JPH10172715A - イオン電流検出用点火プラグ - Google Patents

イオン電流検出用点火プラグ

Info

Publication number
JPH10172715A
JPH10172715A JP33226096A JP33226096A JPH10172715A JP H10172715 A JPH10172715 A JP H10172715A JP 33226096 A JP33226096 A JP 33226096A JP 33226096 A JP33226096 A JP 33226096A JP H10172715 A JPH10172715 A JP H10172715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter portion
ion current
tip
casing
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33226096A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Yoshinaga
融 吉永
Tokio Kohama
時男 小浜
Hiroshi Yorita
浩 頼田
Yasuyuki Sato
靖之 佐藤
栄司 ▲高▼桑
Eiji Takakuwa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP33226096A priority Critical patent/JPH10172715A/ja
Publication of JPH10172715A publication Critical patent/JPH10172715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】放電電圧が低く着火性が良好で、しかもイオン
電流を大きく検出できるイオン電流検出用点火プラグを
提供する。 【解決手段】イオン電流検出用点火プラグは、ハウジン
グと絶縁碍子と電極(中心電極4、接地電極5)とを備
えている。中心電極4においてはケーシング12が基端
側の大径部となり、このケーシング12からチップ13
の縮径部18が延びている。チップ13の縮径部18
は、ケーシング12に比べ電気抵抗の大きな材料よりな
る。ケーシング12の先端の角部にはアール部21が形
成されている。チップ13の縮径部18およびケーシン
グ12の先端には貴金属チップ19,20が設けられて
いる。点火の際にはチップ13の縮径部18により放電
が開始され、放電開始後においては誘導放電火花がチッ
プ13の縮径部18からケーシング12へ移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イオン電流検出
用点火プラグに係り、詳しくは、点火のための放電を行
うとともに当該放電終了後において燃焼により発生した
イオン電流を検出するためのイオン電流検出用点火プラ
グに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の点火プラグは、主に着火性向上の
ために改良がなされており、イオン電流計測のための工
夫はあまりなされていない。特に、最近の貴金属(白金
等)電極プラグにおいては、中心電極,接地電極共に表
面積が低減された形状になっているため、イオン電流計
測には不利な形状となっている。イオン電流計測法は燃
焼室内に存在するイオン量を電流値として検出するた
め、電極形状の影響、特に中心電極形状の影響を大きく
受ける。従って、中心電極面積が小さいとイオン電流検
出能力が著しく低下し、失火検出、ノッキング検出等の
検出精度が低下するという欠点が存在した。
【0003】このようなイオン電流検出にも配慮した点
火プラグが特開平4−330382号公報に示されてい
る。この点火プラグは、プラグの絶縁体から突出する中
心電極として一部に基部よりも径の小さな小径部を設
け、中心電極の先端部からスパークプラグの絶縁体側に
熱が逃げにくくして中心電極の先端部の温度を高く保つ
ことにより中心電極の先端部へのデポジットの付着を防
止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記公報に
よる技術においては放電電圧については考慮されておら
ず、放電電圧を低くしつつ着火性およびイオン電流検出
精度の向上が望まれている。
【0005】そこで、この発明の目的は、放電電圧が低
く着火性が良好で、しかもイオン電流を大きく検出でき
るイオン電流検出用点火プラグを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、中心電極を、基端側の大径部と、この大径部から延
び、かつ、大径部に比べ電気抵抗の大きな材料よりなる
小径部とで構成したことを特徴としている。
【0007】この構成により、点火の際に、中心電極と
接地電極との間に高電圧が印加されると、電気抵抗の大
きな材料よりなる小径部により放電が開始され、細い箇
所からの放電となり火炎核の冷却が抑制されて放電電圧
を低くできる。又、放電開始後においては誘導放電火花
が小径部から大径部へ移行し、放電距離を長くして着火
性の向上が図られる。さらに、点火後のイオン電流検出
の際には中心電極と接地電極との間に電圧が印加され、
大径部において大きな表面積によるイオン電流検出が行
われ、イオン電流出力が大きくなる。
【0008】請求項2に記載の発明は、大径部の先端の
角部をアール状またはテーパ状にしたことを特徴として
いる。よって、イオン電流検出の際に、アール状または
テーパ状とした箇所において全方位的にイオンが集ま
り、イオン電流出力を更に大きくできる。
【0009】請求項4に記載の発明は、大径部の先端ま
たは小径部の先端の少なくともいずれか一方に貴金属チ
ップを設けたことを特徴としている。よって、放電部に
貴金属チップを設けることで、電極消耗を抑え長期運転
後の電極消耗を低減でき放電電圧の上昇を抑えることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。図9は、本実施の形態
における内燃機関の燃焼状態検出装置を示す。トランス
(点火コイル)31の二次側端子31bにはイオン電流
検出用点火プラグ1が設けられ、同プラグ1はその先端
が内燃機関の図示しない燃焼室に突設されている。同燃
焼状態検出装置は、このイオン電流検出用点火プラグ1
により点火を行うとともに、点火用の放電終了後にプラ
グ1に電圧を印加して燃焼により発生したイオン電流を
検出することにより燃焼状態を検出するものである。
【0011】図1には、イオン電流検出用点火プラグ1
の縦断面図を示す。又、図2(a)には点火プラグ1の
先端部における拡大図(図1のA矢視図)を、図2
(b)にはその断面図を示す。
【0012】以下、同プラグ1を詳細に説明する。図1
に示すように、イオン電流検出用点火プラグ1は、ハウ
ジング2と絶縁碍子3と電極(中心電極4、接地電極
5)を主要部としており、ハウジング2にて絶縁碍子3
の支持およびプラグ1のエンジンへの取付けが行われ、
絶縁碍子3にて中心電極4とハウジング2とが絶縁され
る。
【0013】絶縁碍子3はアルミナ磁器よりなり、その
中心に軸孔6が設けられている。絶縁碍子3の軸孔6に
おける上部には金属製の中軸7が挿通されている。中軸
7の頭部には端子8がねじ込み固定されている。円筒状
のハウジング2は、耐熱,耐食,導電性を有する金属で
構成され、このハウジング2の内側にリング状気密パッ
キン9及びかしめリング10を介して前記絶縁碍子3が
固定されている。このハウジング2にはねじ部11が設
けられ、ねじ部11によりプラグ1が内燃機関のシリン
グブロックに固定されている。
【0014】中心電極4は、円筒形のケーシング12
と、ケーシング12内の下端部に設けられるチップ13
と、ケーシング12内に設けられる熱価調節用芯棒14
とにより構成されている。ケーシング12はNi合金よ
りなり、チップ13はTiOとAl2 3 よりなる導電
性セラミックで構成され(詳しくは、90wt%TiO
と10wt%Al2 3 )、熱価調節用芯棒14は熱伝
導性良好なCuよりなる。円筒形ケーシング12は、外
径が2.5mm、内径が1.6mmであり、ケーシング
12はその上端の近くには外径が4mm位のふくらみ部
15が設けられている。又、図2に示すように、円筒形
ケーシング12の下端部には細い孔16が形成されてい
る。つまり、円筒形ケーシング12の下端部は、内径が
1.6mmから0.4mmに絞られている。チップ13
は段付の丸棒状に形成されており、外径の大きい拡径部
17と外径の小さい縮径部18とからなる。チップ13
の拡径部17がケーシング12の大きい方の内径を有す
る部分に格納され、チップ13の縮径部18が孔16を
通してケーシング12の先端より僅かに(L1=0.8
mm)突出している。
【0015】このように中心電極4は、大径部としての
ケーシング12の先端から、小径部としてのチップ13
の縮径部18が突出した構成となっており、且つ、ケー
シング12の材料であるNi合金とチップ13の材料で
ある導電性セラミック(TiO+Al2 3 )とを比較
すると、導電性セラミックの方が電気抵抗が大きい。
【0016】さらに、中心電極4のケーシング12の先
端部には白金等の貴金属チップ19が抵抗溶接等により
固定されている。又、チップ13の縮径部18の先端部
には白金等の貴金属チップ20が抵抗溶接等により固定
されている。中心電極4におけるケーシング12の先端
角部は、丸みが付けられたアール部21となっている。
【0017】図1の芯棒14は、粉末状のCuをケーシ
ング12内にチップ13の底面を押圧するように充填し
て、溶融させた後固まらせて固定したものである。かか
る中心電極4は前記絶縁碍子3の軸孔6の下部に挿入さ
れており、この芯棒14によって熱の引けがよくなる。
【0018】絶縁碍子3の軸孔6内には導電性ガラスシ
ール層22が封着され、導電性ガラスシール層22は銅
粉末と低融点ガラスより構成されている。このシール層
22により中軸7と中心電極4とが電気的に接続される
とともに、両者が絶縁碍子3の軸孔6に移動不能に固着
されている。
【0019】ハウジング2の下端面には接地電極5が溶
接固定されている。接地電極5はJ字状に屈曲形成さ
れ、耐熱,腐食,導電性を有する金属よりなる。図2に
示すように、接地電極5における中心電極4と対向する
面には、U字溝23が延設されている。接地電極5の先
端部における中心電極4と対向する面には、U字溝23
を挟んで白金等の貴金属チップ24a,24bが固着さ
れている。
【0020】中心電極4の端面と接地電極5の側面との
間の空隙が火花放電ギャップ部(火花隙間)となる。こ
の火花放電ギャップ部は、詳しくは、チップ13の端面
(正確には貴金属チップ20の端面)と接地電極5の端
面(正確には貴金属チップ24a,24bの端面)とで
形成される第1火花放電ギャップAG1と、ケーシング
12の端面(正確には貴金属チップ19の端面)と接地
電極5の端面(正確には貴金属チップ24a,24bの
端面)とで形成される第2火花放電ギャップAG2とが
ある。第1火花放電ギャップAG1は約0.7mm、第
2火花放電ギャップAG2は約1.5mmである。又、
中心電極4は絶縁碍子3の先端部より一定値Hだけ突出
している。突出量Hは2.5mmである。
【0021】そして、点火の際に中心電極4に高電圧が
印加されると、まず、第1火花放電ギャップAG1で火
花放電が開始される。この時、チップ13の縮径部18
の直径は0.4mmと細いため、火炎核の冷却が抑制さ
れて火花放電開始に必要な電圧は非常に低い。実験例と
しては、直径2.5mm時に20KVであったものが、
0.4mmでは12KVであった。この第1火花放電ギ
ャップAG1での火花放電は直ちに多量のイオンを生成
するが、このイオンは第2火花放電ギャップAG2での
火花放電を容易にするため、今度は第2火花放電ギャッ
プAG2に火花放電が移行し、この第2火花放電ギャッ
プAG2での放電が継続する。
【0022】ここで火花放電がギャップAG1からAG
2に移行する理由は、チップ13を本実施形態のように
90wt%TiOと10wt%Al2 3 で構成すると
電気抵抗は100μΩcm位であり、Ni合金よりなる
ケーシング12の電気抵抗7μΩcmよりはるかに大き
いからである。尚、チップ13のTiOとAl2 3
の割合を30wt%TiO+70wt%Al2 3 とす
ると電気抵抗は80000μΩcmになり、第2火花放
電ギャップAG2への放電移行は更に顕著になる。
【0023】この時、中心電極4におけるケーシング1
2の先端角部はアール部21となっているので、最初の
ブレークダウンがケーシング12の先端角部で生じるこ
とはない。
【0024】又、火花放電の開始は中心電極4の小径部
(チップ13の縮径部18)で行われ、直ちにその火花
放電は中心電極4の大径部(ケーシング12)に移行す
るので、チップ13の先端部の貴金属チップ20の消耗
が抑制され、運転時間に対し放電電圧の上昇を抑えるこ
とができる。さらに、ケーシング12の先端にも貴金属
チップ19が設けられているため放電を貴金属チップ1
9,20で分担でき消耗を抑制できる。
【0025】火花放電の開始のブレークダウンは高電圧
の火花が飛ぶが、中心電極4の小径部(チップ13の縮
径部18)のチップ13は高抵抗体であり、この高抵抗
体を介して電流が流れるためノイズの発生が抑制され
る。これにより、イオン電流を測定する際に高精度に測
定を行うことができる。
【0026】混合気への着火に有効な放電はブレークダ
ウン後の比較的低い電圧で放電が持続する誘導放電であ
りその誘導放電は第2火花放電ギャップAG2で生じ放
電距離が長くなる。放電距離が長くなると混合気との遭
遇チャンスが増加し着火性が向上する。又、中心電極4
の大径部(ケーシング12)による放電のため火炎核表
面が電極表面に接触しにくくなり、火炎核の冷却が抑え
られる。チップは耐熱性のセラミックであり放電により
加熱されているため火炎を冷却することはない。これに
より火炎核の成長が促進され、着火性が向上することと
なる。
【0027】又、誘導放電期間は放電距離が長くなった
ために短くなり、放電終了時期が早まる。そのため、放
電終了後からイオン電流測定が可能となる本システムに
おいてイオン電流検出時期を早期に行うことができ、長
い期間、燃焼状態の検出を行うことができる。
【0028】放電終了後、点火プラグ1の中心電極4に
電圧(交流電圧)が印加され、電極4,5に燃焼室内の
イオンが吸収され、それに伴うイオン電流が測定され
る。このとき、中心電極4のケーシング12は大径とな
っており表面積が大きく、この部位によるイオン電流検
出はその出力が大きくなる。又、中心電極4のケーシン
グ12の先端角部にはアール部21が形成されているの
で、燃焼室内のイオンを大量に吸収しイオン電流の検出
精度が向上する。即ち、アール部21においては全方位
的にイオンが集まり、イオン電流出力が大きくなる。
【0029】ここでイオン電流は電極間の電界強度に依
存する。これを図3を用いて説明すると、(a)のよう
に中心電極4が細く、かつ、絶縁碍子3からの突出量H
が小さい場合、(b)のように中心電極4が細く、か
つ、絶縁碍子3からの突出量Hが大きい場合、(c)の
ように中心電極4が太く、かつ、火花放電ギャップAG
が小さい場合、(d)のように中心電極4が太く、か
つ、火花放電ギャップAGが大きい場合を、考える。
(a)〜(d)において電界強度が大きい範囲を一点鎖
線にて示す。つまり、イオン電流iは、 i=∫η・μ・EdV η;電流密度、μ;イオン移動度、E;電界強度 にて表される。
【0030】又、電界強度Eは、
【0031】
【数1】
【0032】にて表される(図4参照)。ただし、2s
は電極間距離、rはイオンまでの距離、εo は誘電率で
ある。この図3から分かるように、電界強度が大きくな
る範囲は中心電極4の形状によって影響される。つま
り、中心電極4の突出量Hが大きいほど、電極径が大き
いほど、火花放電ギャップAGが大きいほど、電界強度
が大きくなる範囲が大きくなる。
【0033】これに関する実験結果を、図6,7,8に
示す。つまり、図5に示すように、中心電極4の突出量
Hと中心電極4の径φと火花放電ギャップ(電極間距
離)AGとにおけるイオン電流への影響に関する実験結
果を、図6,7,8に示す。
【0034】図6には、中心電極4の突出量Hに対する
イオン電流を示す。この図6から、中心電極4の突出量
Hが大きいほどイオン電流は大きくなることが分かる。
図7には、中心電極4の径φに対するイオン電流を示
す。この図7から、中心電極4の大径部(図2のケーシ
ング12)が大きいほどイオン電流は大きくなることが
分かる。
【0035】図8には、火花放電ギャップ(電極間距
離)AGに対するイオン電流を示す。この図8から、ギ
ャップAGが大きいほどイオン電流は大きくなることが
分かる。
【0036】このように、イオン電流測定のためには、
中心電極4の突出量Hを大きく、中心電極4の大径部
(図2のケーシング12)を大きく、火花放電ギャップ
(電極間距離)AGを大きくするのがよいので、図2の
中心電極4の突出量Hを2.5mmとし、ケーシング1
2の径を2.5mmとし、火花放電ギャップAG2を
1.5mmとし、H値、φ値、AG値を通常よりも大き
くしている。
【0037】このような構成の点火プラグ1を用いた図
9に示す内燃機関の燃焼状態検出装置の構成を説明す
る。図9において、点火プラグ1の中心電極4には、高
電圧印加回路30を構成するトランス31の二次側巻線
31bが接続されている。
【0038】高電圧印加回路30において、トランス3
1の一次側巻線31aの一方の端子にはバッテリ32が
接続され、一次側巻線31aの他方の端子にはバッテリ
32による電圧の印加をON/OFFするためのスイッ
チングトランジスタ33のコレクタが接続されている。
スイッチングトランジスタ33のべースには、ORゲー
ト回路34の出力端子が接続されている。ORゲート回
路34の2つの入力端子のうち、一方にはマイクロコン
ピュータを主体として構成されるエンジン制御用ECU
(エンジン制御用電子制御ユニット)35が接続され、
他方には周波数20kHzの矩形波信号を所定期間で発
生する高周波信号発生器36が接続されている。エンジ
ン制御用ECU35は、その時々の機関運転状態に基づ
いて点火信号IGTを生成し、当該点火信号IGTをO
Rゲート回路34に出力する。
【0039】かかる場合、点火プラグ1と高電圧印加回
路30の一部は内燃機関の燃焼室に導入された燃料と空
気との混合気に点火する役割を果たす。つまり、エンジ
ン制御用ECU35から点火信号IGTとしてHレベル
信号が出力されると上記スイッチングトランジスタ33
がONされ、バッテリ32から点火コイルとしての役割
をなすトランス31に点火用エネルギが蓄積される。そ
の後、点火信号IGTがHレベルからLレベルに変わる
と電磁誘導により点火プラグ1の電極4,5間に高電圧
が印加され、電極4,5間に火花放電が発生する。該火
花放電により前記混合気が点火され、燃焼に供される。
【0040】前記高周波信号発生器36は、2入力のA
NDゲート回路37を有し、その入力端子には発振器3
8による20kHzの矩形波信号SG1と、点火プラグ
1による火花発生後の所定期間において電極4,5間に
交流電圧を印加するための所定期間信号SG2とが入力
される。つまり、このANDゲート回路37の出力SG
3により、点火プラグ1に交流電圧を印加する期間が決
定されることとなる。なお、所定期間信号SG2は、前
記点火信号IGTがHレベルからLレベルに変わってか
ら所定時間経過後にLレベルからHレベルに変化するよ
う前記したエンジン制御用ECU35にて生成される。
【0041】一方、トランス31の二次側巻線31bと
接地電極5との間には、混合気の燃焼時において電極
4,5間に流れるイオン電流を検出するための電流検出
抵抗39が接続されている。また、電流検出抵抗39と
トランス31の二次側巻線31bとの間にはイオン電流
処理回路40内に設けられたローパスフィルタ41が接
続されている。ローパスフィルタ41は、オペアンプに
よるCR積分回路を用いている。
【0042】イオン電流処理回路40において、ローパ
スフィルタ41は前記電流検出抵抗39により検出され
たイオン電流信号の高周波成分(20kHz以上の高周
波交流成分)を除去するものである。つまり、ローパス
フィルタ41は、周期的に変化する容量成分及び燃焼イ
オン成分の電圧変化に対する変化分をカットし、その出
力は交流の周期的な変化を含まない燃焼イオンの増減の
みにより変化するものとなる。本実施の形態では、フィ
ルタの遮断特性からローパスフィルタ41のカットオフ
周波数を8kHz程度に設定するが、急峻な遮断特性が
得られるものであれば、カットオフ周波数をより高い周
波数に設定することもできる(交流電圧の周波数20k
Hzに近づけることができる)。
【0043】ローパスフィルタ41の出力は、チェビシ
ェフ型フィルタ回路として構成される積分器42に入力
される。積分器42には、ローパスフィルタ41の出力
の他に前記所定期間信号SG2が入力されるようになっ
ており、この信号SG2にて規定される期間内でローパ
スフィルタ41の出力が積分処理される。つまり、積分
器42は燃焼イオンのトータル量に相当する燃焼イオン
電流の総和(積分値Ip)を計測する。
【0044】積分器42の出力(積分値Ip)は、第1
の出力判定回路43を構成するコンパレータ43aの+
入力端子に入力される。コンパレータ43aの−入力端
子には可変抵抗器43bのスライド接点が接続されてい
る。このスライド接点の位置により決定される基準電圧
は、バッテリ43cの電圧降下分が所定の燃焼イオン電
流の積分値Ipの下限値Imin に相当するように予め調
整されている。つまり、コンパレータ43aは燃焼イオ
ン電流の積分値Ipと下限値Imin とを比較するもので
あって、積分値Ipが下限値Imin 以上であればその出
力をHレベルとし、積分値Ipが下限値Imin 未満であ
ればその出力をLレベルとする。この出力は失火検出用
ECU44に入力され、失火検出用ECU44は、第1
の出力判定回路43の出力がLレベルであれば、現在の
内燃機関が「失火状態」である旨を判定する。
【0045】一方、前記ローパスフィルタ41の出力は
ハイパスフィルタ(HPF)45にも入力され、ハイパ
スフィルタ45はノッキング周波数成分の変化量のみを
抽出する。本実施の形態では、周波数7kHz程度に現
れるノッキング周波数成分を検出するべく、ハイパスフ
ィルタ45のカットオフ周波数が6kHzに設定されて
いる。つまり、前記ローパスフィルタ41並びにハイパ
スフィルタ45を通過する信号は6〜8kHzの周波数
を有する信号となる。
【0046】ハイパスフィルタ45の出力は、ピークホ
ールド回路46に入力され、ピークホールド回路46は
前記所定期間信号SG2が入力されている期間内におい
てハイパスフィルタ45の出力の振幅が最大となるピー
ク値ΔIpをホールドする。なお、このピーク値ΔIp
は、所定期間信号SG2の入力毎にリセットされる。
【0047】ピークホールド回路46の出力(ピーク値
ΔIp)は、第2の出力判定回路47を構成するコンパ
レータ47aの+入力端子に入力される。コンパレータ
47aの−入力端子には可変抵抗器47bのスライド接
点が接続されている。このスライド接点の位置により決
定される基準電圧は、バッテリ47cの電圧降下分が所
定のノッキング判定レベルΔImax に相当するように予
め調整されている。つまり、コンパレータ47aはノッ
キング周波数成分のピーク値ΔIpとノッキング判定レ
ベルΔImax とを比較するものであって、ピーク値ΔI
pがノッキング判定レベルΔImax 以上であればその出
力をHレベルとし、ピーク値ΔIpがノッキング判定レ
ベルΔImax 未満であればその出力をLレベルとする。
この出力はノッキング検出用ECU48に入力され、ノ
ッキング検出用ECU48は、第2の出力判定回路47
の出力がHレベルであれば、現在の内燃機関が「ノッキ
ング状態」である旨を判定する。
【0048】なお、前記失火検出用ECU44にて失火
状態でない旨が判定され(第1の出力判定回路43の出
力がHレベル)、且つ、ノッキング検出用ECU48に
てノッキング状態でない旨が判定された場合(第2の出
力判定回路47の出力がLレベル)には、内燃機関が正
常燃焼している旨が判定される(この判定処理は、例え
ばエンジン制御用ECU35にて実行される)。
【0049】次に、上記の如く構成される燃焼状態検出
装置について、その作用を図10〜図13のタイムチャ
ートを用いてより具体的に説明する。先ず、図10を用
いて全体の概要を説明する。図10(a)に示すよう
に、時間t1にて点火信号IGTがHレベルに立ち上げ
られ、その後、時間t2にて同点火信号IGTがLレベ
ルに立ち下げられる。このとき、点火プラグ1が有する
静電エネルギにより容量放電が観測され、それに続いて
トランス31に蓄えられた電磁エネルギによる誘導放電
が観測される。そして、点火プラグ1の火花点火に伴い
燃焼室内の混合気が着火されると、図10(c)に示す
ように筒内圧が上昇し始める。
【0050】また、図10(b)に示すように、時間t
3〜t4では混合気が燃焼している状態で前記高周波信
号発生器36から周波数20kHzの矩形波信号(SG
3)がORゲート回路34を介してスイッチングトラン
ジスタ33のベースに入力され、これによりトランス3
1の一次側巻線31aにてバッテリ電圧のON/OFF
が繰り返される。しかして、図10(d)に示すよう
に、電磁誘導によりトランス31の二次側巻線31bに
は、上記矩形波信号の周波数と同じ周波数の高圧の交流
電圧が発生し、その交流電圧が点火プラグ1の電極4,
5間に印加される。
【0051】さらに、図10(e),(f)に示すよう
に、時間t3〜t4では、電流検出抵抗39の出力が図
示の交流信号となり、同信号がローパスフィルタ41を
通過することにより、同フィルタ41の出力は図示の如
く筒内圧を反映した波形となる。このローパスフィルタ
41の出力波形の詳細について図11及び図12を用い
て以下に説明する。
【0052】図11(a)は高周波信号発生器36から
出力される矩形波信号(SG3)を示し、図11(b)
は電極4,5間に印加される交流電圧を示す。この交流
電圧はスイッチングトランジスタ33やトランス31等
の実装状態における浮遊容量によって矩形波信号と比べ
て波形がなまり、且つ位相が90°遅れた正弦波となっ
ている。そして、交流電圧が印加されることにより電極
4,5に電流が流れる。
【0053】図11(c)は上記電流のうち容量電流成
分を示しており、これは上記交流電圧の時間微分に比例
した電流に相当する。図11(d)は燃焼イオン電流成
分を示すもので、燃焼イオンが多いほどその振幅量が多
くなる。燃焼イオン電流は燃焼イオンの量に比例した振
幅で上記交流電圧と同位相で振動し、上記矩形波信号が
HレベルからLレベルに変化する位相で最大となる。容
量電流と燃焼イオン電流の和が電流検出抵抗39を流れ
る電流として検出される。
【0054】図11(e)は上記電流検出抵抗39を流
れる電流を示し、この電流はイオン電流処理回路40の
ローパスフィルタ41に入力される。かかる場合におい
て、ローパスフィルタ41に入力される電流は容量電流
(図11(c))と燃焼イオン電流(図11(d))と
の和であるが、ローパスフィルタ41では入力した電流
値を各々の電流成分に分離するための積分処理が行われ
る。
【0055】ここで、図12(a)は容量電流の積分結
果を示し、図12(b)は燃焼イオン電流の積分結果を
示す。これら図12(a),(b)から分かるように、
容量電流はローパスフィルタ41による積分により正側
の成分と負側の成分とが相殺され、結果として「0」の
出力となる。また、燃焼イオン電流は、正側の成分が負
側の成分よりも大きくなり、結果として図示のような波
形が得られる。この波形は前記図10の波形に一致す
る。
【0056】要するに、電流検出抵抗39により検出さ
れた電流に含まれる容量電流は同一位相で一定であるた
め、所定区間で上記電流の積分を行うと、交流電流の正
負の容量電流値は相殺される。これに対し、燃焼イオン
電流は、印加電圧の正負に対し感度が異なるため、正の
印加電圧に対しては出力が大きく、負の電圧印加時には
出力が非常に小さくなる。従って、所定区間で積分を行
うと、正側の積分値から負側の積分値を引くことになる
が、相殺されて「0」になることはなく、イオンの発生
量、若しくはイオン密度変化に対応した出力波形が得ら
れる。
【0057】次に、上記の如く得られたローパスフィル
タ41の出力から内燃機関の燃焼状態を検出する手順に
ついて図13のタイムチャートを用いて説明する。な
お、図中の時間t11は点火時期を示し、時間t12は
点火後における誘導放電の終了時期を示す。
【0058】図13(a)は1燃焼サイクル中の燃焼室
の筒内圧の経時変化を示すもので、図中には、「正常燃
焼」、「ノッキング」、「失火」の3つの場合について
筒内圧の変化状態を示す。いずれの燃焼も筒内圧は点火
後上昇し最大値となった後は減衰する傾向は同じである
が、正常燃焼と比較をすると、ノッキング時には燃焼室
内で圧力波による圧力振動が生じ、筒内圧に振動成分が
現れる。失火の場合には燃焼イオンが生成されないた
め、モータリングと同様の波形(例えばクランキング駆
動時の波形)となる。
【0059】図13(b)は上記燃焼サイクル中におけ
る燃焼イオン電流の経時変化を示すもので、ローパスフ
ィルタ41の出力として現れる。正常燃焼時イオン電流
波形は筒内圧に対応した波形となる。失火が生じると、
燃焼イオンの発生がないためイオン電流は出力されな
い。ノッキングが生じると、イオン電流波形にもノッキ
ングの振動が現れる。
【0060】図13(c)は失火検出のための積分器4
2の出力を示す。正常燃焼の場合、燃焼イオンの積算値
が出力されるため、燃焼量に対応した値が得られる。イ
オン電流波形の積分値Ipが下限値Imin 以下であれ
ば、失火検出用ECU44により失火発生が判定され
る。こうして積分器42の出力を用いて失火検出を行う
ことにより、所定タイミングでイオン電流値を検出する
方法に比べて、燃焼のばらつきの影響が少なく失火検出
精度が向上する。
【0061】図13(d)はノッキング検出のためのハ
イパスフィルタ45の出力を示す。ノッキングが生じた
際のイオン電流波形の振動成分のみが取り出される。正
常燃焼の場合、振動がないため出力はされない。イオン
電流波形の振幅値ΔIpが振動振幅ΔImax 以上であれ
ば、ノッキング検出用ECU48によりノッキング発生
が判定される。
【0062】このように本実施の形態でのイオン電流検
出用点火プラグ1においては、下記の特徴を有する。 (イ)図2に示すように、中心電極4は、大径部として
のNi合金製ケーシング12の先端から、小径部として
の導電性セラミック製チップ13の縮径部18を突出し
た構造とした。つまり、中心電極4を、基端側の大径部
(ケーシング12)と、この大径部から延び、かつ、大
径部に比べ電気抵抗の大きな材料よりなる小径部(チッ
プ13の縮径部18)とで構成した。よって、点火の際
に中心電極4と接地電極5との間に高電圧が印加される
が、この時、電気抵抗の大きな材料よりなる小径部(チ
ップ13の縮径部18)により放電が開始され、細い箇
所からの放電となり火炎核の冷却が抑制されて放電電圧
を低くできる。又、放電開始後には誘導放電火花が小径
部から大径部へ移行し放電距離が長くなって着火性が向
上する。さらに、点火後に中心電極4と接地電極5との
間に交流電圧が印加されイオン電流検出が行われるが、
この時、大径部において大きな表面積によるイオン電流
検出が行われ、イオン電流出力を大きくできる。 (ロ)大径部(ケーシング12)の先端の角部をアール
状としたので(アール部21を設けたので)、イオン電
流検出の際に、丸みをつけた箇所において全方位的にイ
オンが集まり、イオン電流出力を更に大きくできる。 (ハ)小径部(チップ13の縮径部18)の先端および
大径部(ケーシング12)の先端に貴金属チップ19,
20を設けたので、放電部に貴金属チップ19,20を
設けることで電極消耗を抑え長期運転後の電極消耗を低
減でき放電電圧の上昇を抑えることができる。
【0063】これまで説明した実施の形態以外にも下記
のように実施してもよい。前述の実施の形態ではイオン
電流検出用点火プラグにおいては、中心電極4の小径部
をTiOとAl2 3 よりなる導電性セラミックにて構
成したが、他にも、高抵抗物質や半導体物質により構成
してもよい。高抵抗物質の例としては、Al2 3 とS
iCの混成物が挙げられる。又、半導体物質の例として
は、SiCとTiCの混成物が挙げられる。
【0064】又、大径部(ケーシング12)の先端の角
部をアール状ではなくテーパ状としてよく、この場合に
も全方位的にイオンを集めイオン電流出力を大きくでき
る。さらに、前述の実施の形態では小径部(チップ13
の縮径部18)の先端および大径部(ケーシング12)
の先端に貴金属チップ19,20を設けたが、いずれか
一方のみに貴金属チップを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるイオン電流検出用点火プラ
グの縦断面図。
【図2】点火プラグの先端部における拡大図。
【図3】電界強度が大きい範囲を示す説明図。
【図4】電界強度の説明のための図。
【図5】点火プラグの先端部の斜視図。
【図6】中心電極の突出量Hに対するイオン電流を示す
図。
【図7】中心電極の径φに対するイオン電流を示す図。
【図8】火花放電ギャップ(電極間距離)AGに対する
イオン電流を示す図。
【図9】実施の形態における燃焼状態検出装置を示す電
気回路図。
【図10】燃焼状態検出装置の作用の概要を示すタイム
チャート。
【図11】燃焼状態検出装置の信号処理波形を示すタイ
ムチャート。
【図12】容量電流の積分結果と燃焼イオン電流の積分
結果とを示すタイムチャート。
【図13】燃焼状態の検出手順を説明するためのタイム
チャート。
【符号の説明】
1…イオン電流検出用点火プラグ、2…ハウジング、3
…絶縁碍子、4…中心電極、5…接地電極、12…ケー
シング、13…チップ、18…縮径部、19…貴金属チ
ップ、20…貴金属チップ、21…アール部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 頼田 浩 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 佐藤 靖之 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 ▲高▼桑 栄司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁碍子の先端から中心電極が突出する
    とともに、絶縁碍子を支持するハウジングの先端から接
    地電極が突出し、両電極間に火花隙間が形成され、点火
    用の放電終了後に前記電極子間に電圧が印加されて燃焼
    により発生したイオン電流を検出するためのイオン電流
    検出用プラグにおいて、 前記中心電極を、基端側の大径部と、この大径部から延
    び、かつ、大径部に比べ電気抵抗の大きな材料よりなる
    小径部とで構成したことを特徴とするイオン電流検出用
    プラグ。
  2. 【請求項2】 前記大径部の先端の角部をアール状また
    はテーパ状にしたことを特徴とする請求項1に記載のイ
    オン電流検出用プラグ。
  3. 【請求項3】 前記小径部を高抵抗物質または半導体物
    質により構成したことを特徴とする請求項1に記載のイ
    オン電流検出用プラグ。
  4. 【請求項4】 前記大径部の先端または小径部の先端の
    少なくともいずれか一方に貴金属チップを設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のイオン電流検出用プラグ。
JP33226096A 1996-12-12 1996-12-12 イオン電流検出用点火プラグ Pending JPH10172715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33226096A JPH10172715A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 イオン電流検出用点火プラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33226096A JPH10172715A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 イオン電流検出用点火プラグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10172715A true JPH10172715A (ja) 1998-06-26

Family

ID=18252967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33226096A Pending JPH10172715A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 イオン電流検出用点火プラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10172715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155546A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ用絶縁体及びそれを備えるスパークプラグ
JP2011119077A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Yanmar Co Ltd 点火プラグ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155546A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ用絶縁体及びそれを備えるスパークプラグ
JP4530380B2 (ja) * 1999-11-29 2010-08-25 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ用絶縁体及びそれを備えるスパークプラグ
JP2011119077A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Yanmar Co Ltd 点火プラグ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5383491B2 (ja) 大電力放電燃料点火装置
US4312215A (en) Apparatus for detecting pressure fluctuations in the combustion chamber of an internal combustion engine
US4541899A (en) Method of heating a solid electrolyte body
US6104195A (en) Apparatus for detecting a condition of burning in an internal combustion engine
US20070261471A1 (en) Soot sensor
CN100355165C (zh) 用于内燃机的火花塞
JP2017072045A (ja) 点火装置
JP6366346B2 (ja) 点火装置
JPH04229979A (ja) 改良スパークプラグ
JPH10172715A (ja) イオン電流検出用点火プラグ
JP3864532B2 (ja) イオン電流検出装置
US9640952B2 (en) High power semi-surface gap plug
US6348799B1 (en) Method for determining the ion component following a combustion process in a self-igniting internal combustion engine
JP3449972B2 (ja) 内燃機関の失火検出装置
JPH10318115A (ja) 燃焼状態検出装置
JP2000068031A (ja) スパークプラグ及びそのスパークプラグを用いたイオン電流検出機能を持つ点火システム
JP2000045924A (ja) 内燃機関用点火装置
JPH10300634A (ja) 燃焼状態検出装置
RU2287080C1 (ru) Система зажигания двс
JPH10281047A (ja) 燃焼状態検出装置
JP3691575B2 (ja) 内燃機関の燃焼状態検出装置
JP2000034969A (ja) スパークプラグを用いた燃焼状態検出装置
JPH0942136A (ja) 燃焼状態検出装置
JP4169266B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JP3100426B2 (ja) ガソリン機関のイオン電流検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060711

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20061205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02