JPH10169062A - 階段の踊り場等に用いられる床材 - Google Patents

階段の踊り場等に用いられる床材

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JPH10169062A
JPH10169062A JP33212196A JP33212196A JPH10169062A JP H10169062 A JPH10169062 A JP H10169062A JP 33212196 A JP33212196 A JP 33212196A JP 33212196 A JP33212196 A JP 33212196A JP H10169062 A JPH10169062 A JP H10169062A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段の踊り場等に用いられる床材について、
雨水が上面に溜まり難く、かつ雨水の誘導・排出を確実
に行い、雨水が階下の踊り場に垂れ落ちるのを防止す
る。床材の製造を、溶接によることなく、容易かつ安価
に行なう。軽量化を果たす。長期の使用によってもサビ
・腐食の発生がなく、耐久性を向上する。 【解決手段】 床材1 は、並列状の押出形材製床パネル
2 と一対の押出形材製フレーム11,11 とを備え、隣り合
う床パネル2,2 の側縁部同士が、嵌合凹部3 と嵌合凸部
4 との嵌合わせにより互いに接続されている。各床パネ
ル2 の前端部および後端部がフレーム11,11 のパネル受
け部12,12 上に受け止められている。各床パネル2 の嵌
合凸部4 の上面に雨水排出用凹溝5 が、各フレーム11の
パネル受け部12の上面に雨水排出用凹溝15が、それぞれ
長手方向に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばユニット
ハウスの階段の踊り場等において使用される床材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の階段の踊り場等において
使用される床材は、チャンネル形鋼製の方形フレームの
上面に、滑り止めの凹凸模様を有する「しま鋼板」を接
合したものが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かゝる
従来の床材では、チャンネル形鋼製のフレーム部材同
士、およびしま鋼板とフレーム部材同士を、それぞれ溶
接により接合して製作していたために、溶接コストが非
常に高くつくうえに、しま鋼板は、定尺板から切り出し
て所定の寸法とするため、歩留まりが悪く、また切断端
部が鋭利になるため、バリ取りなどの仕上げ加工を行な
わなければならず、非常に手間がかゝるという問題があ
った。
【0004】また従来の床材を、例えばユニットハウス
の階段の踊り場等に使用したような場合には、しま鋼板
の上面には滑り止めの凹凸模様があるため、雨水が溜ま
りやすく、しかもその雨水の誘導ができないため、雨水
が床材上面のどこから落下するか分からず、階下の踊り
場に随所から雨水が垂れ落ちて、例えば階下を通過する
者に降りかゝって、不快感を与え、かつその衣服が汚れ
たりするおそれがあった。
【0005】また従来の床材は鋼製で、個々の構成部材
の重量が重いため、床材全体としての重量が大いもので
あるし、また溶接部は長期の使用によりサビ・腐食が発
生し、耐久性に劣るという問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、従来の溶接によることなく、床材の製造を容
易かつ安価になし得、しかも軽量化を果たし得るうえ
に、長期の使用によってもサビ・腐食の発生がなく、耐
久性にすぐれており、さらに例えばユニットハウスの階
段の踊り場等に使用したような場合にも、雨水が上面に
溜まり難く、かつ雨水の誘導・排出を確実に行なうこと
ができて、雨水が床材側縁部の一定箇所から落下するた
め、階下の踊り場に雨水が垂れ落ちるような心配が全く
なく、階下を通過する者に不快感を与えたり、その衣服
を汚したりするおそれがない、階段の踊り場等に用いら
れる床材を提供しようとするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明による階段の踊り場等に用いられる床材
は、並列状に配置された中空押出形材製床パネルと、こ
れらの床パネルの前端部および後端部にそれぞれ取り付
けられた一対の押出形材製フレームとを備え、各床パネ
ルの左右両側縁部のうち一側縁部に嵌合凹部が、同他側
縁部に嵌合凸部がそれぞれ該パネルの長手方向に設けら
れていて、隣り合う床パネルの側縁部同士が、嵌合凹部
と嵌合凸部との嵌合わせにより互いに接続され、各フレ
ームの床パネル側の側縁部にパネル受け部が突出状にか
つフレームの長手方向に設けられて、各床パネルの前端
部および後端部がフレームのパネル受け部上に受け止め
られており、各床パネルの嵌合凸部の上面に雨水排出用
凹溝が、該パネルの長手方向に設けられるとともに、各
フレームのパネル受け部の上面に雨水排出用凹溝が、該
フレームの長手方向に設けられていて、各床パネルの嵌
合凸部上面の雨水排出用凹溝の前後両端部が、フレーム
側のパネル受け部上面の雨水排出用凹溝にそれぞれ上か
らのぞませられていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
【0009】この発明の第1の実施形態を示す図1〜図
4において、例えばユニットハウスの階段の踊り場等に
用いられる床材(1) は、並列状に配置されたアルミニウ
ム中空押出形材製床パネル(2) と、これらの床パネル
(2) の前端部および後端部にそれぞれ取り付けられた一
対の中空アルミニウム押出形材製フレーム(11)(11)とを
備えている。
【0010】ここで、各床パネル(2) は、断面横長の矩
形を有していて、その内部に垂直状の補強壁部(10)が設
けられ(図2と図3参照)、各フレーム(11)は、断面縦
長の矩形を有している(図4参照)。
【0011】そして、各床パネル(2) の左右両側縁部の
うち一側縁部に嵌合凹部(3) が、同他側縁部に嵌合凸部
(4) がそれぞれ該パネル(2) の長手方向に設けられてい
て、隣り合う床パネル(2)(2)の側縁部同士が、嵌合凹部
(3) と嵌合凸部(4) との嵌合わせにより互いに接続され
ている(図2と図3参照)。
【0012】床パネル(2) の使用枚数は、床材(1) の大
きさおよび床パネル(2) 自体を構成する押出形材の大き
さにもよるが、例えばユニットハウスの階段の踊り場の
長さは、通常2.0〜2.5mであるため、床パネル
(2) の使用枚数は、4〜25枚程度である。
【0013】そして、床材(1) の両端部に配置される床
パネル(2) では、その片側の側縁部に接続用の嵌合凹部
(3) または嵌合凸部(4) が設けられているのが好ましい
が(図2と図3参照)、他の中間の床パネル(2) の場合
と同様に両側縁部に嵌合凹部(3) と嵌合凸部(4) とが設
けられられていても良い。
【0014】各床パネル(2) の上面には、滑り止め突条
(6) が床パネル(2) の長手方向に全長にわたって設けら
れている。
【0015】一方、各フレーム(11)の床パネル側の側縁
部には、パネル受け部(12)が突出状にかつフレーム(11)
の長手方向に設けられていて、各床パネル(2) の前端部
および後端部がフレーム(11)(11)のパネル受け部(12)(1
2)上に受けられ、上記隣り合う床パネル(2)(2)の側縁部
の嵌合凹凸部(3)(4)同士が嵌め合わせられた状態で、各
フレーム(11)のパネル受け部(12)と床パネル(2) の前後
両端部とが、図示しないボルト・ナット、ビス、あるい
はリベットなどにより結合されている(図2と図3参
照)。
【0016】上記のように、隣り合う床パネル(2)(2)の
側縁部の嵌合凹部(3) と嵌合凸部(4) 同士が互いに嵌め
合わせられるため、剛性が向上し、また各フレーム(11)
のパネル受け部(12)と床パネル(2) の前後両端部との結
合により、床材(1) の結合強度が非常に大きいものとな
る。
【0017】また、各床パネル(2) の嵌合凸部(4) の上
面には、雨水排出用凹溝(5) が、該パネル(2) の長手方
向に設けられるとともに、各フレーム(11)のパネル受け
部(12)の上面に雨水排出用凹溝(15)が、該フレーム(11)
の長手方向に設けられており、並列状の床パネル(2)
と、前後一対のフレーム(11)(11)とが組合わせられた状
態では、各床パネル(2) の嵌合凸部(4) 上面の雨水排出
用凹溝(5) の前後両端部が、前後フレーム(11)(11)側の
パネル受け部(12)(12)上面の雨水排出用凹溝(15)にそれ
ぞれ上からのぞませられている。
【0018】従って、この床材(1) を、ユニットハウス
の階段の踊り場などに使用した場合には、床材(1) 上面
に雨水が溜まり難く、かつ床材(1) を構成する床パネル
(2)同士の間の間隙から滲み込む雨水は、各床パネル(2)
の嵌合凸部(4) 上面の雨水排出用凹溝(5) に溜まり、
下方に落下せず、該凹溝(5) より前後フレーム(11)(11)
側のパネル受け部(12)(12)上面の雨水排出用凹溝(15)に
流れ込んで、雨水の誘導・排出を確実に行なうことがで
きる。従って、雨水は床材(1) 側縁部四隅の一定箇所か
ら落下することになって、階下の踊り場に雨水が垂れ落
ちるような心配が全くないものであり、このため、階下
を通過する者に雨水の垂落ちによる不快感を与えたり、
その衣服を汚したりするといったおそれがない。
【0019】また、床材(1) を構成する床パネル(2) と
前後フレーム(11)(11)が、通常アルミニウム押出形材等
によりつくられているため、床材(1) を組み立てるさい
には、例えば隣り合う床パネル(2)(2)の側縁部の嵌合凹
凸部(3)(4)同士を嵌め合わせながら、すべての床パネル
(2) の前端部および後端部を前後フレーム(11)(11)のパ
ネル受け部(12)(12)上に受け止めれば良く、このような
床材(1) の組立て作業に手間がかゝらず、床材(1) の組
立て工数を削減することができ、しかも従来の溶接によ
ることなく、床材(1) の製造を容易かつ安価になし得る
ものである。
【0020】そして、すべての床パネル(2) の前端部お
よび後端部が前後フレーム(11)(11)のパネル受け部(12)
(12)上に、それぞれ前後フレーム(11)(11)の内側面に突
き合わせるようにして受け止められるので、床パネル
(2) の切断端部のいわゆるバリ取り加工を省略すること
ができて、床材(1) の製造がさらに容易となる。
【0021】また、床材(1) を構成する床パネル(2) と
前後フレーム(11)(11)が通常アルミニウム押出形材等に
よりつくられているため、軽量化を果たし得るうえに、
長期の使用によってもサビ・腐食の発生がなく、耐久性
にすぐれている。
【0022】図5は、この発明のいま1つの実施態様を
示すものである。ここで、床材(1)の隣接床パネル(2)
(2)同士の結合をさらに強固にするために、両パネル(2)
(2)の側縁部の嵌合凹部(3) と嵌合凸部(4) の対向壁面
の中間に連結ピン(9) を介在させて、互いに連結してい
る。
【0023】すなわち、隣り合う床パネル(2)(2)のう
ち、一方の床パネル(2) の側縁部の嵌合凹部(3) の下壁
(3a)と、他方の床パネル(2) の嵌合凸部(4) の下壁(4a)
の対向面部に、それぞれ連結ピン嵌込み用溝(7)(8)とが
相互に向い合ってかつパネル(2)(2)の全長にわたって設
けられ、これらの対向する連結ピン嵌込み用溝(7)(8)
によって形成された貫通孔に、該孔の前後両端部におい
てきつく嵌まり込む一対の連結ピン(9) が圧入されてい
るものである。
【0024】なお、図示のフレーム(11)は、中空状のア
ルミニウム押出形材製であるが、フレーム(11)は、その
他板状のアルミニウム押出形材製であっても良い。
【0025】また、床パネル(3) とフレーム(11)は、ア
ルミニウム押出形材製に限らず、その他の金属、あるい
は硬質の合成樹脂等の材料によりつくられていても良
い。
【0026】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0027】この明細書において、左右および上下は図
3を基準とし、左とは図3の左側、右とは同右側をい
ゝ、上とは同図上側、下とは同下側をいうものとする。
【0028】実施例1 図1〜図4において、この発明による床材(1) を、ユニ
ットハウスの階段の踊り場における床に使用した。
【0029】この発明による床材(1) は、並列状に配置
されたアルミニウム中空押出形材製床パネル(2) と、こ
れらの床パネル(2) の前端部および後端部にそれぞれ取
り付けられた一対のアルミニウム押出形材製フレーム(1
1)(11)とを備えており、例えば縦1m×横2.25mの
大きさを有するものである。
【0030】各床パネル(2) は、例えば平面よりみて長
辺950mm×短辺150mmの大きさを有する長方形
であり、かつ横断面が横長の矩形で、高さ20mmを有
している。また、内部に垂直状の補強壁部(10)が設けら
れている(図2と図3参照)。
【0031】一方、フレーム(11)は、横断面矩形で、高
さ80mmおよび幅25mmを有している(図4参
照)。
【0032】各床パネル(2) の左右両側縁部のうち一側
縁部に嵌合凹部(3) が、同他側縁部に嵌合凸部(4) がそ
れぞれ該パネル(2) の長手方向に設けられていて、隣り
合う床パネル(2)(2)の側縁部同士が、嵌合凹部(3) と嵌
合凸部(4) との嵌合わせにより互いに接続されている
(図2と図3参照)。
【0033】なお、隣り合う床パネル(2)(2)の側縁部の
嵌合凹凸部(3)(4)同士が嵌め合わせられた状態で、嵌合
凹凸部(3)(4)の前端部同士あるいは後端部同士を、図示
しないボルト・ナットにより結合した。この結合手段と
しては、その他、ビス、あるいはリベットなどを用いる
ことができる。
【0034】各床パネル(2) の上面には、滑り止め突条
(6) が床パネル(2) の長手方向に全長にわたって設けら
れている。
【0035】なお、図示のものは、嵌合凸部(4) の突出
幅よりも嵌合凹部(3) の深さが若干小さいものとなされ
ていて、嵌合凹部(3) と嵌合凸部(4) とを嵌合わせたさ
い、隣接床パネル(2)(2)同士の間に隙間が形成されるよ
うになされている。
【0036】ここで、床パネル(2) の使用枚数は15枚
(150mm×15枚=2250mm)とし、床材(1)
の両端部に配置された床パネル(2) として、その片側の
側縁部に接続用の嵌合凹部(3) または嵌合凸部(4) が設
けられたものを用いた(図2と図3参照)。
【0037】一方、各フレーム(11)の床パネル側の側縁
部には、パネル受け部(12)が突出状にかつフレーム(11)
の長手方向に設けられている。このパネル受け部(12)の
幅は、例えば15〜25mm程度である。パネル受け部
(12)の上面からフレーム(11)の上面までの高さは、床パ
ネル(2) の高さにほゞ等しい。
【0038】そして、各床パネル(2) の前端部および後
端部がフレーム(11)(11)のパネル受け部(12)(12)上に受
けられ、上記隣り合う床パネル(2)(2)の側縁部の嵌合凹
凸部(3)(4)同士が嵌め合わせられた状態で、各フレーム
(11)のパネル受け部(12)と床パネル(2) の前後両端部と
を、図示しないボルト・ナットにより結合した。なお、
この結合手段としては、その他、ビス、あるいはリベッ
トなどを用いることができる。
【0039】上記構成のこの発明の床材(1) によれば、
隣接床パネル(2)(2)の側縁部の嵌合凹部(3) と嵌合凸部
(4) 同士が互いに嵌め合わせられるため、剛性が非常に
大きく、また各フレーム(11)のパネル受け部(12)と床パ
ネル(2) の前後両端部との結合により、床材(1) の結合
強度が非常に大きいものであった。
【0040】また、並列状の床パネル(2) と、前後一対
のフレーム(11)(11)とが組合わせられた状態では、各床
パネル(2) の嵌合凸部(4) 上面の雨水排出用凹溝(5) の
前後両端部が、前後フレーム(11)(11)側のパネル受け部
(12)(12)上面の雨水排出用凹溝(15)にそれぞれ上からの
ぞませられているから、この床材(1) を、ユニットハウ
スの階段の踊り場に使用した場合、床材(1) 上面に雨水
が溜まり難く、かつ床材(1) を構成する床パネル(2) 同
士の間の間隙から滲み込む雨水は、各床パネル(2) の嵌
合凸部(4) 上面の雨水排出用凹溝(5) に溜まり、下方に
落下せず、該凹溝(5) より前後フレーム(11)(11)側のパ
ネル受け部(12)(12)上面の雨水排出用凹溝(15)に流れ込
んで、雨水の誘導・排出を確実に行なうことができた。
このため、雨水が床材(1) 側縁部の四隅の一定箇所から
落下し、階下の踊り場に雨水が垂れ落ちることがなかっ
た。
【0041】また、床材(1) を構成する床パネル(2) と
前後フレーム(11)(11)が、アルミニウム押出形材により
つくられているため、床材(1) の組立て作業に手間がか
ゝらず、床材(1) の組立て工数を削減することができ
た。
【0042】また、従来のしま鋼板の取付けのような溶
接によらず、かつアルミニウム押出形材製床パネル(2)
の切断端部は、前後フレーム(11)(11)のパネル受け部(1
2)(12)に支持されて、両フレーム(11)(11)に突き合わせ
られるため、床パネル(2) の切断端部のいわゆるバリ取
り加工を省略することができ、床材(1) の製造を容易か
つ安価に行なうことができた。
【0043】さらに、床材(1) を構成する床パネル(2)
と前後フレーム(11)(11)は、アルミニウム押出形材によ
りつくられているため、軽量化を果たし得、かつ長期の
使用によってもサビ・腐食の発生がなく、耐久性にすぐ
れていた。
【0044】実施例2 図5は、この発明の第2実施例を示すものである。
【0045】ここで、上記第1実施例の場合と異なる点
は、隣り合う床パネル(2)(2)同士の結合をさらに強固に
するために、両パネル(2)(2)の側縁部の嵌合凹部(3) と
嵌合凸部(4) の対向壁面の中間に連結ピン(9) を介在さ
せて、互いに連結している点にある。
【0046】すなわち、隣り合う床パネル(2)(2)のう
ち、一方の床パネル(2) の側縁部の嵌合凹部(3) の下壁
(3a)と、他方の床パネル(2) の嵌合凸部(4) の下壁(4a)
の対向面部に、それぞれ連結ピン嵌込み用溝(7)(8)とが
相互に向い合ってかつパネル(2)(2)の全長にわたって設
けられ、これらの対向する連結ピン嵌込み用溝(7)(8)
によって形成された貫通孔に、該孔の前後両端部におい
てきつく嵌まり込む直径5.0mmのステンレス鋼製の
連結ピン(9) が圧入されている。
【0047】この第2実施例のその他の点は上記第1実
施例の場合と同様であるので、図面において同一のもの
には同一の符号を付した。
【0048】
【発明の効果】この発明による階段の踊り場等に用いら
れる床材は、上述のように、並列状に配置された中空押
出形材製床パネルと、これらの床パネルの前端部および
後端部にそれぞれ取り付けられた一対の押出形材製フレ
ームとを備え、各床パネルの左右両側縁部のうち一側縁
部に嵌合凹部が、同他側縁部に嵌合凸部がそれぞれ該パ
ネルの長手方向に設けられていて、隣り合う床パネルの
側縁部同士が、嵌合凹部と嵌合凸部との嵌合わせにより
互いに接続され、各フレームの床パネル側の側縁部にパ
ネル受け部が突出状にかつフレームの長手方向に設けら
れて、各床パネルの前端部および後端部がフレームのパ
ネル受け部上に受け止められており、各床パネルの嵌合
凸部の上面に雨水排出用凹溝が、該パネルの長手方向に
設けられるとともに、各フレームのパネル受け部の上面
に雨水排出用凹溝が、該フレームの長手方向に設けられ
ていて、各床パネルの嵌合凸部上面の雨水排出用凹溝の
前後両端部が、フレーム側のパネル受け部上面の雨水排
出用凹溝にそれぞれ上からのぞませられている。
【0049】従って、この発明によれば、従来の溶接に
よることなく、床材の製造を容易かつ安価になし得、し
かも床材は、アルミニウム押出形材等の押出形材により
つくられているため、軽量化を果たし得る。そのうえ、
長期の使用によってもサビ・腐食の発生がなく、耐久性
にすぐれている。
【0050】そして、この発明の床材を、例えばユニッ
トハウスの階段の踊り場に使用した場合には、雨水が床
材上面に溜まり難く、かつ雨水の誘導・排出を確実に行
なうことができて、雨水が床材側縁部の一定箇所から落
下するため、階下の踊り場に雨水が垂れ落ちるような心
配が全くなく、階下を通過する者に不快感を与えたり、
その衣服を汚したりするおそれがないという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す床材の概略斜視図であ
る。
【図2】同要部拡大断面図で、床パネルの組立て前の状
態を示している。
【図3】同要部拡大断面図で、床パネルの組立て後の状
態を示している。
【図4】同要部拡大斜視図で、床パネルとフレームの結
合状態を示している。
【図5】この発明によるいま1つの実施例の床材の要部
拡大断面図で、床パネルの組立て後の状態を示してい
る。
【符号の説明】
1 床材 2 中空押出形材製床パネル 3 嵌合凹部 4 嵌合凸部 5 雨水排出用凹溝 11 押出形材製フレーム 12 パネル受け部 15 雨水排出用凹溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列状に配置された中空押出形材製床パ
    ネル(2) と、これらの床パネル(2) の前端部および後端
    部にそれぞれ取り付けられた一対の押出形材製フレーム
    (11)(11)とを備え、各床パネル(2) の左右両側縁部のう
    ち一側縁部に嵌合凹部(3) が、同他側縁部に嵌合凸部
    (4) がそれぞれ該パネル(2) の長手方向に設けられてい
    て、隣り合う床パネル(2)(2)の側縁部同士が、嵌合凹部
    (3) と嵌合凸部(4) との嵌合わせにより互いに接続さ
    れ、各フレーム(11)の床パネル側の側縁部にパネル受け
    部(12)が突出状にかつフレーム(11)の長手方向に設けら
    れて、各床パネル(2) の前端部および後端部がフレーム
    (11)(11)のパネル受け部(12)(12)上に受け止められてお
    り、各床パネル(2) の嵌合凸部(4) の上面に雨水排出用
    凹溝(5) が、該パネル(2) の長手方向に設けられるとと
    もに、各フレーム(11)のパネル受け部(12)の上面に雨水
    排出用凹溝(15)が、該フレーム(11)の長手方向に設けら
    れていて、各床パネル(2) の嵌合凸部(4) 上面の雨水排
    出用凹溝(5) の前後両端部が、フレーム(11)(11)側のパ
    ネル受け部(12)(12)上面の雨水排出用凹溝(15)にそれぞ
    れ上からのぞませられている、階段の踊り場等に用いら
    れる床材。
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