JPH1017146A - 粉粒体輸送方法およびこれに用いる輸送管接続具 - Google Patents

粉粒体輸送方法およびこれに用いる輸送管接続具

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JPH1017146A
JPH1017146A JP8174996A JP17499696A JPH1017146A JP H1017146 A JPH1017146 A JP H1017146A JP 8174996 A JP8174996 A JP 8174996A JP 17499696 A JP17499696 A JP 17499696A JP H1017146 A JPH1017146 A JP H1017146A
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JP
Japan
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transport pipe
transport
granular material
powder
impeller
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JP8174996A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kurosawa
正之 黒沢
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KUROSAWA JIOMETSUKU KK
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KUROSAWA JIOMETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率的な粉粒体輸送を実現し得るとともに、輸
送管の途中での閉塞や脈動現象を無くする。 【解決手段】輸送管1内に輸送方向の空気流を生成し、
この空気流に乗せて粉粒体を移送するようにした粉粒体
輸送方法において、前記輸送管1の途中に無動力の翼車
4を設け、輸送管1内における粉粒体の沈積を防止する
とともに、粉粒体の分散化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント類、粉粒
状地盤改良材、飼料、肥料、穀類などの各種粉粒体を圧
送空気に乗せて輸送するに当り、管路内に沈積させるこ
となく、効率的に輸送可能とするとともに、輸送管の途
中での閉塞や脈動現象を無くした粉粒体輸送方法および
これに用いる輸送管接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種粉粒体を輸送するに当た
っては、ベルトコンベア、スクリューコンベア、フロー
コンベア、空気輸送などの方法が採用されている。中で
も、空気輸送方式は、輸送ラインがコンパクト化でき
る、粉塵の発生や異物の混入がない、長距離輸送が簡単
に可能であるなどの利点を有し、たとえば地盤改良工事
における粉体輸送に当たっては、そのほとんどが空気輸
送方式によっている。
【0003】一般的な空気輸送方式は、図3に示される
圧送式と、図4に示される吸引式とに大別される。前記
圧送式は、材料供給タンク30と管路32との接続部後
方に設置されたブロアやコンプレッサーなどの空気供給
源31より圧送空気を送り、この圧送空気に乗せて材料
を輸送した後、管路32の末端に設置してあるサイクロ
ンなどの分離器33で圧送空気の分離を行い粉粒体をタ
ンク34に取り出すようにしたもので、主には長距離輸
送や材料を1箇所から数箇所に輸送する場合に適する。
なお、35はフィルターである。
【0004】また前記吸引式は、たとえば分離器33よ
りもさらに送り側に真空ポンプなどの排風機36を設置
し、ここで空気を吸引することにより管路1内を負圧と
し、材料供給タンク30から管路1に供給された材料を
空気流に乗せて管路1中を輸送するもので、主には数箇
所から1箇所への集約輸送する場合などに適する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の輸送方式の場合であっても、輸送対象が粉粒体である
ことから下記のような問題がある。 (A)管路中におけるゲージ圧や真空圧をばらつきを観
察すると、前記圧送式の場合には材料供給部近傍にあっ
ては所定のゲージ圧を有しているが、遠方に行くに従っ
て輸送管における圧力損失、サイクロンや集塵機におけ
る圧力損失、管路の曲がりや壁面抵抗による圧力損失な
どにより徐々にゲージ圧が低下する。そのため、管路の
始点近傍位置(A−A)断面位置では、図5に示される
ように管路中に均一に分散していた粉粒体が管路の中間
位置、たとえばB−B断面位置では図6に示されるよう
に、管路の底部側に粉粒体が沈積し、圧送空気はその上
を素通りするような現象が生じており、その結果、効率
的な材料の輸送が行われないとともに、圧送動力源のエ
ネルギー消費の無駄が多いなどの問題が生じている。
【0006】なお、図4に示される吸引式の場合であっ
ても、真空圧の分布を見れば明らかなように、管路の始
終端側での現象が逆なだけで同様の問題が生じる。
【0007】(B)図7に示されるように、ゲージ圧が
低下した管路位置では、材料輸送にムラができ、所々で
材料の堆積現象が生じる。或る程度材料の堆積が進む
と、圧送空気の流れが制限されることにより、局所的に
ゲージ圧が上昇し、ある所定レベルに達した段階で管路
内に堆積している粉粒体Mを一気に吹き飛ばす現象が頻
繁に発生する。これが、材料の脈動やホースの踊りとな
って現れる。
【0008】そこで本発明の主たる課題は、輸送空気源
のエネルギー消費の無駄を無くし、より少ない空気量で
もって効率的な粉粒体輸送を実現し得るとともに、輸送
管の途中での閉塞や脈動現象を無くした粉粒体輸送方法
およびそのための輸送管接続具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、輸送管内に輸送方向の空気流を生成し、こ
の空気流に乗せて粉粒体を移送するようにした粉粒体輸
送方法において、前記輸送管の途中に無動力の翼車を設
け、輸送管内における粉粒体の沈積を防止するととも
に、粉粒体の分散化を図ったことを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明においては、輸送管の所定位置に無
動力の翼車を設ける。この翼車によって輸送管内を流れ
る輸送空気の定常的な流れが乱され、翼車配置部位から
所定域に亘り乱流的流れを生起し、輸送管の底部に沈積
している粉粒体を流動化させるとともに、粉粒体を輸送
管内に均一に分散させる。輸送管内において、粉粒体が
均一に分散される状態が再現されれば、あとは輸送管内
を流れる輸送空気に乗り、粉粒体は効果的に輸送される
こととなる。その結果、輸送空気源のエネルギー消費の
無駄が無くなり効率的な空気輸送が実現されるととも
に、輸送管内での粉粒体の沈積や管路の閉塞が無くな
り、脈動現象やホースの踊り現象などを防止することが
できる。
【0011】この場合、前記翼車は輸送管内を流れる輸
送空気の風速によって回転自在であってもよいし、非回
転とすることもできる。
【0012】前記本発明を実施するに当たっては、両端
にそれぞれ輸送管接続部を有するとともに、接続具本体
の通路内に無動力の翼車を設けた輸送管接続具が好適に
使用される。また、本発明においては、前記無動力の翼
車に代えて、動力回転型の翼車を設けることも可能であ
る。
【0013】なお、本明細書において、「輸送管」の範
囲には可撓性を有するホース類をも含むものとする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1は本発明粉粒体輸送方法を適
用した輸送管の接続部縦断面図である。図2は接続具の
他例を示す図である。本発明に係る粉粒体輸送では、輸
送管1として、図1に示されるように管路の途中に適宜
の間隔Lで無動力の翼車4を設けたものが使用される。
図示の例では、輸送管1Aと輸送管1Bとを接続する輸
送管接続具3に対して前記翼車4を設けてある。前記翼
車4は、図示の如く、動力を有さず輸送管1内を流れる
圧縮空気によって従動的に回転する構造とするのが望ま
しいが、場合によっては回転しない固定翼車とすること
もできる。また、装置的には複雑となるが、電動モータ
などによって動力回転できるようにすることも可能であ
る。
【0015】前記翼車4の配設間隔Lとしては、概ね2
〜20m程度とし、輸送距離の増大に伴う圧縮空気のゲ
ージ圧の低下を補うべく、改良材タンク21から遠ざか
るに従って徐々に小間隔とするのが望ましい。
【0016】他方、図示の接続具3は、接続を容易にす
べく螺合連結可能としたもので、輸送管1に固定接続さ
れた接続プラグ10Bと回転自在の口金10Aとからな
る接続アダプター10と対で使用され、前記接続アダプ
ター10を接続具3の端面に押し当てた状態で、前記口
金10Aを回転させて接続具3の端部に形成された雄ネ
ジ3aに対して連結を図る。
【0017】輸送管接続具の態様としては、他に図2に
示されるものとすることもできる。
【0018】同図に示される接続具5は、単に筒状本体
の両端部に輸送管1接続のための段差部5aを形成した
もので、この段差部5aに輸送管1の端部を差し込んで
ホースバンド6により固定を図るものである。接続具の
態様としては、他に適宜の構造のものが考えられるが、
いずれにしても接続具3、5に対して本発明に係る翼車
4を設け、この接続具3、5を輸送管1の適宜の位置に
介在させるのが便宜である。
【0019】ところで、本発明粉粒体輸送方法は、図3
および図4に示される一般的な粉粒体空気輸送などに対
して適用できるのはもちろんのこと、たとえば地盤改良
工法の内の粉体噴射攪拌工法において、セメント、生石
灰、消石灰などの粉粒体輸送や、食品工業や化学プラン
トなどにおける粉粒体ライン輸送など各種の粉粒体輸送
に対して好適に適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、輸
送空気源のエネルギー消費の無駄を無くし、より少ない
空気量でもって効率的な粉粒体輸送を実現し得るととも
に、輸送管の途中での閉塞や脈動現象等をも無くすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明粉粒体輸送方法を適用した輸送管の接続
部縦断面図である。
【図2】他の接続部例を示す縦断面図である。
【図3】従来の圧送式空気輸送の概略図である。
【図4】従来の吸引式空気輸送の概略図である。
【図5】図3のA−A断面における粉粒体分散状態図で
ある。
【図6】図3のB−B断面における粉粒体沈積状態図で
ある。
【図7】管路の閉塞および脈動等の説明図である。
【符号の説明】
1…輸送管、3・5…輸送管接続具、4…翼車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輸送管内に輸送方向の空気流を生成し、こ
    の空気流に乗せて粉粒体を移送するようにした粉粒体輸
    送方法において、 前記輸送管の途中に無動力の翼車を設け、輸送管内にお
    ける粉粒体の沈積を防止するとともに、粉粒体の分散化
    を図ったことを特徴とする粉粒体輸送方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の粉粒体輸送方法のために使
    用される輸送管接続具であって、 前記輸送管接続具は、両端にそれぞれ輸送管接続部を有
    するとともに、接続具本体の通路内に無動力の翼車を設
    けてあることを特徴とする輸送管接続具。
  3. 【請求項3】前記無動力の翼車に代えて、動力回転型の
    翼車を設けた請求項1、2記載の粉粒体輸送方法または
    輸送管接続具。
JP8174996A 1996-07-04 1996-07-04 粉粒体輸送方法およびこれに用いる輸送管接続具 Withdrawn JPH1017146A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101026750B1 (ko) * 2008-12-31 2011-04-08 한국해양연구원 고체-액체 슬러리의 이송성능 개선을 위한 링 베인장치
US11118306B2 (en) 2018-03-28 2021-09-14 Seiko Epson Corporation Web forming device, web forming method, and sheet manufacturing apparatus
CN114046371A (zh) * 2022-01-14 2022-02-15 卡松科技股份有限公司 一种润滑油输送管路流量控制装置

Cited By (4)

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CN114046371B (zh) * 2022-01-14 2022-03-29 卡松科技股份有限公司 一种润滑油输送管路流量控制装置

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