JPH10168757A - 繊維製品の抗菌性能付与方法 - Google Patents

繊維製品の抗菌性能付与方法

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JPH10168757A
JPH10168757A JP32280596A JP32280596A JPH10168757A JP H10168757 A JPH10168757 A JP H10168757A JP 32280596 A JP32280596 A JP 32280596A JP 32280596 A JP32280596 A JP 32280596A JP H10168757 A JPH10168757 A JP H10168757A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗菌性能を向上させ、更に病院リネンサプラ
イにおける寝具類の洗濯において、低コストで確実にM
RSAに対して優れた抗菌性能が付与された寝具類を提
供することを目的とする。 【解決手段】 繊維製品の洗濯において、最終濯ぎ工程
終了後に、(a)カチオン界面活性剤系抗菌剤と(b)
キレート剤とを含有する抗菌剤組成物を(a)成分の濃
度として被処理繊維製品に対して 0.005〜0.5 重量%ow
f で処理することを特徴とする繊維製品の抗菌性能付与
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院リネンサプラ
イにおけるシーツ、包布、ピロケース等の寝具類の洗濯
において、洗濯処理毎に抗菌剤処理を行うことにより、
確実にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対
して優れた抗菌性能が付与された寝具類を提供する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
医療施設では多くの抗生物質に耐性を示すメチシリン耐
性黄色ブドウ球菌(MRSA)による院内感染症の発生
が問題となっている。
【0003】最近になって、MRSAによる院内感染防
止対策の一環として、繊維上でMRSAの増殖を抑制す
る抗菌加工繊維素材が登場し、医療施設等で白衣等の衣
類、カーテン及びシーツ用生地等に適用されつつある。
【0004】しかしながら、各種抗菌剤で処理したこれ
らの抗菌加工繊維素材を使用した製品は抗菌性能が不充
分であったり、洗濯処理を繰り返すことによって、その
抗菌性能が著しく低下するという問題がある。また、コ
スト的にも高くつくという欠点がある。
【0005】このような問題点から、病院で使用される
シーツ、包布やピロケース等の寝具類を貸与し、使用後
に回収、洗濯して繰り返し供給するリースとクリーニン
グを組み合わせた業態、いわゆる病院リネンサプライに
は抗菌加工繊維素材を使用した製品は適用できないのが
現状である。
【0006】しかも、病院リネンサプライにおいては洗
濯の対象となる病院で実使用された寝具類の、洗濯処理
した未使用品への交換頻度は1週間に1回程度であるこ
とから、MRSAによる院内感染を防止するためには、
必然的に寝具類のMRSAに対する抗菌性能が、実使用
場面で実使用期間の1週間は持続することが必要であ
る。
【0007】一方、リネンサプライの洗濯において、シ
ーツや浴衣等の被洗物を湿った状態で1〜2晩放置する
と、洗濯後残留する汚れや水等が腐敗して悪臭が発生す
るため、雑菌や黴の繁殖を抑制して腐敗臭をなくす目的
で処理する抗菌防臭剤が開示されているが(特開平5-13
9918号公報)、病院リネンサプライにおいて高温(80
℃)下での洗浄と次亜塩素酸ナトリウムや過酸化水素漂
白を必須工程とする寝具類の洗濯を繰り返した場合で
も、その都度確実に優れた抗菌性能が付与され、寝具類
の実使用期間中抗菌性能が持続し、しかも低コストであ
るという課題を解決する寝具類への抗菌性能付与方法は
開示されていない。
【0008】また、従来からアルキルジメチルベンジル
アンモニウム塩(ベンザルコニウム塩ともいう)は殺菌
力を示すことから繊維類の抗菌加工処理等に用いられて
きた。しかしながら、ベンザルコニウム塩を単独で繊維
類に対して使用した場合、充分な抗菌性能が得られない
という問題があった。
【0009】従って、本発明の目的はかかる課題を解決
する寝具類への抗菌性能付与方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる現状において本発
明者らは、鋭意検討を行った結果、抗菌剤としてカチオ
ン界面活性剤系抗菌剤にキレート剤を併用することによ
り飛躍的に抗菌性能を向上させることができ、更に病院
リネンサプライにおける寝具類の洗濯において、最終濯
ぎ工程終了後に毎回、カチオン界面活性剤系抗菌剤とキ
レート剤とを含有する抗菌剤組成物で処理することによ
り、低コストで確実にMRSAに対して優れた抗菌性能
が付与された寝具類を提供できることを見出し、本発明
を完成するに到った。
【0011】すなわち、本発明は、繊維製品の洗濯にお
いて、最終濯ぎ工程終了後に、(a)カチオン界面活性
剤系抗菌剤と(b)キレート剤とを含有する抗菌剤組成
物を(a)成分の濃度として被処理繊維製品に対して
0.005〜0.5 重量%owf で処理することを特徴とする繊
維製品の抗菌性能付与方法に関する。
【0012】本発明においては、病院リネンサプライに
おける寝具類の洗濯において、高温(80℃)下での洗浄
と次亜塩素酸ナトリウムや過酸化水素漂白を経た最終濯
ぎ工程終了後に毎回、上記の抗菌剤組成物で処理するこ
とにより、寝具類にMRSAに対する抗菌性能を付与す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明においては、抗菌剤組成物の(a)
成分としてカチオン界面活性剤系抗菌剤が用いられる。
さらに、カチオン界面活性剤系抗菌剤としては、下記の
一般式(I)で表されるアルキルジメチルベンジルアン
モニウム塩(ベンザルコニウム塩)が好ましい。
【0014】
【化2】
【0015】(式中、R1は炭素数12〜14の直鎖又は分岐
鎖のアルキル基を、 X- は陰イオンを表す。) 一般式(I)において、R1は炭素数12〜14の直鎖又は分
岐鎖のアルキル基を示すが、直鎖アルキル基が好まし
い。また、 X- は陰イオンを示すが、具体的にはハロゲ
ンイオン、モノヘキサデシルリン酸エステルイオン等が
挙げられ、特に塩素イオンが好ましい。
【0016】本発明においては、抗菌剤組成物の(b)
成分としてキレート剤が用いられる。キレート剤として
は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、クエン酸、
コハク酸又はそのNa、KもしくはNH4 塩が用いられ
るが、特にEDTA又はそのNa塩が好ましい。キレー
ト剤はカチオン界面活性剤系抗菌剤の抗菌活性の向上の
目的で使用される。
【0017】本発明に使用される抗菌剤組成物中の前記
(a)成分と(b)成分の配合割合は、前記の充分な抗
菌活性向上効果又は抗菌活性低下防止効果を得るため
に、モル比で(b)/(a)=0.5 以上が好ましく、更
に 0.5〜5、特に1〜2が好ましい。
【0018】また、本発明に使用される抗菌剤組成物の
性状を取り扱いの面及び保存安定性の面から好ましい均
一透明水溶液とするため、組成物中の(a)成分の配合
割合は 0.1〜40重量%が好ましく、2〜20重量%が更に
好ましい。尚、組成物中の(b)成分の配合割合は前記
で規定したモル比(b)/(a)で一義的に決定され
る。
【0019】また、本発明では寝具類の洗濯において、
最終濯ぎ工程終了後に抗菌剤処理することを特徴とする
ことから、抗菌剤組成物のpHは6〜8の中性付近が好
ましい。
【0020】そこで、かかる抗菌剤組成物のpH調整剤
としては、適宜のアルカリ剤が使用され、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリや炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム等の炭酸アルカリ塩や炭酸水素アルカリ塩
等が挙げられ、これらの中でも特に水酸化ナトリウムが
好ましい。
【0021】本発明において、抗菌剤組成物は、(a)
成分、(b)成分及び水からなる各成分を混合攪拌等す
ることによって均一透明水溶液として製造することがで
きる。
【0022】本発明において、抗菌剤組成物の好適な処
理濃度範囲は、(a)成分のカチオン界面活性剤系抗菌
剤の濃度として被処理寝具類に対して 0.005〜0.5 重量
%owf 、好ましくは0.01〜0.3 重量%owf である。 0.0
05重量%owf 未満の濃度では抗菌活性が不足し、また
0.5重量%owf を超える濃度では抗菌活性は充分に達成
されるが抗菌効果が飽和するため、これ以上の濃度で処
理することは経済的に好ましくない。
【0023】本発明において、洗濯機処理槽内で対象被
洗物の寝具類を抗菌剤処理するに際しては、抗菌剤組成
物を適宜水で希釈した処理浴中で被洗物の寝具類を所定
温度で所定時間浸漬又は攪拌処理して、対象被洗物の寝
具類に抗菌剤を接触、吸着させる。この時の使用水量は
被処理寝具類1kg当たり3〜20リットル(浴比=1/3
〜1/20)の範囲が好ましい。
【0024】抗菌剤組成物を用いた処理温度は一般的に
は10〜80℃の範囲が好ましく、処理時間は一般的には2
〜60分の範囲が好ましい。
【0025】処理方法としては、バッチ式洗濯機、又は
リネンサプライ業界に特徴的な連続式洗濯機を用いて、
洗濯の一連の処理工程の中で最終濯ぎ工程終了後に、後
処理工程として組み込んで処理を行う。かかる処理は、
洗濯ごとに毎回行うのが、抗菌性付与の面で好ましい。
【0026】処理後、遠心又は加圧脱水して所要量の抗
菌剤を付与させた後、乾燥固着させる。乾燥温度は室温
〜 200℃の範囲であり、乾燥時間は適宜決定される。
【0027】尚、対象とする菌類はMRSAばかりでは
なく、黄色ブドウ球菌等のグラム陽性菌;大腸菌、緑膿
菌等のグラム陰性菌;黒黴等の黴類といった細菌類、黴
菌類や酵母菌類等広範囲にわたる菌類にも適用できる。
【0028】また、抗菌性能を付与する対象被洗物は病
院リネンサプライにおける寝具類ばかりではなく、一般
的な衣類やおしぼりリネンサプライ、おむつリネンサプ
ライ、ホテルリネンサプライ等における被洗物にも適用
できる。
【0029】更に、洗濯の最終濯ぎ工程終了後に抗菌剤
処理する際に、目的に応じて一般的な柔軟剤や糊剤等の
各種仕上げ剤を併用して同浴中で抗菌性能付与と同時に
各種仕上げ性能付与することもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、病院リネンサプライに
おける寝具類の洗濯において、最終濯ぎ工程終了後に、
カチオン界面活性剤系抗菌剤とキレート剤とを含有する
抗菌剤組成物で処理することにより、低コストで確実に
MRSAに対して優れた抗菌性能が付与された寝具類を
提供することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。尚、例中の%は特記しない限り重量%である。
【0032】実施例1 表1に示す組成を有する各種抗菌剤組成物を調製し、下
記の抗菌性能評価方法によりそれぞれの繊維に対する抗
菌性能をハロー試験に従って評価した。その結果を表1
に示した。
【0033】<抗菌性能評価方法> (1)抗菌剤処理 木綿ブロード(原反、未染着布)を10cm×24cmの布片に
裁断し、これを抗菌剤処理布として用いた。表1に示し
た組成の抗菌剤組成物(0.25g)を水道水(100ml) に溶
かした水溶液に処理布約10枚(25g;浴比=1/4)を
室温で10分間浸漬処理した(処理布重量に対するベンザ
ルコニウム塩濃度= 0.1重量%owf)。次いで1分間遠心
脱水した後、 140℃で30秒間プレス乾燥した処理布をハ
ロー試験の供試試料とした。
【0034】(2)ハロー試験(抗菌性能評価) 抗菌剤処理した布からそれぞれ20mm×20mmの布片を裁断
し、これらを供試試料とした。供試試料を、MRSAを
植種したSCD寒天培地(日本製薬株式会社製、9cm
φ)上に置き、35℃で24時間、菌の培養を行い、試料周
辺の菌の生育の有無により、すなわち試料周辺に形成さ
れるハロー幅(mm数)で抗菌性能を評価した(図1参
照)。ハロー幅の数値の大きい方が抗菌性能が大である
ことを意味すし、抗菌剤未処理の布(ブランク)の場合
は0である。
【0035】
【表1】
【0036】実施例2 表1に示す本発明品1の抗菌組成物を使用して、下記の
抗菌性能評価方法により抗菌剤処理した寝具類について
抗菌性能を評価した。抗菌性能の評価としてMRSAの
菌数測定の結果を表2に、抗菌性能の持続性評価として
ハロー試験の結果を表3に示した。
【0037】<抗菌性能評価方法> (1)抗菌剤処理 病院リネンサプライヤーにて、バッチ式洗濯機を用い
て、実際に使用しているピロケース(45cm×70cmの袋状
の木綿製枕カバー) を処理対象寝具として、洗濯の一連
の処理工程の中で最終濯ぎ工程終了後に続いて抗菌剤処
理を行った。すなわち、被洗物のピロケース(50kg)に対
して水道水(200リットル;浴比=1/4)と本発明品1
の抗菌剤組成物(0.5kg) を添加し、室温で10分間攪拌処
理した(ピロケース重量に対するベンザルコニウム塩濃
度= 0.1重量%owf)。次いで、排水し、10分間遠心脱水
した後、 120℃で15分間タンブラー乾燥し、次いで 170
℃でロールプレス(処理速度=10m/min)したピロケース
を病院での実使用試験の供試試料とした。
【0038】(2)病院での実使用試験 抗菌剤未処理のピロケース(現行品)と抗菌剤処理した
ピロケースについて、実際に病院にて使用前(洗濯直
後)と1週間使用後(洗濯前)で、MRSAの菌数測定
及びハロー試験を行い、抗菌性能とその持続性を評価し
た。また、MRSAに感染した患者10人に対して抗菌剤
未処理のピロケース(現行品)と抗菌剤処理したピロケ
ースを1週間ずつ交互に使用し、この実使用試験を3サ
イクル(6週間)繰り返して実施した。
【0039】(3)MRSAの菌数測定(抗菌性能の評
価) 1枚のピロケース(45cm×70cmの袋状の木綿製枕カバ
ー) の表面及び裏面をそれぞれ10cm×10cmの12画分の布
片に裁断し、1枚のピロケースにつき総計24画分の布片
を1セットとして検体試料とした。オキサシリン(50pp
m)を含むマンニット食塩寒天培地(栄研化学株式会社
製、12cm×12cm) に、上記検体試料(10cm×10cm) を貼
付後、滅菌水1mlを噴霧し、10分間湿潤接触した後、検
体試料を取り除いて35℃で2日間培養後、発生するコロ
ニーの数からMRSAの菌数を測定した。1枚のピロケ
ースにつき24画分の布片検体試料のMRSAの菌数を測
定し、その平均値をピロケース100cm2当たりのMRSA
の菌数(個/100cm2) とした。更に、MRSAに感染し
た患者10人に使用したピロケース10枚について前記MR
SAの菌数を求めその平均値で評価した。尚、抗菌剤未
処理のピロケース(現行品)と抗菌剤処理したピロケー
スについて、病院での使用前(洗濯直後)においては、
いずれもMRSAの菌数は0であった。
【0040】(4)ハロー試験(抗菌性能の持続性評
価) 抗菌剤処理した1枚のピロケースからそれぞれ20mm×20
mmの布片を裁断し、これらを供試試料とした。供試試料
を、MRSAを植種したSCD寒天培地(日本製薬株式
会社製、9cmφ)上に置き、35℃で24時間、菌の培養を
行い、試料周辺の菌の生育の有無により、すなわち試料
周辺に形成されるハロー幅(mm数)で抗菌性能を評価し
た(図1参照)。ハロー幅の数値の大きい方が抗菌性能
が大であることを意味し、抗菌剤未処理のピロケース
(ブランク)の場合は0である。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において抗菌性能又は抗菌性能の持続性
評価に用いたハロー試験のハロー幅を示す図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維製品の洗濯において、最終濯ぎ工程
    終了後に、(a)カチオン界面活性剤系抗菌剤と(b)
    キレート剤とを含有する抗菌剤組成物を(a)成分の濃
    度として被処理繊維製品に対して 0.005〜0.5 重量%ow
    f で処理することを特徴とする繊維製品の抗菌性能付与
    方法。
  2. 【請求項2】 (a)カチオン界面活性剤系抗菌剤が、
    下記の一般式(I)で表されるアルキルジメチルベンジ
    ルアンモニウム塩である請求項1記載の繊維製品の抗菌
    性能付与方法。 【化1】 (式中、R1は炭素数12〜14の直鎖又は分岐鎖のアルキル
    基を、 X- は陰イオンを表す。)
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、 X- がハロゲン
    イオン又はモノヘキサデシルリン酸エステルイオンであ
    る請求項2記載の繊維製品の抗菌性能付与方法。
  4. 【請求項4】 (b)キレート剤が、エチレンジアミン
    四酢酸、クエン酸、コハク酸又はそのNa、Kもしくは
    NH4 塩である請求項1〜3のいずれか1項に記載の繊
    維製品の抗菌性能付与方法。
  5. 【請求項5】 抗菌剤組成物中の(a)成分と(b)成
    分との配合割合が、モル比で(b)/(a)= 0.5〜5
    である請求項1〜4のいずれか1項に記載の繊維製品の
    抗菌性能付与方法。
  6. 【請求項6】 抗菌剤組成物中の(a)成分の配合割合
    が 0.1〜40重量%である請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の繊維製品の抗菌性能付与方法。
  7. 【請求項7】 抗菌剤組成物のpHが6〜8である請求
    項1〜6のいずれか1項に記載の繊維製品の抗菌性能付
    与方法。
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