JPH10167563A - 平折り説明書の搬送装置 - Google Patents

平折り説明書の搬送装置

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JPH10167563A
JPH10167563A JP33414796A JP33414796A JPH10167563A JP H10167563 A JPH10167563 A JP H10167563A JP 33414796 A JP33414796 A JP 33414796A JP 33414796 A JP33414796 A JP 33414796A JP H10167563 A JPH10167563 A JP H10167563A
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JP
Japan
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flat folding
manual
sandwich
transport
folding manual
Prior art date
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Application number
JP33414796A
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English (en)
Inventor
Sukeo Nagahashi
甫雄 長橋
Isao Endo
勇夫 遠藤
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Publication date
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  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺な平折り説明書にあってはその搬送過程
にて、その半分に折り畳んだダブル平折り説明書に成形
し、この後、短尺平折り説明書と共通の搬送面に戻して
搬送することができる平折り説明書の搬送装置を提供す
る。 【解決手段】 平折り説明書の搬送装置は、下降サンド
イッチ搬送ベルト部分10の分岐位置にて長尺平折り説
明書を折り込むようにして押し出すタッカプレート60
と、押し出された長尺平折り説明書を両側から挟み付け
てダブル平折り説明書に成形する一対のピンチローラ1
34,136と、これらピンチローラから送出されたダ
ブル平折り説明書を受け取って搬送するアッパサンドイ
ッチ搬送ベルト148と、このアッパサンドイッチ搬送
ベルト148の出口から送出されたダブル平折り説明書
を押し込みプッシャ機構206の助けをかりて受け取
り、水平サンドイッチ搬送ベルト部分12まで搬送する
ロアサンドイッチ搬送ベルト150とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば包装箱に
錠剤が充填された薬瓶をその効能や使用上の注意が記載
された平折り説明書とともに挿入する箱詰機に向けて、
その平折り説明書を搬送する搬送装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】この種の平折り説明書の搬送装置
は、平折り機にて平折りされた説明書を平折り機から受
け取り、そして、受け取った平折り説明書を箱詰機に向
けて搬送するために使用されている。一般的に平折り説
明書の搬送装置は左右一対のサンドイッチ搬送ベルトを
備えており、これらサンドイッチ搬送ベルトは平折り説
明書の両端部を挟み付けて保持し、その平折り説明書を
横向き姿勢にして搬送することができる。なお、サンド
イッチ搬送ベルトは2つのエンドレスベルトを互いに重
ね合わせることで得られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製造物責任
法の施行に伴って説明書に記載されるべき内容も多岐に
亘り、説明書自体はますます大判化し、その平折り説明
書は長くなる傾向にある。このような長尺平折り説明書
はそのままでは包装箱に入りきらない場合も生じる。こ
のため、平折り説明書の短尺化が望まれ、その短尺化に
は説明書を平折りする前に予め縦半分に折り畳んでから
平折りするか、または、説明書を平折りした後に、その
平折り説明書を長手方向中央から更に重ね折りすること
が考えられる。
【0004】前者の場合には、平折り機とは別にその前
段にて説明書を縦半分に折り畳むための折り畳み装置が
必要となるばかりでなく、その折り畳み装置はロールか
ら繰り出される連続した説明書をその繰り出し過程にて
折り畳むものであることから、その折り畳みのために長
い繰り出し経路を確保しなければならず、折り畳み装置
から平折り説明書の搬送装置に至る機械の設置スペース
が多大なものとなってしまう。
【0005】一方、後者の場合にも平折り機と搬送装置
との間に平折り説明書を重ね折りするための折り重ね装
置が必要となる。しかしながら、この折り重ね装置は短
尺平折り説明書にとっては不要なものとなるから、平折
り機から搬送装置に短尺平折り説明書が供給される場
合、折り重ね装置を取り外さなければならず、平折り説
明書の長さに応じた切替を容易に行うことができない。
【0006】この発明の目的は、上述した事情に基づい
てなされたもので、その目的とするところは、平折り機
から供給された平折り説明書をその長さに応じた搬送ラ
インに沿って搬送することにより、長尺平折り説明書に
あってはその搬送過程にて折り重ねてダブル平折り説明
書とし、しかも、このダブル平折り説明書及び短尺平折
り説明書とともに共通の搬送面に沿い箱詰機に向けて搬
送することができる平折り説明書の搬送装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的はこの発明に
よって達成され、請求項1の平折り説明書の搬送装置
は、平折り機から長さが異なり且つ横向き姿勢の平折り
説明書を受け取り、受け取った平折り説明書を所定の搬
送面に沿って搬送する第1搬送手段と、搬送面の途中に
規定された分岐位置に長尺平折り説明書が到達したと
き、この長尺平折り説明書をその長手方向中央から重ね
折りしたダブル平折り説明書に成形し、このダブル平折
り説明書を搬送面の一方の側に押し出し可能な折り込み
手段と、この折り込み手段により押し出されたダブル平
折り説明書を縦向き姿勢で受け取り、受け取ったダブル
平折り説明書を所定の分岐搬送経路に沿い分岐位置より
も下流側の搬送面に向けて搬送する第2搬送手段と、分
岐搬送経路に沿ってダブル平折り説明書が搬送される過
程にて、ダブル平折り説明書を搬送方向でみて横向き姿
勢に変更する姿勢変更手段と、搬送面に対し分岐搬送経
路の終端を分離可能に接続し、分岐搬送経路からダブル
平折り説明書を搬送面に乗り換えさせる接続手段とを備
えている。
【0008】請求項1の搬送装置によれば、平折り機か
ら短尺平折り説明書が供給される場合、接続手段は分岐
搬送経路の終端を第1搬送手段の搬送面から分離させて
おり、折り込み手段は非作動状態にある。従って、この
場合、平折り機から供給される横向き姿勢の短尺平折り
説明書は第1搬送手段に受け取られ、その搬送面に沿い
箱詰機に向けて搬送される。
【0009】一方、平折り機から長尺平折り説明書が供
給される場合、接続手段は分岐搬送経路の終端を第1搬
送手段の搬送面に接続させており、折り込み手段は作動
可能な状態にある。この場合、横向き姿勢の長尺平折り
説明書もまた第1搬送手段に受け取られて搬送される
が、その搬送面の分岐位置に到達すると、折り込み手段
により、長尺平折り説明書は長手方向中央から重ね折り
されてダブル平折り説明書として押し出され、そして、
ダブル平折り説明書は第2搬送手段に受け取られ、その
分岐搬送経路に沿い縦向き姿勢で搬送される。この後、
ダブル平折り説明書はその姿勢が搬送過程にて横向きに
変更された後、分岐搬送経路から第1搬送手段の搬送面
に戻され、この搬送面に沿って箱詰機に向けて搬送され
る。
【0010】請求項2の搬送装置において、その折り込
み手段は搬送面の一方の側に配置され、搬送面を通過し
て往復動することにより、分岐位置にある長尺平折り説
明書の長手方向中央を押し出すタッカプレートと、搬送
面の他方の側に配置され、タッカプレートにより押し出
された長尺平折り説明書の長手方向中央部分を導いて挟
み付け、前記ダブル平折り説明書に成形する一対のピン
チローラとを備えている。
【0011】請求項2の搬送装置によれば、タッカプレ
ートにより押し出されることで山形形状をなした長尺平
折り説明書はその長手方向中央部分、つまり、その頂部
が一対のピンチローラ間に差し込まれるようにして導か
れ、これらピンチローラ間を通過する際、両側から押圧
されることでダブル平折り説明書に成形されながら送出
される。
【0012】請求項3の搬送装置において、その第2搬
送手段は、一対のピンチローラから送出されたダブル平
折り説明書を挟み付けて受け取り、縦向きの姿勢で搬送
する第1サンドイッチ搬送ベルトと、この第1サンドイ
ッチ搬送ベルトの出口から送出されたダブル平折り説明
書を所定の姿勢変更位置にて停止させるストッパ手段
と、その姿勢変更位置の近傍から第1搬送手段の搬送面
に向けて延びるともにダブル平折り説明書を挟み付けて
搬送可能な第2サンドイッチ搬送ベルトとを備えてお
り、そして、姿勢変更手段は、姿勢変更位置にあるダブ
ル平折り説明書を横向きに押し出して第2サンドイッチ
搬送ベルトの入口に供給する押し込みプッシャ手段を備
えている。
【0013】請求項3の搬送装置によれば、成形後のダ
ブル平折り説明書は第1サンドイッチ搬送ベルトに挟ま
れ縦向きにして姿勢変更位置まで搬送され、この姿勢変
更位置にて第2サンドイッチ搬送ベルトの始端に向けて
横向きに押し出される。従って、ダブル平折り説明書は
第2サンドイッチ搬送ベルトに横向き姿勢にして挟まれ
て、第2サンドイッチ搬送ベルトにより搬送される。こ
の後、ダブル平折り説明書は第2サンドイッチ搬送ベル
トの終端から第1搬送手段の搬送面に乗り移り、この搬
送面に沿って短平折り説明書と同様にして搬送される。
【0014】
【発明の実施の態様】図1を参照すると、平折り説明書
の搬送装置2はその上方の平折り機4と側方の箱詰機と
の間に配置されている。平折り機4はその外郭の一部が
2点鎖線で示され、その平折り機4には例えばグック社
製のロール紙折機(型番RS21/760)を使用することがで
きる。平折り機4はロールから繰り出された印刷済みの
ロール紙を所定の長さの説明書に切断し、この平坦な説
明書を図2に示すように平折りし、そして、その平折り
説明書Sを排出口6から順次横向き姿勢にして下方に供
給するものである。図1中、排出口6は一対のローラ間
によって規定されている。
【0015】搬送装置2は平折り説明書Sの主搬送経路
8を備えており、この主搬送経路8は平折り機4の排出
口6の近傍から下方に延びてから一旦水平となり、この
後、上方に向けて延びるような搬送ラインを描いてい
る。具体的には、主搬送経路8は図1でみて紙面と直交
する方向、即ち、その搬送方向に関し左右に離間し且つ
平折り説明書Sのための搬送面を規定する左右のメイン
サンドイッチ搬送ベルトからなり、これらメインサンド
イッチ搬送ベルトは排出口6側から下降サンドイッチ搬
送ベルト部分10、水平サンドイッチ搬送ベルト部分1
2及び上昇サンドイッチ搬送ベルト部分14をそれぞれ
有し、これらベルト部分は互いに重ね合わせたエンドレ
スベルトから構成されている。
【0016】より詳しくは、片側のメインサンドイッチ
搬送ベルトにおけるサンドイッチ搬送ベルト部分10,
12,14について説明すると、それらの一方の側のエ
ンドレスベルトは共通のエンドレスベルト16からなっ
ており、このエンドレスベルト16は排出口6近傍の入
口プーリ18から下方の方向変換プーリ20まで降下し
た後、この方向変換プーリ20から側方に配置された大
径の駆動プーリ22まで水平に導かれ、そして、駆動プ
ーリ22から上方の出口プーリ24まで上昇して延びて
いる。この後、エンドレスベルト16は出口プーリ24
からテンションプーリ26を経て入口プーリ18に戻る
無端状をなしている。なお、エンドレスベルト16は図
1でみて反時計回りに走行駆動されるものとなってい
る。
【0017】下降サンドイッチ搬送ベルト部分10にお
いて、エンドレスベルト16と組をなす他方の側のエン
ドレスベルト28は入口プーリ30から下方の方向変換
プーリ32まで下降して延びた後、複数のガイドプーリ
34,36,38,40を経て入口プーリ30に戻る無
端状をなしている。入口プーリ30及び方向変換プーリ
32はエンドレスベルト16,28を介して入口プーリ
18及び方向変換プーリ20に側方からそれぞれ転接し
ており、入口プーリ18,30と方向変換プーリ20,
32との間にてエンドレスベルト16,28が互いに重
なり合って下降サンドイッチ搬送ベルト部分10を構成
している。なお、入口プーリ18,30及び方向変換プ
ーリ20,32はサンドイッチ搬送ベルトの入口及び出
口となっている。また、図1には示されていないが、方
向変換プーリ20,32のプーリ軸には互いに噛み合う
ギヤが取り付けられている。
【0018】入口プーリ18,30の直ぐ下方にはテン
ションプーリ42が配置されており、このテンションプ
ーリ42はその下側の方向変換プーリ20,32まで延
びるエンドレスベルト16,28を鉛直に降下させてい
る。水平及び上昇サンドイッチ搬送ベルト部分12,1
4において、エンドレスベルト16と組をなす他方の側
のエンドレスベルトもまた共通のエンドレスベルト44
からなっており、このエンドレスベルト44は方向変換
プーリ20の直下に位置した転接プーリ46から駆動プ
ーリ22まで水平に導かれた後、出口プーリ48に向け
て上昇されており、この後、出口プーリ48からガイド
プーリ50及びテンションプーリ52を介してプーリ4
6に戻る無端状をなしている。転接プーリ46はエンド
レスベルト44、16を介して方向変換プーリ20に転
接され、そして、エンドレスベルト44はエンドレスベ
ルト16を介して駆動プーリ22に掛け回されている。
従って、プーリ20,46と駆動プーリ22との間に
て、エンドレスベルト16,44は互いに重なり合い、
水平サンドイッチ搬送ベルト部分12を構成している。
【0019】図1から明らかなように出口プーリ24,
48は同一の水平レベルに配置されているが、しかしな
がら、出口プーリ24に対し、出口プーリ48は水平方
向に所定のギャップを存して離間している。それ故、駆
動プーリ22を通過したエンドレスベルト44はその直
後にあってはエンドレスベルト16に重なり合うことで
上昇サンドイッチ搬送ベルト部分14となっているが、
この上昇サンドイッチ搬送ベルト部分14の上側部分に
て、エンドレスベルト16,44は徐々に離れていき、
サンドイッチ搬送ベルトの出口を構成している。
【0020】更に、下降サンドイッチ搬送ベルト部分1
0の出口と水平サンドイッチ搬送ベルト部分12の入口
との間はエンドレスの接続搬送ベルト54により接続さ
れており、この接続搬送ベルト54は一対のプーリ56
間に掛け回されている。ここで、これら接続プーリ56
は方向変換プーリ32及び転接プーリ46とそれぞれ同
軸にしてその外側に設けられており、接続搬送ベルト5
4は平ベルトからなるエンドレスベルト16,28とは
異なり、丸ベルトとなっている。
【0021】なお、他方の側のサンドイッチ搬送ベルト
もまた上述したサンドイッチ搬送ベルトと同様な構成か
らなり、対応するプーリは同軸にして配置されている。
今、左右のサンドイッチ搬送ベルトが走行駆動されてい
る状態で、前述した平折り機4におて平折りされた平折
り説明書Sが横向きの姿勢でその排出口6から供給され
ると、左右のサンドイッチ搬送ベルトはその入口にて平
折り説明書Sをの両端部を挟み付けて受け取る。つま
り、平折り説明書Sはその両端部が左右の下降サンドイ
ッチ搬送ベルト部分10の入口にて挟み付けられ、これ
ら下降サンドイッチ搬送ベルト部分10の走行に伴い下
方に搬送される。この後、平折り説明書Sが下降サンド
イッチ搬送ベルト部分10の出口に到達すると、平折り
説明書Sは左右一対ずつのエンドレスベルト16と接続
搬送ベルト54との間に挟持されながら左右の水平サン
ドイッチ搬送ベルト部分12の入口まで導かれ、これら
水平サンドイッチ搬送ベルト部分12に挟み付けられて
乗り移る。この後、平折り説明書Sは水平サンドイッチ
搬送ベルト部分12の走行に伴い、水平に搬送された
後、その搬送が左右の上昇サンドイッチ搬送ベルト部分
14に受け継がれて上昇される。なお、図3でみて、上
述した平折り説明書S、即ち、短尺平折り説明書S1は
(A),(B),(C),(D),(E)の各位置を経
て搬送される。
【0022】図1には示されていないが、上昇サンドイ
ッチ搬送ベルト部分14の上部には箱詰機のグリップが
待機しており、このグリップは上昇サンドイッチ搬送ベ
ルト14から平折り説明書Sの一端部を挟み付けて受け
取り、そして、箱詰機の挿入位置に向けて供給する。な
お、箱詰機にあってはその挿入位置にて被箱詰品ととも
に平折り説明書Sが箱詰めされる。
【0023】前述した下降サンドイッチ搬送ベルト部分
10の途中には図3中の(B)位置に相当する位置に分
岐位置が規定されており、この分岐位置に平折り説明書
S、即ち、長尺平折り説明書S2が到達したとき、その
長尺平折り説明書S2の折り込みが折り込み機構58に
よって可能となっている。図4に拡大して示されている
ように折り込み機構58は分岐位置にタッカプレート6
0を備えており、このタッカプレート60は下降サンド
イッチ搬送ベルト部分10の一方の側、つまり、左右の
エンドレスベルト16側にて、これらエンドレスベルト
16(28)間の中央に位置し、そして、エンドレスベ
ルト16(28)(下降サンドイッチ搬送ベルト部分1
0)に沿って延びている。
【0024】タッカプレート60の下端からは延長部6
2が一体にして延びており、この延長部はタッカホルダ
64を介して往復動プレート66に連結されている。往
復動プレート66は下降サンドイッチ搬送ベルト部分1
0に対して直交する方向に、その側方を水平に延び、ガ
イドレール68に摺動自在に支持されている。即ち、図
5に示されているように搬送装置2は左右一対のフレー
ム70,71を備えており、一方のフレーム70の内面
にガイドレール68が取り付けられている。そして、往
復動プレート66はその一方の面に取り付けられたスラ
イダ72を介しガイドレール68に案内されながら摺動
自在となっている。なお、図5から明らかなようにタッ
カホルダ64は下降サンドイッチ搬送ベルト部分10の
幅方向に延びており、往復動プレート66はタッカホル
ダ64の一端部に連結されている。
【0025】往復動プレート66の他方の面にはリンク
ロッド74の一端が回動自在に連結されている。このリ
ンクロッド74は水平に延び、その他端が図4に示され
ているように揺動レバー76の上端に回動自在に連結さ
れている。揺動レバー76は下方に延び、その下端部が
フレーム70に回動自在に軸支されている。揺動レバー
76の中間部にはカムフォロア78が回転自在に取り付
けられており、このカムフォロア78はカムディスク8
0のカム面に転接されている。即ち、揺動レバー76は
例えば引張りコイルばねからなる付勢手段(図示しな
い)により、図4でみて反時計方向に回動付勢され、そ
のカムフォロア78はカムディスク80のカム面に所定
の力で押圧されている。なお、図4中、カムディスク8
0はその最大及び最小のカムリフトを規定する1点鎖線
の円のみで示されている。
【0026】カムディスク80が一方向に回転される
と、そのカム形状に従い揺動レバー76が往復的に回動
することから、タッカプレート60もまたリンクロッド
74及び往復動プレート66を介し、所定のストローク
でもって往復動する。即ち、タッカプレート60は、下
降サンドイッチ搬送ベルト部分10の一方の側にて図4
中実線で示す休止位置と1点鎖線で示す押し込み位置と
の間にて往復動する。
【0027】更に、タッカプレート60との間にて下降
サンドイッチ搬送ベルト部分10を挟むようにして左右
一対の折りガイド61が配置されており、タッカプレー
ト60が休止位置から押し込み位置に向けて移動すると
き、タッカプレート60は左右一対の折りガイド61間
を通過することができる(図5参照)。今、下降サンド
イッチ搬送ベルト部分10での分岐位置に平折り説明書
S、つまり、前述した短尺平折り説明書S1よりも長い
長尺平折り説明書が到達すると、この時点で、タッカプ
レート60はその休止位置から左右一対の折りガイド6
1間を通じ、押し込み位置に向けて前進すると、タッカ
プレート60は長尺平折り説明書の長手方向中央に押し
付けられる。この際、長尺平折り説明書はその両端部が
左右の下降サンドイッチ搬送ベルト部分10にて挟持さ
れ、そして、左右一対の折りガイド61に背にした状態
にあるから、タッカプレート60の押し付けにより長尺
平折り説明書は左右一対の折りガイド61に案内されな
がら山形形状に折り込まれながら、タッカプレート60
の押し込み位置に向けて押し出される。この状態は、図
3中、(B)位置から(F)位置に押し出される長尺平
折り説明書S2で示されている。
【0028】更に、図4を参照すると、往復動プレート
66の下方にはストッパディスク65が配置されてお
り、このストッパディスク65はフレーム70のガイド
スロット67に回転可能に軸支され、このガイドスロッ
ト67に沿い水平方向移動自在となっている。ストッパ
ディスク65はその外周の一部にT字状に突出した掛止
部69を有しており、この掛止部69はストッパディス
ク65が実線で示すようにガイドスロット67の一端に
位置付けられているとき、フレーム70から突出したピ
ン73に掛止された状態にある。なお、ストッパディス
ク65が実線の位置にあるとき、ストッパディスク65
は往復動プレート66の往復動と干渉することはない。
しかしながら、ストッパディスク65が回転され、その
掛止部69がピン73から解放されると、ストッパディ
スク65はガイドスロット67の他端まで移動すること
ができる。従って、往復動プレート66を伴いながら、
ストッパディスク65を移動させ、そして、2点鎖線で
示されるようにその掛止部69を別のピン75に掛止さ
せれば、ストッパディスク65は往復動プレート66の
往復動を掛止部69にて阻止し、タッカプレート60を
図4中2点鎖線で示す待機位置に保持することができ
る。なお、タッカプレート60が待機位置にあるとき、
揺動レバー76は往復動プレート66及びリンクロッド
74により回動付勢力に抗して時計方向に回動され、そ
のカムフォロア78はカムディスク80から離間した状
態に保持される。
【0029】図5を参照すると、カムディスク80への
動力伝達経路が具体的に示されており、先ず、カムディ
スク80は回転軸82に取り付けられている。この回転
軸82は左右のフレーム70,71間に亘って延び、そ
の両端が軸受84,86を介してフレーム70,71に
回転自在に支持されている。回転軸82の一端は軸受8
4から突出しており、その突出端にスプロケット88が
取り付けられている。
【0030】一方、フレーム70には駆動軸90が軸受
92を介して回転自在に支持されており、この駆動軸9
0はタッカプレート60側に位置し回転軸82と平行に
配置されている。つまり、駆動軸90は回転軸82との
間にて下降サンドイッチ搬送ベルト部分10を挟むよう
にて配置されている。駆動軸90はその両端が軸受92
から突出しており、フレーム71側の一端に駆動力が与
えられて回転される。なお、駆動力は前述した箱詰機か
ら与えられるようになっており、それ故、箱詰機の主軸
駆動軸90の一端との間は動力伝達経路(図示しない)
を介して接続されている。
【0031】駆動軸90の他端側はフレーム70を貫通
して延び、その他端はサブフレーム98に回転自在に支
持されている。なお、サブフレーム98はフレーム70
と平行に延びている。駆動軸90にはスプロケット10
0が軸受(図示しない)を介して回転自在に取り付けら
れており、このスプロケット100と回転軸82のスプ
ロケット88との間にチェーン102が請け回されてい
る。なお、スプロケット88,100間にはチェーン1
02に所定の張力を与えるテンションスプロケット10
4が配置されており、このテンションスプロケット10
4はフレーム70にブラケット106を介して回転自在
に支持されている。
【0032】スプロケット100のサブフレーム98側
には断続ディスク108が隣接しており、この断続ディ
スク108はスプロケット100とは異なり駆動軸90
に固定されている。断続ディスク108及びスプロケッ
ト100のボスの双方にはピン孔及びピン穴が形成され
ており、これらピン孔及びピン穴にコネクタピン110
が差し込まれ、そして、コネクタピン110が止めねじ
112により締め付けられることで、スプロケット10
0及び断続ディスク108は一体的に連結される。従っ
て、駆動軸90の回転は断続ディスク108を介してス
プロケット100に伝達され、駆動軸90とともにスプ
ロケット100もまた回転されることになる。この結
果、チェーン102が一方向に走行されることにより、
スプロケット88を介して回転軸82、即ち、カムディ
スク80が回転され、前述したようにタッカプレート6
0が所定のストロークで往復動する。ここで、駆動軸9
0及び回転軸82は図1でみて反時計方向に回転され
る。
【0033】これに対し、止めねじ112が緩められ、
コネクタピン110が抜き取られると、断続ディスク1
08からスプロケット100が分離される結果、スプロ
ケット100は駆動軸90からの回転力を受けることが
できず、この結果、回転軸82の回転、つまり、タッカ
プレート60の往復動は停止される。この際、タッカプ
レート60は前述した待機位置に保持される。
【0034】更に、図5に示されているように駆動軸9
0の他端部にはフレーム70側に位置して電磁クラッチ
94が取り付けられており、そして、この電磁クラッチ
94に隣接して駆動ギヤ114が軸受を介して回転自在
に取り付けられている。電磁クラッチ94は駆動軸90
から駆動ギヤ114への動力の伝達を断続する機能を有
している。駆動ギヤ114は中間ギヤ116を介してロ
ーラ軸ギヤ118に噛み合わされている。即ち、ローラ
軸ギヤ118は前述した駆動ローラ22のローラ軸12
0の一端に取り付けられている。このローラ軸120は
フレーム70,71間に亘って駆動軸90と平行に延び
るとともに、その両端がフレーム70,71に回転自在
に支持され、そして、その一端がフレーム70から突出
されている。中間ギヤ116は中間軸122の一端部に
回転自在に取り付けられており、この中間軸122は駆
動軸90とローラ軸120との間をフレーム70,71
間に亘って平行に延び、これらフレーム70,71に回
転自在に支持されている。ローラ軸122の一端部もま
たフレーム70から突出しており、その突出端はサブフ
レーム98に回転自在に支持されている。なお、ローラ
軸120及び中間軸122はそれぞれ分割軸で示されて
いるが、これら分割軸はカップリング124,126に
より相互に連結されてローラ軸120及び中間軸122
を構成している。
【0035】従って、電磁クラッチ94が駆動軸90と
駆動ギヤ114とを一体的に接続している状態で、駆動
軸90が回転されると、その回転は駆動ギヤ114、中
間ギヤ116及びローラ軸ギヤ118を介してローラ軸
120に伝達される結果、左右の駆動ローラ22は同期
して回転される。中間ギヤ116にはスプロケット12
8が一体的に設けられており、このスプロケット128
からは図1に示されているようにエンドレスのチェーン
130が上方に向けて延び、このチェーン130は図6
に示されるように前述した平折り機4の駆動スプロケッ
ト132に掛け回されている。従って、平折り機4は中
間軸122からの回転力を受けて駆動可能となってい
る。
【0036】図5に示されているように前述した折り込
み機構58はタッカプレート60と協働する一対のピン
チローラ134,136を更に備えている。これらピン
チローラ134,136は下降サンドイッチ搬送ベルト
部分10を挟みタッカプレート60とは反対側に配置さ
れ、タッカプレート60と同一の水平レベルに位置付け
られている。より詳しくは左右のフレーム70,71間
には支持台138が張り渡されており、この支持台13
8上にピンチローラ134、136はそのローラ軸を介
して回転自在に立設されている。図7に示されているよ
うにピンチローラ134,136のローラ軸は支持台1
38の下方に突出しており、これらローラ軸には互いに
噛み合うギヤ140,142が取り付けられている。な
お、ピンチローラ134,136のローラ軸はその上端
部もまたブラケット144,146を介して支持台13
8に回転自在に支持されている。
【0037】ピンチローラ134,136の近傍からは
分岐搬送経路が延びており、この分岐搬送経路は支持台
138上に沿って延びるアッパサンドイッチ搬送ベルト
148と、支持台138の下側に配置された左右一対の
ロアサンドイッチ搬送ベルト150(図1参照)から構
成されている。ロアサンドイッチ搬送ベルト150に関
しては後述する。
【0038】アッパサンドイッチ搬送ベルト148は2
本のエンドレスベルト152,154からなり、その一
方のエンドレスベルト152は図5に示されているよう
にピンチローラ136の近傍に位置した入口プーリ15
6から前述した回転軸82の上方に位置する駆動プーリ
158まで延び、この後、その近傍の出口プーリ160
からガイドプーリ162,164を経て入口プーリ15
6に戻る無端状をなしている。これに対し、他方のエン
ドレスベルト154はピンチローラ134の近傍に位置
した入口プーリ168から駆動プーリ158まで延びた
後、その近傍の出口プーリ170からガイドプーリ17
2,174,176,178を経て入口プーリ168に
戻る無端状をなしている。入口プーリ168はエンドレ
スベルト154,152を介して入口プーリ156に転
接されており、そして、駆動プーリ158にてエンドレ
スベルト154は駆動プーリ158とエンドレスベルト
152との間に挟まれている。つまり、エンドレスベル
ト152,154は入口プーリ156,168から駆動
プーリ158までの領域にて互いに重なり合ってアッパ
サンドイッチ搬送ベルト148を構成しており、入口プ
ーリ156,168間及び出口プーリ160,170間
にてアッパサンドイッチ搬送ベルト148の入口及び出
口が規定されている。
【0039】上述したプーリ156〜178はそれぞれ
支持台138上にローラ軸を介して回転自在に立設され
ており、それ故、アッパサンドイッチ搬送ベルト148
のエンドレスベルト152,154は支持台138に対
して垂直にして引き回されている。入口プーリ168と
ピンチローラ134にはその上部に同軸にしてプーリ1
80,182がそれぞれ取り付けられており、これらプ
ーリ180,182には丸ベルトからなるエンドレスベ
ルト184が掛け回されている。従って、エンドレスベ
ルト184はアッパサンドイッチ搬送ベルト148と一
対のピンチローラ134,136との間を接続する動力
伝達経路を構成していいる。なお、一対のピンチローラ
134,136は前述したようにギヤ140,142を
介して相互に動力的に接続されている(図7参照)。
【0040】一方、駆動プーリ158のプーリ軸180
は支持台138を貫通して下方に延びており、その下端
にはベベルギヤ186が取り付けられている。このベベ
ルギヤ186は、図8に示されているようにベベルギヤ
188に噛み合わされており、このベベルギヤ188は
前述した回転軸82に取り付けられている。また、図8
には前述したカムディスク80及び揺動レバー76もま
た示されており、この揺動レバー76はその下端部がプ
ーリ軸190に回動自在に支持されている。プーリ軸1
90はフレーム70,71間に亘って回転軸82に平行
に延び、その両端がフレーム70,71に支持されてい
る。
【0041】従って、アッパサンドイッチ搬送ベルト1
48の駆動プーリ158は回転軸82からの回転力を受
けることで、図5でみて時計方向に回転され、この回転
に伴いアッパサンドイッチ搬送ベルト148のエンドレ
スベルト152,154は同期して走行される。また、
アッパサンドイッチ搬送ベルト148の駆動がエンドレ
スベルト184を介して一対のピンチローラ134,1
36にも伝達される結果、これらピンチローラ134,
136もまた互いに逆向きに回転される。
【0042】上述したようにして一対のピンチローラ1
34,136及びアッパサンドイッチ搬送ベルト148
が駆動されている状態にて、前述したようにタッカプレ
ート60により山形形状に折り込まれた長尺平折り説明
書S2が押し出されてくると、この長尺平折り説明書S2
は一対のピンチローラ134,136間に引き込まれる
ことで、その両側から圧縮される。従って、一対のピン
チローラ134,136は山形形状の長尺平折り説明書
S2を完全に半分に折り畳んだダブル平折り説明書Wに
成形し、そして、このダブル平折り説明書Wをアッパサ
ンドイッチ搬送ベルト148の入口に向けて送出する。
【0043】この後、ダブル平折り説明書Wはアッパサ
ンドイッチ搬送ベルト148の入口にて、エンドレスベ
ルト152,154間に縦向きの姿勢で挟み付けられ、
これらエンドレスベルト152,154の走行に伴い、
アッパサンドイッチ搬送ベルト148の出口まで導か
れ、そして、その出口から姿勢変更位置に向けて送出さ
れる。なお、上述したダブル平折り説明書Wの成形から
姿勢変更位置までの搬送は図3中(F),(G),
(H),(I)の流れで示されている。
【0044】アッパサンドイッチ搬送ベルト148の出
口プーリ160の近傍にはガイド192が配置されてお
り、このガイド192はアッパサンドイッチ搬送ベルト
148における出口からのダブル平折り説明書Wの送出
方向に沿って延びている。また、図5から明らかなよう
にアッパサンドイッチ搬送ベルト148の出口プーリ1
70及びガイドプーリ174,176はガイド192に
対して同一の間隔を存し且つガイド192に沿って順次
配置されており、これにより、これらプーリ170,1
74,176とガイド192との間にて、ダブル平折り
説明書Wの送出案内通路194が形成されている。
【0045】アッパサンドイッチ搬送ベルト148の出
口とは反対側に位置した送出案内通路194の端部に
は、送出案内通路194を横切るようにしてストッパレ
バー196が配置されており、このストッパレバー19
6はその基端が支持台138から突設されたピン198
に回動自在に支持されている。また、ストッパレバー1
96の基部からはアーム200が突出されており、この
アーム200の先端にエアシリンダ202のピストンロ
ッド先端が連結されている。なお、エアシリンダ202
は支持台138上に取り付けられている。
【0046】従って、アッパサンドイッチ搬送ベルト1
48の出口からダブル平折り説明書Wが送出されると、
このダブル平折り説明書Wは送出案内通路194内に導
かれ、そして、ガイド192とプーリ170,174,
176間に保持されながらストッパプレート196に当
接するまで送り込まれる。即ち、ストッパプレート19
6はダブル平折り説明書Wの前述した姿勢変更位置を規
定している。
【0047】更に、図5から明らかなように送出案内通
路194の下方に位置する支持台138の部位にはスロ
ット204が貫通して形成されており、このスロット2
04は支持台138の上下を繋ぐ開口となっている。そ
して、送出案内通路194の近傍には押し込みプッシャ
機構206が配置されており、この押し込みプッシャ機
構206は図9及び図10に詳細に示されている。押し
込みプッシャ機構206は、支持台138から立設され
た支柱208を備えており、この支柱208の上端には
リンクロッド210の一端が連結されている。リンクロ
ッド210は送出案内経路194(スロット204)の
上方まで延び、その他端には連結軸212が貫通して取
り付けられている。連結軸212は送出案内経路194
に沿って延び、その両端にプッシャプレート214の上
端がそれぞれ取り付けられている。これらプッシャプレ
ート214は下方に向けて延びている。より詳しくは図
5に示されているように、一方のプッシャプレート21
4は前述した出口プーリ170とガイドプーリ174と
の間の上方に位置付けられ、他方のプッシャプレート2
14はガイドプーリ176よりも外側の上方に位置付け
られている。つまり、一対のプッシャプレート214は
エンドレスベルト154を避けた位置に配置されてい
る。
【0048】そして、支柱208には回動レバー216
の基端が回動自在に連結されており、この回動レバー2
16はリンクロッド210と平行に延び、その先端が一
方のプッシャプレート214に回動自在に連結されてい
る。従って、一対のプッシャプレート214、リンクロ
ッド210及び回動レバー216は平行リンクを構成し
ている。
【0049】回動レバー216からは水平にしてロッド
218が延びており、このロッド218の先端は昇降ロ
ッド220の上端に連結されている。この昇降ロッド2
20は図10から明らかなように支持台138を摺動自
在に貫通して、その下方に延びており、その下端には図
8に示されているようにカムフォロア222が取り付け
られている。このカムフォロア222はカムディスク2
24に転接されており、このカムディスク224は前述
した回転軸82に取り付けられている。従って、カムデ
ィスク224は回転軸82とともに回転される。カムデ
ィスク224が回転されると、カムディスク224はカ
ムフォロア222を介して昇降ロッド220を上下動さ
せ、これにより、一対のプッシャプレート214は互い
に連動して上下方向に往復動することができる。
【0050】次に、再度図1を参照しながら前述したロ
アサンドイッチ搬送ベルト150に関して説明する。左
右の各ロアサンドイッチ搬送ベルト150はそれぞれ一
対のエンドレスベルト226,228からなり、一方の
エンドレスベルト226は支持台138のスロット20
4の直ぐ下側に位置した入口プーリ230から駆動プー
リ232を経て、前述した転接プーリ46と同軸の出口
プーリ234まで導かれ後、ガイドプーリ238,24
0を経て入口プーリ230に戻る無端状をなしている。
【0051】図8を参照すると、左右の駆動プーリ23
2が回転軸82に取り付けられ、そして、左右のガイド
プーリ238が前述したプーリ軸190に回転自在に取
り付けられていることが示されている。即ち、ガイドプ
ーリ238は揺動レバー76と同軸にして取り付けられ
ている。また、図11を参照すると、左右の出口プーリ
234が転接ローラ46及び接続プーリ56と同一のプ
ーリ軸242に回転自在に取り付けられていることが分
かる。ここで、図11に示されているように左右の出口
プーリ234は、対応する転接プーリ56の一方の側に
位置付けられている。なお、図11において作図上、プ
ーリ軸242は前述した方向変換プーリ20のプーリ軸
から側方にずらして示してある。
【0052】図1に示されているように他方のエンドレ
スベルト228は入口プーリ230の側方に位置した入
口プーリ244から駆動プーリ232を経て、出口プー
リ234と組をなす出口プーリ246まで導かれた後、
この出口プーリ246からガイドプーリ248を経て入
口プーリ244に戻る無端状をなしている。入口プーリ
244はエンドレスベルト228,226を介して入口
プーリ230に転接され、これら入口プーリ230,2
44間に挟持されるエンドレスベルト226,228は
スロット204の直下に位置付けられている。そして、
駆動プーリ232にて、エンドレスベルト228は駆動
プーリ232とエンドレスベルト226との間に挟まれ
ながら駆動プーリ232を通過し、そして、エンドレス
ベルト226に重ね合わされた状態で、その出口プーリ
246まで導かれている。即ち、エンドレスベルト22
6,228は出口プーリ230,244から駆動プーリ
232を経て出口プーリ246に至るまで互いに重ね合
わされており、この部分にてロアサンドイッチ搬送ベル
ト150が構成されている。
【0053】図1でみて、出口プーリ246は前述した
下降サンドイッチ搬送ベルト部分10、即ち、その方向
変換プーリ20とオーバラップするように配置されてい
るが、図11から明らかなように左右の出口プーリ24
6と左右の方向変換プーリ20とはそれらのプーリ軸の
軸方向でみて互いにずれており、これらプーリが互いに
干渉することはない。
【0054】左右の出口プーリ246は左右一対の可動
レバー250の上端に回動自在に取り付けられており、
これら可動レバー250の下端部は支持軸252に取り
付けられている。更に、支持軸252からは別の可動レ
バー254が延びており、この可動レバー254の先端
にハンドル236が取り付けられている。なお、支持軸
252はフレーム70に回転可能に支持されている。
【0055】今、アッパサンドイッチ搬送ベルト148
の出口から送出されたダブル平折り説明書Wがストッパ
プレート196に当接し、その姿勢変更位置に位置付け
られると、回転軸82により回転されるカムディスク2
24の働きにより、一対のプッシャプレート214が図
10中2点鎖線で示すように下降し、これらプッシャプ
レート214はその下端にてダブル平折り説明書Wに当
接し、このダブル平折り説明書Wを押し下げる。これに
より、ダブル平折り説明書Wはスロット204を通じて
左右のロアサンドイッチ搬送ベルト150の入口に向け
て押し出され、これら入口に導かれる。この際、ダブる
平折り説明書Wはその搬送方向でみて、その姿勢が横向
き姿勢に変更され、その両端部が左右のロアサンドイッ
チ搬送ベルト150に挟み付けられ、この後、これらロ
アサンドイッチ搬送ベルト150の走行に伴いその出口
に向けて搬送される。そして、ダブル平折り説明書Wが
ロアサンドイッチ搬送ベルト150の出口から送出され
ると、そのダブル平折り説明書Wは前述した水平サンド
イッチ搬送ベルト部分12に受け取られる。この後、ダ
ブル平折り説明書Wは前述した短尺平折り説明書S1と
同様にして水平サンドイッチ搬送ベルト部分12から上
昇サンドイッチ搬送ベルト部分14を経て搬送され、そ
の出口にてグリップに把持されることで箱詰機に受け渡
される。なお、姿勢変更位置から水平サンドイッチ搬送
ベルト部分12までのダブル平折り説明書Wの搬送は図
3中、(I),(J),(K)の流れで示されている。
【0056】ここで、図11から明らかなように左右の
メインサンドイッチ搬送ベルト(左右の方向変換プーリ
20)間の間隔がダブル平折り説明書Wを十分に挟み付
け可能な間隔に設定されていることは言うまでもない。
なお、ロアサンドイッチ搬送ベルト150によるダブル
平折り説明書Wの搬送に関し、その搬送のセンタライン
は前述したストッパプレート196の位置、つまり、姿
勢変更位置を調整することより、ロアサンドイッチ搬送
ベルト150の間隔方向にずらすこともできる。
【0057】図1に示す状態では、ロアサンドイッチ搬
送ベルト150の出口プーリ246が下降サンドイッチ
搬送ベルト部分10の出口をブロックしているので、こ
の状態では、下降サンドイッチ搬送ベルト部分10、つ
まり、そのメインサンドイッチ搬送ベルトを通じて短尺
平折り説明書S1を搬送することはできない。しかしな
がら、前述したようにロアサンドイッチ搬送ベルト15
0の出口プーリ246は可動レバー250の先端に取り
付けられているので、この可動レバー250を図1でみ
て反時計方向に回動させるだけで、出口プーリ246を
下降サンドイッチ搬送ベルト部分10の出口から逃がす
ことができ、これにより、メインサンドイッチ搬送ベル
トを使用した短尺平折り説明書S1の搬送が可能とな
る。この場合、前述した駆動軸90から回転軸82への
動力伝達経路において、駆動軸90上にて断続ディスク
108とスプロケット100との間の接続が断たれるこ
とで、タッカプレート60や押し込みプッシャ機構20
6、そして、アッパ及びロアサンドイッチ搬送ベルト1
48,150の駆動は停止される。
【0058】この発明は上述した一実施例に制約される
ものではなく、種々の変形が可能である。例えば、一実
施例ではメインサンドイッチ搬送ベルトやロアサンドイ
ッチ搬送ベルトを左右一対ずつ設けているが、これらの
数は一対に節約されるものではないし、また、各部への
動力伝達経路に関しても一実施例のものに限定されるも
のではない。また、平折り機4から供給される平折り説
明書は、ロールから繰り出されるロール紙を縦半分に折
り畳み、その二重のロール紙を一定の長さに切断後、平
折りしたものであってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の平折り説
明書の搬送装置によれば、平折り説明書が長い場合、そ
の搬送面から分岐搬送経路に分岐させる過程にて半分に
折り込んでダブル平折り説明書に成形し、この後、分岐
搬送経路に沿って搬送して搬送面に戻すようにしたか
ら、長尺な平折り説明書であっても短尺な平折り説明書
と同様に箱詰機に向けて搬送することができ、汎用性に
優れたものとなる。また、搬送すべき平折り説明書の切
り替えに関しても、分岐搬送経路の終端と第1搬送手段
の搬送面との間の接続を断続するだけで済むことから、
その切り替えを容易に行うことができる。
【0060】請求項2の搬送装置によれば、タッカプレ
ートにより押し出された長尺平折り説明書を一対のピン
チローラ間にて挟み付けるようにしてあるから、長尺平
折り説明書をダブル平折り説明書に確実に成形すること
ができる。請求項3の搬送装置によれば、一対のピンチ
ローラから受け取ったダブル平折り説明書を縦向き姿勢
にして搬送する第1サンドイッチ搬送ベルトと、ダブル
平折り説明書を横向き姿勢にして搬送可能な第2サンド
イッチ搬送ベルトとの間に押し込みプッシャ手段を設
け、この押し込みプッシャ手段により第1サンドイッチ
搬送ベルトの出口から送出されたダブル平折り説明書を
第2サンドイッチ搬送ベルトの入口に向けて押し込むよ
うにしたから、その搬送過程にてダブル平折り説明書の
姿勢を縦向きから横向きに容易且つ確実に変更すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平折り機を一部含む平折り説明書の搬送装置を
示した概略正面図である。
【図2】平折り説明書を示した斜視図である。
【図3】搬送装置内で平折り説明書の搬送の流れを示し
た斜視図である。
【図4】長尺平折り説明書の折り込み機構を拡大して示
した正面図である。
【図5】折り込み機構及びアッパサンドイッチ搬送ベル
トを示した概略平面図である。
【図6】平折り機の残り部分を示した図である。
【図7】折り込み機構の一対のピンチローラを示した側
面図である。
【図8】アッパ及びロアサンドイッチ搬送ベルトへの動
力伝達経路の一部を示した図である。
【図9】押し込みプッシャ機構を示した平面図である。
【図10】押し込みプッシャ機構の正面図である。
【図11】下降サンドイッチ搬送ベルト部分及びロアサ
ンドイッチ搬送ベルトの出口部分におけるプーリの配置
を示した図である。
【符号の説明】
2 搬送装置 4 平折り機 8 主搬送経路(第1搬送手段) 10 下降サンドイッチ搬送ベルト部分 12 水平サンドイッチ搬送ベルト部分 14 上昇サンドイッチ搬送ベルト部分 16 エンドレスベルト 18 入口プーリ 20 方向変換プーリ 22 駆動プーリ 24 出口プーリ 28 エンドレスベルト 30 入口プーリ 32 方向変換プーリ 54 接続搬送ベルト 56 接続プーリ 58 折り込み機構(折り込み手段) 60 タッカプレート 80 カムディスク 82 回転軸 90 駆動軸 134,136 ピンチローラ 148 アッパサンドイッチ搬送ベルト(第1
サンドイッチ搬送ベルト) 150 ロアサンドイッチ搬送ベルト(第2サ
ンドイッチ搬送ベルト) 152,154 エンドレスベルト 156、168 入口プーリ 160,170 出口プーリ 206 押し込みプッシャ機構(押し込みプッ
シャ手段) 214 プッシャプレート 224 カムディスク 226,228 エンドレスベルト 230,244 入口プーリ 234,246 出口プーリ S1 短尺平折り説明書 S2 長尺平折り説明書 W ダブル平折り説明書

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平折り機から長さが異なり且つ横向き姿
    勢の平折り説明書を受け取り可能で、受け取った平折り
    説明書を所定の搬送面に沿って搬送する第1搬送手段
    と、 前記搬送面の途中に規定された分岐位置に長尺な平折り
    説明書が到達したとき、この長尺平折り説明書をその長
    手方向中央から重ね折りしたダブル平折り説明書に成形
    し、このダブル平折り説明書を前記搬送面の一方の側に
    押し出す折り込み手段と、 前記折り込み手段により押し出された前記ダブル平折り
    説明書を縦向き姿勢で受け取り、受け取った前記ダブル
    平折り説明書を所定の分岐搬送経路に沿い前記分岐位置
    よりも下流側の前記搬送面に向けて搬送する第2搬送手
    段と、 前記分岐搬送経路に沿って前記ダブル平折り説明書が搬
    送される過程にて、前記ダブル平折り説明書を搬送方向
    でみて横向き姿勢に変更する姿勢変更手段と、 前記搬送面に対し前記分岐搬送経路の終端を分離可能に
    接続し、前記分岐搬送経路から前記ダブル平折り説明書
    を前記搬送面に乗り換えさせる接続手段とを具備したこ
    とを特徴とする平折り説明書の搬送装置。
  2. 【請求項2】 折り込み手段は、前記搬送面の一方の側
    に配置され、前記搬送面を通過して往復動することによ
    り、前記分岐位置にある長尺平折り説明書の長手方向中
    央を押し出すタッカプレートと、前記搬送面の他方の側
    に配置され、前記タッカプレートにより押し出された長
    尺平折り説明書の長手方向中央部分を導いて挟み付け、
    前記ダブル平折り説明書に成形する一対のピンチローラ
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の平折り説
    明書の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第2搬送手段は、前記一対のピンチ
    ローラから送出されたダブル平折り説明書を挟み付けて
    受け取り、縦向きの姿勢で搬送する第1サンドイッチ搬
    送ベルトと、この第1サンドイッチ搬送ベルトの出口か
    ら送出された前記ダブル平折り説明書を所定の姿勢変更
    位置にて停止させるストッパ手段と、前記姿勢変更位置
    の近傍から前記搬送面に向けて延びるとともにダブル平
    折り説明書を挟み付けて搬送可能な第2サンドイッチ搬
    送ベルトとを備えており、 前記姿勢変更手段は、前記姿勢変更位置にある前記ダブ
    ル平折り説明書を横向きに押し出して前記第2サンドイ
    ッチ搬送ベルトの入口に供給する押し込みプッシャ手段
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の平折り
    説明書の搬送装置。
JP33414796A 1996-12-13 1996-12-13 平折り説明書の搬送装置 Pending JPH10167563A (ja)

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JP33414796A JPH10167563A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 平折り説明書の搬送装置

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