JPH10165223A - 固定物質のアルコール組成物をベースとしたエアロゾル装置 - Google Patents

固定物質のアルコール組成物をベースとしたエアロゾル装置

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JPH10165223A
JPH10165223A JP9333308A JP33330897A JPH10165223A JP H10165223 A JPH10165223 A JP H10165223A JP 9333308 A JP9333308 A JP 9333308A JP 33330897 A JP33330897 A JP 33330897A JP H10165223 A JPH10165223 A JP H10165223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着部の大きさを低減し、ヘアースタイルに
ついて良好な固定及び/またはスタイリング特性を保持
しながら、同時にソフト感、もつれほどき易さ、及び感
覚等の優れた化粧品特性を付与し得るエアロゾル装置を
提供する。 【解決手段】 装置を、適した溶媒中に少なくとも一の
固定物質を含む液相(もしくは流体)と推進剤とからな
るエアロゾル組成物を含む容器と、エアロゾル組成物を
分配する手段とから構成し、固定物質を30℃以上のガ
ラス転移温度を有するものとし、装置を約4ないし17
mg/sの固体流量と50mg/s以上の湿潤力を得る
のに適したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、髪の固定用の新規なエアロゾル
装置に関する。
【0002】化粧品市場で最も広く入手できるヘアース
タイルの形成及び/または保持用のヘアー製品は、通常
はアルコール性溶液もしくは水溶液である溶液と、種々
の化粧アジュバントとの混合物としての形態で、一般に
はポリマー樹脂である一以上の物質で、その機能が髪同
士を付着させるものであり、固定物質(fixing materi
al)としてもまた知られている材料とから本質的になる
スプレー組成物である。この溶液は、加圧下で推進剤と
ともに適切なエアロゾル容器に収容されるか、ポンプ式
分配ボトルに収容される。
【0003】固定物質は、一般には固定ポリマー、すな
わち、水とアルコールに溶ける被膜形成ポリマー、例え
ば、ポリビニルピロリドン、米国特許第3929735
号及び第3770683号に特に記載されたビニルピロ
リドン/酢酸ビニルコポリマー、酢酸ビニル/クロトン
酸コポリマー及びアニオン性または両性アクリル樹脂で
ある。これらの物質を用いると、固定効果を容易に得る
ことができるが、他方では、ブラッシングあるいは櫛通
し後に通常の塗布状態の髪を堅く見えさせ、粗く感じさ
せ、粘着質にさえも感じさせる。
【0004】これらの欠点は、いくつかのパラメータに
関与しているが、その中で、固定ポリマーの性質、ある
いは付着部の性質を挙げることができる。しかして、こ
れらの欠点を解消するために、所望の固定効果を減じな
いで、これら二つのパラメータを変更することができ
る。固定物質の化粧品特性を改善するために、異なった
ポリマーを組み合わせることが特に提案されている(国
際出願WO94/12148、WO96/06592及
び米国特許第5158762号)。
【0005】本出願人は、固定ポリマーと、組成物に対
する拡散パラメータを適切に選択することによって接着
部の大きさを低減することができることを見いだした。
【0006】しかして、本発明は、髪を固定するための
新規なエアロゾル装置であって、接着部の大きさを低減
することができ、よって、ヘアースタイルについて良好
な固定及び/またはスタイリング特性を保持しながら、
同時にソフト感、もつれほどき易さ、及び感覚のような
優れた化粧品特性を付与し得るエアロゾル装置に関す
る。
【0007】本発明に係るエアロゾル装置は、適した溶
媒中に少なくとも一の固定物質を含む液相(もしくは流
体)と推進剤とからなるエアロゾル組成物を含む容器
と、上記エアロゾル組成物を分配する手段とからなり、
固定物質が30℃以上のガラス転移温度(Tg)を有
し、装置が約4ないし17mg/sの固体流量(solids
flow rate)と50mg/s以上の湿潤力(wetting po
wer)を得るのに適している。
【0008】分配手段は、一般に、分配ヘッドによって
制御される分配バルブからなり、分配ヘッド自体は、エ
アロゾル組成物が通過して蒸発させられるノズルを具備
している。本発明に従って理解されるところの「T
g」、「固体流量」及び「湿潤力」なる表記は、以下の
ように定義される。
【0009】本発明において、ガラス転移温度(Tg)
なる用語は、乾燥抽出物(dry extract)における固定
物質のTgを指すものと理解され、ここで乾燥抽出物
は、流体中のあらゆる非揮発性物質、もしくは固体から
なる。
【0010】本発明において、固体流量(FS)は、単
位時間当たりにエアロゾル装置を離れる乾燥抽出物の量
に対応する。この固体流量は、mg/sで表され、エア
ロゾル組成物中の固体濃度(CS)にノズル出口でのエ
アロゾル組成物の流量(FAC)を乗じることによって算
定される: FS = CS × FAC
【0011】エアロゾル組成物中の固体濃度(CS)は
エアロゾル組成物(流体+推進剤)の100gに対する
固体量に対応する。固体濃度はパーセントで表され、ス
プレー後、105℃で1時間30分の間でのスプレー残
留物の揮発性成分の蒸発によって測定される。
【0012】エアロゾル組成物の流量(FAC)は、単位
時間当たりにエアロゾル装置を離れるエアロゾル組成物
(流体+推進剤)の量に対応する。これは、mg/sで
表され、10秒間のスプレーの前(M0)と後(M1)の
エアロゾル重量の差として測定される: FAC = (M0−M1)/10
【0013】本発明において、湿潤力は、与えられた単
位時間の間にエアロゾル装置のノズルから35cm離れ
て配置されたプラスチックシート上に受け取られる製品
量に対応する。ここで、製品は、固体と、平射(trajec
tory)の過程で蒸発しなかった一部の溶媒と、場合によ
っては蒸発しなかった一部の推進剤とからなる。この湿
潤力はmg/sで表され、本発明においては、次の方法
で測定される:
【0014】− 寸法が21cm×23cmのプラスチ
ックシートが高精度秤(1/1000)から鉛直に吊さ
れ、該シートが上縁を介して(一般には幅方向の中心位
置で上縁から1cmのところに配された穴に挿入された
秤フックによって)秤に接続され、(一般には下縁に固
定され中心を置くクランプによって)下縁に中心を置く
重りを用いることで鉛直に保持される; − 製品の衝撃の間シートを鉛直に保つためにシートの
下縁背後にブロックが置かれる; − 組成物の拡散ノズルが、シートに直交しての製品の
蒸発の間、鉛直シートの中心でそれから35cm離れて
位置するように、鉛直に配置される; − 組成物が5秒間蒸発させられる; − 蒸発が終了すると即座に鉛直シートに受け取られた
製品量が測定される。
【0015】より精度を高めるためには、エアロゾル装
置を支持する手段と鉛直シートに対するノズル位置の3
次元制御を可能にする手段を具備する適当な装置を用い
ることができる。この装置には、また、蒸発の時間を正
確に制御できるように、スプレー(作動開始と作動時
間)を制御する空圧装置を備えることもできる。全体の
システムはコンピュータで制御され得る。
【0016】環境上の変動を避けるために、ノズルとシ
ート間の製品の平射は、適当な寸法のトンネルの壁体に
よって水平方向及び鉛直方向において保護されることが
好ましい。最後に、製品の蒸発は、制御された雰囲気
下、好ましくは20℃の温度と50%の相対湿度で実施
するのが有利である。
【0017】本発明の好適な実施態様では、本発明のエ
アロゾル装置は、16mg/s未満、好ましくは6ない
し15mg/sの固体流量を得るのに適している。
【0018】本発明のエアロゾル装置は、50mg/s
ないし125mg/sの湿潤力を得るのに適しているよ
うにするのが有利である。
【0019】本発明に係るエアロゾル装置の固体流量及
び湿潤力特性は、一方では、エアロゾル組成物に依存
し、他方では、分配手段に依存し、所望の特性を得るた
めにはこれら二者が適切である必要がある。これらの特
性に影響を及ぼし得るパラメータとしては、固体濃度
(CS)、エアロゾル組成物の流量(FAC)及びエアロ
ゾル組成物の相が特に挙げられる。
【0020】有利には、固体濃度(CS)は、エアロゾ
ル組成物(流体+推進剤)の全重量に対して0.4重量
%と5重量%の間、好ましくは0.6重量%と3.25
重量%の間にある。
【0021】この場合、エアロゾル組成物の流量
(FAC)は、上記で定めた固体流量(FS)を得るのに
適しているであろう。好ましくは、FSは、500mg
/sと700mg/sの間、更に好ましくは550mg
/sの領域にあるであろう。
【0022】エアロゾル組成物の相は、好ましくは長い
相(long phase)である。すなわち、流体/推進剤なる
重量比が1より大きく、より好ましくは1.2と3の間
である。固定物質は、本質的に少なくとも一の固定ポリ
マーが単独もしくは通常の化粧品添加剤、例えば可塑剤
または中和剤と組み合わされてなる。
【0023】本発明においては、それ自体は知られてい
る任意の固定ポリマーを用いることができる。アニオン
性、カチオン性、両性もしくは非イオン性ポリマーおよ
びその混合物から選ばれる固定ポリマーを特に用いるこ
とができる。固定ポリマーは溶解した形態もしくは固体
ポリマー粒子の分散体の形態で用いることができる。
【0024】本発明において用いることができるカチオ
ン性固定ポリマーは、好ましくは、ポリマー鎖の一部を
形成し、もしくはそれに直接結合される第1級、第2
級、第3級及び/または第4級アミン基を含み、500
と約5000000の間、好ましくは1000と300
0000の間の分子量を持つポリマーから選ばれる。
【0025】本発明において、固定ポリマーは、好まし
くはアニオン性もしくは両性ポリマーである。一般的に
用いられるアニオン性固定ポリマーは、カルボン酸、ス
ルホン酸もしくはホスホン酸から誘導された基を含むポ
リマーであり、およそ500と5000000の間の重
量平均分子量を持つ。
【0026】1) カルボン酸基は、式:
【化1】 (ここで、nは0から10までの整数であり、A1はメ
チレン基であって、任意に不飽和基の炭素原子に、また
はnが1より大きい場合は酸素もしくは硫黄などのヘテ
ロ原子を介して隣接するメチレン基に結合していてもよ
いメチレン基を指し、R10は水素原子またはフェニルも
しくはベンジル基を表し、R8は水素原子または低級ア
ルキルもしくはカルボキシル基を表し、R9は水素原
子、低級アルキル基または -CH2-COOH、フェニル
もしくはベンジル基を表す。)に対応するもののような
不飽和モノ- またはジカルボン酸モノマーによって提供
される。上述した式において、低級アルキルラジカル
は、好ましくは1から4の炭素原子を有する基、特にメ
チル及びエチルを表す。
【0027】本発明において好ましいカルボン酸基を含
有するアニオン性固定ポリマーは、以下のものである: A) アクリルもしくはメタクリル酸のホモポリマーも
しくはコポリマーまたはその塩、特にアライドコロイド
(Allied Colloid)社によってVersicol EもしくはKの
名称で、またはBASF社によってUltraholdの名称で販売
されている製品、ハーキュルズ(Hercules)社によるRe
ten 421, 423または425の名称でナトリウム塩の形態で
販売されているアクリル酸とアクリルアミドのコポリマ
ー、つまりポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩。
【0028】B) エチレン、スチレン、ビニルエステ
ル、アクリル酸エステルもしくはメタクリル酸エステル
などのモノエチレン性モノマーとのアクリルまたはメタ
クリル酸のコポリマー。これらコポリマーは、ポリエチ
レングリコールなどのポリアルキレングリコール上にグ
ラフトすることができ、かつ任意に架橋していてもよ
い。このような重合体は、特に、フランス特許第122
2944号およびドイツ特許出願第2330956号に
記載されている。特に、ルクセンブルグ特許出願第75
370及び75371号に記載され、またはアメリカン
シアナミド(American Cyanamid)社によってQuadramer
の名称で販売されているような、その鎖中に任意にN-
アルキル化及び/またはヒドロキシアルキル化されたア
クリルアミド単位を含むコポリマーが挙げられる。アク
リル酸とC1−C4のアルキルメタクリラートのコポリマ
ー、ビニルピロリドン、(メタ)アクリル酸とC1−C
20アルキルの(メタ)アクリラートのターポリマー、例
えば、(ISP社によってAcrylidone LMの名称で販売され
ている製品のような)ラウリル、tert-ブチル(BASF社
によって販売されているLuviflex)もしくはメチル(ス
テパン(Stepan)社によって販売されているStepanhold
Extra)の(メタ)アクリラートのターポリマー、及び
メタクリル酸/アクリル酸エチル/tert-ブチルアクリ
ラートターポリマー、例えばBASF社によってLuvimer100
Pの名称で販売されている製品も挙げられる。
【0029】C) その鎖中に酢酸ビニルもしくはプロ
ピオン酸ビニル単位と、少なくとも5つの炭素原子を含
むような長い炭化水素鎖を持つ直鎖もしくは分枝状飽和
カルボン酸のビニルエステル、ビニルエーテル、アリル
エステルもしくはメタリルエステルのような任意の他の
モノマーを含むようなクロトン酸から誘導されるコポリ
マーであり、上記ポリマーは任意にグラフトおよび架橋
することができ、または代わりにα-もしくはβ-環式カ
ルボン酸のビニル、アリルもしくはメタリルエステルを
含有するもの。このようなポリマーは、とりわけ、フラ
ンス特許第1222944号、第1580545号、第
2265782号、第2265781号、第15641
10号および第2439798号に記載されている。こ
の範疇に入る商業的製品は、ナショナルスターチ(Nati
onal Starch)社によって販売されている、resin 28-29
-30、26-13-14および28-13-10である。
【0030】D)− C4−C8モノ不飽和カルボン酸
もしくは無水物から誘導されたコポリマーで、次から選
ばれるもの: − (i)一以上のマレイン酸、フマル酸もしくはイタ
コン酸またはこれらの無水物と(ii)ビニルエステ
ル、ビニルエーテル、ハロゲン化ビニル、フェニルビニ
ル誘導体、アクリル酸とそのエステルから選ばれた少な
くとも一のモノマーを含有するコポリマーで、これらコ
ポリマーの無水官能基はモノエステル化またはモノアミ
ド化されていてもよいもの。このようなポリマーは、特
に、米国特許第2047398、第2723248号お
よび第2102113号および英国特許第839805
号に記載されており、特にISP社によってGantrez ANま
たはES及びAvantage CPの名称で販売されているもので
ある。
【0031】− (i)一以上の無水マレイン酸、無水
シトラコン酸および無水イタコン酸と(ii)鎖中に一
以上のアクリルアミド、メタクルルアミド、α-オレフ
ィン、アクリルもしくはメタクリル酸エステル、アクリ
ルもしくはメタクリル酸またはビニルピロリドン基を任
意に含有するアリルまたはメタリルエステルから選ばれ
た一以上のモノマーを含んでなるコポリマーであって、
該コポリマーの無水物官能基がモノエステル化またはモ
ノアミド化されていてもよいもの。
【0032】これらポリマーは、例えば、本出願人によ
ってフランス特許第2350384号および第2357
241号に記載されている。
【0033】E) カルボキシラート基を含むポリアク
リルアミド。
【0034】スルホン基を含むポリマーは、ビニルスル
ホン、スチレンスルホン、ナフタレンスルホンまたはア
クリルアミドアルキルスルホン単位を含むポリマーであ
る。
【0035】これらのポリマーは、特に以下のものから
選択され得る: − 約1000ないし100000の重量平均分子量を
有するポリビニルスルホン酸塩、並びにアクリルまたは
メタクリル酸とそのエステルやアクリルアミドもしくは
その誘導体、ビニルエーテルおよびビニルピロリドンな
どの、不飽和コモノマーを有するコポリマー; − ポリスチレンスルホン酸塩、約500000及び約
100000の重量平均分子量を有するナトリウム塩
で、ナショナルスターチ(National Starch)社によっ
てそれぞれFrexan500およびFlexan130の名称で販売され
ているもの。これらの化合物は、フランス特許第219
8719号に記載されている;
【0036】− ポリアクリルアミドスルホン酸塩で、
米国特許第4128631号に述べられているもので、
より詳細には、ヘンケル(Henkel)社によってCosmedia
Polymer HSPの名称で販売されているポリアクリルアミ
ドエチルプロパンスルホン酸。
【0037】本発明によれば、アニオン性固定ポリマー
は、BASF社によって特にUltraholdStrongの名称で販売
されているアクリル酸/アクリル酸エチル/N-tert-ブ
チルアクリルアミドターポリマーのようなアクリル酸コ
ポリマー、ナショナルスターチ社によって特にResin 28
-29-30の名称で販売されているクロトン酸/酢酸ビニル
/ネオドデカン酸ビニルターポリマーおよび酢酸ビニル
/tert-ブチル安息香酸ビニル/クロトン酸ターポリマ
ーなどのクロトン酸から誘導されるコポリマー、ISP社
によってGantrez ES425の名称で販売されているメチル
ビニルエーテル/モノエステル化無水マレイン酸コポリ
マーなどの、マレイン酸、フマル酸もしくはイタコン酸
またはこれらの無水物から、ビニルエステル、ビニルエ
ーテル、ハロゲン化ビニル、フェニルビニル誘導体また
はアクリル酸およびそのエステルと誘導されるポリマ
ー、ロームファーマ(Rohm Pharma)社によってEudragi
t L の名称で販売されているメタクリル酸メチルとメタ
クリル酸のコポリマー、アメルコール(Amerchol)社か
らAmerhold DR25という名称で分散体の形態で、ある
いはローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)社によっ
てAcudybe 255の名称で販売されているC1−C4ヒドロ
キシアルキルメタクリラートもしくはメタクリル酸/メ
タクリル酸メチル/アクリル酸C1−C4アルキル/アク
リル酸のコポリマー、BASF社によってLuvimer MAEXまた
はMAEの名称で販売されているアクリル酸エチルとメタ
クリル酸のコポリマー、及びBASF社によってAristoflex
A という名称で販売されている酢酸ビニル/クロトン
酸コポリマー及びポリエチレングリコールでグラフトさ
れた酢酸ビニル/クロトン酸コポリマーから、好ましく
は選択される。
【0038】最も特に好ましいアニオン性固定ポリマー
は、ISP社によってGantrez ES425の名称で販売されてい
るモノエステル化メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸コポリマー、BASF社によってUltrahold Strongの名称
で販売されているアクリル酸/アクリル酸エチル/N-t
ert-ブチルアクリルアミドターポリマーなどのアクリル
酸コポリマー、ロームファーマ社によってEudragit Lの
名称で販売されているメタクリル酸メチルとメタクリル
酸のコポリマー、ナショナルスターチ社によって特にRe
sin 28-29-30の名称で販売されているクロトン酸/酢酸
ビニル/ネオドデカン酸ビニルターポリマーおよび酢酸
ビニル/tert-ブチル安息香酸ビニル/クロトン酸ター
ポリマー、BASF社によってLuvimer MAEXまたはMAEの名
称で販売されているアクリル酸エチルとメタクリル酸の
コポリマー、及びISP社によってAcrylidone LMという名
称で販売されているビニルピロリドン/アクリル酸/メ
タクリル酸ラウリルターポリマーから選択される。
【0039】本発明において用いることができる両性固
定ポリマーは、ポリマー鎖に単位BとCをランダムな分
布状態で含むポリマーから選ぶことができる。ここで、
Bは少なくとも1つの塩基性窒素原子を含むモノマーか
ら誘導された単位を示し、Cは一以上のカルボン酸もし
くはスルホン酸基を含む酸モノマーから誘導された単位
を示し、あるいはBとCは、カルボキシベタインもしく
はスルホベタイン双性イオン性モノマーから誘導された
基を示す;BとCはまたアミン基の少なくとも1つが炭
化水素基を介して結合されたカルボン酸もしくはスルホ
ン酸基を担持する第1級、第2級、第3級もしくは第4
級アミン基を含むカチオン性ポリマー鎖を示すか、ある
いはBとCは、カルボン酸基の1つが一または複数の第
1級もしくは第2級アミン基を含むポリアミドと反応さ
せられたα、β-ジカルボン酸エチレン単位を含むポリ
マー鎖の一部を形成する。
【0040】より好ましい上述の定義に対応する両性固
定ポリマーは、次のポリマーから選ばれる:
【0041】(1) カルボン酸基を担持するビニル化
合物、例えばより具体的にはアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、α-クロロアクリル酸から誘導された
モノマーと、少なくとも一の塩基原子を含む置換ビニル
化合物、例えばより具体的にはジアルキルアミノアルキ
ルメタクリラートとアクリラート、ジアルキルアミノア
ルキルメタクリルアミドとアクリルアミドから誘導され
た塩基性モノマーの共重合から生じるポリマー。このよ
うなポリマーは米国特許第3836537号に記載され
ている。
【0042】(2) a)窒素上でアルキル基と置換さ
れたメタクリルアミドとアクリルアミドから選ばれた少
なくとも一のモノマー、 b)一または複数の反応性カルボン酸基を含む少なくと
も一の酸性コモノマー、および c)少なくとも一の塩基性コモノマー、例えばアクリル
酸とメタクリル酸の第1級、第2級、第3級及び第4級
アミン置換基を含むエステル及びジメチルもしくはジエ
チルスルファートでのジメチルアミノエチルメタクリラ
ートの第4級化生成物、から誘導された単位を含むポリ
マー。
【0043】本発明においてより特定的に好ましいN−
置換アクリルアミドまたはメタクリルアミドは、アルキ
ル基が2ないし12の炭素原子を有する基、より具体的
には、N−エチルアクリルアミド、N−tert−ブチルア
クリルアミド、N−tert−オクチルアクリルアミド、N
−オクチルアクリルアミド、N−デシルアクリルアミ
ド、N−ドデシルアクリルアミド及び対応するメタクリ
ルアミドである。
【0044】酸性コモノマーは、より具体的には、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸及びフマル酸及びマレイン酸もしくはフマル酸も
しくは無水物の1ないし4の炭素原子を持つアルキルモ
ノエステルから選ばれる。
【0045】好適な塩基性コモノマーは、アミノエチ
ル、ブチルアミノエチル、N,N’−ジメチルアミノエ
チル及びN−tert−ブチルアミノエチルメタクリラート
である。
【0046】CTFA名(第4版、1991)がオクチ
ルアクリルアミド/アクリラート/ブチルアミノエチル
メタクリラートコポリマーであるコポリマー、例えばナ
ショナルスターチ社によってAmphomerまたはLovocryl 4
7の名称で販売されている製品が特に用いられる。
【0047】(3)一般式:
【化2】 (ここで、R10は、飽和ジカルボン酸、エチレン二重結
合を含む脂肪族モノ−もしくはジカルボン酸、これらの
酸の1ないし6の炭素原子を持つ低級アルカノールのエ
ステルから誘導された2価の基または上記酸の任意の1
つのビス(第1級)もしくはビス(第2級)アミンへの
付加から誘導された基を示し、Zはビス(第1級)、モ
ノ−もしくはビス(第2級)ポリアルキレン−ポリアミ
ン基、好ましくは次のものを表す: a) 60ないし100mol%の割合で、基
【化3】 (ここで、x=2及びp=2または3、もしくはx=3
でp=2)で、該基は、ジエチレントリアミンから、ト
リエチレンテトラアミンから、あるいはジプロピレント
リアミンから誘導される; b) 0ないし40mol%の割合で、x=2でp=1で
ありエチレンジアミンから誘導される基(IV)、ある
いはピペラジン:
【化4】 から誘導される基; c) 0ないし20mol%の割合で、ヘキサメチレンジ
アミンから誘導される−NH−(CH26−NH−基
で、これらポリアミノアミンは、ポリアミノアミドのア
ミン基当たり0.025ないし0.35molの架橋剤を
用いて、エピハロヒドリン、ジエポキシド、ジ無水物及
びビス−不飽和誘導体から選択される二官能性架橋剤の
付加によって架橋されており、アクリル酸、クロロ酢酸
もしくはアルカンスルトン、またはその塩によってアル
キル化されている。
【0048】飽和カルボン酸は、好ましくは、6ないし
10の炭素原子を持つ酸、例えば、アジピン酸、2,
2,4−トリメチルアジピン酸及び2,4,4−トリメ
チルアジピン酸、テレフタル酸、エチレン二重結合を含
む酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸及びイタコン酸
から選ばれる。
【0049】アルキル化に用いられるアルカンスルトン
は、好ましくは、プロパンスルトンもしくはブタンスル
トンで、アルキル化剤の塩は好ましくはナトリウムまた
はカリウム塩である。
【0050】(4) 式:
【化5】 (ここで、R11は重合性不飽和基、例えばアクリラー
ト、メタクリラート、アクリルアミドもしくはメタクリ
ルアミド基を示し、yとzは1ないし3の整数を表し、
12とR13は水素原子、メチル、エチルもしくはプロピ
ルを表し、R14とR15は水素原子もしくはアルキル基
で、R14とR15における炭素原子の合計が10を越えな
い)の双性イオン性単位を含むポリマー。
【0051】このような単位を含むポリマーは、また、
非双性イオン性モノマー、例えば、ジメチルまたはジエ
チルアミノエチルアクリラートもしくはメタクリラート
またはアルキルアクリラートもしくはメタクリラート、
アクリルアミドもしくはメタクリルアミドまたは酢酸ビ
ニルから誘導される単位を含む。
【0052】例として、メチルメタクリラート/ジメチ
ルカルボキシメチルアンモニオメチルエチルメタクリラ
ートのコポリマー、例えば、サンドズ(Sandoz)社によ
ってDiaformer Z301の名称で販売されている製品を挙げ
ることができる。
【0053】(5) 次の式に対応するモノマー単位を
含むキトサンから誘導されたポリマー:
【化6】 ここで、単位Dは0と30%の割合で存在し、単位Eは
5と50%の間の割合で存在し、単位Fは30と90%
の間の割合で存在し、この単位Fでは、R16は次の式:
【化7】 (ここで、もしq=0ならば,R17,R18及びR19は同
一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、メチ
ル、ヒドロキシル、アセトキシまたはアミノ残基、モノ
アルキルアミノ残基もしくはジアルキルアミン残基で、
一または複数の窒素原子によって遮られていてもよく、
及び/または一または複数のアミン、ヒドロキシル、カ
ルボキシル、アルキルチオもしくはスルホン基、アルキ
ル基がアミノ残基を担持しているアルキルチオ残基で置
換されていてもよいものを表し、R17,R18及びR19
少なくとも1つは、この場合水素原子であり;またはq
=1である場合は、R17,R18及びR19はそれぞれ水素
原子を表す)の基を表すものと理解されるもの、並びに
塩基もしくは酸とこれら化合物によって形成される塩。
【0054】(6) キトサンのN−カルボキシアルキ
ル化から誘導されたポリマー、例えばジャンデッカー
(Jan Dekker)社によって「Evalsan」の名称で販売さ
れているN−カルボキシメチルキトサンまたはN−カル
ボキシブチルキトサン。
【0055】(7) フランス国特許第1400366
号に例えば記載されている一般式(VI)に対応するポ
リマー:
【化8】 (ここで、R20は水素原子、CH3O、CH3CH2Oも
しくはフェニル基を表し、R21は水素原子または低級ア
ルキル基、例えばメチルまたはエチルを示し、R22は、
水素もしくは低級アルキル基、例えばメチルまたはエチ
ルを示し、R23は低級アルキル基、例えばメチルあるい
はエチルまたは式:-R24-N(R222(ここで、R24
は-CH2−CH2−、-CH2−CH2−CH2−または-C
2−CH(CH3)−基を表し、R22は上述した意味を
持つ)を表す)並びにこれらの基の高級ホモログで6ま
での炭素原子を持つもの。
【0056】(8) a)式: −D−X−D−X−D− (VII) (ここで、Dは基
【化9】 を示し、Xは記号EもしくはE’を示し、Eもしくは
E’は、同一でも異なっていてもよく、主鎖に7までの
炭素原子を持つアルキレン基である二価の基を示し、該
基は未置換かヒドロキシル基で置換されていて、酸素、
窒素及び硫黄原子に加えて、1ないし3の芳香環及び/
またはヘテロサイクル環を含むことができ;酸素、窒素
及び硫黄原子はエーテル、チオエーテル、スルホキシ
ド、スルホン、スルホニウム、アルキルアミンもしくは
アルケニルアミン基、ヒドロキシル、ベンジルアミン、
アミンオキシド、第4級アンモニウム、アミド、イミ
ド、アルコール、エステル及び/またはウレタン基の形
態で存在する)の少なくとも1つの単位を含む化合物に
対するクロロ酢酸もしくはクロロ酢酸ナトリウムの作用
によって得られたポリマー、b)式: −D−X−D−X− (VII’) (ここで、Dは基
【化10】 を示し、Xは記号EもしくはE’を示し、少なくとも一
回E’とEは上述の意味を持ち、E’は、主鎖に7まで
の炭素原子を持つ直鎖または分岐鎖を持つアルキレン基
である二価の基を示し、該基は未置換か一または複数の
ヒドロキシル基で置換されていて、一または複数の窒素
原子を有し、窒素原子は、酸素原子で遮られていてもよ
いアルキル鎖で置換され、一または複数のカルボキシル
官能基または一または複数のヒドロキシル官能基を必要
的に含み、クロロ酢酸もしくはクロロ酢酸ナトリウムと
の反応によってベタイン化されている)のポリマー。
【0057】(9) N,N−ジアルキルアミノアルキ
ルアミン、例えばN,N−ジメチルアミノプロピルアミ
ンでのセミアミド化、またはN,N−ジアルキルアミン
でのセミエステル化によって部分的に変性されている
(C1−C5)アルキルビニルエーテル/無水マレインコ
ポリマー。これらコポリマーはまたビニルカプロラクタ
ムのような他のビニルコモノマーを含むことができる。
【0058】本発明において特に好ましい両性固定ポリ
マーは、(3)族のもの、例えば、そのCTFA名がオ
クチルアクリルアミド/アクリラート/ブチルアミノエ
チルメタクリラートコポリマー、例えばナショナルスタ
ーチ社によってAmphomer、Amhomer LV 71またはLovocry
l 47という名称で販売されている製品と、(4)族のも
の、例えば、メチルメタクリラート/ジメチルカルボキ
シメチルアンモニオメチルエチルメタクリラートで、例
えば、サンドズ社によってDiaformer Z301の名称で販売
されているものである。
【0059】必要ならば、アニオン性もしくは両性固定
ポリマーは、部分的もしくは全体的に中和化することが
できる。中和剤は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノー
ル、モノエタノールアミン、トリエタノールアミンもし
くはトリイソプロパノールアミン及び無機もしくは有機
酸、例えば塩酸もしくはクエン酸である。
【0060】有利には、適した溶媒は、少なくとも50
容積%のアルコール、好ましくは少なくとも70容積%
のアルコールを含む。本発明において、アルコールなる
用語は、C1−C4脂肪族アルコール、好ましくはエタノ
ールを指すものと理解される。
【0061】推進剤は、エアロゾル組成物の調製に通常
用いられる圧縮もしくは液化ガスからなる。圧縮され
る、空気、二酸化炭素あるいは窒素が、あるいは組成物
に溶解するあるいは溶解しないガス、例えばジメチルエ
ーテル、炭化水素及びその混合物が好ましくは用いられ
る。
【0062】エアロゾル組成物(流体+推進剤)に応じ
て、当業者であれば、所望の固体流量及び湿潤力特性を
得るために適切な分配手段を如何にして選択するかを知
っているであろう。上記で定義した特定の特性(CS
相)は、適切な分配手段を選択すること及び/または処
方を変えることにより得られる。
【0063】上記の特定の組成物に対して適切なバルブ
は、特に、0.35mmと0.60mmの間、好ましく
は0.40mmと0.50mmの間の直径を持つノズル
を持つストレートバルブで、有利には、内部絞りあるい
は追加のガス取り込みがないものである。これらは、特
に、コスター(Coster)社によってCoster T104 RA36/0
/4の名称で販売されているバルブ、あるいはプレシジョ
ン(Precision)社からの、追加のガス取り込みがなく
直径0.46mmのバルブ本体とノズルからなる、Prec
ision Experimental 15130の名称のバルブである。
【0064】上記の特定の組成物に対して適切な拡散器
は、特にプレシジョン社によってPrecision 216903-40A
D29の名称で販売されているプッシュボタン分配器であ
る。
【0065】また、本発明は、ケラチン繊維を処理する
方法において、30℃以上のガラス転移温度(Tg)を
有する固定物質を含有する組成物を、約4ないし17m
g/sの固体流量と50mg/s以上の湿潤力を得るの
に適している装置によって上記繊維に適用する方法にも
関する。
【0066】以下に実施例によって本発明を例証する
が、これは発明の範囲を制限するものではない。
【0067】実施例1:塗布操作に対する「湿潤力」の
重要性 以下の2つのエアロゾル装置を調製した: 組成物A BASF社によってUltrahold Strong の名称で 販売されているアクリル酸/アクリル酸エチ ル/N-tert-ブチルアクリルアミドターポリ マー 3.10g 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール 適量 中和化 エタノール 全体を100gとする量
【0068】この流体の65gがエアロゾル缶に導入さ
れ、ついでPrecision Experimetnal15130 バルブが嵌合
され、その後35gのジメチルエーテルが推進剤として
添加され、Precision 216903-40AD29 プッシュボタン分
配器が加えられた。この装置の特性は次の通りである: 固定物質のTg: 51℃ FS: 11mg/s 湿潤力: 55mg/s FAC: 550mg/s
【0069】装置2(比較例) 次の流体が調製される: 組成物B BASF社によってUltrahold Strong の名称で 販売されているアクリル酸/アクリル酸エチ ル/N-tert-ブチルアクリルアミドターポリ マー 4.28g 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール 適量 中和化 エタノール 全体を100gとする量
【0070】この流体の35gと20gのペンタンがエ
アロゾル缶に導入され、ついでPrecision Experimetnal
151/590 バルブ(プレシジョン社販売)が嵌合され、
その後43gのジメチルエーテルが推進剤として添加さ
れ、Precision 21 6943-40プッシュボタン分配器(プレ
シジョン社販売)が加えられた。この装置の特性は次の
通りである: 固定物質のTg: 51℃ FS: 11mg/s 湿潤力: 10mg/s FAC: 700mg/s
【0071】これら2つの装置が頭(頭当たり20秒)
に対して試験される。試験の結果、本発明に係る装置に
より所望の化粧品固定効果を得ることができることが示
される。これに対して装置2(比較例)では、満足すべ
き固定結果は得られない。
【0072】実施例2:良好な化粧品特性を得るための
「Tg」の重要性 次の流体を調製した: 組成物C VA/ビニルブチルベンゾアート/クロ トン酸コポリマー(CTFA) 4.28g 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール 適量 中和化 トリプロピレングリコールモノメチル− エーテル 0.29g エタノール 全体を100gとする量
【0073】 組成物D VA/ビニルブチルベンゾアート/クロ トン酸コポリマー(CTFA) 4.28g 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール 適量 中和化 エタノール 全体を100gとする量
【0074】65gの組成物CとDをエアロゾル缶にそ
れぞれ導入することにより、エアロゾル装置3及び4を
調製する。その2つの缶にPrecision Exp
erimetnal 15130バルブが嵌合され、3
5gのジメチルエーテルが推進剤として添加され、Pr
ecision 216903−40AD29 ブッシ
ュボタン分配器がついで加えられる。この2つの装置に
対して、FSは14.3mg/sで湿潤力は62mg/
sである。
【0075】これら2つの装置における固定物質のTg
は次の通りである: 装置3のTg(比較例): 23℃ 装置4のTg(本発明): 41℃
【0076】2つの装置の性能のレベルが、半頭試験に
おいて10の頭への2つの組成物のスプレー施与により
比較される。すべての場合、固定粉末は満足すべきもの
で互いに劣らない。一方、本発明に係る装置4によって
試験された側は比較例装置3によって試験された側より
もより快適に感じ、同様に、この同じ側でもつれのほど
き作業がより容易になり、もつれをほどいた後の感じも
またより快適であると考えられる。
【0077】実施例3:良好な化粧品特性を得るための
「FS」の重要性 次の流体を調製した: 組成物E VA/ビニルブチルベンゾアート/クロ トン酸コポリマー(CTFA) 4.00g 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール 適量 中和化 エタノール 全体を100gとする量
【0078】 組成物F VA/ビニルブチルベンゾアート/クロ トン酸コポリマー(CTFA) 5.00g 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール 適量 中和化 エタノール 全体を100gとする量
【0079】65gの組成物EとFをエアロゾル缶にそ
れぞれ導入することにより、エアロゾル装置5及び6を
調製する。その2つの缶にPrecision Experimetnal 151
30バルブが嵌合され、35gのジメチルエーテルが推進
剤として添加され、Precision 216903-40AD29 ブッシュ
ボタン分配器がついで加えられる。この2つの装置に対
して、固定物質のTgは41℃であり、湿潤力は62m
g/sである。
【0080】これら2つの装置における固定物質のFS
は次の通りである: 装置5のFS(本発明): 15.0mg/s 装置6のFS(比較例): 18.5mg/s
【0081】2つの装置の性能レベルが、半頭試験にお
いて10の頭への2つの組成物のスプレー施与により比
較される。すべての場合、固定粉末は満足すべきもので
互いに劣らない。一方、本発明に係る装置5によって試
験された側は比較例装置6によって試験された側よりも
より快適に感じ、同様に、この同じ側でもつれのほどき
作業がより容易になり、もつれをほどいた後の感じもま
たより快適であると考えられる。
【0082】実施例4:比較 装置4(65gの組成物D、Precision Experimetnalバ
ルブ 15130、35gのジメチルエーテル、Precision 21
6903-40AD29 ブッシュボタン分配器)で得られたもつれ
ほどき特性が市販の装置のものと比較された。
【0083】 装置 Tg Fs 湿潤力 もつれほどき 装置4 41℃ 14.3mg/s 62mg/s +++ *Pantene Pro V 50℃ 17.4mg/s >190mg/s ++ **Aqua Net 23℃ 16.8mg/s 190mg/s + ***Elnett Fixation Forte <30℃ >20mg/s 40mg/s ++ * プロクターアンドギャンブル(Procter & Gamble)社販売 ** Faberge社販売 ***ロレアル社販売 +ないし+++は種々の組成物のもつれほどき易さの特性の増加スケールを示す。
【0084】上記の表の結果は、実施例1ないし3にお
いて観察された結果と一致しており、「Tg」、
「FS」及び「湿潤力」の3つの特性を満たす本発明に
係る装置による場合のみ、強い固定特性と改善された化
粧特性を得ることができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適した溶媒中に少なくとも一の固定物質
    を含む液相(もしくは流体)と推進剤とからなるエアロ
    ゾル組成物を含む容器と、上記エアロゾル組成物を分配
    する手段とからなるエアロゾル装置において、固定物質
    が30℃以上のガラス転移温度(Tg)を有し、装置が
    約4ないし17mg/sの固体流量と50mg/s以上
    の湿潤力を得るのに適していることを特徴とするエアロ
    ゾル装置。
  2. 【請求項2】 16mg/s未満、好ましくは6ないし
    15mg/sの固体流量を得るのに適していることを特
    徴とする請求項1記載のエアロゾル装置。
  3. 【請求項3】 50mg/sないし125mg/sの湿
    潤力を得るのに適していることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のエアロゾル装置。
  4. 【請求項4】 固体濃度(CS)がエアロゾル組成物
    (流体+推進剤)の全重量に対して0.4重量%と5重
    量%の間、好ましくは0.6重量%と3.25重量%の
    間にあることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1
    項に記載のエアロゾル装置。
  5. 【請求項5】 エアロゾル組成物の流量(FAC)が50
    0mg/sと700mg/sの間、好ましくは550m
    g/s付近であることを特徴とする請求項1ないし4の
    何れか1項に記載のエアロゾル装置。
  6. 【請求項6】 流体/推進剤なる重量比が1より大き
    く、好ましくは1.2と3の間であることを特徴とする
    請求項1ないし5の何れか1項に記載のエアロゾル装
    置。
  7. 【請求項7】 固定物質が少なくとも一の固定ポリマー
    から本質的になることを特徴とする請求項1ないし6の
    何れか1項に記載のエアロゾル装置。
  8. 【請求項8】 固定ポリマーが、アニオン性、カチオン
    性、両性もしくは非イオン性ポリマーおよびその混合物
    から選ばれることを特徴とする請求項7記載のエアロゾ
    ル装置。
  9. 【請求項9】 適した溶媒が、少なくとも50容積%の
    アルコール、好ましくは少なくとも70容積%のアルコ
    ールを含むことを特徴とする請求項1ないし8の何れか
    1項に記載のエアロゾル装置。
  10. 【請求項10】 ケラチン繊維を処理する方法におい
    て、30℃以上のガラス転移温度(Tg)を有する固定
    物質を含有する組成物を、約4ないし17mg/sの固
    体流量と50mg/s以上の湿潤力を得るのに適してい
    る装置によって上記繊維に適用することを特徴とする方
    法。
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