JPH10165368A - 光照射耳鏡 - Google Patents

光照射耳鏡

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Publication number
JPH10165368A
JPH10165368A JP8351876A JP35187696A JPH10165368A JP H10165368 A JPH10165368 A JP H10165368A JP 8351876 A JP8351876 A JP 8351876A JP 35187696 A JP35187696 A JP 35187696A JP H10165368 A JPH10165368 A JP H10165368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
otoscope
diameter portion
ear
lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP8351876A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Shiba
誠治 芝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONKEN SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ONKEN SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by ONKEN SEISAKUSHO KK filed Critical ONKEN SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耳穴の奥の暗い部分にある患部についても、治
療及び診断を容易に行うことができる光照射耳鏡を提供
する。 【解決手段】耳鏡本体1全体を光伝導性の合成樹脂によ
って形成した。耳鏡本体1に取り付けられた把持手2に
投光部3を内蔵した。この投光部3によって、耳鏡本体
1の拡径部11に光を照射し、この照射した光を、耳鏡
本体1自体によってその先端部12に導いて、当該先端
部12付近を照明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、先端部を耳穴に
挿入して患部を覗く光照射耳鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耳鏡は、医療機関において治療
用、診断用の補助具として多用されている。この耳鏡
は、耳の穴に挿入する中空の小径部と、この小径部から
末広がりに延びる中空の拡径部とを有するラッパ形状の
ものであり、全体がステンレス等の金属によって形成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
耳鏡は、患部が耳穴の奥の暗い部分にある場合には、反
射鏡やライトによって照明しながら患部を覗く必要があ
る。しかし、上記反射鏡を用いる場合には、十分な光量
を得ることができず、ライトを用いる場合には、患部に
影が生じ易い。このため、耳穴の奥の患部については、
その治療、診断が困難であるという問題があった。さら
に、上記従来の耳鏡は、製造コストが高くつくので、い
わゆる使い捨てにすることができず、使用後において消
毒等の面倒な手間が必要であるという問題もあった。
【0004】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、耳穴の奥の暗い部分の患部についても、治
療、診断を容易に行うことができる光照射耳鏡を提供す
ることを目的とする。また、この発明は、使い捨てにも
対応することができる光照射耳鏡を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の光照射耳鏡は、耳穴に挿入する中空の小径
部と、この小径部から末広がり状に延びる中空の拡径部
とを有し、全体が光伝導性の合成樹脂からなる耳鏡本体
と、この耳鏡本体の拡径部に連続する把持手と、この把
持手に内蔵され、上記耳鏡本体の拡径部から小径部側に
向けて光を投射する投光部とを具備することを特徴とす
るものである。上記の構成の光照射耳鏡によれば、把持
手に内蔵した投光部から耳鏡本体の拡径部に投射した光
を、耳鏡本体を通してその小径部の先端部に導いて、当
該先端部から照射することができる。
【0006】上記耳鏡本体には、投光部から投射した光
を集光する凸面を形成しておくのが好ましく、この場合
には、投光部から投射した光が、耳鏡本体の拡径部で拡
散して外部に放射されるのを抑制することができる。こ
のため、投光部から投射した光を耳鏡本体の先端部に効
率よく導くことができる。
【0007】上記把持手は、耳鏡本体の拡径部に対して
着脱自在に取り付けているのが好ましく、この場合に
は、使用済の耳鏡本体を把持手から取り外して新たな耳
鏡本体と交換することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の光照射耳鏡の実
施の形態について添付図面を参照しながら詳述する。図
1はこの発明の光照射耳鏡の一つの実施の形態を示す断
面図であり、図2は耳鏡本体1の図1におけるX矢視図
である。上記光照射耳鏡は、耳鏡本体1に、把持手2を
着脱自在に取り付け、この把持手2に、耳鏡本体1に光
を投射する投光部3を内蔵したものである。
【0009】上記耳鏡本体1は、耳穴に挿入する中空の
小径部10と、この小径部10から末広がり状に延びる
中空の拡径部11とを有するラッパ形状のものである。
この耳鏡本体1は、全体が光伝導性の合成樹脂からなる
射出成形品で構成されている。この光伝導性の合成樹脂
としては、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネ
イト、AS樹脂等が採用される。上記拡径部11の開口
縁部11aの所定位置には、上記把持手2を嵌合させる
ためのピン状の嵌合凸部13が突設されており、この嵌
合凸部13の基端部には、把持手2の端面を突き当てる
ためのストッパ14が形成されている。
【0010】上記拡径部11の嵌合凸部13に対応する
部分には、他部分よりも肉厚の厚い厚肉部11bが形成
されている。この厚肉部11bは、小径部10側から開
口縁部11aに向かって漸次肉厚が厚くなっており、そ
の端部の最大厚みは、嵌合凸部13の軸径以上に設定さ
れている。このため、投光部3から投射した光を、小径
部10に無駄なく導くことができる。
【0011】上記拡径部11の嵌合凸部13には、把持
手2との嵌合状態を維持するためのリブ13aが軸方向
に沿って1条又は複数条突設されている。また、上記嵌
合凸部13の端面には、投光部3から投射した光を嵌合
凸部13の軸芯L方向へ集光する凸面15が形成されて
おり(図4参照)、この凸面15によって、投光部3か
ら投射した光が、拡径部11の厚肉部11bにおいて拡
散して、当該厚肉部11bから外部へ放射されるのを抑
制している。このため、投光部3から投射した光を耳鏡
本体1の先端部12に効率よく導くことができる。
【0012】図3も参照して、把持手2は、合成樹脂か
らなる円筒状の本体ケース21の後端部21aに、合成
樹脂からなる有底筒状のキャップ22を回転可能に嵌合
したものであり、上記本体ケース21の先端部21bの
内周は、上記耳鏡本体1の嵌合凸部13にしまり嵌めに
て嵌合されている。また、上記本体ケース21の後端部
21aは、軸方向に延びる相対向する一対のスリット2
1cによって半割りされており、上記キャップ22を当
該後端部21aに嵌合する際に、その中心方向へ弾性収
縮可能となっている。上記把持手2の軸線と、耳鏡本体
1の軸線との夾角は、40°程度に設定されており、把
持手2を握った状態で、耳鏡本体1を耳穴に容易に挿入
できるように配慮されている。
【0013】上記キャップ22の内周所定部には、突起
22aが形成されており、この突起22aを本体ケース
21の後端部21aの外周に形成された周溝21dに係
合させることによって、本体ケース21からキャップ2
2が抜脱するのを規制している。また、上記キャップ2
2の開口部には、周方向にほぼ1/4周延びる凹溝22
bが形成されており、この凹溝22b内には、本体ケー
ス21の後端部21aに形成された係合突起21eが導
入されている(図5参照)。すなわち、上記キャップ2
2は、本体ケース21に対して90°の角度範囲で回動
可能となっている。
【0014】投光部3は、上記本体ケース21の先端側
に挿入されたランプ31と、プラス端子32aを上記ラ
ンプ31のプラス端子31aに接触させた乾電池32
と、ランプ31の点灯と消灯とを選択的に行わせるスイ
ッチ33とを備えている。上記ランプ31は、先端にレ
ンズ31bを配置した集光性に優れるニップル球からな
るものであり、上記レンズ31bは、耳鏡本体1側の凸
面15に近接させてある。このランプ31の光軸は、耳
鏡本体1の嵌合凸部13の軸芯Lに一致させてある。
【0015】スイッチ33は、一端が上記ランプ31の
マイナス端子31cに接続され、他端の接触子Sがキャ
ップ22の内側に位置する長尺の第1導電板33aと、
キャップ22の内奥部から内周に沿って配置され、途中
部が乾電池32側に屈折して当該乾電池32のマイナス
端子32bと接触しているとともに、キャップ22の回
動終端位置にて一端が上記第1導電板33aの接触子S
と接触する第2導電板33bとを備えている。なお、上
記第1導電板33aの一端部は、ランプ31を側面から
弾性的に押圧して、当該ランプ31が本体ケース21の
内部で遊動するのを規制している。
【0016】以上の構成であれば、把持手2のキャップ
22を所定角度回して、ランプ31を点灯させると、そ
の光を嵌合凸部13を通して耳鏡本体1の拡径部11に
投射することができ、この投射した光を、耳鏡本体1を
通してその先端部12に導いて、当該先端部12の近傍
を照明することができる。このため、耳穴の深部を影を
生じることなく良好に照明することができ、ひいては当
該深部を容易に治療及び診断することができる。
【0017】上記耳鏡本体1は、使用後において把持手
2から取り外して新品と交換可能であるので、射出成形
等によってコスト安価に製造することができる点と相ま
って、使い捨てすることもできる。このため、使用後の
消毒等の面倒な手間が不要となる。また、投光部3を把
持手2に内蔵しているので、極めて良好な操作性を確保
することができる。
【0018】この発明の光照射耳鏡は、上記の実施の形
態に限定されるものでなく、例えば、耳鏡本体1と把持
手2の本体ケース21とを一体成形すること等、種々の
設計変更を施すことができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明の光照射耳鏡
は、耳鏡本体全体を光伝導性の合成樹脂によって形成
し、把持手に内蔵された投光部によって耳鏡本体の拡径
部に照射された光を、耳鏡本体自体によってその先端部
に導いて照明するものであるので、耳穴の深部を影を生
じることなく良好に照明することができ、ひいては当該
深部の治療、診断を容易に行うことができる。
【0020】特に、耳鏡本体に、投光部から投射した光
を集光する凸面を形成している場合には、投光部から投
射した光が、耳鏡本体の拡径部で拡散して外部に放射さ
れるのを抑制することができる。このため、投光部から
投射した光を耳鏡本体の先端部に効率よく導くことがで
き、ひいては良好な照度を得ることができる。
【0021】上記把持手を、耳鏡本体の拡径部に対して
着脱自在に取り付けている場合には、使用済の耳鏡本体
を新たな耳鏡本体と交換することができるので、耳鏡本
体自体の製造コストが安い点と相まって、耳鏡本体を使
い捨てにすることができ、そのメンテナンスの手間が不
要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光照射耳鏡の一つの実施の形態を示
す断面図である。
【図2】耳鏡本体の図1におけるX矢視図である。
【図3】把持手の内部構造を示す分解断面図である。
【図4】嵌合凸部の拡大図である。
【図5】図1のIV−IV線拡大端面図である。
【符号の説明】
1 耳鏡本体 10 小径部 11 拡径部 12 先端部 15 凸面 2 把持手 3 投光部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耳穴に挿入する中空の小径部と、この小径
    部から末広がり状に延びる中空の拡径部とを有し、全体
    が光伝導性の合成樹脂からなる耳鏡本体と、 この耳鏡本体の拡径部に連続する把持手と、 この把持手に内蔵され、上記耳鏡本体の拡径部から小径
    部側に向けて光を投射する投光部とを具備することを特
    徴とする光照射耳鏡。
  2. 【請求項2】上記耳鏡本体に、投光部から投射した光を
    集光する凸面を形成している請求項1記載の光照射耳
    鏡。
  3. 【請求項3】上記把持手を、耳鏡本体の拡径部に対して
    着脱自在に取り付けている請求項1記載の光照射耳鏡。
JP8351876A 1996-12-10 1996-12-10 光照射耳鏡 Pending JPH10165368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8351876A JPH10165368A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 光照射耳鏡

Applications Claiming Priority (1)

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JP8351876A JPH10165368A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 光照射耳鏡

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Publication Number Publication Date
JPH10165368A true JPH10165368A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18420217

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8351876A Pending JPH10165368A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 光照射耳鏡

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JP (1) JPH10165368A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001072210A1 (en) * 2000-03-28 2001-10-04 Takehito Kondo Optical instrument

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