JPH10173708A - 簡易ルーチング方式 - Google Patents

簡易ルーチング方式

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JPH10173708A
JPH10173708A JP33060196A JP33060196A JPH10173708A JP H10173708 A JPH10173708 A JP H10173708A JP 33060196 A JP33060196 A JP 33060196A JP 33060196 A JP33060196 A JP 33060196A JP H10173708 A JPH10173708 A JP H10173708A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はPPPプロトコルによる回線を介して
複数の端末を収容し,リモートLANのルータとWAN
回線で接続するアクセスサーバにおける簡易ルーチング
方式に関し,アクセスサーバにおける処理の負担を軽減
することができることを目的とする。 【解決手段】アクセスサーバは,プロトコル識別子を変
換する手段と,PPPプロトコルにおけるPDUの各プ
ロトコル識別子に対応するWAN回線のプロトコルにお
けるプロトコル識別子が格納された変換テーブルを備え
る。PPP回線から受信したPPPフレームのPDU内
のネットワークアドレス等の情報を参照することなく,
受信したPPPフレームのプロトコル識別子を用いて対
応するWAN回線のプロトコル識別子を変換テーブルに
より検出して,検出したPIDにより前記PPPフレー
ムのPIDを変換してPDUをそのままWAN回線のフ
レームにカプセル化してルータ向けに転送するよう構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPPP(Point to P
oint Protocol)を使用してLANに接続されたサーバに
アクセスするためのPPPアクセス簡易ルーチング方式
に関する。
【0002】近年,端末またはサーバから他の端末また
はサーバに接続するため,PPPと呼ばれるプロトコル
がインターネットのプロトコルとして利用されるように
なった。このPPPにより公衆網からLANに接続され
たアクセスサーバにアクセスし,そのアクセスサーバか
らそのLAN内のサーバに直接接続したり,専用線等の
ルータネットワークを介して遠隔(リモート)のLAN
のサーバにアクセスすることができる。
【0003】このようなPPPを使用する端末がアクセ
スサーバに接続した後,リモートLANのサーバにアク
セスする場合,アクセスサーバでルーチング処理を行う
必要があり,ルーチング処理をしないようにすると異な
るリモートLANに接続できなくなったり,セキュリテ
ィの制御が複雑になり,更に異なるプロトコル間でデー
タ圧縮を行うための処理が複雑化する。
【0004】
【従来の技術】PPPは,Point to Point Protocol の
略名であり,PPPの機能の詳細は,インターネットの
プロトコルの標準化を行う米国の組織IETF(Intern
et Engineering Task Force)により,RFC(Request F
or Comments)と呼ぶドキュメントにまとめられている。
なお,PPPは複数のRFCで規定されていて,プロト
コルの基本部分を規定するのはRFC1661である。
【0005】具体的にはPPPは各種の通信プロトコル
データを専用線,ISDN交換回線,電話回線等のシリ
アル回線上に転送するためのプロトコルである。これら
のシリアル回線上にデータを転送する場合,データの始
まりと終了を検出する方法が必要であり,PPPはフラ
グと呼ばれる8ビットパターン「01111110」(Fで表
す)をデータの開始と終了とするHDLC(High level
Data Link Control) フレーミングを使用する。
【0006】図20にPPPフレーム構成を示す。図
中,Fはフラグ,Aは1バイトのアドレスでありPPP
の場合「11111111」に固定される。Cは1バイトの制御
を表し,PPPの場合「00000011」に固定される。PI
Dは2バイトのプロトコル識別子(Protocol IDentifir
e),PDUはPPPプロトコルの上位レイヤから渡され
たデータ(制御データを含む)が設定されるプロトコル
データユニット,FCSは2バイトのフレームの正常受
信を確認するためのフレームチェックシーケンスであ
る。
【0007】PPPは大別すると次の,の2つのネ
ットワークの形態で使用され,図21,図22を用いて
説明する。 図21に示すWAN等のようなルータネットワーク経
由のリモートLANへシリアル端末を収容する形態の場
合 シリアル端末80は電話回線,ISDN電話回線等のシ
リアル回線81を介してPPPによりアクセスサーバ
(ASで表示)82(TCP/IPのアクセスポイン
ト)に収容され,リモートLAN86のサーバ87に接
続するためには,アクセスサーバ82のLAN83から
ルータ(Rで表示)84と回線(専用線等)85で構成
するルータネットワークを経由して遠隔に設けられたリ
モートLAN86のサーバ87と接続される。
【0008】このネットワーク形態の場合,シリアル端
末80とアクセスサーバ(AS)82間はPPPプロト
コルで通信する。通常アクセスサーバ(AS)82はP
PPフレームをシリアル端末80から受信し,PPPフ
レームのPIDを参照してPDU部分をPIDが示すプ
ロトコル種別に応じたLAN83のデータ形式に変換し
て,LAN83経由でルータ(R)84に転送する。ル
ータ(R)84は各プロトコルに応じたPDU内のネッ
トワークアドレスによりルーチングを行い,次のルータ
に向けてデータを転送する。その後データはルータネッ
トワークでルーチングされて,リモートLAN86上に
ある目的のサーバ87まで到達する。サーバ87からシ
リアル端末80までのデータ転送はその逆の処理で行わ
れる。
【0009】図22に示すルータネットワーク無しの
リモートLANへシリアル端末を収容する形態の場合 この形態は,上記より単純で,アクセスサーバ(A
S)に直接リモートLAN86が接続され,シリアル端
末80とサーバ87がルータを経由しないで接続され
る。
【0010】上記のような形態では問題が少なく,
のように比較的規模の大きいネットワーク形態に適用さ
れる従来の技術を説明する。ここでアクセスサーバ(A
S)の機能は基本的には上記で説明したように,PP
Pによるシリアル回線の制御と,ルータと接続するLA
N回線の制御であるが,以下の説明ではアクセスサーバ
(AS)とLANで接続されたルータ(R)を含めて考
える。また,実際のアクセスサーバの製品にはルータ機
能まで一つの物理装置として一体化したものが多く,そ
の場合上記図21のアクセスサーバ(AS)とルータは
一体化し,両者を接続するLANは物理的に存在しない
形になる。また,シリアル端末80は,通常パーソナル
コンピュータ(パソコン)であり,以下の説明ではシリ
アル端末の代わりにパソコンという用語も使用する。
【0011】次に異なる回線を介する従来のデータ圧縮
について説明する。回線を有効利用する方法の1つとし
てデータ圧縮がある。データ圧縮についても標準化が進
められているが,回線の種別により異なった標準化が行
われているのが現状である。このため,アクセスサーバ
のように異なる通信回線の間を相互に接続する装置で
は,圧縮されたデータをそれぞれの回線種別に応じて圧
縮し直す必要がある。
【0012】図23は従来のデータ圧縮の説明図であ
る。このネットワーク構成は,パソコンAとアクセスサ
ーバ(AS)の間はPPPプロトコルによる回線であ
り,アクセスサーバ(AS)からリモートLANのルー
タまでのルータネットワークがフレームリレー回線であ
る例である。この場合,パソコンからアクセスサーバ
(AS)に向けて送出するデータaは,PPPのデータ
圧縮のルール(上記IETFの規定するルール)に従っ
て圧縮し,そのルールの圧縮識別子を付与してフレーム
bとしてPPP回線に送出する。アクセスサーバ(A
S)は,その圧縮データを受信して,一旦解凍して基の
データを復元する。次にフレームリレーの圧縮方式(フ
レームリレーフォーラムの規定するルール)に従って圧
縮し,識別子を付与したフレームcをフレームリレー回
線に向けて送出する。ルータはフレームリレー回線から
の受信データを識別子に従って解凍してデータdを復元
する。サーバからパソコン向けのデータに関しても同様
である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のシリアル端末
(パソコン)からルータネットワークを介してリモート
LANのサーバとデータを転送する場合の問題点を以下
に図を用いて説明する。
【0014】(1) ネットワーク層ルーチングの処理負荷 従来の上記図21に示す構成におけるアクセスサーバ
(AS)は,シリアル回線からPPPフレームを受信す
ると,受信したPPPフレーム毎にPIDフィールドの
プロトコル識別子が示すネットワーク層プロトコル処理
部(図示省略)にデータを渡し,そのプロトコル処理部
でPDUデータ内のネットワークアドレスに基づいたル
ーチング処理を行う。これは,ごく普通に行われる処理
であり汎用性がある反面,次ような問題がある。
【0015】ネットワーク層のルーチング機能が必須で
ある。すなわち,アクセスサーバは,ネットワーク層で
ルーチングするため,ネットワーク層のルーチング処理
機能が必要である。この処理はPPP回線で送受信する
すべてのデータ(フレームの一つ一つ)に対して行う必
要があり,アクセスサーバのCPU負荷増大によるスル
ープット低下や,各フレーム毎の処理によるデータ転送
遅延が増大するという問題があった。
【0016】(2) パソコン(ユーザ)単位のデータ振り
分け 上記(1) の問題は,データ内のネットワークアドレスに
よるルーチング処理をせずに,目的のリモートLANの
ルータまでデータを転送することで解決できる。しか
し,この場合,1台のアクセスサーバに収容されたパソ
コンから,異なるリモートLANに接続する場合に,ネ
ットワーク層のアドレスによるルーチング処理を行って
リモートLANを選択することができなくなるという問
題が発生する。
【0017】これを図24に示す問題点の説明図1を用
いて説明する。この例は,パソコンAがリモートLAN
AのサーバAに接続し(図中のaの経路),パソコンB
がリモートLANBのサーバBに接続する(図中のbの
経路)ようにしたい場合である。アクセスサーバがルー
チング機能を持てば,データのネットワークアドレスに
よるルーチング処理で,サーバAとサーバBへ振り分け
を行うことは容易であるが,フレームのPDU内のネッ
トワークアドレスを処理する必要があるため上記(1) の
問題を解決することができない。
【0018】(3) セキュリティ ネットワーク層のアドレスでルーチングを行うアクセス
サーバの場合,サーバへのアクセスを制限しようとする
と,ルーチングの場合と同様パソコンから送信されるP
PPフレーム中のPDUを参照し,PDU内の発ネット
ワークアドレスをチェックして,これをアクセスサーバ
が規制するかどうかの制御が必要になる。
【0019】これを図25に示す問題点の説明図2を用
いて説明する。パソコンAはリモートLANAにだけア
クセスを可能とし,パソコンBはリモートLANBにだ
けアクセスを可能とし,他へのアクセスを禁止する場
合,例えば,パソコンAがリモートLANBのサーバB
にアクセスさせないようにしようとすると,アクセスサ
ーバには,パソコンAから受信したPPPフレーム内の
PDUの発ネットワークアドレスを確認し,発ネットワ
ークアドレスがAで,宛先ネットワークアドレスがリモ
ートLANBになっているフレームを廃棄する処理が必
要になる。この処理はルーチング処理以上に複雑であ
り,運用管理も複雑化する。このため,アクセスサーバ
の負荷を軽減しようとすると完全なセキュリティ確保が
困難になるという問題がある。
【0020】(4) データ圧縮 図23で説明した従来のデータ圧縮の問題点を具体例に
より説明する。図26はPPP上とフレームリレー上の
フレーム構成を示し,PDU内のプロトコルがインター
ネット標準プロトコルであるIP(Internet Protocol)
である例を示す。このIPデータ(図26のa)を専用
線や電話回線に送出する時のフレーム形式はPPPプロ
トコル(RFC1661)で規定されており図26のb
のようなPPPアドレス,フレーム種別,IPの識別子
とIPデータ等で構成され,フレームリレー網に送出す
る時のフレーム形式はITU−TのQ.922及びX.
36で規定された図26のcに示す構成を備えている。
【0021】このようにPPPとフレームリレーでは,
同じIPデータに対する識別子が,それぞれ異なる。こ
こではIPを例として示すが,その他の種別のデータ
(IPXやCLNP等)に関してもそれぞれPPPとフ
レームリレーではプロトコル識別子の数値が異なる。
【0022】このようなフレームを圧縮して転送する場
合,フレーム形式はPPPの場合はIETF,フレーム
リレーの場合はフレームリレーフォーラムで規定されて
おり,いずれも元データの識別子(図26のa,bの太
線で囲まれた部分)を含む範囲を圧縮することになって
いる。従って,同一の圧縮アルゴリズムで圧縮しても,
圧縮されたデータ部分の中身が,PPPの場合とフレー
ムリレーの場合とでは異なることになる。
【0023】これを更に図27と28を用いて説明する
と,図27はPPPの場合の圧縮無しと圧縮有りのフレ
ーム形式を示し,図28はフレームリレーの場合の圧縮
無しと圧縮有りのフレーム形式を示す。何れの場合もP
DUがIPデータの場合であり,PPPとフレームリレ
ーでは圧縮対象範囲にあるプロトコル識別子部分の相違
により,圧縮データ部分は同一にならないことが明らか
である。このため,PPP回線とフレームリレー回線の
間でそれぞれの通信の仲介をするアクセスサーバは,一
方から受信したデータが圧縮されたデータである場合,
その圧縮データ部分を一旦解凍して元データに戻し,送
出側の回線種別に従った圧縮アルゴリズムで圧縮しなお
して送信するか,送信側は圧縮せずに送信するしか方法
がなかった。
【0024】このように,種別の異なる回線間を接続す
るアクセスサーバでは,両方の回線で圧縮を行う場合,
データ解凍・圧縮の処理が必要になるため,CPUやメ
モリ等のリソースを多く消費するという問題があった。
【0025】更に,アクセスサーバとしてデータ圧縮機
能を持たない装置を設けた場合,パソコンやルータがデ
ータ圧縮可能でも,上記図23のエンド・エンド間通信
においてデータ圧縮が不可能となり,元のデータのまま
の通信しかできないという問題があった。
【0026】本発明は上記の各問題を解決することを目
的とし,具体的にはアクセスサーバにおける処理の負担
を軽減することができるPPPアクセス簡易ルーチング
方式を提供することを目的とする。また,ユーザ単位の
データの振り分けを可能にすること,及びリモートLA
Nへのアクセスを端末に応じて規制してセキュリティを
保持すること,更にデータ圧縮をアクセスサーバに負担
をかけることなく行うことができるPPPアクセス簡易
ルーチング方式を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成である。図中,1はパソコン等の端末,2は電話
網,専用線,ISDN等のPPP回線,3はアクセスサ
ーバ(AS),30はプロトコル識別子(PID:Proto
col Identifire) 変換手段,31はPPPフレームのP
ID(PDUのプロトコルを表すPPPで規定したプロ
トコル識別子)に対応するWAN回線のプロトコルで規
定したプロトコル識別子が格納されたPID変換テーブ
ル,4は専用線網等のWAN(Wide Area Network)回
線,5はルータ,6はリモートLAN,7はサーバであ
る。
【0028】本発明の第1の原理によれば,図1に示す
端末1からPPP回線2を介してアクセスサーバ3に対
してPPPフレームによりデータを送ると,アクセスサ
ーバ3ではフレーム内のPDUを参照することなく,単
に受信したPPPフレーム内のPID(フレーム内のP
DUのプロトコルに対応してPPPにより規定された識
別子が設定されている)を,PID変換テーブル31を
用いてWAN回線4のプロトコルにより規定されたPI
D(PID’で表示)に変換する。この時,PPPフレ
ームのアドレス(A)については,WAN回線4のリモ
ートLAN6のサーバ7と接続する物理/論理回線のア
ドレス(A’で表示)に変換する。変換されたフレーム
をWAN回線4に送出する。なお,WAN回線へのフレ
ームのFCSは図示されないが当然変更される。
【0029】現実のネットワークでは,PPPプロトコ
ルを有するパソコン等の端末は,特定のリモートLAN
にアクセスすることが普通であり,この場合フレームの
一つのデータの中身(PDUの中)のネットワークアド
レスまで処理を加える必要がないため,本発明のように
処理することにより不都合を生じることなくアクセスサ
ーバの負荷を軽減することができる。
【0030】図2は本発明の第2の原理構成である。図
2にはアクセスサーバ(AS)だけ示し,図示省略され
ているが図1と同様に端末1,リモートLAN6,サー
バ7が設けられている。
【0031】図2において,30,31は上記図1と同
様であり,32はアドレス変換手段,33はルーチング
テーブルである。この第2の原理では,予めアクセスサ
ーバ(AS)3に端末の回線番号またはアクセスサーバ
3のポート番号(端末が着信したポートの番号)に対応
してWAN回線を経由したリモートLAN6への回線
(物理回線または論理回線)番号を設定したルーチング
テーブル33を設けておく。端末1がアクセスサーバ
(AS)3にアクセスしてPPPフレームが受信される
と,そのPIDを上記図1と同様にPID変換手段30
によりPID変換テーブル31を用いて変換すると共
に,アドレス変換手段32は端末1の回線(またはポー
ト)番号によりルーチングテーブル33を参照して,対
応するWANの回線番号を検出してアドレスを変換し
て,新たなWAN対応のフレームが構成される。これを
WAN回線に送信する。この図2の場合も送信フレーム
のFCSは当然変更される。
【0032】これにより,アクセスサーバ(AS)に接
続する複数のパソコン等の端末はそれぞれの回線を備
え,複数のリモートLANがWANに接続されていて
も,各端末からのPPP対応のデータは,アクセスサー
バ(AS)においてフレームのPDU内の宛先ネットワ
ークアドレスを参照することなく,ルーチングテーブル
33を用いて目的のリモートLANに向けて振り分ける
ことができる。
【0033】図3は本発明の第3の原理構成である。図
3には,上記図2と同様にアクセスサーバ(AS)だけ
示し,端末1,リモートLAN6,サーバ7は図示省略
されている。
【0034】図3において,30,31は上記図1の各
符号と同様であり,34はアドレス変換手段,35は上
記図2に示すルーチングテーブル33と異なる内容を備
え,ユーザIDとWANの回線番号の対応関係が格納さ
れたルーチングテーブルである。
【0035】PPPプロトコルでは端末(パソコン)に
対しユーザID(識別情報)を与えており,端末がIS
DN網等のPPP回線でアクセスサーバ3と接続する際
に,アクセスサーバ3は端末との間でユーザIDにより
接続された端末の識別を行う。この第3の原理では,ア
クセスサーバ3に予めこのユーザIDに対応してその端
末が接続できるリモートLANへのWANの回線(物理
回線または論理回線)番号を格納したルーチングテーブ
ル35を設け,端末からPPP回線を介してフレームを
受信すると,そのPIDを上記図1と同様に変換すると
共に,アドレス変換手段34により,接続時に識別した
端末のユーザIDを用いてルーチングテーブル35を参
照して,対応するWANの回線番号を検出し,WAN回
線へのフレームのアドレスとして,フレームを送信す
る。この場合も,送信フレームのFCSは当然変更され
る。
【0036】これにより,PPPデータのPDUの宛先
ネットワークアドレスを参照することなく端末からの送
出データを目的のリモートLANに向けて振り分けるこ
とができる。
【0037】図3に示す構成により,端末は全て特定の
ルータ(ルータ経由で特定のリモートLAN)にのみダ
イレクトに接続することになる。これにより,リモート
LANへのアクセスがアクセスサーバ3によって許容さ
れていない(ルーチングテーブル35により設定されて
いない)ユーザIDを持つ端末から各リモートLANへ
の直接アクセスを完全に防止し,リモートLANのセキ
ュリティを確保することができる。
【0038】また,図3の構成に図2に示すルーチング
テーブル33を組み合わせることにより,PPP回線
(ポート)番号とユーザIDの両方を使用するテーブル
を使用することで,端末が接続するリモートLANの選
択の自由度とセキュリティの向上を同時に実現できる。
【0039】図4は本発明の第4の原理構成であり,端
末からの圧縮データを含むフレームをアクセスサーバを
介してリモートLANへ送信するための原理構成を示
す。図4において,1〜4の各符号は上記図1の同じ符
号の各部に対応し,アクセスサーバ3内の36は圧縮デ
ータ変換部であり,その中の36aはアドレス変換部,
36bは圧縮表示変換部,36cはPID(プロトコル
識別子)変換部である。
【0040】本発明では,端末1でデータ圧縮を行う場
合に,PPPフレーム内のデータ本体(PDU)だけを
圧縮し,該フレームに含まれたデータ本体のプロトコル
種別を表すプロトコル識別子は圧縮の対象としない。P
PPフレームの圧縮データを含むフレームには,アドレ
ス,圧縮表示(圧縮データの識別子),プロトコル識別
子(PID),圧縮データ,FCSを含む。このフレー
ムはPPP回線2を介してアクセスサーバ(AS)3へ
入力される。アクセスサーバ(AS)3では圧縮データ
については何ら処理をせず,アドレス変換部36a,圧
縮表示変換部36b及びPID変換部36cにより,入
力したフレームのアドレス,圧縮表示,PIDについて
WAN回線のプロトコルに対応したアドレス,圧縮表
示,PIDに変換する。なお,FCSについても当然新
たな値に更新される。この圧縮データ変換部36で変換
されたフレームはWAN回線を介してリモートLANに
送られると,圧縮表示に従って対応する解凍を行って元
のデータが復元される。
【0041】これにより,端末とルータを接続するアク
セスサーバ(AS)は,データの解凍/圧縮を行うこと
無く圧縮データの中継を行うことが可能となる。これに
より,ゲートウェイの負荷を軽減し,更に圧縮に必要な
高価な機能(ハードウェアまたはソフトウェア)をアク
セスサーバ(AS)に実装する必要がなくなる。
【0042】
【発明の実施の形態】図5はネットワークの構成例とフ
レーム変換の説明図である。図5のA.は本発明が実施
されるネットワークの構成例を示す。A.において,1
0は端末(図1の1)として一般に使用されているパソ
コン(パーソナルコンピュータ),2はPPPプロトコ
ルによる電話網,ISDN網,専用線等のシリアル回線
(PPP回線と同義),3はアクセスサーバ,40はW
AN回線(図1の4)の具体例であるフレームリレー回
線(以下の実施例の構成でもフレームリレーの例を示
す),5はリモートLANが接続されるルータ,6はリ
モートLAN,7はリモートLANのサーバである。
【0043】この図5のA.の場合,パソコン10とア
クセスサーバ間のデータはPPPプロトコル,アクセス
サーバとルータ5間はフレームリレーのプロトコルによ
り伝送される。
【0044】図5のB.はPPP回線上のPPPフレー
ムと,フレームリレー回線上のフレームリレーフレーム
の変換の具体例であり,上記図1に示す本発明の第1の
原理構成により変換することができる。
【0045】B.において,各フレームのF,A,C,
PID,PDU,FCS,及びFの各符号は上記図20
に示すPPPフレームについて説明した通りであり,フ
レームリレーフレームについても同様である。この中の
各フィールド名の下の記号は,16進表示の数値であ
り,各プロトコルにより規定された実際の数値であり,
#1〜#3は,次に説明する。
【0046】本発明のアクセスサーバ3は,PDU内部
に関して何ら処理を行わない。また,PPPフレームの
PID(プロトコル識別子,#1)の具体値は,PDU
(プロトコルデータユニット)のプロトコル種別で決ま
り,インターネットプロトコル(IP)の場合は,16
進で「0021」である(RFC1332で規定)。フ
レームリレーのPID(#3)の具体値は,PDUのプ
ロトコル種別で決まり,インターネットプロトコル(I
P)の場合は,16進で「CC」である(RFC149
0で規定)。
【0047】本発明のアクセスサーバ3は,PPPフレ
ーム及びフレームリレーフレームのPIDをそれぞれの
PIDが示すプロトコル種別に応じて,相互に変換す
る。フレームリレーフレームのアドレス部A(#2)
は,PPPプロトコルを収容するシリアル回線と相互接
続するルータと接続するフレームリレー回線の論理回線
のDLCI(データリンク識別子)を表すフレームリレ
ーアドレスに変換される。この変換はPPP回線からの
フレーム受信時に,ルーチングテーブルを参照して行な
う。またその逆も同様である。
【0048】図5のB.は,PPPフレームのPDUの
内容がインターネットプロトコル(IP)に対応するデ
ータである場合の例であるが,PDUが他のプロトコル
によるデータであっても,PID変換テーブル(図1の
31)によりPPPプロトコルにおける表示から,対応
するフレームリレープロトコルにおける表示に変換する
ことができる。
【0049】図6はルーチングテーブル1の構成例であ
る。このルーチングテーブル1は上記図2に示す本発明
の第2の原理構成に示すルーチングテーブル33の具体
例であり,各PPP回線1〜nのそれぞれに対し,フレ
ームリレー論理回線番号(DLCI#1〜DLCI#
n)が対応付けられている。
【0050】アクセスサーバ3は,シリアル回線から受
信したPPPフレームを上記図5のB.によりフレーム
リレーフレームに変換する。その際,フレームリレーフ
レームのA(アドレス)フィールドの値を,図6に示す
ルーチングテーブル1を参照して,PPPのシリアル回
線の回線番号と対応するDLCI値に変換する。これに
より,シリアル回線から受信したデータを,PPPのシ
リアル回線番号対応に,フレームリレー回線の特定の論
理回線(DLCI)に振り分けるルーチング処理が実現
できる。
【0051】図7は回線番号による振り分けを行うネッ
トワークの構成例を示す。この例は,アクセスサーバ
(AS)にパソコンAとパソコンBがそれぞれ回線A,
回線Bにより収容され,WAN回線であるフレームリレ
ーネットワークを介してルータAとルータBがそれぞれ
リモートLANAのサーバA,リモートLANBのサー
バBと接続されている。アクセスサーバ(AS)には,
上記図6に示すようなルーチングテーブル1が備えら
れ,これによりパソコンAの回線Aがフレームリレーの
論理回線番号DLCIAに対応付けられ,パソコンBの
回線Bがフレームリレーの論理回線番号DLCIBに対
応付けられている。なお,図中のPVCは相手固定接続
(Permanent Virtual Circuit)を表す。
【0052】図7に示す〜の方向のデータの送信は
次のように行われる。 パソコンAから送出したPPPプロトコルのフレーム
は,アクセスサーバ(AS)に入り,アクセスサーバ
(AS)はシリアル回線の回線番号から,ルータA向け
のDLCIAを検索し,上記図5のB.の方法でこのD
LCI値を持ったフレームリレーフレームを組み立て
て,ルータA向けにデータを送出する。
【0053】サーバAからの送出データは,ルータA
でネットワーク層のアドレスに基づくルーチング処理
(従来技術による)されて,フレームリレー網を経由し
てアクセスサーバ(AS)に到達する。アクセスサーバ
(AS)は,受信したフレームリレーフレームのPDU
内のネットワーク層アドレスを参照して,どのパソコン
向けデータであるかを検索し,そのパソコンを接続する
シリアル回線に向けて上記図5のB.に示すPPPフレ
ームに変換したフレームを送出する。このように,フレ
ーム内のPDUを参照するのは,このパソコン向けデー
タの出回線を決定する時だけである。これはネットワー
クのルーチングとは別の処理であり本発明と関連するも
のではない。
【0054】,のパソコンBとサーバB間も上記
,と同様である。上記パソコンAとパソコンBは同
一でもよい。その場合,パソコンがサーバAと接続する
場合は,アクセスサーバ(AS)の回線Aに接続し,サ
ーバBと接続したい場合は回線Bに接続することにな
る。シリアル回線として,電話網やISDN網を使用す
るが,アクセスサーバ(AS)の回線選択は,アクセス
サーバ(AS)の回線の電話番号を選択することにより
行うことができる。
【0055】次に上記6,図7に説明したルーチングテ
ーブル1を用いた場合の端末とアクセスサーバ(AS)
間の制御シーケンスとアクセスサーバ(AS)の処理動
作を図8,図9を用いて説明する。
【0056】図8はネットワークの例であり,PPPの
回線として電話またはISDN網が設けられ,複数の端
末が電話/ISDN網を介して回線1〜回線5の5回線
の何れかと接続することができ,アクセスサーバ(A
S)からフレームリレー網を介して3つのリモートLA
Nのルータと接続することができ,各ルータA〜Cはア
クセスサーバ(AS)によりそれぞれDLCI#1,D
LCI#2,DLCI#3によって接続することができ
る。
【0057】図9はルーチングテーブル1(図6参照)
を用いた場合の端末とアクセスサーバ(AS)間の制御
シーケンスとASの処理動作を示し,上記図8のような
ネットワークの例において実行される。端末からダイヤ
ルを行うと(図9のa),電話/ISDN網を介してア
クセスサーバ(AS)3に着信し,アクセスサーバ(A
S)3から端末に対して応答が行われる(同b)。この
時,アクセスサーバ(AS)では,着信回線番号でルー
チングテーブル1(図6参照)を検索し,中継DLCI
を決定する(図9のS1)。この後,端末とアクセスサ
ーバ(AS)の間でLCP(Link Control Protocol)ネ
ゴシエーション(データ圧縮方式,データサイズ等を決
定するためのネゴシエーション)が行われ(図9の
c),続いて端末からユーザ認証のための情報(ユーザ
ID等)が送られ(同d),アクセスサーバ(AS)か
ら認証OKを返すと(同e),NCP(ネットワークコ
ントロールプロトコル)ネゴシエーションが行われ(同
f),アクセスサーバ(AS)から端末に対してIPア
ドレスを付与する(同g)。この制御シーケンスのc〜
gの間はアクセスサーバ(AS)のPPP回線接続制御
(標準動作)の処理として実行される(図9のS2)。
【0058】この後,端末からPPPフレームによるデ
ータが送られてくると(図9のh),アクセスサーバ
(AS)は,上記の処理(S1)で決定したDLCIに
よりフレーム変換処理を行い(図9のS3),変換によ
り得られたフレームリレー(FR)フレームをルータに
向けて送信する。また,ルータから送信されたフレーム
リレーフレームはアクセスサーバ(AS)で変換されて
端末に対しPPPデータとして送信される(図9の
i)。
【0059】図10はルーチングテーブル2の構成例で
ある。このルーチングテーブル2は上記図3に示す本発
明の第3の原理構成に示すルーチングテーブル35の具
体例であり,各ユーザID1〜nのそれぞれに対し,フ
レームリレー論理回線番号(DLCI#1〜DLCI#
n)が設定されている。
【0060】このユーザIDは,パソコン(端末)のユ
ーザ単位に付与するネットワーク加入者識別用のIDで
あり,パソコンがPPPプロトコルでネットワークに接
続する際のユーザ認証(認証もRFCで規定されてい
る)に使用する。
【0061】アクセスサーバは,シリアル回線から受信
したPPPフレームを上記図5のB.によりフレームリ
レーフレームに変換する。その際,フレームリレーフレ
ームのアドレス(A)フィールドの値は,図10のルー
チングテーブル2を参照して,PPPのシリアル回線の
ユーザID値と対応するDLCI値を検出して,その値
が設定される。これにより,シリアル回線から受信した
データをユーザ対応にフレームリレー回線の特定の論理
回線(DLCI)に振り分けるルーチング処理が実現で
きる。
【0062】図11はユーザIDによる振り分けを行う
ネットワークの構成例を示す。このネットワークの構成
は上記図7と同様であるが,アクセスサーバ(AS)に
ユーザAとユーザBはそれぞれユーザIDAとユーザI
DBを備え,アクセスサーバ(AS)には上記図10と
同様のユーザIDAとユーザIDBに対しそれぞれDL
CIAとDLCIBが設定されたルーチングテーブル2
(図10参照)が備えられ,これによりユーザIDAは
フレームリレーの論理回線番号DLCIAに対応付けら
れ,ユーザIDVがフレームリレーの論理回線番号DL
CIBに対応付けられている。この場合,図中の〜
の方向のデータの送信が次のように行われる。
【0063】ユーザAからの送出PPPデータは,ア
クセスサーバ(AS)に入る。アクセスサーバ(AS)
は認証により得たユーザIDAを用いて,ルーチングテ
ーブル2からルータA向けのDLCIAを検索し,上記
図5のB.のようなフレームリレーフレームを組み立て
ルータA向けにデータを送出する。
【0064】上記図7に対応するの説明と同様の制
御によりデータの宛先に対応するユーザのシリアル端末
回線に向けPPPデータに変換したフレームが送出され
る。ユーザBとサーバB間の,のデータの送信も同
様に行われる。
【0065】図12はルーチングテーブル2を用いた場
合の端末とアクセスサーバ(AS)間の制御シーケンス
とASの処理動作を示し,上記図8のようなネットワー
クの例において実行される。
【0066】図12の端末とアクセスサーバ(AS)と
の間の制御シーケンスは,上記図9のa〜iと同様であ
り説明を省略する。一方,アクセスサーバ(AS)で
は,端末からの着信が発生すると,PPP回線接続制御
(標準動作)が行われる(図12のS1)。この接続制
御において端末からユーザ認証のためにユーザIDが入
力されると,アクセスサーバ(AS)はユーザIDから
ルーチングテーブル2を検索し,中継DLCI(フレー
ムリレー論理回線番号)を決定する(図12のS2)。
その後,端末からPPPデータを受信すると,決定した
DLCIによりフレーム変換(上記図5のB.参照)の
処理を行い(図12のS3),変換により得られたフレ
ームリレーフレームをルータに向けて送信する。
【0067】上記に説明したルーチングテーブル1(図
6),ルーチングテーブル2(図10)を拡張して,各
変換先のアドレスを複数個設定したルーチングテーブル
3を設けて,アクセスサーバ(AS)による制御に使用
することができる。
【0068】図13はルーチングテーブル3とDLCI
状態テーブルの構成を示す。図13のA.はルーチング
テーブルの構成例であり,上記ルーチングテーブル1
(図6)に対して2個の変換先(第1方路,第2方路と
いう)を設けた例である。同様にルーチングテーブル2
(図10)についても複数の変換先を設けることができ
る。また,方路は2個に限定することなく任意の個数設
けることができる。図13のA.に示すルーチングテー
ブル3を使用したアクセスサーバ(AS)における基本
動作において選択する論理回線は,ルーチングテーブル
3の第1方路にある値を使用する。アクセスサーバ(A
S)は,フレームリレー回線の各論理回線(DLCIで
識別する)の状態を常時監視し,図13のB.に示すD
LCI状態テーブルに監視結果を設定する。この例で
は,DLCI0,DLCI1はアクティブ(使用可),
DLCIkはインアクティブ(使用不可)である。
【0069】アクセスサーバ(AS)は,上記フレーム
リレーのDLCI割り当て時に,第1方路のDLCIの
状態をDLCI状態テーブルで確認し,アクティブなら
ばそのDLCIを使用し,インアクティブである場合
は,第2方路のDLCIを使用する。
【0070】図14はネットワークにおけるルーチング
テーブル3を使用した場合の接続動作の説明図である。
図14の例では,パソコンAが回線Aによりアクセスサ
ーバ(AS)と接続され,アクセスサーバ(AS)のル
ーチングテーブル3(図示せず)では第1方路としてル
ータAへの論理回線(DLCIA)が設定され,第2方
式としてルータBへの論理回線(DLCIB)が設定さ
れて,そのDLCIAの状態がインアクティブである場
合の例である。以下にのパソコンAからの送信,の
サーバAからの送信の制御動作を説明する。
【0071】パソコンAからの送出したPPPデータ
は,アクセスサーバ(AS)に入る。アクセスサーバ
(AS)は,シリアル回線の回線番号からルーチングテ
ーブル3のルータA向けの第1方路のDLCIAを検索
し,このDLCIの状態を確認する。このDLCIがイ
ンアクティブであるため,第2方路のDLCIBを検索
し,このDLCIBの値を持ったフレームリレーフレー
ムを組み立てて,ルータBに向けてデータを送出する。
ルータBは,このフレームのPDU内のネットワークア
ドレスを参照することにより,通常のルーチング処理を
行い,このデータをルータA向けに送出する。
【0072】サーバAからの送出データは,ルータA
でネットワーク層のアドレスに基づく従来のルーチング
処理により,フレームリレーフレームのPDU内のネッ
トワーク層アドレスを参照して,どのパソコン向けデー
タであるかを検索し,そのパソコンを接続するシリアル
回線に向けてPPPデータに変換したフレームを送出す
る。
【0073】図15はルーチングテーブル3を用いた場
合の端末とアクセスサーバ(AS)間の制御シーケンス
とASの処理動作を示し,上記図8のようなネットワー
ク構成において実行される。
【0074】図15において,端末とアクセスサーバ
(AS)との間の制御シーケンスは,上記図9及び図1
2のa〜iと同様であり説明を省略する。一方,アクセ
スサーバ(AS)では,端末からの着信が発生すると,
着信回線で,ルーチングテーブル3(図13のA.)を
検索し,第1方路のDLCIを決定する(図15のS
1)。次にDLCI状態テーブル(図13のB.)を参
照し(図15のS2),状態を判別し(同S3),アク
ティブの場合は着呼応答(端末に対し着呼したことを応
答する)を行う(同S4)。インアクティブの場合は,
ルーチングテーブル3で第2方路のDLCIを決定し
(図15のS5),そのDLCIについてDLCI状態
テーブルを参照し(同S6),状態を判別する(同S
7)。ここで,インアクティブであると着呼させず,ア
クティブであれば,着呼応答を行う。
【0075】着呼応答を行うと,PPP回線接続制御
(標準動作)を行い(図15のS8),決定したDLC
Iによる上記図5のB.に示すフレーム変換処理を行う
(同S9)。変換されたフレームはフレームリレー回線
に送信される。
【0076】次に本発明によるPPP回線とフレームリ
レー上の圧縮プロトコルの具体例を示す。この具体例
は,上記図4の本発明の第4の原理構成に示すアクセス
サーバ(AS)による圧縮データを含むフレームの変換
を実現するためのプロトコルの例である。
【0077】図16はPPP上の圧縮プロトコルを示
し,PPP回線へパソコン(端末)またはアクセスサー
バ(AS)から圧縮データを含むフレームを送出する場
合に実行される。
【0078】図16のaはIPデータを示し,bは圧縮
なしの場合のPPP上のフレーム構成であり,PPPア
ドレス,フレーム種別(UI),IPの識別子(PI
D),IPデータ,FCSの順に配置され,この前後に
フラグ(F)が付加される。
【0079】本発明では,このbのフレームを圧縮する
場合に,データ圧縮範囲を「IPデータ」の部分に限定
して,cのように圧縮データを含むフレーム構成とす
る。この時のデータ圧縮方式(圧縮データ識別子により
示す)は,任意の既存の方式を使用することができる。
cの圧縮ありのPPPフレームでは,PPPアドレス,
フレーム種別の値はbと同じであるが,これに圧縮デー
タの識別子(00h,FDhの2バイト)が付加され,
更にIPの識別子がbと同様に設けられ,圧縮データ,
FCSが配置されている。
【0080】図17はフレームリレー上の圧縮プロトコ
ルを示し,フレームリレー回線に圧縮データを含むフレ
ームを送出する場合に実行される。図17のaはIPデ
ータであり,bは圧縮なしの場合のフレームリレー上の
フレーム構成を示し,Q.922アドレス,フレーム種
別(UI),IPの識別子,IPデータ及びFCSの順
に配置され,この前後にフラグ(F)が付加される。
【0081】本発明では,この図17のbのフレームを
圧縮する場合に,データ圧縮範囲を上記図16のPPP
回線の場合と同じの「IPデータ」の部分に限定して,
cのように圧縮データを含むフレームリレー上のフレー
ムの構成をとる。すなわち,Q.922アドレス,フレ
ーム種別の各値は,bと同様であり,続いて圧縮データ
の識別子とDCP(Data Comprssion Protcol)ヘッダが
付加され,これにbと同じIPの識別子,圧縮データ及
びFCSが配置される。なお,この時のIPデータのデ
ータ圧縮方式は,上記図16に示すPPP上の圧縮方式
と同じ方式にする。
【0082】上記図16と図17のように圧縮データを
含むフレームを構成することにより,元データ部分(こ
の例では,IPデータ)の圧縮アルゴリズム方式が同一
であれば,PPPとフレームリレーのそれぞれの圧縮後
の圧縮データ部分は同一のデータとなる。
【0083】PPP回線上の圧縮方式のネゴシエーショ
ン機能 このPPP回線上のネゴシエーションは,IETFが規
定する圧縮プロトコルのネゴシエーション機能であるC
CPプロトコルに準じたネゴシエーションにより行う。
すなわち,パソコンに対して圧縮方式のネゴシエーショ
ンを行うためのConfigure-Req /-Ack/-Nak/-Rejの各
フレーム( CCPプロトコル参照)のデータ部分に搭載
する圧縮方式を示す新たなオプションタイプ値を設け
る。
【0084】図18は圧縮方式を示すオプションタイプ
値の例を示し,aに示すように先頭のType=0はCCP
の規定でベンダー独自(専用)の圧縮方式であることを
示し,Length=7はCCPの規定で,オプションタイプ
値の全体長(バイト長)を示し,OUIはIEEE 8
02委員会の定めるベンダー番号,Subtype とValuesは
CCPの規定で,ベンダーが自由に定義してもよい領域
である。図18のbは,圧縮方法の例に対して定義した
Subtype とValuesの例を示す。
【0085】フレームリレー回線上の圧縮方式のネゴシ
エーション機能 フレームリレーフォーラムが規定する圧縮プロトコルの
ネゴシエーション機能であるDCPCPプロトコルに準
じ,ルータに対して圧縮方式のネゴシエーションを行
い,DCPCPのモード2フォーマットを使用する(D
CPCP参照)。この場合,ネゴシエーションフレーム
はPPPのCCPプロトコルと同一であり,Configure-
Req /-Ack/-Nak/-Rejの各フレームと同一構成にな
る。このため,データ部分に搭載する圧縮方式を示す新
たなオプションタイプ値は上記図18と同一である。
【0086】このように,PPP側の圧縮方式とフレー
ムリレー側の圧縮方式が,アクセスサーバによりそれぞ
れネゴシエーションされ,圧縮範囲の圧縮アルゴリズム
が同一になる場合は,アクセスサーバにより復元・圧縮
を行うことなくフレームの変換により中継を行うことが
できる。もし,いずれか(PPP側かフレームリレー
側)の圧縮範囲が本発明の方式と一致しない場合,また
は圧縮の範囲が一致してもその範囲の圧縮アルゴリズム
が異なる場合は,PPP側もフレームリレー側も圧縮な
しの形で通信を行うように再度ネゴシエーションを行う
ことで,パソコン(端末)またはルータが本発明の圧縮
方式をサポートしない場合でも,アクセスサーバ自体が
圧縮機能を持たないでもフレーム中継は可能とする。
【0087】図19はPPPとフレームリレー間のアク
セスサーバ(AS)での圧縮伝送の説明図である。図1
9に示すように,圧縮データ部分はPPPとフレームリ
レーで共通であるため,アドレスの変更,圧縮表示ヘッ
ダの変更,プロトコル識別子の変更及びFCSの変更を
行うが,圧縮データについては解凍及び再圧縮をせずに
そのままである。このような圧縮データを変更しない点
は,PPPフレームのフレームリレーフレームへの変換
とフレームリレーフレームのPPPフレームへの変換の
両方に共通する。
【0088】参考文献 The Compression Control Protocol(CCP) URL:ftp://ds.internic.net/internetdrafts/draft-iet
f-pppext-Compression-04. txt Data Compression Over Frame Relay Implementation
Agreement URL:ftp://ftp.frforum.com/pub/frame-relay/IA/frf9.
ps
【0089】
【発明の効果】本発明の第1の原理によれば,PPPプ
ロトコルの端末を収容するアクセスサーバでルーチング
処理を行うことなくWAN回線を介したリモートLAN
にデータ転送を行うことが可能となり,アクセスサーバ
のCPUの負荷を軽減し処理を高速化できる。
【0090】また,本発明の第2の原理によれば,端末
と接続する回線番号に対応してリモートLANへの物理
/論理回線への振り分けと転送処理を簡単に行うことが
できる。また,パソコンは接続するリモートLANに対
応して,対応するアクセスサーバの回線を選択して接続
することで複数のリモートLANの何れかのルータを選
択することができる。
【0091】本発明の第3の原理によれば,ユーザID
により受信データをどのリモートLANへ転送するかの
振り分けが簡単に行うことができる。また,上記第2,
第3の原理により端末は全て特定のルータ(リモートL
AN)にのみダイレクトに接続できるが,これにより,
回線番号またはユーザIDに対して接続先として登録さ
れていないリモートLANへの直接アクセスを禁止する
ことができ,セキュリティの向上を実現できる。
【0092】また,本発明の圧縮データ方式によれば,
異なる通信回線上の圧縮データの共通化及び圧縮対象を
限定することで,アクセスサーバにおいてデータの解凍
・圧縮を行うことなく圧縮データの中継が可能となる。
これにより,アクセスサーバ(ゲートウェイ装置)の負
荷軽減と圧縮に必要な高価の機能をアクセスサーバに実
装する必要をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の原理構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の原理構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の原理構成を示す図である。
【図5】ネットワークの構成例とフレーム変換の説明図
である。
【図6】ルーチングテーブル1の構成例を示す図であ
る。
【図7】回線番号による振り分けを行うネットワークの
構成例を示す図である。
【図8】ネットワークの例を示す図である。
【図9】ルーチングテーブル1を用いた場合の端末とア
クセスサーバ間の制御シーケンスとASの処理動作を示
す図である。
【図10】ルーチングテーブル2の構成例を示す図であ
る。
【図11】ユーザIDによる振り分けを行うネットワー
クの構成例を示す図である。
【図12】ルーチングテーブル2を用いた場合の端末と
アクセスサーバ間の制御シーケンスとASの処理動作を
示す図である。
【図13】ルーチングテーブル3とDLCI状態テーブ
ルの構成を示す図である。
【図14】ネットワークにおけるルーチングテーブル3
を使用した場合の接続動作の説明図である。
【図15】ルーチングテーブル3を用いた場合の端末と
アクセスサーバ間の制御シーケンスとASの処理動作を
示す図である。
【図16】PPP上の圧縮プロトコルを示す図である。
【図17】フレームリレー上の圧縮プロトコルを示す図
である。
【図18】圧縮方式を示すオプションタイプ値の例を示
す図である。
【図19】PPPとフレームリレー間のアクセスサーバ
での圧縮伝送の説明図である。
【図20】PPPフレーム構成を示す図である。
【図21】WAN等のようなルータネットワーク経由の
リモートLANへシリアル端末を収容する形態を示す図
である。
【図22】ルータネットワーク無しのリモートLANへ
シリアル端末を収容する形態を示す図である。
【図23】従来のデータ圧縮の説明図である。
【図24】問題点の説明図1である。
【図25】問題点の説明図2である。
【図26】PPP上とフレームリレー上のフレーム構成
を示す図である。
【図27】PPPの場合の圧縮無しと圧縮有りのフレー
ム形式を示す図である。
【図28】フレームリレーの場合の圧縮無しと圧縮有り
のフレーム形式を示す図である。
【符号の説明】
1 端末 2 PPP回線 3 アクセスサーバ(AS) 30 プロトコル識別子(PID)変換手段 31 PID変換テーブル 4 WAN回線 5 ルータ 6 リモートLAN 7 サーバ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PPPプロトコルによる回線を介して複
    数の端末を収容し,リモートLANのルータとWAN回
    線で接続するアクセスサーバにおける簡易ルーチング方
    式において,アクセスサーバは,プロトコル識別子(P
    ID)を変換するPID変換手段と,PPPプロトコル
    におけるPDUの各プロトコル識別子に対応するWAN
    回線のプロトコルにおけるプロトコル識別子が格納され
    たPID変換テーブルを備え,アクセスサーバは,PP
    P回線から受信したPPPフレームのPDU内のネット
    ワークアドレス等の情報を参照することなく,受信した
    PPPフレームのプロトコル識別子を用いて対応するW
    AN回線のプロトコル識別子を前記PID変換テーブル
    により検出して,検出したPIDにより前記PPPフレ
    ームのPIDを変換してPDUをそのままWAN回線の
    フレームにカプセル化してルータ向けに転送することを
    特徴とする簡易ルーチング方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアクセスサーバであっ
    て,前記アクセスサーバが複数のリモートLANのルー
    タとWANの物理回線または論理回線で接続され,前記
    アクセスサーバは,アドレス変換手段と,端末と接続制
    御により接続する回線の番号または端末と固定接続する
    回線番号と前記各ルータと接続するWANの物理(また
    は論理)回線番号とを対応付けるルーチングテーブルを
    備え,端末からのフレームを受信すると,前記アドレス
    変換手段は前記端末が接続する回線番号により前記ルー
    チングテーブルを検索して,対応するWANの物理(ま
    たは論理)回線番号を求め,受信したフレームのPID
    の変換によりWAN回線対応のデータとした上で求めた
    WANの物理(または論理)回線に送出することを特徴
    とする簡易ルーチング方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において,前記アクセスサーバ
    が複数のリモートLANのルータとWANの物理回線ま
    たは論理回線と接続され,前記アクセスサーバは,アド
    レス変換手段と,端末毎のユーザに付与されているユー
    ザIDと各ユーザIDに対応して設定されたリモートL
    ANのルータと接続するWANの物理(または論理)回
    線番号とを対応付けるルーチングテーブルを備え,アク
    セスサーバのアドレス変換手段は,端末からのフレーム
    を受信すると,端末と接続制御における認証制御により
    得たユーザIDまたは端末と固定接続した回線に対応す
    るユーザIDにより,上記ルーチングテーブルを検索し
    て対応するWANの物理(または論理)回線番号を求
    め,受信したフレームのPIDの変換によりWAN回線
    対応のデータとした上で求めたWANの物理(または論
    理)回線に送出することを特徴とする簡易ルーチング方
    式。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のいずれかにおいて,
    ルーチングテーブルは,端末と接続制御により接続する
    回線(または端末と固定接続する回線)番号または端末
    のユーザIDに対して,接続可能な複数のリモートLA
    Nのルータと接続する各WANの物理(論理)回線を対
    応付けると共に第1方路,第2方路,…第n方路という
    優先順位を表す属性を設定した構成を備え,前記アドレ
    ス変換手段は,各回線番号またはユーザIDに対応する
    WANの物理(論理)回線の中から,使用可能な上位の
    方路から選択を行うことを特徴とする簡易ルーチング方
    式。
  5. 【請求項5】 PPPプロトコルによる回線を介して複
    数の端末を収容し,リモートLANのルータとWAN回
    線で接続するアクセスサーバにおける圧縮データを含む
    フレームのルーチングを含む簡易ルーチング方式におい
    て,前記PPP回線上のデータ圧縮プロトコルとして,
    データ圧縮範囲をネットワーク層データ部分として,こ
    れを任意の圧縮アルゴリズムで圧縮したデータを含むフ
    レームとするプロトコルを用い,前記WAN回線上のデ
    ータ圧縮プロトコルとして,データ圧縮の範囲をネット
    ワーク層データ部分として,これを前記PPP回線の圧
    縮アルゴリズムと同じ圧縮アルゴリズムで圧縮したデー
    タを含むフレームとするプロトコルとし,前記アクセス
    サーバは,PPP回線からの圧縮データを含むフレーム
    を受信すると,データ部分については変更せず,アドレ
    ス,圧縮表示,及びプロトコル識別子(PID)をWA
    N回線の対応するアドレス,圧縮表示及びPIDに変換
    する圧縮データフレーム変換部を備え,変換されたフレ
    ームをWAN回線に送信する手段を備えることを特徴と
    する簡易ルーチング方式。
  6. 【請求項6】 請求項5において,前記アクセスサーバ
    は,PPP回線で接続する端末との間で,IETFが規
    定する圧縮方式のネゴシエーションのCCPプロトコル
    により,前記データ圧縮範囲及び圧縮アルゴリズムを含
    むネゴシエーションを行うことを特徴とする簡易ルーチ
    ング方式。
  7. 【請求項7】 請求項5において,前記WAN回線をフ
    レームリレー回線で構成され,前記アクセスサーバは,
    フレームリレー回線で接続するルータとの間で,フレー
    ムリレーフォーラムが規定する圧縮方式のネゴシエーシ
    ョンのDCPCPプロトコルにより,前記データ圧縮範
    囲及び圧縮アルゴリズムを含むネゴシエーションを行う
    ことを特徴とする簡易ルーチング方式。
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