JPH10167487A - 画像形成装置用の給紙装置 - Google Patents

画像形成装置用の給紙装置

Info

Publication number
JPH10167487A
JPH10167487A JP8346794A JP34679496A JPH10167487A JP H10167487 A JPH10167487 A JP H10167487A JP 8346794 A JP8346794 A JP 8346794A JP 34679496 A JP34679496 A JP 34679496A JP H10167487 A JPH10167487 A JP H10167487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
tray
sheet
paper
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8346794A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamiya Akimoto
民也 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8346794A priority Critical patent/JPH10167487A/ja
Publication of JPH10167487A publication Critical patent/JPH10167487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが誤って給紙トレイを引き出そうとし
た場合に、装置構成部品の破損を防止する。 【解決手段】 給紙トレイ引き出し時、底板上昇駆動部
13の固定ギヤ19が回転し、スライド軸20端のカッ
プリング18と連結した軸10を介して底板を押し上げ
るレバーを回転させ、給紙トレイ底面に突き当たらせ
る。固定ギヤ19がさらに回転すると、スライド軸20
のスライドにより給紙トレイのシート積載部が押し出さ
れカバー部に追従する。引き出し速度が速過ぎると固定
ギヤ19の歯部43に対してネジ部44がスライドし、
スライド軸20が移動可能となる。ネジ部44はその移
動にも拘わらず、歯部43の回転駆動力をスライド軸2
0側に伝達するので、スライド軸20の動作が遅れて開
始し、カップリング18の返りつめ25が軸10のピン
12から外れ、給紙トレイが引き出せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター、印刷機等の画像形成装置用の給紙装
置に関し、特にフロントローディング方式の給紙トレイ
を備えた給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロント・ローディング方式の給紙トレ
イは、画像形成装置の設置占有面積を小さくでき、ユー
ザによる用紙の補給等が容易であるため広く普及してい
る。このようなフロント・ローディング方式の給紙トレ
イにおいて、用紙切れの警告があった場合、ユーザは給
紙トレイを画像形成装置本体から引き出し用紙補給を行
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、ユーザーが過って給紙中のト
レイを引き出した時は、シートが詰まり、最悪時には装
置の故障を引き起こすことがあった。
【0004】このような問題に対処するため、給紙時
に、給紙トレイを任意に引き出せなくするためのロック
機構を備えた画像形成装置もある。しかしながら、シー
トサイズの変更や、特殊シートのセット等頻繁に行われ
る給紙トレイの引き出しを速やかに行いたいというユー
ザの要望に反し、ロック機構を備えた給紙装置において
は、その解除のために時間を要するという問題があっ
た。そしてロックが解除される前に給紙トレイの引き出
しが行われると、ロック用の爪が破損したりして装置の
故障の原因となっていた。
【0005】そこで本発明は、給紙動作中にユーザが過
って給紙トレイを引き出そうとした場合にも、装置構成
部品を破損させることがない画像形成装置用の給紙装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の給紙装置のうち
請求項1に係るものは、画像形成装置本体に対し引き出
し自在にされた給紙トレイと、該給紙トレイ内に積載し
た転写紙を給紙ローラに接触させるために揺動自在に支
承された底板と、該底板を押し上げるレバーを備えると
ともに上記給紙トレイに回動自在に支承された操作杆
と、回転して該操作杆に係合または解除されるカップリ
ング部材を備えるとともに外周にねじ部を備えた回転軸
と、該回転軸のねじ部に噛合してその回転に伴って上記
回転軸をその軸線方向に沿って移動させるねじ部材と、
該ねじ部材の外周に上記回転軸の軸線方向に沿って移動
自在に装着されてその回転に伴って上記ねじ部材を回転
させるギヤ部材と、該ギア部材を一方向に回転駆動させ
ることによって上記回転軸のカップリング部材を上記操
作杆に係合させて上記給紙トレイを給紙部内に引き込
み、また上記ギア部材を他方向に回転駆動させることに
よって上記カップリング部材を上記操作杆から解除させ
るとともに上記給紙トレイを給紙部から押し出す駆動手
段とを備えることを特徴とする。
【0007】同請求項2に係るものは、上記ねじ部材に
対し、上記ギヤ部材を上記回転軸の軸線方向の一側に付
勢するばね部材を備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
沿って説明する。図1は本発明に係る給紙装置の一実施
形態を画像形成装置本体の正面側から見た状態を概念的
に示した図である。図において給紙トレイ38は、装置
本体5両端の図示しないレールにガイドされ、フロント
ローディング、即ち図の前方への引き出し可能に設置さ
れている。装置本体5内で転写紙は、給紙トレイ38か
ら図の右方向へ給紙・搬送され、作像部に送られて画像
を転写定着された後、機外へ排出される。
【0009】給紙トレイ38は、図2及び図3に示すよ
うに、転写紙を積載するシート積載部1と、その前面に
設けられたカバー部2より構成されている。シート積載
部1の前部両サイドにはカバー部2をシート積載部1に
対しスライド可能にするガイドレール3を備える。コイ
ルスプリング4を介してシート積載部1とカバー部2が
連結されている。図4の給紙装置の概略側面図に示すよ
うに、装置本体5外ではスプリング4の力によって、シ
ート積載部1とカバー部2との間には間隔がないが、装
置本体5内では、後述する機構により、両者の間隔が広
がるようになっている。なお図4(A)は用紙を補給し
た給紙トレイ38を装置本体5にセットしようとしてい
る状態、同(B)はカバー部2が装置本体5へ完全にセ
ットさせる直前にトレイ検知が作動するときの状態、同
(C)は装置本体5内の図示しない駆動部にてシート積
載部1が装置本体5内へ引き込まれた状態を示す。即
ち、給紙トレイ38を装置本体5にセットした時、カバ
ー部2が装置本体5に突き当たってローディング方向の
位置が決まる。なお、図5は給紙トレイ38の挿入時に
おけるシート積載部1とカバー部2との位置関係(同図
(A))、及び引き出し時におけるそれらの位置関係
(同図(B))を示している。
【0010】シート積載部1には、従来と同様、サイド
フェンス、エンドフェンス、底板8、底板上昇レバー部
9及びシートサイズ検知板が備えられている。底板上昇
レバー部9は、図6に示すように、軸10とレバー11
より構成されている。また図2に示すように、軸10の
後端部にはピン12が圧入、固定され、このピン12の
位置で軸10が後述する駆動部と連結することによっ
て、駆動部からの回転を伝達する。
【0011】軸10の軸芯は、転写紙の搬送方向に対し
て略垂直で、フロントローディング方向と略平行に配置
されている。また、軸10は、図7に示すように、シー
ト積載部1に対しE型リング14で締結され、シート積
載部1に対して揺動回転のみ可能で、スラスト方向には
移動できないようにされている。
【0012】装置本体5内には、図8に示すように、底
板上昇駆動部13、その駆動制御部34、給紙制御部3
5、装置制御部36等が備えられている。底板上昇駆動
部13は、シート積載部1を自動挿入及び排出し、底板
8を給紙可能状態まで上昇させる。底板上昇駆動部13
は、図9に示すように、駆動源としての正逆転可能なモ
ータ15、モータ15の出力回転を減速する駆動ギヤ
部、出力回転を上昇レバー部9へ連結、入力する駆動出
力部17を備えて構成される。
【0013】駆動ギヤ部は、モータ15からの回転を減
速し回転トルクを増幅するように2段のアイドラギヤ1
6と、アイドラギヤ16と噛み合って駆動出力部17と
連結する固定ギヤ19とからなる。固定ギヤ19は、ア
イドラギヤ16と噛み合うように位置関係を考慮して配
置されている。
【0014】図10及び図11は底板上昇駆動部13の
断面図であり、図12及び図13はハウジングを取り除
いた状態の斜視図である。固定ギヤ19を回転可能に取
り付ける手前側と奥側の軸受29は、図10に示すよう
に、ハウジング40に固定される。ここで固定ギア19
は、歯部43及びねじ部44により構成されている。ね
じ部44は、歯部43の穴に挿入されており、互いが接
触する面、すなわち歯部43の穴の内周面及びねじ部4
4の外周面には、その軸線方向に沿ってスプライン45
が設けられている。従ってハウジング40内に固定され
た歯部43に対しねじ部44は、その軸線方向に摺動自
在にされている。また、ねじ部44は、歯部43が駆動
を受けて回転されると、スプライン45の噛合により、
これに伴って回転する。スプリング46は、ねじ部44
を給紙トレイの引き出し方向に常時加圧するよう機能し
ている。また、ねじ部44の内周面には雌ねじが切られ
ており、スライド軸20の雄ねじと噛合している。さら
に固定ギヤ19のねじ部44の端面には突起27が設け
られている。
【0015】図12及び図13に示すように、駆動出力
部17は、固定ギヤ19のねじ部44と噛合するスライ
ド軸20と、ピン12と連結されるスライド軸20の先
端に取り付けられたカップリング18により構成され
る。スライド軸20の外形には固定ギヤ19のねじ部4
4の雌ネジと噛合するよう左巻き雄ネジが切られてい
る。ここで、両ねじ部は一定の摩擦力によって一体とな
り、そのため、固定ギヤ19が、装置本体の正面側から
見て反時計回転すると、スライド軸20は同期して反時
計回転する。しかし、スライド軸20の回転負荷が大き
いときには、固定ギヤ19に対してスライド軸20がそ
の軸線に沿って装置奥側に向かってスライド移動する。
同様に、固定ギヤ19が時計回転すると、スライド軸2
0は同期して時計回転する。そしてその回転負荷が大き
いときには、固定ギヤ19に対してスライド軸20が手
前側へスライド移動する。
【0016】底板上昇レバー部9の軸10が、スライド
軸20とカップリング18を介して嵌合状態にある時、
スライド軸20が装置本体の正面側から見て反時計回転
されると、底板8はその先端部を上昇させ給紙可能状態
となる。また、スライド軸20が時計回転されると、逆
に底板8の先端部は下降して給紙トレイが引き出し可能
な状態となる。
【0017】カップリング18には左巻きの返り爪25
が備えられ、スライド軸20が反時計回転した後にはこ
れがピン12と係合し、従って給紙トレイ38を装置本
体5の手前側へ引いても抜くことができない。一方、ス
ライド軸20が時計回転されると、ピン12が返り爪2
5から外れるので、給紙トレイ38は装置本体5の手前
側へ引き抜くことが可能となる。なお、返り爪25のピ
ン12を引っ掛ける側の面は、ピン12が抜けやすいよ
うに勾配が設けられている。なお、スライド軸20に対
するカップリング18の固定にはナット30によるダブ
ルナット方式を採用している。これにより、スライド軸
20に対するカップリング18の位置を簡単に微調整で
きるようになり、従ってアナログ式作像方式においても
レジスト調整が容易にできる(図14参照)。
【0018】スライド軸20はその両端付近にピン28
を圧入固定して備えている。これは固定ギヤ19に対し
てスライド軸20がスライド移動して行った時、固定ギ
ヤ19の突起27とピン28が嵌合することによって、
固定ギヤ19に対してスライド軸20がそれ以上スライ
ドできなくするためである(図12に参照)。なお、図
12において手前側のピン28は、シート積載部1を自
動挿入させた時にシート積載部1のシート基準が、装置
本体5のシート基準に一致する所に配置されている。軸
奥側のピン28は、シート積載部1を自動排出させた時
に、シート積載部1の取手31が下段トレイのカバーよ
り出てきて、ユーザーが引き出し操作可能となる所へ配
置されている。
【0019】図8において、装置本体5内の動作は、駆
動制御部34及び給紙制御部35が各々のユニットを制
御し、それらを装置制御部36が制御する。給紙制御部
35は、シートサイズ検知、各搬送センサー、上昇検知
センサー23、トレイ検知センサー、カバー開閉検知セ
ンサー等を入力し、ピックアップ動作ソレノイド、搬送
クラッチ、給紙クラッチ、セパレート解除ソレノイド、
底板上昇駆動部13、レジストクラッチ、警告ブザー3
7等に出力し、搬送中のシートを各入力信号より管理
し、各出力を制御する。また異常発生時には緊急停止
し、その旨を装置制御部36へ送信する。
【0020】装置本体5前面側に、カバー検知センサー
33が備えられ、給紙トレイ38がシート補給などの後
に、挿入されるとこれを検知する。そしてこの検知信号
は、駆動制御部34を介し底板上昇駆動部13の動作を
開始させる。また自動排出時にはトレイ検知部22によ
って、カバー検知センサー33が切れた時に底板上昇駆
動部13の動作が停止される。転写紙を画像形成部へと
搬送する給紙分離部には、底板8上の最上位の転写紙が
給紙適正位置にあるか否かを検知する上昇検知部23が
備えられ、駆動制御部34を介し底板上昇駆動部13の
動作を停止する。また、トレイ検知センサー33は、ユ
ーザーが給紙トレイ38を手動により引きだそうとした
時、これを検知し、底板上昇駆動部13を下降回転す
る。
【0021】シート積載部1には、図6に示すように、
装置本体5の搬送基準位置にシート積載部1の搬送基準
が自動挿入されるまで、上昇レバー9を揺動回転できな
くするロック爪24が備えられる。ロック爪24は、レ
バー11に引っ掛かるよう、軸10と略平行に配置さ
れ、スプリング41によって加圧されている。ロック爪
24は、その奥側端部がシート積載部1より突出してお
り、シート積載部1が自動挿入終了間際に装置側板42
に突き当たると、スプリング41が撓んで、ロック爪2
4がレバー11より外れるように構成されている。
【0022】次に、転写紙を給紙部に補給する際の動作
について説明する。スライド軸20は、図13に示すよ
うにカップリング18の返り爪25を略垂直位置にし、
固定ギヤ19に対し装置手前側へ引き出された所で待機
している。給紙トレイ38の底板はフリーの状態にされ
ている時、自重やセットされた転写紙の重さにより、下
降しているため、軸10の先端のピン12は略水平状態
で装置に挿入されることとなる。ここでカバー部2が装
置前面と同一面になる直前に、ピン12がカップリング
18内に入り、ほぼ同時にトレイ検知センサー33がカ
バー部2を検知する。
【0023】トレイ検知センサー33からのセンサー信
号より、駆動制御部34が出力し、底板上昇駆動部13
が反時計方向へ回転される。また、センサー信号よりピ
ックアップ動作ソレノイドが作動し、ピックアップロー
ラが給紙状態となる。底板上昇駆動部13の動作によ
り、カップリング18の返り爪25がピン12を引っ掛
ける。このとき、レバー11はロック爪24によって固
定されているため、カップリング18は回転できなくな
る。その一方で、固定ギヤ19は回転を続けるので、ス
ライド軸20に対し固定ギヤ19のねじ部44が回転
し、両者のネジ溝により、スライド軸20は装置後方
(図10における右側)へと移動する。ここでスライド
軸20と軸10とは、カップリング18を介して連結し
ているので、このスライド軸20の移動に伴って給紙ト
レイ38が給紙部内に引き込まれる。
【0024】装置の紙センターに対しシート積載部1の
紙センターが一致する所で、スライド軸20のピン28
がネジ部44の突起27に突き当たる。同時にロック爪
24が装置内壁に突き当たり、レバー11が解除され、
底板8が回動可能になる。固定ギヤ19の回転が更に続
けられると、レバー11が回動され、この回動に伴って
底板8が上方に回動する。底板8上の転写紙がピックア
ップローラを押し上げアーム付きのフィラーが上昇検知
センサー23を切る。センサーからの信号より駆動制御
部34を介し底板上昇駆動部13の動作が停止される。
【0025】次に、給紙トレイ上の転写紙がなくなった
際の給紙トレイの搬出動作について説明する。給紙動作
中にペーパーエンドセンサーにより転写紙がなくなった
ことが検知されると、駆動制御部34を介し底板上昇駆
動部13が時計方向へ回転され、底板8を降下させる。
固定ギヤ19が回転を続け、レバー11がシート積載部
1に突き当たり回転できなくなると、スライド軸20は
固定ギヤ19に対し装置前方側(図10の左側)へスラ
イドし、シート積載部1を前方へ押し出す。シート積載
部1がカバー部2に突き当たり、シート積載部1の取手
が他のカバーより出た所でカバー検知センサー33がこ
れを検知し、底板上昇駆動部13が回転動作を停止し、
給紙トレイ引き出し可能状態となる(図5(B)参
照)。
【0026】次に、ユーザーが給紙中に給紙トレイを強
制的に引き出そうとした場合の動作について説明する。
給紙動作中に、ユーザーが過ってカバー部2を引き出そ
うとすると、カバー検知部が事態を察知する。検知部か
らの信号により、底板駆動制御部13に直結した警告ブ
ザー37が鳴り、ユーザーに誤操作を警告する。これに
よってユーザーによる引き出し操作は中止され、給紙動
作は通常通り継続される。
【0027】次に、非給紙動作中にユーザーが給紙トレ
イを強制的に引き出そうとした場合の動作について説明
する。ユーザーがカバー部2を引き出そうとすると、カ
バー検知部が事態を察知する。検知部からの信号により
底板上昇駆動部13が時計方向へ回転される。するとレ
バー11はその回転力を受けてシート積載部1に突き当
たり、それ以上回転できなくなる。固定ギヤ19がさら
に回転を続けていくと、スライド軸20がスライドし、
シート積載部1を装置手前側へ押し出し、引き出された
カバー部に追従させる。
【0028】このとき、ユーザーの給紙トレイの引き出
し速度が速く、底板上昇駆動部13の動作が追いつかな
い場合には、固定ギヤ19の歯部43に対し、ネジ部4
4がスライドし、スライド軸20が装置手前側に移動で
きるようになる。ネジ部44はその移動にも拘わらず、
歯部43の回転駆動力をスライド軸20側に伝達するの
で、遅れて底板上昇駆動部13の駆動に基づくスライド
軸20の動作が開始される。これによってカップリング
18の返りつめ25がピン12より外れ、給紙トレイ3
8が引き出し可能になる。給紙トレイ38がスライド軸
20に対し解除されると、ネジ部44はスプリング46
により初期位置に引き戻される。
【0029】このように歯部43とネジ部44との間を
スライド自在とすることにより、底板上昇駆動部13の
動作がユーザーの動作に対し間に合わないような場合で
も、スムーズな給紙トレイの引き出しが可能となる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る画像形成装置用の給紙装
置は、以上説明してきたように、ユーザーにより給紙ト
レイを急激に引き出されてもギヤ部の噛み合いはそのま
まで、スライド軸だけが引き出されるので、給紙トレイ
の駆動系等の構成部品を破損することが防止され、ユー
ザーによるスムーズな引き出しが可能になるという効果
がある。
【0031】請求項2の給紙装置は、請求項1と共通の
効果に加えて、ユーザーにより急激に給紙トレイが引き
出された後、ばね部材により速やかにねじ部材を初期位
置に復帰させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置の一実施形態を備える画
像形成装置本体の正面側から見た状態を概念的に示した
図である。
【図2】給紙トレイの平面図である。
【図3】給紙トレイの前部における斜視図である。
【図4】給紙トレイの給紙部に対する引き出し状態を示
す概略側面図である。
【図5】給紙トレイの挿入時におけるシート積載部とカ
バー部との位置関係(同図(A))、及び引き出し時に
おけるそれらの位置関係(同図(B))を示した図であ
る。
【図6】給紙トレイ内の底板上昇レバーを示す斜視図で
ある。
【図7】給紙トレイに対する軸の固定状態を示した断面
図である。
【図8】画像形成装置の制御系を示したブロック構成図
である。
【図9】底板上昇駆動部の歯車列を示した正面図であ
る。
【図10】引き込み時の底板上昇駆動部の断面図であ
る。
【図11】引き出し時の底板上昇駆動部の断面図であ
る。
【図12】ハウジングを取り除いた状態の底板上昇駆動
部の斜視図である。
【図13】ハウジングを取り除いた状態の底板上昇駆動
部の斜視図である。
【図14】カップリングの位置調整状態を示した側面図
である。
【符号の説明】
1 シート積載部 2 カバー部 3 ガイドレール 4 コイルスプリング 5 画像形成装置 8 底板 9 上昇レバー 10 軸 11 レバー 12 ピン 13 底板上昇駆動部 14 Eリング 15 モータ 16 アイドラギヤ 17 出力部 18 カップリング 19 固定ギヤ 20 スライド軸 22 トレイ検知部 23 上昇検知センサー 24 ロック爪 25 返り爪 27 突起 28 ピン 29 軸受け 30 ナット 31 取手 32 リブ 33 カバー検知センサー 34 駆動制御部 35 給紙制御部 36 装置制御部 37 警告ブザー 38 給紙トレイ 40 ハウジング 41 スプリング 43 歯部 44 ネジ部 45 スプライン 46 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に対し引き出し自在に
    された給紙トレイと、該給紙トレイ内に積載した転写紙
    を給紙ローラに接触させるために揺動自在に支承された
    底板と、該底板を押し上げるレバーを備えるとともに上
    記給紙トレイに回動自在に支承された操作杆と、回転し
    て該操作杆に係合または解除されるカップリング部材を
    備えるとともに外周にねじ部を備えた回転軸と、該回転
    軸のねじ部に噛合してその回転に伴って上記回転軸をそ
    の軸線方向に沿って移動させるねじ部材と、該ねじ部材
    の外周に上記回転軸の軸線方向に沿って移動自在に装着
    されてその回転に伴って上記ねじ部材を回転させるギヤ
    部材と、該ギア部材を一方向に回転駆動させることによ
    って上記回転軸のカップリング部材を上記操作杆に係合
    させて上記給紙トレイを給紙部内に引き込み、また上記
    ギア部材を他方向に回転駆動させることによって上記カ
    ップリング部材を上記操作杆から解除させるとともに上
    記給紙トレイを給紙部から押し出す駆動手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置用の給紙装置。
  2. 【請求項2】 上記ねじ部材に対し、上記ギヤ部材を上
    記回転軸の軸線方向の一側に付勢するばね部材を備える
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置用の給紙装
    置。
JP8346794A 1996-12-09 1996-12-09 画像形成装置用の給紙装置 Pending JPH10167487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8346794A JPH10167487A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 画像形成装置用の給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8346794A JPH10167487A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 画像形成装置用の給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10167487A true JPH10167487A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18385868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8346794A Pending JPH10167487A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 画像形成装置用の給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10167487A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014094795A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Konica Minolta Inc 給紙装置及び画像形成装置
CN106444321A (zh) * 2016-07-13 2017-02-22 珠海联合天润打印耗材有限公司 驱动组件与显影盒

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014094795A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Konica Minolta Inc 給紙装置及び画像形成装置
CN106444321A (zh) * 2016-07-13 2017-02-22 珠海联合天润打印耗材有限公司 驱动组件与显影盒
WO2018010320A1 (zh) * 2016-07-13 2018-01-18 珠海联合天润打印耗材有限公司 驱动组件与显影盒
CN106444321B (zh) * 2016-07-13 2019-08-13 珠海联合天润打印耗材有限公司 驱动组件与显影盒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3335973B2 (ja) 給紙装置
JP2634972B2 (ja) 給紙装置
US8020853B2 (en) Image forming apparatus and sheet feeding apparatus
US5085421A (en) Dual bin paper feed tray for an image reproduction machine such as a printer or copier
JP5843811B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH10167487A (ja) 画像形成装置用の給紙装置
JP5447952B2 (ja) 給紙装置、および画像形成装置
JPH10101237A (ja) 給紙装置
US6874963B2 (en) Driving apparatus having a feeding part power-engaging removal device in image forming apparatus
US11535469B2 (en) Sheet feeding apparatus
JPH10101235A (ja) 省スペース・ローディング・トレイ装置
JP2006290581A (ja) シート収容装置及びこれを用いる画像形成装置
JP7395347B2 (ja) シート収納装置、シート給送装置及びシート排出装置
JP6177696B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP7483372B2 (ja) シート給送装置及び画像形成システム
JPH09309629A (ja) ローディングトレイ装置
JPH05186071A (ja) 給紙装置
JPH04333431A (ja) 給紙装置
JP6381748B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH09301552A (ja) 給紙装置
JP2638214B2 (ja) 画像形成装置
JP2023161375A (ja) シート給送装置及び画像形成システム
JP2022011009A (ja) シート給送装置
JP3181389B2 (ja) 給紙装置
JP2023161374A (ja) シート給送装置