JPH10165347A - 清掃モップ洗浄機 - Google Patents

清掃モップ洗浄機

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Publication number
JPH10165347A
JPH10165347A JP34055096A JP34055096A JPH10165347A JP H10165347 A JPH10165347 A JP H10165347A JP 34055096 A JP34055096 A JP 34055096A JP 34055096 A JP34055096 A JP 34055096A JP H10165347 A JPH10165347 A JP H10165347A
Authority
JP
Japan
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water
holder
water tank
string
mop
Prior art date
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Pending
Application number
JP34055096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Miwa
靖二 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yorozu Corp
Original Assignee
Yorozu Corp
Yorozu Jidosha Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Yorozu Corp, Yorozu Jidosha Kogyo KK filed Critical Yorozu Corp
Priority to JP34055096A priority Critical patent/JPH10165347A/ja
Publication of JPH10165347A publication Critical patent/JPH10165347A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手作業による水洗いやひものほぐし作業を不
要とし、大量のモップを効率よく洗浄でき、清掃条件に
対応して任意の湿り気を容易に得られるものとする。 【解決手段】 ケーシング30内の水槽20に、シャフ
ト41に固定されたモップホルダ保持ディスク40が設
けられ、その外周部に複数の切り欠き43が設けられて
いる。この切り欠き部にモップのひも付きのホルダを取
り付け、水を注入した水槽20中で電動モータによりシ
ャフトを回転させる。ひもは水の強い抵抗を受けながら
水中を通過する状態と、水面から空中に解放されて遠心
力により伸びる状態とを繰り返して、付着しているごみ
が洗い落とされる。この水洗いの後、排水して再度回転
させると水分が遠心力でとばされて水切りされる。これ
により、ひもが絡み合うことなく自然な状態に仕上が
り、湿り気の程度も水切りの時間や回転速度の制御によ
り任意に調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル等のフロア清
掃に用いられるモップの洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル等のフロア清掃には、所定長さの多
数のひもを束ねたモップが用いられている。すなわち、
モップは、ひもと、多数のひもを束ねて保持するホルダ
と、このホルダから延びる柄とからなっている。その基
本的な使用法は、そのひもに湿り気をもたせた状態でフ
ロア面をすべらせあるいはこすることにより、フロアワ
ックスやごみなどを拭き取ることにある。そこで、所定
のフロア面積を拭くと当然にそのひも部にはワックスや
ごみが多量に付着するので、適宜間隔でひも部を洗浄す
る必要がある。なお、業務として多数のビルのフロア等
を清掃する場合にはひもの消耗も早いので、ホルダと柄
とは着脱可能とされ、新しいひも付きホルダと容易に交
換できるようになっているものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなモップ洗浄
のため、とくに業務として連続的に多数の清掃を実施す
る場合には、モップ洗浄が短時間に効率よく行われるこ
とが要求される。さらに、水切り後は、それぞれのひも
が絡み合っていると均一な拭き取り効果が得られないの
で、1本々々がばらばらになっていることが必要であ
る。また、水切りの程度も、清掃対象であるフロア等の
種類や状態によってそれぞれに適した湿り気となるよう
にしなければならない。このため、清掃業者では洗浄専
門の人員を配置して、次々に持ち込まれる汚れたモップ
を手作業で洗っているのが一般である。
【0004】また、家庭や個人商店などにおける小規模
の清掃用として、従来より、図12に示すような洗浄具
が用いられている。これは、水槽90の上部に2本のロ
ーラ91、91を配し、足踏みペダル92と連結させて
そのローラ間の間隔を変化させることができるようにな
っている。ここでは、作業者が柄の先のホルダーに保持
されたひも部を水槽の水に浸してゆすることにより、ひ
もに付着したごみ等を落とす。それから、適度の湿り気
とするため、柄をすこし持ち上げてひもを2本のローラ
の間に位置させ、足踏みペダルを踏んでローラ間隔を狭
めてひもを絞り、水切りする。
【0005】しかしこの洗浄具でも、上述したモップ洗
浄に対する要求や条件のいずれも十分に満たしていると
は言い難い。まず、1本ずつしか洗浄することができな
いため、連続的に多数のモップを洗浄するには役に立た
ず、また容量の小さい水槽であるから短時間で水が汚れ
てしまって洗浄効果が落ちるという問題がある。ゴミ落
としも柄を手で上下させて行わなければならず、作業負
荷が大きい。また絞りについても、足踏みペダルの操作
が作業者の勘に頼るため所望の湿り気を得ることも難し
い。
【0006】そしてとくに、ローラ絞りによりひも全体
が平たくくっつき合って板状に固められてしまうので、
このひもをこれまた手作業でバラバラにほぐさなければ
ならない。このような問題点のため、この洗浄具も清掃
業者にまで広く普及するには至っていないのが実状であ
る。
【0007】したがって、本発明は、上記従来の問題点
に鑑み、作業者の手作業による水洗いやひものほぐし作
業を不要として、大量のモップを効率よく洗浄でき、ま
た清掃条件に対応して任意の湿り気を容易に得ることが
できる清掃モップ洗浄機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、上方
に開口する水槽と、この水槽内に配置され、清掃モップ
の柄から分離したひも付きホルダを複数個着脱可能に保
持するホルダ保持手段と、ホルダ保持手段を回転させる
回転駆動手段と、水槽の開口を覆うカバーとを有するも
のとした。
【0009】上記のホルダ保持手段は、ひも付きホルダ
の長さに対応させた所定の間隔でシャフト上に固定され
た2枚のディスクを有し、そのディスクにはそれぞれそ
の外周にそってひも付きホルダの各端部を保持する保持
具が設けられているものとするのが好ましい。
【0010】シャフトは、水平に配置するのが好まし
く、また、ディスクの外周縁には、ひも付きホルダの位
置決め用の切り欠きを所定間隔で放射状に形成すること
ができる。さらに、保持具としては、ひも付きホルダを
係止する引っ掛けリングを備えるクランプを用いること
ができる。
【0011】また、シャフトの一端が水槽の側壁を貫通
し、回転駆動手段は、シャフトの上記一端に設けられた
プーリと、プーリにベルト連結されたモータとから構成
することができる。そして、水槽と回転駆動手段はケー
シング内に収納され、水槽の底壁には排水管が設けら
れ、カバーには給水口を設けるのが望ましい。
【0012】
【作用】水槽内のホルダ保持手段に、複数のひも付きホ
ルダを保持させ、水槽内に水を注入して、回転駆動手段
によりホルダ保持手段を回転させると、ひもが水中を水
の強い抵抗を受けながら通過する際に付着しているごみ
が洗い落とされる。この水洗いの後、水槽の水を排出し
て、回転駆動手段によりホルダ保持手段を回転させる
と、ひもが吸収しあるいはひもに付着した水分が遠心力
でとばされて水切りされる。回転により水洗いおよび水
切りされるので、ひもが絡み合いあるいはくっつき合う
ことがなく、ひもの一本々々が自然なバラバラの状態に
仕上がるとともに、湿り気の程度も水切りの時間や回転
速度の制御により任意に調整することができる。
【0013】ホルダ保持手段がひも付きホルダの長さに
対応させた所定の間隔でシャフト上に固定された2枚の
ディスクを有し、ディスクの外周にそってひも付きホル
ダの各端部を保持する保持具が設けられているものとす
ることにより、簡単な構成で多数のひも付きホルダを保
持させることができる。
【0014】とくにシャフトを水平に配置することによ
り、水位の調整で、水中通過における水の強い抵抗によ
る洗浄と、この水中の強い抵抗を受けて洗浄される状態
と水面から空中に解放され遠心力により伸びる状態とを
繰り返し、空中から水中へ入る際に水面で叩かれる衝撃
によるたたき洗いの効果を加えた洗浄とを選択すること
ができる。
【0015】また、ディスクの外周縁に切り欠きを放射
状に形成することにより、ひも付きホルダの位置決めが
容易になるとともに、ホルダ保持機能も向上する。さら
に、保持具として引っ掛けリングを備えるクランプを用
いることにより、簡単な操作でホルダ保持手段にひも付
きホルダを取り付けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例により説明する。図1〜図5は、本発明の実
施例を示す図である。とくに、図1はメンテナンスカバ
ーを取り外して示す正面図、図2は左側面図、図3はカ
バーをはずして示す本体の平面図である。また、図4は
図2におけるA−A断面を、図5は図4におけるB−B
断面を示している。本実施例の清掃モップ洗浄機1は、
本体10と本体に脱着可能のカバー3からなっている。
本体10は、水槽20と、その4側面を覆うケーシング
30とを備える。ケーシング30の各側壁の上縁にそっ
てそれぞれ内向きのフランジ35が設けられるととも
に、水槽20の上縁にはそれぞれ外向きのフランジ24
が設けられ、水槽のフランジ24をケーシング側壁のフ
ランジ35上に重ねて結合してある。
【0017】さらに、水槽20の底壁21はケーシング
下部のフレーム36から立ち上がる支持ブラケット37
により支持されている。また、水槽の底壁21には排水
管25が取り付けられて、その先端がフレーム36の下
で前方に向けられており、途中には操作レバー89を備
えるコック88が設けられている。水槽20内には、後
述するモップホルダ保持ディスク40がシャフト41に
固定されて、シャフト41と共に回転可能に設けられて
いる。とくに図4に示されるように、モップホルダ保持
ディスク40にはその外周部にひも付きホルダ62をは
め込む複数の切り欠き43が設けられている。
【0018】シャフト41の一端は水槽20の前側壁2
2を貫通してその先端にプーリ50が取り付けられてい
る。一方、ケーシング30内の水槽20の下方にはフレ
ーム36に固定された電動モータ53が設けられ、電動
モータのプーリ52とシャフト41のプーリ50がベル
ト51により連結されている。これにより、電動モータ
53の回転はベルト51、プーリ50を介してシャフト
41に伝達され、モップホルダ保持ディスク40が回転
するようになっている。ここでは、シャフト41の先端
のプーリ50、ベルト51、プーリ52および電動モー
タ53とで回転駆動手段を構成している。
【0019】ケーシング30の側壁33の上部には制御
盤55が設けられ、フレーム36上に設けられたインバ
ータ56を介して電動モータ53を駆動制御するように
なっている。制御盤55には、電動モータ53のオン・
オフ、回転速度、回転方向切り替えなどを行うためのボ
タンやスイッチが備えられている。
【0020】ケーシング30の前側壁31には、プーリ
50、52や電動モータ53、インバータ56等のメン
テナンス作業のため、作業用開口86が設けられてい
る。作業用開口86の縁部にはねじ孔38が所定間隔で
設けられ、メンテナンスカバー39が取り付けられる。
また、本体ケーシング30のフレーム36には4隅にロ
ーラキャスター70が取り付けられて、移動可能とさ
れ、左右両側部には同じくフレームから延びる把っ手7
1が設けられている。 なお、90、91はケーシング
内の換気、放熱用のルーバである。図2には図示省略し
てある。
【0021】本体10の上に配置されるカバー3は、内
部空間を形成するように略山型形状をしており、その下
部周縁には、水槽20上縁のフランジ24に整合させた
内向きのフランジ4が設けられ、そのフランジ4を上記
水槽のフランジ24に重ねて、クランプ7により本体の
ケーシング30に固定される。なお、図2にはクランプ
は図示省略してある。
【0022】カバー3には、把っ手73が設けられてい
る。図6に示すように、把っ手73は中空のパイプを折
り曲げて形成され、その先端近傍にフランジ74を溶接
固定するとともに、先端外周にねじを形成し、先端をカ
バー3の上壁5に貫通させてナット75とフランジ74
とで上壁を挟んで取り付けてある。把っ手73のにぎり
部75の下面には、複数の小孔76が形成されて、内部
空間と外部とが通気可能となっている。カバー3にはさ
らに給水口78が設けられ、水道からのホースを接続す
ることにより水槽20への給水が可能となっている。
【0023】図7には、図4におけるC部の詳細が示さ
れる。ケーシング30、水槽20およびカバー3それぞ
れのフランジ35、24、4は、内側が低くなる方向に
互いに同角度で傾斜している。そして、カバー3のフラ
ンジ4にはラバー等で形成されたシール部材80が取り
付けられており、カバーとケーシングがクランプで結合
されたときシール部材80が水槽20のフランジ24に
押しつけられて水密となるようになっている。
【0024】とくに図5に示されるように、ケーシング
30の後側壁32には凹部34が形成され、この凹部3
4の底壁と水槽の後側壁23とが接しており、これら両
壁を貫通して軸受け81が設けられている。また、水槽
20の前側壁22を貫通して軸受け82が設けられ、前
述のシャフト41がこれらの軸受け81、82に支持さ
れている。両軸受けは水槽20に対して水密とされてい
る。
【0025】つぎに図3〜図5に詳細を図示省略したモ
ップホルダ保持ディスク40について説明する。シャフ
ト41に固定されたモップホルダー保持ディスク40
は、図8および図9に示すように、それぞれディスク4
2、42と、その外側面、すなわち対向する面と反対側
の面に設けられたクランプ44とからなる。前述の切り
欠き43はディスク42、42に等間隔に放射状に形成
されている。クランプ44は引っ掛けリング45とレバ
ー46を備え、引っ掛けリング45を相手部材に係止し
たあと引っ掛けリングを保持するレバー46をロック位
置まで回動させることにより1操作でロックされ、また
レバー46に設けられた解除ボタン47を操作すること
でロック解除される公知のクランプが用いられる。この
ようなクランプ44がディスク42、42の各切り欠き
43ごとに設けられている。ここでは、モップホルダ保
持ディスク40とシャフト41とでホルダ保持手段を構
成している。
【0026】以上のように構成された本清掃モップ洗浄
機1は次の要領で使用される。フロア拭きなどの使用に
より汚れたモップが回収されると、ひも付きホルダ62
が柄から取り外される。そして、まずカバー3を本体1
0から取り外した状態で、2枚のディスク42の切り欠
き43に各ホルダ62の両端部をはめ込むとともに、ク
ランプ44の引っ掛けリング45を係止してロックする
ことにより、モップホルダ保持ディスク40にひも付き
ホルダ62を取り付ける。ここでは、ディスクの切り欠
き43の数だけ複数個取り付けることができる。なお、
ホルダ62の数が少ないときには、できるだけ等間隔に
取り付けるのが好ましい。
【0027】このあと、水槽20の開口にカバー3を被
せ、クランプ7によりカバーを固定する。 そして、カ
バー3の給水口78に水道からのホースを接続して本体
10内の水槽20に水を注入する。水位はシャフト41
の高さを若干越えるレベルが好ましい。
【0028】つぎに制御盤55のスイッチ等を操作して
電動モータ53を駆動する。これにより、モップホルダ
保持ディスク40にホルダ62を介して支持されたひも
63は強制的に回転される結果、図10に示すように、
水の強い抵抗を受けながら水中を通過する状態と、水面
Lから空中に解放されて遠心力により伸びる状態とを繰
り返すことになる。すなわち、空中から水中へ入る際に
は水面で叩かれる衝撃により、いわゆるたたき洗いとな
り、水中通過の間は水の抵抗でひも63からごみや汚れ
を引きずり離し、また水中から空中へ解放される瞬間に
は、ひもの形状や形態が変化すると同時に水分が遠心力
でとばされるから、付着しているごみも一緒に吹き飛ば
される。電動モータ駆動の時間は1分から数分で十分で
ある。
【0029】この水洗いのあと、操作レバー89を操作
して排水管25から水槽20の水を排出する。この際、
カバー3の把っ手73に設けられた小孔76を通じて内
部空間と外部とが通気可能に連通しているので、カバー
3が水密に水槽20に被さっていても、水は滑らかに排
出される。そして水槽20内の水が抜けた状態で再度電
動モータ53を駆動して、モップホルダ保持ディスク4
0を回転させる。これにより、ひも63が吸収しあるい
はひもに付着した水分が遠心力でとばされて水切りされ
る。
【0030】なお、上記把っ手の小孔76は内部空間か
ら直接見通しのきかないにぎり部75に形成されている
から、水洗いおよび水切りの間にとばされる水滴が小孔
76から漏れることはない。水切りが済んだら、カバー
3をあけ、モップホルダ保持ディスク40からホルダ6
2を取り外して洗浄が完了する。
【0031】なお上記水洗いの間、水位がシャフト41
の高さ近辺のレベルとなったあとは、給水口78から継
続して給水する一方で排水管25の操作レバー38によ
り排水量を調節して、水槽20内の水位が一定となるよ
うにすれば、新しい水の供給により水槽内の水の汚れが
増進しないので、水洗いの時間もより短縮される。ま
た、水切りも、水槽20内の水がすべて排出されるのを
待たなくても、排水しながら電動モータ53の駆動を継
続することにより、自動的に水切り状態に移行する。
【0032】また、モップの種類、ひもの汚れ状態等に
応じて、制御盤から水洗いおよび水切りの回転速度や時
間を制御することができる。さらに、モップホルダ保持
ディスク40の回転方向を正・逆に繰り返し運転するこ
とにより、一層効率的な洗浄ができる。
【0033】本実施例は以上のように構成され、モップ
ホルダ保持ディスク40に複数のひも付きホルダ62を
取り付けて水槽20内で回転洗浄するものとしたので、
短時間に多数のモップを効率よく洗浄することができる
という効果を有する。これにより、従来の手作業で洗う
という過重な作業が不要となり、また、清掃作業者が簡
単に操作してひも付きホルダを取り付け取り外しするこ
とができるから、とくに専門のオペレータを配置する必
要がない。したがって大幅な人件費の削減ができる。
【0034】さらに、回転による水洗いおよび水切りの
ため、ひもが絡み合いあるいはくっつき合うことがな
く、ひもの一本々々が自然なバラバラの状態に仕上が
る。そして、湿り気の程度も水切りの時間や回転速度の
制御により任意に調整することができるという効果を有
する。
【0035】また、水槽上縁のフランジ24は内側が低
くなる方向に傾斜しているので、洗浄後カバー3をはず
して持ち上げたときにもそのフランジ4やフランジ24
上に付着した水滴は水槽20内へ流れ落ち、ケーシング
30の外側面に垂れ落ちない。さらにまた、本体にはロ
ーラキャスター70および把っ手71が設けられている
ので、全体のコンパクトな形状と相俟って、清掃現場へ
の運搬が容易である。
【0036】なお、図示実施例ではモップホルダ保持デ
ィスクのシャフト41をプーリとベルトで連結したが、
これに限定されず、たとえばギアとチェーンの組み合わ
せでもよく、あるいはさらに直動モータを用いることも
できる。また、実施例では引っ掛けリング45を備える
クランプ44によりモップホルダ保持ディスク40にひ
も付きホルダ62を固定するようにしているが、回転時
の遠心力に抗してひも付きホルダを保持できるものであ
れば形式は問わず、たとえば、図11のように、開口の
狭いクリップ状のばね85をディスク42の外周縁に設
けて、その開口からひも付きホルダ62を押し込むよう
にしてもよい。さらには、ホルダ保持手段として、2枚
のモップホルダ保持ディスクを用いたが、2枚のディス
クのかわりに一体のドラムあるいはロータを有するもの
としてもよい。
【0037】また、水槽20内部の様子を観察できるよ
うに、カバー3に透明窓を設けてもよく、ケーシング側
壁に水位計を付設することもできる。そして、給水口7
8にもコックを設けることができる。なお、実施例では
水槽20からの排水を手動の操作レバー38で行うよう
にしているが、制御盤55からの操作によりモータ駆動
で行うようにし、さらには、水洗い後自動的に作動して
排水するようにしてもよい。
【0038】なお、実施例ではモップホルダ保持ディス
クのシャフト41を水槽20の上縁付近に位置させて、
回転にしたがってひもが水面から空中へ開放されるよう
にしているが、シャフトをより低位置に設定することに
より、水位を低くしたときには同様に水中通過と空中通
過を繰り返してたたき洗い効果を得られ、水位を高くし
たときには水中のみでの洗浄となり、洗浄のタイプを選
択することができる。また、ひも付きホルダを保持した
モップホルダ保持ディスクは垂直軸回りに回転させても
よい。しかし、水平に配したシャフト回りに回転させる
ほうが、上述のようにたたき洗いの効果も得ることがで
きるのでとくに好ましい。
【0039】さらにまた、図示実施例では排水管を正面
方向へ向けているが、これを制御盤55を設けた側壁3
3側へ向けて、側壁33の下にコックの操作レバー89
を位置させ、また水位計も側壁33側に配置することに
より、コックを備えることのあり得る給水口78も含め
て操作部分が一側に集中する。これにより、水位計を見
ながら操作レバー89等を操作し、制御盤55を操作す
ることができ、取り扱いが一層容易なものとなる。
【0040】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の清掃モップ洗浄
機は、上方に開口する水槽と、水槽内に配置され、清掃
モップの柄から分離したひも付きホルダを複数個着脱可
能に保持するホルダ保持手段と、ホルダ保持手段を回転
させる回転駆動手段と、水槽の開口を覆うカバーとを有
するものとしたので、水槽内でホルダ保持手段を回転さ
せることにより、ひもが水の強い抵抗を受けながら水中
を通過する際に付着しているごみが洗い落とされ、短時
間に多数のモップを効率よく洗浄することができるとい
う効果を有する。 これにより、手作業で洗うという過
重な作業から開放されるとともに、大幅に人件費が削減
される。
【0041】さらに、回転による水洗いおよび水切りの
ため、ひもが絡み合いあるいはくっつき合うことがな
く、ひもの一本々々が自然なバラバラの状態に仕上が
る。そして、湿り気の程度も水切りの時間や回転速度の
制御により任意に調整することができるという効果を有
する。
【0042】とくに、ホルダ保持手段を、ひも付きホル
ダの長さに対応させた所定の間隔でシャフト上に固定さ
れた2枚のディスクを有し、ディスクの外周にそってひ
も付きホルダの各端部を保持する保持具が設けられてい
るものとすることにより、簡単な構成で多数のひも付き
ホルダを保持させることができる。
【0043】そして、シャフトを水平に配置することに
より、水位の調整で、水中通過における水の強い抵抗に
よる洗浄と、この水中の強い抵抗を受けて洗浄される状
態と水面から空中に解放され遠心力により伸びる状態と
を繰り返し、空中から水中へ入る際に水面で叩かれる衝
撃によるたたき洗いの効果を加えた洗浄とを選択するこ
とができる。
【0044】また、ディスクの外周縁に切り欠きを放射
状に形成することにより、ひも付きホルダの位置決めが
容易になるとともに、さらに、保持具として引っ掛けリ
ングを備えるクランプを用いることにより、簡単な操作
でホルダ保持手段にひも付きホルダを取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示し、メンテナンスカ
バーを取り外して示す正面図である。
【図2】実施例の構成を示す左側面図である。
【図3】カバーをはずして示す本体の平面図である。
【図4】図2におけるA−A部の断面図である。
【図5】図4におけるB−B部の断面図である。
【図6】カバーの把っ手の構造を示す拡大断面図であ
る。
【図7】図4におけるC部の詳細を示す拡大断面図であ
る。
【図8】モップホルダー保持ディスクの詳細を示す正面
図である。
【図9】モップホルダー保持ディスクにホルダが取り付
けられた状態を示す図である。
【図10】水洗い中のひもの状態を示す図である。
【図11】保持具の他の例を示す図である。
【図12】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 清掃モップ洗浄機 3 カバー 4、24、35 フランジ 5 上壁 7 クランプ 10 本体 20 水槽 21 底壁 22 前側壁 23 後側壁 25 排水管 30 ケーシング 31 前側壁 32 後側壁 33 側壁 34 凹部 36 フレーム 37 支持ブラケット 38 ねじ孔 39 メンテナンスカバー 40 モップホルダ保持ディスク 41 シャフト 42 ディスク 44 クランプ 45 引っ掛けリング 46 レバー 47 解除ボタン 50、52 プーリ 51 ベルト 53 電動モータ 55 制御盤 56 インバータ 62 ホルダ 63 ひも 70 ローラキャスター 71 把っ手 73 把っ手 74 フランジ 75 にぎり部 76 小孔 78 給水口 80 シール部材 81、82 軸受け 85 ばね 86 作業用開口 88 コック 89 操作レバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口する水槽と、該水槽内に配置
    され、清掃モップの柄から分離したひも付きホルダを複
    数個着脱可能に保持するホルダ保持手段と、該ホルダ保
    持手段を回転させる回転駆動手段と、前記水槽の開口を
    覆うカバーとを有することを特徴とする清掃モップ洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ保持手段は、前記ひも付きホ
    ルダの長さに対応させた所定の間隔でシャフト上に固定
    された2枚のディスクを有し、該ディスクにはそれぞれ
    その外周にそって前記ひも付きホルダの各端部を保持す
    る保持具が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の清掃モップ洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記シャフトは、水平に配置されている
    ことを特徴とする請求項2記載の清掃モップ洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記ディスクの外周縁には、ひも付きホ
    ルダの位置決め用の切り欠きが所定間隔で放射状に形成
    されていることを特徴とする請求項3記載の清掃モップ
    洗浄機。
  5. 【請求項5】 前記保持具が、前記ひも付きホルダを係
    止する引っ掛けリングを備えるクランプであることを特
    徴とする請求項2、3または4記載の清掃モップ洗浄
    機。
  6. 【請求項6】 前記シャフトの一端が水槽の側壁を貫通
    し、前記回転駆動手段が、シャフトの前記一端に設けら
    れたプーリと、該プーリにベルト連結されたモータとか
    らなることを特徴とする請求項3記載の清掃モップ洗浄
    機。
  7. 【請求項7】 前記水槽と回転駆動手段はケーシング内
    に収納され、水槽の底壁には排水管が設けられ、カバー
    には給水口が設けられていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5または6記載の清掃モップ洗浄機。
JP34055096A 1996-12-05 1996-12-05 清掃モップ洗浄機 Pending JPH10165347A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100649693B1 (ko) * 2005-06-30 2006-11-27 강원도 머루 젤리 및 이의 제조방법

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