JPH10173935A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JPH10173935A
JPH10173935A JP32809496A JP32809496A JPH10173935A JP H10173935 A JPH10173935 A JP H10173935A JP 32809496 A JP32809496 A JP 32809496A JP 32809496 A JP32809496 A JP 32809496A JP H10173935 A JPH10173935 A JP H10173935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
image data
code
decoding
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32809496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ikeda
仁 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP32809496A priority Critical patent/JPH10173935A/ja
Publication of JPH10173935A publication Critical patent/JPH10173935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速に復号化および符号化が可能な情報処理
装置を提供する。 【解決手段】 JBIG符号復号化回路4でNDライン
の符号化を行なうとき、ランレングス符号復号化回路3
では、復号化済みのNDラインの画像データを一時蓄積
用メモリ8から読み出し、画像データ出力線14に出力
するとともに、ND+1ラインの復号化を行なう。JB
IG符号復号化回路4は、ND−1,ND−2ラインの
画像データを一時蓄積用メモリ8から読み出し、画像デ
ータ出力線14のNDラインを符号化する。また、コー
ドデータ判定回路10では、ランレングス符号復号化回
路3からND+1ラインの符号を得てNDラインとの一
致を判定し、判定結果をLNTP信号線12に出力す
る。JBIG符号復号化回路4は、次のND+1ライン
の符号化時にこの判定結果を用いてND+1ラインの符
号化を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランレングス符号
化方式で符号化された画像データを復号化した後に、復
号化ラインとそれ以前に復号化されたラインの相関を利
用して符号化を行なう情報処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばファクシミリ等においては、画像
データを符号化して伝送する際にMH、MR、MMRと
いうランレングス符号化を基本とする方式が用いられて
いる。また最近ではランレングス符号化方式に加えて算
術符号化を基本とするJBIG方式を使用することが検
討されている。ランレングス符号化方式とJBIG方式
を比較した場合、特に写真等の多値画像をディザ法によ
り2値化したような白画素と黒画素が短い周期で出現す
る、すなわち短いランが数多く出現する画像データで
は、JBIG方式の方がデータ圧縮性能が優れている。
このためMH、MR、MMR方式等のランレングス符号
化方式で符号化されて伝送されてきたデータを蓄積する
際に、JBIG方式に変換してから蓄積した方が同じ容
量の符号蓄積用メモリにより多くの画像データを蓄積す
ることが可能となる。このためランレングス復号化方式
と算術符号化方式を備えた情報処理装置の開発が望まれ
ている。
【0003】例えば特開平8−79535号公報に示さ
れている従来の装置では、ランレングス復号化回路はコ
ードデータを画素データに復号化し、復号化された画素
データは一度蓄積用メモリに格納される。JBIG符号
化回路に相当する算術符号復号回路は蓄積用メモリから
画素データを読み出して符号化を行なっている。
【0004】図6は、従来の情報処理装置の一例を示す
ブロック図である。図中、1はCPU、2は蓄積用メモ
リ、5はCPUバス、6は入力装置、7は出力装置、8
は一時蓄積用メモリ、9は画像データバス、51はラン
レングス符号復号化回路、52はJBIG符号復号化回
路である。ランレングス符号復号化回路51は、画像デ
ータを例えばMMR方式などのランレングス符号化方式
によって符号化し、あるいはランレングス符号化方式に
よって符号化された符号を画像データに復号化する。J
BIG符号復号化回路52は、画像データをJBIG方
式によって符号化し、あるいはJBIG方式によって符
号化された符号を画像データに復号化する。蓄積用メモ
リ2は、符号データあるいは画像データを蓄積する。ラ
ンレングス符号復号化回路51、JBIG符号復号化回
路52、蓄積用メモリ2は、CPUバス5を介してCP
U1に接続されており、CPU1により動作が制御され
ている。
【0005】また、ランレングス符号復号化回路51、
JBIG符号復号化回路52は画像データバス9にも接
続されている。画像データバス9には、このほか、原稿
の読み取りを行なう入力装置6、画像を出力する出力装
置7、ランレングス符号復号化回路3が符号化するデー
タあるいは復号化したデータを一時蓄積する蓄積用メモ
リ8も接続されている。
【0006】次に、図6に示した従来の情報処理装置の
動作の概要を説明する。復号化符号化処理の開始に先立
って、復号化及び符号化に必要なパラメータはCPU1
がCPUバス5を通してそれぞれランレングス符号復号
化回路51及びJBIG符号復号化回路52の図示され
ていない内部レジスタに書き込まれる。ここでは、ラン
レングス符号化された符号データをランレングス符号復
号化回路51で復号化し、復号化された画像データをJ
BIG符号復号化回路52で符号化する例を示す。ラン
レングス符号化された符号データは、既に蓄積用メモリ
2に蓄積されているものとする。
【0007】処理が開始されると蓄積用メモリ2に蓄積
されている符号データは、CPUバス5を通してランレ
ングス符号復号化回路51に入力される。ランレングス
符号復号化回路51では、まずCPUバス5から入力さ
れる符号データ列から符号を抽出する。次に抽出した符
号と、画像データバス9を通して一時蓄積用メモリ8か
ら読み出した現在の復号化ライン(NDライン)の直前
の既に復号化されたライン(ND−1ライン)の画像デ
ータから復号化を行ない、白画素あるいは黒画素のラン
レングスを生成する。そしてそのランレングスを基に画
像データを生成し、その画像データを画像データバス9
を通して一時蓄積用メモリ8に書き込む。1つの符号に
ついての処理が終了すると次の符号の抽出を行ない、符
号入力がなくなるまで同様の処理を継続する。
【0008】JBIG符号復号化回路52では、あるラ
イン(NEライン)の符号化処理を開始する前にそのラ
イン(NEライン)とその直前のライン(NE−1ライ
ン)の画像データが一致しているか否かを示すパラメー
タLNTPを生成する典型的予測(TP)を行なう。こ
のために、NEライン及びNE−1ラインの画像データ
を画像データバス9を通して一時蓄積用メモリ8から読
み出して画像データの比較を行なう。NEラインのパラ
メータLNTP(EN)が0、すなわちNEラインがN
E−1ラインと一致する場合には、 SLNTP(EN)=NOT(LNTP(EN) EX
OR LNTP(EN−1)) で示されるパラメータSLNTP自体を注目画素として
コンテキストを生成して算術符号化することでNEライ
ンの符号化は終了する。
【0009】NEラインのパラメータLNTPが1、す
なわちNEラインがNE−1ラインと一致しない場合に
は、SLNTP自体を注目画素としてコンテキストを生
成して算術符号化を行なった後、NEラインとその直前
の1あるいは2ラインの画像データを画像データバス9
を通して一時蓄積用メモリ8から読み出して符号化ライ
ンの各画素についてのコンテキストを生成する。ここで
はコンテキストは3ライン分の画像データすなわちN
E,NE−1,NE−2ラインから生成するものと仮定
する。ここで生成されたコンテキストを用いて各画素に
ついて算術符号化を行なうことでNEラインの符号化は
終了する。
【0010】JBIG符号復号化回路4から出力される
JBIG符号化データはCPUバス5を通して蓄積用メ
モリ2あるいはCPUバス5に接続している図示しない
他の蓄積用メモリに蓄積される。このようにして、従来
の装置によってランレングス復号化及びJBIG符号化
を行なうことができる。
【0011】しかし従来の装置では、ランレングス符号
復号化回路51が1ライン分の復号化処理を行なう場合
には、一時蓄積用メモリ8に対して復号化ライン(ND
ライン)1ライン分の画像データの書き込みと、その直
前のライン(ND−1ライン)1ライン分の画像データ
の読み出しが必要である。また、JBIG符号復号化回
路52が1ライン分の符号化処理を行なう場合には、符
号化ライン(NEライン)とその直前の2ライン(NE
−1,NE−2ライン)の3ライン分の画像データの一
時蓄積用メモリ8からの読み出し及びNEラインとNE
+1ラインからLNTP(NE+1)を生成するために
符号化ラインの直後のライン(NE+1ライン)1ライ
ン分の画像データの一時蓄積用メモリ8からの読み出し
が必要である。
【0012】このように1ライン分のJBIG符号化デ
ータを得るためには6ライン分の画像データを、ランレ
ングス符号復号化回路51及びJBIG符号復号化回路
52と一時蓄積用メモリ8とを接続する画像データバス
9に流す必要がある。そのため、画像データバス9がボ
トルネックとなり、符号復号化回路を高速化しても装置
全体の処理能力を向上させることが困難であるという問
題点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたものであり、高速な処理が可能な情
報処理装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、情報処理装置において、2次元のランレングス符号
化方式で符号化された画像データの復号化を行なう復号
化手段と、該復号化手段により復号化されたデータを蓄
積するための蓄積手段と、前記復号化手段から出力され
る符号識別信号が特定の符号であるか否かを判定する符
号判定手段と、該符号判定手段の判定結果と前記復号化
手段が前記蓄積手段から読み出した画像データと前記蓄
積手段に蓄積されている画像データから符号化を行なう
符号化手段を有することを特徴とするものである。
【0015】請求項2に記載の発明は、情報処理装置に
おいて、2次元のランレングス符号化方式で符号化され
た画像データの復号化を行なう復号化手段と、該復号化
手段により復号化されたデータを蓄積するための蓄積手
段と、前記復号化手段から出力される画像データと前記
蓄積手段から読み出した画像データが一致するか否かを
判定するための画像データ判定手段と、該画像データ判
定手段の判定結果と前記復号化手段が前記蓄積手段から
読み出した画像データと前記蓄積手段に蓄積されている
画像データから符号化を行なう符号化手段を有すること
を特徴とするものである。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の情報処理装置において、前記判定結果は、前
記符号化手段が符号化を行なう現ラインの画像データと
その直前の前ラインの画像データとが一致しているか否
かを示すものであり、前記符号化手段は、算術符号化方
式で符号化する算術符号化手段を含み、前記判定結果が
前記現ラインと前記前ラインとが一致していることを示
している場合に該判定結果に基づくパラメータを前記算
術符号化手段で符号化することを特徴とするものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の情報処理装置の
第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、図6
と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。3
はランレングス符号復号化回路、4はJBIG符号復号
化回路、10はコードデータ判定回路、11は符号識別
信号線、12はLNTP信号線、13はライン終了信号
線、14は画像データ出力線である。
【0018】ランレングス符号復号化回路3は、画像デ
ータを例えばMR方式やMMR方式などの2次元のラン
レングス符号化方式によって符号化し、あるいは2次元
のランレングス符号化方式によって符号化された符号デ
ータ列を画像データに復号化する。まず、CPUバス5
から入力される符号データ列から符号を抽出する。抽出
した符号は、例えば図示しないクロック信号線CLKの
立ち上がりエッジに同期して符号識別信号線11にも出
力される。次に、抽出した符号と、画像データバス9を
通して一時蓄積用メモリ8から読み出した現在の復号化
ライン(NDライン)の直前のライン(ND−1ライ
ン)の画像データから復号化を行ない、白画素あるいは
黒画素のランレングスを生成する。このときにND−1
ラインの画像データを画像データ出力線14に出力す
る。ただしNDが1の場合は既に復号化した直前のライ
ンは存在しないため、画像データ出力線15への画像デ
ータ出力は行なわれない。そして生成したランレングス
を基に画像データを生成し、その結果を画像データバス
9を通して一時蓄積用メモリ8に書き込む。1つの符号
についての処理が終了すると次の符号の抽出を行ない同
様の処理を行なう。1ライン分の符号の処理が終了する
と、例えば図示しないクロック信号線CLKの立ち上が
りエッジに同期して、ライン終了信号をライン終了信号
線13から出力する。以上の処理を符号入力がなくなる
まで継続する。
【0019】コードデータ判定回路10は、符号識別信
号線11を介して符号を受け取り、現在の復号化ライン
(NDライン)と直前のライン(ND−1ライン)との
一致を判定し、LNTP信号線12にLNTP信号を出
力する。このコードデータ判定回路10によって、JB
IGの典型的予測(TP)を行なう。
【0020】図2は、本発明の情報処理装置の第1の実
施の形態におけるコードデータ判定回路の一例を示す構
成図、図3は、復号化ラインとその直前のラインの関係
の一例の説明図である。図中、21は符号判定部、22
はフリップフロップ、23はAND回路、24はOR回
路、25はCMPOUT信号線である。符号判定部21
には符号識別信号線11が接続されている。符号判定部
21は、符号識別信号線11から入力される符号が、例
えば図3(A)に示すように現在の復号化ライン(ND
ライン)上にある起点変化画素a0より右にある最初の
変化画素a1とa0より右にありa0と反対の色を持つ
現在の復号化ラインの直前のライン(ND−1ライン)
上にある最初の変化画素b1の水平位置が一致する場合
にCMPOUT信号線25に1を出力する。例えば、M
R符号化方式やMMR符号化方式においては、図3にお
ける変化画素a1と変化画素b1の距離が3画素以内で
は垂直モード(V)とし、その距離に従って符号化す
る。変化画素a1と変化画素b1の水平位置が一致する
図3(A)に示す関係は、垂直モードの際の距離が0画
素の際の符号(V[0])か否かを判定すればよい。そ
の他の符号、すなわち図3(B)に示すようにa1とb
1の水平位置が一致しない場合にCMPOUT信号線2
5に0を出力する。
【0021】フリップフロップ22は、クロック信号線
CLKに同期して動作し、リセット信号線RSTがアク
ティブになると、Q出力を1に、反転Q出力、すなわち
LNTP信号線12を0にリセットする。クロック信号
線CLKの立ち上がりエッジにおいてOR回路24の出
力をラッチする。
【0022】符号判定部21の出力であるCMPOUT
信号線25はAND回路23の一方の端子に接続されて
おり、フリップフロップ22のQ出力がAND回路23
の他方の端子に接続されている。AND回路23の出力
はOR回路24の一方の端子に接続されており、他方に
はライン終了信号線13が接続されている。リセット信
号線RSTがアクティブとなりリセットされた状態にお
いて、フリップフロップ22のQ出力は1であるので、
AND回路23からはCMPOUT信号線25の論理が
出力される。また、ライン終了信号線13はラインの終
了時以外は0であるので、OR回路24からはAND回
路23の出力であるCMPOUT信号線25の論理が出
力されることになる。
【0023】符号判定部21の出力であるCMPOUT
信号線25が1であると、フリップフロップ22のD入
力に1が入力され、LNTP信号線12は0のままであ
る。CMPOUT信号線25が0となると、AND回路
23の出力が0となり、フリップフロップ22のD入力
が0となってLNTP信号線12は1となる。このとき
フリップフロップ22のQ出力が0となるので、その後
で再びCMPOUT信号線25が1となってもAND回
路23の出力およびOR回路24の出力は0となって、
LNTP信号線12は1のままとなる。その後、LNT
P信号線12はライン終了信号線13あるいはリセット
信号RSTがアクティブとなるまで1の状態を保つ。こ
のため1ライン期間中にCMPOUT信号線25が常に
1の場合、すなわち復号化ラインとその直前のラインの
変化点が全て一致する場合にはフリップフロップ22の
出力LNTP信号線12は0である。一方、1ライン期
間中に一度でもCMPOUT信号線25から0が出力さ
れ、それがフリップフロップ22にラッチされた場合、
すなわち復号化ラインの変化点とその直前のラインの変
化点との間で一致しない部分があった場合はフリップフ
ロップ22の出力LNTP信号線12は1となる。
【0024】1ラインの判定が終了すると、ライン終了
信号線13がアクティブとなり、OR回路24の出力も
1となってフリップフロップ22に入力される。そのた
め、1ラインの終了ごとにLNTP信号線12は0にリ
セットされる。これにより各ラインごとに判定を行なう
ことができる。
【0025】図1に戻り、JBIG符号復号化回路4
は、画像データをJBIG方式によって符号化し、ある
いはJBIG方式によって符号化された符号を画像デー
タに復号化する。符号化時には、コードデータ判定回路
10から出力されるLNTP信号線12を、ライン終了
信号線13から出力されるライン終了信号がアクティブ
であるときに、図示しないクロック信号線CLKの立ち
上がりエッジでラッチする。これにより、JBIG方式
の典型的予測の結果として、復号化ライン(NDライ
ン)のパラメータLNTP(ND)を得ることができ
る。なお、ここではコードデータ判定回路10で典型的
予測を行なうため、JBIG符号復号化回路4には符号
化時の典型的予測のための回路がないか、あるいはあっ
ても動作させない。
【0026】パラメータLNTP(ND)が0、すなわ
ち直前のライン(ND−1)と同じ画像データである場
合には、上述のパラメータSLNTP(ND)自体を注
目画素としてコンテキストを生成して算術符号化し、N
Dラインの符号化は終了する。パラメータLNTP(N
D)が1、すなわち直前のライン(ND−1)と異なる
画素が存在する場合には、まずパラメータSLNTP
(ND)自体を注目画素としてコンテキストを生成して
算術符号化を行なう。その後、画像データ出力線14か
ら入力されるランレングス符号復号化回路3が一時蓄積
用メモリ8から読み出したNDラインの画像データと、
JBIG符号復号化回路4が一時蓄積用メモリ8から読
み出したND−1ライン及びND−2ラインの画像デー
タとから、NDラインの各画素についてのコンテキスト
を生成し、このコンテキストを用いて各画素について算
術符号化を行なう。符号化されたデータはCPUバス5
を介して蓄積用メモリ2あるいは図示しないCPUバス
5に接続されている他の蓄積用メモリに蓄積される。
【0027】本発明の情報処理装置の第1の実施の形態
における動作の概要を説明する。JBIG符号復号化回
路4でNDラインの符号化が行なわれているとする。こ
のとき、ランレングス符号復号化回路3では、すでに復
号化したNDラインの画像データを一時蓄積用メモリ8
から読み出して用いながら、ND+1ラインの復号化が
行なわれている。この読み出したNDラインの画像デー
タが画像データ出力線14を介してJBIG符号復号化
回路4に入力される。また、JBIG符号復号化回路4
は、ND−1ラインおよびND−2ラインの画像データ
を一時蓄積用メモリ8から読み出して注目画素のコンテ
キストの作成に用いる。
【0028】またこのとき、ランレングス符号復号化回
路3ではND+1ラインの復号化を行なっているので、
ND+1ラインの符号がコードデータ判定回路10に入
力されている。コードデータ判定回路10では、ND+
1ラインがNDラインと一致するか否かが判定され、判
定結果がLNTP信号線12に出力される。JBIG符
号復号化回路4においてNDラインの符号化が終了する
と、JBIG符号復号化回路4にはコードデータ判定回
路10からND+1ラインのパラメータLNTP(ND
+1)が入力される。JBIG符号復号化回路4は、こ
のパラメータLNTP(ND+1)をND+1ラインの
典型的予測の予測結果として用い、ND+1ラインの符
号化を開始する。
【0029】以上のような動作を1ページの最後のライ
ンまで繰り返すが、JBIG符号復号化回路4が最後の
ラインを符号化する際には、ランレングス符号復号化回
路3はすでに最後のラインを復号化し終えているので、
最後のラインの画像データはランレングス符号復号化回
路3において読み出されることはない。そのため、JB
IG符号復号化回路4には、別途、最後のラインの画像
データを一時蓄積用メモリ8から供給する必要がある。
【0030】以上述べてきたように、この第1の実施の
形態では、ランレングス符号復号化回路3から出力され
る符号識別信号を基にコードデータ判定回路10がパラ
メータLNTPを生成し、またJBIG符号復号化回路
4が使用する符号化ラインの画像データをランレングス
符号復号化回路3から供給するようにしたことで、1ラ
イン分のランレングス復号化及びJBIG符号化を行な
う際に画像データバス9を流れる画像データを4ライン
分に減少させることができる。これによって、画像デー
タバス9のデータ転送に要する時間が短縮されるので、
画像処理装置の速度を向上させることが可能となる。
【0031】図4は、本発明の情報処理装置の第2の実
施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の
部分には同じ符号を付し、異なる部分について主に説明
を加える。31は画像データ比較回路、32はデコード
画像信号線である。この第2の実施の形態では、典型的
予測をランレングス符号復号化回路3で復号化された画
像データの比較によって行なう例を示している。
【0032】ランレングス符号復号化回路3では、まず
CPUバス5を介して入力される符号データ列から符号
を抽出する。次に、抽出した符号と、画像データバス9
を介して一時蓄積用メモリ8から読み出した現在の復号
化ライン(NDライン)の直前のライン(ND−1ライ
ン)の画像データとから復号化を行ない、白画素あるい
は黒画素のランレングスを生成する。このときにND−
1ラインの画像データを、例えば図示しないクロック信
号線CLKの立ち上がりエッジに同期して、画像データ
出力線14に出力する。ただしNDが1の場合は既に復
号化した直前のラインは存在しないため、画像データ出
力線14への画像データの出力は行なわれない。そして
生成したランレングスを基に画像データを生成し、その
結果を画像データバス9を介して一時蓄積用メモリ8に
書き込むと同時に、図示しないクロック信号線CLKの
立ち上がりエッジに同期して、デコード画像信号線32
にも出力する。ただし、画像データ出力線14からの出
力とデコード画像信号線32からの出力は水平位置が同
じである画像データを同期して出力する必要がある。
【0033】1つの符号についての処理が終了すると次
の符号の抽出を行ない、同様の処理を行なう。1ライン
分の符号の処理が終了すると、図示しないクロック信号
線CLKの立ち上がりエッジに同期して、ライン終了信
号をライン終了信号線13から出力する。以上の処理を
入力される符号データ列がなくなるまで継続する。
【0034】画像データ比較回路31は、デコード画像
信号線32を介して送られてくる復号化ライン(NDラ
イン)の画像データと、画像データ出力信号線14を介
して送られてくる復号化済みの直前のライン(ND−
1)の画像データとを比較し、比較結果をパラメータL
NTP(ND)としてLNTP信号線12に出力する。
この画像データ比較回路31によって、JBIGの典型
的予測(TP)を行なう。
【0035】図5は、本発明の情報処理装置の第2の実
施の形態におけるコードデータ判定回路の一例を示す構
成図である。図中、図2と同様の部分には同じ符号を付
して説明を省略する。41は比較器である。比較器41
は、画像データ出力線14とデコード画像信号線32と
から入力される画像データの比較を行なう。ND−1ラ
インとNDラインの画像データが一致している場合は、
CMPOUT信号線25に1を出力し、一致していない
場合は0を出力する。
【0036】図示しないクロック信号線CLKに同期し
て動作するフリップフロップ22は、第1の実施の形態
と同様に、リセット信号線RSTがアクティブになると
Q出力が1にセットされ、LNTP信号線12が0にセ
ットされる。クロック信号線CLKの立ち上がりエッジ
において、比較器32の出力であるCMPOUT信号線
25が1であると、AND回路23の出力が1となり、
OR回路24の出力も1となるので、フリップフロップ
22からの出力LNTP信号線12は0である。比較器
32の出力であるCMPOUT信号線25が0になる
と、AND回路23の出力が0となり、ライン終了信号
線13はライン終了時以外は0であるのでOR回路24
の出力も0となって、フリップフロップ22のD入力は
0となる。そのため、LNTP信号線12は1となる。
その後はフリップフロップ22のQ出力が0となるた
め、AND回路23の出力は比較器32の出力にかかわ
らず0となり、OR回路24の出力も0となる。比較器
32の出力であるCMPOUT信号線25が再び1とな
ってもフリップフロップ22から出力されるLNTP信
号線12は変化せず、ライン終了信号線13あるいはリ
セット信号線RSTがアクティブとなるまで1の状態を
保つ。
【0037】このような回路により、1ライン期間中に
CMPOUT信号線25が常に1の場合、すなわち復号
化ラインとその直前のラインの全ての画像データ一致す
る場合には、フリップフロップ22の出力であるLNT
P信号線12は0である。一方、1ライン期間中に一度
でも比較器32からCMPOUT信号線25に0が出力
され、それがフリップフロップ22にラッチされた場
合、すなわち復号化ラインとその直前のラインの画像デ
ータに不一致があった場合は、フリップフロップ22の
出力であるLNTP信号線12は1となる。
【0038】JBIG符号復号化回路4は、画像データ
比較回路31から出力されるLNTP信号線12を、ラ
イン終了信号線13から出力されるライン終了信号がア
クティブであるときに、例えば図示しないクロック信号
線CLKの立ち上がりエッジでラッチする。これによ
り、JBIG方式の典型的予測の結果として、復号化ラ
イン(NDライン)のパラメータLNTP(ND)を得
る。LNTP(ND)が0の場合、パラメータSLNT
P(ND)自体を注目画素としてコンテキストを生成
し、算術符号化することでNDラインの符号化は終了す
る。LNTP(ND)が1の場合には、SLNTP(N
D)自体を注目画素としてコンテキストを生成して算術
符号化を行なった後、画像データ出力線14から入力さ
れるランレングス符号復号化回路3が一時蓄積用メモリ
8から読み出したNDラインの画像データと、JBIG
符号復号化回路4が一時蓄積用メモリ8から読み出した
ND−1ライン及びND−2ラインの画像データとか
ら、NDラインの各画素についてのコンテキストを生成
し、このコンテキストを用いて各画素について算術符号
化を行なう。符号化されたデータはCPUバス5を介し
て蓄積用メモリ2あるいは図示しないCPUバス5に接
続されている他の蓄積用メモリに蓄積される。
【0039】本発明の情報処理装置の第2の実施の形態
における動作の概要を説明する。いま、JBIG符号復
号化回路4でNDラインの符号化が行なわれているとす
る。このとき、ランレングス符号復号化回路3では、す
でに復号化したNDラインの画像データを一時蓄積用メ
モリ8から読み出して用いながら、ND+1ラインの復
号化が行なわれている。一時蓄積用メモリ8から読み出
したNDラインの画像データは画像データ出力線14を
介してJBIG符号復号化回路4に入力されている。こ
のNDラインの画像データを得るとともに、JBIG符
号復号化回路4は、ND−1ラインおよびND−2ライ
ンの画像データを一時蓄積用メモリ8から読み出して注
目画素のコンテキストを作成する。
【0040】また、NDラインの画像データが画像デー
タ出力線14に出力されるとともに、ND+1ラインの
画像データがデコード画像信号線32を介してランレン
グス符号復号化回路3から出力されている。画像データ
比較回路31は、両者を比較して不一致の部分が検出さ
れればLNTP信号線12に1を出力する。JBIG符
号復号化回路4においてNDラインの符号化が終了する
と、JBIG符号復号化回路4にはLNTP信号線12
からND+1ラインのパラメータLNTP(ND+1)
が入力される。JBIG符号復号化回路4は、このパラ
メータLNTP(ND+1)をND+1ラインの典型的
予測の予測結果として用い、ND+1ラインの符号化を
開始する。
【0041】以上のような動作を1ページの最後のライ
ンまで繰り返すが、最後のラインの画像データはランレ
ングス符号復号化回路3において読み出されることはな
い。そのため、JBIG符号復号化回路4には、別途、
最後のラインの画像データを一時蓄積用メモリ8から供
給する必要がある。
【0042】以上述べてきたように第2の実施の形態で
は、ランレングス符号復号化回路3から出力される復号
化された画像データと復号化ラインの直前のラインの画
像データを基に画像データ比較回路31がパラメータL
NTPを生成し、またJBIG符号復号化回路4が使用
する符号化ラインの画像データをランレングス符号復号
化回路3から供給するようにしたことで、1ライン分の
復号化及び符号化を行なう際に画像データバス9を流れ
る画像データを4ライン分に減少させることができる。
これによって、画像データバス9のデータ転送に要する
時間が短縮されるので、画像処理装置の速度を向上させ
ることが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、復号化手段及び符号化手段の蓄積手段へのデ
ータアクセスを約2/3に減らすことができるので、高
速な復号化および符号化処理が可能な情報処理装置を実
現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の情報処理装置の第1の実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の情報処理装置の第1の実施の形態に
おけるコードデータ判定回路の一例を示す構成図であ
る。
【図3】 復号化ラインとその直前のラインの関係の一
例の説明図である。
【図4】 本発明の情報処理装置の第2の実施の形態を
示すブロック図である。
【図5】 本発明の情報処理装置の第2の実施の形態に
おけるコードデータ判定回路の一例を示す構成図であ
る。
【図6】 従来の情報処理装置の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1…CPU、2…蓄積用メモリ、3…ランレングス符号
復号化回路、4…JBIG符号復号化回路、5…CPU
バス、6…入力装置、7…出力装置、8…一時蓄積用メ
モリ、9…画像データバス、10…コードデータ判定回
路、11…符号識別信号線、12…LNTP信号線、1
3…ライン終了信号線、14…画像データ出力線、21
…符号判定部、22…フリップフロップ、23…AND
回路、24…OR回路、25…CMPOUT信号線、3
1…画像データ比較回路、32…デコード画像信号線、
41…比較器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元のランレングス符号化方式で符号
    化された画像データの復号化を行なう復号化手段と、該
    復号化手段により復号化されたデータを蓄積するための
    蓄積手段と、前記復号化手段から出力される符号識別信
    号が特定の符号であるか否かを判定する符号判定手段
    と、該符号判定手段の判定結果と前記復号化手段が前記
    蓄積手段から読み出した画像データと前記蓄積手段に蓄
    積されている画像データから符号化を行なう符号化手段
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 2次元のランレングス符号化方式で符号
    化された画像データの復号化を行なう復号化手段と、該
    復号化手段により復号化されたデータを蓄積するための
    蓄積手段と、前記復号化手段から出力される画像データ
    と前記蓄積手段から読み出した画像データが一致するか
    否かを判定するための画像データ判定手段と、該画像デ
    ータ判定手段の判定結果と前記復号化手段が前記蓄積手
    段から読み出した画像データと前記蓄積手段に蓄積され
    ている画像データから符号化を行なう符号化手段を有す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定結果は、前記符号化手段が符号
    化を行なう現ラインの画像データとその直前の前ライン
    の画像データとが一致しているか否かを示すものであ
    り、前記符号化手段は、算術符号化方式で符号化する算
    術符号化手段を含み、前記判定結果が前記現ラインと前
    記前ラインとが一致していることを示している場合に該
    判定結果に基づくパラメータを前記算術符号化手段で符
    号化することを特徴とする請求項1または2に記載の情
    報処理装置。
JP32809496A 1996-12-09 1996-12-09 情報処理装置 Pending JPH10173935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32809496A JPH10173935A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32809496A JPH10173935A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10173935A true JPH10173935A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18206451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32809496A Pending JPH10173935A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10173935A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8126295B2 (en) 2003-10-06 2012-02-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Image processing apparatus and method of using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8126295B2 (en) 2003-10-06 2012-02-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Image processing apparatus and method of using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05284367A (ja) 画像符号化装置
JP2924964B2 (ja) 画像情報符号化装置、画像情報復号化装置及び画像情報符号化復号化装置
KR880002075A (ko) 2진 데이타의 압축 및 신장처리장치
JPH10173935A (ja) 情報処理装置
JPS59117864A (ja) デ−タ圧縮拡張制御方式
JPH033440B2 (ja)
JP2002077637A (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
JP3123795B2 (ja) 算術符号を用いる符号化装置および復号化装置
KR100276768B1 (ko) 화상데이타의 부호화를 위한 변화화소 검출기
JPS6333350B2 (ja)
JP2933029B2 (ja) デジタル信号符号化/復号化回路
JPH04270569A (ja) 画像処理装置におけるデータ圧縮方式
JP3187696B2 (ja) 画像符号化装置
JPH09214776A (ja) 復号化装置
JP3215211B2 (ja) 画情報符号化装置
JPS61237580A (ja) 復号化回路
JPH04216272A (ja) Mr符号の復号化方法
JP2795023B2 (ja) 符号化装置
JPH06245084A (ja) 画像データの処理装置
JP3705771B2 (ja) Jbig復号化方法
JP2004072155A (ja) 二次元符号化装置
JPS63187873A (ja) 制御復帰符号生成転送方法
JPS6384268A (ja) 圧縮コ−ドの符号化装置
JPS6174458A (ja) フアクシミリ符号解読回路
JPS5880966A (ja) フアクシミリ装置のラインスキツプ制御方式