JPH10173421A - 携帯送受信機用棒状アンテナ - Google Patents
携帯送受信機用棒状アンテナInfo
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- JPH10173421A JPH10173421A JP8325308A JP32530896A JPH10173421A JP H10173421 A JPH10173421 A JP H10173421A JP 8325308 A JP8325308 A JP 8325308A JP 32530896 A JP32530896 A JP 32530896A JP H10173421 A JPH10173421 A JP H10173421A
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- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q9/00—Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
- H01Q9/04—Resonant antennas
- H01Q9/30—Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/24—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
- H01Q1/241—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
- H01Q1/242—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
- H01Q1/243—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
- H01Q1/244—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas extendable from a housing along a given path
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】構成が簡単で、部品点数が少なく、小型軽量化
をはかり易い上、低コストで製作可能な携帯送受信機用
棒状アンテナを提供すること。 【解決手段】この携帯送受信機用棒状アンテナ(10)は携
帯送受信機(30)のケース(31)に対して挿脱自在に収納さ
れ、上記ケース(31)に設けた給電部(32)に対して電気的
に結合される如く設けられた帯送受信機用棒状アンテナ
(10)であって、絶縁部材からなる棒状体(12)と、この棒
状体(12)の外周面に上記棒状体(12)の長手方向に沿って
設定された長さに亘り形成された導電膜(13)と、からな
るアンテナ素子(11)を備えたものとなっている。
をはかり易い上、低コストで製作可能な携帯送受信機用
棒状アンテナを提供すること。 【解決手段】この携帯送受信機用棒状アンテナ(10)は携
帯送受信機(30)のケース(31)に対して挿脱自在に収納さ
れ、上記ケース(31)に設けた給電部(32)に対して電気的
に結合される如く設けられた帯送受信機用棒状アンテナ
(10)であって、絶縁部材からなる棒状体(12)と、この棒
状体(12)の外周面に上記棒状体(12)の長手方向に沿って
設定された長さに亘り形成された導電膜(13)と、からな
るアンテナ素子(11)を備えたものとなっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機や携帯
端末機等の携帯送受信機に用いられるアンテナとして好
適な携帯送受信機用棒状アンテナに関する。
端末機等の携帯送受信機に用いられるアンテナとして好
適な携帯送受信機用棒状アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】図2の(a)(b)は、従来のこの種の
棒状アンテナの構成を示す図であり、(a)は棒状アン
テナ全体の縦断面図、(b)はアンテナ素子のみを取り
出して示した縦断面図である。
棒状アンテナの構成を示す図であり、(a)は棒状アン
テナ全体の縦断面図、(b)はアンテナ素子のみを取り
出して示した縦断面図である。
【0003】図2の(a)に示すように、この棒状アン
テナ20は、携帯送受信機30のケース31に対して矢
印で示す如く挿脱自在に収納される。この棒状アンテナ
20は、上記ケース31のアンテナ挿脱口近傍に設けた
給電部32に対し、何らかの結合手段により電気的な結
合が図られている。
テナ20は、携帯送受信機30のケース31に対して矢
印で示す如く挿脱自在に収納される。この棒状アンテナ
20は、上記ケース31のアンテナ挿脱口近傍に設けた
給電部32に対し、何らかの結合手段により電気的な結
合が図られている。
【0004】図2の(b)に示すように、棒状アンテナ
20のアンテナ素子21は、3個の円柱状をなす絶縁ス
ペーサ22a,22b,22cにより支持した状態で所
定長の第1,第2の導電線23a,23bを一直線上に
分離して配列し、これを絶縁チューブ24で被覆したも
のとなっている。
20のアンテナ素子21は、3個の円柱状をなす絶縁ス
ペーサ22a,22b,22cにより支持した状態で所
定長の第1,第2の導電線23a,23bを一直線上に
分離して配列し、これを絶縁チューブ24で被覆したも
のとなっている。
【0005】図2の(a)に示すように、上記の如く形
成されたアンテナ素子21の外周面を外装チューブ25
で覆い、さらに基端部位に絶縁部材からなる基端キャッ
プ26aを被せ、先端部位に同じく絶縁部材からなる先
端キャップ26bを被せることによって、棒状アンテナ
20は構成されている。
成されたアンテナ素子21の外周面を外装チューブ25
で覆い、さらに基端部位に絶縁部材からなる基端キャッ
プ26aを被せ、先端部位に同じく絶縁部材からなる先
端キャップ26bを被せることによって、棒状アンテナ
20は構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の携帯送
受信機用棒状アンテナ20では、アンテナ素子21を、
3個の円柱状をなす絶縁スペーサ22a,22b,22
cと、第1および第2の導電線23a,23bとを一直
線上に配列して連結し、且つこれを絶縁チューブ24で
被覆することにより形成する必要がある。このためアン
テナ素子21の構成が複雑で、部品点数が多く、小型軽
量化をはかり難い上、コスト高になるという欠点があ
る。本発明の目的は、構成が簡単で、部品点数が少な
く、小型軽量化をはかり易い上、低コストで製作可能な
携帯送受信機用棒状アンテナを提供することにある。
受信機用棒状アンテナ20では、アンテナ素子21を、
3個の円柱状をなす絶縁スペーサ22a,22b,22
cと、第1および第2の導電線23a,23bとを一直
線上に配列して連結し、且つこれを絶縁チューブ24で
被覆することにより形成する必要がある。このためアン
テナ素子21の構成が複雑で、部品点数が多く、小型軽
量化をはかり難い上、コスト高になるという欠点があ
る。本発明の目的は、構成が簡単で、部品点数が少な
く、小型軽量化をはかり易い上、低コストで製作可能な
携帯送受信機用棒状アンテナを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の携帯送受信機用棒状アンテナは、携帯送
受信機のケースに対して挿脱自在に収納され、上記ケー
スに設けた給電部に対して電気的に結合される如く設け
られた帯送受信機用棒状アンテナであって、絶縁部材か
らなる棒状体と、この棒状体の外周面に上記棒状体の長
手方向に沿って設定された長さに亘り形成された導電膜
と、からなるアンテナ素子を備えたものとなっている。 (2)本発明の携帯送受信機用棒状アンテナは、前記
(1)に記載のアンテナであって、前記導電膜は、前記
ケースに設けた給電部に対して静電結合される如く設け
られている。 (3)本発明の携帯送受信機用棒状アンテナは、前記
(1)に記載のアンテナであって、前記導電膜は、絶縁
部材からなる棒状体の一端部位に形成された第1の導電
膜と、上記棒状体の他端部位に形成された第2の導電膜
とからなり、前記アンテナを前記携帯送受信機のケース
から引き出したとき上記第1の導電膜がアンテナ素子と
して働き、前記アンテナを前記携帯送受信機のケースに
対して収納したとき上記第2の導電膜がアンテナ素子と
して働くようになっている。
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の携帯送受信機用棒状アンテナは、携帯送
受信機のケースに対して挿脱自在に収納され、上記ケー
スに設けた給電部に対して電気的に結合される如く設け
られた帯送受信機用棒状アンテナであって、絶縁部材か
らなる棒状体と、この棒状体の外周面に上記棒状体の長
手方向に沿って設定された長さに亘り形成された導電膜
と、からなるアンテナ素子を備えたものとなっている。 (2)本発明の携帯送受信機用棒状アンテナは、前記
(1)に記載のアンテナであって、前記導電膜は、前記
ケースに設けた給電部に対して静電結合される如く設け
られている。 (3)本発明の携帯送受信機用棒状アンテナは、前記
(1)に記載のアンテナであって、前記導電膜は、絶縁
部材からなる棒状体の一端部位に形成された第1の導電
膜と、上記棒状体の他端部位に形成された第2の導電膜
とからなり、前記アンテナを前記携帯送受信機のケース
から引き出したとき上記第1の導電膜がアンテナ素子と
して働き、前記アンテナを前記携帯送受信機のケースに
対して収納したとき上記第2の導電膜がアンテナ素子と
して働くようになっている。
【0008】
(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る携
帯送受信機用棒状アンテナの構成を示す図である。この
第1実施形態は本発明を携帯電話機に適用した例であっ
て、図1の(a)は棒状アンテナ全体の縦断面図、同図
の(b)はアンテナ素子のみを取り出して示した縦断面
図、同図の(c)は携帯電話機へ適用した棒状アンテナ
の外観を示す斜視図である。
帯送受信機用棒状アンテナの構成を示す図である。この
第1実施形態は本発明を携帯電話機に適用した例であっ
て、図1の(a)は棒状アンテナ全体の縦断面図、同図
の(b)はアンテナ素子のみを取り出して示した縦断面
図、同図の(c)は携帯電話機へ適用した棒状アンテナ
の外観を示す斜視図である。
【0009】図1の(a)(c)に示すように、棒状ア
ンテナ10は携帯電話機30のケース31に対して矢印
で示す如く挿脱自在に収納され得るものとなっている。
上記棒状アンテナ10は、上記ケース31に設けた給電
部32に対し、後述する静電結合手段33によって電気
的な結合が図られている。
ンテナ10は携帯電話機30のケース31に対して矢印
で示す如く挿脱自在に収納され得るものとなっている。
上記棒状アンテナ10は、上記ケース31に設けた給電
部32に対し、後述する静電結合手段33によって電気
的な結合が図られている。
【0010】図1の(b)に示すように、棒状アンテナ
10のアンテナ素子11は、例えば合成樹脂等の絶縁部
材からなる棒状体12の外周面に、第1の導電膜13a
および第2の導電膜13bからなる導電膜13を、棒状
体12の長手方向に沿って、設定された長さに亘って形
成したものとなっている。上記導電膜12の形成方法と
しては、銅その他の金属をメッキあるいは蒸着等の手法
にて形成する方法を用い得る。なお棒状体12の材質と
してはポリアセタール(POM)やポリカーボネート
(PC)等が柔軟性,屈曲性,復元性の点で好ましい。
10のアンテナ素子11は、例えば合成樹脂等の絶縁部
材からなる棒状体12の外周面に、第1の導電膜13a
および第2の導電膜13bからなる導電膜13を、棒状
体12の長手方向に沿って、設定された長さに亘って形
成したものとなっている。上記導電膜12の形成方法と
しては、銅その他の金属をメッキあるいは蒸着等の手法
にて形成する方法を用い得る。なお棒状体12の材質と
してはポリアセタール(POM)やポリカーボネート
(PC)等が柔軟性,屈曲性,復元性の点で好ましい。
【0011】図1の(a)に示すように、上記のように
形成されたアンテナ素子11の外周面(第1の導電膜1
3aおよび第2の導電膜13bが形成されている領域を
含む棒状体12の全周面)を外装チューブ15で覆い、
さらに基端部位(外装チューブ15の基端部およびこの
基端部から突出しているアンテナ素子11の基端部を含
む領域)に絶縁部材からなる基端キャップ16aを被
せ、先端部位(外装チューブ15の先端部およびこの先
端部から突出しているアンテナ素子11の先端部を含む
領域)に同じく絶縁部材からなる先端キャップ16bを
被せることによって、棒状アンテナ10は構成されてい
る。なお基端キャップ16aおよび先端キャップ16b
の材質としてはポリプロピレン(PP)が成形作業性の
点で好ましい。
形成されたアンテナ素子11の外周面(第1の導電膜1
3aおよび第2の導電膜13bが形成されている領域を
含む棒状体12の全周面)を外装チューブ15で覆い、
さらに基端部位(外装チューブ15の基端部およびこの
基端部から突出しているアンテナ素子11の基端部を含
む領域)に絶縁部材からなる基端キャップ16aを被
せ、先端部位(外装チューブ15の先端部およびこの先
端部から突出しているアンテナ素子11の先端部を含む
領域)に同じく絶縁部材からなる先端キャップ16bを
被せることによって、棒状アンテナ10は構成されてい
る。なお基端キャップ16aおよび先端キャップ16b
の材質としてはポリプロピレン(PP)が成形作業性の
点で好ましい。
【0012】ところで前記導電膜13は、前記携帯電話
機30のケース31に設けた給電部32に対し、静電結
合され得る如く設けられている。すなわち、ケース31
のアンテナ挿脱口近傍には導電性コイル(導電性スリー
ブ等でもよい)33が配設されている。この導電性コイ
ル33は、この中に挿通されるアンテナ素子11におけ
る第1の導電膜13aまたは第2の導電膜13bの外周
面に対し、当該導電性コイル33の内周面が設定された
僅かなギャップGを隔てて対向可能な如く設けられてい
る。なお導電性コイル33は給電ケーブル34を介して
送受信回路のアンテナ接続端子(不図示)に接続されて
いる。
機30のケース31に設けた給電部32に対し、静電結
合され得る如く設けられている。すなわち、ケース31
のアンテナ挿脱口近傍には導電性コイル(導電性スリー
ブ等でもよい)33が配設されている。この導電性コイ
ル33は、この中に挿通されるアンテナ素子11におけ
る第1の導電膜13aまたは第2の導電膜13bの外周
面に対し、当該導電性コイル33の内周面が設定された
僅かなギャップGを隔てて対向可能な如く設けられてい
る。なお導電性コイル33は給電ケーブル34を介して
送受信回路のアンテナ接続端子(不図示)に接続されて
いる。
【0013】かくして前記アンテナ10が前記携帯電話
機30のケース31から引き出されたときには、絶縁部
材からなる棒状体12の一端部位に形成された第1の導
電膜13aが給電部32と静電結合され、この第1の導
電膜13aが主として通話用アンテナ素子として働く。
また前記アンテナ10が前記携帯電話機30のケース3
1に対して収納されたときには、上記棒状体12の他端
部位に形成された第2の導電膜13bが給電部32と静
電結合され、この第2の導電膜13bが主として着信用
アンテナ素子として働く。
機30のケース31から引き出されたときには、絶縁部
材からなる棒状体12の一端部位に形成された第1の導
電膜13aが給電部32と静電結合され、この第1の導
電膜13aが主として通話用アンテナ素子として働く。
また前記アンテナ10が前記携帯電話機30のケース3
1に対して収納されたときには、上記棒状体12の他端
部位に形成された第2の導電膜13bが給電部32と静
電結合され、この第2の導電膜13bが主として着信用
アンテナ素子として働く。
【0014】上記の携帯送受信機用棒状アンテナ10に
おいては、絶縁部材からなる棒状体12の外周面に銅メ
ッキ処理等を施すことによって、第1の導電膜13aお
よび第2の導電膜13bからなる導電膜13を一体的に
形成したアンテナ素子11が得られる。このため従来例
に示した如く、3個の円柱状をなす絶縁スペーサと第
1,第2の導電線とを一直線上に配列し、これらを互い
に連結したものを絶縁チューブで被覆することによって
アンテナ素子を得るものに比べると、構成部品点数が著
しく少なくてすみ、構成が簡単となる。したがって小型
軽量化をはかり易いものとなる上、低コストで製作可能
となる。
おいては、絶縁部材からなる棒状体12の外周面に銅メ
ッキ処理等を施すことによって、第1の導電膜13aお
よび第2の導電膜13bからなる導電膜13を一体的に
形成したアンテナ素子11が得られる。このため従来例
に示した如く、3個の円柱状をなす絶縁スペーサと第
1,第2の導電線とを一直線上に配列し、これらを互い
に連結したものを絶縁チューブで被覆することによって
アンテナ素子を得るものに比べると、構成部品点数が著
しく少なくてすみ、構成が簡単となる。したがって小型
軽量化をはかり易いものとなる上、低コストで製作可能
となる。
【0015】また導電膜13と給電部32とは静電結合
されるため、機械的接触による結合機構等を一切必要と
しない。この結果、アンテナ素子11の構造が図1の
(b)に示す如く単純化されていることと相俟って、棒
状アンテナ10全体の構造を飛躍的に単純化することで
きる。このため棒状アンテナ10自体の製作ならびに携
帯電話機30への組み付け作業が極めて容易となる。な
お静電結合は非接触結合であるため、長期に亙る使用に
おいても、接触不良等を起こさずに済むのは勿論であ
る。
されるため、機械的接触による結合機構等を一切必要と
しない。この結果、アンテナ素子11の構造が図1の
(b)に示す如く単純化されていることと相俟って、棒
状アンテナ10全体の構造を飛躍的に単純化することで
きる。このため棒状アンテナ10自体の製作ならびに携
帯電話機30への組み付け作業が極めて容易となる。な
お静電結合は非接触結合であるため、長期に亙る使用に
おいても、接触不良等を起こさずに済むのは勿論であ
る。
【0016】なお棒状アンテナ10が携帯電話機30の
ケース31から引き出された状態においては、第1の導
電膜13aが主として通話用アンテナ素子として働き、
棒状アンテナ10が携帯電話機30のケース31内に収
納された状態においては、第2の導電膜13bが主とし
て着信用アンテナ素子として働くことになる。このた
め、アンテナ素子11をケース31内に収納した状態の
ままでも、呼び出し信号に十分応答可能な受信感度を確
保できるものとなり、携帯電話機30として好適な着信
機能を備えている。
ケース31から引き出された状態においては、第1の導
電膜13aが主として通話用アンテナ素子として働き、
棒状アンテナ10が携帯電話機30のケース31内に収
納された状態においては、第2の導電膜13bが主とし
て着信用アンテナ素子として働くことになる。このた
め、アンテナ素子11をケース31内に収納した状態の
ままでも、呼び出し信号に十分応答可能な受信感度を確
保できるものとなり、携帯電話機30として好適な着信
機能を備えている。
【0017】(変形例)実施形態に示された携帯送受信
機用棒状アンテナは、下記の変形例を含んでいる。
機用棒状アンテナは、下記の変形例を含んでいる。
【0018】・導電膜13の少なくとも一部が、ローデ
ィングコイル等として用い得る螺旋状パターン部となっ
ているもの。 ・携帯端末機への適用を図ったもの。
ィングコイル等として用い得る螺旋状パターン部となっ
ているもの。 ・携帯端末機への適用を図ったもの。
【0019】(実施形態における特徴点のまとめ)実施
形態(変形例を含む)に示された携帯送受信機用棒状ア
ンテナの特徴点をまとめると次の通りである。 [1]実施形態に示された携帯送受信機用棒状アンテナ
は、携帯送受信機(30)のケース(31)に対して挿脱自在に
収納され、上記ケース(31)に設けた給電部(32)に対して
電気的に結合される如く設けられた帯送受信機用棒状ア
ンテナ(10)であって、絶縁部材からなる棒状体(12)と、
この棒状体(12)の外周面に上記棒状体(12)の長手方向に
沿って設定された長さに亘り形成された導電膜(13)と、
からなるアンテナ素子(11)を備えたものとなっている。
形態(変形例を含む)に示された携帯送受信機用棒状ア
ンテナの特徴点をまとめると次の通りである。 [1]実施形態に示された携帯送受信機用棒状アンテナ
は、携帯送受信機(30)のケース(31)に対して挿脱自在に
収納され、上記ケース(31)に設けた給電部(32)に対して
電気的に結合される如く設けられた帯送受信機用棒状ア
ンテナ(10)であって、絶縁部材からなる棒状体(12)と、
この棒状体(12)の外周面に上記棒状体(12)の長手方向に
沿って設定された長さに亘り形成された導電膜(13)と、
からなるアンテナ素子(11)を備えたものとなっている。
【0020】上記の携帯送受信機用棒状アンテナ(10)に
おいては、絶縁部材からなる棒状体(12)の外周面に、導
電膜(13)を銅メッキ処理等によって一体的に形成したも
のをアンテナ素子(11)として用いればよいので、複数個
の円柱状をなす絶縁スペーサと導電線とを一直線上に配
列して連結したものを、絶縁チューブで被覆するように
した従来のアンテナ素子を用いるものに比べると、構成
が簡単であり、部品点数が少くてすみ、小型軽量化をは
かれる上、低コストで製作可能となる。 [2]実施形態に示された携帯送受信機用棒状アンテナ
(10)は、前記[1]に記載のアンテナであって、前記導
電膜(13)は、前記ケース(31)に設けた給電部(32)に対し
て静電結合される如く設けられている。
おいては、絶縁部材からなる棒状体(12)の外周面に、導
電膜(13)を銅メッキ処理等によって一体的に形成したも
のをアンテナ素子(11)として用いればよいので、複数個
の円柱状をなす絶縁スペーサと導電線とを一直線上に配
列して連結したものを、絶縁チューブで被覆するように
した従来のアンテナ素子を用いるものに比べると、構成
が簡単であり、部品点数が少くてすみ、小型軽量化をは
かれる上、低コストで製作可能となる。 [2]実施形態に示された携帯送受信機用棒状アンテナ
(10)は、前記[1]に記載のアンテナであって、前記導
電膜(13)は、前記ケース(31)に設けた給電部(32)に対し
て静電結合される如く設けられている。
【0021】上記携帯送受信機用棒状アンテナ(10)にお
いては、前記[1]と同様の作用効果を奏する上、機械
的接触による結合機構を一切必要としないので、その
分、棒状アンテナ(20)の構造をさらに単純化でき、棒状
アンテナ(20)自体の製作は勿論のこと、携帯送受信機(3
0)への組み付け作業も著しく容易となる。しかも長期に
亙る使用においても、接触不良等を起こさずに済む。 [3]実施形態に示された携帯送受信機用棒状アンテナ
(10)は、前記[1]に記載のアンテナであって、前記導
電膜(13)は、絶縁部材からなる棒状体(12)の一端部位に
形成された第1の導電膜(13a) と、上記棒状体(12)の他
端部位に形成された第2の導電膜(13b)とからなり、前
記アンテナ(10)を前記携帯送受信機(30)のケース(31)か
ら引き出したとき上記第1の導電膜(13a) がアンテナ素
子(11)として働き、前記アンテナ(10)を前記携帯送受信
機(30)のケース(31)に対して収納したとき上記第2の導
電膜(13b) がアンテナ素子(11)として働くようになって
いる。
いては、前記[1]と同様の作用効果を奏する上、機械
的接触による結合機構を一切必要としないので、その
分、棒状アンテナ(20)の構造をさらに単純化でき、棒状
アンテナ(20)自体の製作は勿論のこと、携帯送受信機(3
0)への組み付け作業も著しく容易となる。しかも長期に
亙る使用においても、接触不良等を起こさずに済む。 [3]実施形態に示された携帯送受信機用棒状アンテナ
(10)は、前記[1]に記載のアンテナであって、前記導
電膜(13)は、絶縁部材からなる棒状体(12)の一端部位に
形成された第1の導電膜(13a) と、上記棒状体(12)の他
端部位に形成された第2の導電膜(13b)とからなり、前
記アンテナ(10)を前記携帯送受信機(30)のケース(31)か
ら引き出したとき上記第1の導電膜(13a) がアンテナ素
子(11)として働き、前記アンテナ(10)を前記携帯送受信
機(30)のケース(31)に対して収納したとき上記第2の導
電膜(13b) がアンテナ素子(11)として働くようになって
いる。
【0022】上記携帯送受信機用棒状アンテナ(10)にお
いては、前記[1]と同様の作用効果を奏する上、棒状
アンテナ(10)をケース(31)内に収納した状態においても
呼び出し信号に十分応答可能な受信感度を有するものと
なり、携帯電話機(30)等に好適な着信機能を備えたもの
となる。 [4]実施形態に示された携帯送受信機用棒状アンテナ
(10)は、前記[1]に記載のアンテナであって、導電膜
13は、少なくとも一部が、棒状体(12)の外周面を所定
ピッチで螺旋状に巻回する螺旋状パターン部となってい
る。
いては、前記[1]と同様の作用効果を奏する上、棒状
アンテナ(10)をケース(31)内に収納した状態においても
呼び出し信号に十分応答可能な受信感度を有するものと
なり、携帯電話機(30)等に好適な着信機能を備えたもの
となる。 [4]実施形態に示された携帯送受信機用棒状アンテナ
(10)は、前記[1]に記載のアンテナであって、導電膜
13は、少なくとも一部が、棒状体(12)の外周面を所定
ピッチで螺旋状に巻回する螺旋状パターン部となってい
る。
【0023】上記携帯送受信機用棒状アンテナ(10)にお
いては、前記[1]と同様の作用効果を奏する上、螺旋
状パターン部を、ヘリカルアンテナ素子,ローディング
コイル,トラップコイル等として働かせることが可能な
ので、これらを用いて特殊機能を備えたアンテナを構築
することも可能となる。
いては、前記[1]と同様の作用効果を奏する上、螺旋
状パターン部を、ヘリカルアンテナ素子,ローディング
コイル,トラップコイル等として働かせることが可能な
ので、これらを用いて特殊機能を備えたアンテナを構築
することも可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、棒状体の外周面の所定
領域に導電膜を形成することによってアンテナ素子を構
成しているので、構成が簡単で、部品点数が少なく、小
型軽量化をはかり易い上、低コストで製作可能な携帯送
受信機用棒状アンテナを提供できる。
領域に導電膜を形成することによってアンテナ素子を構
成しているので、構成が簡単で、部品点数が少なく、小
型軽量化をはかり易い上、低コストで製作可能な携帯送
受信機用棒状アンテナを提供できる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯送受信機用棒
状アンテナの構成を示す図で、(a)は棒状アンテナ全
体の縦断面図、(b)はアンテナ素子のみを取り出して
示した縦断面図、(c)は携帯電話機へ適用した棒状ア
ンテナの外観を示す斜視図。
状アンテナの構成を示す図で、(a)は棒状アンテナ全
体の縦断面図、(b)はアンテナ素子のみを取り出して
示した縦断面図、(c)は携帯電話機へ適用した棒状ア
ンテナの外観を示す斜視図。
【図2】従来例に係る棒状アンテナの構成を示す図であ
り、(a)は棒状アンテナ全体の縦断面図、(b)はア
ンテナ素子のみを取り出して示した縦断面図。
り、(a)は棒状アンテナ全体の縦断面図、(b)はア
ンテナ素子のみを取り出して示した縦断面図。
10…携帯送受信機用棒状アンテナ 11…アンテナ素子 12…棒状体 13…導電膜 13a…第1の導電膜 13b…第2の導電膜 15…外装チューブ 16a…基端キャップ 16b…先端キャツプ 30…携帯電話機(送受信機) 31…ケース 32…給電部
Claims (3)
- 【請求項1】携帯送受信機のケースに対して挿脱自在に
収納され、上記ケースに設けた給電部に対して電気的に
結合される如く設けられた帯送受信機用棒状アンテナで
あって、 絶縁部材からなる棒状体と、 この棒状体の外周面に上記棒状体の長手方向に沿って設
定された長さに亘り形成された導電膜と、 からなるアンテナ素子を備えてなることを特徴とする携
帯送受信機用棒状アンテナ。 - 【請求項2】前記導電膜は、前記ケースに設けた給電部
に対して静電結合される如く設けられていることを特徴
とする請求項1に記載の携帯送受信機用棒状アンテナ。 - 【請求項3】前記導電膜は、絶縁部材からなる棒状体の
一端部位に形成された第1の導電膜と、上記棒状体の他
端部位に形成された第2の導電膜とからなり、前記アン
テナを前記携帯送受信機のケースから引き出したとき上
記第1の導電膜がアンテナ素子として働き、前記アンテ
ナを前記携帯送受信機のケースに対して収納したとき上
記第2の導電膜がアンテナ素子として働くように設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の携帯送受信
機用棒状アンテナ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8325308A JPH10173421A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 携帯送受信機用棒状アンテナ |
EP97121159A EP0847102A3 (en) | 1996-12-05 | 1997-12-02 | Rod antenna for use in a portable transmitting/receiving apparatus |
KR1019970065899A KR100323605B1 (ko) | 1996-12-05 | 1997-12-04 | 휴대송수신기용로드안테나 |
NO975646A NO975646L (no) | 1996-12-05 | 1997-12-04 | Stavantenne for bruk i en bµrbar sende/-mottakingsinnretning |
US08/986,261 US5995051A (en) | 1996-12-05 | 1997-12-05 | Rod antenna for use in a portable transmitting / receiving apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8325308A JPH10173421A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 携帯送受信機用棒状アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173421A true JPH10173421A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18175375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8325308A Pending JPH10173421A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 携帯送受信機用棒状アンテナ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5995051A (ja) |
EP (1) | EP0847102A3 (ja) |
JP (1) | JPH10173421A (ja) |
KR (1) | KR100323605B1 (ja) |
NO (1) | NO975646L (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6484027B1 (en) * | 1998-06-15 | 2002-11-19 | Sbc Technology Resources, Inc. | Enhanced wireless handset, including direct handset-to-handset communication mode |
JP3492613B2 (ja) * | 2000-04-14 | 2004-02-03 | 埼玉日本電気株式会社 | 携帯無線機用アンテナ |
KR100442453B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2004-07-30 | 김영준 | 무선통신용 앤엑스 안테나 |
DE102006012193A1 (de) * | 2006-03-16 | 2007-09-20 | Kathrein-Werke Kg | Stabantenne, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
DE102006055022A1 (de) * | 2006-11-22 | 2008-05-29 | Hirschmann Car Communication Gmbh | Stabantenne mit abschnittsweise unterschiedlichen Antennenwicklungen |
US11145966B2 (en) * | 2019-08-28 | 2021-10-12 | Pctel, Inc. | Over-molded thin film antenna device |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05129817A (ja) * | 1991-11-07 | 1993-05-25 | Hitachi Ltd | アンテナ装置 |
CA2117561C (en) * | 1993-01-29 | 1998-04-28 | Paul John Moller | Antenna assembly for radio circuit and method therefor |
JPH0786819A (ja) * | 1993-09-09 | 1995-03-31 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
US5678201A (en) * | 1996-02-01 | 1997-10-14 | Motorola, Inc. | Antenna assembly with balun and tuning element for a portable radio |
US5835065A (en) * | 1996-09-19 | 1998-11-10 | Qualcomm Incorporated | Variable length whip with helix antenna system |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP8325308A patent/JPH10173421A/ja active Pending
-
1997
- 1997-12-02 EP EP97121159A patent/EP0847102A3/en not_active Withdrawn
- 1997-12-04 NO NO975646A patent/NO975646L/no not_active Application Discontinuation
- 1997-12-04 KR KR1019970065899A patent/KR100323605B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-12-05 US US08/986,261 patent/US5995051A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NO975646L (no) | 1998-06-08 |
KR100323605B1 (ko) | 2002-03-08 |
NO975646D0 (no) | 1997-12-04 |
US5995051A (en) | 1999-11-30 |
KR19980063786A (ko) | 1998-10-07 |
EP0847102A2 (en) | 1998-06-10 |
EP0847102A3 (en) | 2000-04-19 |
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