JPH10170664A - 磁界計測機能付き電子時計 - Google Patents

磁界計測機能付き電子時計

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JPH10170664A
JPH10170664A JP8330074A JP33007496A JPH10170664A JP H10170664 A JPH10170664 A JP H10170664A JP 8330074 A JP8330074 A JP 8330074A JP 33007496 A JP33007496 A JP 33007496A JP H10170664 A JPH10170664 A JP H10170664A
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JP
Japan
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magnetic field
time display
motor
pole
step motor
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Withdrawn
Application number
JP8330074A
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English (en)
Inventor
Takashi Kawaguchi
孝 川口
Makoto Oketani
誠 桶谷
Yoshitaka Iijima
好隆 飯島
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時刻表示用2極ステップモータを磁気センサ
から遠く離れた位置に配置しなくても、時刻表示用2極
ステップモータからの磁界の影響を方位などの計測結果
から除去することのできる磁界計測機能付き電子時計を
提供すること。 【解決手段】 磁界計測機能付きの指針式電子時計で
は、時刻表示用2極ステップモータ104に対する駆動
と磁気センサ装置110での磁界の検出とを同期させ、
異なるタイミングで行う。また、時刻表示用2極ステッ
プモータ104のロータの極位置がいずれの状態のとき
でも磁気センサ装置110は磁界の検出を行うが、時刻
表示用モータ極性判定手段108から得たロータの極位
置の判定結果によって、補正手段109は方位に対して
ロータ極位置に合った補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方位や磁気強度な
どといった磁界情報を計測する機能を有する電子時計に
関するものである。さらに詳しくは、時刻表示用指針な
どの時刻表示部材を駆動するためのステップモータのロ
ータの極位置が磁気センサに及ぼす磁気的な影響を除去
するための補正技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】方位の計測には、図8に示すように、同
じ方向に配置されて地磁気のX方向成分を検出する一対
のMR素子11X+、11X−と、これらの素子と等し
い特性をもっていずれもMR素子11X+、11X−と
直交する向きに配置され、地磁気のY方向成分を検出す
るMR素子11Y+、11Y−とを有する磁気センサ装
置4を用いるのが一般的である。ここで、MR素子11
X+、11X−、11Y+、11Y−は、抵抗値の等し
い抵抗12が直列に接続された状態で定電圧駆動され、
バイアスコイルなどから等しい大きさのバイアス磁界が
加えられる。但し、MR素子11X+、11X−の間で
バイアス磁界の向きは逆であり、MR素子11Y+、1
1Y−の間でバイアス磁界の向きは逆である。従って、
この構成の磁気センサ回路において、MR素子11X
+、11X−、およびMR素子11Y+、11Y−がそ
れぞれ地磁気成分を検出すれば、それらの抵抗変化に相
当する中点電位の変化が差動増幅回路13を介してセン
サ出力(X出力、Y出力)として得られる。しかも、各
MR素子11X+、11X−、11Y+、11Y−には
バイアス磁界が加えられているので、図9に示すよう
に、わずかな地磁気成分の変化があっても比較的大きな
センサ出力が得られる。このとき、互いに直交するMR
素子11X+、11X−、11Y+、11Y−はそれぞ
れ別々に、互いに直交する方向の地磁気成分HE を検出
し、それに応じた中点電位を発生させる。従って、この
ようにして検出したX成分およびY成分のセンサ出力と
方位角とは、図10に示すような関係を示すので、以下
の式 θcal = arctan(Y出力/X出力) から方位角(θ)を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような磁界計測機
能を付加しようとする電子時計には、周知のとおり、時
刻表示を行うための指針などの時刻表示部材と、これら
の指針を駆動するためのステップモータと、該ステップ
モータの駆動制御を行うモータ制御手段とが構成され、
このモータ制御手段が発する駆動パルスに基づいて、ス
テップモータのロータは1パルス毎に極位置が反転す
る。従って、磁気計測機能を電子時計に付加したときに
は、ステップモータからの磁界が磁気センサの計測結果
に影響し、図11に点線で示すようなオフセットを発生
させてしまう。このようなオフセットの発生は、方位角
の計測結果に図12に示すような大きな誤差を発生させ
る。ここで、ステップモータからの磁界の影響はロータ
の極位置によって変動するので、ステップモータからの
磁界の影響を除去するように計測回路を構成しておくの
は困難である。
【0004】そこで、特開平6−300869号公報に
は電子部品を磁気センサから離すようにレイアウトする
ことが開示され、実開昭61−48389号公報には磁
気的な影響を打ち消すようにレイアウトすることが開示
されている。しかし、電子時計では、小型化・薄型化が
積極的に図られている状況下にあり、上記公報に開示さ
れているようなレイアウトを採用できるほど、スペース
的な余裕がない。従って、すべての部品をムーブメント
内に配置できず、磁気センサを装置本体から張り出した
部分に設けざるを得ないなど、構造上およびデザイン上
の制約が大きいという問題点がある。
【0005】そこで、本発明の課題は、上記の問題点を
解消することにあり、時刻表示用2極ステップモータを
磁気センサから遠く離れた位置に配置しなくても、時刻
表示用2極ステップモータからの磁界の影響を方位など
の計測結果から除去することのできる磁界計測機能付き
電子時計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る磁界計測機能付き電子時計では、時刻
表示を行うための指針を駆動するための時刻表示用2極
ステップモータと、該ステップモータの駆動制御を行う
時刻表示用モータ制御手段と、前記時刻表示用2極ステ
ップモータで交互に入れ替わるロータの極位置を該ステ
ップモータに対する駆動パルスに基づいて判定する時刻
表示用モータ極性判定手段と、磁気センサと、該磁気セ
ンサの検出結果に基づいて方位などの磁界情報を求める
データ処理手段と、前記時刻表示用モータ極性判定手段
の判別結果に基づいて、前記データ処理手段が求める磁
界情報に対して前記ロータからの磁界の影響を除去する
ための所定の補正を行う補正手段と、前記データ処理手
段で求めた磁界情報または前記補正手段により補正した
磁界情報を表示するための磁界情報表示手段とを有する
ことを特徴とする。
【0007】本発明に係る磁界計測機能付き電子時計で
は、ロータの極位置がいずれの状態にあっても方位など
の磁界情報の計測を行うため、この計測結果には、ロー
タの極位置によって変動する磁界の影響が含まれている
はずである。それでも本形態では、データ処理手段が求
めた方位などに対して、補正手段は、時刻表示用モータ
極性判定手段の判別結果に基づいてロータの極位置に対
応する補正を行うので、最終的に得られた方位の値には
時刻表示用2極ステップモータからの磁界の影響が除去
されている。従って、時刻表示用2極ステップモータを
磁気センサから遠く離れた位置に配置しなくてもよいの
で、各構成部品のレイアウトについて大きな制約がな
い。しかも、時刻表示用モータ極性判定手段は、磁界表
示用ステップモータのロータの極位置を駆動パルスに基
づいて判定するので、ロータの角度位置などを検出する
ような複雑な検出装置が不要である。
【0008】本発明において、前記磁気センサおよび前
記データ処理手段が、前記磁気センサに対して前記ロー
タの極位置が一方の状態にある前記時刻表示用2極ステ
ップモータから磁界の影響が常に及んでいることを前提
に当該影響を除去した上で前記磁界情報を求める場合に
は、前記時刻表示用モータ極性判定手段の判別結果にお
いて前記極位置が一方の状態にあるときには前記データ
処理手段が求める磁界情報に補正を行わず、当該極位置
が他方の状態にあるときに前記データ処理手段が求める
磁界情報に補正を行うように前記補正手段を構成するこ
とになる。
【0009】これに対して、前記磁気センサおよび前記
データ処理手段が、前記磁気センサに対して前記時刻表
示用2極ステップモータから磁界の影響が常に及ばない
ことを前提に前記磁界情報を求める場合には、前記時刻
表示用モータ極性判定手段の判別結果において前記極位
置が一方の状態にあるときと他方の状態にあるときでは
前記データ処理手段が求める磁界情報に対して異なる補
正を行うように前記補正手段を構成することになる。
【0010】本発明において、前記時刻表示用モータ極
性判定手段は、前記駆動パルスの極性に基づいて前記時
刻表示用2極ステップモータのロータの極位置を判定す
るように構成してもよい。また、前記時刻表示用モータ
極性判定手段は、前記ステップモータでの駆動が基準状
態から偶数ステップ目か奇数ステップ目かにより前記時
刻表示用2極ステップモータのロータの極位置を判定す
るように構成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の代表的
な実施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明を適用した磁気計測機能を
備えた電子時計の概略構成図である。
【0013】図1に示す磁気計測機能を備える指針式電
子時計1は、通常の時刻表示に加えて、いわゆる方位計
としても用いることのできるものである。すなわち、本
形態の指針式電子時計1には、装置本体2の内部に指針
(時刻表示部材/図示せず。)を駆動するための時刻表
示用2極ステップモータ3の他にも、磁気センサ装置
4、該磁気センサ装置4での検出結果から求めた方位
(磁界情報)を指針(図示せず。)によって表示するた
めの方位表示用ステップモータ5(磁界情報表示手段/
磁界表示用ステップモータ)が内蔵されている。これら
の構成部品の駆動源は装置本体2に内蔵の電池6であ
る。また、装置本体2の外周側には通常の時刻合わせを
行うためのスイッチ7Aに加えて、各種の機能を実行せ
させるためのスイッチ7B〜7Eが構成されている。以
下の説明では、スイッチ7A〜7Eのうち、スイッチ7
Eを押すと、方位が表示されるものとして説明する。
【0014】このように構成した指針式電子時計1にお
いて、磁気センサ装置4の構成については図8〜図10
を参照して先に説明したのでその詳細な説明を省略する
が、磁気センサ装置4では、図8に示すMR素子11X
+、11X−とMR素子11Y+、11Y−とが直交す
る向きに配置され、かつ、各MR素子11X+、11X
−、11Y+、11Y−には所定のバイアス磁界が加え
られている。従って、この構成の磁気センサ回路におい
て、MR素子11X+、11X−、およびMR素子11
Y+、11Y−がそれぞれその位置に対応する地磁気成
分HE に応じた中点電位を発生させるので、各差動増幅
回路13から得られるX出力、Y出力に基づいて方位角
を求めることができる。
【0015】このような基本構成は、以下に説明するい
ずれの実施の形態でも共通することから、以下の説明で
はその特徴的な部分のみについて説明する。
【0016】[実施の形態1]本形態に係る指針式電子
時計では、時刻表示用2極ステップモータ3に対する駆
動と方位の計測とを同期させながら行い、かつ、スイッ
チ7Eから方位を求めるようにとの操作(指令)があっ
たときには時刻表示用2極ステップモータ3のロータの
極位置がいずれの状態にあっても方位の計測を行う。そ
の代わりに、時刻表示用2極ステップモータ3のロータ
の極位置がいずれの状態にあるかによってそれに見合っ
た補正を行うようになっている。すなわち、時刻表示用
2極ステップモータ3のロータにおいてN極およびS極
がいずれの向きにあっても方位の計測を行うが、これら
の磁極がいずれの方向に向いているかによって、磁界を
計測した以降の処理を変えてある。
【0017】図2(A)には、本形態に係る方位計測機
能付き指針式電子時計の構成を機能ブロックで示してあ
り、図2(B)はそのハード構成例を示すブロック図で
ある。
【0018】図2(A)に示すように、本形態の指針式
電子時計1では、発振手段101と、この発振手段10
1からの信号を分周して所定の周波数の信号を得るため
の分周手段102と、この分周手段102からの信号に
基づいて、指針などを用いた機械的表示手段105を駆
動する時刻表示用2極ステップモータ104(図1にお
ける時刻表示用2極ステップモータ3に相当する。)
と、この時刻表示用2極ステップモータ104の駆動制
御を行う時刻表示用モータ制御手段103とが構成して
ある。また、方位を計測するための磁界を検出する磁気
センサ装置110(図1における磁気センサ装置4に相
当する。)と、この磁気センサ装置110の検出結果に
基づいて方位を求めるデータ処理手段111と、このデ
ータ処理手段111で求めた方位、またはこの方位の算
出結果に対して後述の補正手段109を介して補正を施
した方位を表示するための磁界情報表示手段112とが
構成されている。さらに、本形態では、方位を求めるよ
うにとの指令を入力するための入力手段106(図1に
おけるスイッチ7Eに相当する。)と、この入力手段1
06を介して方位を求めるようにとの指令があったとき
に時刻表示用2極ステップモータ104に対する駆動と
磁気センサ装置110での磁界の計測とを同期させるタ
イミング制御手段107とが構成されている。ここで、
タイミング制御手段107やデータ処理手段111は、
ROMなどに格納されているプログラムによって動作す
るマイクロコンピュータから構成され、この指針式電子
時計における全体的な制御を司る。
【0019】また、本形態の指針式電子時計では、時刻
表示用2極ステップモータ104で交互に入れ替わるロ
ータの極位置をこのステップモータに対する駆動パルス
の極性に基づいて判定する時刻表示用モータ極性判定手
段108が構成されている。すなわち、時刻表示用2極
ステップモータ104のロータの極位置がいずれの状態
にあるかによって、時刻表示用モータ制御手段103が
出力する駆動パルスの極性が変わるので、駆動パルスの
極性を確認すればロータの極位置を判定することができ
る。なお、時刻表示用モータ極性判定手段108につい
ては、時刻表示用2極ステップモータ104に対する今
回の駆動が基準状態から奇数ステップ目の駆動か偶数ス
テップ目の駆動かによってロータの極位置を判定するよ
うに構成してもよい。すなわち、時刻表示用2極ステッ
プモータ104のロータは、時刻表示用モータ制御手段
103が発する駆動パルスに基づいて1パルス毎に極位
置が反転することから、今回の駆動が基準状態から偶数
ステップ目か奇数ステップ目かによりロータの極位置を
判定することができる。
【0020】さらに、本形態では、データ処理手段11
1に対して補正手段109が構成されており、この補正
手段109は、時刻表示用モータ極性判定手段108の
判定結果において時刻表示用2極ステップモータ104
のロータの極位置がいずれの状態にあるかによって、デ
ータ処理手段111が求める方位に対して所定の補正を
行うように構成されている。
【0021】ここで、磁気センサ装置110およびデー
タ処理手段111は、磁気センサ装置110に対してロ
ータの極位置が一方の状態にある時刻表示用2極ステッ
プモータ104から磁界の影響が常に及んでいることを
前提に当該影響を除去した上で方位を求めるように構成
されている。すなわち、データ処理手段111におい
て、X成分およびY成分のセンサ出力から方位角を算出
するための演算式に時刻表示用2極ステップモータ10
4からの磁界の影響を除去するための修正を加えてお
く。但し、このように構成すると、時刻表示用2極ステ
ップモータ104においてロータの極位置が他方の状態
に切り換わると、方位の計測結果には逆に大きな誤差が
発生してしまう。
【0022】そこで、本形態では、時刻表示用モータ極
性判定手段108の判別結果において極位置が一方の状
態にあるときにはデータ処理手段111が求めた方位に
補正を行わず、当該極位置が他方の状態にあるときには
データ処理手段111が求めた方位に補正を行うように
補正手段109を構成してある。
【0023】なお、本形態の指針式電子時計には、図2
(B)にそのブロック図を示すようなハード構成を用い
ることができる。すなわち、指針式電子時計には、発振
回路201、この発振回路201からの信号を分周して
所定の周波数の信号を得るための分周回路202とが構
成されている。また、図2(A)に示した時刻表示用2
極ステップモータ制御手段103は、分周回路202か
らの信号に基づいて時刻表示用2極ステップモータ20
5(図1における時刻表示用2極ステップモータ3、お
よび図2(A)における時刻表示用2極ステップモータ
104に相当する。)に対する駆動パルスを出力するモ
ータ駆動パルス発生回路203、およびこの駆動パルス
に基づいて時刻表示用2極ステップモータ205を駆動
するモータ駆動回路204から構成する。また、モータ
駆動回路204に対しては、時刻表示用2極ステップモ
ータ205のロータの極位置を判定するための時刻表示
用モータ極性判定手段206を構成する。また、図2
(A)に示したタイミング制御手段107およびデータ
処理手段111は、モータ駆動パルス発生回路203お
よび時刻表示用モータ極性判定手段206とのデータバ
ス217、動作プログラムが格納されたROM207、
このROM207に格納されている動作プログラムに基
づいて全体の制御を司るCPU208、各種のパラメー
タを記憶しておくRAM209、および入力手段210
での操作を判別する入力制御回路211から構成する。
さらに、磁気センサ装置212(図1における磁気セン
サ装置4、および図2(A)における磁気センサ装置1
10に相当する。)、およびセンサ制御回路213に加
えて、モータ駆動パルス発生回路214、モータ駆動回
路215、および方位表示用ステップモータ216も構
成し、これらのモータ駆動パルス発生回路214、モー
タ駆動回路215、および方位表示用ステップモータ2
16によって、図2(A)に示した磁界情報表示手段1
12を構成する。
【0024】図2(A)、図3に示す各信号のタイミン
グチャート図、図4および図5に示すフローチャートを
参照して、本形態の指針式電子時計の動作を説明する。
以下の説明において、時刻表示用モータ極性判定手段1
08は、時刻表示用2極ステップモータ104のロータ
の極位置が一方の状態のときにはその出力が「1」であ
り、ロータの極位置が他方の状態のときにはその出力が
「0」である。
【0025】図3(A)ないし(E)には、秒針を運針
するために分周手段102から出力される1Hzの信号
の出力タイミングT1、時刻表示用モータ制御手段10
3から時刻表示用2極ステップモータ104へのモータ
駆動パルスの出力タイミングT2、入力手段106から
スイッチ入力があったときの指令信号の出力タイミング
T3、この指令信号に基づいて計測実行待ちのフラグが
セットされるタイミングT4、方位の計測を行う際のタ
イミングT5、および方位の表示を行うためにデータ処
理手段111から磁界情報表示手段112の方位表示用
ステップモータにモータ駆動パルスが出力されるタイミ
ングT6をそれぞれ示してある。これらの信号に基づい
て、方位を計測するようにとの指令があったときには、
後述するように、時刻表示用2極ステップモータ104
に対する駆動と磁気センサ装置110での磁界の検出と
を同期させて所定のタイミングで行うことになる。
【0026】本形態に係る指針式電子時計では、図4に
示すように、ステップST401で入力手段106から
スイッチ入力処理が行われ、かつ、ステップST402
でスイッチ入力有りと判断すると、ステップST403
において計測実行待ちフラグに「1」をセットした後、
他の処理に移行する(ステップST404)。
【0027】このような入力処理が行われた以降、図5
に示すように、ステップST501においてタイマ割り
込みがあり、かつ、ステップST502でこのタイマ割
り込みが分周手段102からの1Hzの割り込み(秒針
を運針させるための割り込み)であると判断すると、ス
テップST503では時刻表示用モータ制御手段103
から時刻表示用2極ステップモータ104に対してモー
タ駆動パルスを1発出力する。このようにして、モータ
駆動パルスが1発出力される度に時刻表示用2極ステッ
プモータ104のロータが回転して極位置が反転すると
ともに、秒針が1ステップ進む。
【0028】次に、ステップST504では計測実行待
ちフラグに「1」がセットされているいるか否かを判断
する。ここで、計測実行待ちフラグに「1」がセットさ
れていると判断すれば、ステップST506において磁
気センサ装置109による磁界の計測を実行する。
【0029】次に、ステップST507で時刻表示用モ
ータ極性判定手段108の出力が「0」であるか否かを
判断する。すなわち、時刻表示用2極ステップモータ1
04のロータの極位置を確認する。ここで、時刻表示用
モータ極性判定手段108の出力が「0」であると判断
すれば、時刻表示用2極ステップモータ104のロータ
の極位置が他方の状態にあるとして、ステップST50
8において磁気センサ装置109が求めた磁界の計測値
からデータ処理手段111が方位を計測する際にこの磁
界の計測値に対して補正を行う。しかる後にデータ処理
手段111はステップST509において方位を計算す
る。次に、ステップST510では計算した方位を表示
するための指針の位置を計算し、ステップST511で
は計算した針位置と現在の針位置との差を計算する。ス
テップST512ではステップST511で求めた差に
相当する数のモータ駆動パルスをデータ処理手段111
から磁界情報表示手段112の方位表示用ステップモー
タに出力し、方位の計測結果を磁界情報表示手段112
で表示する。しかる後に、ステップST513では計測
実行待ちのフラグに「0」をセットして、他の処理に移
行する(ステップST514)。
【0030】これに対して、ステップST507で時刻
表示用モータ極性判定手段108の出力が「0」でない
と判断したとき、すなわち、時刻表示用2極ステップモ
ータ104のロータの極位置が一方の状態にあると判断
すれば、補正手段109は磁気センサ装置109が求め
た磁界の計測値に補正を行うことがないので、データ処
理手段111はステップST509でそのままの値から
方位を決定する。それ以降は、前記したステップST5
10〜ステップST514の処理を行う。
【0031】なお、ステップST501でタイマ割り込
みがあっても、ステップST502でこのタイマ割り込
みが1Hzの割り込みでないと判断したとき、およびス
テップST504で計測実行待ちのフラグに「1」がセ
ットされていないと判断したときには、そのまま他の処
理に移行する(ステップST514)。
【0032】このように、本形態に係る指針式電子時計
では、時刻表示用2極ステップモータ104に対する駆
動を行って秒針を進ませるための1Hz割り込みがある
度に、入力手段106を介して方位を求めるようにとの
指令があったか否かを判断し、指令があったときには時
刻表示用2極ステップモータ104に対する駆動とセン
サ装置110での磁界の検出とを同期させて行う。この
ため、常に時刻表示用2極ステップモータ104に対す
る駆動が終了した後にセンサ装置110での磁界の検出
を行うことができる。従って、時刻表示用2極ステップ
モータ104に対する駆動を行うタイミングと磁界を検
出するタイミングとが重なることがないので、時刻表示
用2極ステップモータ104の駆動時に発生する磁界変
化が方位の検出に対して動的な影響を及ぼすことを防止
できる。
【0033】また、本形態では、時刻表示用2極ステッ
プモータ104のロータの極位置がいずれの状態にあっ
ても方位などの磁界情報の計測を行うため、この計測結
果には、ロータの極位置によって変動する磁界の影響が
含まれているはずである。そのうち、ロータの極位置が
一方の状態にあるときの影響については、この影響があ
ることを前提に磁気センサ装置110およびデータ処理
手段111が構成され、磁気センサ装置110自身およ
びデータ処理手段111自身がこの影響を除去する。一
方、ロータの極位置が他方の状態にあるときの影響につ
いては、時刻表示用モータ極性判定手段108の判別結
果に基づいて補正手段109が補正を行うので、最終的
に得られた方位には時刻表示用2極ステップモータ10
4からの磁界の影響が除去されている。従って、図1に
示すように、時刻表示用2極ステップモータ3を磁気セ
ンサ装置4から遠く離れた位置に配置しなくてもよいの
で、各構成部品のレイアウトについて大きな制約がな
い。
【0034】しかも、時刻表示用モータ極性判定手段1
08は、時刻表示用2極ステップモータ104に対する
駆動パルスの極性に基づいてロータの極位置を判定す
る。あるいは、時刻表示用モータ極性判定手段108
は、時刻表示用2極ステップモータ104の駆動が基準
状態から偶数ステップ目か奇数ステップ目かによりロー
タの極位置を判定する。従って、ロータの極位置を判定
するのにロータの角度位置を検出するような複雑な検出
装置が不要である。
【0035】[実施の形態2]図2(A)、図4および
図6を参照して、本発明の実施の形態2に係る方位計測
機能付き指針式電子時計を説明する。本形態の指針式電
子時計の各構成は、図2(A)に示した各機能として表
すことができるので、同じく図2(A)を参照して説明
する。
【0036】本形態に係る指針式電子時計でも、時刻表
示用2極ステップモータ3に対する駆動と磁気センサ装
置110での磁界の検出とを同期させながら行い、か
つ、時刻表示用モータ極性判定手段108の判定結果に
係わらず、磁気センサ装置110での磁界の検出を行わ
せる。
【0037】本形態では、磁気センサ装置110および
データ処理手段111は、磁気センサ装置110に対し
て時刻表示用2極ステップモータ104から磁界の影響
が常に及ばないことを前提に構成されている。但し、こ
のように構成すると、時刻表示用2極ステップモータ1
04のロータからの磁界の影響が方位の計測結果に影響
を及ぼし、かつ、その影響はロータの極位置によって変
動する。そこで、本形態において、補正手段109は、
時刻表示用モータ極性判定手段108の判別結果に基づ
いてロータ極位置が一方の状態にあるか他方の状態にあ
るかによってデータ処理手段111が求める方位に対し
て異なる補正を行うように構成されている。
【0038】このように構成した指針式電子時計では、
図4を参照して説明した入力処理が行われた以降、図6
に示すように、ステップST601においてタイマ割り
込みがあり、かつ、ステップST602でこのタイマ割
り込みが分周手段102からの1Hzの割り込み(秒針
を運針させるための割り込み)であると判断すると、ス
テップST603では時刻表示用モータ制御手段103
から時刻表示用2極ステップモータ104に対してモー
タ駆動パルスを1発出力する。
【0039】次に、ステップST604では計測実行待
ちフラグに「1」がセットされているいるか否かを判断
する。ここで、計測実行待ちフラグに「1」がセットさ
れていると判断すれば、ステップST606において磁
気センサ装置109による磁界の計測を実行する。
【0040】次に、ステップST607で時刻表示用モ
ータ極性判定手段108の出力が「0」であるか否かを
判断する。すなわち、時刻表示用2極ステップモータ1
04のロータの極位置を確認する。ここまでの処理は実
施の形態1と同様である。
【0041】ここで、時刻表示用モータ極性判定手段1
08の出力が「0」であると判断すれば、時刻表示用2
極ステップモータ104のロータの極位置が他方の状態
にあるとして、ステップST608では磁気センサ装置
109が求めた磁界の計測値に第1の補正を行い、その
上でデータ処理手段111がステップST610で方位
を計算する。
【0042】これに対して、ステップST607で時刻
表示用モータ極性判定手段108の出力が「0」でない
と判断すれば、時刻表示用2極ステップモータ104の
ロータの極位置が一方の状態にあるとして、ステップS
T609では磁気センサ装置109が求めた磁界の計測
値に第2の補正を行い、その上でデータ処理手段111
がステップST610において方位を計算する。
【0043】それ以降は、ステップST611では計算
した方位を表示するための指針の位置を計算し、ステッ
プST612では計算した針位置と現在の針位置との差
を計算する。ステップST613ではステップST61
2で求めた差に相当する数のモータ駆動パルスをデータ
処理手段111から磁界情報表示手段112の方位表示
用ステップモータに出力し、方位の計測結果を磁界情報
表示手段112で表示する。しかる後に、ステップST
614では計測実行待ちのフラグに「0」をセットし
て、他の処理に移行する(ステップST615)。
【0044】なお、ステップST601でタイマ割り込
みがあっても、ステップST602でこのタイマ割り込
みが1Hzの割り込みでないと判断したとき、およびス
テップST604で計測実行待ちのフラグに「1」がセ
ットされていないと判断したときには、そのまま他の処
理に移行する(ステップST615)。
【0045】このように、本形態に係る指針式電子時計
でも、実施の形態1と同様、時刻表示用2極ステップモ
ータ104に対する駆動と磁気センサ装置110での磁
界の検出とを同期させて行うため、時刻表示用2極ステ
ップモータ104に対する駆動を行うタイミングと磁気
センサ装置110で磁界を検出するタイミングとが重な
ることがない。従って、時刻表示用2極ステップモータ
104の駆動時に発生する磁界変化が方位の計測に対し
て動的な影響を及ぼすことを防止できる。
【0046】また、本形態では、時刻表示用2極ステッ
プモータ104のロータの極位置がいずれの状態にあっ
ても磁気センサ装置110が磁界を検出するため、この
計測結果にはロータの極位置によって変動する磁界の影
響が含まれているはずである。それでも本形態では、時
刻表示用モータ極性判定手段108の判別結果に基づい
て補正手段109がロータの極位置に合った適正な補正
を行うので、最終的に得られた方位の値には時刻表示用
2極ステップモータ104からの磁界の影響が除去され
ている。従って、図1に示すように、時刻表示用2極ス
テップモータ3を磁気センサ装置4から遠く離れた位置
に配置しなくてもよいので、各構成部品のレイアウトに
ついて大きな制約がない。
【0047】さらに本形態でも、時刻表示用モータ極性
判定手段108は、時刻表示用2極ステップモータ10
4に対する駆動パルスに基づいてロータの極位置を判定
するので、ロータの極位置を判定するのにロータの角度
位置を検出するような複雑な検出装置が不要である。
【0048】[その他の実施の形態]なお、時刻表示用
モータ極性判定手段において駆動パルスに基づいてロー
タの極位置を判定するにあたって、ステップモータでの
駆動が基準状態から偶数ステップ目か奇数ステップ目か
によりソフト的に判定してもよいが、駆動パルスの極性
からハード的に判定する場合には、図7に示すような回
路を用いることができる。この回路では、モータ駆動パ
ルスと、フリップフロップ307からの出力信号および
この出力信号をインバータ308で反転させた信号とを
AND回路303、305、およびモータドライバ30
4、306を通すことによって、図3(B)に示すモー
タ駆動パルスをモータ端子10、11に発生させる。こ
の間、モータ駆動パルスをインバータ313、およびク
ロックトインバータ314を備えるモータ駆動読出回路
312によって読み出し、それをアドレスデコータ30
9およびAND回路310を備える極性判定回路302
によってサンプリングしながらデータ線にデータ「1」
としてのせる。一方、フリップフロップ307からの出
力信号をインバータ311で反転させた後、極性判定回
路302によってサンプリングしながら、データ線にデ
ータ「1」としてのせるように構成してある。
【0049】また、上記のいずれの形態においても、磁
界情報として方位を計測する例にを説明したが、磁気セ
ンサを介して計測するものであれば方位に限らず、磁界
強度の計測機能を指針式電子時計に搭載してもよい。
【0050】さらに、方位などの磁界情報を表示するに
あたっては、方位表示用ステップモータを用いて指針表
示する例を説明したが、方位の表示については液晶表示
装置などを用いてデジタル表示を行ってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁界
計測機能付き電子時計では、ロータの極位置がいずれの
状態にあっても方位などの磁界情報を計測するため、こ
の計測結果にはロータの極位置によって変動する磁界の
影響が含まれていても、この計測結果に対しては補正手
段が時刻表示用モータ極性判定手段の判別結果に基づい
てロータの極位置に合った適正な補正を行う。従って、
本発明によれば、最終的に得られた方位などには時刻表
示用2極ステップモータからの磁界の影響が除去されて
いる。それ故、時刻表示用2極ステップモータを磁気セ
ンサから遠く離れた位置に配置しなくてもよいので、各
構成部品のレイアウトについての大きな制約がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気計測機能付きの指針式電
子時計の概略構成図である。
【図2】(A)は、本発明の実施の形態1に係る方位計
測機能付きの指針式電子時計の機能ブロック図、(B)
は、そのハード構成例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す指針式電子時計の各信号のタイミン
グチャートである。
【図4】図2に示す指針式電子時計におけるスイッチ入
力処理を示すフローチャートである。
【図5】図2に示す指針式電子時計における運針処理お
よび方位計測処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2に係る指針式電子時計に
おける運針処理および方位計測処理を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明を適用した磁気計測機能付きの指針式電
子時計においてロータの極位置を駆動パルスから判定す
るための回路図である。
【図8】方位計測に用いる磁気センサの基本的な構成を
示す説明図である。
【図9】方位計測に用いる磁気センサにバイアスをかけ
たときのセンサ出力を示す説明図である。
【図10】方位計測を行う際に磁気センサから得られる
2方向成分のセンサ出力の説明図である。
【図11】磁気センサを用いて方位計測を行う際にステ
ップモータからの磁界によってセンサ出力に発生するオ
フセットを示す説明図である。
【図12】図11に示すオフセットに起因する測定誤差
を示す説明図である。
【符号の説明】 1 電子時計 2 装置本体 3 時刻表示用2極ステップモータ 4 磁気センサ装置 5 方位表示用ステップモータ 6 電池 7A〜7E スイッチ 11X+、11X−、11Y+、11Y− MR素子 12 抵抗 101 発振手段 102 分周手段 103 時刻表示用モータ制御手段 104 時刻表示用2極ステップモータ 105 機械的表示手段 106 入力手段 107 タイミング制御手段 108 時刻表示用モータ極性判定手段 109 補正手段 110 磁気センサ装置 111 データ処理手段 112 磁界情報表示手段 201 発振回路 202 分周回路 203 モータ駆動パルス発生回路 204 モータ駆動回路 205 時刻表示用2極ステップモータ 206 時刻表示用モータ極性判定手段 207 ROM 208 CPU 209 RAM 210 入力手段 211 入力制御回路 212 磁気センサ装置 213 センサ制御回路 214 モータ駆動パルス発生回路 215 モータ駆動回路 216 方位表示用ステップモータ 217 データバス
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G04G 1/00 315 G04G 1/00 315J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻表示部材を駆動するための時刻表示
    用2極ステップモータと、該ステップモータの駆動制御
    を行う時刻表示用モータ制御手段と、前記時刻表示用2
    極ステップモータで交互に入れ替わるロータの極位置を
    該ステップモータに対する駆動パルスに基づいて判定す
    る時刻表示用モータ極性判定手段と、磁気センサと、該
    磁気センサの検出結果に基づいて方位などの磁界情報を
    求めるデータ処理手段と、前記時刻表示用モータ極性判
    定手段の判別結果に基づいて、前記データ処理手段が求
    める磁界情報に対して前記時刻表示用2極ステップモー
    タからの磁界の影響を除去するための所定の補正を行う
    補正手段と、前記データ処理手段で求めた磁界情報また
    は前記補正手段により補正した磁界情報を表示するため
    の磁界情報表示手段とを有することを特徴とする磁界計
    測機能付き電子時計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記磁気センサおよ
    び前記データ処理手段は、前記磁気センサに対して前記
    ロータの極位置が一方の状態にある前記時刻表示用2極
    ステップモータから磁界の影響が常に及んでいることを
    前提に当該影響を除去した上で前記磁界情報を求めるよ
    うに構成され、 前記補正手段は、前記時刻表示用モータ極性判定手段の
    判別結果において前記極位置が一方の状態にあるときに
    は前記データ処理手段が求める磁界情報に補正を行わ
    ず、当該極位置が他方の状態にあるときに前記データ処
    理手段が求める磁界情報に補正を行うように構成されて
    いることを特徴とする磁界計測機能付き電子時計。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記磁気センサおよ
    び前記データ処理手段は、前記磁気センサに対して前記
    時刻表示用2極ステップモータから磁界の影響が常に及
    ばないことを前提に前記磁界情報を求めるように構成さ
    れ、 前記補正手段は、前記時刻表示用モータ極性判定手段の
    判別結果において前記極位置が一方の状態にあるときと
    他方の状態にあるときでは前記データ処理手段が求める
    磁界情報に対して異なる補正を行うように構成されてい
    ることを特徴とする磁界計測機能付き電子時計。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記時刻表示用モータ極性判定手段は、前記駆動パルス
    の極性に基づいて前記時刻表示用2極ステップモータの
    ロータの極位置を判定するように構成されていることを
    特徴とする磁界計測機能付き電子時計。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記時刻表示用モータ極性判定手段は、前記ステップモ
    ータでの駆動が基準状態から偶数ステップ目か奇数ステ
    ップ目かにより前記時刻表示用2極ステップモータのロ
    ータの極位置を判定するように構成されていることを特
    徴とする磁界計測機能付き電子時計。
JP8330074A 1996-12-10 1996-12-10 磁界計測機能付き電子時計 Withdrawn JPH10170664A (ja)

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