JPH10166324A - 側溝ブロックの製造方法とその側溝ブロック - Google Patents

側溝ブロックの製造方法とその側溝ブロック

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JPH10166324A
JPH10166324A JP33254296A JP33254296A JPH10166324A JP H10166324 A JPH10166324 A JP H10166324A JP 33254296 A JP33254296 A JP 33254296A JP 33254296 A JP33254296 A JP 33254296A JP H10166324 A JPH10166324 A JP H10166324A
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JP33254296A
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Michito Fukazawa
迪人 深澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側溝ブロックの成型作業性を向上する。 【解決手段】 合成樹脂製の内枠21を外枠11内に配置し
た後、コンクリート33を充填する。このコンクリート硬
化後、外枠11を脱型し、水路2の内面に内枠21を一体に
設ける。内枠21を長手方向への脱型する必要がなくな
る。また、水路2の内面が内枠21により保護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側溝ブロックの製
造方法とその側溝ブロックに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の側溝ブロック
として、円形側溝ブロックが知られている。この側溝ブ
ロックは、内部に略円形の水路を有すると共に、この水
路に連通するスリットが上面に形成され、このスリット
は前記水路より幅狭に形成されており、上面に幅狭なス
リットを連続して形成したため、車両通行による振動や
騒音を抑えることができると共に、排水能力にも優れて
いる。
【0003】そして、このような円形側溝ブロックの成
型には、外枠内に水路となる中空筒形の内枠を組み付け
た型枠が用いられ、例えば特開平3−295612号公
報等には、筒形状に形成してある内型枠の側面の一部を
内部側に変形させて断面積を狭くし、その後内型枠を抜
き取る製造方法が知られている。しかし、このような製
法では、断面積を変化させるために構造が複雑で高価な
内型枠が必要となり、また、その内型枠の変形操作が煩
雑になると共に、内型枠を側溝ブロックの長手方向に抜
き取る必要があるため、成型時の作業性に劣るという問
題がある。また、内型枠の脱型後には、水路はコンクリ
ート面が露出した構造となるから、長期使用によるコン
クリートの劣化が避けられなかった。
【0004】そこで、本発明は、成型作業性に優れた側
溝ブロックの製造方法を提供する目的とし、また、製造
が容易で、水路内面を保護することができる側溝ブロッ
クを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の製造方法は、
内枠と外枠との間にコンクリートを充填して内部に水路
を有する側溝ブロックを製造する側溝ブロックの製造方
法において、前記内枠を前記水路の内面形状に形成し、
前記内枠を前記外枠内に配置した後、コンクリートを充
填し、このコンクリート硬化後、前記外枠を脱型し、前
記水路の内面に前記内枠を一体に設ける方法であり、内
型枠の操作及び長手方向への脱型が不要となり、埋め殺
した内枠により水路の内面が形成される。
【0006】また、請求項2の製造方法は、前記側溝ブ
ロックは、前記水路より幅狭で前記水路に連通する開口
を側面に有し、前記開口を成型する開口成型部を用い、
この開口成型部を前記側溝ブロックの側方に脱型する方
法であり、側方に脱型することにより開口成型部の脱型
を容易に行うことができる。
【0007】さらに、請求項3の側溝ブロックは、請求
項1記載の側溝ブロックの製造方法を用いて製造した側
溝ブロックであって、前記側溝ブロックは、前記水路よ
り幅狭で前記水路に連通する開口を側面に有し、合成樹
脂製からなる前記内枠により前記水路の内面を形成した
ものであり、水に晒される内面が合成樹脂製であるた
め、水路におけるコンクリート劣化が防止される。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施
例を示し、同図に示すように、本発明に係わる側溝ブロ
ック1は、図3に示すように、長手方向に連続する略円
形の水路2を有し、この水路2に連通する開口たるスリ
ット3が側面たる上面4に設けられており、このスリッ
ト3は、前記水路2より幅狭に形成され、この例では、
外側が広い段差状に形成されている。また、前記水路2
内には、内枠21が埋め殺し型枠として一体に設けられて
いる。
【0009】前記側溝ブロック1を成型する金属製の外
枠11は、脱型可能な板状をなす上,下,左,右枠部12
U,12D,12L,12Rを有し、これら枠部12U,12D,
12L,12Rは、前記側溝ブロック1の上面4,下面,右
面,左面を成型するものである。この場合、外枠11から
上枠部12Uのみを取り外し可能に構成したり、下枠部12
のみを取り外し可能に構成したり、上,下枠部12U,12
Dの一方に、左,右枠部12L,12Rを展開可能に枢着し
たりすることができる。また、上枠部12Uを下側にして
用いる場合は、下枠部12Dは必ずしも必要としない。
【0010】埋め殺し型枠となる前記内枠21は、合成樹
脂からなり、上部に前記スリット3に対応した溝部22を
有し、側溝ブロック1と同じ長さに形成されている。そ
の内枠21の製法の一例を説明すると、図2に示すよう
に、合成樹脂製パイプ、例えば塩化ビニール製のパイプ
Pを用い、このパイプPを長手方向に切断し、前記溝部
22に対応する切断片Sを取り除くことにより、開口した
溝部22を備えた内枠21が形成される。また、必要に応じ
て、前記内枠21の外面を鑢や刃物等により傷を付ける粗
面加工を施す。尚、図2は、右からパイプPの斜視図、
溝部22を加工した内枠21の斜視図、溝部22にスリット成
型部31を嵌入した状態の斜視図である。
【0011】開口成型部である前記スリット成型部31
は、前記側溝ブロック1のスリット3を成型する金属製
のものであって、前記スリット3に対応した形状をな
し、このスリット成型部31の下端側には、前記内枠21の
溝部22に嵌入する嵌入部32が設けられている。また、こ
の嵌入部32は先端が内枠21内に入るように比較的長く形
成されている。尚、前記上枠部12Uとスリット成型部31
とを別体に設けている。
【0012】次に、前記側溝ブロック1の製造方法につ
き説明すると、外枠11内に内枠21を配置し、この内枠21
の溝部22にスリット成型部31を嵌入しておく。また、溝
部22とスリット成型部31との間は、必要に応じてシール
材(図示せず)によりシールを施す。そして、外枠11と
内枠21との間にコンクリート33を充填し、コンクリート
33が硬化したら、外枠11を取り外し、溝部22及びスリッ
ト3からスリット成型部31を矢印Yに示す側方に抜き取
る。このようにして外枠11及びスリット成型部31を脱型
することにより、水路2の内面に内枠21が一体に設けら
れた側溝ブロック1が得られる。
【0013】このように本実施例では、請求項1に対応
して、内枠21と外枠11との間にコンクリート33を充填し
て内部に水路3を有する側溝ブロック1を製造する側溝
ブロックの製造方法において、内枠21を水路2の内面形
状に形成し、内枠21を外枠11内に配置した後、コンクリ
ート33を充填し、このコンクリート硬化後、外枠11を脱
型し、水路2の内面に内枠21を一体に設けるものである
から、従来の内型枠の操作及び長手方向への脱型が不要
となり、内枠21により水路2の内面が形成されるから、
側溝ブロック1の製造を低コストで効率よく行うことが
できる。
【0014】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、側溝ブロック1は、水路2より幅狭で水路
2に連通する開口たるスリット3を側面たる上面4に有
し、スリット3を成型する開口成型部たるスリット成型
部31を用い、このスリット成型部31を側溝ブロック1の
側方に脱型するものであるから、スリット成型部31の脱
型を容易に行うことができる。
【0015】さらに、このように本実施例では、請求項
3に対応して、請求項1記載の側溝ブロックの製造方法
を用いて製造した側溝ブロックであって、側溝ブロック
1は、水路2より幅狭で水路2に連通する開口たるスリ
ット3を側面たる上面4に有し、合成樹脂製からなる内
枠21により水路2の内面を形成したものであるから、水
に晒される内面が合成樹脂製の内枠21からなるため、水
路2におけるコンクリート33の劣化を防止でき、また、
劣化によりコンクリートからガスなどが発生することが
ない。
【0016】また、実施例上の効果として、内枠21は、
パイプPの長手方向に溝部22を切り欠いて形成したか
ら、市販のパイプPを用いて内枠21を簡便かつ安価に形
成することができる。また、内枠21の外面に粗面加工を
施せば、コンクリート33との密着性が向上する。さら
に、スリット成形部31には、内枠21の内部に挿入する嵌
入部32を設けたから、内枠21内への嵌入部32の挿入長さ
を調節することにより、共通するスリット成型部31を用
いて、直径の異なる水路2を有する大きさの異なるブロ
ックを成型することができる。
【0017】図4は、本発明の第2実施例を示し、上記
第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説
明を省略して詳述すると、この例では、前記上枠部12U
に前記スリット成型部31を一体に設けている。また、製
造において、図4におけるスリット成型部31の上部と、
内枠21の内面との間に、支持具たるサポート34を設け、
このサポート34は長さ調整部35を有し、例えばこの長手
調整部35は雌ねじ筒等からなり、サポート34の上下の杆
の逆方向のねじ部(図示せず)が螺合し、前記長さ調整
部35を廻動することによりサポート34の長さを調整でき
るようになっている。この場合、内枠21の長手方向両側
にサポート34を設けておけば、操作も容易でかつ高さ調
節が容易である。
【0018】そして、図4に示すように、外枠11及び内
枠21をセットし、サポート34の長さを調節し、内枠21の
高さ合わせを簡便に行うことができると共に、サポート
34により内枠21を安定して支持することができる。この
場合、大きさの異なる水路2を有する大きさの異なるブ
ロックの成型時に便利である。すなわち、内枠への嵌入
部32の挿入長さを調節することにより、内枠の高さ位置
を合わせることができる。さらに、上板部12Uにスリッ
ト成型部31を一体に設けたから、上板部12Uの脱型と同
時にスリット成型部31を脱型することができる。
【0019】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変
形実施が可能である。例えば、内枠には各種合成樹脂の
ものを用いることができる。また、実施例では、段差状
のスリットを示したが、外側に広くなるテーパ状のスリ
ットでもよい。さらに、溝部22を有する内枠21は、合成
樹脂の押し出しあるいは引き抜き成型したものを用いる
ことができる。また、上枠部12Uにスリット成型部31を
一体に設けた場合は、上板部と一緒にスリット成型部31
を側方に脱型するようにすればよく、図1及び図4に示
したように、上板部12U側を下にして成型する場合は、
出来上がった側溝ブロックを上方に吊り上げることによ
り、スリット成型部が側溝ブロックの側方に脱型され
る。さらに、実施例では、円形の水路を有するブロック
を用いて説明したが、断面長円形の水路を有するブロッ
クにも適用可能である。また、実施例では、上枠部12U
を下側にした説明したが、上枠部12Uを上側にしてブロ
ックを成型してもよいことはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】請求項1の製造方法は、内枠と外枠との
間にコンクリートを充填して内部に水路を有する側溝ブ
ロックを製造する側溝ブロックの製造方法において、前
記内枠を前記水路の内面形状に形成し、前記内枠を前記
外枠内に配置した後、コンクリートを充填し、このコン
クリート硬化後、前記外枠を脱型し、前記水路の内面に
前記内枠を一体に設けるものであり、成型作業性に優れ
た側溝ブロックの製造方法を提供することができる。
【0021】また、請求項2の製造方法は、前記側溝ブ
ロックは、前記水路より幅狭で前記水路に連通する開口
を側面に有し、前記開口を成型する開口成型部を用い、
この開口成型部を前記側溝ブロックの側方に脱型するも
のであり、成型作業性に優れた側溝ブロックの製造方法
を提供することができる。
【0022】さらに、請求項3の側溝ブロックは、請求
項1記載の側溝ブロックの製造方法を用いて製造した側
溝ブロックであって、前記側溝ブロックは、前記水路よ
り幅狭で前記水路に連通する開口を側面に有し、合成樹
脂製からなる前記内枠により前記水路の内面を形成した
ものであり、製造が容易で、水路内面を保護することが
できる側溝ブロックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す成型方法を説明する
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す内枠の加工を説明す
る斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す側溝ブロックの斜視
図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す成型方法を説明する
断面図である。
【符号の説明】
1 側溝ブロック 2 水路 3 スリット(開口) 4 上面(側面) 11 外枠 21 内枠 31 スリット成型部(開口成型部) 33 コンクリート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内枠と外枠との間にコンクリートを充填
    して内部に水路を有する側溝ブロックを製造する側溝ブ
    ロックの製造方法において、前記内枠を前記水路の内面
    形状に形成し、前記内枠を前記外枠内に配置した後、コ
    ンクリートを充填し、このコンクリート硬化後、前記外
    枠を脱型し、前記水路の内面に前記内枠を一体に設ける
    ことを特徴とする側溝ブロックの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記側溝ブロックは、前記水路より幅狭
    で前記水路に連通する開口を側面に有し、前記開口を成
    型する開口成型部を用い、この開口成型部を前記側溝ブ
    ロックの側方に脱型することを特徴とする請求項1記載
    の側溝ブロックの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の側溝ブロックの製造方法
    を用いて製造した側溝ブロックであって、前記側溝ブロ
    ックは、前記水路より幅狭で前記水路に連通する開口を
    側面に有し、合成樹脂製からなる前記内枠により前記水
    路の内面を形成したことを特徴とする側溝ブロック。
JP33254296A 1996-12-12 1996-12-12 側溝ブロックの製造方法とその側溝ブロック Pending JPH10166324A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024573A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024573A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品

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