JPH10169911A - 加圧流動層ボイラの排ガス分析用サンプリング装置 - Google Patents

加圧流動層ボイラの排ガス分析用サンプリング装置

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JPH10169911A
JPH10169911A JP32689296A JP32689296A JPH10169911A JP H10169911 A JPH10169911 A JP H10169911A JP 32689296 A JP32689296 A JP 32689296A JP 32689296 A JP32689296 A JP 32689296A JP H10169911 A JPH10169911 A JP H10169911A
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JP
Japan
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ash
exhaust gas
analyzer
sampling
cyclone
Prior art date
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Pending
Application number
JP32689296A
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English (en)
Inventor
Seiji Wada
誠治 和田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリング管途中や分析計の計測部分に灰
が詰ることを抑制し得、メンテナンスの頻度を低減で
き、排ガス分析精度の向上をも図り得る加圧流動層ボイ
ラの排ガス分析用サンプリング装置を提供する。 【解決手段】 圧力容器1内におけるサンプリング管3
9途中に灰分離装置としてのサイクロン42を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧流動層ボイラ
の排ガス分析用サンプリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加圧流動層ボイラの一例を図3によって
説明すると、内部が加圧雰囲気になっている圧力容器1
の中に流動層ボイラ本体2が設けられており、流動層ボ
イラ本体2内の下部には複数本の散気管3が配設されて
おり、該散気管3は、圧力容器1内の加圧空気4を、途
中に後述する灰クーラ19が設けられた取入管36から
風箱37へ取り入れて上方に噴出するようになってい
る。
【0003】前記散気管3の上部には、石炭スラリ等の
燃料を供給する燃料供給管5が配設されていると共に、
流動層6を形成するための石灰石等の脱硫材、石炭灰等
を混合したベッド材7がベッド材貯蔵容器24から供給
されるようになっており、コンプレッサ8から圧力容器
1内に供給された加圧空気4が前記取入管36から風箱
37を介して散気管3に供給され上方に噴出されること
により流動層6が形成され、前記燃料供給管5から供給
された燃料が流動層6の中で撹拌されて効率よく燃焼さ
れることにより、流動層6の形成部に配設された伝熱管
9により水を加熱して蒸気を発生させるようになってい
る。
【0004】前記流動層6の層高は、ボイラ負荷指令に
応じて制御されるようになっており、負荷の上昇に伴っ
て流動層6の層高を高くする際には、ベッド材貯蔵容器
24の底部に接続されたL字状のベッド材注入配管25
に対し、圧力容器1内の加圧空気4を注入弁26の開度
調節によって供給することにより、ベッド材貯蔵容器2
4内のベッド材7をベッド材注入配管25を介して流動
層ボイラ本体2内へ注入する一方、負荷の低下に伴って
流動層6の層高を低くする際には、ベッド材貯蔵容器2
4の内圧を抜出弁27の開度調節によって減圧すること
により、流動層ボイラ本体2内のベッド材7を、流動層
ボイラ本体2の側部から突設されたベッド材抜出配管2
8からベッド材貯蔵容器24へ抜き出すようになってい
る。
【0005】又、燃焼によって生じた灰等により流動層
ボイラ本体2内のベッド材7の量が増え、現在の負荷に
対して流動層6の層高が上昇した場合には、前記灰及び
ベッド材7の一部はトータル的に見た余剰分として、散
気管3の間から、下側に設けられている灰出しホッパ1
0に落下し、下部の灰切出管11からLバルブ29を介
して、ロックホッパ30に取り出された後、ロータリー
バルブ31によって所要量ずつ排出ライン32へ切り出
され、ブロワ23の作動による吸引により排出ライン3
2からベッド材サイロ33へ導入されるようになってお
り、該ベッド材サイロ33に貯留された前記灰及びベッ
ド材7は、適宜ロータリーバルブ34から切り出され、
トラック35等で搬出されるようになっている。
【0006】前記流動層ボイラ本体2の上部には、伝熱
管9内の水を加熱した後の高温で高圧の排ガス12が分
岐ダクト13を介して導かれる複数(例えば六個)のサ
イクロン14が配設されて、前記排ガス12中の灰を分
離するようになっており、サイクロン14で灰が分離さ
れた排ガス12は、排ガス管15を介して圧力容器1外
部に設けられたガスタービン16に供給されて該ガスタ
ービン16を駆動し、ガスタービン16は前述したコン
プレッサ8を駆動すると共に、余剰動力でガスタービン
発電機17を駆動するようになっている。
【0007】前記サイクロン14で分離された分離灰1
8は、灰クーラ19において前記取入管36から風箱3
7を介して散気管3へ供給される加圧空気4により冷却
された後、灰輸送管20で圧力容器1の外部の灰処理装
置(図示せず)に輸送されるようになっており、又、前
記取入管36から風箱37を介して散気管3へ供給され
る加圧空気4は、前記灰クーラ19において分離灰18
から熱を奪って加熱された後、上方に噴射され流動層6
を形成するようになっている。
【0008】尚、前記ベッド材貯蔵容器24は、通常、
複数個設けられており、そのトータルの容量は、流動層
ボイラ本体2内において100%の負荷で運転が行われ
る場合に必要となるベッド材7を貯められるだけの容量
となるようにしてある。又、図中、38は起動時に取入
管36から風箱37を介して散気管3へ供給される加圧
空気4を加熱するための起動バーナである。
【0009】ところで、前述の如き加圧流動層ボイラの
場合、排ガス12中のO2濃度を検出し、該検出したO2
濃度に基づいて空気過剰率を求め、燃焼を制御するよう
にしている。
【0010】このため、従来においては、図3に示され
る如く、サイクロン14の出口側の排ガス管15から排
ガス分析用のサンプリング管39を分岐せしめ、該サン
プリング管39途中に減圧オリフィス40を設けると共
に、その下流側にO2濃度計等の分析計41を設け、サ
イクロン14で灰が分離された排ガス12の一部をサン
プリング管39から減圧オリフィス40によって減圧し
て抜き出し、前記分析計41によって排ガス12中のO
2濃度等を検出するようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、サンプリ
ング管39から抜き出される排ガス12からは、予めサ
イクロン14によって灰が分離されているが、ある程度
の量の灰は分離されずに前記排ガス12中に残存してお
り、このため、サンプリング管39途中や分析計41の
計測部分に灰が詰りやすく、且つ減圧オリフィス40も
摩耗しやすくなり、頻繁にメンテナンスを行う必要があ
ると共に、排ガス12の分析値に関しても分析計41の
計測部分への灰の堆積及び灰中未燃分により、計測精度
及び応答性に限界があった。
【0012】本発明は、斯かる実情に鑑み、サンプリン
グ管途中や分析計の計測部分に灰が詰ることを抑制し
得、メンテナンスの頻度を低減でき、排ガス分析精度の
向上をも図り得る加圧流動層ボイラの排ガス分析用サン
プリング装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧力容器内の
サイクロンで大部分の灰が分離された排ガスの一部をサ
ンプリング管から抜き出し、分析計によって分析を行う
加圧流動層ボイラの排ガス分析用サンプリング装置であ
って、圧力容器内におけるサンプリング管途中に灰分離
装置を設けたことを特徴とする加圧流動層ボイラの排ガ
ス分析用サンプリング装置にかかるものである。
【0014】前記加圧流動層ボイラの排ガス分析用サン
プリング装置においては、灰分離装置をサイクロンとし
たり、或いは多孔板を有するフィルタとすることができ
る。
【0015】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0016】サイクロンで灰が分離された排ガス中に
は、ある程度の量の灰が分離されずに残存しているが、
サンプリング管側へ分岐した前記排ガスの一部は、灰分
離装置によって残存する灰が更に分離除去された後、サ
ンプリング管から抜き出され、分析計によって排ガスの
分析が行われる。
【0017】この結果、サンプリング管途中や分析計の
計測部分に灰が詰りにくくなり、頻繁にメンテナンスを
行う必要がなくなると共に、排ガスの分析値に関しても
灰の堆積が低減された分、信頼性も高まり、精度の向上
にもつながることとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0019】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図3と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、基本的な構成は図3に示す従来のものと同
様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1に示
す如く、圧力容器1内におけるサンプリング管39途中
に灰分離装置としてのサイクロン42を設けた点にあ
る。
【0020】尚、前記サイクロン42には、途中に減圧
オリフィス43が設けられた灰輸送管44を接続してあ
り、サイクロン42によって分離された灰は、減圧オリ
フィス43で減圧後、灰輸送管44により圧力容器1の
外部の灰処理装置(図示せず)に輸送するようにしてあ
る。
【0021】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0022】サイクロン14で灰が分離された排ガス1
2中には、ある程度の量の灰が分離されずに残存してい
るが、サンプリング管39側へ分岐した前記排ガス12
の一部は、サイクロン42によって残存する灰が更に分
離除去された後、サンプリング管39から減圧オリフィ
ス40によって減圧して抜き出され、分析計41によっ
て排ガス12中のO2濃度等が検出される。
【0023】この結果、サンプリング管39途中や分析
計41の計測部分に灰が詰りにくくなり、且つ減圧オリ
フィス40も摩耗しにくくなり、頻繁にメンテナンスを
行う必要がなくなると共に、排ガス12の分析値に関し
ても計測部への灰の堆積が低減された分、信頼性も高ま
り、精度の向上にもつながることとなる。
【0024】こうして、サンプリング管39途中や分析
計41の計測部分に灰が詰ることを抑制し得、メンテナ
ンスの頻度を低減でき、排ガス分析精度の向上をも図り
得、又、サイクロン42は圧力容器1内におけるサンプ
リング管39途中に設けてあるため、耐圧設計とする必
要がなく、弁等も設けなくて済む。
【0025】図2は本発明を実施する形態の他の例であ
って、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を
表わしており、図1のサイクロン42に代えて、金属製
或いはセラミックス製の多孔板45aを有するフィルタ
45を灰分離装置として、圧力容器1内におけるサンプ
リング管39途中に設けたものである。
【0026】尚、前記フィルタ45には、図1に示す例
の場合と同様に、途中に減圧オリフィス43が設けられ
た灰輸送管44を接続してあり、フィルタ45によって
分離された灰は、減圧オリフィス43で減圧後、灰輸送
管44により圧力容器1の外部の灰処理装置(図示せ
ず)に輸送するようにしてある。又、フィルタ45に
は、多孔板45a前後の差圧を計測する差圧計46、或
いは、減圧オリフィス40とフィルタ45との間の圧力
を計測する圧力計47により、フィルタ45の詰まりを
監視し、コンプレッサ48から逆洗用空気溜め49に貯
留された逆洗用空気50を弁51の操作により適宜供給
する逆洗用装置を設けてある。
【0027】図2に示す例においては、サイクロン14
で灰が分離された排ガス12中には、ある程度の量の灰
が分離されずに残存しているが、サンプリング管39側
へ分岐した前記排ガス12の一部は、多孔板45aを有
するフィルタ45によって残存する灰が更に分離除去さ
れた後、サンプリング管39から減圧オリフィス40に
よって減圧して抜き出され、分析計41によって排ガス
12中のO2濃度等が検出され、この結果、サンプリン
グ管39途中や分析計41の計測部分に灰が詰りにくく
なり、且つ減圧オリフィス40も摩耗しにくくなり、頻
繁にメンテナンスを行う必要がなくなると共に、排ガス
12の分析値に関しても計測部への灰の堆積が低減され
た分、信頼性も高まり、精度の向上にもつながることと
なる。
【0028】こうして、図2に示す例の場合にも、図1
に示す例の場合と同様、サンプリング管39途中や分析
計41の計測部分に灰が詰ることを抑制し得、メンテナ
ンスの頻度を低減でき、排ガス分析精度の向上をも図り
得、又、多孔板45aを有するフィルタ45は圧力容器
1内におけるサンプリング管39途中に設けてあるた
め、耐圧設計とする必要がなく、弁等も設けなくて済
む。
【0029】尚、本発明の加圧流動層ボイラの排ガス分
析用サンプリング装置は、上述の図示例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の加圧流動
層ボイラの排ガス分析用サンプリング装置によれば、サ
ンプリング管途中や分析計の計測部分に灰が詰ることを
抑制し得、メンテナンスの頻度を低減でき、排ガス分析
精度の向上をも図り得、又、灰分離装置は圧力容器内に
おけるサンプリング管途中に設けてあるため、耐圧設計
とする必要がなく、弁等も設けなくて済むという優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の全体概要構成図
である。
【図2】本発明を実施する形態の他の例の全体概要構成
図である。
【図3】従来例の全体概要構成図である。
【符号の説明】
1 圧力容器 12 排ガス 14 サイクロン 39 サンプリング管 41 分析計 42 サイクロン(灰分離装置) 45 フィルタ(灰分離装置) 45a 多孔板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器内のサイクロンで大部分の灰が
    分離された排ガスの一部をサンプリング管から抜き出
    し、分析計によって分析を行う加圧流動層ボイラの排ガ
    ス分析用サンプリング装置であって、圧力容器内におけ
    るサンプリング管途中に灰分離装置を設けたことを特徴
    とする加圧流動層ボイラの排ガス分析用サンプリング装
    置。
  2. 【請求項2】 灰分離装置がサイクロンである請求項1
    記載の加圧流動層ボイラの排ガス分析用サンプリング装
    置。
  3. 【請求項3】 灰分離装置が多孔板を有するフィルタで
    ある請求項1記載の加圧流動層ボイラの排ガス分析用サ
    ンプリング装置。
JP32689296A 1996-12-06 1996-12-06 加圧流動層ボイラの排ガス分析用サンプリング装置 Pending JPH10169911A (ja)

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