JPH10169908A - 触媒燃焼器 - Google Patents

触媒燃焼器

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JPH10169908A
JPH10169908A JP8351791A JP35179196A JPH10169908A JP H10169908 A JPH10169908 A JP H10169908A JP 8351791 A JP8351791 A JP 8351791A JP 35179196 A JP35179196 A JP 35179196A JP H10169908 A JPH10169908 A JP H10169908A
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catalyst
gas
casing
catalyst layer
catalytic combustor
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Hideaki Komaki
秀明 駒木
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0606Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
    • H01M8/0612Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
    • H01M8/0625Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material in a modular combined reactor/fuel cell structure
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒の熱による劣化を少なくし且つ触媒層の
圧損を少なくする。 【解決手段】 円筒状ケーシング13内に、厚さを薄く
した触媒19を該円筒状ケーシング13の長手方向へ並
べて有する触媒充填部20aと20bを仕切板16を挟
んで配置する。上記仕切板16と触媒充填部20aとの
間をガスの導入路23とし、該触媒充填部20aと円筒
状ケーシング13内面との間を燃焼ガス流路24とす
る。一方、上記触媒充填部20bと上記仕切板16との
間を燃焼ガス流路24とし、触媒充填部20bと円筒状
ケーシング13の内面との間をガスの導入路23とす
る。ガスは導入路23から直角方向へ向きを変えて触媒
19を通過して燃焼させられる。触媒の厚さが薄いの
で、蓄熱効果が少なく、熱劣化が少ない。又、空気が大
量に流れても圧損は少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、船舶等の如
き輸送機関に搭載されて使用される燃料電池発電システ
ムや、陸上用の燃料電池発電システムで用いられ、又、
燃料電池発電システム以外の一般工業用等の燃焼器とし
て用いられる触媒燃焼器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の触媒燃焼器としては、図5に示す
如く、燃料ガス2の入口部3を有する燃焼器本体1の外
周部に燃焼用空気5の導入口4を設けると共に、該燃焼
器本体1の下流側に燃焼用触媒を充填した触媒層6を設
け、更に、上記燃焼器本体1の外側に空気導入用のケー
ス7を備え、上記入口部3より燃料ガス2を吹き込むと
共に、周りから空気5を導入させて混合させ、混合ガス
を触媒層6に直接導入して燃焼させ、燃焼ガス8を排出
させるようにしたもの、図6に示す如く、燃料ガス入口
9からの燃料ガス2と空気入口10からの空気5とを混
合する混合部11の下流側に、整流部12、2つの触媒
層6を上流側より順に設け、燃料ガス2と空気5を混合
部11で混合させた後、該混合ガスを、整流部12で整
流させてから触媒層6に導入して燃焼させ、燃焼ガス8
として排出させるようにしたもの、等がある。
【0003】上記のように燃焼用触媒を用いた触媒燃焼
器で燃料ガスを触媒燃焼させる場合は、触媒が燃料分子
や酸素を吸着して部分的に分解、活性化するため、低温
でも燃焼が開始し、温度分布が均一になり、これに伴い
窒素酸化物の発生が少なく、又、余剰空気が少なくて
も、COのCO2 への酸化が容易に進む。そのため、大
気汚染物質の排出の削減、燃焼制御の簡単化、火災危険
性の低減等に有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5や図6
に示す従来の触媒燃焼器の場合は、触媒層6がいずれも
ガスの流れ方向に厚くなっていて、混合ガスがそのまま
直接触媒層6に導入するようになっているため、大量の
空気5が流れ込むシステムで用いられる場合は、触媒層
6の圧損が大きくなり、又、燃料ガス2としての可燃性
ガスが急激に増加して大量の可燃性ガスが流入して来る
と、該可燃性ガスは触媒層6に入って燃焼させられるこ
とにより触媒温度が過度に上昇し、触媒が熱で劣化する
という問題がある。
【0005】そこで、本発明は、供給される可燃性ガス
の量が大幅に増加しても触媒の温度を過度に上昇させる
ことなく燃焼させることができて、触媒の熱劣化を防ぐ
ことができ、又、空気量が大量になった場合でも触媒層
の圧損を少なくすることが可能な触媒燃焼器を提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、燃料ガスと空気の混合ガスを流すケーシ
ングの内部に、該混合ガスの導入炉と、厚さを薄くした
触媒を上記導入炉に沿い並べて有する触媒充填部と、該
触媒充填部を挟んでガスの導入炉の反対側に設けた燃焼
ガス流路とを形成して、上記ガスの導入炉の下流側端部
と、上記触媒充填部及び燃焼ガス流路の各上流側端部を
閉鎖してなる触媒層を、上記触媒を通るガスの流れがケ
ーシングの長手方向と直角の方向となるように設置し、
更に、上記触媒層の下流側位置に、上記ケーシングの途
中を閉塞するように別の触媒層を設けた構成とする。
【0007】燃料ガスと空気の混合ガスの流れ方向に設
けた複数の触媒層のうち、上流側の触媒層は、混合ガス
の流れ方向と平行となるように厚さを薄くした触媒が並
べて配置してあって、混合ガスが導入路に入ると直角方
向に向きを変えて触媒を通るようにしてあるので、空気
が大量に流れても圧損を少なくでき、又、燃料ガスが急
激に増加して触媒層で燃焼させられても、触媒が薄くな
っているので、触媒の蓄熱効果が少なく、触媒の熱劣化
を少なくできることになる。触媒が薄いことから未燃の
燃料ガスが上流側の触媒層から排出されても、下流側の
触媒層で燃焼できる。
【0008】又、上記上流側の触媒層を多層に積層する
ことにしたり、触媒の面積を広くすることにより、燃料
ガスの量が増加しても触媒層を低速で通過させられて、
反応を促進させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1(イ)(ロ)は本発明の実施の一形態
を示すもので、図5や図6に示す場合と同様に燃料ガス
2と空気5を混合させて触媒層6で触媒燃焼させるよう
にした構成において、細長い円筒状ケーシング13の下
流側の内部に、ガスの流れ方向に複数の触媒層14と1
5を設ける。上流側の触媒層14は、円筒状ケーシング
13の長手方向へ平行に配した仕切板16を挟んで、片
側に、2枚の多孔板17aと18aを狭い空間を形成す
るよう平行に配して、該多孔板17aと18aの間の空
間に長手方向に多数の燃焼用触媒19を並べて収納して
触媒充填部20aを形成し、該触媒充填部20aを、上
記仕切板16より所要の間隔を隔てて平行に配して、上
流側端部で触媒充填部20aの内側の多孔板17aと円
筒状ケーシング13の内面との間を前面閉塞板21で閉
塞させると共に、下流側端部で触媒充填部20aの外側
の多孔板18aと上記仕切板16との間を後面閉塞板2
2で閉塞させるようにして、触媒充填部20aと仕切板
16との間を燃料ガス2と空気5の混合ガスの導入路2
3とし、且つ触媒充填部20aと円筒状ケーシング13
内面との間を燃焼ガス流路24とする。
【0011】又、同様に、上記仕切板16の反対側で
も、上記と同様に2枚の多孔板17bと18bを狭い空
間を形成するように平行に配して、その空間内に触媒1
9を収納してなる触媒充填部20bを、上記仕切板16
より所要の間隔を隔てて平行に配し、上流側端部で触媒
充填部20bの外側の多孔板18bと上記仕切板16と
の間を前面閉塞板21で閉塞させると共に、下流側端部
で触媒充填部20bの内側の多孔板17bと円筒状ケー
シング13の内面との間を後面閉塞板22で閉塞するよ
うにして、触媒充填部20bと円筒状ケーシング13内
面との間を燃料ガス2と空気5の混合ガスの導入路23
とし、且つ触媒充填部20bと上記仕切板16との間を
燃焼ガス流路24とする。
【0012】又、上記下流側の触媒層15は、円筒状ケ
ーシング13の途中を仕切るように触媒19を充填して
形成した構成としてあり、燃料ガス2と空気5の混合ガ
スが上流側の触媒層14で直角方向に向きを変えて触媒
充填部20a,20bを通って燃焼させられてから、下
流側の別の触媒層15へ導かれるようにする。
【0013】本発明の触媒燃焼器は、複数の触媒層14
と15に分けて燃料ガス2と空気5の混合ガスを導入す
るようにし、上流側に位置する触媒層14は、薄い触媒
19の充填部20a,20bを円筒状ケーシング13の
長手方向と直角の方向へ層状に配置して、混合ガスが導
入路23を流れる間に直角方向に向きを変えて触媒19
を矢印の如く通過する。この際、触媒充填部20a,2
0bの触媒19の厚さが薄くなっているので、該触媒1
9の蓄熱効果が少なく、したがって、燃料ガス2が大幅
に増加して触媒温度が上昇しても、触媒19の熱劣化を
少なくすることができる。又、上記のように触媒19
は、円筒状ケーシング13の長手方向と平行となるよう
に並べられていて、該円筒状ケーシング13の長手方向
に対し直角方向に層状に置かれていることから、混合ガ
スが屈曲して流れるので、触媒19中を流れる速度が遅
くなり、反応が進み易くなる。
【0014】仕切板16を挟んで両側の各導入路23を
流れる混合ガスがそれぞれ直角方向へ向きを変えて薄い
触媒19を通過して燃焼すると、燃焼ガス8は燃焼ガス
流路24を通り下流側へと流れるが、触媒層14の各層
の触媒19が薄く形成してあるので、未燃の燃料ガス2
が触媒層14から排出される可能性がある。この点、本
発明では、下流側に別の触媒層15を備えているので、
上流側の薄い触媒19を通過した未燃の燃料ガスは、下
流側の触媒層15で燃焼させられてそのまま排出される
ことはない。
【0015】次に、図2は本発明の他の実施の形態を示
すもので、円筒状ケーシング13に代えて、角筒状ケー
シング25の内部に、図1(イ)(ロ)に示したと同様
に該角筒状ケーシング25の長手方向へ延びる仕切板1
6を挟んで混合ガスの導入路23、薄くした触媒19を
多孔板17a,17b、18a,18bとの間に充填し
た触媒充填部20a,20b、燃焼ガス流路24を、角
筒状ケーシング25の高さ方向へ多段に積層して触媒層
14としたものである。該触媒層14の下流側に別の触
媒層15を設置することは図1(イ)(ロ)の場合と同
様である。
【0016】図2のようにすれば、混合ガスの導入路2
3と燃焼ガス流路24を同じ大きさにできて狭いスペー
スに触媒19を多層に配することができる。
【0017】上述したように構成した本発明の触媒燃焼
器Iは、船舶推進用燃料電池発電装置に用いて有効であ
る。
【0018】図3は船舶推進用として、固体高分子電解
質型燃料電池発電装置について示し、図4はかかる固体
高分子電解質型燃料電池FCを搭載した船舶の機関室配
置を示すもので、本発明の触媒燃焼器を燃料電池室の外
に設置する。
【0019】先ず、固体高分子電解質型燃料電池発電装
置について説明すると、固体高分子電解質膜26を酸素
極(カソード)27と燃料極(アノード)28の両電極
で両面から挟んでなるセルをセパレータを介して積層し
且つ任意のセルに冷却部29を有してスタックとしてな
る固体高分子電解質型燃料電池FCの外側に、改質器3
0を設置し、燃料としてのメタノールをメタノールタン
ク31からメタノールポンプ32で加圧して蒸発器3
3、予熱器34を経て改質器30の改質室に供給するよ
うにし、該改質器30で改質されたガス(燃料ガス)F
Gを、上記予熱器34、COコンバータ35、熱交換器
36、CO除去器37、熱交換器38を経て100℃以
下にし、更に、改質ガスリザーバ39を通し、加湿器4
0を経て燃料極28に供給するようにし、且つ該燃料極
28から排出されたアノード排ガスAGを、気水分離器
41で水分を除去した後、アノード排ガスライン42に
より改質器30の燃焼室に供給し燃焼させるようにする
と共に、アノード排ガスAGの一部を、アノード排ガス
ライン42より分岐したバイパスライン43によりバイ
パスさせて触媒燃焼器44に導入するようにし、更に、
上記アノード排ガスライン42とバイパスライン43に
流量調節弁45と46を設け、改質器30の燃焼室の温
度を検出する温度計47からの検出温度に応じてアノー
ド排ガス流量を調節するよう流量調節弁45,46をコ
ントロールする制御部48を設けた構成としてある。
又、上記触媒燃焼器44には、改質器30から排出され
た燃焼ガスを燃焼ガスライン49を通して導入するよう
にすると共に、排ガスタービン50で駆動させられる圧
縮機51で圧縮された空気の一部を導入して、ここでア
ノード排ガス中の未反応分を燃焼させるようにし、触媒
燃焼器44へ入るバイパスライン43からのアノード排
ガス量が少ないときは、メタノールタンク31内からメ
タノールの一部をポンプ52で加圧して触媒燃焼器44
へ導入して燃焼させるようにしてある。
【0020】53は蒸気発生器、54は蒸気ライン、5
5は酸素極27への酸化剤ガスOGとしての空気Aの供
給ライン、56と57は酸素極27から排出されたカソ
ード排ガスCGを改質器30の燃焼室に供給するライン
に設けた熱交換器と気水分離器である。
【0021】一方、船舶の機関室内の燃料電池室58に
は、図4に示す如く排気通風機59を備えた排気ダクト
60が接続されており、燃料電池室58内から船体外部
へ排気するようにしてある。61は居住区、62は機関
室給気通風機、63は推進電気室である。
【0022】図3に示した固体高分子電解質型燃料電池
発電装置の場合は、モータがトリップした場合等により
急速で大幅な負荷減少が生じると、固体高分子電解質型
燃料電池FCの燃料極28から排出されるアノード排ガ
スAGが増大する。該アノード排ガスAGの一部はアノ
ード排ガスライン42を経て改質器30へ送られ、又、
バイパスライン43を経て触媒燃焼器44へ送られる
が、アノード排ガスAGが大幅に増加すると、上記触媒
燃焼器44の温度が大幅に上昇することになり、該触媒
燃焼器44のみでは対応できなくなることがある。
【0023】そこで、本発明の触媒燃焼器Iを、上記燃
料電池室58に接続されている排気ダクト60の途中に
組み込んで使用し、燃料電池室58の排気通風機59に
よる排気を、本発明の触媒燃焼器Iを通すようにして急
激で大幅な負荷変動が生じた時、アノード排ガスAGを
バイパスライン43から更に本発明の触媒燃焼器Iに流
すようにすることにより、燃料電池室58の排気通風機
59からの空気とバイパスライン43からのアノード排
ガスAGが本発明の触媒燃焼器Iで燃焼し、これにより
アノード排ガスライン42の流量が少なくなるので触媒
燃焼器44の温度が過度に上昇することを防ぐことがで
きる。又、万一、燃料電池室58内で水素ガスが漏洩し
ても、その水素ガスを本発明の触媒燃焼器Iで燃焼して
排気することができるため、燃料電池室58内での水素
漏洩時の安全性を高めることができる。
【0024】上記において、燃料電池室58の排気通風
機59は、常時運転する必要があり、容量が大きい(た
とえば、1000KWクラスの燃料電池を1500DWT ク
ラスの貨物船に搭載した場合、100m3 /min )の
で、駆動動力を小さくするためには、触媒燃焼器Iの圧
損を少なくする必要があるが、本発明の触媒燃焼器I
は、厚さを薄くした触媒19をガスの流れ方向に直交す
る方向へ層状に配置しているので、大量の空気が流れて
も圧損を少なくできて、上記の必要性を解決することが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の触媒燃焼器に
よれば、燃料ガスと空気とを混合して流すようにしてあ
るケーシング内に複数の触媒層を設け、上流側の触媒層
を、ガスの流れ方向と直角の方向へ層状となるようにガ
スの導入路と、厚さを薄くした触媒の充填部と、燃焼ガ
ス流路とからなり、且つ導入路に導かれたガスが触媒を
直角方向に通って燃焼した後、燃焼ガス流路を下流側へ
と流れるようにしたものを、ケーシングの長手方向と直
角の方向へ単層又は積層して配置した構成としてあるの
で、上流側に位置する触媒層は厚さが薄いため、触媒の
蓄熱効果が少なくて、触媒の熱劣化が少ないと共に、空
気が大量に流れても圧損を少なくすることができ、又、
ガスは触媒を通過するときに直角方向に流れが変ること
から、触媒層中のガスの流速が遅くなり、これに伴い反
応を進み易くすることができ、更に、上流側の触媒層の
触媒が薄いため、未燃の燃料ガスが下流方向へ流れるこ
とがあるが、下流側にも触媒層が設置してあるので、未
燃の燃料ガスを燃焼でき、又、上流側の触媒層は、薄い
触媒をケーシングの長手方向と平行に並べて長く配置す
ることにより、ケーシングの寸法を小さくできる、等の
優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の触媒燃焼器の触媒層の部分を示すもの
で、(イ)は切断側面図、(ロ)は(イ)のX−X矢視
図である。
【図2】本発明の触媒燃焼器の他の実施の形態を示す図
1(ロ)に対応する断面図である。
【図3】本発明の触媒燃焼器を船舶推進用燃料電池発電
装置に応用した例を示すシステム系統構成図である。
【図4】船舶の機関室配置図である。
【図5】従来の触媒燃焼器の一例の概略を示す断面図で
ある。
【図6】従来の触媒燃焼器の他の例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
I 本発明の触媒燃焼器 2 燃料ガス 5 空気 13 円筒状ケーシング(ケーシング) 14 触媒層 15 触媒層 16 仕切板 19 触媒 20a,20b 触媒充填部 23 導入路 24 燃焼ガス流路 25 角筒状ケーシング(ケーシング)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスと空気の混合ガスを流すケーシ
    ングの内部に、該混合ガスの導入炉と、厚さを薄くした
    触媒を上記導入炉に沿い並べて有する触媒充填部と、該
    触媒充填部を挟んでガスの導入炉の反対側に設けた燃焼
    ガス流路とを形成して、上記ガスの導入炉の下流側端部
    と、上記触媒充填部及び燃焼ガス流路の各上流側端部を
    閉鎖してなる触媒層を、上記触媒を通るガスの流れがケ
    ーシングの長手方向と直角の方向となるように設置し、
    更に、上記触媒層の下流側位置に、上記ケーシングの途
    中を閉塞するように別の触媒層を設けた構成を有するこ
    とを特徴とする触媒燃焼器。
  2. 【請求項2】 上流側の触媒層をケーシング内部で多層
    に積層した請求項1記載の触媒燃焼器。
  3. 【請求項3】 上流側の触媒層の触媒充填部をケーシン
    グの長手方向へ並べて長くした請求項1又は2記載の触
    媒燃焼器。
JP8351791A 1996-12-12 1996-12-12 触媒燃焼器 Pending JPH10169908A (ja)

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