記第1所定成分値
    および前記第2所定成分値のいずれかに基づいて画質関
    連要素を調整する調整手段を備える、ビデオカメラ。
  2. 【請求項2】前記映像信号はモニタに与えられ、前記モ
    ニタは前記映像信号に基づく映像を表示し、 前記第1生成手段は、前記映像信号が前記第1チャージ
    エリアに相関する前記モニタの第1モニタエリアに出力
    されるべき前記第1映像信号であるか否かを判別する第
    1判別手段、および判別された前記第1映像信号に基づ
    いて前記第1所定成分値を生成する第1所定成分値生成
    手段を含む、請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】前記第1判別手段は、前記第1モニタエリ
    アの第1エリアデータが格納された第1メモリ、前記モ
    ニタにおける前記映像信号の出力位置を検出する第1位
    置検出手段、前記第1エリアデータと前記出力位置とを
    比較する第1比較手段、および前記第1比較手段からの
    第1比較結果に応じて前記第1所定成分値生成手段を制
    御する第1制御手段を含む、請求項2記載のビデオカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】前記映像信号はモニタに与えられ、前記モ
    ニタは前記映像信号に基づく映像を表示し、 前記第2生成手段は、前記映像信号が前記第2チャージ
    エリアに相関する前記モニタの第2モニタエリアに出力
    されるべき前記第2映像信号であるか否かを判別する第
    2判別手段、および判別された前記第2映像信号に基づ
    いて前記第2所定成分値を生成する第2所定成分値生成
    手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載のビデ
    オカメラ。
  5. 【請求項5】前記第2判別手段は、前記第2モニタエリ
    アの第2エリアデータが格納された第2メモリ、前記モ
    ニタにおける前記映像信号の出力位置を検出する第2位
    置検出手段、前記第2エリアデータと前記出力位置とを
    比較する第2比較手段、および前記第2比較手段からの
    第2比較結果に応じて前記第2所定成分値生成手段を制
    御する第2制御手段を含む、請求項4記載のビデオカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】前記第1モードでは前記CCDイメージャ
    の全てのチャージエリアからのカメラ信号に対応する1
    つの画像が前記モニタに表示され、前記モニタには前記
    第1チャージエリアに対応する1つの前記第1モニタエ
    リアが形成される、請求項2ないし5のいずれかに記載
    のビデオカメラ。
  7. 【請求項7】前記第2モードでは前記第2チャージエリ
    アを含む前記CCDイメージャの一部のチャージエリア
    からの前記カメラ信号に対応する複数の画像が前記モニ
    タに表示され、前記モニタには前記第2チャージエリア
    に対応する1つの前記第2モニタエリアが形成される、
    請求項2ないし6のいずれかに記載のビデオカメラ。
  8. 【請求項8】前記第2モニタエリアは前記モニタの所定
    エリアを除くエリアに形成される、請求項4または7記
    載のビデオカメラ。
  9. 【請求項9】前記第2モニタエリアはその一部が前記モ
    ニタの所定エリアに重なるように形成され、前記第2モ
    ニタエリアは複数の分割エリアを含み、前記第2所定成
    分値生成手段は前記分割エリア毎に複数の前記第2所定
    成分値を生成し、前記調整手段は前記所定エリアに重な
    らない前記分割エリアの前記第2所定成分値に基づいて
    前記画質関連要素を調整する、請求項4記載のビデオカ
    メラ。
  10. 【請求項10】前記所定エリアは出力不定エリアであ
    る、請求項8または9記載のビデオカメラ。
  11. 【請求項11】前記画質関連要素は、フォーカス,アイ
    リスおよび白バランスの少なくとも1つである、請求項
    1ないし10のいずれかに記載のビデオカメラ。
  12. 【請求項12】前記画質関連要素がフォーカスのとき、
    前記第2モードでは前記第2チャージエリアを含む前記
    CCDイメージャの一部のチャージエリアからの前記カ
    メラ信号に対応する複数の画像が前記モニタに表示さ
    れ、前記モニタには前記第2チャージエリアに対応する
    複数の前記第2モニタエリアが形成される、請求項4記
    載のビデオカメラ。
  13. 【請求項13】前記画質関連要素が白バランスのとき、
    前記第2チャージエリアは前記第1チャージエリアに等
    しく、前記第1モニタエリアは第1所定数の第1分割エ
    リアを含み、前記第2生成手段は、前記第1モニタエリ
    アに等しくかつ前記第1所定数より大きい第2所定数の
    第2分割エリアを含む第2モニタエリアから出力される
    映像信号を前記第2映像信号として検出する第2検出手
    段、および前記第2分割エリア毎に複数の前記第2所定
    成分値を生成する第2所定成分値生成手段を含む、請求
    項2または3記載のビデオカメラ。
  14. 【請求項14】前記第2検出手段は前記第1所定数の第
    2分割エリア毎に前記映像信号を検出する、請求項13
    記載のビデオカメラ。
  15. 【請求項15】CCDイメージャからのカメラ信号を処
    理して映像信号を生成する信号処理手段、 第1モードと第2モードとを選択的に切り換えるモード
    切換手段、前記CCDイメージャの所定チャージエリア
    からの前記カメラ信号に基づく映像信号の所定成分値を
    生成する生成手段、 前記所定成分値に基づいて画質関連要素を調整する調整
    手段、および 前記モード切換手段によって前記第2モードが選択され
    たとき前記調整手段の動作を禁止する禁止手段を備え
    る、ビデオカメラ。
JP8301921A 1995-11-17 1996-11-13 ビデオカメラ Pending JPH10173979A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171989A (ja) * 2010-02-17 2010-08-05 Nikon Corp 電子カメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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