JPH10168252A - シュリンク包装用フィルム - Google Patents
シュリンク包装用フィルムInfo
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- JPH10168252A JPH10168252A JP33380796A JP33380796A JPH10168252A JP H10168252 A JPH10168252 A JP H10168252A JP 33380796 A JP33380796 A JP 33380796A JP 33380796 A JP33380796 A JP 33380796A JP H10168252 A JPH10168252 A JP H10168252A
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
0℃でのキシレン可溶分が10重量%以下である結晶性
ポリプロピレン樹脂と、50℃での静摩擦係数が1.5
以下である酸化防止剤と、平均粒子径1〜10μmのア
ンチブロッキング剤と、炭素原子数22〜26の脂肪酸
アミドからなるスリップ剤と、脂肪酸金属塩および/ま
たは合成ハイドロタルサイトとを含有する樹脂組成物か
ら形成された二軸延伸フィルムからなる。該二軸延伸フ
ィルムは、ヘイズが5%以下であり、50℃で測定され
た静摩擦係数が1.5以下である。 【効果】上記シュリンク包装用フィルムは、滑り性と透
明性に優れ、シュリンク包装直後の製品がその搬送ライ
ンで接触しても破れることのない滑り性を有するととも
に、内容物に印刷されたバーコード等を読み取ることが
できる透明性を有する。
Description
性質を有するシュリンク包装用フィルムに関し、さらに
詳しくは、シュリンク包装直後の製品がその搬送ライン
で接触してもフィルムが破れない滑り性を有するととも
に、内容物に印刷されたバーコード等を読み取ることが
できる程度の透明性を有するシュリンク包装用フィルム
に関する。
は、延伸することにより、その透明性が増すが、成形熱
安定性が悪く、しかも、ポリプロピレン系樹脂の製造方
法によって、その結晶性が変わるため、ポリプロピレン
系樹脂単独では、滑り性、透明性等のシュリンク包装用
フィルムに要求される特性を単に二軸延伸しただけでは
十分でない。
て、酸化防止剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、
耐候安定剤、帯電防止剤、防曇剤、塩酸吸収剤等がポリ
プロピレンに添加されていた。
は、透明性のよい二軸延伸フィルムを成形することがで
きる。しかしながら、この透明性のよい二軸延伸フィル
ムは、室温では良好な滑り性を発現することができて
も、包装直後の高い温度、たとえば50℃での静摩擦係
数を低い値に安定させることが困難であるため、シュリ
ンク直後の表面温度が高い時にフィルム同士が接触する
と破れが発生する場合がある。
係数が低くなるように、上記ポリプロピレン樹脂組成物
中にアンチブロッキング剤等の配合量を増やすと、得ら
れる二軸延伸フィルムは透明性が著しく悪化し、シュリ
ンク包装用フィルムとしては実用に耐え難くなる。
ルムの滑り性を改良しようと試みても、室温での滑り性
は改良されるものの、高温での滑り性に顕著な改良効果
が得られないし、スリップ剤の添加量を増すとスリップ
剤自体がフィルム表面へ移行し、却ってフィルムの透明
性を悪化させることになるという問題がある。
シレン可溶分を有する結晶性ポリプロピレン樹脂に、特
定の酸化防止剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤お
よび脂肪酸金属塩、またはこの結晶性ポリプロピレン樹
脂に、特定の酸化防止剤、アンチブロッキング剤、スリ
ップ剤および合成ハイドロタルサイトを特定割合で配合
したポリプロピレン樹脂組成物から形成された二軸延伸
フィルムが、シュリンク包装直後の製品がその搬送ライ
ンで接触しても破れない滑り性を有し、しかも優れた透
明性を有することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
問題を解決しようとするものであって、シュリンク包装
直後の製品がその搬送ラインで接触しても破れることが
ない滑り性を有するとともに、内容物に印刷されたバー
コード等を読み取ることができる程度の透明性を有する
シュリンク包装用フィルムを提供することを目的として
いる。
は、20℃で測定されたキシレン可溶分が10重量%以
下である結晶性ポリプロピレン樹脂(A)100重量部
と、50℃で測定された静摩擦係数が1.5以下である
酸化防止剤(B)0.01〜1.0重量部と、平均粒子
径1〜10μmのアンチブロッキング剤(C)0.05
〜0.6重量部と、炭素原子数22〜26の脂肪酸アミ
ドからなるスリップ剤(D)0.01〜0.3重量部
と、脂肪酸金属塩(E)0.005〜0.2重量部およ
び/または合成ハイドロタルサイト(F)0.005〜
0.5重量部とを含有する樹脂組成物から形成された二
軸延伸フィルムからなり、該二軸延伸フィルムは、ヘイ
ズ(ASTM D 1003)が5%以下であり、50℃で測定され
た静摩擦係数が1.5以下であることを特徴としてい
る。
装用フィルムについて具体的に説明する。本発明に係る
シュリンク包装用フィルムは、結晶性ポリプロピレン樹
脂(A)と、酸化防止剤(B)と、アンチブロッキング
剤(C)と、スリップ剤(D)と、脂肪酸金属塩(E)
および/または合成ハイドロタルサイト(F)とを含有
する樹脂組成物からなる。
しては、具体的には、プロピレン単独重合体;プロピレ
ンとエチレン、1-ブテン、1-ペンテン、4-メチル-1- ペ
ンテン、1-ヘキセン、1-オクテン等の炭素原子数3〜2
0のα- オレフィンとの結晶性ランダム共重合体もしく
は結晶性ブロック共重合体などが挙げられる。
は、単独、あるいは2種以上組み合わせて用いることが
できる。本発明で用いられる結晶性ポリプロピレン樹脂
(A)は、20℃で測定されたキシレン可溶分が10重
量%以下、好ましくは7重量%以下であり、X線回折法
により測定された結晶化度が通常30〜70%である。
20℃で測定されたキシレン可溶分が10重量%以下で
ある結晶性ポリプロピレン樹脂(A)を用いると、得ら
れる二軸延伸フィルムは、キシレン可溶成分のフィルム
表面への移行量が少なく、滑り性、アンチブロッキング
性に優れている。
は、メルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230
℃、荷重2.16kg)が0.5〜8g/10分であり、か
つ、プロピレン含有量が90重量%以上であることが好
ましく、特にメルトフローレートが1〜5g/10分で
あり、かつ、プロピレン含有量が95〜99重量%であ
ることが好ましい。メルトフローレートが上記範囲内に
ある結晶性ポリプロピレン樹脂(A)を用いると、得ら
れるポリプロピレン樹脂組成物は、フィルム成形性に優
れ、しかも、適度な溶融張力を有するので延伸性にも優
れ、安定した品質を有する二軸延伸フィルムを提供する
ことができる。またプロピレン含有量が90重量%以上
の結晶性ポリプロピレン樹脂(A)を用いると、二軸延
伸フィルムに適度の「腰」があらわれ、包装作業が楽に
なる。このフィルムは、包装機械適性が良好であるた
め、包装機による自動包装が容易となり、かつ、包装中
に傷が付き難い。
造方法は、特に制限されるものではない。結晶性ポリプ
ロピレン樹脂(A)は、たとえばチーグラー系あるいは
メタロセン系のオレフィン重合用触媒を使用し、バルク
法、スラリー法、気相法等で製造することができる。
された静摩擦係数が1.5以下である。
1.0以下のポリプロピレン製のフィルム表面に、酸化
防止剤を例えばアセトンのような溶媒に溶解させた例え
ばアセトン溶液を、酸化防止剤濃度で0.02g/m2
になるように塗布して得られた試験サンプルを、(株)東
洋精機製作所製の摩擦測定装置に熱板を取り付けたステ
ージにセットして、ステージの温度を50℃にした状態
で測定した値である。
するとしても、多量に析出することはない。しかしなが
ら、本願発明者らが、酸化防止剤の析出について検討し
た結果、少量でも酸化防止剤がフィルム表面に析出する
と、50℃での静摩擦係数が1.5を超える場合がある
ことがわかっている。この現象を分析した結果、50℃
で測定された静摩擦係数が1.5を超える酸化防止剤を
使用した場合に、フィルムの静摩擦係数が1.5を超え
ることが明らかになった。本発明においては、静摩擦係
数が1.5を超える酸化防止剤も、問題のない範囲で用
いることが可能であるが、いづれフィルム表面へ移行
し、フィルムの静摩擦係数が著しく高くなるため、使用
の際には、静摩擦係数が1.5を超える酸化防止剤の合
計量が、結晶性ポリプロピレン樹脂(A)100重量部
に対して、0.15重量部以下になるようにすることが
望ましい。
ては、具体的には、3,5-ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシト
ルエン、1,3,5-トリス(4-t-ブチル-3- ヒドロキシ-2,6
- ジメチルベンジル)-s- トリアジン-2,4,6-(1H,3H,5
H)-トリオン、1,3,5-トリス(4-ヒドロキシ-3,5- ジ-t
- ブチルベンジル)-s- トリアジン-2,4,6-(1H,3H,5
H)-トリオン等のフェノール系酸化防止剤;トリス(2,
4-ジ-t- ブチルフェニル)フォスファイト等のリン系酸
化防止剤などが挙げられる。
は2種以上組み合わせて用いることができる。本発明に
おいては、酸化防止剤(B)としてフェノール系酸化防
止剤を用いるのが好ましく、フェノール系酸化防止剤と
ともに、イオウ系酸化防止剤またはリン系酸化防止剤を
併用してもよい。
ン樹脂(A)100重量部に対して、0.01〜1.0
重量部、好ましくは0.02〜0.5重量部、さらに好
ましくは0.05〜0.3重量部の割合で用いられる。
1.5を超える酸化防止剤としては、具体的には、テト
ラキス[メチレン-3-(3',5'- ジ-t- ブチル-4'-ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート]メタン、3,9-ビス[2-
{3-(3-t-ブチル-4- ヒドロキシ- メチルフェニル)プ
ロピオニルオキシ}-1,1- ジメチルエチル]-2,4,8,10-
テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、1,3,5-トリメチ
ル-2,4,6- トリス(3,5-ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン等のフェノール系酸化防止剤;ジステ
アリルチオジプロピオネート等のイオウ系酸化防止剤な
どが挙げられる。
均粒子径が1〜10μm、好ましくは1〜7μm、さら
に好ましくは1.5〜5μmである。平均粒子径が上記
範囲内にあるアンチブロッキング剤(C)を用いると、
耐ブロッキング性と透明性に優れたシュリンク包装用フ
ィルムを提供することができるポリプロピレン樹脂組成
物が得られる。
(C)としては、具体的には、天然シリカ、各種合成シ
リカ、タルク、カオリン、合成アルミナシリケート、ハ
イドロタルサイト系化合物(例;商品名ミクロトップ、
協和化学工業(株)製)、炭酸カルシウム、酸化マグネ
シウム等の無機化合物、メラニン系、ポリメチルメタク
リレート(PMMA)系有機化合物、シリコーン樹脂系
有機化合物などが挙げられる。中でも、合成シリカ、合
成アルミナシリケート、PMMA系有機化合物、シリコ
ーン樹脂系有機化合物が好ましい。
(C)は、結晶性ポリプロピレン樹脂(A)100重量
部に対して、0.05〜0.6重量部、好ましくは0.
1〜0.4重量部の割合で用いられる。アンチブロッキ
ング剤(C)を上記割合で用いると、耐ブロッキング性
と透明性に優れたシュリンク包装用フィルムが得られ
る。
2〜26の脂肪酸アミドであり、飽和脂肪酸アミドまた
は不飽和脂肪酸アミドである。
の脂肪酸を原料とするため、炭素原子数22未満の脂肪
酸アミドを使用した場合、不純物として炭素原子数18
未満の脂肪酸アミドをかなり含んでいる。たとえば、一
般的な脂肪酸アミドである炭素原子数18のオレイン酸
アミドの場合、その30重量%前後が炭素原子数18未
満の脂肪酸アミドが不純物として含まれている。この炭
素原子数18未満の脂肪酸アミドは、フィルム表面への
移行が非常に早く他の成分よりも優先的に析出する。し
たがって、炭素原子数18未満の脂肪酸アミドを使用し
た場合には、急激に50℃での静摩擦係数が高くなった
り、フィルムが白化することがあるため、目的とするシ
ュリンク包装用フィルムを安定して得ることができなく
なる。
ドは、フィルム表面への移行速度が非常に遅くなるた
め、フィルムに室温での充分な滑り性を付与するために
は、多量の脂肪酸を添加しなければならない。
る炭素原子数22〜26の脂肪酸アミドとしては、具体
的には、ベヘン酸アミド(炭素原子数22)、リグノセ
リン酸アミド(炭素原子数24)、セロチン酸アミド
(炭素原子数26)等の飽和脂肪酸アミド;エルカ酸ア
ミド(炭素原子数22)等の不飽和脂肪酸アミドなどが
挙げられる。
結晶性ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対し
て、0.01〜0.3重量部、好ましくは0.03〜
0.2重量部の割合で用いられる。スリップ剤(D)を
上記割合で用いると、滑り性と耐ブリード性に優れたシ
ュリンク包装用フィルムが得られる。
イドロタルサイト(F) 本発明で用いられる結晶性ポリプロピレン樹脂(A)
は、プロピレンを主成分とするオレフィン原料を各種触
媒を使用し重合しているため、樹脂中の残存している触
媒残渣を化学的に安定化させるためにステアリン酸カル
シウムあるいはステアリン酸マグネシウム等の脂肪酸金
属塩、または合成ハイドロタルサイトを使用する必要が
ある。
しては、具体的には、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、12- ヒドロキ
システアリン酸カルシウムなどが用いられる。中でも、
ステアリン酸カルシウムが好ましい。
は、結晶性ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対
して、0.005〜0.2重量部、好ましくは0.01
〜0.15重量部、さらに好ましくは0.01〜0.1
重量部の割合で用いられる。脂肪酸金属塩(E)を上記
割合で用いると、延伸加工の際アンチブロッキング剤を
核とする空隙(ボイド)の発生を防止することができ、
透明性に優れた二軸延伸フィルムが得られる。
ポリプロピレン樹脂(A)100重量部に対して、0.
005〜0.5重量部、好ましくは0.01〜0.3重
量部、さらに好ましくは0.01〜0.1重量部の割合
で用いられる。合成ハイドロタルサイト(F)を上記割
合で用いると、透明性に優れたシュリンク包装用フィル
ムが得られる。
記各成分の他に、従来公知の耐候安定剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、核剤等を、本発明の目的を損なわない
範囲内で含有させることができる。
法については、特に制限されないが、たとえば以下のよ
うな調製方法を挙げられる。
レン樹脂組成物は、結晶性ポリプロピレン樹脂(A)お
よび上記各種配合成分を、ヘンシェルミキサーまたはタ
ンブラーミキサー等により、溶融混練する前に適度に配
合成分を分散させた後、単軸または二軸混練機にて溶融
混合し、ペレット化することにより得られる。
なポリプロピレン樹脂組成物の二軸延伸フィルムであ
り、次のような物性を有している。
は、ヘイズ(ASTM D 1003)が5%以下であ
り、50℃で測定された静摩擦係数が1.5以下であ
る。静摩擦係数が50℃で1.5以下であれば、包装体
が包装材搬送ライン上で互いにブロッキングしたり、あ
るいは搬送ライン上で滑りにくくなったりすることが防
げるので、包装に使用したフィルムが破れることは回避
できる。また、ヘイズ5%以下であれば、シュリンク包
装後であっても、内容物、特に内容物に貼られたバーコ
ードを認識することができる。
125に従って、試験テーブル温度が50℃の条件で測
定された値である。本発明に係るシュリンク包装用フィ
ルムの厚さは、具体的用途によって異なり特に制限され
ないが、通常8〜40μmである。
にして得られたポリプロピレン樹脂組成物のペレットを
再度溶融混練し、インフレーション成形法またはT−ダ
イ成形法によりフィルム成形した後、二軸延伸して得る
ことができる。
来より通常に行なわれているポリプロピレン樹脂フィル
ムの二軸延伸方法、たとえば同時二軸延伸法や逐次二軸
延伸法等を採用することができる。好ましい二軸延伸方
法は、縦、横をバランス良く延伸することができる同時
二軸延伸法である。この同時二軸延伸法には、テンター
法(フラット法)とブローン法(チューブ法)がある
が、いずれの方法でもよい。
ではないが、前記のヘイズ値と静摩擦係数が満足される
限り、シュリンク包装後の仕上がりにおいて皺および弛
みが無くなる程度の倍率に延伸しておく必要がある。
で包装した後、そのフィルムは、ヘイズ(ASTM D
1003)が5%以下であり、50℃で測定された静摩
擦係数が1.5以下に保たれる。
用フィルムは、滑り性および透明性に優れ、シュリンク
包装直後の製品がその搬送ラインで接触しても破れるこ
とがない滑り性を有するとともに、内容物に印刷された
バーコード等を読み取ることができる透明性を有する。
発明は、これら実施例により制限されるものではない。
の通りである。結晶性ポリプロピレン樹脂 (1)プロピレン・エチレンランダム共重合体(PP
1) エチレン含有量:3.0重量% MFR(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg):2.5g
/10分 20℃で測定されたキシレン可溶分:2.4重量% (2)プロピレン・エチレンランダム共重合体(PP
2) エチレン含有量:4.0重量% MFR(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg):2.5g
/10分 20℃で測定されたキシレン可溶分:3.5重量%酸化防止剤 (1)3,5-ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシトルエン (B
HT) 50℃での静摩擦係数:0.4 (2)テトラキス[メチレン-3-(3',5'- ジ-t- ブチル
-4'-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン
(イルガノックス 1010) 商品名 イルガノックス 1010 、日本チバガイギー社 50℃での静摩擦係数:4.5アンチブロッキング剤 (1)合成シリカ 商品名 サイリシア350、冨士シリシア(株)製 平均粒子径:1.8μmスリップ剤 (1)エルカ酸アミド(炭素原子数22) 商品名 ニュートロンS、日本精化(株)製 (2)オレイン酸アミド(炭素原子数18) 商品名 ニュートロンP、日本精化(株)製脂肪酸金属塩 (1)ステアリン酸カルシウム合成ハイドロタルサイト (1)合成ハイドロタルサイト 商品名 DHT−4A、協和化学工業(株)製
体(PP1)100重量部と、酸化防止剤としてBHT
0.2重量部と、アンチブロッキング剤として合成シ
リカ 0.2重量部と、スリップ剤としてエルカ酸アミ
ド 0.08重量部と、脂肪酸金属塩としてステアリン
酸カルシウム 0.1重量部とをヘンシェルミキサーに
て混合した後、ペレタイザーを備えた二軸押出機を用い
て樹脂温度250℃で溶融混練し、ペレット状のポリプ
ロピレン樹脂組成物を得た。
ンフレーション法によりフィルム成形した後、同時二軸
延伸して厚み15μmの二軸延伸フィルムを得た。延伸
倍率は、縦が4倍、横が4倍であった。
ムは、ヘイズ(ASTM D 1003)が4.0%、50℃での静
摩擦係数が0.65であった。この結果を第1表に示
す。
ランダム共重合体(PP1)の代わりに上記プロピレン
・エチレンランダム共重合体(PP2)を用いた以外
は、実施例1と同様にして、厚み15μmの二軸延伸フ
ィルムを得た。
M D 1003)が3.8%、50℃での静摩擦係数が0.8
2であった。この結果を第1表に示す。
ムの配合量を0.05重量部とした以外は、実施例1と
同様にして、厚み15μmの二軸延伸フィルムを得た。
M D 1003)が3.0%、50℃での静摩擦係数が0.9
5であった。この結果を第1表に示す。
イルガノックスを用いた以外は、実施例1と同様にし
て、厚み15μmの二軸延伸フィルムを得た。
M D 1003)が3.6%、50℃での静摩擦係数が2.0
以上であった。この結果を第1表に示す。
8重量部の代わりにオレイン酸アミドを0.2重量部用
いた以外は、実施例1と同様にして、厚み15μmの二
軸延伸フィルムを得た。
M D 1003)が4.0%、50℃での静摩擦係数が2.0
以上であった。この結果を第1表に示す。
ムの配合量を0.3重量部とした以外は、実施例1と同
様にして、、厚み15μmの二軸延伸フィルムを得た。
M D 1003)が6.8%、50℃での静摩擦係数が0.6
であった。この結果を第1表に示す。
量部とした以外は、実施例1と同様にして、厚み15μ
mの二軸延伸フィルムを得た。
M D 1003)が9.0%、50℃での静摩擦係数が1.1
であった。この結果を第1表に示す。
エルカ酸アミドの配合量をそれぞれ0.05重量部、
0.1重量部とした以外は、実施例1と同様にして、厚
み15μmの二軸延伸フィルムを得た。
M D 1003)が2.8%、50℃での静摩擦係数が1.0
であった。この結果を第1表に示す。
量を0,02重量部とし、かつ、合成ハイドロタルサイ
ト[商品名 DHT−4A、協和化学工業(株)製]を
0.03重量部用いた以外は、実施例1と同様にして、
厚み15μmの二軸延伸フィルムを得た。
M D 1003)が2.5%、50℃での静摩擦係数が1.2
であった。この結果を第1表に示す。
Claims (2)
- 【請求項1】20℃で測定されたキシレン可溶分が10
重量%以下である結晶性ポリプロピレン樹脂(A)10
0重量部と、 50℃で測定された静摩擦係数が1.5以下である酸化
防止剤(B)0.01〜1.0重量部と、 平均粒子径1〜10μmのアンチブロッキング剤(C)
0.05〜0.6重量部と、 炭素原子数22〜26の脂肪酸アミドからなるスリップ
剤(D)0.01〜0.3重量部と、 脂肪酸金属塩(E)0.005〜0.2重量部および/
または合成ハイドロタルサイト(F)0.005〜0.
5重量部とを含有する樹脂組成物から形成された二軸延
伸フィルムからなり、 該二軸延伸フィルムは、 ヘイズ(ASTM D 1003)が5%以下であり、 50℃で測定された静摩擦係数が1.5以下であること
を特徴とするシュリンク包装用フィルム。 - 【請求項2】前記結晶性ポリプロピレン樹脂(A)は、
メルトフローレート(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg)
が0.5〜8g/10分であり、かつプロピレン含有量
が90重量%以上であることを特徴とする請求項1に記
載のシュリンク包装用フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33380796A JPH10168252A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | シュリンク包装用フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33380796A JPH10168252A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | シュリンク包装用フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10168252A true JPH10168252A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18270179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33380796A Pending JPH10168252A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | シュリンク包装用フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10168252A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7736726B2 (en) | 2002-12-17 | 2010-06-15 | Cryovac, Inc. | Polymeric film with low blocking and high slip properties |
US7998579B2 (en) * | 2002-08-12 | 2011-08-16 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Polypropylene based fibers and nonwovens |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33380796A patent/JPH10168252A/ja active Pending
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