JPH10165496A - 流量補正回路および流量補正回路を有する液体処理装置 - Google Patents

流量補正回路および流量補正回路を有する液体処理装置

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JPH10165496A
JPH10165496A JP8331896A JP33189696A JPH10165496A JP H10165496 A JPH10165496 A JP H10165496A JP 8331896 A JP8331896 A JP 8331896A JP 33189696 A JP33189696 A JP 33189696A JP H10165496 A JPH10165496 A JP H10165496A
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JP
Japan
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liquid
circuit
inlet
outlet
flow rate
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JP8331896A
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Masaaki Hoshino
政陽 星野
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半透膜を有する液体処理手段に対
し、ポンプを用いて送液・排出する際、複雑な制御装置
を使わずに、送液流量と排出流量との差を非常に小さく
し、さらに、装置を小型化することができる流量補正回
路、液体処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の液体処理装置は、液体処理手段に液
体を流出入する送液手段が設けられた入口回路、出口回
路を有し、送液手段の前後を連絡する流量補正回路を有
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉鎖された容器、
または少なくとも一部に液体の通過抵抗の大きな部分を
有する容器に2台のポンプを用いて送液・排出する液体
処理装置において、2台のポンプの流量差により発生す
る容器内圧の変動を防ぎ、または、これらの容器内圧の
変動により、容器の一部に設けられた液体通過抵抗の大
きな部分からの液体の出入りを減少させる流量補正回路
およびこの流量補正回路を有する液体処理装置に関す
る。
【0002】特に人工腎臓用の血液透析装置、血液浄化
用の血漿分離装置、その他血液体外循環に用いられる選
択透過膜装置等の透析液、置換液等の制御に用いられる
流量補正回路よびこの流量補正回路を有する液体処理装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】閉鎖された容器、または少なくとも一部
に液体の通過抵抗の大きな部分を有する容器に2台のポ
ンプを用いて送液・排出する液体処理装置において、送
液流量と排出流量とが等量でない場合、容器内圧が上昇
または下降し、何らかの調節を行わない場合、容器内圧
の変化が加算されてしまう。送液量と排出液量を等量と
するためには、送液用ポンプまたは排出用ポンプの流量
を設定し、他方のポンプを容器内圧、送液重量や排出液
重量の測定値を目安にして流量調節する方法が取られ
る。この様に2台のポンプの流量差を調節するために
は、各種センサーやポンプの自動制御機構など、複雑な
装置が必要となる。また、ポンプ駆動装置を2つ必要と
するため、大きなスペースが必要である。
【0004】また、2台のポンプを使用せず、1台のロ
ーラーポンプに2本のチューブを装着して液体を同一流
量で輸送するダブルポンプがある。ダブルポンプは1台
で送液と排出が可能であり、装置の小型化に有利である
という長所があるが、2本のチューブ間で流量誤差が生
じても補正できないという欠点がある。ダブルポンプを
用いた場合の流量誤差は、ポンプローラーとステーター
の間隔が部位により異なることや、使用するポンプチュ
ーブの内径が多少不均一であること等により発生する。
その大きさは、設定流量の10%にも及ぶことがあり、
前記の流量誤差を機械的に制御することは困難である。
【0005】人工腎臓用の血液透析装置に用いられる透
析液制御装置では、透析器の透析液入口側と出口側にロ
ーラーポンプ、複式ポンプなどが設けられ、流量を制御
している。しかし、入口側と出口側の流量に誤差があっ
て流入量よりも流出量が少ない場合は、透析器内の圧力
が上昇し、透析液は透析膜を通過して血液側へ流れ込
み、逆に流入量よりも流出量が多い場合は、透析器内の
圧力が下降し、血液側の液体が透析膜を通過して透析液
側へ流れ込んでしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題点を解決した、2台のポンプの流量差を調節
するための複雑な装置を必要とせず、装置を小型化で
き、さらには、ダブルポンプを用いた場合のポンプチュ
ーブの装着状態やポンプチューブの形状のばらつきに関
係なく、流量誤差を補正することができる流量補正回路
および流量補正回路を有する液体処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【発明が解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の流量補正回路は、液体入口と液体出口を有
する液体処理手段と、該液体入口に連絡し該液体処理手
段へ液体を誘導する入口回路と、該入口回路にあって液
体を送液する第1送液手段と、該液体出口に連絡する出
口回路と、該出口回路にあって液体を該液体処理手段か
ら排出する第2送液手段とを有する液体処理装置におい
て、該入口回路の該第1送液手段の前後、または該出口
回路の該第2送液手段の前後を連絡することを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の流量補正回路は、上記第1
送液手段と第2送液手段とが同一の駆動装置により駆動
されていることを特徴とする。
【0009】また、本発明の流量補正回路は、上記液体
処理手段に選択透過膜を有し、上記液体入口と液体出口
が、該選択透過膜により隔てられる複数の区画の内の同
じ区画にあることを特徴とする。
【0010】また、本発明の流量補正回路は、上記選択
透過膜が透析膜、透析濾過膜であることを特徴とする。
【0011】また、本発明の流量補正回路は、上記選択
透過膜の液体通過抵抗よりも、該流量補正回路の液体通
過抵抗と該液体処理装置の該液体入口と該液体出口の間
の液体通過抵抗の和が小さいことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の液体処理装置は、液体入
口と液体出口を有する液体処理手段と、該液体入口に連
絡し該液体処理手段へ液体を誘導する入口回路と、該入
口回路にあって液体を送液する第1送液手段と、該液体
出口に連絡する出口回路と、該出口回路にあって液体を
該液体処理手段から排出する第2送液手段とを有する液
体処理装置において、該入口回路の該第1送液手段の前
後、または該出口回路の該第2送液手段の前後を連絡す
る流量補正回路を有することを特徴とする。
【0013】また、本発明の液体処理装置は、上記第1
送液手段と第2送液手段とが同一の駆動装置により駆動
されていることを特徴とする。
【0014】また、本発明の液体処理装置は、上記液体
処理手段に選択透過膜を有し、上記液体入口と液体出口
が、該選択透過膜により隔てられる複数の区画の内の同
じ区画にあることを特徴とする。
【0015】また、本発明の液体処理装置は、上記選択
透過膜が透析膜、透析濾過膜であることを特徴とする。
【0016】また、本発明の液体処理装置は、上記選択
透過膜の液体通過抵抗よりも、該流量補正回路の液体通
過抵抗と該液体処理装置の該液体入口と該液体出口の間
の液体通過抵抗の和が小さいことを特徴とする。
【0017】また、本発明の液体処理装置は、選択透過
膜により隔てられる複数の区画を有し該区画の内の一つ
の区画に液体入口と液体出口を有する液体処理手段と、
該液体入口に連絡し該液体処理手段へ液体を誘導する入
口回路と、該入口回路にあって液体を送液する第1送液
手段と、該液体出口に連絡する出口回路と、該出口回路
にあって液体を該液体処理手段から排出する第2送液手
段とを有する液体処理装置であって、該第1送液手段と
該第2送液手段とが同一の駆動装置により駆動されてお
り、該液体入口からの液体の流入量と該液体出口からの
液体の流出量の流量差が1%以内であることを特徴とす
る液体処理装置。
【0018】また、本発明の液体処理装置は、上記流量
差が0.5%以内であることを特徴とする。
【0019】また、本発明の液体処理装置は、上記流量
差が0.1%以内であることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態を表す模式図
を図1に示す。液体処理手段1と液体供給手段2と液体
回収容器7、およびダブルポンプ3から構成され、液体
供給手段2と液体処理手段1とがダブルポンプ3を介し
て入口回路5で連絡され、液体処理手段1と液体回収容
器7がダブルポンプ3の他方を介して出口回路6で連絡
されている。液体処理手段1には液体入口11および液
体出口12が設けられている。流量補正回路4aの一端
41aは、ダブルポンプ3と液体供給手段1の間で入口
回路5と接続しており、流量補正回路4aの他端42a
は、ダブルポンプ3と液体入口11の間で入口回路5と
接続している。
【0021】液体供給手段2の供給液体は、ダブルポン
プ3の一方に装着された入口回路5のポンプチューブを
通ってダブルポンプ3により、液体処理手段1へ送られ
る。一方、液体処理手段1内の液体は、ダブルポンプ3
の他方へ装着された出口回路6のポンプチューブを通っ
てダブルポンプ3により、排出される。この時、入口回
路5に設けられたポンプチューブと出口回路6に設けら
れたポンプチューブの内径が少しでも異なっていると、
入口回路5と出口回路6の送液量に差が生じてしまう。
【0022】入口回路5の送液量が出口回路6の送液量
よりも多い場合、この流量差により時間の経過とともに
液体処理手段1内の液体量が増加する。流量補正回路4
aを接続しない時、液体処理手段が他に液体の出入り口
がない場合、液体処理手段1内の圧力が上昇し続けてし
まうが、入口回路に流量補正回路4aを接続することに
より、前記流量差を補正するように、液体処理手段1内
に蓄積される分の液体は、流量補正回路4aを通ってダ
ブルポンプ3の液体供給手段2側の入口回路5に戻され
るので、液体処理手段1内の圧力上昇を防ぐことができ
る。
【0023】液体処理手段1内に透析膜により隔てられ
た複数の区画があった場合、流量補正回路4aを有さな
い場合には、液体処理手段1内の液体量が増加すること
によって、該液体が透析膜を通過し、透析膜の反対側へ
流出してしまう。しかし、本発明の流量補正回路4aを
設けることにより、液体処理手段1内の液体量の増加が
なく、該液体が、透析膜の反対側へ流出することもな
い。
【0024】入口回路5は、上記液体供給手段1、液体
入口11を含んでもよく、別の実施形態を表す模式図で
ある図2の如く、流量補正回路4bの一端41bは、液
体供給手段2と接続してもよく、他端42bは液体処理
手段1の液体入口11と接続してもよい。
【0025】さらに、別の1実施形態の模式図を図3、
4に示す。流量補正回路4cの一端41cは、ダブルポ
ンプ3と液体回収容器7の間で出口回路6と接続してお
り、流量補正回路4cの他端42cは、ダブルポンプ3
と液体出口12の間で出口回路6と接続している。
【0026】出口回路6は、上記液体回収容器7、液体
出口12を含んでもよく、流量補正回路4dの一端41
dは、液体回収容器7と接続してもよく、他端42dは
液体処理手段1の液体出口12と接続してもよい。
【0027】上記送液手段としダブルポンプを用いて説
明したが、2台のポンプを使用した場合においても、通
常、流量差を生じるので、解決すべき課題に異なるとこ
ろはない。駆動装置を異にする2台のポンプを用いる場
合は、圧力センサー、重量センサーなどの各種検出装置
とその信号を基にしてポンプを制御する複雑な制御装置
が必要となるところが異なる一つの駆動装置により2つ
の系統の液体を送液するダブルポンプを用いた場合、装
置が小型化できるので好ましい。さらに、ダブルポンプ
のみでは二つの送液部を別々に調節することができない
ので、本発明を適用することは、好適である。
【0028】液体処理手段は、透析器、血液濾過器、透
析濾過器、血漿分離器、吸着装置などが好適に用いられ
る。血液に対する液体の流入、流出の量を制御すること
は、体液の量を調節することになり、正確さが求められ
るからである。本発明の液体処理手段は、本発明の目的
に鑑み、これらに限定されるものではない。
【0029】液体処理機能部は、透析膜、濾過膜、透析
濾過膜、血漿分離膜まどの選択透過膜や、血液中の毒性
物質の吸着剤、その他の特定物資を液体から吸着により
除去するもの等が好適である。特に選択透過膜である場
合には、選択透過膜を介した反対の区画の液体流量に影
響を与えることがないのでより好ましい。さらに、透析
膜、透析濾過膜であると、人工腎臓としての血液体外循
環の際、体液量の調節が容易であるので好ましい。
【0030】流量補正回路の液体通過抵抗は、通常、液
体を流通させた時の回路の両端での圧力差(圧力損失)
で表現されるが、この流量補正回路の液体通過抵抗およ
び液体処理装置の液体入口と液体出口の間の液体通過抵
抗の和が、上記選択透過膜の液体通過抵抗の1/20以
下、より好ましくは1/100以下の場合、本発明の流
量の補正が容易に行われるので好ましい。
【0031】
【実施例】本発明の流量補正回路および液体処理装置の
1実施例を図3に示す。透析膜8により2つに区画され
た容器9の一方の区画には、液体入口11と液体出口1
2を有す。液体貯留槽20は、液体供給手段と液体回収
容器を兼ねている。液体入口11と液体貯留槽20は、
入口回路5で連絡されている。入口回路5には、ポンプ
チューブ51(内径約4mm、外径約6mm)が設けら
れており、ダブルポンプ3の一方に装着されている。液
体出口12と液体貯留槽20は、出口回路6で連絡され
ている。出口回路6には、ポンプチューブ61(内径約
4mm、外径約6mm)が設けられており、ダブルポン
プ3の他方に装着されている。
【0032】流量補正回路4aの一端は、液体入口11
とダブルポンプ3の間の入口回路に三方活栓10で接続
され、他端は液体貯留槽20に連絡している。
【0033】液体処理手段9の他方の区画に液体流出口
31を設け、液体流出口31と接続したチューブ32を
設けた。チューブ32の他端は、液体貯留槽20の液面
とほぼ同じ位置の液面を有する液体の入ったメスシリン
ダー33内に浸した。
【0034】予め、全ての回路、処理手段内には、水を
満たしておいた。
【0035】(1) 三方活栓10により入口回路5を
開放し、流量補正回路4a側を閉鎖してダブルポンプ3
を130ml/minに設定して循環した。その結果、
メスシリンダーの液量は、2.5ml/minの流量で
増加した。流量誤差は、1.9%であった。
【0036】(2) 次に同一回路にて三方活栓10に
より入口回路5および流量補正回路4aを開放にしてダ
ブルポンプ3を130ml/minに設定して循環し
た。その結果、メスシリンダーの液量は、3ml/hr
の流量で増加したのみであった。流量誤差は、0.04
%であった。
【0037】
【発明の効果】本発明の流量補正回路は、液体入口と液
体出口を有する液体処理手段と、該液体入口に連絡し該
液体処理手段へ液体を誘導する入口回路と、該入口回路
にあって液体を送液する第1送液手段と、該液体出口に
連絡する出口回路と、該出口回路にあって液体を該液体
処理手段から排出する第2送液手段とを有する液体処理
装置において、該入口回路の該第1送液手段の前後、ま
たは該出口回路の該第2送液手段の前後を連絡すること
を特徴としているので、閉鎖された容器、または少なく
とも一部に液体の通過抵抗の大きな部分を有する容器
に、ポンプを用いて送液・排出する際、複雑な制御装置
を使わずに、送液流量と排出流量との差を非常に小さく
することができる。
【0038】また、本発明の流量補正回路は、上記第1
送液手段と第2送液手段とが同一の駆動装置により駆動
されているため、上記の効果に加え、装置を小型化する
ことができる。
【0039】また、本発明の流量補正回路は、上記液体
処理手段に選択透過膜を有し、上記液体入口と液体出口
が、該選択透過膜により隔てられる複数の区画の内の同
じ区画にあるため、該液体が、透析膜の反対側へ流出ま
たは流入することがない。
【0040】また、本発明の流量補正回路は、上記選択
透過膜が透析膜、透析濾過膜であるため、血液体外循環
等の際、体液量を制御することが容易である。
【0041】また、本発明の流量補正回路は、上記選択
透過膜の液体通過抵抗よりも、該流量補正回路の液体通
過抵抗と該液体処理装置の該液体入口と該液体出口の間
の液体通過抵抗の和が小さいため、流量補正が容易であ
る。
【0042】さらに、本発明の液体処理装置は、液体入
口と液体出口を有する液体処理手段と、該液体入口に連
絡し該液体処理手段へ液体を誘導する入口回路と、該入
口回路にあって液体を送液する第1送液手段と、該液体
出口に連絡する出口回路と、該出口回路にあって液体を
該液体処理手段から排出する第2送液手段とを有する液
体処理装置において、該入口回路の該第1送液手段の前
後、または該出口回路の該第2送液手段の前後を連絡す
る流量補正回路を有するため、閉鎖された容器、または
少なくとも一部に液体の通過抵抗の大きな部分を有する
容器に、ポンプを用いて送液・排出する際、複雑な制御
装置を使わずに、送液流量と排出流量との差を非常に小
さくすることができる。
【0043】また、本発明の液体処理装置は、上記第1
送液手段と第2送液手段とが同一の駆動装置により駆動
されているため、上記の効果に加え、装置を小型化する
ことができる。
【0044】また、本発明の液体処理装置は、上記液体
処理手段に選択透過膜を有し、上記液体入口と液体出口
が、該選択透過膜により隔てられる複数の区画の内の同
じ区画にあるため、該液体が、透析膜の反対側へ流出ま
たは流入することがない。
【0045】また、本発明の液体処理装置は、上記選択
透過膜が透析膜、透析濾過膜であるため、血液体外循環
等の際、体液量を制御することが容易である。
【0046】また、本発明の液体処理装置は、上記選択
透過膜の液体通過抵抗よりも、該流量補正回路の液体通
過抵抗と該液体処理装置の該液体入口と該液体出口の間
の液体通過抵抗の和が小さいため、流量補正が容易であ
る。
【0047】また、本発明の液体処理装置は、選択透過
膜により隔てられる複数の区画を有し該区画の内の一つ
の区画に液体入口と液体出口を有する液体処理手段と、
該液体入口に連絡し該液体処理手段へ液体を誘導する入
口回路と、該入口回路にあって液体を送液する第1送液
手段と、該液体出口に連絡する出口回路と、該出口回路
にあって液体を該液体処理手段から排出する第2送液手
段とを有する液体処理装置であって、該第1送液手段と
該第2送液手段とが同一の駆動装置により駆動されてお
り、該液体入口からの液体の流入量と該液体出口からの
液体の流出量の流量差が1%以内であるため、ポンプを
用いて送液・排出する際、複雑な制御装置を使わずに、
送液流量と排出流量との差を非常に小さくすることがで
き、装置を小型化することができ、血液体外循環等の
際、体液量を制御することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる流量補正回路および液体処理装
置の1実施例の模式図である。
【図2】本発明に係わる流量補正回路および液体処理装
置の別の実施例の模式図である。
【図3】本発明に係わる流量補正回路および液体処理装
置の別の実施例の模式図である。
【図4】本発明に係わる流量補正回路および液体処理装
置の別の実施例の模式図である。
【図5】本発明に係わる流量補正回路および液体処理装
置の別の実施例の模式図である。
【符号の説明】
1、9 液体処理手段 11 液体入口 12 液体出口 2 液体供給手段 3 ダブルポンプ 4、4a、4b、4c、4d 流量補正回路 5 入口回路 6 出口回路 7 液体回収容器 8 透析膜 9 透析器 10 三方活栓 51、61 ポンプチューブ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体入口と液体出口を有する液体処理手
    段と、該液体入口に連絡し該液体処理手段へ液体を誘導
    する入口回路と、該入口回路にあって液体を送液する第
    1送液手段と、該液体出口に連絡する出口回路と、該出
    口回路にあって液体を該液体処理手段から排出する第2
    送液手段とを有する液体処理装置において、該入口回路
    の該第1送液手段の前後、または該出口回路の該第2送
    液手段の前後を連絡することを特徴とする流量補正回
    路。
  2. 【請求項2】 上記第1送液手段と第2送液手段とが同
    一の駆動装置により駆動されていることを特徴とする請
    求項1記載の流量補正回路。
  3. 【請求項3】 上記液体処理手段に選択透過膜を有し、
    上記液体入口と液体出口が、該選択透過膜により隔てら
    れる複数の区画の内の同じ区画にあることを特徴とする
    請求項1または2記載の流量補正回路。
  4. 【請求項4】 上記選択透過膜が透析膜、透析濾過膜で
    あることを特徴とする請求項3記載の流量補正回路。
  5. 【請求項5】 上記選択透過膜の液体通過抵抗よりも、
    該流量補正回路の液体通過抵抗と該液体処理装置の該液
    体入口と該液体出口の間の液体通過抵抗の和が小さいこ
    とを特徴とする請求項3または4記載の流量補正回路。
  6. 【請求項6】 液体入口と液体出口を有する液体処理手
    段と、該液体入口に連絡し該液体処理手段へ液体を誘導
    する入口回路と、該入口回路にあって液体を送液する第
    1送液手段と、該液体出口に連絡する出口回路と、該出
    口回路にあって液体を該液体処理手段から排出する第2
    送液手段とを有する液体処理装置において、該入口回路
    の該第1送液手段の前後、または該出口回路の該第2送
    液手段の前後を連絡する流量補正回路を有することを特
    徴とする液体処理装置。
  7. 【請求項7】 上記第1送液手段と第2送液手段とが同
    一の駆動装置により駆動されていることを特徴とする請
    求項6記載の液体処理装置。
  8. 【請求項8】 上記液体処理手段に選択透過膜を有し、
    上記液体入口と液体出口が、該選択透過膜により隔てら
    れる複数の区画の内の同じ区画にあることを特徴とする
    請求項6または7記載の液体処理装置。
  9. 【請求項9】 上記選択透過膜が透析膜、透析濾過膜で
    あることを特徴とする請求項8記載の液体処理装置。
  10. 【請求項10】 上記選択透過膜の液体通過抵抗より
    も、該流量補正回路の液体通過抵抗と該液体処理装置の
    該液体入口と該液体出口の間の液体通過抵抗の和が小さ
    いことを特徴とする請求項8または9記載の液体処理装
    置。
  11. 【請求項11】 選択透過膜により隔てられる複数の区
    画を有し該区画の内の一つの区画に液体入口と液体出口
    を有する液体処理手段と、該液体入口に連絡し該液体処
    理手段へ液体を誘導する入口回路と、該入口回路にあっ
    て液体を送液する第1送液手段と、該液体出口に連絡す
    る出口回路と、該出口回路にあって液体を該液体処理手
    段から排出する第2送液手段とを有する液体処理装置で
    あって、該第1送液手段と該第2送液手段とが同一の駆
    動装置により駆動されており、該液体入口からの液体の
    流入量と該液体出口からの液体の流出量の流量差が全流
    量の1%以内であることを特徴とする液体処理装置。
JP8331896A 1996-12-12 1996-12-12 流量補正回路および流量補正回路を有する液体処理装置 Pending JPH10165496A (ja)

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