JPH10165212A - 装身具の装着装置 - Google Patents

装身具の装着装置

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JPH10165212A
JPH10165212A JP34260996A JP34260996A JPH10165212A JP H10165212 A JPH10165212 A JP H10165212A JP 34260996 A JP34260996 A JP 34260996A JP 34260996 A JP34260996 A JP 34260996A JP H10165212 A JPH10165212 A JP H10165212A
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JP
Japan
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base
locking
cloth
insertion holes
head
Prior art date
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Application number
JP34260996A
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English (en)
Inventor
Tomoko Kinugasa
知子 衣笠
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾物を衣服の好みの場所に身体の活動の邪
魔にならないように収まりよく装着できるようにする。 【解決手段】 装飾物Sを固定する基台1と、基台1を
布地Nに固定する支持板10とから構成され、基台1の
係止板5に穿孔された二つの挿通孔7,7を先端部とし
て各挿通孔7,7を結ぶ円軌道9a上にそれぞれ係止部
8a,8aを有する長孔8,8が円軌道9aの内側に沿
って設けられているとともに、前記支持板10には二つ
の挿通孔7,7に対応する位置に挿通孔7,7よりも径
小で且つ長孔8,8の幅よりも径大な頭部11,11を
有する係止ピン12,12が立設されており、各係止ピ
ン12,12を布地Nの裏面から刺し通して各頭部1
1,11を各挿通孔7,7に貫入し、基台1を回動させ
ることにより頭部11,11を長孔8,8の係止部8
a,8aに導いて基台1を布地Nに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宝石類や貴金属類
を衣服に装着する装身具の装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】宝石類や貴金属類は、指輪やペンダント
などを始め広範囲の装身具として利用されており、なか
でも直接衣服に装着する装身具として、例えば、ネクタ
イピンやブローチ、カフスボタンなど典型的な形態のも
のが知られている。これら衣服に直接取り付ける従来の
装身具は、それぞれ使い方や取り付ける場所が決まって
おり、衣服のほぼ定まった場所に見映えよく機能的に装
着できるように一般に定形化された周知の装着装置が使
用されている。
【0003】近年になって、宝石類や貴金属類を従来の
ような典型的な装身具としてではなく、自由に自分の衣
服の好みの場所に新しい感覚で収まりよく装着したいと
いう要望が出てきているとともに、新しいアクセサリー
の開発が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来周
知の衣服に装着する装身具の装着装置は、衣服の多様な
場所を選ばずに宝石類や貴金属類を収まりよく装着でき
るようには構成されていない。例えば、ブローチピンの
タイプの装着装置によって装着される装身具は衣服の表
面で揺動し易い状態に取り付けられ、また、ネクタイピ
ンのタイプの装着装置によって装着される装身具は衣服
の裏面への突出部分が大きく、何れも身体の活動の邪魔
になり易いものであった。
【0005】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、宝石類や貴金属類からなる装飾物を新しいファッ
ション感覚で衣服の好みの場所に身体の活動の邪魔にな
らないようにぴったり収まりよく取り付けることができ
る装身具の装着装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、布地の表面に配置される装飾物を固定す
る基台と、前記基台を布地の裏面から固定する支持板と
から構成され、前記基台の係止板に所定間隔を置いて穿
孔された二つの挿通孔に連通し前記挿通孔を先端部とし
て前記各挿通孔を結ぶ円軌道上にそれぞれ係止部を有す
る同じ長さの長孔の少なくともその一部が前記円軌道の
内側に沿って設けられているとともに、前記支持板には
前記二つの挿通孔に対応する位置に前記挿通孔よりも径
小で且つ前記長孔の幅よりも径大な頭部を有する剛性の
弾性材からなる係止ピンが立設されており、前記各係止
ピンを前記布地の裏面から刺し通して前記各頭部を前記
各挿通孔に貫入し、前記基台を回動させることにより前
記頭部を前記長孔の前記係止部に導いて前記基台を前記
布地に固定するようにした。
【0007】また、長孔の係止部近傍を内側に寄せて長
孔に屈曲部を設けたことにより、基台の弛みを確実に防
止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図1乃至図4は、本発明の装身具の装着装
置の実施の形態を示すもので、装飾物Sを固定する基台
1と、この基台1を布地Nの表面に布地Nの裏面から固
定する支持板10とから構成されている。
【0010】基台1は、周壁2と、周壁2の基端の底板
3と、周壁1の内側にあって底板3の上方に位置する係
止板5と、周壁1の上端から起立して内向きの爪4aを
上端に有する宝石などの装飾物Sの固定部4とからな
り、横断面が円形となっている。
【0011】尚、基台1の形状は円形に限定されるもの
ではなく、楕円、多角形など自由な形状にできるととも
に、前記固定部4も装飾物Sの大きさや形状やその種類
によって壁状、支柱状など多様なデザインにできること
は言うまでもない。また、基台1に固定される装飾物S
もダイヤモンドなどの宝石類をはじめ、貴金属材料によ
る造形物、貴金属に宝石を散りばめた細工物など、その
種類や形を限定するものではない。
【0012】底板3には、図1(c)に示すように、中
心を挟んだ等距離の円軌道9上に上下に貫通する長孔状
の二つのガイド孔6,6が対向して穿孔されており、そ
の上方にある係止板5にはガイド孔6,6の先端部6
a,6aに対応した位置に挿通孔7,7が貫設されてい
る。尚、底板3は本発明の必須の構成要素ではなく、こ
れを省くこともできる。
【0013】係止板5には、図1(b)に示すように、
前記挿通孔7,7を先端部として各挿通孔7,7を結ぶ
円軌道9a上の逆時計回りの位置にそれぞれ係止部8
a,8aを有する同じ長さの長孔8,8が前記円軌道9
aの内側に沿って上下に貫設されている。そして、各長
孔8,8の各係止部8a、8aの近傍は僅かに内側寄っ
た屈曲部8bとなっている。
【0014】一方、支持板10は、基台1とほぼ同径の
厚みの薄い平坦な円盤状の板であり、支持板10の上面
には、ガイド孔6,6の先端部6a,6aおよび係止板
5の挿通孔7,7に対応する位置に、ガイド孔6,6お
よび挿通孔7,7よりも径小で且つ長孔8,8の幅より
も径大な先端の尖った頭部11,11を有する弾性のあ
る鋼材からなる係止ピン12,12が立設されている。
【0015】この係止ピン12,12は、それぞれ垂直
部12aと水平部12bとにL字状に折曲げ形成されて
おり、水平部12bの基端で止め金13によって基台1
上面に溶着や接着手段で固定されている。尚、図4に示
すように、止め金13内において係止ピン12,12の
間にコイルバネ14を介在させ、全体として弾性力の高
いU字状に形成してもよい。
【0016】以上のように構成された本発明の装身具の
装着装置を使用するには、まず、衣服や帽子など、身に
纏う物の布地Nの裏面から係止ピン12を刺し通して支
持板10を布地Nの裏面に密着させ、更に、係止ピン1
2を基台1のガイド孔6の先端部6a,から支持板5の
挿通孔7に貫通させ、頭部11を支持板5の上面に臨ま
せる。
【0017】次に、図2に示すように、基台1を時計方
向に回転すると、頭部11が係止板5の円軌道9aの内
側に沿った長孔8上を案内されるので、係止ピン12の
垂直部12aが弾性的に内側に傾くとともに、ピン12
の水平部12bも底壁2との間で布地Nを弾性的に挟ん
で上方に撓む。従って、基台1は適度の抵抗感を伴って
回転する。
【0018】そして、更に基台1の回転を進め、頭部1
1が屈曲部8bに達するとピン12による抵抗は更に強
くなり、頭部11が挿通孔7と同じ円軌道9a上にある
長孔8の係止部8aに達すると、係止ピン12の垂直部
12aは、図3に示すように、円軌道9,9a上に自己
復元力により弾性的に垂直に復帰し、頭部11が長孔8
上に係止して基台1を布地Nの上面に固定する。
【0019】以上、説明したように、基台1の回転は長
孔8の係止部8aの近傍の屈曲部8bによりピン12の
強い抵抗を受けるとともに、ピン12が弾性復帰するク
リック感を伴って締め終わる。従って、基台1の締め終
わりを確実に感知することができる。そして、固定され
た基台1は、長孔8が係止ピンの抵抗を受ける円軌道に
沿った内側にあるうえに、更に抵抗の大きい屈曲部8b
が設けられているので、その戻り動きによる弛みは確実
に防止される。
【0020】また、装着する布地Nの厚みにばらつきが
あっても、このばらつきは係止ピン12自身の弾性的撓
みによって吸収するので、基台1は布地Nの表面に弛み
なくしっかりと収まりよく固定される。
【0021】また、支持板10は厚みの薄い円盤状の板
であり、衣服などの布地Nの裏面に固着されても身体側
に突出して身体のを動きの邪魔になるようなことがな
い。従って、装身具を衣服はもとより身に纏う物の好み
の場所に体裁よく固定することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したような形態で実施される本
発明の装身具の装着装置は、以下に記載されるような効
果を奏する。
【0023】基台と、この基台を布地の裏面から固定す
る支持板とからなり、基台の係止板に所定間隔を置いて
穿孔した二つの挿通孔を先端部として各挿通孔を結ぶ円
軌道上の逆時計回りの位置にそれぞれ係止部を有する同
じ長さの長孔を前記円軌道の内側に沿って設けるととも
に、前記支持板には前記二つ挿通孔に対応する位置に挿
通孔よりも径小で且つ長孔の幅よりも径大な頭部を有す
る弾性材からなるL字状の係止ピンを立設し、係止ピン
を布地の裏面から刺し通して頭部を挿通孔に貫入し、基
台を時計方向に回動させることにより頭部を長孔の係止
部に導いて基台を布地に固定するようにしたので、装身
具を装着する衣服などの布地の厚みにばらつきがあって
も、係止ピン自身の弾性的撓みによって布地の厚みのば
らつきを吸収し、基台を布地の表面に弛みなくしっかり
と収まりよく固定できる。
【0024】しかも、支持板は厚みの薄い円盤状の板で
あるので、衣服や帽子、靴下、ネッカチーフなどの布地
の裏面に固着されても、身体側に突出して身体の動きの
邪魔になるようなことがない。従って、衣服はもとより
身に纏う物の好みの場所に体裁よく固定することができ
るので、装着場所が決められていない新しい用途の装身
具の装着装置として好適である。
【0025】また、長孔の係止部近傍に内側に寄った屈
曲部を設けたことにより、基台の締め終わりにピンが弾
性復帰するクリック感が伴うので、締め終わりが確実に
感知することができ、締め込み不足を防止できる。そし
て、固定された基台は、屈曲部の抵抗により弛みが確実
に防止されるので、不用意に衣服などの装着場所から脱
落してしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装身具の装着装置の作動前の状態を示
す(a)は断面図、(b)は(a)に示す係止板の説明
図、(c)は(a)に示す底板の説明図。
【図2】(a)は図1の作動中の状態を示す断面図、
(b)は(a)に示す係止板の状態を示す説明図。
【図3】図1の作動が完了した状態を示す(a)は断面
図、(b)は(a)に示す係止板の状態を示す説明図。
【図4】本発明の装身具の装着装置の別の実施の形態を
示す断面図。
【符号の説明】
1 基台,5 係止板,7 挿通孔,8 長孔,8a
係止部,8b 屈曲部,9 円軌道,10 支持板,1
1 頭部,12 係止ピン,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地の表面に配置される装飾物を固定す
    る基台と、前記基台を布地の裏面から固定する支持板と
    から構成され、前記基台の係止板に所定間隔を置いて穿
    孔された二つの挿通孔に連通し前記挿通孔を先端部とし
    て前記各挿通孔を結ぶ円軌道上にそれぞれ係止部を有す
    る同じ長さの長孔の少なくともその一部が前記円軌道の
    内側に沿って設けられているとともに、前記支持板には
    前記二つの挿通孔に対応する位置に前記挿通孔よりも径
    小で且つ前記長孔の幅よりも径大な頭部を有する剛性の
    弾性材からなる係止ピンが立設されており、前記各係止
    ピンを前記布地の裏面から刺し通して前記各頭部を前記
    各挿通孔に貫入し、前記基台を回動させることにより前
    記頭部を前記長孔の前記係止部に導いて前記基台を前記
    布地に固定することを特徴とする装身具の装着装置。
  2. 【請求項2】 前記長孔の係止部近傍を内側に寄せて前
    記長孔に屈曲部を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の装身具の装着装置。
JP34260996A 1996-12-06 1996-12-06 装身具の装着装置 Pending JPH10165212A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110431492A (zh) * 2017-03-16 2019-11-08 百达翡丽日内瓦公司 钟表部件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110431492A (zh) * 2017-03-16 2019-11-08 百达翡丽日内瓦公司 钟表部件
CN110431492B (zh) * 2017-03-16 2021-09-14 百达翡丽日内瓦公司 钟表部件

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010522