JPH10172917A - イオン注入量モニタ法 - Google Patents

イオン注入量モニタ法

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JPH10172917A
JPH10172917A JP34460996A JP34460996A JPH10172917A JP H10172917 A JPH10172917 A JP H10172917A JP 34460996 A JP34460996 A JP 34460996A JP 34460996 A JP34460996 A JP 34460996A JP H10172917 A JPH10172917 A JP H10172917A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
sheet resistance
substrate
ion implantation
silicide layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP34460996A
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English (en)
Inventor
Hidemasa Takami
秀誠 高見
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPH10172917A publication Critical patent/JPH10172917A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン注入量モニタ法において、基板選択の
自由度を低下させることなく工程数を低減する。 【解決手段】 半導体等の基板10の表面にWSi等の
シリサイド層12をスパッタ法等により形成した後、層
12を熱処理により結晶化する。層12のシート抵抗ρ
1 を測定した後、層12の表面に所望のイオンを注入し
て注入層14を形成する。注入層14のシート抵抗ρ2
を測定し、シート抵抗の増分(ρ2 −ρ1 )を求める。
増分(ρ2 −ρ1 )は、イオン注入量にほぼ比例するの
で、増分(ρ2 −ρ1 )に基づいてイオン注入量をモニ
タすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体デバイス
製造プロセス等に用いるに好適なイオン注入量モニタ法
に関し、特に基板上に堆積したシリサイド層を結晶化し
た後該シリサイド層にイオンを注入し、このイオン注入
の前後のシート抵抗の変化からイオン注入量をモニタす
ることにより工程数の低減を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来、イオン注入量をモニタする方法と
しては、図5〜8に示すように二重注入法を改変した方
法が知られている(例えば、特開平4−326513号
公報参照)。
【0003】図5の工程では、シリコン基板1aの表面
にシリコンオキサイド等の耐拡散膜1bを形成したもの
を基板1として用意する。そして、耐拡散膜1b上に半
導体層2としてポリシリコン層を形成する。基板1とし
てはサファイア等の絶縁性基板を用いてもよく、半導体
層2としては単結晶シリコン層を用いてもよい。
【0004】図6の工程では、半導体層2にリン等の所
望のイオンI1 を注入して注入層3Aを形成する。そし
て、図7の工程では、熱処理により注入イオンを活性化
させると共に耐拡散膜1bまで拡散させて拡散層3を形
成する。この後、拡散層3のシート抵抗を周知の四端子
プローブ法で測定する。
【0005】次に、図8の工程では、拡散層3の表面に
リン等の所望のイオンI2 を注入して注入層4を形成す
る。そして、注入層4のシート抵抗を四端子プローブ法
で測定する。
【0006】拡散層3のシート抵抗を一定としてイオン
2 の注入量を変化させると、注入層4のシート抵抗
は、イオンI2 の注入量にほぼ比例して変化する。従っ
て、拡散層3のシート抵抗に対する注入層4のシート抵
抗の変化からイオンI2 の注入量をモニタすることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来法による
と、基板1として、半導体基板に限らず絶縁性基板も使
用することができ、基板選択の自由度が大きい利点があ
るものの、半導体層2の形成、イオンI1 の注入、拡散
層3の形成、拡散層3のシート抵抗測定、イオンI2
注入、注入層4のシート抵抗測定等の工程が必要であ
り、工程数が多いという問題点がある。
【0008】この発明の目的は、基板選択の自由度を低
下させることなく工程数を低減した新規なイオン注入量
モニタ法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るイオン注
入量モニタ法は、基板の一方の主面にシリサイド層を堆
積する工程と、前記シリサイド層に熱処理を施して前記
シリサイド層を結晶化する工程と、前記結晶化されたシ
リサイド層のシート抵抗を測定する工程と、前記シート
抵抗の測定後、前記結晶化されたシリサイド層に所望の
イオンを注入して注入層を形成する工程と、前記注入層
のシート抵抗を測定する工程とを含み、前記結晶化され
たシリサイド層のシート抵抗に対する前記注入層のシー
ト抵抗の変化から前記イオンの注入量をモニタすること
を特徴とするものである。
【0010】この発明の方法において、シリサイド層の
シート抵抗及び注入層のシート抵抗をそれぞれρ1 及び
ρ2 とし、シート抵抗の増分Δρ=ρ2 −ρ1 を求める
と、この増分は、図4に示すようにイオン注入量にほぼ
比例して変化する。従って、シート抵抗ρ1 に対するシ
ート抵抗ρ2 の変化からイオン注入量をモニタすること
ができる。
【0011】この発明の方法によれば、イオン注入は1
回行なうだけでよい。また、基板としては、半導体基板
に限らず、絶縁性基板等も使用可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜3は、この発明の一実施形
態に係るイオン注入量モニタ法を示すもので、各々の図
に対応する工程(1)〜(3)を順次に説明する。
【0013】(1)半導体(例えばシリコン)からなる
基板10の表面にスパッタ法等によりシリサイド層12
を形成する。シリサイド層12としては、タングステ
ン、チタン、モリブデン等の高融点金属のシリサイド層
を用いるのが好ましい。一例として、100nmの厚さ
のWSi(タングステンシリサイド)層をシリサイド層
12としてスパッタ法により形成した。
【0014】(2)シリサイド層12に熱処理を施して
シリサイド層12を結晶化する。シリサイド層12とし
て上記のようにWSi層を形成した場合、900℃〜1
150℃の温度で熱処理を行なうことができる。一例と
して、ランプアニール装置を用いて1150℃、10秒
の熱処理をWSi層に施した。
【0015】熱処理の後、結晶化されたシリサイド層1
2のシート抵抗ρ1 を四端子プローブ法により測定す
る。
【0016】(3)結晶化されたシリサイド層12の表
面に所望のイオンを注入して注入層14を形成する。シ
リサイド層12の表面は、イオン注入によりダメージを
受けて導電性が低下するので、注入層14の抵抗率は、
シリサイド層12の抵抗率より増大する。
【0017】シリサイド層12として上記のようにWS
i層を形成すると共に上記のような熱処理によりWSi
層を結晶化したサンプルを(a)、(b)、(c)の3
つ用意した。そして、(a)〜(c)の各サンプル毎に
次の表1に示すような注入条件で注入層14にボロンイ
オン(B+ )を20keVの加速電圧で注入した。
【0018】
【表1】 イオン注入の後、注入層14のシート抵抗ρ2 を四端子
プローブ法により測定する。そして、シート抵抗の増分
Δρ=ρ2 −ρ1 を求める。
【0019】図4は、上記したサンプル(a)〜(c)
についてシート抵抗増分を求めた結果を示すもので、丸
印Sa,Sb,Scがそれぞれサンプル(a),
(b),(c)のシート抵抗増分を示す。図4によれ
ば、シート抵抗増分Δρがイオン注入量にほぼ比例する
ことがわかる。
【0020】図4に示すようなイオン注入量−シート抵
抗増分の関係を予め求めておくと、シート抵抗ρ1 に対
するシート抵抗ρ2 の変化からイオン注入量を求めるこ
とができる。
【0021】上記した実施形態によれば、イオン注入
は、図3の工程で1回行なうだけであり、従来必要とし
た2回のイオン注入に比べて工程数が少なくて済む。ま
た、基板10としては、シリコン等の半導体基板に限ら
ず、サファイア等の絶縁性基板を用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、基板
の一方の主面に堆積したシリサイド層を結晶化した後該
シリサイド層に所望のイオンを注入すると共にイオン注
入の前後にシリサイド層のシート抵抗を測定し、イオン
注入の前後のシリサイド層のシート抵抗の変化からイオ
ン注入量をモニタするようにしたので、イオン注入は1
回で済み、工程数が低減される効果が得られるものであ
る。
【0023】その上、基板としては、熱処理に耐えられ
るものであれば、半導体基板に限らず、絶縁性基板、導
電性基板等も使用することができるので、基板選択の自
由度が大きい利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係るイオン注入量モ
ニタ法におけるシリサイド堆積工程を示す基板断面図で
ある。
【図2】 図1の工程に続くシリサイド結晶化工程及び
シート抵抗測定工程を示す基板断面図である。
【図3】 図2の工程に続くイオン注入工程を示す基板
断面図である。
【図4】 イオン注入量とシート抵抗増分との関係を示
すグラフである。
【図5】 従来のイオン注入量モニタ法における半導体
層形成工程を示す基板断面図である。
【図6】 図5の工程に続く第1のイオン注入工程を示
す基板断面図である。
【図7】 図6の工程に続く拡散工程及びシート抵抗測
定工程を示す基板断面図である。
【図8】 図7の工程に続く第2のイオン注入工程を示
す基板断面図である。
【符号の説明】
10:基板、12:シリサイド層、14:注入層、I:
イオン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の一方の主面にシリサイド層を堆積す
    る工程と、 前記シリサイド層に熱処理を施して前記シリサイド層を
    結晶化する工程と、 前記結晶化されたシリサイド層のシート抵抗を測定する
    工程と、 前記シート抵抗の測定後、前記結晶化されたシリサイド
    層に所望のイオンを注入して注入層を形成する工程と、 前記注入層のシート抵抗を測定する工程とを含み、前記
    結晶化されたシリサイド層のシート抵抗に対する前記注
    入層のシート抵抗の変化から前記イオンの注入量をモニ
    タすることを特徴とするイオン注入量モニタ法。
JP34460996A 1996-12-09 1996-12-09 イオン注入量モニタ法 Pending JPH10172917A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442150B1 (ko) * 2001-06-25 2004-07-27 아남반도체 주식회사 금속 급속 열 처리 장비의 모니터링 방법
CN100389489C (zh) * 2003-12-30 2008-05-21 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 利用注入晶片的注入机的低能量剂量监测
WO2014189790A1 (en) * 2013-05-20 2014-11-27 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Substrate processing based on resistivity measurements

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