JPH10167772A - 硝子繊維集束剤用化工澱粉、集束剤およびそれを付着させた硝子繊維 - Google Patents

硝子繊維集束剤用化工澱粉、集束剤およびそれを付着させた硝子繊維

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JPH10167772A
JPH10167772A JP8351980A JP35198096A JPH10167772A JP H10167772 A JPH10167772 A JP H10167772A JP 8351980 A JP8351980 A JP 8351980A JP 35198096 A JP35198096 A JP 35198096A JP H10167772 A JPH10167772 A JP H10167772A
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/24Coatings containing organic materials
    • C03C25/26Macromolecular compounds or prepolymers
    • C03C25/32Macromolecular compounds or prepolymers obtained otherwise than by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C03C25/321Starch; Starch derivatives

Abstract

(57)【要約】 【課題】脱油性に優れ、かつ粉落ちや毛羽立ちが少な
く、飛走性の良いヤーンが得られる硝子繊維用集束剤用
化工澱粉、集束剤、硝子繊維を得ることを目的とする。 【解決手段】スルファミン酸アンモニウム系化合物を少
なくとも1種以上含む硝子繊維集束剤用化工澱粉、また
は集束剤の調合時にスルファミン酸アンモニウム系化合
物を少なくとも1種以上含む集束剤を使用し、スルファ
ミン酸アンモニウム系化合物を少なくとも1種以上含む
集束剤を付着させた硝子繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱油性に優れかつ粉
落ちや毛羽立ちが少なく、飛走性が良いという優れた諸
特性を有する硝子繊維集束剤用化工澱粉、硝子繊維集束
剤およびこの集束剤を付着させた硝子繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム形成剤として作用する集束剤と
しては、ヤーン用とロービング用に大別される。ヤーン
用の集束剤としては澱粉または澱粉を化学的に処理変性
したものが主剤として用いられている。これは、澱粉が
適度なフィルム形成力と接着力をもつこと、焼成脱油が
容易なこと、コストが比較的安いことなどによる。収束
剤には澱粉の他に潤滑剤、カチオン系柔軟剤、界面活性
剤、防腐剤などが助剤として添加される。このような集
束剤を塗布したヤーンは優れた諸特性を示しこれまで使
用されているが、種々の改良が提案されている。
【0003】塗布された集束剤が、巻き取られた糸のパ
ッケージを乾燥する際に特定の成分(一般には水に溶け
やすい成分)が表面部分に移行するマイグレーションと
いう現象を防止するための改良として特公昭53-35639号
公報には、「糊化後の平均粒径が0.5〜10ミクロ
ン、粘度が5%、50℃において30cps以下を示す
架橋エーテル化澱粉を被膜形成剤とする集束剤」が提案
されている。
【0004】また、特公平4-76338号公報には「澱粉と
オクチル無水コハク酸やテトラデシル無水コハク酸との
エステル化物を用いる移動安定性の硝子集束用糊剤組成
物」が提案されている。また、特開昭61-270236号公報
には、「澱粉またはヒドロキシアルキル化物を一価の低
級脂肪酸または一価の芳香族酸でエステル化し、濃硫酸
で澱粉分子を分解してなる硝子繊維用集束剤」が提案さ
れている。
【0005】脱油性の改良として、特開平8-104548号公
報には「硫酸アンモニウム系化合物を、少なくとも1種
以上含むガラス繊維用集束剤及びこれを0.001−1
0.00重量%付着させたガラス繊維」が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の特公昭53-35639
号公報の集束剤は、糊化後の平均粒子径を0.5〜10
ミクロンにするためには特殊な小粒子の澱粉を使用する
か、小粒子澱粉の膨潤を抑えるために架橋度合いを高く
しなければならない。しかし、高架橋澱粉は水に溶けな
いので、フィルム性が悪く、均一で柔軟なフィルムにな
らないためヤーンの被覆が不十分となり、粉落ち、毛羽
立ちが多くなる。
【0007】上記の特公平4-76338号公報の集束剤は、
疎水性と親水性をもった乳化力の高い澱粉を使用するた
め、併用する油成分が澱粉の水に溶けやすい成分と乳化
し、澱粉糊液と油とが一体になるためマイグレーション
しにくくなるかもしれない。しかし、澱粉フィルムの表
層に移行して澱粉フィルム表面の滑りを良くして摩擦抵
抗を下げ、粉落ち、毛羽立ちを抑える役目の油成分が乳
化され澱粉フィルムの内層にも分布するため、表面の平
滑性が低下し、粉落ち、毛羽立ちを抑える効果が乏しく
なる。
【0008】上記の特開昭61-270236号公報の集束剤
は、澱粉をヒドロキシアルキル化とエステル化またはエ
ステル化したものを更に、濃硫酸による酸加水分解処理
しているため、水に対する溶解性が非常に高くなってい
るので、マイグレーションし易い。また、この濃硫酸に
よる酸加水分解処理は上記特開平8-104548号公報による
と、アンモニウム化合物と併用すると脱油性を向上させ
る硫酸アンモニウム系化合物を生成するのであるが、硫
酸は反応設備の腐食を促進するので好ましくない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、スルファミン酸
アンモニウム系化合物を少なくとも1種以上含む硝子繊
維集束剤用化工澱粉、または集束剤の調合時にスルファ
ミン酸アンモニウム系化合物を少なくとも1種以上含む
集束剤、およびスルファミン酸アンモニウム系化合物を
少なくとも1種以上含む集束剤を付着させた硝子繊維が
脱油性に優れかつ粉落ちや毛羽立ちが少なく、飛走性が
良く上記の課題を解決するのに有効であることを見出し
た。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の硝子繊維集束剤用化工澱
粉は、60℃、5%水溶液で略1〜50CPSの粘度を
有する粘度(分子量)に調製される。これらの化工澱粉
は加水分解処理、エーテル化、エステル化、グラフト
化、架橋処理の群から選ばれる1種以上の化工を必要に
応じてなされる。
【0011】原料となる澱粉の種類はコーンスターチ、
タピオカ澱粉、小麦澱粉、甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉または
ハイアミロースコーンスターチから選ばれる。
【0012】本発明の化工澱粉は必要に応じて低分子化
処理されるが、低分子化処理とは硫酸、硝酸、塩酸など
の鉱酸や有機酸による酸加水分解処理と、過酸化水素、
次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤による酸化処理をいう。
その低分子化の程度は加水分解されて低粘度化(低分子
化)された結果の粘度で示される。その粘度は60℃、
5%水溶液で略1〜50CPS、好ましくは3〜20C
PSのものが好適に使用される。
【0013】本発明の化工澱粉は低分子化処理の他に
も、エーテル化、エステル化、グラフト化、架橋処理の
群から選ばれる1種以上の化工を必要に応じてされる。
エーテル化はカルボキシメチル化、ヒドロキシアルキル
化、アルキル化、ベンジル化、カチオンエーテル化など
が挙げられる。そのなかでもヒドロキシアルキル化が特
に有効である。ヒドロキシアルキル化は澱粉に1・2−
アルキレンオキシド、すなわちエチレンオキシド、1・
2−プロピレンオキシド、1・2−ブチレンオキシドを
作用して得られる。これらのアルキレンオキシドはコー
ンスターチ、タピオカ澱粉、小麦澱粉、甘藷澱粉、およ
び馬鈴薯澱粉に対してはMS値が0.03〜0.26好
ましくは0.07〜0.20の範囲になるように付加
し、ハイアミロースコーンスターチに対してはMS値が
0.07〜0.36好ましくは0.10〜0.30の範
囲になるように付加される。ここでヒドロキシアルキル
化の程度を示すMS値とは澱粉の無水グルコース残基当
たりのヒドロキシアルキル基のモル数(Molar Substitu
tion)のことをいう。
【0014】エステル化は酢酸エステル、燐酸エステ
ル、硫酸エステル、硝酸エステル、キサントゲン酸エス
テルなどが挙げられるが、その中でも酢酸エステルが有
効に用いられる。そのエステル化の程度はコーンスター
チ、タピオカ澱粉、小麦澱粉、甘藷澱粉、および馬鈴薯
澱粉に対してはDS値が0.03〜0.26好ましくは
0.07〜0.20の範囲になるようにエステル化し、
ハイアミロースコーンスターチに対してはDS値が0.
07〜0.36好ましくは0.10〜0.30の範囲に
なるように付加される。ここでエステル化の程度を示す
DS値とは澱粉の無水グルコース残基当たりの置換エス
テル基数(Degree of Substitution)のことをいう。
【0015】グラフト化は酢酸ビニル、アクリル酸、ア
クリル酸エステル、メタアクリル酸、メタアクリル酸エ
ステル、アクリルアミド、スチレン、マレイン酸、クロ
トン酸などのラジカル重合可能な単量体を1種または2
種以上グラフト重合して得られる。重合は通常のラジカ
ル重合触媒を用いて湿式あるいは乾式で行われる。
【0016】本発明の硝子繊維集束剤用化工澱粉は、上
記の低分子化処理、エーテル化、エステル化、グラフト
化と組み合わせて架橋反応によっても粘度を調整するこ
とができる。架橋剤としては、エピクロルヒドリン、ト
リメタリン酸ナトリウム、シアヌリッククロライド、ア
ジピック−アセチックアンハイドライド、ホルマリン、
ジエポキシド化合物、ジアルデヒド化合物などの澱粉の
水酸基と反応し得る官能基を2つ以上有する試薬が用い
られる。
【0017】本発明のスルファミン酸アンモニウム系化
合物とは、スルファミン酸とアンモニアやアミン類(ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、トリオクチルアミン、N,N,N−トリ−アルキル
(またはアルケニル,アルキルまたはアルケニルのうち
少なくとも1個はC8〜24で他はHまたはC1〜5)
アミン、トリアルキル(またはアルケニル,C8〜2
4)複合アミン、トリアリルアミン、トリエタノールア
ミン、テトラアルキル(C1〜4)アンモニウム塩、脂
肪族アルキル(少なくとも1個はC8〜24,他はC1
〜5)第4級アンモニウム塩、N,N,N,N−テトラ
アルキル(またはアルケニル,アルキルまたはアルケニ
ルの1個以上はC8〜24で他はC1〜5)第4級アン
モニウム塩など)を作用させて得られる化合物をいう。
【0018】本発明のスルファミン酸アンモニウム系化
合物は、集束剤調合時に添加することができる。また、
スルファミン酸アンモニウム系化合物は、化工澱粉製造
時に使用し残存させることもできる。例えば、澱粉をヒ
ドロキシプロピル化させるときに、アミン類を反応pH
を上げる触媒として使い、中和および酸加水分解のため
にスルファミン酸を使用し、再び中和するためにアンモ
ニアまたはアミン類を使用することによって、スルファ
ミン酸アンモニウム系化合物を化工澱粉に含ませること
ができる。
【0019】集束剤中の本発明のスルファミン酸アンモ
ニウム系化合物の含有量は、好ましくは0.05〜1
0.00重量%である。含有量が10.00重量%を越
えると糸質が柔らかくなりすぎ好ましくない。また、
0.05重量%未満では脱油性向上の効果があまりでな
い。なお、スルファミン酸は、硫酸、塩酸、硝酸などに
比べ腐食性が少ないので、酸加水分解触媒として用いる
のに好適である。
【0020】本発明の硝子繊維集束剤用化工澱粉は、そ
の硝子繊維用集束剤に通常使用される潤滑剤(動植物油
に水素添加した硬化油、パラフィンワックス、高級飽和
脂肪酸と高級飽和アルコールの縮合物など)、カチオン
系柔軟剤(テトラエチレンペンタミンとステアリン酸と
を反応させて得られるアマイドまたはイミダゾリン、炭
素数8から18程度のポオリエチレンイミンとの反応生
成物など)、界面活性剤(ポリオキシエチレンポリアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルな
ど)防腐剤(ホルマリンなど)、その他の助剤を添加混
合することによって硝子繊維用集束剤となり、硝子フィ
ラメントに塗布して使用される。
【0021】
【実施例】
実施例1 コーンスターチ、馬鈴薯澱粉、ハイアミロースコーンス
ターチをそれぞれ1000gを耐圧ブレンダーに投入
し、メタノール100gにトリエチルアミン25gを溶
解した溶液を攪拌しながら噴霧した。1・2−プロピレ
ンオキシドを120〜250gそれぞれエピクロルヒド
リン0.1〜0.5gと共に添加し、50℃で10時間
架橋・ヒドロキシプロピル化した。反応終了後、スルフ
ァミン酸25gを水で希釈したもので中和し、乾燥し、
精粉した。それぞれの澱粉のヒドロキシプロピル化の
M.S.値と5%水溶液の60℃、B型粘度計、60r
pmにおける粘度は、コーンスターチの架橋・ヒドロキ
シプロピル化試料で、M.S.値が0.11、粘度が1
0CPS、馬鈴薯澱粉の架橋・ヒドロキシプロピル化試
料で、M.S.値が0.08、粘度が12CPS、ハイ
アミロースコーンスターチの架橋・ヒドロキシプロピル
化試料で、M.S.値が0.16、粘度が13CPSで
あった。スルファミン酸アンモニウム系化合物(スルフ
ァミン酸トリエチルアンモニウム)の含有量は、それぞ
れ4.7%、4.6%、4.8%であった。
【0022】次に、こうして得られたコーンスターチ、
馬鈴薯澱粉、ハイアミロースコーンスターチの架橋・ヒ
ドロキシプロピル化試料各4.0重量%、水素添加植物
油0.7重量%、パラフィンワックス0.8重量%、テ
トラエチレンペンタミンとステアリン酸の縮合物の酢酸
活性化物0.25重量%、乳化剤(ポリオキシエチレン
ポリプロピレンエーテル)0.2重量%、ホルマリン
0.03重量%(純分100%換算)および残部が水か
らなる本発明の集束剤を0.8〜1.0重量%に付着さ
せたヤーンを用い、エアジェットルームでガラスクロス
を製織した。ヤーンの撚糸工程、整経工程での粉落ちの
状態により5ランクに等級付けし、クロス表面の毛羽数
により5ランクに等級付けし、緯糸としてヤーンを打ち
込んだときの到達タイミングの測定値と緯糸に起因する
織機停台回数を総合判定し飛走性を5ランクに等級付け
し、クロスを加熱脱油した後、白度や着色度を総合判定
し、脱油性を5ランクに等級付けした。いずれの値も小
さい方が優れた結果が得られたことを示す。
【0023】コーンスターチの架橋・ヒドロキシプロピ
ル化試料の付着率は0.88%、粉落ち等級2、毛羽等
級1、飛走性等級1、脱油性等級1、馬鈴薯澱粉の架橋
・ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.91%、粉
落ち等級2、毛羽等級1、飛走性等級1、脱油性等級
1、ハイアミロースコーンスターチの架橋・ヒドロキシ
プロピル化試料の付着率は0.86%、粉落ち等級1、
毛羽等級1、飛走性等級2、脱油性等級1であった。
【0024】実施例2 コーンスターチ、馬鈴薯澱粉、ハイアミロースコーンス
ターチをそれぞれ1000gを耐圧ブレンダーに投入
し、メタノール100gにトリエチルアミン25gを溶
解した溶液を攪拌しながら噴霧した。1・2−プロピレ
ンオキシドを100〜200gそれぞれに添加し、50
℃で10時間ヒドロキシプロピル化した。反応終了後、
スルファミン酸25gを水で希釈したもので中和し、さ
らに水で希釈したスルファミン酸40g添加し、40℃
で12時間酸加水分解し、28%アンモニア水60gで
中和し、乾燥し、精粉した。それぞれの澱粉のヒドロキ
シプロピル化のM.S.値と5%水溶液の60℃、B型
粘度計、60rpmにおける粘度は、コーンスターチの
加水分解・ヒドロキシプロピル化試料で、M.S.値が
0.09、粘度が9CPS、馬鈴薯澱粉の加水分解・ヒ
ドロキシプロピル化試料で、M.S.値が0.07、粘
度が12CPS、ハイアミロースコーンスターチの加水
分解・ヒドロキシプロピル化試料で、M.S.値が0.
12、粘度が13CPSであった。スルファミン酸アン
モニウム系化合物(スルファミン酸トリエチルアンモニ
ウムおよびスルファミン酸アンモニウム)の含有量は、
それぞれ9.7%、9.8%、9.9%であった。
【0025】次に、こうして得られたコーンスターチ、
馬鈴薯澱粉、ハイアミロースコーンスターチの加水分解
・ヒドロキシプロピル化試料各4.2重量%、水素添加
植物油0.8重量%、パラフィンワックス0.8重量
%、テトラエチレンペンタミンとステアリン酸の縮合物
の酢酸活性化物0.25重量%、乳化剤(ポリオキシエ
チレンポリプロピレンエーテル)0.2重量%、ホルマ
リン0.03重量%(純分100%換算)および残部が
水からなる本発明の集束剤を0.8〜1.0重量%に付
着させたヤーンを用い、エアジェットルームでガラスク
ロスを製織した。ヤーンの撚糸工程、整経工程での粉落
ちの状態により5ランクに等級付けし、クロス表面の毛
羽数により5ランクに等級付けし、緯糸としてヤーンを
打ち込んだときの到達タイミングの測定値と緯糸に起因
する織機停台回数を総合判定し飛走性を5ランクに等級
付けし、クロスを加熱脱油した後、白度や着色度を総合
判定し、脱油性を5ランクに等級付けした。いずれの値
も小さい方が優れた結果が得られたことを示す。
【0026】コーンスターチの加水分解・ヒドロキシプ
ロピル化試料の付着率は0.98%、粉落ち等級2、毛
羽等級1、飛走性等級1、脱油性等級1、馬鈴薯澱粉の
加水分解・ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.9
3%、粉落ち等級1、毛羽等級1、飛走性等級1、脱油
性等級1、ハイアミロースコーンスターチの加水分解・
ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.89%、粉落
ち等級1、毛羽等級1、飛走性等級1、脱油性等級1で
あった。
【0027】実施例3 耐圧ブレンダーに水1300g、苛性ソーダ10g、硫
酸ナトリウム300gを添加溶解した溶液にコーンスタ
ーチ、馬鈴薯澱粉、ハイアミロースコーンスターチをそ
れぞれ1000gを投入し、次に1・2−プロピレンオ
キシドを100〜250gそれぞれに添加し、攪拌しな
がら40℃で10時間ヒドロキシプロピル化した。反応
終了後、水で希釈した硝酸で中和し、さらに70%硝酸
20gを水で希釈したものを添加し、40℃で12時間
酸加水分解し、3%苛性ソーダ水溶液で中和し、水洗を
2回行い、脱水し、乾燥し、精粉した。それぞれの澱粉
のヒドロキシプロピル化のM.S.値と5%水溶液の6
0℃、B型粘度計、60rpmにおける粘度は、コーン
スターチの加水分解・ヒドロキシプロピル化試料で、
M.S.値が0.10、粘度が11CPS、馬鈴薯澱粉
の加水分解・ヒドロキシエチル化試料で、M.S.値が
0.08、粘度が16CPS、ハイアミロースコーンス
ターチの加水分解・ヒドロキシプロピル化試料で、M.
S.値が0.14、粘度が18CPSであった。これら
の試料は十分水洗されているので、灰分はすべて略0.
3%であり、本発明のスルファミン酸アンモニウム系化
合物は含まれていない。
【0028】次に、こうして得られたコーンスターチ、
馬鈴薯澱粉、ハイアミロースコーンスターチの加水分解
・ヒドロキシプロピル化試料各4.1重量%、スルファ
ミン酸アンモニウム0.1重量%、水素添加植物油0.
8重量%、パラフィンワックス0.8重量%、テトラエ
チレンペンタミンとステアリン酸の縮合物の酢酸活性化
物0.25重量%、乳化剤(ポリオキシエチレンポリプ
ロピレンエーテル)0.2重量%、ホルマリン0.03
重量%(純分100%換算)および残部が水からなる本
発明の集束剤を0.8〜1.0重量%に付着させたヤー
ンを用い、エアジェットルームでガラスクロスを製織し
た。ヤーンの撚糸工程、整経工程での粉落ちの状態によ
り5ランクに等級付けし、クロス表面の毛羽数により5
ランクに等級付けし、緯糸としてヤーンを打ち込んだと
きの到達タイミングの測定値と緯糸に起因する織機停台
回数を総合判定し飛走性を5ランクに等級付けし、クロ
スを加熱脱油した後、白度や着色度を総合判定し、脱油
性を5ランクに等級付けした。いずれの値も小さい方が
優れた結果が得られたことを示す。
【0029】コーンスターチの加水分解・ヒドロキシプ
ロピル化試料の付着率は0.86%、粉落ち等級2、毛
羽等級1、飛走性等級1、脱油性等級2、馬鈴薯澱粉の
加水分解・ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.9
0%、粉落ち等級1、毛羽等級2、飛走性等級1、脱油
性等級2、ハイアミロースコーンスターチの加水分解・
ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.88%、粉落
ち等級1、毛羽等級1、飛走性等級2、脱油性等級2で
あった。
【0030】実施例4 耐圧ブレンダーに水1300g、苛性ソーダ10g、硫
酸ナトリウム300gを添加溶解した溶液にコーンスタ
ーチ、馬鈴薯澱粉、ハイアミロースコーンスターチをそ
れぞれ1000gを投入し、次に1・2−プロピレンオ
キシドを100〜200gそれぞれに添加し、攪拌しな
がら40℃で10時間ヒドロキシプロピル化した。次
に、35%過酸化水素水40g添加し40℃で7時間酸
化反応を行い、反応終了後、水で希釈した硝酸で中和
し、水洗を2回行い、脱水し、乾燥し、精粉した。それ
ぞれの澱粉のヒドロキシプロピル化のM.S.値と5%
水溶液の60℃、B型粘度計、60rpmにおける粘度
は、コーンスターチの酸化・ヒドロキシプロピル化試料
で、M.S.値が0.12、粘度が11CPS、馬鈴薯
澱粉の酸化・ヒドロキシエチル化試料で、M.S.値が
0.09、粘度が13CPS、ハイアミロースコーンス
ターチの酸化・ヒドロキシプロピル化試料で、M.S.
値が0.15、粘度が18CPSであった。これらの試
料は十分水洗されているので、灰分はすべて略0.3%
であり、本発明のスルファミン酸アンモニウム系化合物
は含まれていない。
【0031】次に、こうして得られたコーンスターチ、
馬鈴薯澱粉、ハイアミロースコーンスターチの酸化・ヒ
ドロキシプロピル化試料各4.1重量%、スルファミン
酸トリメチルアンモニウム0.2重量%、水素添加植物
油0.8重量%、パラフィンワックス0.8重量%、テ
トラエチレンペンタミンとステアリン酸の縮合物の酢酸
活性化物0.25重量%、乳化剤(ポリオキシエチレン
ポリプロピレンエーテル)0.2重量%、ホルマリン
0.03重量%(純分100%換算)および残部が水か
らなる本発明の集束剤を0.8〜1.0重量%に付着さ
せたヤーンを用い、エアジェットルームでガラスクロス
を製織した。ヤーンの撚糸工程、整経工程での粉落ちの
状態により5ランクに等級付けし、クロス表面の毛羽数
により5ランクに等級付けし、緯糸としてヤーンを打ち
込んだときの到達タイミングの測定値と緯糸に起因する
織機停台回数を総合判定し飛走性を5ランクに等級付け
し、クロスを加熱脱油した後、白度や着色度を総合判定
し、脱油性を5ランクに等級付けした。いずれの値も小
さい方が優れた結果が得られたことを示す。
【0032】コーンスターチの酸化・ヒドロキシプロピ
ル化試料の付着率は0.80%、毛羽等級2、飛走性等
級1、脱油性等級1、馬鈴薯澱粉の酸化・ヒドロキシプ
ロピル化試料の付着率は0.91%、毛羽等級2、飛走
性等級1、脱油性等級1、ハイアミロースコーンスター
チの酸化・ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.9
8%、毛羽等級1、飛走性等級2、脱油性等級1であっ
た。
【0033】比較例1 実施例3で得られたコーンスターチ、馬鈴薯澱粉、ハイ
アミロースコーンスターチの加水分解・ヒドロキシプロ
ピル化試料各4.2重量%、水素添加植物油0.8重量
%、パラフィンワックス0.8重量%、テトラエチレン
ペンタミンとステアリン酸の縮合物の酢酸活性化物0.
25重量%、乳化剤(ポリオキシエチレンポリプロピレ
ンエーテル)0.2重量%、ホルマリン0.03重量%
(純分100%換算)および残部が水からなる本発明の
集束剤を0.8〜1.0重量%に付着させたヤーンを用
い、エアジェットルームでガラスクロスを製織した。ヤ
ーンの撚糸工程、整経工程での粉落ちの状態により5ラ
ンクに等級付けし、クロス表面の毛羽数により5ランク
に等級付けし、緯糸としてヤーンを打ち込んだときの到
達タイミングの測定値と緯糸に起因する織機停台回数を
総合判定し飛走性を5ランクに等級付けし、クロスを加
熱脱油した後、白度や着色度を総合判定し、脱油性を5
ランクに等級付けした。いずれの値も小さい方が優れた
結果が得られたことを示す。
【0034】コーンスターチの加水分解・ヒドロキシプ
ロピル化試料の付着率は0.88%、粉落ち等級2、毛
羽等級2、飛走性等級2、脱油性等級4、馬鈴薯澱粉の
加水分解・ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.9
1%、粉落ち等級2、毛羽等級2、飛走性等級3、脱油
性等級4、ハイアミロースコーンスターチの加水分解・
ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.98%、粉落
ち等級2、毛羽等級2、飛走性等級3、脱油性等級4で
あった。
【0035】比較例2 実施例4の酸化・ヒドロキシプロピル化試料の製法にお
いて水洗を十分に行わないようにして灰分を略0.8%
にして得られたコーンスターチ、馬鈴薯澱粉、ハイアミ
ロースコーンスターチの酸化・ヒドロキシプロピル化試
料各4.2重量%、水素添加植物油0.8重量%、パラ
フィンワックス0.8重量%、テトラエチレンペンタミ
ンとステアリン酸の縮合物の酢酸活性化物0.25重量
%、乳化剤(ポリオキシエチレンポリプロピレンエーテ
ル)0.2重量%、ホルマリン0.03重量%(純分1
00%換算)および残部が水からなる本発明の集束剤を
0.8〜1.0重量%に付着させたヤーンを用い、エア
ジェットルームでガラスクロスを製織した。ヤーンの撚
糸工程、整経工程での粉落ちの状態により5ランクに等
級付けし、クロス表面の毛羽数により5ランクに等級付
けし、緯糸としてヤーンを打ち込んだときの到達タイミ
ングの測定値と緯糸に起因する織機停台回数を総合判定
し飛走性を5ランクに等級付けし、クロスを加熱脱油し
た後、白度や着色度を総合判定し、脱油性を5ランクに
等級付けした。いずれの値も小さい方が優れた結果が得
られたことを示す。
【0036】コーンスターチの酸化・ヒドロキシプロピ
ル化試料の付着率は0.89%、粉落ち等級3、毛羽等
級3、飛走性等級2、脱油性等級5、馬鈴薯澱粉の酸化
・ヒドロキシプロピル化試料の付着率は0.92%、粉
落ち等級3、毛羽等級2、飛走性等級2、脱油性等級
5、ハイアミロースコーンスターチの酸化・ヒドロキシ
プロピル化試料の付着率は0.99%、粉落ち等級3、
毛羽等級2、飛走性等級3、脱油性等級5であった。
【0037】
【発明の効果】本発明のスルファミン酸アンモニウム系
化合物を少なくとも1種以上含む硝子繊維集束剤用化工
澱粉、または集束剤の調合時にスルファミン酸アンモニ
ウム系化合物を少なくとも1種以上含む集束剤を使用
し、およびスルファミン酸アンモニウム系化合物を少な
くとも1種以上含む集束剤を付着させた硝子繊維は脱油
性に優れかつ粉落ちや毛羽立ちが少なく飛走性が良いと
いう優れた諸特性を有する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルファミン酸アンモニウム系化合物を少
    なくとも1種以上含むことを特徴とする硝子繊維集束剤
    用化工澱粉。
  2. 【請求項2】スルファミン酸アンモニウム系化合物を少
    なくとも1種以上含むことを特徴とする硝子繊維集束
    剤。
  3. 【請求項3】スルファミン酸アンモニウム系化合物を少
    なくとも1種以上含む集束剤を付着させたことを特徴と
    する硝子繊維。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6397123B1 (en) 1998-06-02 2002-05-28 Fanuc Ltd. Numerical control apparatus
US9376648B2 (en) 2008-04-07 2016-06-28 The Procter & Gamble Company Foam manipulation compositions containing fine particles
CN111977990A (zh) * 2020-09-08 2020-11-24 清远忠信电子材料有限公司 一种超细电子纱高性能浸润剂及其制备方法
US11274444B2 (en) 2014-12-23 2022-03-15 Rockwool International A/S Binder
CN116477860A (zh) * 2023-04-13 2023-07-25 五河县维佳复合材料有限公司 一种填充补漏黏土料短切玻璃纤维的改性工艺方法

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