JPH10168612A - 上 衣 - Google Patents
上 衣Info
- Publication number
- JPH10168612A JPH10168612A JP31804896A JP31804896A JPH10168612A JP H10168612 A JPH10168612 A JP H10168612A JP 31804896 A JP31804896 A JP 31804896A JP 31804896 A JP31804896 A JP 31804896A JP H10168612 A JPH10168612 A JP H10168612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slack
- upper body
- slack portion
- backpack
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Outer Garments And Coats (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 普通のジャンパーのような上衣としての使用
状態と、背負式荷物収納具３を背負った状態で着用でき
るポンチョのような上衣としての使用状態とを係止機構
５により切り替えして使用することができる実用性に秀
れたジャンパー上衣を提供すること。 【解決手段】 上衣体１の背部に外側へ膨出することを
可能にする弛み部２を設け、この弛み部２の内側に着用
者ａが背負ったリュックサックやランドセルなどの背負
式荷物収納具３が収納される収納余裕部４を形成し、こ
の弛み部２を上衣体１外表面と略面一状態に折り畳み可
能に形成し、この弛み部２の折り畳み状態を係止保持せ
しめる係止機構５を上衣体１の背部に設けたジャンパー
上衣。
状態と、背負式荷物収納具３を背負った状態で着用でき
るポンチョのような上衣としての使用状態とを係止機構
５により切り替えして使用することができる実用性に秀
れたジャンパー上衣を提供すること。 【解決手段】 上衣体１の背部に外側へ膨出することを
可能にする弛み部２を設け、この弛み部２の内側に着用
者ａが背負ったリュックサックやランドセルなどの背負
式荷物収納具３が収納される収納余裕部４を形成し、こ
の弛み部２を上衣体１外表面と略面一状態に折り畳み可
能に形成し、この弛み部２の折り畳み状態を係止保持せ
しめる係止機構５を上衣体１の背部に設けたジャンパー
上衣。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャンパーなどの
上衣に関するものである。
上衣に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】登山や
スキーなどのスポーツをする場合に限らず、最近は町中
を出歩く際にもリュックサックを背負っている人が増え
てきている。
スキーなどのスポーツをする場合に限らず、最近は町中
を出歩く際にもリュックサックを背負っている人が増え
てきている。
【０００３】また、普通は着用したジャンパーなどの上
衣の上からリュックサックを背負うようにするが、例え
ば雨や雪などの悪天候の際には、リュックサックが濡れ
て中に収納した荷物も濡れてしまうことがあるので、こ
れを防止するためリュックサックを背負った上からジャ
ンパー上衣を着用したい場合がある。
衣の上からリュックサックを背負うようにするが、例え
ば雨や雪などの悪天候の際には、リュックサックが濡れ
て中に収納した荷物も濡れてしまうことがあるので、こ
れを防止するためリュックサックを背負った上からジャ
ンパー上衣を着用したい場合がある。
【０００４】しかしながら、このようにリュックサック
を背負った上からジャンパー上衣を着用するようにする
と、このジャンパー上衣がつっぱって身動きしにくくな
ってしまったり、また、ものによっては伸縮性があまり
なくジャンパー上衣の中にリュックサックを背負えない
ものもあるため、なかなかできない。
を背負った上からジャンパー上衣を着用するようにする
と、このジャンパー上衣がつっぱって身動きしにくくな
ってしまったり、また、ものによっては伸縮性があまり
なくジャンパー上衣の中にリュックサックを背負えない
ものもあるため、なかなかできない。
【０００５】一方、出願人は、裾が広がったポンチョの
ような上衣であれば、この上衣内に余裕が多くあり、上
衣内にリュックサックを背負ってもつっぱることなく非
常に背負い易いことに着目し、このポンチョのように上
衣内に背負式荷物収納具を背負い易い状態にでき、また
ジャンパー上衣のようにしても使用できるようにすれ
ば、秀れた実用性を発揮するのではないかと着眼して本
発明を完成させた。
ような上衣であれば、この上衣内に余裕が多くあり、上
衣内にリュックサックを背負ってもつっぱることなく非
常に背負い易いことに着目し、このポンチョのように上
衣内に背負式荷物収納具を背負い易い状態にでき、また
ジャンパー上衣のようにしても使用できるようにすれ
ば、秀れた実用性を発揮するのではないかと着眼して本
発明を完成させた。
【０００６】即ち、本発明は、上衣体の背部に外側に弛
む弛み部を設けてこの弛み部を弛ませた上衣内に背負式
荷物収納具を背負い易いポンチョのような上衣としての
使用状態と、弛み部を折り畳んだジャンパーのような上
衣としての使用状態とを適宜切り替えできるように構成
し、また、この使用状態の切り替え操作も非常に簡単に
行える画期的な上衣を提供するものである。
む弛み部を設けてこの弛み部を弛ませた上衣内に背負式
荷物収納具を背負い易いポンチョのような上衣としての
使用状態と、弛み部を折り畳んだジャンパーのような上
衣としての使用状態とを適宜切り替えできるように構成
し、また、この使用状態の切り替え操作も非常に簡単に
行える画期的な上衣を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００８】上衣体１の背部に外側へ膨出することを可
能にする弛み部２を設け、この弛み部２の内側に着用者
ａが背負ったリュックサックやランドセルなどの背負式
荷物収納具３が収納される収納余裕部４を形成し、この
弛み部２を上衣体１外表面と略面一状態に折り畳み可能
に形成し、この弛み部２の折り畳み状態を係止保持せし
める係止機構５を上衣体１の背部に設けたことを特徴と
する上衣に係るものである。
能にする弛み部２を設け、この弛み部２の内側に着用者
ａが背負ったリュックサックやランドセルなどの背負式
荷物収納具３が収納される収納余裕部４を形成し、この
弛み部２を上衣体１外表面と略面一状態に折り畳み可能
に形成し、この弛み部２の折り畳み状態を係止保持せし
める係止機構５を上衣体１の背部に設けたことを特徴と
する上衣に係るものである。
【０００９】また、上衣体１の背部側部若しくは左右両
側に縦長に折り返し状態の弛み部２を設け、この弛み部
２の切縁２'と上衣体１外表面とを前記係止機構５を介
して連設し得るように構成し、この係止機構５を解除し
て弛み部２を外側へ膨出可能とすることによりこの弛み
部２の内側に着用者ａが背負ったリュックサックやラン
ドセルなどの背負式荷物収納具３を収納できる収納余裕
部４が形成されるように構成したことを特徴とする請求
項１記載の上衣に係るものである。
側に縦長に折り返し状態の弛み部２を設け、この弛み部
２の切縁２'と上衣体１外表面とを前記係止機構５を介
して連設し得るように構成し、この係止機構５を解除し
て弛み部２を外側へ膨出可能とすることによりこの弛み
部２の内側に着用者ａが背負ったリュックサックやラン
ドセルなどの背負式荷物収納具３を収納できる収納余裕
部４が形成されるように構成したことを特徴とする請求
項１記載の上衣に係るものである。
【００１０】また、上衣体１の背部の左右両側部に縦長
に折り返し状態の弛み部２を設け、この左右の弛み部２
の切縁２'と上衣体１の左右両側の外表面とを前記係止
機構５を介して連設し得るように構成し、この各係止機
構５を解除して夫々の弛み部２を外側へ膨出可能とする
ことによりこの上衣体１背部の中央部の内側に着用者ａ
が背負ったリュックサックやランドセルなどの背負式荷
物収納具３を収納できる収納余裕部４が形成され、且つ
弛み部２を上衣体１外表面と略面一状態に折り畳んで係
止機構５によりこの折り畳み状態を保持することにより
前記収納余裕部４が失われるか若しくは減縮されるよう
に構成したことを特徴とする請求項１，２のいずれか１
項に記載の上衣に係るものである。
に折り返し状態の弛み部２を設け、この左右の弛み部２
の切縁２'と上衣体１の左右両側の外表面とを前記係止
機構５を介して連設し得るように構成し、この各係止機
構５を解除して夫々の弛み部２を外側へ膨出可能とする
ことによりこの上衣体１背部の中央部の内側に着用者ａ
が背負ったリュックサックやランドセルなどの背負式荷
物収納具３を収納できる収納余裕部４が形成され、且つ
弛み部２を上衣体１外表面と略面一状態に折り畳んで係
止機構５によりこの折り畳み状態を保持することにより
前記収納余裕部４が失われるか若しくは減縮されるよう
に構成したことを特徴とする請求項１，２のいずれか１
項に記載の上衣に係るものである。
【００１１】また、弛み部２の縦長の切縁２'にファス
ナー６を付設して係止機構５を設けたことを特徴とする
請求項１〜３のいずれか１項に記載の上衣に係るもので
ある。
ナー６を付設して係止機構５を設けたことを特徴とする
請求項１〜３のいずれか１項に記載の上衣に係るもので
ある。
【００１２】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【００１３】係止機構５を解除し弛み部２を上衣体１の
背部外側へ膨出可能な状態としてこの弛み部２を外側に
膨出させると、弛み部２の内側に収納余裕部４が形成さ
れ、着用者ａがリュックサックやランドセルなどの背負
式荷物収納具３を背負っている場合にはこの収納余裕部
４に背負式荷物収納具３が収納されるから、上衣体１が
着用時につっぱって身動きしずらくなったりすることも
なく、上衣体１内に背負式荷物収納具３を背負い易くな
る。
背部外側へ膨出可能な状態としてこの弛み部２を外側に
膨出させると、弛み部２の内側に収納余裕部４が形成さ
れ、着用者ａがリュックサックやランドセルなどの背負
式荷物収納具３を背負っている場合にはこの収納余裕部
４に背負式荷物収納具３が収納されるから、上衣体１が
着用時につっぱって身動きしずらくなったりすることも
なく、上衣体１内に背負式荷物収納具３を背負い易くな
る。
【００１４】また、弛み部２を上衣体１外表面と略面一
状態に折り畳み、この折り畳み状態を係止機構５により
係止保持することで、図３，図４に示すように外観上ジ
ャンパーのような上衣と変わりのない状態とすることが
できる。
状態に折り畳み、この折り畳み状態を係止機構５により
係止保持することで、図３，図４に示すように外観上ジ
ャンパーのような上衣と変わりのない状態とすることが
できる。
【００１５】即ち、普通のジャンパーのような上衣とし
ての使用状態と、背負式荷物収納具３を背負った状態で
着用し易いポンチョのような上衣としての使用状態とを
係止機構５により切り替えして使用することができるこ
ととなる。
ての使用状態と、背負式荷物収納具３を背負った状態で
着用し易いポンチョのような上衣としての使用状態とを
係止機構５により切り替えして使用することができるこ
ととなる。
【００１６】また、請求項２記載の発明においては、上
衣体１の背部側部若しくは左右両側に縦長に折り返し状
態の弛み部２を設けているから、この縦長の弛み部２の
内側に背負式荷物収納具３を収納するのに十分な収納余
裕部４が形成されることとなる。
衣体１の背部側部若しくは左右両側に縦長に折り返し状
態の弛み部２を設けているから、この縦長の弛み部２の
内側に背負式荷物収納具３を収納するのに十分な収納余
裕部４が形成されることとなる。
【００１７】また、請求項３記載の発明においては、上
衣体１の背部の左右両端部に縦長に折り返し状態の弛み
部２を設けてこの上衣体１背部の中央部の内側に収納余
裕部４が形成されるように構成しているから、この背部
中央部の収納余裕部４に、着用者ａが背負った際に背部
中央部に位置する背負式荷物収納具３が良好に収納され
ることとなる。
衣体１の背部の左右両端部に縦長に折り返し状態の弛み
部２を設けてこの上衣体１背部の中央部の内側に収納余
裕部４が形成されるように構成しているから、この背部
中央部の収納余裕部４に、着用者ａが背負った際に背部
中央部に位置する背負式荷物収納具３が良好に収納され
ることとなる。
【００１８】また、請求項４記載の発明においては、弛
み部２の縦長の切縁２'にファスナー６を付設して係止
機構５を設けているから、このファスナー６の開閉によ
り容易に係止機構５の係止・解除操作を行うことがで
き、また、部品コストも掛からないから安価な製品を提
供できることとなる。
み部２の縦長の切縁２'にファスナー６を付設して係止
機構５を設けているから、このファスナー６の開閉によ
り容易に係止機構５の係止・解除操作を行うことがで
き、また、部品コストも掛からないから安価な製品を提
供できることとなる。
【００１９】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【００２０】上衣体１の背部に外側へ膨出することを可
能にする弛み部２を設け、この弛み部２の内側に着用者
ａが背負ったリュックサックやランドセルなどの背負式
荷物収納具３が収納される収納余裕部４を形成してい
る。
能にする弛み部２を設け、この弛み部２の内側に着用者
ａが背負ったリュックサックやランドセルなどの背負式
荷物収納具３が収納される収納余裕部４を形成してい
る。
【００２１】弛み部２は、上衣体１の背部中央部の肩部
から裾部にかけての所定範囲に縦長方形状の切欠部を形
成し、この方形切欠部の上部外側に方形切欠部よりも広
い上下左右幅を有する方形状の弛み部材２ａを縫着して
下方に垂下させ、この弛み部材２ａの左右の切縁２'
と，前記方形切欠部の左右端縁との間に夫々同寸の連設
部材２ｂを介在しこの連設部材２ｂの前後端部を逢着し
て構成しているもので、この左右両側の連設部材２ｂを
介して弛み部材２ａを外側へ突出することにより弛み部
２を外側へ膨出可能としている。また、図面では、弛み
部２が図３に示すように上面部が後方へ傾斜した傾斜面
となる略方形型に突出するように連設部材２ｂの形状を
形成して構成している。従って、このように上衣体１の
背部の真後ろに左右均等の突出度で形良く略方形状の弛
み部２が膨出するため、この弛み部２膨出時には上衣体
１が裾の広がったポンチョのような上衣形状に見え、体
裁良好となる。
から裾部にかけての所定範囲に縦長方形状の切欠部を形
成し、この方形切欠部の上部外側に方形切欠部よりも広
い上下左右幅を有する方形状の弛み部材２ａを縫着して
下方に垂下させ、この弛み部材２ａの左右の切縁２'
と，前記方形切欠部の左右端縁との間に夫々同寸の連設
部材２ｂを介在しこの連設部材２ｂの前後端部を逢着し
て構成しているもので、この左右両側の連設部材２ｂを
介して弛み部材２ａを外側へ突出することにより弛み部
２を外側へ膨出可能としている。また、図面では、弛み
部２が図３に示すように上面部が後方へ傾斜した傾斜面
となる略方形型に突出するように連設部材２ｂの形状を
形成して構成している。従って、このように上衣体１の
背部の真後ろに左右均等の突出度で形良く略方形状の弛
み部２が膨出するため、この弛み部２膨出時には上衣体
１が裾の広がったポンチョのような上衣形状に見え、体
裁良好となる。
【００２２】尚、収納余裕部４の大きさは適宜設計変更
可能な事項であって、この収納余裕部４の大きさの設定
により前記上衣体１の背部に形成する切欠部の大きさも
前記連設部材２ｂの前後長さ幅も前記弛み部材２ａの大
きさも決まるものであるが、少なくともこの収納余裕部
４内に背負式荷物収納具３が収納されている際に着用者
ａが身動きしずらくなることがないように前記各部を設
定構成する。
可能な事項であって、この収納余裕部４の大きさの設定
により前記上衣体１の背部に形成する切欠部の大きさも
前記連設部材２ｂの前後長さ幅も前記弛み部材２ａの大
きさも決まるものであるが、少なくともこの収納余裕部
４内に背負式荷物収納具３が収納されている際に着用者
ａが身動きしずらくなることがないように前記各部を設
定構成する。
【００２３】また、図１，図２に示すようにこの左右の
切縁２'と上衣体１外表面との連設部材２ｂの前後方向
の中間部に夫々縦長の折り返し縁７を形成し、この各折
り返し縁７に沿って各連設部材２ｂを内側に折り込みし
得るように構成し、これにより弛み部２を上衣体１外表
面と略面一状態に折り畳み可能に形成している。
切縁２'と上衣体１外表面との連設部材２ｂの前後方向
の中間部に夫々縦長の折り返し縁７を形成し、この各折
り返し縁７に沿って各連設部材２ｂを内側に折り込みし
得るように構成し、これにより弛み部２を上衣体１外表
面と略面一状態に折り畳み可能に形成している。
【００２４】従って、この左右の折り返し縦縁７を内側
に折り込んで連設部材２ｂを折り畳むことで前記収納余
裕部４が失われるように構成している。このように折り
返し縁７を形成しているから、弛み部２を折り畳みし易
くなる。また、連設部材２ｂを内側へ折り込みし得る構
成としているから、折り畳み時にこの連設部材２ｂが見
えず体裁良好となる。
に折り込んで連設部材２ｂを折り畳むことで前記収納余
裕部４が失われるように構成している。このように折り
返し縁７を形成しているから、弛み部２を折り畳みし易
くなる。また、連設部材２ｂを内側へ折り込みし得る構
成としているから、折り畳み時にこの連設部材２ｂが見
えず体裁良好となる。
【００２５】尚、折り返し縁７を設けて各連設部材２ｂ
が折り畳まれるようにせずとも、単に各連設部材２ｂを
内側に配して、左右の切縁２'を上衣体１背部左右の外
表面に重合状態させる構成としても良い。
が折り畳まれるようにせずとも、単に各連設部材２ｂを
内側に配して、左右の切縁２'を上衣体１背部左右の外
表面に重合状態させる構成としても良い。
【００２６】また、各連設部材２ｂを折り畳んだ際に、
前記したように弛み部材２ａを切欠部よりも広い左右幅
を有するように設定しているから、この弛み部材２ａの
切縁２'に連設する連設部材２ｂの外側縁は、前記切欠
部の左右縁に隣接する上衣体１背部左右の外表面に重合
するが、本実施例では、この重合部位に弛み部２の折り
畳み状態を係止保持せしめる係止機構５を設けている。
前記したように弛み部材２ａを切欠部よりも広い左右幅
を有するように設定しているから、この弛み部材２ａの
切縁２'に連設する連設部材２ｂの外側縁は、前記切欠
部の左右縁に隣接する上衣体１背部左右の外表面に重合
するが、本実施例では、この重合部位に弛み部２の折り
畳み状態を係止保持せしめる係止機構５を設けている。
【００２７】係止機構５は、図１に示すように前記各連
設部材２ｂの外側端縁よりやや内側の位置と，この外側
端縁が折り重なる上衣体１背部左右の外表面位置とにフ
ァスナー６を付設して構成している。
設部材２ｂの外側端縁よりやや内側の位置と，この外側
端縁が折り重なる上衣体１背部左右の外表面位置とにフ
ァスナー６を付設して構成している。
【００２８】従って、前記折り返し縁７に沿って連設部
材２ｂを内側に折り返して弛み部２の外表面と上衣体１
背部の外表面とを略面一状態にし、この際ファスナー６
を閉めることにより弛み部２が折り畳み状態に保持さ
れ、逆にファスナー６を開けて連設部材２ｂを折り起こ
し、弛み部２を外側に膨出させることによりこの弛み部
２の内側に前記収納余裕部４が形成されるように構成し
ている。
材２ｂを内側に折り返して弛み部２の外表面と上衣体１
背部の外表面とを略面一状態にし、この際ファスナー６
を閉めることにより弛み部２が折り畳み状態に保持さ
れ、逆にファスナー６を開けて連設部材２ｂを折り起こ
し、弛み部２を外側に膨出させることによりこの弛み部
２の内側に前記収納余裕部４が形成されるように構成し
ている。
【００２９】このように連設部材２ｂを内側に折り込ん
だ際の連設部材２ｂの外側縁寄りの位置と、この外側縁
が重合する上衣体１背部左右の外表面位置とにファスナ
ー６を付設して係止機構５を構成しているから、このフ
ァスナー６を閉めて弛み部２を折り畳んだ状態とした際
には、図３，図４に示すように弛み部２の左右の切縁
２'部位にファスナー６が隠蔽されて後方から見えず、
ジャンパーのような体裁にできることとなる。
だ際の連設部材２ｂの外側縁寄りの位置と、この外側縁
が重合する上衣体１背部左右の外表面位置とにファスナ
ー６を付設して係止機構５を構成しているから、このフ
ァスナー６を閉めて弛み部２を折り畳んだ状態とした際
には、図３，図４に示すように弛み部２の左右の切縁
２'部位にファスナー６が隠蔽されて後方から見えず、
ジャンパーのような体裁にできることとなる。
【００３０】従って、本実施例では、係止機構５を解除
し弛み部２を上衣体１の背部外側へ膨出可能な状態とし
てこの弛み部２を外側に膨出させると、弛み部２の内側
に収納余裕部４が形成されるから、着用者ａが背負った
リュックサックやランドセルなどの背負式荷物収納具３
をこの収納余裕部４に収納して上衣体１を着用すれば、
着用時に上衣体１がつっぱって身動きしずらくなったり
することもなく、上衣体１内に背負式収納具３を背負い
易くなる。
し弛み部２を上衣体１の背部外側へ膨出可能な状態とし
てこの弛み部２を外側に膨出させると、弛み部２の内側
に収納余裕部４が形成されるから、着用者ａが背負った
リュックサックやランドセルなどの背負式荷物収納具３
をこの収納余裕部４に収納して上衣体１を着用すれば、
着用時に上衣体１がつっぱって身動きしずらくなったり
することもなく、上衣体１内に背負式収納具３を背負い
易くなる。
【００３１】よって、上衣体１内に背負式収納具３を背
負い易いから、雨や雪などの悪天候の際に背負い式荷物
収納具３を背負って上衣体１を着用すれば、この雨や雪
などによって背負式荷物収納具３やこの背負式荷物収納
具３内に収納した荷物が濡れることを防止できる。
負い易いから、雨や雪などの悪天候の際に背負い式荷物
収納具３を背負って上衣体１を着用すれば、この雨や雪
などによって背負式荷物収納具３やこの背負式荷物収納
具３内に収納した荷物が濡れることを防止できる。
【００３２】図中符号８はフードである。
【００３３】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、係
止機構を解除し弛み部を上衣体の背部外側へ膨出可能な
状態としてこの弛み部を外側に膨出させると、弛み部の
内側に収納余裕部が形成され、着用者がリュックサック
やランドセルなどの背負式荷物収納具を背負っている場
合にはこの収納余裕部に背負式荷物収納具が収納される
から、上衣体が着用時につっぱって身動きしずらくなっ
たりすることもなく、上衣体内に背負式荷物収納具を背
負い易くなり、また、弛み部を上衣体外表面と略面一状
態に折り畳み、この折り畳み状態を係止機構により係止
保持することで、外観上普通のジャンパーのような状態
とすることができる。
止機構を解除し弛み部を上衣体の背部外側へ膨出可能な
状態としてこの弛み部を外側に膨出させると、弛み部の
内側に収納余裕部が形成され、着用者がリュックサック
やランドセルなどの背負式荷物収納具を背負っている場
合にはこの収納余裕部に背負式荷物収納具が収納される
から、上衣体が着用時につっぱって身動きしずらくなっ
たりすることもなく、上衣体内に背負式荷物収納具を背
負い易くなり、また、弛み部を上衣体外表面と略面一状
態に折り畳み、この折り畳み状態を係止機構により係止
保持することで、外観上普通のジャンパーのような状態
とすることができる。
【００３４】即ち、普通のジャンパーのような上衣とし
ての使用状態と、背負式荷物収納具を背負った状態で着
用できるポンチョのような上衣としての使用状態とを係
止機構により切り替えして使用することができる実用性
に秀れた画期的な上衣となる。
ての使用状態と、背負式荷物収納具を背負った状態で着
用できるポンチョのような上衣としての使用状態とを係
止機構により切り替えして使用することができる実用性
に秀れた画期的な上衣となる。
【００３５】また、請求項２記載の発明においては、上
衣体の背部側部若しくは左右両側に縦長に折り返し状態
の弛み部を設けているから、この縦長の弛み部の内側に
背負式荷物収納具を収納するのに十分な収納余裕部が形
成されることとなる秀れた構造の上衣となる。
衣体の背部側部若しくは左右両側に縦長に折り返し状態
の弛み部を設けているから、この縦長の弛み部の内側に
背負式荷物収納具を収納するのに十分な収納余裕部が形
成されることとなる秀れた構造の上衣となる。
【００３６】また、請求項３記載の発明においては、上
衣体の背部の左右両端部に縦長に折り返し状態の弛み部
を設けてこの上衣体背部の中央部の内側に収納余裕部が
形成されるように構成しているから、この背部中央部の
収納余裕部に、着用者が背負った際に背部中央部に位置
する背負式荷物収納具が良好に収納されることとなる。
衣体の背部の左右両端部に縦長に折り返し状態の弛み部
を設けてこの上衣体背部の中央部の内側に収納余裕部が
形成されるように構成しているから、この背部中央部の
収納余裕部に、着用者が背負った際に背部中央部に位置
する背負式荷物収納具が良好に収納されることとなる。
【００３７】また、請求項４記載の発明においては、弛
み部の縦長の切縁にファスナーを付設して係止機構を設
けているから、このファスナーの開閉により容易に係止
機構の係止・解除操作を行うことができ、また、部品コ
ストも掛からないから安価な製品を提供できることとな
る秀れた構造の上衣となる。
み部の縦長の切縁にファスナーを付設して係止機構を設
けているから、このファスナーの開閉により容易に係止
機構の係止・解除操作を行うことができ、また、部品コ
ストも掛からないから安価な製品を提供できることとな
る秀れた構造の上衣となる。
【図１】本実施例の片側の係止機構を解除した状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】本実施例の使用状態における弛み部を外側へ膨
出させた状態を示す斜視図である。
出させた状態を示す斜視図である。
【図３】本実施例の使用状態における弛み部を折り畳ん
だ状態を示す背面図である。
だ状態を示す背面図である。
【図４】図３の斜視図である。
１ 上衣体 ２ 弛み部 ２' 切縁 ３ 背負式荷物収納具 ４ 収納余裕部 ５ 係止機構 ６ ファスナー ａ 着用者
Claims (4)
- 【請求項１】 上衣体の背部に外側へ膨出することを可
能にする弛み部を設け、この弛み部の内側に着用者が背
負ったリュックサックやランドセルなどの背負式荷物収
納具が収納される収納余裕部を形成し、この弛み部を上
衣体外表面と略面一状態に折り畳み可能に形成し、この
弛み部の折り畳み状態を係止保持せしめる係止機構を上
衣体の背部に設けたことを特徴とする上衣。 - 【請求項２】 上衣体の背部側部若しくは左右両側に縦
長に折り返し状態の弛み部を設け、この弛み部の切縁と
上衣体外表面とを前記係止機構を介して連設し得るよう
に構成し、この係止機構を解除して弛み部を外側へ膨出
可能とすることによりこの弛み部の内側に着用者が背負
ったリュックサックやランドセルなどの背負式荷物収納
具を収納できる収納余裕部が形成されるように構成した
ことを特徴とする請求項１記載の上衣。 - 【請求項３】 上衣体の背部の左右両側部に縦長に折り
返し状態の弛み部を設け、この左右の弛み部の切縁と上
衣体の左右両側の外表面とを前記係止機構を介して連設
し得るように構成し、この各係止機構を解除して夫々の
弛み部を外側へ膨出可能とすることによりこの上衣体背
部の中央部の内側に着用者が背負ったリュックサックや
ランドセルなどの背負式荷物収納具を収納できる収納余
裕部が形成され、且つ弛み部を上衣体外表面と略面一状
態に折り畳んで係止機構によりこの折り畳み状態を保持
することにより前記収納余裕部が失われるか若しくは減
縮されるように構成したことを特徴とする請求項１，２
のいずれか１項に記載の上衣。 - 【請求項４】 弛み部の縦長の切縁にファスナーを付設
して係止機構を設けたことを特徴とする請求項１〜３の
いずれか１項に記載の上衣。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31804896A JPH10168612A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 上 衣 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31804896A JPH10168612A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 上 衣 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168612A true JPH10168612A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18094916
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31804896A Pending JPH10168612A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 上 衣 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10168612A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999016324A1 (en) * | 1997-09-30 | 1999-04-08 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Expandable backpack for encapsulated chemical protection suit |
| GB2484399A (en) * | 2010-10-05 | 2012-04-11 | Morag Fiona Hutcheon | Vests for accommodating rucksacks |
| GB2496517A (en) * | 2011-11-11 | 2013-05-15 | Ammastar Ltd | Expandable garment |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP31804896A patent/JPH10168612A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999016324A1 (en) * | 1997-09-30 | 1999-04-08 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Expandable backpack for encapsulated chemical protection suit |
| US6088833A (en) * | 1997-09-30 | 2000-07-18 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Expandable backpack for encapsulated chemical protection suit |
| GB2484399A (en) * | 2010-10-05 | 2012-04-11 | Morag Fiona Hutcheon | Vests for accommodating rucksacks |
| GB2484399B (en) * | 2010-10-05 | 2014-02-26 | Morag Fiona Hutcheon | Improved jacket |
| GB2496517A (en) * | 2011-11-11 | 2013-05-15 | Ammastar Ltd | Expandable garment |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5860164A (en) | Four-in-one jacket | |
| US5850634A (en) | Upper body clothing article convertible into a carrying article | |
| US7721778B2 (en) | Convertible laptop bag | |
| US20200107594A1 (en) | Packable Garment Convertible to a Carry-On Bag | |
| US20060207697A1 (en) | Configurable travel accessory | |
| US6959806B2 (en) | Jewelry case | |
| JPH0364502A (ja) | 外套付き衣服 | |
| WO1999017627A1 (en) | Foldable hat with storage pocket | |
| US6971566B1 (en) | Carry bag | |
| US10758029B1 (en) | Backpack with two attached hoods | |
| US20180295960A1 (en) | Handbag with detachable and interchangeable covers | |
| NZ525449A (en) | Novelty cap having fan-like structure | |
| USD441191S1 (en) | Winged laptop bag | |
| US20130318711A1 (en) | Stadium blanket with accessories kit | |
| JPH10168612A (ja) | 上 衣 | |
| EP0228767A2 (en) | Bag and cape combination | |
| US20020029832A1 (en) | Stadium bag | |
| JP2002325615A (ja) | 鞄 | |
| JP2021112450A (ja) | バッグ | |
| JPH09206117A (ja) | 収納ケース付きバッグ類 | |
| KR20200033357A (ko) | 보조수납부가 구비된 배낭 | |
| JP3246200U (ja) | スイッチングバッグ | |
| JP3200681U (ja) | ランドセル用サブバッグ | |
| JPH10192028A (ja) | 鞄 | |
| JP2002030511A (ja) | 衣 服 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060426 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060501 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060630 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070604 |