JP3003327U - メリットボタン - Google Patents

メリットボタン

Info

Publication number
JP3003327U
JP3003327U JP1994004117U JP411794U JP3003327U JP 3003327 U JP3003327 U JP 3003327U JP 1994004117 U JP1994004117 U JP 1994004117U JP 411794 U JP411794 U JP 411794U JP 3003327 U JP3003327 U JP 3003327U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
fitting
decorative member
shaft portion
button body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994004117U
Other languages
English (en)
Inventor
功 真下
Original Assignee
アカプルコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アカプルコ株式会社 filed Critical アカプルコ株式会社
Priority to JP1994004117U priority Critical patent/JP3003327U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3003327U publication Critical patent/JP3003327U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボタンの外観意匠を簡単に変更できるように
したメリットボタンを提供する。 【構成】 衣服に取付けられるボタン本体2と、このボ
タン本体2に着脱可能に取着された装飾部材8とからな
るメリットボタン1であって、ボタン本体2を、一方の
端部に形成され縫い糸が挿通する取付部4と、他方の端
部に形成された嵌合軸部5と、この嵌合軸部5の外周部
に形成された環状の係止溝6と、この係止溝6に連続し
て他方の端部側に形成された平行な辺部を有する小判形
の誘導部7とから構成し、装飾部材8に、嵌合軸部5に
嵌合する嵌合孔9を形成するとともにこの嵌合孔9内に
突出し係止溝6に係止する平行な2本の弾性係止部11
aを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衣服に取付けられて合わせ目を止めるボタンに係わり、特には、ボ タンの外観意匠を簡単に変更できるようにしたメリットボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ボタンは、衣服の合わせ目を止めたりポケットの蓋を止める実用的な目的とと もに、装飾を目的としたアクセサリー的な要素が大きく、装飾的のみの目的でブ ローチ的に用いられることもある。 また、同じ衣服であっても、ボタンの意匠を変化させることによりイメージが 変わるものであり、特に婦人服の場合には、スカーフやブローチ等アクセサリー との組合せにより、フォーマルな服装となったりまたは普段着にもなる。また、 黒の服に白いボタン、白いネクタイを着用すれば慶事に適応でき、また、ボタン を黒に変えれば仏事に着用できるなど、ボタンを変えるだけで衣服の用途が多様 に拡大されるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、従来のボタンは、装飾部がボタン本体と一体になっているので、 ボタンの意匠を変化させる場合は、ボタン全体を取替えなければならない。従っ て、衣服からボタンを取外し、新たなボタンを取付けるので、ボタンの取替えが 甚だ面倒であるという問題があった。
【0004】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ボタンの外観意 匠を簡単に変更できるようにしたメリットボタンを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、衣服に取付けられるボタン本体と、このボタン本体に着脱可能に取 着された装飾部材とからなるメリットボタンであって、 前記ボタン本体を、一方の端部に形成され縫い糸が挿通する取付部と、他方の 端部に形成された嵌合軸部と、この嵌合軸部の外周部に形成された環状の係止溝 と、この係止溝に連続して他方の端部側に形成された平行な辺部を有する小判形 の誘導部とから構成し、 前記装飾部材に、前記嵌合軸部に嵌合する嵌合孔を形成するとともにこの嵌合 孔内に突出し前記係止溝に係止する平行な2本の弾性係止部を設けたところに特 徴を有する。
【0006】
【作用】
本考案のメリットボタンは、ボタン本体が取付部を通した縫い糸により衣服に 取付けられる。 そこで、装飾部材の嵌合孔をボタン本体の嵌合軸部に嵌合させて押し込むと、 2本の弾性係止部が嵌合軸部に拡げられながら進入し、誘導部を通過したところ で係止溝に係止する。これにより、装飾部材がボタン本体に取着されて、脱落す ることがない。
【0007】 装飾部材をボタン本体から分離するときは、まず、装飾部材を回しながら2本 の弾性係止部と誘導部の平行な辺部を一致させる。そして、装飾部材を軽く引き 抜けば、2本の弾性係止部が係止溝から誘導部の平行な辺部へ移動する。そこで 、装飾部材を約90度回わすと、2本の弾性係止部が誘導部の円弧部に移動する ので、装飾部材は嵌合軸部から簡単に引抜くことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案のメリットボタン1につき図1〜図5を参照して説明する。 まず、図1〜図3において、ボタン本体2は、金属例えば鉄又は真ちゅうに金 、銀、ニッケルなどのメッキを施したりあるいは合成樹脂例えばカゼイン樹脂、 アセテート樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール 樹脂等から形成されており、中央部に鍔部3が形成されている。ボタン本体2の 一方の端部即ち鍔部3の下面部に取付部としてのリング4が設けられ、このリン グ4を通した糸により衣服に縫い付けられる。
【0009】 また、ボタン本体2の他方の端部即ち鍔部3の上面部には、円柱状の嵌合軸部 5が形成されている。この嵌合軸部5の端部には、先端が径小となるテーパー部 5aが形成されており、中央部に環状の係止溝6が形成されている。また、図1 ,4に示すように、係止溝6に連続してテーパー部5aとの間に小判形の誘導部 7が形成されている。この誘導部7は、嵌合軸部5と同径の円弧部7aと、互い に平行な辺部7bとから構成され、嵌合軸部5との間に段部5cが形成されてい る。尚、テーパー部5aは必ずしも必要なものではなく、適宜形成すればよく、 また、ボタン本体2の取付部は、リング4に替えて鍔部3に複数のボタン孔を形 成し、これらのボタン孔を通した糸により衣服に縫い付けてもよい。
【0010】 装飾部材8は、木の実、金属、皮骨、ガラス、貝などの天然素材または、合成 樹脂例えばカゼイン樹脂、アセテート樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ リエステル樹脂、フェノール樹脂等から形成されている。この装飾部材8には、 中心部に嵌合軸部5が嵌合する嵌合孔9が形成されている。
【0011】 また、嵌合孔9に直交するように凹部10が形成されており、ここに係止ばね 11が抜け止め状態に装着されている。この係止ばね11は、円形断面を有する ステンレス鋼または燐青銅などからU字状に形成されて弾性を有しており、両辺 部は嵌合孔9内に突出して互いに平行な弾性係止部11aとなって、係止溝6に 係止される。また、弾性係止部11a,11a間の間隔Aは、誘導部7の辺部7 b,7bの寸法Bよりも若干小さく設定されている。
【0012】 つぎに上記構成の作用について説明する。 ボタン本体2はリング4を通した縫い糸により衣服に取付けられている。 装飾部材8を装着する場合は、装飾部材8の嵌合孔9を、ボタン本体2の嵌合 軸部5に嵌合させて押し込むと、2本の弾性係止部11aが嵌合軸部5のテーパ ー部5aに拡げられながら進入し、誘導部7を通過したところで係止溝6に係止 する。これにより、装飾部材8がボタン本体2に取着され、メリットボタン1が 構成される(図2,3参照)。 係止ばね11の弾性係止部11aは、係止溝6に弾性的に圧接され、係止溝6 の側面即ち嵌合軸部5に当接しているので、装飾部材8がボタン本体2に対して 抜け止め状態に保持される。
【0013】 装飾部材8をボタン本体2から分離するときは、まず、図4,5に示すように 、装飾部材8を回しながら2本の弾性係止部11aと誘導部7の辺部7bとを一 致させる。装飾部材8及びボタン本体2に合わせマークを付けておけば、作業が 簡単にできる。これにより辺部7bと弾性係止部11aとの重なり量は嵌合軸部 5と弾性係止部11aとの重なり量よりも小さくなる。 そして、装飾部材8を図4に示す矢印C方向へ軽く引き抜けば、2本の弾性係 止部11aが係止溝6から誘導部7の辺部7bへ移動し、段部7cに衝突して停 止する。そこで、装飾部材8を約90度回わすと、図6に示すように、2本の弾 性係止部11bが拡げられながら誘導部7の円弧部7aへ移動する。ここで、装 飾部材8を矢印C方向へ引き抜けば、2本の弾性係止部11bが嵌合軸部5の表 面を摺動するので、装飾部材8は嵌合軸部5から簡単に引抜くことができる。
【0014】 ところで、メリットボタン1の意匠を変更したい場合がある。このときは、前 述の手順により、装飾部材8をボタン本体2から取外す。そして、図7に示す別 の意匠の装飾部材21をボタン本体2に取付ければ、ボタン本体2を衣服に取付 けたままの状態で意匠の異なるメリットボタン22に変更することができる。
【0015】 上記実施例によれば、つぎの効果を奏する。 1,ボタン本体2を衣服に縫い付けた状態で装飾部材8を簡単に取替えできる ので、メリットボタン1を意匠の異なるメリットボタンに適宜に取替えることが 可能となり、同じ服でも、フォーマル着にもカジュアル着にも多様に利用できる 。 2,装飾部材8を装着する場合は、装飾部材8の嵌合孔9を、ボタン本体2の 嵌合軸部5に嵌合させて押し込めば、2本の弾性係止部11aが嵌合軸部5に拡 げられながら進入し、係止溝6に抜け止め状態に係止されるので、装着が簡単で あり、また、衣服を着用中に装飾部材8が脱落することがない。 3,装飾部材8をボタン本体2から分離する場合は、装飾部材8を回しながら 矢印C方向へ引き抜けば、誘導部7が弾性係止部11aと嵌合軸部5との重なり 量を順次小さくするので、装飾部材8の取外しが容易にできる。
【0016】 4,近年、衣服の安全性を高めるため最終段階において、検針器を通して衣服 に縫い針が残留していないことを確認している。検針器は、衣服に金属がある場 合に作動するように構成されているので、装飾部材8に金属が使用されている場 合には検針器の利用ができないのが現状であった。 然しながら、本願考案においては、衣服にボタン本体2のみを取付け、検針行 程を通過したのち装飾部材8を取付ければ検針器を利用することができるので、 安全性が著しく向上できる。
【0017】 5,従来、ボタン付けミシンにより足付ボタン(ボタン本体2にリング4を固 着したもの)を衣服に縫いつける場合、ボタンに即した治具を取付け、この治具 により針を誘導して取付けている。婦人服のようにボタンの意匠が多種多様の場 合には、多種多様なボタンに対応した数量の治具が必要であり、設備費用がかか るので、一般には手作業により縫いつけている。このため、ボタンの取付けに手 数がかかっていた。 然しながら本願考案においては、衣服にボタン本体2のみを取付けるので、1 種類の治具を製作すれば全てのボタンに適用することができ、ボタン本体2を縫 いつけるためにボタン付けミシンを利用することができて、製造コストを著しく 低減することができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、衣服に取付けられるボタン本体と、このボタン本体に着脱可能に取 着された装飾部材とからなるメリットボタンであって、前記ボタン本体を、一方 の端部に形成され縫い糸が挿通する取付部と、他方の端部に形成された嵌合軸部 と、この嵌合軸部の外周部に形成された環状の係止溝と、この係止溝に連続して 他方の端部側に形成された平行な辺部を有する小判形の誘導部とから構成し、前 記装飾部材に、前記嵌合軸部に嵌合する嵌合孔を形成するとともにこの嵌合孔内 に突出し前記係止溝に係止する平行な2本の弾性係止部を設けたので、メリット ボタンの外観意匠を簡単に変更でき、装飾部材の装着及び取外しが容易であり、 しかも、衣服を着用している間に、装飾部材が脱落することがないという効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を破断して示す分解斜視図である。
【図2】縦断正面図である。
【図3】図2においてIII−III線に沿って破断した平面
図である。
【図4】装飾部材を分離する過程を示す縦断正面図であ
る。
【図5】図4と同じ過程における横断面図である。
【図6】図5と異なる過程における横断面図である。
【図7】他の実施例における縦断正面図である。
【符号の説明】
1 メリットボタン 2 ボタン本体 4 リング(取付部) 5 嵌合軸部 6 係止溝 7 誘導部 7b辺部 8 装飾部材 9 嵌合孔 11 係止ばね 11a弾性係止部 21 装飾部材 22 メリットボタン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服に縫い糸を介して取付けられるボタ
    ン本体と、このボタン本体に着脱可能に取着された装飾
    部材とからなるメリットボタンであって、 前記ボタン本体を、一方の端部に形成され縫い糸が挿通
    する取付部と、他方の端部に形成された嵌合軸部と、こ
    の嵌合軸部の外周部に形成された環状の係止溝と、この
    係止溝に連続して他方の端部側に形成され平行な辺部を
    有する小判形の誘導部とから構成し、 前記装飾部材に、嵌合軸部に嵌合する嵌合孔を形成する
    とともにこの嵌合孔内に突出して前記係止溝に係止する
    平行な2本の弾性係止部を設けたことを特徴とするメリ
    ットボタン。
JP1994004117U 1994-04-19 1994-04-19 メリットボタン Expired - Lifetime JP3003327U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994004117U JP3003327U (ja) 1994-04-19 1994-04-19 メリットボタン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994004117U JP3003327U (ja) 1994-04-19 1994-04-19 メリットボタン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3003327U true JP3003327U (ja) 1994-10-18

Family

ID=43139275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994004117U Expired - Lifetime JP3003327U (ja) 1994-04-19 1994-04-19 メリットボタン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3003327U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0353364B1 (en) Snap fastener
US6568044B1 (en) Attachment device for pliant material
JP3003327U (ja) メリットボタン
KR200239482Y1 (ko) 결합식 링단추
KR101723208B1 (ko) 의류 장신구
US2334104A (en) Removable cap button
JP3002213U (ja) メリットボタン
US3186050A (en) Button device
US20050150085A1 (en) Fastener for attaching a button to a piece of fabric or garment
US20080005871A1 (en) Button repair kit
CN209421087U (zh) 一种耐磨纽扣
US3170209A (en) Fastener
JP3039313U (ja) 衣 服
US219743A (en) Improvement in buttons
CA1309231C (en) Button with grommet
JP3068520U (ja) 縫い付けバックル
KR200244375Y1 (ko) 임시용 단추를 구비한 의류
JP3006806U (ja) 被服用ボタン、及び装身セット
KR200193562Y1 (ko) 단추
JPH0268003A (ja) 織地を結合するホツク
JPH0819404A (ja) ネクタイ止め
JP3142174U (ja) 衣服用被取付体
JPH0716106A (ja) 化粧面のある表部分を着脱できる衣類の釦
KR200230438Y1 (ko) 악세사리 겸용 의복 고정구
JPH0534001B2 (ja)